2018年9月16~18日 千枚岳~荒川三山/東岳~中岳~前岳~小赤石岳~赤石岳(2泊3日・小屋泊)②

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1日目:椹島BS~鉄塔下~岩頭見晴~小石下~清水平~蕨段~見晴台~木馬道跡~駒鳥池~千枚小屋(泊)
2日目:千枚小屋~千枚岳~丸山~悪沢岳(荒川東岳)~中岳避難小屋~荒川中岳~荒川前岳~荒川小屋~大聖寺平~小赤石の肩~小赤石岳~椹島下降点~赤石岳赤石岳避難小屋(泊)
3日目:赤石岳避難小屋~赤石岳~椹島下降点~富士見平~赤石小屋~ボッカ返し~樺段~椹島BS


かなり荒川小屋でのんびりしちゃったので、赤石岳に向かって歩き出すことにしました。ずーっとここにいたかったけど、そーゆーわけにもいかないしね。今日、泊まる予定の赤石岳避難小屋には水場がないから(お湯はくれるけどね)荒川小屋の水場でしっかり水を確保しました。ちなみに、トイレの前あたりからは富士山がよーく見えます。

 

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向かう先の木々は色づいてるし、空は青い~♪ あのガスガスの状態からこんな景色がみれるなんて思わなかったよ。

 

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こんなに黄色くなってる。赤もいいけど、黄色もいーよね。

 

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黄葉の中に突入でウキウキ~♪ って思ってたのは束の間、すぐにけっこうな急登になりました。

 

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ランチ休憩後のカラダが鈍った状態にいきなりの急登でげんなり。少し登って足が止まりました。ふぅ…

 

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珍しく赤紫っぽいリンドウ…。これから咲くのかなぁ?

 

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急登はすぐに終わって森林限界を超えました。ここからはゆるーい登りのトラバースだったんだけど、このトラベースがめちゃくちゃ曲者で、地形がカール状になってるからか正面からの風がハンパなくすごかったです。陽射しがあったから寒くはなかったけど、完全なアゲインストでなかなか進まないレベル(苦笑)

 

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ヨロヨロしたり、立ち止まったりしながら歩いて行くと、やっと、遠くに大聖寺平が見えてきました。こんなのサクサク歩けるはずの道なのに全然前に進まなくてかなり時間がかかっちゃいました。

 

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やっとのことで大聖寺平に着いてホッと一息。まだまだ風は強いけど、トラバースのところほどじゃなかったから、やっぱりあの風はこの地形が影響してるんだろーね。

 

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大聖寺平からは九十九折にグイグイ登って行きます。荒川小屋までガンガン下ったのに、それと同じくらい登り返さないとなんだよね。また曇ってきたのでそんなに暑くないのが救いだったけど。

 

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少し振り返ってみるとこの景色。コレコレ!こーゆーのが見たかったんだよ。やっと見れた…(涙)

 

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赤石岳はまだまだ先みたいなのでとにかく登って行きます。

 

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ちょっと平坦なところに出たと思ったのに、まだまだ登りは続いてました。ハッキリ見えてる左側の道は×がついてました。右側から巻くように登って行きます。

 

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九十九折になってるものの、なかなかの登りなのでちょくちょく足を止めながら登ります。さっきいた平坦なところは上から見るとこんな感じに丸く見えました。

 

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なんとか小赤石岳の肩まで登ってきました。再び3000m超えです。小赤石岳まではあとちょっと。でも、肝心な赤石岳が見当たらないんだけど、どこいったんだろ?

 

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せっかく道の両側が草紅葉なのに、ちょっとどんよりしてきちゃった。

 

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赤石岳の山頂付近もガスに包まれてきちゃったー(汗)

 

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でも、谷の方を見下ろすとキレイ~☆

 

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真っ赤っか!

 

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少し登って振り向くとこんな感じ。めちゃくちゃ綺麗!赤と黄色と緑の組み合わせが素敵☆これに青も足したかったなぁ。

 

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ガスが晴れる気配はないけど、もーすぐ小赤石岳の山頂…

 

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ということで、本日6つ目のピークの小赤石岳に到着しました。さっきまでの青空がウソみたいにガスガスだったし、ここまで来たらさっさと赤石岳に着きたかったので写真だけ撮って進みました。

 

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赤石岳からは椹島下降点まで少し下って行きます。ココは山と高原地図には“稜線の空中散歩”って書いてあったけど残念ながらガスガスです(汗)

 

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あっりのお山は晴れてそう。やっぱり、ある一定の高さ以上に雲ができてるのかも。

 

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ホントにホントに晴れてる時に歩きたかった…

 

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今回の主役といっても過言ではない(笑)、ウラシマツツジ

 

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赤石岳からはこんな感じで下ってきました。

 

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椹島下降点まで下ってきました。明日はここまで戻ってきて、椹島に下山します。赤石岳へは急な登り返し。

 

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こんなところを登って行きます。結局、最後のピークもやっぱりガスったままだねって諦めてたんだけど…

 

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うわっ、晴れてきた!!!

 

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振り返ってみると、歩いて来た稜線もなんとか見えました。やっと、アルプスっぽくなってきたよ…

 

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何とか青空のうちに赤石岳の山頂に立ちたいーって思って、最後のチカラを振り絞ってガシガシ登って行くと山頂標識が見えてきました。

 

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そして、本日6つ目、今回の山旅のラストピークの赤石岳に到着しましたーーー!青空は待っててくれたので、今日、初めて青空を背景のピーク写真を撮ることが出来ました。ガスガスの強風はツラかったけど、頑張って登ってきてよかったよ…

 

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赤石岳から少し下ったところに百閒洞に続く道の分岐があります。左奥は聖岳かなぁ?下りとはいえ、ここからあと2時間半くらいはかかるのかな?自分の体力でも千枚小屋から百閒洞まで行けないことはないなってわかったけど、サクサク歩かないとだね。お花の時期は時間がかかるから無理かなぁ…

 

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分岐のすぐ先には赤石岳避難小屋があって、小屋前には祠と立ってる(立たせてる)石がたくさんありました。

 

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小屋に行くのは後回しにして、富士山がなんとか見えそうだったから南峰にも急いで行ってみることにしたけど…

 

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あっとゆー間に再びガッスガス(泣)

 

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赤石岳方面も今にもガスに包まれそう。明日の朝の日の出に期待して、小屋にチェックインしました。

 

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赤石岳避難小屋の中はストーブがガンガン焚かれてて、消灯時間まで半袖で問題ないくらい暖かくて、1日中強風にさらされて冷え切ったカラダにはめちゃくちゃありがたかったです。中岳避難小屋に比べると、明るいし、広いような気がしたけど、中岳避難小屋は昼間だったから電気を消して省エネしてただけかもだし、2階はどーなってるかわからないけどね。さすがに翌日は平日とゆーこともあって、宿泊客は少なめ。寝るスペースも2人で6人分くらいのところをゆったり使わせてもらえました。ここの寝具も千枚小屋と同じモノで新しくて清潔(そう)でした。レトルトのカレー、中華丼、親子丼は小屋で用意してくれるけど、自分たちはカップラーを持ち込みました。お湯はいくらでも使っていいって言ってくれたから、バーナーとか必要ないしね。お酒もジュースもお土産も売ってて、避難小屋って感じはしなかったなー。小屋に泊まってるみなさんはいいヒト達ばかりで、同じルートを歩いててちょこちょこ会ってたヒトも多かったので、みんなでチエコさんのハーモニカを聞いたり、榎田さんとおしゃべりしたりして、あっとゆー間に消灯時間になりました。トイレに行くのに外に出たけど、やっぱりガスガスで星空は見れませんでした。


4:30に起きて日の出を見に行こうと思ったら、小屋で朝ごはんを頼んだヒト達はすでに朝ゴハン中でした。パンとコーヒーで目を覚ましてから、風対策でレインを着込んで外に出ました。風はまだ少し強かったから寒かったけど、予定通り晴れてて星も出てました。赤石岳の山頂に登ると空がだんだんと明るくなってきました。

 

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朝焼けを背景に雲海に浮かぶ富士山。綺麗だったからアップで撮りたかったけど、望遠レンズ持ってなかったからこれが限界でした。

 

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お日さまが出る方向には少し雲が出てたけど、それもまたいい感じでした。みんなで寒い中、ポケットに手を突っ込みながら刻々と色が変わる空をただただ眺めてました。

 

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しばらくすると日が昇ってきました。めちゃくちゃ綺麗~♡前日は散々なお天気だったけど、最終日は晴れてよかった。

 

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下山するのがもったいなかったけど、バスの時間も決まってるから小屋に戻ってパッキングして、榎田さんとチエコ見送ってくれる中、下山開始しました。お客さんが少なかったこともあっただろーけど、めちゃくちゃ居心地のいい小屋だったのでまた来たいなぁ。ちなみに、榎田さんとチエコさんはご夫婦ではないそうです(笑)。3回目の赤石岳にむかって出発~♪

 

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赤石岳山頂からの中央アルプス方面。雲海の先に連なる峰々。左奥が乗鞍岳で右奥が木曽駒ヶ岳かな?何故か聖岳は撮り忘れちゃった(汗)

 

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今日はスッキリした荒川三山を見ることができました。奥のお山は白峰三山かな?前日もこんなお天気だったら…って思うけど、仕方ないよね。今日、見れただけでもよかったって思わないと。

 

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あれ?こんな急なところ登ってきたっけ?最後、夢中で登ってたから記憶ないな…(笑)

 

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椹島下降点からはいきなりの急な下りです。振り返ってみるとこんな感じ。滑らないよーに注意して下りました。

 

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朝日を浴びる赤石岳…どっしりとしてカッコイイ。

 

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椹島下降点までは風が強くてけっこう寒かったんだけど、下り始めたら風が完全に遮られて、お日さまも高くなってきて寒くなくなったので、レインを脱いでからガレガレの急な斜面を下って行きました。

 

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赤石岳を含む稜線も今日はスッキリ!これなら素敵な空中散歩ができそうだなー

 

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景色に見とれながらも急な下りが続くので慎重に下って行きます。

 

 

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真横から見る赤石岳。お天気がいいと写真ばっかり撮っちゃってなかなか進みません。

 

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いやー、ここかなりすごい激下りだよ。逆回りで椹島から登ってきたら、ここめちゃくちゃ大変なところかも。初日に荒川小屋まで行ったヒト達はここ登って、さらに赤石岳ピストンしてから荒川小屋に行ったんだね。すごいなぁ…

 

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富士山は今にも隠れそうだけど、モコモコの雲海はいい感じ♪ 手前のお山はどこでしょう?

 

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これから下っていく道が筋になって見えてます。ホントにすごい下りだわ…

 

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ここのカール状の地形のところも紅葉が始まってて、なかなか綺麗でした。今日は完全な青空だしね。

 

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ナナカマド…

 

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かなり下ってきました。まだまだ下るんだけど…

 

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ヤマハハコ…

 

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沢沿いの紅葉が色とりどりでキレイです。前日、お天気がよかったら、稜線でもこんな景色が見れたのかもしれないのになー

 

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カラフルな紅葉をバックにお花の終わったシシウド…

 

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沢と紅葉を下から眺めます。キレイでウットリ♡

 

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何度か小さな沢を渡渉して、ロープがついてる岩々のトラバースを通過してから(慎重に歩いてたからか、写真なかった…)平和な樹林帯のトラバースに突入しました。樹林帯に入ると黄葉の中に飛び込んだ感じになって、黄葉がキラキラしてました。

 

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赤石岳避難小屋の榎本さんが言ってた通り、木や岩を超えたり、ちょっとアップダウンがあるので、千枚小屋から通しで赤石小屋に行こうとするとココがちょっとキツイ感じになりそうです。標高2000mくらい下らないといけないから、さっさと完全な下りになって欲しかったんだけど簡単には下らせてくれません。

 

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うわわっ、めちゃくちゃ綺麗~♪

 

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こんなところも何ヶ所かあります。濡れてたら滑りそう…

 

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アップダウンしてた道が登り基調になると…

 

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富士見平に着きました。まずは、赤石岳と小赤石岳

 

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そして、荒川三山。こんなお天気の日にあの稜線を歩きたかったょ…(泣)。ここは360°の眺望があるらしーけど、途中から少しずつガスが湧いてき始めちゃってたので、聖岳や富士山を拝むことはできず。聖岳&光岳は来年行くからね~っ!

 

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どんどん雲が上がってきて、どんどんお山たちは見えなくなってきたので赤石小屋に向かうことにしました。

 

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少し下り基調になってきた感じだったけど、相変わらず岩を越えたりしながら下って行きました。

 

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赤石小屋は平日なのでお客さんは誰もいなくて静かでした。小屋前のベンチで富士見平では見れなかった聖岳を眺めながら朝ゴハン休憩をさせてもらいました。

 

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けっこうゆっくり休憩したので、ここから一気に椹島に向かって下山開始!3時間半って書いてあったり、4時間って書いてあったりしたから、13:00前には下山できるかなーって感じでした。

 

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カニコウモリ…

 

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赤石小屋からは完全に下りになりました。たまに木の根っことか越えてかなくちゃでちょっと歩きにくいところもあったけど。

 

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またまたキノコがたくさん出てきました。なんだかとっても凛として見えたカサの開ききったテングダケ

 

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ひたすら下ります。とにかく下る。

 

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急なところを下りきって、ちょっと平坦なスペースで水分補給。ここがボッカ返しだったかな?なかなかタフな下りでした。小屋から一気に1500mくらい下るわけだからね…(汗)

 

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なーんにもお楽しみがないって思ってたけど、ちょこっとお花もありました。サラシナショウマ

 

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濃い紫色のトリカブト

 

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コケの中に可愛い薄紫色のキノコも見っけ!

 

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ずっと下りかと思ってたけど、こんな平坦なところもありました。歩きながら休憩、休憩(笑)

 

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しばらくすると4/5の案内板がありました。ここでまだ1/5しか下ってないの?この先、どんだけ長いの?って気が遠くなったけど、下るしかないので、アタマを空っぽにして淡々とひたすら下り続けるとよーやく樺段とゆー中間地点に到着。でも、まだまだ半分だから下らないと…

 

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ヤマハッカ…

 

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白いお花…なんだろ?

 

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赤いキノコ…

 

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大きな九十九折を下ってハシゴを下ると林道に出ました。最初は丁寧に下りてたけど、疲れてくると足の置き方が雑になって、最後の九十九折はちょっと膝が痛かった…。最近、膝が痛くなるんだよね。筋力が低下してるのかな…(汗)

 

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途中から一緒に下ってた、赤岳避難小屋で一緒だったヒト達とブラブラ歩いて椹島に戻ってきました。結局、赤石避難小屋からは休憩込みで6時間、赤石小屋からだと3時間ちょっとで下山できたので、12時には椹島に着くことができました。千枚小屋や赤石避難小屋、ルート上のところどころで一緒になったみんなと無事の下山を喜びあいました。椹島ロッジでお蕎麦を食べようと思ってたのに、メニューはカレーとうどんとホットドッグのみ(涙)。バスが来るまで2時間、バスに乗って1時間、静岡の町に出るまで2時間、計5時間はさすがにガマンできなかったので、キライなカレーを食べました。から揚げが付いてたし。とりあえず、オナカは満たされて、バスが来るまで外で風に吹かれてのんびりしました。


時間通りにバスは来て、畑薙臨時駐車場に戻りました。下山しても、ここからがおうちまでが長いんだよね…。時間的には4時間ちょっとで大したことないんだけど、あのグネグネの細い林道をまた2時間以上も走るのかと思うとグッタリしました。これさえなければちょくちょく来てもいいお山なんだけどなぁ…、なんて思いながらひたすら林道を走りました。来る時と違って、明るかったし、雨も降ってなかったし、ガスってもなかったけど、やっぱりなかなか神経を使う道だったので、新静岡ICのセブンイレブンに着いた時にはちょっとホッとしました(笑)。平日夕方の東名高速の上りは渋滞することもなかったので、順調に走っておうちに帰ってきました。

 

念願の南アルプス最深部の縦走…。肝心な稜線歩きでかつてないくらいのガスと強風に見舞われて全く景色は堪能できなかったけど、いい経験にはなったし、最終日はなんとか晴れてくれたし、いろんなヒトとの出会いがあって楽しかったし、結果的にはいい山旅になりました。でも、やっぱり稜線は晴れてる時に歩いて雄大な景色を眺めたいから、来年はお花の季節に晴れを狙って行きたいなぁ。北アルプスに比べてヒトが少なめなところも自分好みだったりします。

 

今回、ガスって強風が吹いて気温が下がってという状況で、濡れないように、汗をかかないように、でもカラダを冷やさないようにってレイヤリングのいい練習になったなぁ。それと、最近はテントが担げなくなっちゃったから山小屋に泊まってるけど、山小屋はなかなかいいってことがわかりました(笑)。混んでギュウギュウ詰めとかは辟易しちゃうけど、みんなで一緒にゴハンを食べて、おしゃべりして…、テントの時よりも周りとの交流が格段に増えました。特に連絡先の交換をしたりするわけじゃないけど、みんな山好きだから、いつかまたどこかのお山で会えるかもって思います。

 

来週末はお天気が悪くなければガッツリ北アルプスを歩くつもりだから、今週末はどこか軽めにサクッと登れるお山に行きたいな…