2018年10月20日 恵那山(日帰り?)
登山者用P~広河原登山口~~恵那山山頂小屋~恵那山神社(恵那山山頂標識)~広河原登山口~登山者用P
ガッカリ百名山といわれている中央アルプス最南端のお山、恵那山にソロで行って来ました!展望がないというウワサなので、行くなら展望以外を楽しめる残雪か紅葉の時期…と思っていたので、麓の紅葉にはちょっと早いかな?と思いつつも行ってみることにしました。
早朝におうちを出て、中央道で飯田山本ICに向かいました。高速を走ってる間、曇ったり、晴れて星が見えたりお天気がコロコロ変わるからどーかなーと思ってたんだけど、飯田山本ICに近づいてきたら周りの山々がめっちゃガスに包まれてどんよりしてきて…。さすがに行き先変更しようかともチラっと思ったんだけど、とりあえず登山口まで向かってみることにしました。飯田山本ICを下りて走ってたら、どんどん雲は消えて晴れてきて、駐車場に着く頃には快晴になってました。6:00過ぎで駐車場は7割くらいの埋まり具合だったかな?準備をしてる間にもどんどん車入ってきていました。
気圧の谷が通過する影響で昼過ぎからお天気が崩れる予報だったので、SCWで雨雲予測を確認して、遅くても14:00に登山口に下りて来ると決めて歩き出しました。こんな寒いのに濡れたりしたらサイアクだし…。駐車場の周りのお山はすでに紅葉が始まってました。
紅葉には早かったかな?と思ったけど、ちょっと遅いくらいだったのかも?なんて思いながら、朝日でオレンジに染まる山肌を眺めながら林道を歩いて行きました。帰りにお天気がよければかなり綺麗なんだろーけど、きっと雨だから今のうちって思って、登山口に着く前から写真撮りまくり(笑)。かなりたくさんのヒトに抜かされちゃいました。
緩ーく上りになってる林道を歩いていくと、広河原登山口に着きました。川に下りると新しい橋がかかってました。水量が少なければ橋がなくても渡渉できそうです。
川を渡って、登山道に入って行きまーす。しばらくは九十九折に登って行く感じです。
すぐにちょっと石がゴロゴロしたところが出てきました。そんなに歩きにくい感じはなかったです。
登山道に日が差してきました。やっぱり、薄暗いより明るい方が俄然テンションが上がります。笹原の歩きやすい道を進みます。
ふと上を見上げたら紅葉が~♪ 遠くてよい見えないけどカエデっぽい。このアタリはまだまだ緑色の葉っぱもありました。
あっとゆー間に1/10に到着です。山頂まで2.8kmだそーです。距離的には全然長くないけどね。
歩きやすい道だなーと思ってたら、奥の方に丸太のハシゴが見えてきました。
そして、石ごろゴロの登りも。落ち葉が積もってるし、雨が降ったら下りは滑りそう(汗)
このたまに出てくる丸太のハシゴ?階段?が湿ってて、滑りそうでちょっと恐怖を感じました。できるだけ使わないように歩いたけど。
ゆるゆる歩いて2/10を通過。山頂まで1.9kmってなってたから、300m毎に立ってるみたいです。登山道いは落ちたばかりっぽい綺麗な葉っぱがけっこうありました。これはコミネカエデかな?
こんな笹が生い茂るところを歩くこともありました。
ゆるゆる歩いてるんだけど、なんか全然カラダが慣れていく感じがしなくてペースが全く上がらず…。山頂までたどり着けるかなぁ(汗)
とりあえずちょこちょこ足を止めて紅葉を見上げて休憩してみたり。
なんとか3/10を通過…って、まだ3/10だよ(泣)。やっぱり体調悪いっぽいから戻ろうかどうしようか迷いながらもとりあえず歩き続けました。横を向くと奥にカラマツが見えたけど、ちょっと色が薄そうな感じでした。ここはカラマツの黄葉がキレイみたいなので楽しみにしてたんだけど、残念です。
また丸太だ…。みんな使ってないらしく、よこにしっかり踏み跡がありました。ここは新しいルートだから、登りにくいところは丸太階段作ってくれたんだろーけど、実際は登りにくくてみんな使ってないとゆー現実。
4/10はちょっとしたスペースがあって、休憩するには良さそうなポイントでした。まだ、半分以上あるけど、少し平坦な道になったのでもうしばらく歩いてみることにしました。
樹林帯を抜けると背丈ほどもある笹の間を登って行きました。空が青くて気持ちいい~♪
このアタリのは紅葉はほとんど終わってました。でも、ナナカマドの真っ赤な実が真っ青な空に映えてました。こんなにいいお天気なのにホントに崩れるのかな?って思っちゃうけど、どの予報でも言ってたからきっと崩れるんだろーな。
登山道近くで唯一キレイに残ってたハウチワカエデ…
南アルプスが見えてきたよ~♪ 下界が曇ってただけに、雲海になってました。
ちょいちょいちょこっと樹林帯に入って行きます。
5/10でやっと半分…。あと半分も登れるのかなって思いながらも、なんとなく歩き続けました。だって、体調よくなかったけど、こーゆーところに出ると気持ちよかったんだよね。
展望ないってウワサだったけど、4/10を過ぎて樹林帯を出たアタリからこんな景色を見ながら歩くことができます。なかなかいい眺め♪
カラマツの黄葉にはこの標高でもまだ早かったみたい。
気持ちのいい道が続きます。風はないし、登ってると暑いくらいでした。
カラマツ…?ずいぶんイビツな形だけど(苦笑)
とってもいい眺めなので、少し登る度に写真撮っちゃいます(笑)
ほとんど落葉しちゃったカエデの後ろには甲斐駒ヶ岳…かな?
6/10を過ぎると甲斐駒ヶ岳がさらによく見えるようになりました。
樹林帯に突入~っ!
根っこの道を登って行きます。やたら疲れるので、根っこに座ってちょっと休憩…。やっぱり体調悪い(汗)
7/10を過ぎるとまた樹林帯から抜けました。7/10で山頂まであと1.0kmです。なんとか行けそうな気がしてきました。
あれはこの間登った御嶽山かなぁ?ちょっと雲がかかってるね。
再び樹林帯に入って行きます。やっぱり根っこの道。そして、根っこでまたしても休憩…
8/10まで来ました。山頂まであと0.7km。ここまで来たらさすがに諦めきれないので登ります!下ってくるオジサンが『ここからはほぼ平らだよ~』って声をかけてくれてちょっとホッとしました。
オジサンの言う通り、ほぼ平らなゆるーい登り。石がゴロゴロしてるけど、そんなに歩きにくくはなかったです。
遂に9/10まで来ました!8/10から9/10までだけ400mだった(笑)
わわっ!この標高でも残ってる紅葉がありました。
笹の間を通って…
石ごろの道をゆるーく登って…
最後に石階段みたいなところを登ると…
ついに恵那山の山頂標識に到着しました。ふぅ、なんとかここまで来れてよかった…。展望台?に登ってみたけど、ウワサ通り木々が邪魔で展望はなし。ここで休憩したかったけど、ちょーど大人数のツアーがいたのでそのまますぐに避難小屋に向かいました。
避難小屋は神坂峠の方に向かいます。山頂標識広場のすぐ裏には恵那神社の本社がありました。
六乃宮社、五乃宮社の前を通って、少し下って行くと避難小屋に着きました。
避難小屋前では、たくさんのヒトが休憩してました。神坂峠から登ってきたヒトがけっこういるのかなー?だんだん雲が増え始めてたので、とりあえずザックをデポして小屋裏の見晴しがいいとウワサの岩に登ってみることにしました。
イチバン高い岩の上に立ってみました。いい眺めなんだけど、すでに峰々は雲に包まれてました…
岩の裏から先に道が続いたので行ってみると、神坂峠に向かう登山道に合流しました。地図を見る限り、最高地点はもーちょっと先っぽかったので少し歩いて行ってみると四乃宮社に着きました。四乃宮社の裏側にも道が続いていたから行ってみると、ちょっと開けてて、神坂峠方面がよく見えました。スッキリ晴れてれば遠くのお山も見えそうだったので、ここでランチするのか正解かもしれないです。
この先、神坂峠方面に少し進むと展望ポイントがあるっぽかったけど、展望は期待できなかったので避難小屋前に戻ってランチにしました。でも、だんだん曇りがちになってきて、日が陰るとかなり寒くて、薄いグローブしてても手がかじかんじゃったくらい。いつ降ったのかわかんないけど、ちょっと雪が残ってたしね…。ってことで、長居はせずに下山開始~
うわー、空の大半を雲が占めるよーになってきちゃった。雨が降ってきたらめちゃくちゃ滑りそうな登山道だから、雨が降る前に林道まで下りるべく、まずは山頂標識があるところまでサクサク戻りました。
行きは団体さんが1組だけだったけど、それ以上にたくさんのヒトが休憩してました。ヒトが少なかったら山頂標識のところで自撮りしよーかと思ってたけど、あまりにもヒトが多くて恥ずかしかったので止めました。
下山し始めると怪しい雲が山頂方面にモクモクと湧いてきてました。でも、下界はまだお日さまが当たってるところがありました。隣のお山の山肌は、ちゃんと日が当たってればイロトリドリでかなり綺麗そうです。
カラマツ~♪
何の葉っぱかな?黄葉でキレイ~
ところどころに残る葉っぱたち…
真っ赤なのもちょっとだけ残ってました。
登りの時は景色に見とれてて気づかなかったけど、お花も咲いてました。アキノキリンソウ…
ヒヨドリバナかな?
どんどん厚い雲が押し寄せて来てたので、どんどん下山します。
急いでおりたかったけど、雨は降ってなかったものの岩も落ち葉も丸太も湿ってて滑りやすかったので、ところどころで紅葉をチラチラ見ながらめちゃくちゃ丁寧に下りて行きました。
日差しがあったらかなりキレイだったはず…
真っ赤なコミネカエデとモフモフのコケ…
登山口近くまで下りてくるとかなり紅葉がいい感じになってきました。朝は朝日で染まっててよくわからなかったけど、何気にかなり綺麗でした。
いいね、いいね~♪
ちょっと露出失敗しちゃったけど、実際はここもキレイでした!
うーん、秋色だねぇ。でも、紅葉を目的に来るのなら神坂峠から登るか、周回したほうがいいのかも?
橋を渡って、登山口に着いたところで雨がポツポツ降ってきました。計算通り(笑)。林道はほとんど木の下を歩けるから濡れないかなって思ったけど、だんだん本降りになってきて濡れ始めちゃったので、折傘をさして歩きました。朝はあんなに綺麗だった山肌もガスってきちゃってほとんど見れず…
林道でチラホラ見かけたアジサイ…
傘を差しながら最後の1枚!
駐車場まで戻ってきて、すぐに翌日登る前掛山に向かって移動開始しました。紅葉のめちゃくちゃ綺麗な中山道を通って、道の駅 くるみの里雷電へ。くるみが名産ということで、大好きなくるみ蕎麦と迷ったけど、明日はちょっと長めにしっかり歩かないといけないから、くるみ味噌カツをガッツリ食べました。ちょっと油切れが悪かったけど、千切りキャベツが食べ放題だったし、オナカがめちゃくちゃ空いてたから美味しかったです(笑)。高峰高原ビジターセンターまで行って車中泊しようと思ってたからガッツリダウンの上下を持ってきてたけど、昼間に雪が降ったっぽくてかなり冷え込みそうだったし、寒くて途中で目が覚めてちゃんと寝れないのはイヤだったので、そのままくるみの里雷電で寝ることにしました。
ガッカリ百名山といわれてる恵那山…。確かに、わーっ!ていうのは1つもなかったかも(笑)。でも、きっと百名山になっているのはそれなりの理由があるに違いないです。今回はみつけられなかったけどね。広河原ルートは新しくできたルートだから、登りやすさが優先されてるよーな気がしました。お天気がよければ周回したかった神坂峠からのルートの方が展望もあって紅葉も楽しめそうなので、次に登る機会があったら神坂峠から登りたいと思いまーす!
2018年10月7日 杓子山~高座山(日帰り)
忍野村ふれあいホールP~養鶏場~雨乞山分岐~立ノ塚峠~子ノ神~杓子山~大榷首峠~高座山~鳥居地峠~忍野村ふれあいホールP
北アルプスに行くにはラストチャンスの3連休…。せっかく涼しくなったから、暑い時期に登るのは大変そうな笠ヶ岳に行きたいなって思ってました。台風がスピードを上げて土曜日の早い時間に通過してくれれば、日曜に大きな影響はでないかも?と読んでいたんだけど、日曜は昼までガスガス&強風の予報。さすがに自分の足じゃ昼前に稜線に出ることはないとは思ったけど、もし稜線に出た時に歩けないくらいの強風だったら笠ヶ岳山荘に辿り着かないかもしれない…と安全を第一に考えて、泣く泣く断念。風の影響を受けなそうな奥秩父の金峰山や瑞牆山も候補だったけど、この時期に東日本ではここでしか見れないという稀少なお花に会いにソロで杓子山&高座山に行って来ました!
今回は立ノ塚峠を経由して周回しようと思ってたので、内野浅間山神社を目指してゆっくりと6時過ぎにおうちを出ました。杓子山みたいな低山でもお昼までは強風予報だったので、内野浅間山神社から反時計回りに歩いて、昼過ぎに下山すればお花の写真を撮る時には風がなくなってちょーどいいかなって思ってました。道志道が崩落で通行止めになってるという情報が入ってたので、迂回ルートはあったけど無難に秋山経由で向かいました。さすがに時間が時間だったので交通量は多かったけど、渋滞することもなく順調に内野浅間神社に着きました。読み通り、駐車場には車はなかったから邪魔にならないようにイチバン端っこに車を停めて、トイレに行ってから出発~と思って女子トイレの個室のドアを開けたら…血の気が引きました。クモかコオロギかその中間かってゆー感じの足が長めの虫が何十匹とザワザワザワっと一斉に動きました。気持ち悪くてすぐにドアを閉めて、隣の個室を開けたけど同じ状態(泣)。勇気を出して入ろうかと思ったけど、やっぱり無理だったので近くのセブンイレブンに行って、何となく浅間神社には戻る気になれなかったので、忍野村ふれあいホールに車を停めることにしました。
ふれあいホールからまずは養鶏場に向かって車道を歩き始めたけど、風はほとんどないし、気温は高めですでに暑いっっ。しかも、ショートカットだと思って用水路沿いを歩いて行ったら草がボーボーで歩きにくかった(汗)。これならちょっと遠回りでも車道を歩いてくればよかったよ…。養鶏場独特のニオイがするところは足早に通り過ぎて、車はほとんど通ることのなさそうな緩い傾斜の車道を歩いて行きました。ここでもすでに倒木がチラホラ…。そして、雨乞山分岐から林道(といっても車は通れなさそう…)に入って行きました。
連チャンで来た大型台風のせいで、すでにこのアタリでも枝や葉っぱがめちゃくちゃたくさん落ちててなかなか歩きにくかったです。道が激しくえぐれてるところもあったけど、今年の大雨のせいなのか、元からだったのかはよくわかりません…
ちょこちょこお花も咲いてました。今日は、ミラーレス修理中でコンデジ。ナギナタコウジュを撮ってみたけど、久々のコンデジに苦戦気味…(苦笑)
ハナニガナ…
しばらく歩いていくと、倒木まではいかないけど大きな枝がけっこう落ちてたりもしたので、“この調子で杓子山に辿り着けるのかな?”ってちょっと思い始めました。鳥居地峠からピストンするヒトが圧倒的に多いだろーし、台風からそんなに日が経ってなかったし、全然踏み跡が見当たらなかったから、途中で戻ることも覚悟しながら歩き続けました。
そして、立ノ塚峠に到着。ここは、石割山に向かう二重曲峠への分岐になってます。紅葉の時期に石割山からの縦走とかも楽しそう♪
ゲンノショウコがひっそり咲いてました♡
ここから登山道になるんだけど、いきなりの草ボーボーで全然ヒト入ってないのかな?ってちょっと心配になったけど…
すぐに道は整備された感じになったものの、なんだこりゃーってくらいの倒木だらけ(汗)。それでもこのアタリの倒木は大したことなかったけど、上の方で通れないような倒木があるかもだし、ホントに撤退になっちゃうかもしれないなって思いました。もし、そーなっちゃったら、鳥居地峠まで戻って目的のお花だけ見に行こうと思ってたけどね。
とりあえず、お天気もいいし、行けるところまで行きまーす。
色づきつつあるマムシグサの実…
うわっ、デカめのヤツ出た!左右が切れ落ちてるわけじゃないから避けられるんだけど、無駄に体力使わされちゃうんだよね…
ス、スミレ?!狂い咲きだね…
リュウノウギク…
だんだん傾斜がキツくなってきました。なかなかの急登です。ふぅ…
まだトリカブトも咲いてる~♪ ってウキウキ写そうとしたらコンデジがオカシイ!写せるんだけど、なかなかマクロで撮れないっ(汗)。確かに、薄暗かったりするとなかなかピントが合わなかったりしてたけど、もう完全に明るいし、小さくもないのにピントが合わない(泣)。しかも、バッテリーフル充電して来たのに“バッテリーを充電してください”ってメッセージが何回も出る。しばらく使ってなかったから調子悪くなっちゃったのかなぁ。この先の登山道の荒れ具合も心配だったけど、このコンデジで目的の小さいお花を撮れるのかもめちゃくちゃ不安になりました…
ちょこちょこ出てくる倒木を避けながら急登と歩いてたら、山と高原地図にある展望のよいところアタリに着く頃にはグッタリ。しかも、この時期稀にみる気温の高さで汗だくだし、おまけになんだかちょっと体調もよくなかったし。展望地からが本日イチバンの急登だったんだけど、休み休み登りました。
遂に岩場っぽいところキターーーーー!アスレチックみたいで楽しい♪
イイね、イイね~。ただの急登よりこーゆーアスレチッキーなところが好き♡
わわわーっ!ちょっと紅葉してる!!
まだまだ紅葉には全然早いと思ってたのに、赤く色づき始めた葉っぱに会えちゃいました。
ミドリとアカ…キラキラだょ☆
今まで木々の合間からしか見えなかった富士山が、ここへ来てようやくドーンと見えました。後でたくさん見れるから、まだ見えなくてもよかったんだけどね(笑)
アスレチックはまだまだ続きまーす。
ロープもあるし(使わないけど)、ステップもあるから難しいところはないです。でも、写真は撮り忘れたんだけど、こーゆー岩場の途中にデッカイ倒木があって、そこは左右に避けられないし、どーやって越えようかな?ってちょっとだけ迷いました。なんとか乗り越えたけどね~
岩場は楽しくてグイグイ登ってたんだけど、岩場が終わったらなんかカラダがキツくて、ちょっと歩いては休んでの繰り返しになっちゃいました。
リンドウがポツポツ出てきました。カワイイー♡
ハバヤマボクチ…かな?
岩場が終わってからの登りはかなりペースダウンしちゃったけど、何とか子ノ神まで登ってきました。前も見つけられなかったんだけど、肝心な神様はどこにいるの?
鹿倉山は展望があるわけでもないし、特に見どころもないので行きませんでした。紅葉の時期ならブナが綺麗かもね。ということで、笹原の中を杓子山に向かいます。
このアタリもちょっとだけ紅葉してました。今度は紅葉の時期に歩いてみたいなぁ。
下ってまーす。やっぱり下りは楽チン♪ 杓子山までは軽くアップダウンがあります。
白が入ったトリカブト…。トリカブトはアチコチにたくさん咲いてたなぁ。
混んでる山頂よりも、空いてて見晴しのいいところでランチしようと思って、前に見つけてた岩場でランチ休憩~♪ 静かでお気に入りの場所。
これから向かう杓子山もよく見えます。やっぱり、紅葉にはまだまだ早いんだね。10月末くらいかな?ここでのんびりしよーと思ってたけど、直射日光が暑すぎて長居できず(汗)。ちょっとだけ休んで山頂に向かうことにしました。
ロープがついてるちょっと急な下り。ロープは使わなくて問題ないレベルだけど、滑らないよーに注意して下りました。
真っ赤になってないのにボロボロのカエデ…(汗)。ハウチワカエデかな?
このポワポワはマルバダケブキかな?
このポワポワは??
アキノキリンソウは終盤…
この笹原をゆるーく登って行くと杓子山の山頂に到着です。
杓子山の山頂は思ったほど混んでませんでした。やっぱり、富士山が冠雪してからの方が混むのかな?ベンチになんてとても座れないと思ってたのに、ヨユーで座れちゃいました。暑かったけど、ここでオヤツ休憩にしました。朝はスッキリクッキリ見えてた富士山だけど、この頃にはだんだん雲を纏うようになってて、下山する頃にはすっかり雲で覆われてました。
南アルプス方面。雲がかかっちゃってよく見えないなぁ。
奥秩父方面。やっぱり、冬の方が空気が澄んでてよく見えるねー。今日は暖か過ぎちゃってダメだな。
ワレモコウみっけ!
ここまで来たら早く目的のお花に会いたーいっ!ってことで下山開始。まずは階段?をグイグイ降りて行きます。
タチフウロ…かな?
階段の後は九十九折の緩い下りになります。確かショートカットがあったはずだけど、見つけられず…。ここはちょっと滑りそーなので気を抜かずに歩きました。倒木もあったけど、オジサンがノコギリで処理をしてくださってました。ありがとうございます!
そして、ちょっと急な斜面をグイグイ下ります。この下りでたくさんの登ってくるヒトとすれ違いました。さすがにここは登るの大変そーだったな。休み休み登ってるヒトが多かったです。
パラグライダー場の脇を通って、大榷首峠に着きました。前回はここから不動湯方面に下りたんだけど、今回はお花に会うために高座山に向かいます。
なんだろ?このネットみたいなの(笑)
しばらくゆるーく登ってもう着いたのかな~って思ったけど…
下ってました。こんなにすぐに着くはずないのにね(苦笑)。今年のお正月に歩いたばっかりなんだけど、あんまりこのアタリの記憶ないんだよね。
こんな岩っぽいところあったっけなー?
たくさんの蕾をつけてたハナニガナ…
鉄塔のところに着くとヤマラッキョウが咲いてました。色鮮やかでカワイイ♡
鉄塔からの下りがちょっとだけ岩っぽくなります。前回登った時は、岩っぽい場所があると思ってたなかったから、ここはよく覚えてます(笑)
先っぽがクルクルしてるミヤマヒゴダイ…
セキヤノアキチョウジ…。コンデジが言うこと聞かずにめちゃくちゃ苦戦しました。他にも撮れなかった小さいお花がいっぱいあったよ~(涙)
やっぱり倒木多し…。でも、子ノ神までの倒木に比べたら大したことなかったのでフツーに歩けました。
最後にちょっと急なところを登ります。ホントに暑くて、大榷首峠からのアップダウンでかなりの汗だくになっちゃいました。大した距離じゃないんだけどね…
高座山に到着です。休憩してるヒトが数人いたけど、早くお花に会いたかったのですぐに下山開始~
高座山にもヤマラッキョがたくさん咲いてました。でも、なかなかコロンと丸い形のヤツはないんだよなぁ。
リンドウもたくさん咲いてました。
前回来た時に、ここは下りたくないなーって思ったけど、お花に会いに行くために下ります。ここはちゃっちゃと下るためにロープ持ちました。
このホワホワはなんだろー?ちょっとカワイイ。
しゃがんで撮影してるヒトがいたので“もしかして…”と思ったら、お目当てのムラサキセンブリが咲いてました!わーい♪ 見つけられるか心配だったけど、無事に会うことができました。
アチコチにたくさん咲いてるわけじゃないので、ゆっくり急坂を下りながら目を凝らして探しながら歩いてると、また見つけました!紫色のお星さま~☆
下ってきた道を振り返ると青空と雲が綺麗~♪
わーい♪ また、見つけちゃいました。カワイイー♡急坂で滑るので、転ばないよーに足場をしっかりとって撮影しました。
近くを歩いてたオニーサンは最初の1株しか見つけられなかったって言ってました。そのくらい注意して探さないと見つけられないかも?
この道、急坂がズルズル滑りやすくてちょっとコワイけど、眺めがよくて気持ちいーよねー
こんなにえぐれてたっけ?台風でえぐれちゃったのかな?
またまた見つけちゃいました。全体的には花数は少なかったし、まだまだ蕾の方が多い感じでした。来週位がいいのかも?
登山道を外れて、斜面の方に入って行けばもっとたくさん会えるっぽかったんだけど、満足しちゃったので下山することにしました。
またまた振り返っちゃいました。この眺め好きなんだよね~♪
グライダーを飛ばしてたオジサンたちとちょっとお話してからススキの中へ。
最後のここが何故か湿ってて、転びたくないポイントでした。前のオネーサンに倣って丁寧に下ったので転ばずに済みました。
下りきって樹林帯に入るとまたまた枝や葉っぱがすごい勢いで落ちてて、これじゃ駐車スペースまでこれないよねって思ってたら、軽トラが止まってました。軽トラのオジサンは倒木を整備してくれてたみたいで、倒木は全部カットされて車が通れるようになってました。オジサンは大量に落ちてる枝葉を気にせず年季の入った軽トラでガンガン運転しててカッコよかったです。ちなみに、熊鈴をつけてなかったらここも熊が出るからちゃんとつなさいって注意されちゃいました(汗)
鳥居地峠からは林道をひたすら下って、ふれあいホールに戻りました。大した距離じゃないんだけど、なんだか長く感じたなぁ。帰りも秋山を通って帰ろうかと思ってたんだけど急いでなかったし、413通行止めって表示が出てるにもかかわらず道志道に都内NOの車がどんどん入って行くし、対向からも都内NOの車がどんどん来るのて試しに通ってみることにしました。途中までは問題なく走れたからこのまま行けちゃうかもって思ったけど、青根のところから通行止めで迂回ルートになってました。この迂回ルートがめちゃくちゃ狭いところが多いのに、対向も迂回してくるから交通量も多くてかなりグッタリ。素直に秋山から帰ればよかった…
急に思い立って行った杓子山&高座山だったけど、ずっと会いたいと思ってたムラサキセンブリに会えて大満足です♪ ただ、想像以上に倒木がすごくて道が荒れてたので、倒木を避けたりするのにかなり体力を消耗して疲れちゃいました。途中撤退とかゆーレベルではなくて、ちゃんと周回できたからよかったんだけどね。立ノ塚峠からのルートは倒木さえなければ急登はあるもののアスレチッキーな岩場が楽しいルートだったので、また紅葉の時期とか涼しい時に歩いてみたいなーと思いました。
来週こそはガッツリ歩きたいから、晴れますよーに!
2018年9月28日 御嶽山/剣ヶ峰(日帰り)
黒沢口六合目/中の湯P~日野小屋跡~八海山支店~黒沢口七合目/行者山荘~黒沢口八合目/女人堂~石室山荘~覚明堂登山指導所/避難小屋~御嶽頂上山荘~御嶽山~御嶽頂上山荘~二ノ池本館~賽ノ河原~白竜教会避難小屋~賽ノ河原~二の池ヒュッテ~二ノ池本館~二ノ池分岐~覚明堂登山指導所/避難小屋~黒沢口八合目/女人堂~黒沢口七合目/行者山荘~八海山支店~黒沢口六合目/中の湯P
今週末こそは7月から計画してた北アルプス縦走に行こうと思って仕事もちゃんと調整してたのに、またしても週末のお天気が…(泣)。しかも、かなり強力な台風が上陸するってどーゆーこと?!でも、こればかりは仕方ないので、頭を切り替えてピンポイントでお天気の良さそうな金曜日にお休みをもらって、9月26日正午から13日間限定で山頂への立入禁止が解除になった御嶽山にソロで行って来ました!御嶽山は山頂に入れなくても今年中に継子岳と摩利支天には行こうと思ってたので、ちょーどいいタイミングでの解禁でした。
五の池小屋に泊まって剣ヶ峰~摩利支天~継子岳とゆっくり1泊2日で周回するのが理想だったんだけど、翌日、朝から雨が降りそうなので日帰りにしました。それでも、快調にサクサク歩けちゃったら摩利支天と継子岳にも行っちゃおうなんて思ってたので、前日夜におうちを出発して黒沢口の登山口がある中の湯に向かいました。中央道を順調に走って伊那ICで降りて、そこからは60kmくらい下道です。下道が長いなぁって思ったけど、フツーの車道で交通量も少なかったからかなり順調に走れました。ナビで中の湯をセットすると霊峰ラインを案内されちゃうけど、現在は通行止め。県道20号から御岳ブルーラインで御嶽ロープウェイに向かって、ロープウェイの駐車場に入るところをそのまま真っ直ぐに進みます。道なりに走って行くと駐車場らしきところに出るけど、登山口とトイレのある駐車場はその少し先の右側でした。駐車場に着いたのは24:30くらいだったけど、外周はほぼ満車で真ん中には数台泊まってる程度。通ってきた下の駐車スペースには数台しか停まってなかったけど、平日だからこんなに車が停まってると思わなくてちょっとビックリ。けっこう寒かったのでシュラフに包まって寝ました。
4時半に起きたらまだ暗いし、めっちゃ寒くてシュラフから出れず…。実は、寝てる時も肩のところとか寒くて、何回かうっすら目が覚めたんだよね。1時間くらい二度寝して、明るくなって暖かくなってから登り始めようかなって思ったりもしたけど、周りのヒトがポツポツ出発してるのを見てちょっと焦って、慌てて準備して5時過ぎには出発しました。山頂付近は風が強めでかなり寒いと予想してたので、メリノのベースにTシャツ、フリースにニュウモラップフーディーという完全防寒で歩き始めました。下も風対策で久々のロンパンです。真っ暗な中、ヘッデンの明かりで歩き出しました。わかってはいたけど、いきなり苦手な階段…。しかも、木の階段なんだけどボロくて、不規則で(汗)。おまけにどんどん後ろからヒトが来て抜かされるから、焦る必要ないのに焦っちゃってペースが乱れる乱れる。でも、だんだん明るくなってきてちょっと元気が湧いてきました。
頂上まで四二〇〇米を通ってさらに登って行きます。4,2kmしかなかったらしーんだけど、なかなか長く感じたなぁ…。階段のせいかも。
八海山支店に到着です。ここまではまだまだヨユーでした。樹林帯は風がなくて暑くなってきたので、フリースとニュウモラップを脱いでから再び階段を登り始めました。
木々に朝日が当たって明るくなってきました。ちょっと紅葉してきたかも~♪ しかも、木々の隙間をよく見ると雲海になってる!これは早く開けたところに行って雲海を見なくっちゃってちょっと急いでみたものの、すぐに疲れてペースダウン(苦笑)
しばらく登るとロープウェイ乗り場への分岐を過ぎて、七合目の行場山荘に着きました。ここのちから餅をよくレコで見てたので、帰りに食べよって思いながら通り過ぎました。ここまで来れば雲海が見れると思ったけど、相変わらず樹林帯の中なのでとにかく登って行きました。修験道って階段が多いんだよね…。白山とかも苦手だもん。
ちょっとだけ石ごろのところや板が渡してあるところもあります。階段もそうだけど、この登山道は雨が降ったらめちゃくちゃ滑りそうで歩きたくないな…とゆーか、下山時までに乾かなかったら滑りそうでイヤだなぁ。
木々の間からはキラキラ輝く雲海が見えました。早くもっと見晴しのいいところまで登って雲海が見たい!って思ったけど、苦手な階段なだけになかなかペースは上がらず…(汗)
わわーっ!綺麗な紅葉が出てきた~!延々と続く階段でグッタリしてたけど、テンションが上がります。
まだ色づきが浅い木々が多いけど、朝日に照らされて色味を濃くしていました。綺麗だけど、階段が続いてるよ…。階段が多いのは覚悟してたけど、多いというよりもほぼ階段です(泣)
でも、上を見上げれば澄み切った青空と黄金に輝く葉っぱたちが…。このアタリから、石ごろと階段のミックスになってきました。
赤くなる前の微妙なオレンジ色のナナカマドも…
振り返ると雲海が広がってました。紅葉と雲海を同時に見れるなんてラッキーです♪
この色ムラですらキレイだよね~。うーん、全然前に進めなくなってきた。
頂上、二六〇〇米を過ぎたところアタリになんと雪が残ってました。ちょっと手前から霜や氷は見かけてたけど、もう雪が降ったんだねぇ。
こちらのナナカマドの葉っぱはまだまだ緑色。同じところに生えてるのに、ずいぶんと差があるんだねー
いや~、めっちゃ綺麗です♡紅葉に見とれてるうちに、数えきれないくらいたくさんのヒトに抜かされました(笑)
だって、こんなに綺麗なんだもーん。
紅葉を愛でながらゆるゆる登ってたら、目の前にお山が見えてきました。
八合目の女人堂に到着です。樹林帯を抜けて風が通るようになったし、標高も上がったので、冷えないよにニューモラップを羽織りました。女人堂はまだ開いてなかったけど、ベンチがあったのでたくさんのヒトが休憩してました。山頂は…アソコなの???
振り返ると中央アルプスの山々と一面に雲海が見えました。ここまで来る間に消えちゃうかと思ったけど、なんとか残っててくれました。
ちょっと左を向くと、紅葉の向こうにドーンと乗鞍岳が。左には薬師岳と笠ヶ岳、右には槍ヶ岳や奥穂高岳が見えました。さらに右側に続くのは常念山脈かな?
このアタリも紅葉が始まってて綺麗だったなぁ。
しばらく景色を堪能してからまずは九合目に向かいます。ここからヘルメットをかぶってるヒトもけっこういたけど、立入禁止だったところまではまだ距離があったので、自分はそのまま進むことにしました。
八合目で階段は終わると思ったのに、また階段…(汗)。でも、登山道脇の紅葉が綺麗!
ほらっっ!
真っ赤じゃないナナカマドもなかなかいーね。青空だからなんでも映える(笑)
ナナカマドにお山を添えて…
展望地っぽいところまで登ってきて振り返ってみると…こんなに綺麗な景色が広がってました♪
展望地から見えるお山たちを撮ってみたけど…
どれが何てお山だか…
さっぱりわからず…(汗)
そして、石段の登りが始まりました。八合目までの階段でかなり疲れちゃってたからペースを上げたくても上げられず、逆にどんどん落ちていく…(泣)。この時点で摩利支天も継子岳も諦めて、景色を堪能しながら剣ヶ峰をのんびりピストンすればいーやって思い始めてました。
ハイマツの間を登って行きます。
登山道脇には壊れた鳥居や頭のなくなった仏像がありました。
あっ、シラタマノキだぁ♪ コロっとしててカワイイねぇ♡
ハイマツの間をどんどん登って行きます。まだ、階段が続いてる…。目の前に見えてるのが山頂かなー?
振り返るとこの眺め!八合目付近の紅葉がキレイだわ~
横を向いてもいい眺め。本格的に規制が解除されたら、あの稜線も歩けるのかな?ぜひ歩いてみたい!!
溶岩がゴロゴロしてきました。コレも飛んできたのかな…
風が冷たくて寒いから止まりたくないんだけど、景色がキレイなのでついつい立ち止まっちゃいます。
紅葉のピークは1週間くらい後なのかもしれないけど、十分に綺麗です。
はぁ…まだ階段が続いてるよ。やっぱり、白山みたいに山頂までずっと階段が続くんだね。でも、真っ青な空に向かって登って行くのは気持ちいーです。
このアタリは富士山みたいな感じ。さっき、山頂かなー?と思ってたところは山頂ではなかったです。上が廃業しちゃった覚明堂、下が石室山荘です。なので、山頂はまだまだ先。
デカイ岩が増えてきて、大きな石がゴロゴロしてきました。山頂まであと1100mらしいです。100m刻みに印があるってすごいよね。さすがに全部は見つけられなかったけど。
紅葉とお山たち…。すごーくすごーくいい眺めです。
紅葉部分をアップしてみました。午後のほうがいい感じの色になりそうです。
何度も何度も足を止めながらやっとのことで石室山荘に到着。登山道をそのまま進むと自然に石室山荘の中に入って行きます(笑)。途中で、石室山荘を巻く道もあったけど、とりあえず寄ってみました。石室山荘の中ではたくさんのヒトが休憩してました。自分もおやつ休憩させてもらって、ヘルメットもここで装着。山頂が寒いと予想して、フリースも中に着てから歩き出しました。
九合目を通過して、覚明堂の前を通過すると鳥居が見えてきました。鳥居の隣にあった水溜め(?)に1cm以上ある厚い氷が張ってました。寒いわけだよね~
大きな岩がゴロゴロ…。噴火した時に富んできたのかなぁ。
再建中の頂上小屋まで30分位だって。ってことは、コレは噴火する前からここにあったんだね。
1つ目の二ノ池の分岐を越えて…
2つ目の分岐を超えると二ノ池が見えました。キレイなブルーの部分もあるけど、ほとんどの部分が火山灰で埋まってます。
山頂どこー?って思ったけど、頂上山荘すらまだ見えてなかった(苦笑)
やっと、頂上山荘が見えてきました。わーい♪
頂上まで100m…かな?
御嶽頂上山荘に着きました。頂上山荘は修復作業が進められてたけど、今もなおあの時の傷を負ったままの状態でした(工事現場の撮影は禁止となっていたので写真は控えます)。そして、追悼碑の横の山頂に向かう階段を登って行きました。手すりはボコボコになってるし、狛犬の胴体はなくなってるし、灯篭は倒れかけてるし…ホントにホントに傷跡だらけです。
山頂に到着しました。山頂も修復作業中で、色んなモノが壊れまくったままでした。山頂標識ですらトラロープが巻かれている状態です。単純に登ったことのないお山だから登ってみたいとゆー軽い気持ちで来ちゃったけど、実際に色んなモノを目の当たりにしたら、胸の奥の方がちょっと苦しくなりました…
鐘には“世界人類が平和でありますように”が繋がれていました。
御嶽山の山頂はすごく展望がよいです。まずは、富士山でーす。山頂まで上がってきたら、中央アルプスの後ろにある南アルプスも見えるようになりました。
ちょっと雲が湧いてきちゃってたけど、乗鞍岳の後ろの北アルプスの峰々もよく見えるよーになりました。笠ヶ岳、剣岳、立山、水晶岳、鷲羽岳、乗鞍岳を挟んで槍ヶ岳、奥穂高岳、前穂高岳…。こんなによく見えるんだ~って感心したけど、思えばあっちのお山に登った時に御嶽山を見てたなって気づきました。
ちょっと引いてみるとこんな感じ。水色の二ノ池がチラっと見えました。賽の河原や摩利支天山も見えます。
山頂直下の一ノ池には、水はなくて火山灰だけでした。いつの日か、また水を湛えた姿に戻ることができるんだろーか。
山頂は修復作業中で狭くなってるし、長居しないようにと注意書きもあったので、景色だけ眺めてすぐに頂上山荘まで下りました。ニュースにも出てた真新しいシェルターでは、日差しと風を避けてランチしてるヒトがけっこういました。どうか使われることがありませんように…。そして、下山開始~です。
写真を撮ってたらミラーレスが突然壊れちゃったので、ここからはiPhone写真です。色が全然違うょ…(汗)。カメラが壊れてテンションだだ下がりだったので、このまま下山しようか迷ったけど、とりあえず、すぐ行ける二ノ池まで行ってみることにしました。
今は火山灰でほとんどの部分を覆われちゃってるけど、前はこの池も綺麗な色してたんだろーな。
これが噴火でできた2.5池って言われてるヤツかな?けっこうキレイ。
奥の方に水が溜まってるところがありそうだったので、こんなところをテクテク歩いて行きました。下が火山灰で水分を含んでるから、ネチョネチョ…(汗)
お馬さんがいた!こんにちわ~♪
綺麗な乳白色系の水色の二ノ池…。ここにも氷が張ってました。
ここで引き返して下山しようと思ってたんだけど、ここまで来たら逆に欲が出てきて、摩利支天山や継子岳が無理でも三ノ池を見たいな~って思い出して来て、時間も早かったし、行ってみることにしました。まずは、賽ノ河原に向かって下ります…ってことは、帰りは登り返しってことだよね(汗)
クロマメノキの真っ赤な葉っぱと真っ黒な実。
二ノ池ヒュッテには寄らずにまずは賽ノ河原に向かって下りて行きます。
賽ノ河原が見えてきました。うわー、なんか別世界に来たみたい。
ちょっと岩場っぽいところから賽ノ河原に降りてきました。赤と緑と黒とベージュと岩で構成されてる不思議な景色。
賽ノ河原には仏像がたっくさんありました。
賽ノ河原から白竜教会避難小屋に少し登り返します。
鎮国神社???ここの向かい側に避難小屋があったけど、中で休憩してるヒトがいたみたいなので覗きませんでした。
さっきまでいた剣ヶ峰…
ちょっと遠いけど、ここからは三の池が良く見えました。ホントはあのアタリをグルっと歩くつもりだったんだけどね。
三の池のアップ~♪ ヒトも少なかったし、眺めもよかったのでここでランチすることにしました。ザックをデポして摩利支天まで行ってこれそうだなって思ったけど、けっこう疲れちゃってたので無理せずにここでのんびりすることに。うーん、完全に最初の階段にやられたな…(苦笑)。今度はコマクサの時期に泊まりでのんびり周回したいなぁ。できれば、黒沢口以外の階段の少ないルートで(笑)
綺麗なエメラルドグリーンの三の池を堪能して、下山することにしました。賽の河原に下って継子岳&摩利支天山方面を振り返ります。次は、あっちまで歩くぞ~!
静かに佇んでいるお地蔵さんたち…
ハイマツの中に見える左の岩場から下りてきたので、右の岩場から登ることにします。
左のルートより岩々でした。でも、難しいところはなし。このくらいの岩場はむしろ登りやすかったりします。
しばらく緩く登って行くと二の池ヒュッテに着きました。なるほど、二の池ヒュッテに続く道だったんだねー。小屋の中には寄らなかったけど、美人の小屋番さんには下山時に七合目近くでお会いしました。颯爽と重そうな山ほどの荷物を歩荷してて、カッコよかった~♪
二の池ヒュッテから緩く登って二の池へ戻りました。下る時は登り返しがイヤだなぁって思ってたけど、登ってみたら大した登りではなかったです(笑)
午後になって雲が湧いてきて、風も強くなってきて、さっきまで凪いでいた二の池はかなり波立ってました。そして、二の池の上に靄っぽいのが出てたのでなんだろ?と思ったら、火山灰が風で舞っていたのでした。あまり吸い込まない方がいいような気がしたので、タオルを口に当てながら通過…
来た道よりの少し下の道で分岐まで戻ります。
そして、ここからひたすら下山開始~っ!まだまだ登ってきてるヒト達がたくさんいました。
転ばないよーに気をつけながらも、飛ばし気味でどんどん下って行きます。
こんな大きな噴石がいっぱい飛んできたんだね。想像できないよ…
噴石の間を通って…
ハイマツの間を通って、どんどん下ります。
午後の方が日当たりがよくて綺麗に見えるかなーと思ってたけど、雲は出てきて陰ってきちゃったし、ミラーレスは壊れてスマホだし…。ということで、朝の方が断然キレイでした!
女人堂まで下りてきてウロウロしてたら、三ノ池道は通行止めになってるものの展望地?まで1kmくらい歩けるみたいなので、少しだけ歩いてみることにしました。
なんとここの紅葉がすごーく綺麗でした。スマホでしか撮れなかったのが悲しすぎる…
こんな紅葉トンネルを歩けちゃいました。カメラが壊れてなかったら展望地まで行ってたと思うけど、今日は途中まで。通行止めが解除されたらここを歩きたいなぁ~♪
のんびりしてる間にかなり登山者は増えてて、下山渋滞が始まってました。特に、女人堂から行者小屋までの区間は、木の階段が乾いてなくて湿って滑りやすかったので、みんなが慎重に歩くのでかなり渋滞しました。行者山荘を過ぎると途端にヒトはいなくなって、1人ぼっちになりました。特にお楽しみのない樹林帯だったから飛ばしたい気持ちはあったけど、今までよりもさらに滑りそうな感じだったので、転ばないように慎重に下りました。滑って転んでるヒトをいっぱい見たからそーとービビったんだよね(苦笑)
湿った石ごろと朽ちた丸太が滑る~っ(汗)
なんとか鳥居まで下りてきました。あとちょっと…
ここで魔の階段は終わり。転ぶことなく、無事に下山することができてよかった…
休憩せずに一気に下山してきたから長い帰路につく前に駐車場で少し休憩してから帰ることにしました。駐車場を出ると路上にも車がいっぱい停まってました。平日なのにこんな光景見たことないよ…。たった13日間の中の貴重な晴れの日だったから、自分みたいに、急遽、お休みをとったヒトもたくさんいるんだろーな。下道は甲府あたりでちょっとだけ混んでたけど、順調に走って予定よりもかなり早くおうちに着くことができました。平日は道も混まないからいーね。
登ったことがないお山だから、百名山だから、紅葉が綺麗そーだから、おまけに期間限定で山頂まで行けるようになったから、ちょっと行ってみよーーって感じで行っちゃったけど、想像以上にたくさんの傷跡を目の当たりにして、自然にいつもとは違う気持ちでお山を登っている自分がいました。今回はたった13日間の期間限定だったけど、来年の夏にはフツーに登れるようになるみたい。ガレた道もちょっとだけあるけど、危ないところはほとんどなく歩きやすくなってるから、初心者のヒトでも高度順化さえできれば問題なく歩けると思うし、いろんな風景が見れるとてもいいお山だと思ったので(階段はイヤだけど…)、早くみんなが安全に登れるようになるといーなって思います。
2018年9月22~23日 鳳凰三山/地蔵岳~観音岳~薬師岳(1泊2日・小屋泊)②
1日目:御座石温泉P~旭岳~燕頭山~鳳凰小屋(泊)
2日目:鳳凰小屋~地蔵岳~賽の河原~赤抜沢ノ頭~観音岳~薬師岳~御座石~青木鉱泉~御座石温泉P
3:30過ぎに小屋を出発しようと思ってたので、3:20分に起きるつもりだったのにめっちゃ朝早く(とゆーか夜中)から準備し始めたヒト達がけっこういて、自分も早い時間から寝たから目が覚めたのもあって3:00過ぎには起きて出発準備。予定より早く起きたはずなのに、トイレが渋滞してて、結局出発できたのは3:30過ぎでした…
真っ暗な樹林帯の中を歩いて行きました。でも、前にも後ろにもヒトがポツポツといたので一人ぼっち感はなかったです。最初は砂礫と岩なんだけど、ほとんどは根っこだらけのちょっと急な登りです。本ルートの以外にも踏み跡がしっかりついてて、暗かったからどれが本ルートがわかりにくかったけど、どれを辿っても問題なさそうでした。しばらく樹林帯を登って行くと、樹林帯を抜けて例の砂礫地の登りになりました。運よく砂がちょっと湿ってたからあまり滑らずには済んだんだけど、かなりの急登…(汗)。下りはめちゃくちゃ楽なんだけどね~。そして、ここも暗くて本ルートがわかりにくくて、わざわざ急なところを登っちゃった気がします。途中で何回か足を止めながら登りきってオベリスクの前に着きました。小屋からここまでは1時間くらいです。
空の薄明るくなってきた方向を見てみると、オベリスクの後ろからお日さまが出そうな感じだったので、オベリスクの裏側に回り込もうと思ったんだけど、ルートが見つけられず…。上の方に登ればよかったのかもしれないけど、狭くて落ち着かないので広いところで見たいなと思ってたら、別のパーティーのヒトがお地蔵さんのところに行けば見えそうって教えてくれたので、賽の河原まで移動して日の出を待つことにしました。オベリスクのシルエット、めちゃくちゃカッコイイ♡
ちょっと風があって寒かったから、フリース+ニュウモラップフーディーの上からダウンの上下を着て、完全防寒して日の出を待ちました。ヒトが多くなる前に山頂標識をパシャリ。
どんどん色が変わっていく空と一面の雲海がめちゃくちゃ綺麗だったなぁ。残念ながら日の出は雲に阻まれてスッキリとは見えなかったけど、空は快晴なので問題なし!
木や草が赤く染まって…
オベリスクもうっすらオレンジ色に染まりました。
子授け地蔵尊の裏側に回ってみることにしました。お地蔵さんもシルエットで。
お地蔵さんの裏からは、甲斐駒ヶ岳が見えました。コチラも峰々の間を雲海が埋め尽くしてました。
オベリスクと紅葉の写真を撮ろうと思ったら、オベリスクの上にヒトが立ってることに気づきました。いーなー。登ってみたいけど、あそこの残置ロープがどうしてもコワイんだよね…
観音岳方面もうっすら紅葉してました。そんな観音岳の山頂にもすでに何人がヒトがいました。ここから観音岳までは1時間半もかからないから、あそこで日の出を見るのもありなのカモ。でも、やっぱり、稜線は明るい時に景色を楽しみながら歩きたいなぁ。
あまりにも綺麗だったので雲海のアップ。波立ってるみたいなちょっと激し目の雲海でした。
風が避けられるところでサクッと朝ごはんを食べて縦走を開始しました。少し登ったところで振り返ると、オベリスクと紅葉が綺麗~♪
そして、まずは赤岩の頭へ。ここの登りは短いんだけど、けっこう急なんだよね…ふう。
赤岩の頭でも休憩してるヒトがチラホラいました。前回は、広川らに下山したからここにデカザックをデポして地蔵岳に行ったんだっけカナ?オベリスクの左側には八ヶ岳が見えました。
北岳方面もよく見えました。この後は薬師岳までずっと北岳たちと一緒です(笑)
ここから稜線歩き開始~♪ まずは紅葉し始めてる樹林帯に入って行きます。南アルプスは森林限界が2800mくらいだから、こんな高いところでも木が生えてるんだよね。
樹林帯を抜けると観音岳が見えました。けっこう下って、けっこう登るんだよね(汗)
ちょっと急な下りです。花崗岩は滑らないけど、砂礫で滑らないよに気をつけて下りました。
砂礫ばかりじゃなく、土っぽいところもあります。振り返ってみても、けっこう急だよね。
そして、白い花崗岩の大岩がゴロゴロするビーチみたいなところを観音岳を眺めながら下っていきます。
振り返るとこんな感じ…。日向山みたい(笑)
さらに花崗岩の間をぬうように下って、コルまで下ってきました。ここから登り返します。
最初はゆるーく登って行きます。
振り返るとオベリスクはかなり遠くなってました。手前は赤岩の頭です。岩と白い砂とちょっぴり色づいた紅葉の組み合わせがいい感じ♪
オブジェみたいな木は健在?でした(笑)
かなり近くなってきたけど、まだまだ登ります。とゆーか、ここからが登りの本番です。
鳳凰小屋へのショートカットの分岐を過ぎてさらに登って行きます。いくつかトレースついてたので、イチバン傾斜のゆるそうなところを選びました。
20度くらいのかなりの急斜面を九十九折に登って行きます。下りだとあっとゆー間なんだけどねぇ。
登り切ったところで休憩がてらの撮影タイム~。さっきまでオベリスクの左側に見えてた八ヶ岳が右側になりました。うーん、いい眺め♡
歩いて来た稜線を真ん中にして。左側は高嶺かな?赤岩の頭の後ろにはちょこんと甲斐駒ヶ岳が見えてきました。
ハイマツの間を登って行きます。モロに逆光だ…(汗)
そして、花崗岩の間を登って行きます。
お地蔵さん越しに観音岳の山頂が見えてきました。
そうそう、富士山もようやく見えるようになりました。雲海に浮かぶ富士山です。
山頂は、ちょーど団体さんが何組か着いたみたいでめっちゃ混み合ってたので、観音岳手前の小ピークで景色を眺めながら休憩することにしました。
今朝登った急斜面の砂礫地からオベリスク、赤岩の頭から下ってきた稜線、そして後ろには甲斐駒ヶ岳。うっすら色づいてる木々と雲海がアクセントになってめっちゃ美しいです♡
高嶺の後ろにはアサヨ峰かな?イチバン後には仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳が見えます。
甲斐駒ヶ岳の右側には北アルプスまで見えました。大キレットに槍ヶ岳、後立山連峰も。
雲海と八ヶ岳。雲が赤岳にまとわりついてるけど、そのうちなくなるかなー
めちゃくちゃ気持ちよかったので、1時間近くのんびり休憩してから最高峰の観音岳に向かいました。まだ日の当たる角度がよくなくて発色が悪いけど、紅葉がキレイ~♪ 奥には富士山、その手前には最後に向かう薬師岳が見えました。
紅葉のアップです。午後に来た方がキレイに見えるカモ。
白砂と紅葉と北岳…。ちょーど北岳の頂にピンスポットが当たってます。
木々の紅葉はまだまだだけど、ウラシマツツジは真っ赤になって見頃を向かえてました。
狭い山頂にヒトがいっぱい。さっきよりはかなり空いてきたけど。緑色のハイマツの中に黄色く色づいた木々がポツポツ…
ゆるゆる登って行くと、だんだん山頂が近づいてきました。
はいっ、観音岳に到着でーす!
山頂標識の後ろの岩場を登って、イチバン高いところに登りました。めちゃくちゃいい天気、めちゃくちゃいい眺め!紅葉も始まってていいタイミングで来れました。
久々にここに立ったけど、やっぱりいーね♪
こんなに手軽に登れて、こんな絶景が見れるなんて、ホントにいいお山だなぁ。おうちからも近いし。北岳に雪が積もり始めた頃にも来てみたいな。
そして、この後に向かう薬師岳。薬師岳まではほとんどアップダウンなく稜線を歩ける幸せロード♡
観音岳付近でランチにしようと思ってたけど、ヒトが多いし、あんまりスペースがないので薬師岳まで進むことにしました。最初はハイマツの間を歩いて行きます。
そして、砂礫地のトラバース道です。右手に見える白峰三山を眺めながらのんびり歩くことができます。
ハイマツと黄葉と白砂と岩が織りなす風景…
ちょっとだけハイマツの間も歩きます。
振り向くとこの眺め。やっぱり、薬師岳から地蔵岳に向かった方が順光になっていいんだよねー
やっぱり、振り向いた方がキレイに見えるから何度も何度も振り向いちゃう(笑)
薬師岳の山頂が近づいてきました。
歩いて来た道を振り返って…振り返ってばっかり(笑)
山頂広場の手前にキレイな紅葉を見つけました~♪
ということで、観音岳からはあっとゆー間に薬師岳に着きました。薬師岳の山頂は広場みたいになってるので、風が避けられるところを探してランチ休憩しました。お湯を沸かしてカップうどんにチャーシューをたっぷり入れて食べたんだけど、美味しかったなぁ♡やっぱり温かいゴハンはいーね。
ここにも紅葉が~♪
薬師岳からは白峰三山の眺めがとにかくサイコーなんだけど、数日前に歩いた悪沢岳も見えてました。
あまりにいいお天気で下山するのがもったいなくて、ここでもかなりのんびり休憩しちゃいました。あれれ?岩場に行くところにロープ張ってある。立ち入り禁止ってことでしょうか…?前に来た時は登れたけどなぁ。
ということで、中道から下山開始~。紅葉したけっこう急な斜面を下って行きます。
色づいてる、色づいてる!
岩と色とりどりの紅葉がいい感じ~♪ いいモノ見れました。
ナナカマド…。まだ、葉っぱが真っ赤になってないからピークはもうちょっと先かな。
樹林帯までハイマツの間を下るんだけどけっこうな傾斜。まだ、あのアタリに雲海があるってことは、下山途中でガスガスゾーンに入るってことかな。
樹林帯に突入します。石がゴロゴロしてるし、急な下りが続くので気をつけて下りました。
わわわっ!少し下ってきたら黄葉に包まれました。すごーいキレー♡
思わず足が止まって見とれちゃいました。うーん、紅葉シーズンが始まるなぁ。楽しみ♪
広葉樹から針葉樹に変わって、見どころもなくなったのでグイグイ下って行きます。
一瞬開けたところに出ました。ここが展望地だったのかも?振り返ったら薬師岳が見えるところだったかもしれないです。
そして、再び樹林帯へ。大きな石や倒木がゴロゴロしてるので避けながら歩かなくちゃいけなくて意外と歩きにくかったです。中道は、長いけど歩きやすいって記憶だったんだけどなぁ…。このアタリにはシャクナゲがたくさん生えていました。
御座石に着きました。ここで90° 左に曲がる感じになります。まだまだ先は長いよ…
大きな石はなくなって、根っこゾーンに入ってきました。このアタリは傾斜が緩かったけど…
けっこう急なところを下るところもありました。あ、ちょっとガスってきた…。雲海ゾーンに入ったみたいです。
ここもけっこう急だったなぁ。転倒注意です!
コケコケゾーンに入ってきました。平坦なところと…
下りが交互にやってきます。歩きやすいところなので、ガンガン飛ばして下りました。
しばらく下ってくると笹原になりました。めちゃくちゃ歩きやすくてら楽チン~♪ って思ってたんだけど…
写真じゃわからないかもだけど、なかなかの下りです。しかも、めちゃくちゃ滑る!!意外とこの笹原が長くて、かなーり神経使って疲れました(汗)。転んでるヒト、けっこういたなぁ…
ガスの針葉樹林は幻想的だねぇ…
笹原をなんとか下り終わって、フツーの(?)登山道へ。このアタリもちょっとした急斜面があったり、落ち葉があったりで、滑ってるヒトがいました。ちゃんと歩けば問題ないところなんだけど、歩き方が不慣れな感じのヒトが多かったんだよね。それは滑るよ~って歩き方をしてました(笑)
特に飛ばしたつもりはないけど、かなりたくさんのヒトを抜かして御座石から2時間半で林道まで下りました。林道を歩いてる途中で確かショートカットがあるはず…と思って、印があるところを入って行ったら、橋が流されてて川を渡ることができずに戻ることに(泣)。大した距離じゃないけど、気持ち的にグッタリして青木鉱泉に着きました。手と顔を冷たいお水で洗ってリフレッシュして、御座石温泉に戻ることにしました。
御座石温泉への道はイチバン上の駐車場の右奥にありました。御座石温泉側の入口はわかってたんだけど、青木鉱泉側はちゃんと調べられてなかったから意外とすぐにみつかってよかった~
って再びお山に入ったら何とけっこう急な登り…まぢか(汗)。単純なトラバース道かと思ったけど、ちゃんと地図を確認したらちゃんとアップダウンがありました。
なかなかの急登…。ホント、この登りは予想外でまいっちゃったんだけど、ここさえ登ればあとは平坦なところと下りだけのはずなので歩き続けました。青木鉱泉まで戻ってバスで御座石温泉に戻るってこともチラっと頭をよぎったけど、もうここまで歩いてきちゃったのでとにかく登ります。
登りきってからは、ほぼ平坦な笹原の中を快適に歩いて行けました。レコとかに道が荒れてるって書いてあったけど、印はいっぱいついてるし、ちゃんと刈払いされてて、荒れてるイメージはなかったです。
印がたくさんついてるので、それを追ってれば大丈夫なはずなんだけど、一ヶ所ロストしました。倒木がたくさんあって、それを跨いでて、そのあとに出てきた木の枝も同じように跨いで踏み跡をそのまま歩いてたんだけど、さっきまでこれでもかってほど付いてた印がなくなってて。おかしいなって思いながら歩いてたんだけど、途中で踏み跡もなくなって、これは間違えたなって来た道を戻ったら、跨いだ枝は行っちゃダメの枝でした。よーく見たら左側に印が付いてたよ…。でも、これはみんな間違えるらしく、間違いトレースがかなりハッキリついてたので要注意です。
最後は登った分を下りました。ボチボチ急な下りです。どっちから入っても、最初の登りはちょっと急だってことです。そして、川を渡って無事に御座石温泉に戻って来ました。
帰りはいつも通り下道でのんびり帰りました。中央道はかなり渋滞してたみたいだけど、下道は渋滞知らずで楽々でした♪
4年ぶりに行った鳳凰三山はやっぱりとてもいいお山でした。3回目だけど、いつも稜線を歩く時に天気がいいという(今回は狙ったんだけど)とっても相性のいいお山です。今回はちょっと色づいた景色も見れちゃったしね~。今までは、あまりにお手軽に行けちゃうので何回も行くのもな…と思って敬遠してたけど、おうちからイチバン近いアルプスだし、是系が見れるし、おまけにコース全体的にCTが甘くて、自分でも日帰りができちゃいそうなことがわかったので、また季節を変えて行きたいなーと思います。
今週末は、7月からずっと延期し続けてる北アルプス縦走のラストチャンスなんだけど、なんかお天気がすでに微妙…(汗)
2018年9月22~23日 鳳凰三山/地蔵岳~観音岳~薬師岳(1泊2日・小屋泊)①
1日目:御座石温泉P~旭岳~燕頭山~鳳凰小屋(泊)
2日目:鳳凰小屋~地蔵岳~賽の河原~赤抜沢ノ頭~観音岳~薬師岳~御座石~青木鉱泉~御座石温泉P
日曜のお天気がよさそうだったから、金曜夜出で笠ヶ岳に行きたかったんだけど、金曜残業で帰宅が遅くなったので断念して他の候補を検討しました。条件は、土曜朝ゆっくり出発でも駐車場が確保できるところ、連休でも小屋がそこまで混まなそうなところ、土曜のうちに稜線近くまで上がれるところ、そんなにハードな山行にならないけど眺めのいいところ、あわよくばちょっと紅葉してるところ…。すぐに思いついたのは、鳳凰三山。過去に2回行ってるけど、それも4年前だし、久々に歩いてみることにしました。初めての時は、中道から登って、ドンドコで下山。2回目は電車&バスだったので、夜叉神から登って、広河原に下山。今回は、駐車場が無料で空いてそうでおそらくイチバン登りが楽そうな御座石から登って、下りも楽そうな中道から下山することにしました。
土曜の5:00過ぎにおうちを出て中央道で御座石温泉に向かいました。さすがに3連休の初日だけあって車の量は多め。でも、渋滞するほどではなかったので順調に韮崎ICへ。凸凹道をしばらく走って青木鉱泉との分岐を過ぎて御座石温泉の駐車場に着きました。雨が降ることも覚悟してたけど、ちょっと青空が見えてて嬉しかったです。先客さんは8台くらいだったかな?ここは県営で青木鉱泉と違って駐車場は無料。40台停められるとか80台停められるとか書いてあったけど、そんなに停められるかな?御座石温泉の玄関で登山者ノートに記入してたら、オバーチャンが出てきてくれて、鳳凰小屋の予約をしてないって言ったら、しておいてくれるって。ありがと~♪
登山口から鳳凰小屋までは、CTで5時間半。CTで歩くと14:00前には着いちゃう計算です。鳳凰小屋は樹林帯の中で眺めがいいわけでもないし、周りに何があるわけでもないから、あんまり早く着いても時間を持て余しそーだったので、ゆっくりゆっくり登って行くことにしました。最初は九十九折に登って行きます。
鳳凰三山はキノコの山。いろんなキノコがたくさん生えてました。モミジの葉っぱを抱えてる!
コレは食べられそう(笑)
キレイな白サンゴ…
うわぁ、ガスってきちゃいました。コレはコレで幻想的な雰囲気でいいんだけど、雨は降らないで欲しいなぁ…
と思ってたら、すぐにガスは晴れて薄日が差してきました。ちょっとだけ急なところも出てきます。
大きな木にもビッシリのキノコ…
日が差してきて、森がキラキラ☆しっとりした森もキライじゃないけど、やっぱりキラキラした森が好き。このルート、登山口から広葉樹だから紅葉の季節もよさそう。
崩落地スレスレのところを通るときに、展望がきくところがありました。お山たちは雲に包まれてりけど、青空もちょっとだけ見えてました。あのお山は甘利山あたりかな?
濃いピンク色のトゲトゲしてるホオノキの実。ドラゴンフルーツみたいだけど、食べられません。
こんな平坦なところも出てきて、なかなか本格的な登りになりません。ここまで大して登ってないから、残りの登りがボチボチ急ってことだよね…
オクモミジハグマ…かな?
ちょっと下ったと思ったら、砂利の広場みたいなところに出ました。西ノ平です。ここまで林道がつながってて車で来れるみたいだけど、一般の車はさすがに入れないのかな?そして、ここから本格的な登りになっていきます。グイグイ登って行きま~す!
シロヨメナ?キク科も難しいねぇ…
グイグイ登って行くのかと思ったけど、ゆるい登りが出てきました。
草がワシャワシャ生えてます。綺麗なグリーンに包まれてめちゃくちゃ癒されるわぁ♡こんな平和な道が続くのかな?って思ったけど…
やっぱり急な登りが出てきました。
でも、急な登りがずっと続くわけではなく、緩い登りと交互に続く感じです。
まだ、トリカブトが咲いてました~♪
トモエシオガマもたくさん咲いてました。
大き目の岩がゴロゴロしたところもあってちょっと手を使って登ったりしたけど、ドンドコに比べれば全然登りやすいと思います。
3連休初日の土曜日なのにほとんどヒトに会わず、めちゃくた静か。このルート人気ないんだね…
薄い紫色のトリカブトも咲いてました。トリカブトは何気にけっこう咲いてたな。
セリ科のお花…
リンドウ…
マユミかなー?と思ったけど、5つに裂けてるのでツリバナでした。
えぐれた登山道を歩いていくと七合目の標識があるところに着きました。小屋は何合目なんだろ…?
途中、雨がパラついてきたのでザックカバーだけしました。樹林帯だからそんなに濡れないとは思ったけど、鳳凰小屋は乾燥室がないってレコで見てたからね。1泊だから何とでもなると思いながらも、あんまり荷物は湿らせたくなかったし。
草ボーボーの岩ゴロゴロの道をまだまだ登って行きます。
なんか明るくなってきたと思ったら…
左側が開けました。青空も見えてるし、街も見えてるし、雨もすぐ止むかな。
登山道のすぐ左側は崩落地。盛大に崩れてます。花崗岩のお山だから、砂っぽいね。
崩落地からしばらく歩いて行くと…
旭岳に着きました。猿田彦大神って刻まれた石碑や石の祠、木札なんかがありました。
雨が少し強くなってきたので上だけレインを着て再び登り始めました。
モフモフで青々としたコケがキレイな道です。せっかくレイン着たのに雨は止んで日が差してきました。また、降ってくるかもなので、ザックカバーはつけたままにしました。
マイヅルソウの真っ赤な実がたくさんなってました。緑の草やコケの中で、宝石みたいに輝いてました。
真っ白なキノコも雫をつけてコケの中にひっそりと生えてました。
気持ちのいい森です。周りの木々はコメツガやシラビソなどの針葉樹がメインになってきました。
土の滑りそうな急な傾斜を登って行きます。
だんだん笹っぽくなってきたと思ったら…
辺り一面、笹原になりました。急に別世界に来た感じ(笑)
少し笹原を進むと燕頭山に着きました。ちょっと開けてて、腰かけられる木もあったのでランチ休憩にしました(ベンチもあったけど先客がいて…)。周りの木にはサルオガセが付いてて、笹原とサルオガセが独特の雰囲気を作り出してました。せっかくバーナー持ってきたから、時間もあったし、ここで何か作ればよかったな…
ここまでで、約1000m登ってきた感じなので、残りはあと約500m。地図にはなだらかな道って書いてあるけど、まだ2時間もかかることになってんだよね。ホントになだらかなのかなぁ?
トラバース気味にゆるーく登って行きます。
崩れやすいところに木の板が敷いてありました。左側は崩落してて、落ちたらどこまでも滑り落ちそうな感じでした。
ダイモンジソウ…
しばらく進むと牛首のザレ場に着きました。砂礫の道に鎖とロープが張ってある階段があります。足がズルズル滑るので注意が必要です。
ヒメコゴメグサ…
基本的になだらかだけど、やっぱりちょっとした登りもあります。そりゃそうだよね、じゃないと標高上がらないもん。
小さい秋、見ぃつけた~♪
セリバオウレン…
こんな岩っぽいところを越えて…
今にも壊れそうな丸太の橋を通ったりします。歩きにくいところに設置してくれてるっぽいけど、ちょっとだけアスレチッキー(笑)
北アルプス展望地があったけど、雲とゆーかガスが沸いてて全く見えずで残念。そのままどんどんゆるーく登って行きます。
またまた小さい秋をみつけちゃいました♪ 周りの木を見渡しても、紅葉してる木は数本って感じで、紅葉するにはまだ数週間かかりそうです。
ひょろひょろしたキノコ…
木の根っこゾーンもありました。
今度は槍展望台に着きました。ガスは晴れて青空は見えてたたから“もしかして…”って思ったけど、北アルプスにはガッツリ雲がかかってて、またしても残念。相変わらず尾根を巻くようにしてゆるゆる登って行きます。
危険そうな場所には、橋やハシゴがかけられていました。この橋の上で右側をチラっと見てみると…
オベリスクが見えました!ちょっぴりの紅葉と一緒に(笑)
橋の上でバランスを崩して落ちないように神経使って上の写真を撮ったのに、少し先にさらによく見えるところがありました。オベリスク付近はちょっとだけ色づいてそう。
最後は平坦で歩きやすい道になりました。
このアタリもちょっとだけ色づいてます。
ドンドコから上がってくる登山者の賑やかな声が近づいてきたなーと思ったら鳳凰小屋に着きました。予定通り、14:00前には着いちゃいました。テント場は半分くらいの埋まり具合だったかな。
本館で受付(と言っても翌日のルートとか質問に答えるだけで自分では何も書きません)してから別館に案内されました。今日はかなり混雑しているので1枚の布団に2人とのこと。そこまで混まないと思ったけど、ここはアクセスしやすいし、初心者でも登りやすいし、3連休だし、まぁ仕方ないか…。でも、御座石から登ってきたおかげで着いた時間が早かったので(隣の女のコ達はドンドコで7時間以上かかったって言ってたからね)蚕棚の1段目の右端にしてもらうことができました。片側が壁ってだけでずいぶんと落ち着くよね。気にするのが片側で済むんだから。
小屋の中は暗いし居場所がないので、荷物の整理をしてから外に出てみました。すでに小屋前のテーブル&ベンチではたくさんのヒトが盛り上がってました。めちゃくちゃ寝不足で眠かったからお布団で寝ようか迷ったんだけど、たまたま確保できたベンチが日当たりがよくて暖かかったので日向ぼっこすることにしました。その後もどんどんヒトは増えてきて、イスに座りきれずに水場のあるデッキにそのまま座って酒盛りを始めるヒトもいました。一度、席を立ったら、座れなくなりそだったので、ちょっと早いけど16:00過ぎには夜ゴハンにしました。そうそう、今回は小屋ゴハンがカレーだってわかってたので、節約も兼ねて久々に自炊してみました。涼しくなってきて飲む水の量もかなり減ったし、小屋に水場があるってわかってたので、炊事セットと食材を担いできても大した重さじゃなかったです。ここは山の陰になって早い時間から日が当たらなくなるからダウンパンツを履いてたんだけど、それでもじっとしてるとちょっと寒かったです。
夜ゴハンの後はすることもなくて、18:00前にはお布団に入りました。こんなに早くお布団に入ったのは初めてかも。最初はさすがに寝れなくてボーっとしてたけど、いつの間にが寝てたらしく…。隣の女のコが戻って来た時に一瞬目が覚めたんだけど、またすぐに寝ちゃいました。数回目が覚めたものの、1枚の布団で2人で寝てこんなにぐっすり寝れたのは初めてです。隣のコの寝相が比較的良かったからかなぁ。
2018年9月16~18日 千枚岳~荒川三山/東岳~中岳~前岳~小赤石岳~赤石岳(2泊3日・小屋泊)②
1日目:椹島BS~鉄塔下~岩頭見晴~小石下~清水平~蕨段~見晴台~木馬道跡~駒鳥池~千枚小屋(泊)
2日目:千枚小屋~千枚岳~丸山~悪沢岳(荒川東岳)~中岳避難小屋~荒川中岳~荒川前岳~荒川小屋~大聖寺平~小赤石の肩~小赤石岳~椹島下降点~赤石岳~赤石岳避難小屋(泊)
3日目:赤石岳避難小屋~赤石岳~椹島下降点~富士見平~赤石小屋~ボッカ返し~樺段~椹島BS
かなり荒川小屋でのんびりしちゃったので、赤石岳に向かって歩き出すことにしました。ずーっとここにいたかったけど、そーゆーわけにもいかないしね。今日、泊まる予定の赤石岳避難小屋には水場がないから(お湯はくれるけどね)荒川小屋の水場でしっかり水を確保しました。ちなみに、トイレの前あたりからは富士山がよーく見えます。
向かう先の木々は色づいてるし、空は青い~♪ あのガスガスの状態からこんな景色がみれるなんて思わなかったよ。
こんなに黄色くなってる。赤もいいけど、黄色もいーよね。
黄葉の中に突入でウキウキ~♪ って思ってたのは束の間、すぐにけっこうな急登になりました。
ランチ休憩後のカラダが鈍った状態にいきなりの急登でげんなり。少し登って足が止まりました。ふぅ…
珍しく赤紫っぽいリンドウ…。これから咲くのかなぁ?
急登はすぐに終わって森林限界を超えました。ここからはゆるーい登りのトラバースだったんだけど、このトラベースがめちゃくちゃ曲者で、地形がカール状になってるからか正面からの風がハンパなくすごかったです。陽射しがあったから寒くはなかったけど、完全なアゲインストでなかなか進まないレベル(苦笑)
ヨロヨロしたり、立ち止まったりしながら歩いて行くと、やっと、遠くに大聖寺平が見えてきました。こんなのサクサク歩けるはずの道なのに全然前に進まなくてかなり時間がかかっちゃいました。
やっとのことで大聖寺平に着いてホッと一息。まだまだ風は強いけど、トラバースのところほどじゃなかったから、やっぱりあの風はこの地形が影響してるんだろーね。
大聖寺平からは九十九折にグイグイ登って行きます。荒川小屋までガンガン下ったのに、それと同じくらい登り返さないとなんだよね。また曇ってきたのでそんなに暑くないのが救いだったけど。
少し振り返ってみるとこの景色。コレコレ!こーゆーのが見たかったんだよ。やっと見れた…(涙)
赤石岳はまだまだ先みたいなのでとにかく登って行きます。
ちょっと平坦なところに出たと思ったのに、まだまだ登りは続いてました。ハッキリ見えてる左側の道は×がついてました。右側から巻くように登って行きます。
九十九折になってるものの、なかなかの登りなのでちょくちょく足を止めながら登ります。さっきいた平坦なところは上から見るとこんな感じに丸く見えました。
なんとか小赤石岳の肩まで登ってきました。再び3000m超えです。小赤石岳まではあとちょっと。でも、肝心な赤石岳が見当たらないんだけど、どこいったんだろ?
せっかく道の両側が草紅葉なのに、ちょっとどんよりしてきちゃった。
小赤石岳の山頂付近もガスに包まれてきちゃったー(汗)
でも、谷の方を見下ろすとキレイ~☆
真っ赤っか!
少し登って振り向くとこんな感じ。めちゃくちゃ綺麗!赤と黄色と緑の組み合わせが素敵☆これに青も足したかったなぁ。
ガスが晴れる気配はないけど、もーすぐ小赤石岳の山頂…
ということで、本日6つ目のピークの小赤石岳に到着しました。さっきまでの青空がウソみたいにガスガスだったし、ここまで来たらさっさと赤石岳に着きたかったので写真だけ撮って進みました。
小赤石岳からは椹島下降点まで少し下って行きます。ココは山と高原地図には“稜線の空中散歩”って書いてあったけど残念ながらガスガスです(汗)
あっりのお山は晴れてそう。やっぱり、ある一定の高さ以上に雲ができてるのかも。
ホントにホントに晴れてる時に歩きたかった…
今回の主役といっても過言ではない(笑)、ウラシマツツジ…
小赤石岳からはこんな感じで下ってきました。
椹島下降点まで下ってきました。明日はここまで戻ってきて、椹島に下山します。赤石岳へは急な登り返し。
こんなところを登って行きます。結局、最後のピークもやっぱりガスったままだねって諦めてたんだけど…
うわっ、晴れてきた!!!
振り返ってみると、歩いて来た稜線もなんとか見えました。やっと、アルプスっぽくなってきたよ…
何とか青空のうちに赤石岳の山頂に立ちたいーって思って、最後のチカラを振り絞ってガシガシ登って行くと山頂標識が見えてきました。
そして、本日6つ目、今回の山旅のラストピークの赤石岳に到着しましたーーー!青空は待っててくれたので、今日、初めて青空を背景のピーク写真を撮ることが出来ました。ガスガスの強風はツラかったけど、頑張って登ってきてよかったよ…
赤石岳から少し下ったところに百閒洞に続く道の分岐があります。左奥は聖岳かなぁ?下りとはいえ、ここからあと2時間半くらいはかかるのかな?自分の体力でも千枚小屋から百閒洞まで行けないことはないなってわかったけど、サクサク歩かないとだね。お花の時期は時間がかかるから無理かなぁ…
分岐のすぐ先には赤石岳避難小屋があって、小屋前には祠と立ってる(立たせてる)石がたくさんありました。
小屋に行くのは後回しにして、富士山がなんとか見えそうだったから南峰にも急いで行ってみることにしたけど…
あっとゆー間に再びガッスガス(泣)
小赤石岳方面も今にもガスに包まれそう。明日の朝の日の出に期待して、小屋にチェックインしました。
赤石岳避難小屋の中はストーブがガンガン焚かれてて、消灯時間まで半袖で問題ないくらい暖かくて、1日中強風にさらされて冷え切ったカラダにはめちゃくちゃありがたかったです。中岳避難小屋に比べると、明るいし、広いような気がしたけど、中岳避難小屋は昼間だったから電気を消して省エネしてただけかもだし、2階はどーなってるかわからないけどね。さすがに翌日は平日とゆーこともあって、宿泊客は少なめ。寝るスペースも2人で6人分くらいのところをゆったり使わせてもらえました。ここの寝具も千枚小屋と同じモノで新しくて清潔(そう)でした。レトルトのカレー、中華丼、親子丼は小屋で用意してくれるけど、自分たちはカップラーを持ち込みました。お湯はいくらでも使っていいって言ってくれたから、バーナーとか必要ないしね。お酒もジュースもお土産も売ってて、避難小屋って感じはしなかったなー。小屋に泊まってるみなさんはいいヒト達ばかりで、同じルートを歩いててちょこちょこ会ってたヒトも多かったので、みんなでチエコさんのハーモニカを聞いたり、榎田さんとおしゃべりしたりして、あっとゆー間に消灯時間になりました。トイレに行くのに外に出たけど、やっぱりガスガスで星空は見れませんでした。
4:30に起きて日の出を見に行こうと思ったら、小屋で朝ごはんを頼んだヒト達はすでに朝ゴハン中でした。パンとコーヒーで目を覚ましてから、風対策でレインを着込んで外に出ました。風はまだ少し強かったから寒かったけど、予定通り晴れてて星も出てました。赤石岳の山頂に登ると空がだんだんと明るくなってきました。
朝焼けを背景に雲海に浮かぶ富士山。綺麗だったからアップで撮りたかったけど、望遠レンズ持ってなかったからこれが限界でした。
お日さまが出る方向には少し雲が出てたけど、それもまたいい感じでした。みんなで寒い中、ポケットに手を突っ込みながら刻々と色が変わる空をただただ眺めてました。
しばらくすると日が昇ってきました。めちゃくちゃ綺麗~♡前日は散々なお天気だったけど、最終日は晴れてよかった。
下山するのがもったいなかったけど、バスの時間も決まってるから小屋に戻ってパッキングして、榎田さんとチエコ見送ってくれる中、下山開始しました。お客さんが少なかったこともあっただろーけど、めちゃくちゃ居心地のいい小屋だったのでまた来たいなぁ。ちなみに、榎田さんとチエコさんはご夫婦ではないそうです(笑)。3回目の赤石岳にむかって出発~♪
赤石岳山頂からの中央アルプス方面。雲海の先に連なる峰々。左奥が乗鞍岳で右奥が木曽駒ヶ岳かな?何故か聖岳は撮り忘れちゃった(汗)
今日はスッキリした荒川三山を見ることができました。奥のお山は白峰三山かな?前日もこんなお天気だったら…って思うけど、仕方ないよね。今日、見れただけでもよかったって思わないと。
あれ?こんな急なところ登ってきたっけ?最後、夢中で登ってたから記憶ないな…(笑)
椹島下降点からはいきなりの急な下りです。振り返ってみるとこんな感じ。滑らないよーに注意して下りました。
朝日を浴びる赤石岳…どっしりとしてカッコイイ。
椹島下降点までは風が強くてけっこう寒かったんだけど、下り始めたら風が完全に遮られて、お日さまも高くなってきて寒くなくなったので、レインを脱いでからガレガレの急な斜面を下って行きました。
小赤石岳を含む稜線も今日はスッキリ!これなら素敵な空中散歩ができそうだなー
景色に見とれながらも急な下りが続くので慎重に下って行きます。
真横から見る赤石岳。お天気がいいと写真ばっかり撮っちゃってなかなか進みません。
いやー、ここかなりすごい激下りだよ。逆回りで椹島から登ってきたら、ここめちゃくちゃ大変なところかも。初日に荒川小屋まで行ったヒト達はここ登って、さらに赤石岳ピストンしてから荒川小屋に行ったんだね。すごいなぁ…
富士山は今にも隠れそうだけど、モコモコの雲海はいい感じ♪ 手前のお山はどこでしょう?
これから下っていく道が筋になって見えてます。ホントにすごい下りだわ…
ここのカール状の地形のところも紅葉が始まってて、なかなか綺麗でした。今日は完全な青空だしね。
ナナカマド…
かなり下ってきました。まだまだ下るんだけど…
ヤマハハコ…
沢沿いの紅葉が色とりどりでキレイです。前日、お天気がよかったら、稜線でもこんな景色が見れたのかもしれないのになー
カラフルな紅葉をバックにお花の終わったシシウド…
沢と紅葉を下から眺めます。キレイでウットリ♡
何度か小さな沢を渡渉して、ロープがついてる岩々のトラバースを通過してから(慎重に歩いてたからか、写真なかった…)平和な樹林帯のトラバースに突入しました。樹林帯に入ると黄葉の中に飛び込んだ感じになって、黄葉がキラキラしてました。
赤石岳避難小屋の榎本さんが言ってた通り、木や岩を超えたり、ちょっとアップダウンがあるので、千枚小屋から通しで赤石小屋に行こうとするとココがちょっとキツイ感じになりそうです。標高2000mくらい下らないといけないから、さっさと完全な下りになって欲しかったんだけど簡単には下らせてくれません。
うわわっ、めちゃくちゃ綺麗~♪
こんなところも何ヶ所かあります。濡れてたら滑りそう…
アップダウンしてた道が登り基調になると…
そして、荒川三山。こんなお天気の日にあの稜線を歩きたかったょ…(泣)。ここは360°の眺望があるらしーけど、途中から少しずつガスが湧いてき始めちゃってたので、聖岳や富士山を拝むことはできず。聖岳&光岳は来年行くからね~っ!
どんどん雲が上がってきて、どんどんお山たちは見えなくなってきたので赤石小屋に向かうことにしました。
少し下り基調になってきた感じだったけど、相変わらず岩を越えたりしながら下って行きました。
赤石小屋は平日なのでお客さんは誰もいなくて静かでした。小屋前のベンチで富士見平では見れなかった聖岳を眺めながら朝ゴハン休憩をさせてもらいました。
けっこうゆっくり休憩したので、ここから一気に椹島に向かって下山開始!3時間半って書いてあったり、4時間って書いてあったりしたから、13:00前には下山できるかなーって感じでした。
カニコウモリ…
赤石小屋からは完全に下りになりました。たまに木の根っことか越えてかなくちゃでちょっと歩きにくいところもあったけど。
またまたキノコがたくさん出てきました。なんだかとっても凛として見えたカサの開ききったテングダケ…
ひたすら下ります。とにかく下る。
急なところを下りきって、ちょっと平坦なスペースで水分補給。ここがボッカ返しだったかな?なかなかタフな下りでした。小屋から一気に1500mくらい下るわけだからね…(汗)
なーんにもお楽しみがないって思ってたけど、ちょこっとお花もありました。サラシナショウマ…
濃い紫色のトリカブト…
コケの中に可愛い薄紫色のキノコも見っけ!
ずっと下りかと思ってたけど、こんな平坦なところもありました。歩きながら休憩、休憩(笑)
しばらくすると4/5の案内板がありました。ここでまだ1/5しか下ってないの?この先、どんだけ長いの?って気が遠くなったけど、下るしかないので、アタマを空っぽにして淡々とひたすら下り続けるとよーやく樺段とゆー中間地点に到着。でも、まだまだ半分だから下らないと…
ヤマハッカ…
白いお花…なんだろ?
赤いキノコ…
大きな九十九折を下ってハシゴを下ると林道に出ました。最初は丁寧に下りてたけど、疲れてくると足の置き方が雑になって、最後の九十九折はちょっと膝が痛かった…。最近、膝が痛くなるんだよね。筋力が低下してるのかな…(汗)
途中から一緒に下ってた、赤岳避難小屋で一緒だったヒト達とブラブラ歩いて椹島に戻ってきました。結局、赤石避難小屋からは休憩込みで6時間、赤石小屋からだと3時間ちょっとで下山できたので、12時には椹島に着くことができました。千枚小屋や赤石避難小屋、ルート上のところどころで一緒になったみんなと無事の下山を喜びあいました。椹島ロッジでお蕎麦を食べようと思ってたのに、メニューはカレーとうどんとホットドッグのみ(涙)。バスが来るまで2時間、バスに乗って1時間、静岡の町に出るまで2時間、計5時間はさすがにガマンできなかったので、キライなカレーを食べました。から揚げが付いてたし。とりあえず、オナカは満たされて、バスが来るまで外で風に吹かれてのんびりしました。
時間通りにバスは来て、畑薙臨時駐車場に戻りました。下山しても、ここからがおうちまでが長いんだよね…。時間的には4時間ちょっとで大したことないんだけど、あのグネグネの細い林道をまた2時間以上も走るのかと思うとグッタリしました。これさえなければちょくちょく来てもいいお山なんだけどなぁ…、なんて思いながらひたすら林道を走りました。来る時と違って、明るかったし、雨も降ってなかったし、ガスってもなかったけど、やっぱりなかなか神経を使う道だったので、新静岡ICのセブンイレブンに着いた時にはちょっとホッとしました(笑)。平日夕方の東名高速の上りは渋滞することもなかったので、順調に走っておうちに帰ってきました。
念願の南アルプス最深部の縦走…。肝心な稜線歩きでかつてないくらいのガスと強風に見舞われて全く景色は堪能できなかったけど、いい経験にはなったし、最終日はなんとか晴れてくれたし、いろんなヒトとの出会いがあって楽しかったし、結果的にはいい山旅になりました。でも、やっぱり稜線は晴れてる時に歩いて雄大な景色を眺めたいから、来年はお花の季節に晴れを狙って行きたいなぁ。北アルプスに比べてヒトが少なめなところも自分好みだったりします。
今回、ガスって強風が吹いて気温が下がってという状況で、濡れないように、汗をかかないように、でもカラダを冷やさないようにってレイヤリングのいい練習になったなぁ。それと、最近はテントが担げなくなっちゃったから山小屋に泊まってるけど、山小屋はなかなかいいってことがわかりました(笑)。混んでギュウギュウ詰めとかは辟易しちゃうけど、みんなで一緒にゴハンを食べて、おしゃべりして…、テントの時よりも周りとの交流が格段に増えました。特に連絡先の交換をしたりするわけじゃないけど、みんな山好きだから、いつかまたどこかのお山で会えるかもって思います。
来週末はお天気が悪くなければガッツリ北アルプスを歩くつもりだから、今週末はどこか軽めにサクッと登れるお山に行きたいな…
2018年9月16~18日 千枚岳~荒川三山/東岳~中岳~前岳~小赤石岳~赤石岳(2泊3日・小屋泊)①
1日目:椹島BS~鉄塔下~岩頭見晴~小石下~清水平~蕨段~見晴台~木馬道跡~駒鳥池~千枚小屋(泊)
2日目:千枚小屋~千枚岳~丸山~悪沢岳(荒川東岳)~中岳避難小屋~荒川中岳~荒川前岳~荒川小屋~大聖寺平~小赤石の肩~小赤石岳~椹島下降点~赤石岳~赤石岳避難小屋(泊)
3日目:赤石岳避難小屋~赤石岳~椹島下降点~富士見平~赤石小屋~ボッカ返し~樺段~椹島BS
ずっとずっと行きたいと思ってたけど、アクセスが悪いとゆーウワサでなかなか踏み出せなかったり、いざ行こうと決心したらお天気に恵まれなかったり…で行けてなかった南アルプス最深部。天気予報はかなりビミョーだったんだけど、せっかくお仲間さんと合わせてお休みをとったので、荒川三山+赤石岳にお仲間さんと行って来ました!あと1日あれば聖岳まで足を延ばすつもりだったけど、ウワサ通りのなかなかなタフなルートだったので(天気のせいかも…笑)、2泊3日のゆるゆるルートでよかったかな~って感じです。憧れの聖岳にはまたそのうち…
連休初日の夕方におうちを出発して、お仲間さんをピックアップしてから東名高速へ。東名高速はほとんど乗ったことがないから、東名と新東名の違いもよくわからずナビに誘導されるがままに走りました。空はかなりどんよりしてて、ポツポツ雨も落ちてきたり…。新清水PAで早めの夜ごはんを食べてから新静岡ICで下りて長い長い下道に突入。途中、町とゆーか、村とゆーか人気のあるところはあるものの、ほとんどが暗くて狭くてグネグネした道なのにガスったり、雨が降ったりで運転しにくいったらなかったです。新静岡IC下りてから畑薙の臨時駐車場に着くまでの2時間ちょっと、かなーり神経使いました。でも、この道のいいところは、ちょくちょく綺麗な観光トイレがあることです(笑)
畑薙臨時駐車場の埋まり具合は1/3~1/4程度とかなり少なめ。お天気悪かったし、連休初日から登ったヒトは少なかったかもね。真っ暗で仮設トイレの場所もよくわからなかったので、とにかく寝ることにしました。5:00に起きると雨は止んでたし、チラリと青空が見えて朝焼けてたけど、空には雲がいっぱいでそのうちポツポツ雨が…。とりあえず、バス停にザックを並べようと思ったんだけど、バス停がどこなのかわからずウロウロ。駐車場の出口の前にバスの降車ポイントがあったんだけど、井川観光協会のモノで、時刻表なんかも井川観光協会のしかなったから、ここじゃないかも?ってちょっと迷ったんだけど、どう見てもベンチがいっぱいあるし、いろんなヒトのレコで見た場所と似てるし、きっとここだよねってことで念のためザックカバーしてザックを置いて、車に戻って朝ごはんを食べました。朝ごはんを食べて戻ったら、みんなが自分達のザックの後に並んでて“やっぱり、ここでよかったんだね”って一安心。始発のバスは7:15だったけど、7:00前に臨時のバスが来ました。運転手さんからチケットを買ったり、泊まる場所を聞かれたりしたので、全員乗って発車するまでにけっこうな時間がかかって7:00過ぎに椹島に向けて出発~。ウワサ通りのかなり凸凹な林道で、山側の崩落もめちゃくちゃ多くて、ここは一般車が通るなんてとんでもないし、整備するのもかなりのお金がかかって大変だろーなって感じでした。バスの中で運転手さんが無線で各小屋への泊まるヒトの数を報告するんだけど、今日中に荒川小屋まで行くヒトがイチバン多くてビックリしました。確かにUL系のヒトが何人かいたけど、1日で赤石岳経由で荒川小屋まで行けるなんてちょっと羨ましかったです。それだけの健脚だったら、行けるところももっと広がるのになーなんて思ったりして…
椹島に着いて、のんびり出発してたら始発バスのヒト達もすぐに着いて、おまけにみーんな先に出発しちゃって最後の方になっちゃいました。でも、今日は千枚小屋までだったから全く急いでなかったし、ゆるゆると歩き始めました。歩き始める時に雨が降ってなくてよかった…。樹林帯の登りでレインは着たくないょ。神社の脇を歩いて行きます。
ブラシみたいなテンニンソウ…。このアタリとか林道にいっぱい咲いてた。
可愛いキノコ。なんか南アルプスってキノコのイメージなんだよね。キノコはこれでもかったくらいたくさんあったから、気になったモノだけ載せます。
うわー、登りキター!!…っと思ったら、林道に出るだけの道でした(笑)
しばらく車道を歩いて、橋を渡ってから、吊り橋を渡って行きました。前は、橋の手前に登山口があったみたいだけど、新しい吊り橋ができて登山口が変更になったらしいです。ちなみに、この吊り橋が細い上にけっこう揺れてコワイ(汗)。高所恐怖症には酷な吊り橋です。
吊り橋を渡るといきなり階段から始まる急登が待ってました。まだココロの準備が…
岩がゴロゴロしたところをどんどん登って行きました。こーゆーところはアスレチックぽくって好き♪
昨日の雨のおかげでツヤツヤと艶やかなキノコ…
コケが綺麗ないい感じの森になってきました。お日さまも出てきたし。
このアタリはシャクナゲがいっぱいの平坦なお散歩道。たまにガスが出てきたりしてたけど、すぐになくなりました。ガスのせいなのかちょっと蒸してたから、Tシャツで歩いてるのにすでに汗が…
鉄塔を越えて岩っぽいところを登っていくと岩頭見晴でした。少し雲がかかってるものの、なんとかお山を見ることができました。明日歩く予定の荒川三山かなぁ?
緑はキラキラしてるし、道は平坦だし、ウキウキ~♪ この登山道は中部電力の巡視路を兼ねてるんだって。だから、しっかり整備されてるんだね。ところどころに案内札もあってわかりやすいです。
終盤だからかなー。カサカサしてるギンリョウソウ…
平坦気味なところばっかりで全然標高上がらないなーと思ってたらハシゴが出てきた。
2/7 標高1500mの案内板を通過して相変わらず平坦なところを歩いて行きます。けっこう歩いた気がするのに、まだ400mしか登ってないのか(汗)。森はカサついた感じだったり…
青々とした感じだったりといろいろです。
ヒラヒラした紫色のキノコ…
コロコロした紫色のキノコ…
すごい密度(笑)。相変わらずキノコはいっぱいです。
小石平を過ぎてゆるゆると歩き続けます。ちょっと急なところw九十九折に登って行くと沢の音がしてきて、清水平に着きました。オナカが空いたのでここでランチ休憩~♪ お水は冷たくて顔を洗ったら気持ちよかった~。樹林帯の中で全く見晴しはないけど、ベンチがあったので座ってランチすることができました。歩いてる間はけっこく暑かったけど、じっと座ってるとだんだんカラダが冷えてきちゃったのであまり長く休まずに出発しました。ここからしばらくはちょっと急な登りです。
緩やかな登りになってしばらく歩いて蕨段の案内板のところでちょうど中間地点。千枚小屋まであと3時間とありました。その後も緩やかに登って行きます。
見晴台に着きました。登山道からちょっと右側に登っていきます。
このルート唯一の好展望地とゆー誰かがわざわざ作ったような見晴台からは、明日歩く稜線を見ることができました。荒川三山かなぁ?
赤石岳方面は雲が多かったけど、なんとか見えました。明日のお天気はどーなんだろ?
ポコポコ生えてるキノコがカワイイ♡
見晴台からは緩い登りと急登がミックスになってきます。幅が広めの真っすぐな道を歩いて行きます。
ゴゼンタチバナの実…
地面がぬかるんできて、しっとりした森になってきました。
一面にコケ!!
木々の間から見えた駒鳥池は綺麗なグリーンで気になったけど、ちょっと下らないといけなかったのでスルーしました。最後にグイグイっと登って行きます。
切り株にタテに連なったキノコ…
何コレ?!キノコ??モフモフに見えたけど、ストックでつついたらフルフルして弾力性がありました。
セリバシオガマ…
このアタリから低木が多くなってきました。トラバースしてる感じなので、左側からチラチラ景色が見えました。
色の薄いトリカブト…
苦手なセリ科のお花…
階段が出てくると千枚小屋はもーすぐです。
まだまだ紅葉には早いけど、ほんのちょっとだけ葉っぱが色づいてきてました。このアタリは紅葉したらキレイそーだなー
小屋前にはお花がたくさん咲くのかネットが張られていました。
そして、千枚小屋に到着!千枚小屋はそんなに混んでなくて、蚕棚の上段に通されたんだけど、隣のヒトのスペースと接近することなく、かなり広々と使うことができました。寝具もcolemanの寝袋&枕に毛布2枚と十分で、とても綺麗なモノでした。ストーブも焚かれてて暖かかったし、小屋自体も広くはないものの綺麗でした。トイレも外だったけど、綺麗だったしね。夜ゴハンはハンバーグで確か美味しかったと思うんだけど、同席したオジサン達とのおしゃべりに夢中になり過ぎてあまり味は覚えてません(笑)。雲がたくさん出てて、夕焼け&富士山は不発だったから消灯前にさっさと寝ました…
千枚岳で日の出を見るために3:30に起きて、4:00出発しました。雨は降ってなかったんだけど、ガッスガスだし、風は強いし…。樹林帯を歩いてる間はよかったんだけど、稜線に出たらヤバそーだったので、山頂手前の樹林帯を出たところでレイン上下を着こみました。ガスでウェアが濡れて、強風に吹かれたら低体温症になる可能性があるからね。
ガスで行く先がよくわからないところを登って行きます。山頂どこー?
あっ、見えてきたかも…
本日1つ目のピーク、千枚岳に着きました。予想通りのガスガスで日の出なんてとても見れなさそう…。この時間に出発するヒトは、日の出目当てとゆーよりも百閒洞まで行くヒトがほとんどなのでみなさん山頂標識の写真だけ撮って足早に進んで行きました。自分達は急いでなかったからしばらく粘ったけど、ガスがピンク色に染まっただけでやっぱりダメでした(泣)
ガスガスで強風の中、まずは丸山に向かいました。稜線を歩いて行きます。ハイマツの間の岩場っぽいところ。
ハシゴを下ります。稜線でハシゴがあったのはここだけだったかな。
真っ白で何も見えない世界だったのに、一瞬、ガスが薄くなって景色が見えました。
歩いて来た道を振り返ってみると、こちらもガスが薄くなってきてる。このままガスが晴れて欲しい!って思ってたけど…
向かう先はガスガス…(涙)。でも、ちょっと紅葉してる?
ちょっと急な岩場を下って…
登って…
このアップダウンがずっと続くのかと思ってたけど、小さいピークはほとんど巻けるように登山道が作られてたので、実は思ってたより楽でした。
うわわ、紅葉し始めてる~♪ 背景が青空だったらめっちゃキレイだったのに…
ミネウスユキソウ…。ガスで薄暗いしからブレブレ(汗)
イワインチン…
ここは左側のトラバースだったから、風をしのぐことができて、何とかお花の写真を撮ることができました。強風は右側から吹き付けてたからね。
ヒメコゴメグサ…
ガスと雲の間から遠くのお山と雲海がチラリと見えました。上と下は天気が悪くて、真ん中の2000mくらいは天気がいいって感じなのかなぁ?
紅葉した草の間を登って行きます。
山頂どこー?まだー?って思いながら強風の中を登って行きました。
2つ目のピーク、丸山に到着。何にも見えないし、強風だったから写真だけ撮ってとにかく先に進みました。
ガスは薄くなるどころかどんどん濃くなってる…、風もさらに強くなってるし…。楽しみにしてた稜線歩きはひたすら真っ白。
でも、こんな天候でもお楽しみはありました!真っ赤なウラシマツツジの絨毯です♪
岩っぽい稜線を歩いて行きます。こんなコンディションじゃスマホも出せないょ。
近くまで行かないとわかんなかったけど、こんなゴツゴツした世界が広がってました。
こことか晴れてたらめっちゃキレイそーだったのに(泣)。岩と緑と黄色と赤と。
この大岩ゴロゴロの間を登って行くと…
山頂らしきところが見えてきて、3つ目のピークの悪沢岳(荒川東岳)に到着!もーね、ホントに風がギャグみたいにヤバくて登頂した余韻とか全くなし(苦笑)。こんなところまでフツーのウェアで歩いてて、こんな風の強いところでレイン着込んでたグループがいたょ…。飛ばされたら命取りなんだから、風を避けられるところで着ておきましょう。
写真撮るのもやっとって感じだったから、すぐに出発しました。先がどーなってるのか相変わらず全く見えなかったけど、マーカーは細かくついてたから迷うようなところはなかったです。
ちょっと急なガレたところを下って行きます。
どんどん下る…
まだまだ下る…。やっとコルが見えてきました。
コルまで下りきったら、登り返して行きます。
登り切ってからは岩稜帯です。眺めのいいところらしーんだけど…
アオノツガザクラ見っけ!!
中岳避難小屋どこー?
カラダがもっていかれそーで立ってるのもやっとな強風に耐えながら稜線を歩き続けてるとガスの中に中岳避難小屋が見えてきました。風が避けられるところでゆっくり座って休憩したかったから迷わず小屋の中に入らせてもらいました。小屋の中にはザックは持ち込み禁止、邪魔になるところに置くのは禁止、勝手に入らずに挨拶してから入る…とかちょっとだけルールがあります。管理人さん、いいヒトだったけど、ルールを守らないヒトには厳しいので注意が必要です。中には前を歩いてた4人グループがいたので端っこに座らせてもらって、おやつ休憩~。強風からは逃げられたけど、小屋の中は電気がついてなくて暗くて、ストーブがついてなくて寒かったから、カラダがどんどん冷えてきちゃったので長居せずに出発しました。
4つ目のピークの荒川中岳は避難小屋からすぐのところでした。ここも写真だけ撮って通過。
そして、こんなお天気だからちょっと迷ったけど、今度いつ来れるかわからなかったので、分岐を前岳方面へ。ザックをデポしよーかとも思ったけど、風で飛ばされたりしたらイヤだし(ないと思うけど…)、片道5分くらいだったのでザックを背負ったまま向かったら、すぐに山頂が見えてきました。
本日、5つ目のピークの前岳に到着!これで荒川三山を登頂したことになりました。でも、ガスガスと強風で楽しみにしてた景色なんて全く見れず、残念極まりない…(涙)
ウラシマツツジを眺めながら分岐に戻ります。
さてさて、荒川小屋に向かってガスの中を下ります。ホントは景色を眺めながら、写真いっぱい撮りながら、のーんびり稜線を歩くつもりだったけど、ほとんど止まらずに歩いてかなり時間に余裕があったので、荒川小屋ではおいしい小屋メシ食べながらのんびり休憩したい!ってそれだけを考えてました(笑)
アカとミドリのミックスでキレイ~♪
幸いにも荒川小屋へのトラバース的な下りは左側で強風が避けられたので安心してサクサク歩くことができました。
そしてここが有名なお花畑でした!今は草紅葉だったけどね。ちゃんと鹿柵もあったしね。お花の時期はさぞかしすごいんだろーなーって想像できました。やっぱり、お花の時期に来たいなぁ。
タカネマツムシソウ…って、すでに花びらはないけど(笑)
お花畑を過ぎてガレた急な斜面の下りになると小屋方面のガスが少しずつ晴れ的ました。すれ違ったオニーサンがもう少し下ると富士山が見えると教えてくれたのでホントに?って思ったんだけど…
少し下ったところからはオニーサンがいうように富士山がチラ見え!小屋方面のガスもどんどん晴れてきました。わーい♪ 山肌が黄色くなり始めててキレイだぁ。
さらに下ってるうちに赤石岳も見えてきたーって思ってたんだけど、これは小赤石岳だよね。
奥に見えてるお山たちは?富士山は手前の尾根に隠れちゃったけど、もーちょっと左側です。
小屋までトラバースをのんびり下って行きます。
真上には青空も!やっとやっとガスから解放されたよ~
黄葉し始めた木々トンネルがいい感じ♪
綺麗咲いてるタカネマツムシソウ…。ここまでは散り始めてるかボウズしかなかったよ。
このアタリはもーちょっと色づいたら良さそうだなぁ。そしてもーちょっと青空だったらサイコーかも。
赤く色づくナナカマド…。葉っぱも色が変わり始めてるから、すぐに真っ赤になりそう。
そして、荒川小屋に到着です。荒川小屋に着いた時にはかなり青空が広がってて、陽射しが降り注いですごく気持ちよかったです。荒川丼を食べながらガスで湿ったレインやザックカバーを干して、誰もいない静かな小屋前のベンチで暖かいお日さまの日差しをたっぷり浴びながらのんびり休憩させてもらいました。改めてお日さまのありがたみが身に染みたなぁ(笑)