2018年10月7日 杓子山~高座山(日帰り)
忍野村ふれあいホールP~養鶏場~雨乞山分岐~立ノ塚峠~子ノ神~杓子山~大榷首峠~高座山~鳥居地峠~忍野村ふれあいホールP
北アルプスに行くにはラストチャンスの3連休…。せっかく涼しくなったから、暑い時期に登るのは大変そうな笠ヶ岳に行きたいなって思ってました。台風がスピードを上げて土曜日の早い時間に通過してくれれば、日曜に大きな影響はでないかも?と読んでいたんだけど、日曜は昼までガスガス&強風の予報。さすがに自分の足じゃ昼前に稜線に出ることはないとは思ったけど、もし稜線に出た時に歩けないくらいの強風だったら笠ヶ岳山荘に辿り着かないかもしれない…と安全を第一に考えて、泣く泣く断念。風の影響を受けなそうな奥秩父の金峰山や瑞牆山も候補だったけど、この時期に東日本ではここでしか見れないという稀少なお花に会いにソロで杓子山&高座山に行って来ました!
今回は立ノ塚峠を経由して周回しようと思ってたので、内野浅間山神社を目指してゆっくりと6時過ぎにおうちを出ました。杓子山みたいな低山でもお昼までは強風予報だったので、内野浅間山神社から反時計回りに歩いて、昼過ぎに下山すればお花の写真を撮る時には風がなくなってちょーどいいかなって思ってました。道志道が崩落で通行止めになってるという情報が入ってたので、迂回ルートはあったけど無難に秋山経由で向かいました。さすがに時間が時間だったので交通量は多かったけど、渋滞することもなく順調に内野浅間神社に着きました。読み通り、駐車場には車はなかったから邪魔にならないようにイチバン端っこに車を停めて、トイレに行ってから出発~と思って女子トイレの個室のドアを開けたら…血の気が引きました。クモかコオロギかその中間かってゆー感じの足が長めの虫が何十匹とザワザワザワっと一斉に動きました。気持ち悪くてすぐにドアを閉めて、隣の個室を開けたけど同じ状態(泣)。勇気を出して入ろうかと思ったけど、やっぱり無理だったので近くのセブンイレブンに行って、何となく浅間神社には戻る気になれなかったので、忍野村ふれあいホールに車を停めることにしました。
ふれあいホールからまずは養鶏場に向かって車道を歩き始めたけど、風はほとんどないし、気温は高めですでに暑いっっ。しかも、ショートカットだと思って用水路沿いを歩いて行ったら草がボーボーで歩きにくかった(汗)。これならちょっと遠回りでも車道を歩いてくればよかったよ…。養鶏場独特のニオイがするところは足早に通り過ぎて、車はほとんど通ることのなさそうな緩い傾斜の車道を歩いて行きました。ここでもすでに倒木がチラホラ…。そして、雨乞山分岐から林道(といっても車は通れなさそう…)に入って行きました。
連チャンで来た大型台風のせいで、すでにこのアタリでも枝や葉っぱがめちゃくちゃたくさん落ちててなかなか歩きにくかったです。道が激しくえぐれてるところもあったけど、今年の大雨のせいなのか、元からだったのかはよくわかりません…
ちょこちょこお花も咲いてました。今日は、ミラーレス修理中でコンデジ。ナギナタコウジュを撮ってみたけど、久々のコンデジに苦戦気味…(苦笑)
ハナニガナ…
しばらく歩いていくと、倒木まではいかないけど大きな枝がけっこう落ちてたりもしたので、“この調子で杓子山に辿り着けるのかな?”ってちょっと思い始めました。鳥居地峠からピストンするヒトが圧倒的に多いだろーし、台風からそんなに日が経ってなかったし、全然踏み跡が見当たらなかったから、途中で戻ることも覚悟しながら歩き続けました。
そして、立ノ塚峠に到着。ここは、石割山に向かう二重曲峠への分岐になってます。紅葉の時期に石割山からの縦走とかも楽しそう♪
ゲンノショウコがひっそり咲いてました♡
ここから登山道になるんだけど、いきなりの草ボーボーで全然ヒト入ってないのかな?ってちょっと心配になったけど…
すぐに道は整備された感じになったものの、なんだこりゃーってくらいの倒木だらけ(汗)。それでもこのアタリの倒木は大したことなかったけど、上の方で通れないような倒木があるかもだし、ホントに撤退になっちゃうかもしれないなって思いました。もし、そーなっちゃったら、鳥居地峠まで戻って目的のお花だけ見に行こうと思ってたけどね。
とりあえず、お天気もいいし、行けるところまで行きまーす。
色づきつつあるマムシグサの実…
うわっ、デカめのヤツ出た!左右が切れ落ちてるわけじゃないから避けられるんだけど、無駄に体力使わされちゃうんだよね…
ス、スミレ?!狂い咲きだね…
リュウノウギク…
だんだん傾斜がキツくなってきました。なかなかの急登です。ふぅ…
まだトリカブトも咲いてる~♪ ってウキウキ写そうとしたらコンデジがオカシイ!写せるんだけど、なかなかマクロで撮れないっ(汗)。確かに、薄暗かったりするとなかなかピントが合わなかったりしてたけど、もう完全に明るいし、小さくもないのにピントが合わない(泣)。しかも、バッテリーフル充電して来たのに“バッテリーを充電してください”ってメッセージが何回も出る。しばらく使ってなかったから調子悪くなっちゃったのかなぁ。この先の登山道の荒れ具合も心配だったけど、このコンデジで目的の小さいお花を撮れるのかもめちゃくちゃ不安になりました…
ちょこちょこ出てくる倒木を避けながら急登と歩いてたら、山と高原地図にある展望のよいところアタリに着く頃にはグッタリ。しかも、この時期稀にみる気温の高さで汗だくだし、おまけになんだかちょっと体調もよくなかったし。展望地からが本日イチバンの急登だったんだけど、休み休み登りました。
遂に岩場っぽいところキターーーーー!アスレチックみたいで楽しい♪
イイね、イイね~。ただの急登よりこーゆーアスレチッキーなところが好き♡
わわわーっ!ちょっと紅葉してる!!
まだまだ紅葉には全然早いと思ってたのに、赤く色づき始めた葉っぱに会えちゃいました。
ミドリとアカ…キラキラだょ☆
今まで木々の合間からしか見えなかった富士山が、ここへ来てようやくドーンと見えました。後でたくさん見れるから、まだ見えなくてもよかったんだけどね(笑)
アスレチックはまだまだ続きまーす。
ロープもあるし(使わないけど)、ステップもあるから難しいところはないです。でも、写真は撮り忘れたんだけど、こーゆー岩場の途中にデッカイ倒木があって、そこは左右に避けられないし、どーやって越えようかな?ってちょっとだけ迷いました。なんとか乗り越えたけどね~
岩場は楽しくてグイグイ登ってたんだけど、岩場が終わったらなんかカラダがキツくて、ちょっと歩いては休んでの繰り返しになっちゃいました。
リンドウがポツポツ出てきました。カワイイー♡
ハバヤマボクチ…かな?
岩場が終わってからの登りはかなりペースダウンしちゃったけど、何とか子ノ神まで登ってきました。前も見つけられなかったんだけど、肝心な神様はどこにいるの?
鹿倉山は展望があるわけでもないし、特に見どころもないので行きませんでした。紅葉の時期ならブナが綺麗かもね。ということで、笹原の中を杓子山に向かいます。
このアタリもちょっとだけ紅葉してました。今度は紅葉の時期に歩いてみたいなぁ。
下ってまーす。やっぱり下りは楽チン♪ 杓子山までは軽くアップダウンがあります。
白が入ったトリカブト…。トリカブトはアチコチにたくさん咲いてたなぁ。
混んでる山頂よりも、空いてて見晴しのいいところでランチしようと思って、前に見つけてた岩場でランチ休憩~♪ 静かでお気に入りの場所。
これから向かう杓子山もよく見えます。やっぱり、紅葉にはまだまだ早いんだね。10月末くらいかな?ここでのんびりしよーと思ってたけど、直射日光が暑すぎて長居できず(汗)。ちょっとだけ休んで山頂に向かうことにしました。
ロープがついてるちょっと急な下り。ロープは使わなくて問題ないレベルだけど、滑らないよーに注意して下りました。
真っ赤になってないのにボロボロのカエデ…(汗)。ハウチワカエデかな?
このポワポワはマルバダケブキかな?
このポワポワは??
アキノキリンソウは終盤…
この笹原をゆるーく登って行くと杓子山の山頂に到着です。
杓子山の山頂は思ったほど混んでませんでした。やっぱり、富士山が冠雪してからの方が混むのかな?ベンチになんてとても座れないと思ってたのに、ヨユーで座れちゃいました。暑かったけど、ここでオヤツ休憩にしました。朝はスッキリクッキリ見えてた富士山だけど、この頃にはだんだん雲を纏うようになってて、下山する頃にはすっかり雲で覆われてました。
南アルプス方面。雲がかかっちゃってよく見えないなぁ。
奥秩父方面。やっぱり、冬の方が空気が澄んでてよく見えるねー。今日は暖か過ぎちゃってダメだな。
ワレモコウみっけ!
ここまで来たら早く目的のお花に会いたーいっ!ってことで下山開始。まずは階段?をグイグイ降りて行きます。
タチフウロ…かな?
階段の後は九十九折の緩い下りになります。確かショートカットがあったはずだけど、見つけられず…。ここはちょっと滑りそーなので気を抜かずに歩きました。倒木もあったけど、オジサンがノコギリで処理をしてくださってました。ありがとうございます!
そして、ちょっと急な斜面をグイグイ下ります。この下りでたくさんの登ってくるヒトとすれ違いました。さすがにここは登るの大変そーだったな。休み休み登ってるヒトが多かったです。
パラグライダー場の脇を通って、大榷首峠に着きました。前回はここから不動湯方面に下りたんだけど、今回はお花に会うために高座山に向かいます。
なんだろ?このネットみたいなの(笑)
しばらくゆるーく登ってもう着いたのかな~って思ったけど…
下ってました。こんなにすぐに着くはずないのにね(苦笑)。今年のお正月に歩いたばっかりなんだけど、あんまりこのアタリの記憶ないんだよね。
こんな岩っぽいところあったっけなー?
たくさんの蕾をつけてたハナニガナ…
鉄塔のところに着くとヤマラッキョウが咲いてました。色鮮やかでカワイイ♡
鉄塔からの下りがちょっとだけ岩っぽくなります。前回登った時は、岩っぽい場所があると思ってたなかったから、ここはよく覚えてます(笑)
先っぽがクルクルしてるミヤマヒゴダイ…
セキヤノアキチョウジ…。コンデジが言うこと聞かずにめちゃくちゃ苦戦しました。他にも撮れなかった小さいお花がいっぱいあったよ~(涙)
やっぱり倒木多し…。でも、子ノ神までの倒木に比べたら大したことなかったのでフツーに歩けました。
最後にちょっと急なところを登ります。ホントに暑くて、大榷首峠からのアップダウンでかなりの汗だくになっちゃいました。大した距離じゃないんだけどね…
高座山に到着です。休憩してるヒトが数人いたけど、早くお花に会いたかったのですぐに下山開始~
高座山にもヤマラッキョがたくさん咲いてました。でも、なかなかコロンと丸い形のヤツはないんだよなぁ。
リンドウもたくさん咲いてました。
前回来た時に、ここは下りたくないなーって思ったけど、お花に会いに行くために下ります。ここはちゃっちゃと下るためにロープ持ちました。
このホワホワはなんだろー?ちょっとカワイイ。
しゃがんで撮影してるヒトがいたので“もしかして…”と思ったら、お目当てのムラサキセンブリが咲いてました!わーい♪ 見つけられるか心配だったけど、無事に会うことができました。
アチコチにたくさん咲いてるわけじゃないので、ゆっくり急坂を下りながら目を凝らして探しながら歩いてると、また見つけました!紫色のお星さま~☆
下ってきた道を振り返ると青空と雲が綺麗~♪
わーい♪ また、見つけちゃいました。カワイイー♡急坂で滑るので、転ばないよーに足場をしっかりとって撮影しました。
近くを歩いてたオニーサンは最初の1株しか見つけられなかったって言ってました。そのくらい注意して探さないと見つけられないかも?
この道、急坂がズルズル滑りやすくてちょっとコワイけど、眺めがよくて気持ちいーよねー
こんなにえぐれてたっけ?台風でえぐれちゃったのかな?
またまた見つけちゃいました。全体的には花数は少なかったし、まだまだ蕾の方が多い感じでした。来週位がいいのかも?
登山道を外れて、斜面の方に入って行けばもっとたくさん会えるっぽかったんだけど、満足しちゃったので下山することにしました。
またまた振り返っちゃいました。この眺め好きなんだよね~♪
グライダーを飛ばしてたオジサンたちとちょっとお話してからススキの中へ。
最後のここが何故か湿ってて、転びたくないポイントでした。前のオネーサンに倣って丁寧に下ったので転ばずに済みました。
下りきって樹林帯に入るとまたまた枝や葉っぱがすごい勢いで落ちてて、これじゃ駐車スペースまでこれないよねって思ってたら、軽トラが止まってました。軽トラのオジサンは倒木を整備してくれてたみたいで、倒木は全部カットされて車が通れるようになってました。オジサンは大量に落ちてる枝葉を気にせず年季の入った軽トラでガンガン運転しててカッコよかったです。ちなみに、熊鈴をつけてなかったらここも熊が出るからちゃんとつなさいって注意されちゃいました(汗)
鳥居地峠からは林道をひたすら下って、ふれあいホールに戻りました。大した距離じゃないんだけど、なんだか長く感じたなぁ。帰りも秋山を通って帰ろうかと思ってたんだけど急いでなかったし、413通行止めって表示が出てるにもかかわらず道志道に都内NOの車がどんどん入って行くし、対向からも都内NOの車がどんどん来るのて試しに通ってみることにしました。途中までは問題なく走れたからこのまま行けちゃうかもって思ったけど、青根のところから通行止めで迂回ルートになってました。この迂回ルートがめちゃくちゃ狭いところが多いのに、対向も迂回してくるから交通量も多くてかなりグッタリ。素直に秋山から帰ればよかった…
急に思い立って行った杓子山&高座山だったけど、ずっと会いたいと思ってたムラサキセンブリに会えて大満足です♪ ただ、想像以上に倒木がすごくて道が荒れてたので、倒木を避けたりするのにかなり体力を消耗して疲れちゃいました。途中撤退とかゆーレベルではなくて、ちゃんと周回できたからよかったんだけどね。立ノ塚峠からのルートは倒木さえなければ急登はあるもののアスレチッキーな岩場が楽しいルートだったので、また紅葉の時期とか涼しい時に歩いてみたいなーと思いました。
来週こそはガッツリ歩きたいから、晴れますよーに!