2018年8月18~19日 朝日岳~雪倉岳~小蓮華岳(1泊2日・小屋泊)②
1日目:蓮華温泉P~蓮華の森~アヤメ平~兵馬ノ平~白高地沢の橋~(カモシカ坂)~花園三角点~(五輪高原)~青ザク~五輪の森~吹上のコル~朝日岳頂~水谷コル~朝日小屋(泊)
2日目:朝日小屋~水谷コル~(水平道)~水平道分岐~小桜ヶ原~燕岩~雪倉岳頂~雪倉岳避難小屋~鉱山道分岐~三国境~小蓮華山頂~船越ノ頭~白馬大池山荘~天狗ノ庭~蓮華温泉P
3:30に起きて、4:00頃に小屋を出発~。星は出てたけど、今日は行程が長めなので眺めるだけにしました。前日ほどの寒さではなかったけど、やっぱり気温は低めだったので、フリースとニュウモラップを着て歩き出しました。木道は霜はおりてなかったものの、朝露でめっちゃ滑りそうで恐怖過ぎて全くスピード出せず、水谷コルまで下るだけでけっこう時間かかっちゃいました(苦笑)
水谷コルの分岐からは朝日岳頂でのご来光は諦めて、水平道へ進みます。けっこうアップダウンがあるってレコとかで読んだけど、朝日岳のピークは巻いてるんだから、登るよりは楽なはず…と歩き始めました。確かに細かくアップダウンはあったけど、水平なところも多かったし、大きなアップダウンはなかった気がします。ただ、自分の不注意でロストしちゃったところが1ヶ所ありました。鎖がついてる岩のトラバースがあるんだけど、それが終わったところで暗くて下に続いてる道が見えずに、沢筋を道と思って登っちゃいました。登りながら“あんまりヒトが歩いた形跡はないし、ここまでの道に比べると整備されてないから、もう少し登ったら戻ろう…”って怪しいとは思ってたんだけど、上からヘッデンの明かりと『こっちは道じゃないよー』という声が。やっぱりねってことで戻ってみたら、下に行く道がちゃんとありました。明るければ間違えないと思うけど、暗い時間に歩くヒトは注意した方がいいかも。まあ、この道を歩くようなヒトはフツーは間違えないか。
ちょっと明るくなってきました。ここは水平道な感じの部分。
途中から木道がちょこちょこ出てきました。新しい木材が置いてあったりして、歩きにくりところに木道を整備してくれてる途中みたいです。小屋にいたネパーリーのヒト達が整備してくれてるのかな?昨日の夕方、水場で長靴洗ってたし(笑)
雪解けでできた池に朝焼けの雲が映ってキレイ☆もーすぐ朝日が昇ってくる。
水平道分岐を過ぎて木道をどんどん歩いて行きます。凸凹になってて、登山口のところの木道よりは滑りにくいよになってたけど、まだ濡れてたからビビりながら歩くことになっちゃってホントにスピードが出ない(汗)。でも、水平道で少し時間を巻けたので焦ることなく歩いて行きました。
空がキレイなグラデーションに。
東の空が金色に輝いてきました。今頃、朝日岳に登ったヒト達はキレイな日の出を見てるかな?
ここもそのうち木道になりそう。木道にしないとどんどん荒れちゃうもんね。
振り返ると朝日岳が朝日に染められてオレンジになってました。派手目の雲がいいアクセントになってます。やっぱり、登ってから来ればよかったかな…ってちょっと後悔したりして。
うわっ、雪倉岳に向かってめっちゃ雲が流れてきた。このままガッツリ曇っちゃったら悲しい…と思ったけど、雲の動きは激しかったので、再び流れていきました。
雪倉岳に向かって湿原の中を歩いて行きます。このアタリが小桜ヶ原かな?ハクサンコザクラがたくさん咲くみたいです。
数週間前だったらいろんなお花がいっぱい咲いてたんだろーけど、今もお花は少しだけ咲いてました。やっぱりお花畑の時に来てみたいな。ちなみに、このアタリには沢がたくさん流れてるのでお水には不自由しないと思います。
平和な木道が終わって、いきなりガレガレの登りになりました。
ガレガレを登りきるとツバメ岩がドーンと。
雪倉岳がかなり近く、大きく見えるよになりました。でも、まだまだ遠そう…って思ってたけど、たぶん雪倉岳のピークはここから見えてなかったんだよね(汗)
ツバメ岩からは一旦、下ります。ここにもお花がちょこちょこ咲いてました~。花柱がまっすぐだからホツツジ…
ミヤマトリカブト…
タカネトウウチソウ…
樹林帯を抜けてコルまで下りきって、フリースを脱いでTシャツとニュウモラップフーディーになってから雪倉岳に取り付きました。まずは九十九折に登って行きます。そーいえば、花の終わったウルップソウがたくさんありました。さすがに1輪もお花は残ってなかったけど。
同部屋のヒト。グイグイとすごいスピードで登って行っちゃいました。あんな風に歩けたら、もっと遠くまで行って、もっといろんなモノが見れるのにな…
イタドリ…かな?
振り返って朝日岳。
九十九折を登ったら山頂が見えるのかと思ったけど、どこが山頂なのかわからないままお花がいっぱいのトラバース道に突入しました。
アザミ…
このお花は…?
ハクサンシャジンがいっぱい~
ミヤマシシウドとミヤマトリカブトがいっぱい~♪ すごいよ、ここのお花畑も。
山頂どこ~?もう、朝からかなり歩いてるのに山頂すら見えないって(汗)
ああ、急登…(汗)
しばらく登って行くとやっと稜線に出ました。わーい♪ でも、山頂どこ???
ん?あの丸っこいところが山頂かな?まだまだあるねぇ(苦笑)
でも、稜線歩きはめっちゃ気持ちいい~♪ 晴れてるし、風も弱いし、寒くなく暑くないしね。サイコー!!
今日も頸城山塊方面がよく見えました。焼山、火打山、妙高山、高妻山…。手前には♡型に見える池も見えてたんだけど、♡型に見えるところで撮り忘れました(汗)
わわわっ、ミヤマアケボノソウだぁっ!まだまだこの先に咲いてるって思ってたから、ちゃちゃっと撮ってピンボケになっちゃったんだけど、この先に会うことはありませんでした。ちゃんと撮っておけばよかったょ…(涙)
ゆるーく登って行けるのかと思ったけど、ボチボチな登りがありました。
日本海を眺めるフリしてちょっと休憩(笑)
これが最後の登りだと信じたい。この向こうにさらに続いてたら、さすがにちょっと心が折れそうでした。
山頂どこだよ…
振り返って朝日岳…。さすがにちょっと遠くなってきた。
とにかく九十九折に淡々と登って行きました。
このアタリにはほとんどお花はなかったけど、なんかコマクサが咲きそうなところだな~と思って見ながら歩いてたら、ホントにコマクサが咲いてました!こんな時期にまだコマクサが咲いてるなんて思ってなかったなぁ。
コマクサに癒されて最後の登りにかかりました。ヒトが立ってるところが山頂です。
ということで、雪倉岳のピークに着きました。長かったぁ…。水平道分岐から雪倉岳までかなり時間かかちゃったんですけど(汗)。朝日岳までの感じだとけっこう巻けるかなと思ったのに、全く巻けませんでした。やっとのことで登った雪倉岳の山頂からは壮大な絶景が広がってました。昨日、朝日岳の山頂で眺望がなかった分、これでもかってくらいの景色が待っててくれました。これから歩いていく稜線と白馬岳と朝日岳。おまけに立山と剣岳まで。こーゆーの見れちゃうからやっぱりお山は止められないんだよね。
遠くには白山も見えました。
朝から何も食べてなかったから、絶景を眺めながら朝ごはん休憩しました。ここでずーっとのんびりしていたかったけど、今日はCT約11時間のロングルートだからのんびりするわけには行かず…。3日間にして、白馬山荘か白馬大池山荘に泊まればここでずーっと景色眺めていられたんだけどね。ということで、次は鉱山道分岐を目指して歩きだしました。
雪倉岳からは一度、肩といわれるところまで絶景を眺めながらゆる~く下ります。周りはトウヤクリンドウのお花畑でした。
そこからはハイマツの間のザレた九十九折の急な下り。下りだからあっとゆー間だったけど、登ってくるヒト達はけっこう大変そうでした。
かなりおつかれ気味のタカネナデシコ…
急斜面が終わって、なだらかな道を雪倉避難小屋に向かいます。。雪倉避難小屋はとっても綺麗な小屋でした。でも、ここは非常時以外は宿泊禁止。トイレは解放されてるので使わせてもらったけど、トイレもキレイに掃除されてました。
雪倉避難小屋からしばらくはユルユルの平和なロードです。しかも、ほとんどヒトもいない。こんな素敵な場所なのに、こんなにヒトが少ないなんてヤバイな。
振り返って下ってきた雪倉岳。こーやって見てもかなりの傾斜だよね。でも、こっち側から一気に登っちゃった方が精神的に楽かも(笑)
少し離れて見た雪倉岳の全景です。どっしりとしたお山。派手さはないけど、こーゆーお山が好きかも。
そして、鉢ヶ岳のトラバースに突入。ところどころにお花が咲いてるし、キツイ登りもないし、とにかく周りは絶景だし、ここも素敵な道でした。
野生のイチゴ。おいしそーだけど食べません(笑)
タカネヨモギ…
トラバースが終わって、鉱山道分岐に向かって登り返して行きます。船越ノ頭まではアップダウンが続きます。
カワイイお花みつけたーっ!どこかのお山で見た気もするんだけど…
奥のほうに咲いてたんだけど、タカネシオガマだと思う。
そして、またまたコマクサを見つけちゃいました!ここのお花はまだ咲きたてってくらい生き生きとしてました。
そして、鉱山道の分岐に到着。時間を確認したらCTくらいで歩けてて、自分の予想時間よりも早かったので、ちょっと雲が増えてきてたけど眺めを重視して白馬大池から下山することにしました。鉱山道分岐まであまり時間がかかってるようなら鉱山道から一気に下っちゃおうかな…と思ってたからね。ということで、三国境に向かいます。
振り返って、鉢ヶ岳と雪倉岳。歩いて来た道がハッキリ見えました。
ここから三国境までのザレてる登りがこの日一番キツかった…
その後、向かうのはこっちなんだけどね。三国境に行かなくても行けそうなのにな…
遠くから見てた時よりも急に感じます。登りたくないけど、ここさえ登っちゃえば三国境からは軽いアップダウンしかないのはわかってたので、ゆっくりと九十九折に登って行くことに。
マツムシソウのブーケ。ネギ坊主も一緒に(笑)
なんとか咲き残ってたタカネツメクサ…
一瞬、緩やかになるんだけど、またすぐに登りが始まります。三国境…遠ぃぃ…
登ってる途中に小蓮華方面へのトラバースっぽいトレースがいくつもあって、そっちに行こうか迷ったけど、やっぱりせっかくだから三国境に寄っておこうかなって思って三国境に向かうことにしました。同部屋の3人はみーんな健脚だから、自分を軽ーく抜かしてサクサク先に行っちゃったけど、自分はちょっとでもみんなに追いつこうといつもよりもかなり頑張って歩いてたから、ちょい疲れてきちゃってました。
これはお花?…じゃないよね。
うーん、ここまでくればあとちょっとなんだけど、カメのような歩みに(汗)
ヒーヒー言いながら、なんとか三国境に到着しました。三国境は今までの静けさがウソみたいにヒトがたくさんいて賑やかでした。ここまではポツポツとヒトと会うことはあっても、前後に誰も見えない時間の方が圧倒的に長かったし、雪倉岳頂でさえ数人しか会わなかったのに、ここではたくさんのヒトが休憩してました。特に、中国人(このヒト達も台湾人かな?)がめっちゃ騒いでてウルサイウルサイ…(汗)。しかもかなりの大人数で白馬岳に向かってたから、擦れ違いが大変そうでした。
三国境からの鉢ヶ岳と雪倉岳。いやぁ、よく歩いてきたなぁ。オナカが空いてたので、ランチ休憩してから小蓮華山に向かいました。
ここから白馬大池までは前に白馬岳に来た時に通ってるので、快適な稜線ルートってわかってたからウキウキ~♪
しばらく下って振り返ると大迫力の白馬岳。杓子岳と白馬槍ヶ岳も見えます。左奥には五竜岳や鹿島槍ヶ岳も。
絶景なので何度も何度も振り返っていると鹿島槍ヶ岳と白馬槍ヶ岳の間に槍ヶ岳が見えてきました。雲海もいい感じで写真撮りまくり。急いでなかったけど、なかなか足が進まなくて困りました(笑)。そ遠くには南アルプスに富士山に八ヶ岳も!望遠レンズを持ってなかったから撮れなかったけど、かなり遠くまで見えてました。
そんな絶景を振り返り、振り返り眺めながら、軽いアップダウンのある稜線を歩いていたらあっとゆー間に小蓮華岳が近づいてきました。
小蓮華岳は栂池から日帰りで登ってくるヒトもたくさんいるから、かなり軽装のヒト達で混み合ってました。三国境でガッツリ休憩したので、ここでは休憩せずに写真だけ撮って船越ノ頭に向かいます。
そろそろ見納め。朝日岳&雪倉岳、めちゃくちゃ気に入っちゃったから絶対にまた来ると思う。
小蓮華岳からは白馬大池を眺めながらガンガン飛ばして下って行きました。
下りの一部を切り取ってみた。なんかいい感じ♪
毛が生えてないからイワギキョウかな?
イブキジャコウソウ…
クモマミミナグサ…
ザレとかガレとかで転ばないよに気をつけながらもかなりのスピードで下ってきて、あっとゆー間に船越ノ頭が近づいてきました。
ちょっとだけ登り返して船越ノ頭に到着。止まらず一気に白馬大池へ向かいます。
ここからはひたすら下りで、なかなかスピード出して下れるところだったりします。かなりのスピードで下ってて、何人か抜かしたんだけど、自分より数倍速いスピードで下るテン場にいたULカップルに抜かされました。登りもめちゃくちゃ速かったし、なんであんなに速く歩けるんだょ…
白馬大池のアップ。でも、曇り空になっちゃって色がイマイチ。
大池手前にたくさん咲いてた、ミヤマアキノキリンソウ…
そして、最後のチェックポイント(?)の白馬大池山荘に着きました。自分がデッドと決めてた時間より1時間は早かったので、最後の下りに備えて大休憩~。稜線から下りてしまった今となっては、下界の食べ物のことしかもう頭にない!(笑)。あと2時間歩けば、セブンでおいしいラテとクリームたっぷりのデザートを食べれるってモチベーションで最後の下りにかかりました。ちょっと足が疲れてきてるし、安全のために、保険で持ってきたストックをここから1本だけ出動~♪
チングルマ畑の前を通って行きます。一面にお花が咲いてる時にも来てみたいな。めっちゃ混みそうだけど(汗)
しばらくして、樹林帯に入ると大きな石がゴロゴロしてる道になりました。これはあんまり飛ばせない道だね…。気づけばかなりガスってきちゃってたので、最初は見えてたお山も全く見えなくなっちゃったし(そもそも樹林帯だからあんまり景色は見えないんだけど…)、ガンガン下りて行きました。
途中、ちょいちょい急なところもありました。こーゆーところはゆっくり丁寧に下りました。
特にお楽しみもないのでしばらく淡々と下って行くと天狗の庭に着きました。湿原のお花畑的なモノが広がってると思ったのに、全然ちがーう(汗)。大きな岩がゴロゴロ積んであるところでした。国師ヶ岳に行く時の夢の庭園的な感じ。ここを楽しみにして下りてきたのに湿原どころかお花もなくて、めちゃくちゃガッカリ。CTよりも早く下りてきたこともあって、ここから一気にペースダウン。ちょいちょいお花もあったので、眺めながらユルユルと下って行きました。
ゴゼンタチバナの実…
休憩でザックを置いたところで目の前に咲いてたミヤマウズラ…。下りのスピードだと絶対見つけられない小さいお花。ラッキー☆
うーん、これ何だっけ?
ミヤマカラマツ…
フサフサのサラシナショウマ…
ドロドロで道が崩れ気味のところがあったり、水浸しでビショビショのところもあった蓮華の森を抜けると長ーい下りは終わって蓮華温泉に無事戻って来ました。途中はガスってたけど、下界は晴れててめちゃくちゃ暑かった~
下山したのが15:30。蓮華温泉の駐車場は電波が入らないから高速の渋滞がどんな感じかわからずにとにかく約20kmの林道をひたすら下りました。林道から出る時に調べてみると、中央道の渋滞が大したことなさそーだったので、いざという時に下道で帰りやすい中央道で帰ることにしました。関越道からの方が10分くらい早いって出たんだけど、関越道は途中が混む可能性が高いから逃げらんないんだよね…。帰り道も決まったし、どーせ6時間くらいはかかるから急いでも仕方ないよねってことで最初に出てきたセブンに寄ってアイスラテとポテサラちくわ天とダブルクリームシュークリームを買ってガッツリ食べました。いやぁ、めちゃくちゃおいしかったぁ♪ やっぱり、お山の後は揚げ物とスイーツだよね(笑)。安曇野ICまでの下道は空いてたし、中央道もいつも通り大月までは順調。大月から先はいつも通り渋滞してたんだけど、車の数が少なそうだったから突っ込もうかなって思ったところで大月IC先で事故の情報が入ってきたので迷わず大月ICで下りて下道で帰りました。5時間半くらいで帰ってこれたかな?
2日間とも快晴まではいかなかったけどお天気はよくて絶景が見れたし、急に冷え込んだので暑くなくて快適に歩けたし、小屋でもいいヒト達に出会えて、2日目はところどころでみんなとちょくちょく会って絶景を共有したり、おしゃべりしながら休憩したりして、ソロだけどソロじゃない感じだったので、最高に楽しい山行になりました。それに、お花の時期を外しちゃったからお花には期待してなかったけど、予想以上のお花たちに出会えたのは嬉しかったなぁ。雪解け直後のお花もあれば秋のお花もあって、お山は着々と秋の準備をしてるって感じでした。でも、やっぱり涼しいってめっちゃいーね!(笑)飲み物もたくさん持たなくて済むし、汗もそこまでかかないし、サクサク歩けちゃうよ。体調がよかったのかもしれないけど…。それでも、2日目の白馬大池経由のCTが長かったからちょっと心配だったけど、7月に平ヶ岳を歩いてたからまぁ大丈夫かなって思えてたし、同部屋のソロの3人がみんな健脚だったから、みんなに追いつこうじゃないけど触発されて頑張って歩いた感じになって全然問題ありませんでした。
紅葉の時期に鉱山道も歩きたいし、お花の最盛期に白馬岳も絡めてのんびり2泊3日でも歩きたいなぁ。スカイプラザでケーキも食べたいし!来年の夏もお山を歩いていられるといいなぁ…
2018年8月18~19日 朝日岳~雪倉岳~小蓮華岳(1泊2日・小屋泊)①
1日目:蓮華温泉P~蓮華の森~アヤメ平~兵馬ノ平~白高地沢の橋~(カモシカ坂)~花園三角点~(五輪高原)~青ザク~五輪の森~吹上のコル~朝日岳頂~水谷コル~朝日小屋(泊)
2日目:朝日小屋~水谷コル~(水平道)~水平道分岐~小桜ヶ原~燕岩~雪倉岳頂~雪倉岳避難小屋~鉱山道分岐~三国境~小蓮華山頂~船越ノ頭~白馬大池山荘~天狗ノ庭~蓮華温泉P
お天気が良さそうな週末、しかもお盆週で金曜日に早退できそうだから遠くまで移動できるチャンスってことで、登山口の蓮華温泉までおうちから5時間近くかかる朝日岳と雪倉岳にソロで行って来ました!ホントはお花の時期か紅葉の時期に行きたいって思ってたけど、朝日小屋の予約もすんなり取れたし、タイミングを逃すといつ行けるかわからないのでお花にはちょっと遅くて中途半端な時期とゆーのはわかりつつも行ってみることにしました。
会社を早退しておうちに帰って夕方には出発しました。時間が早かったからか、中央道の交通量はけっこう多かったけど、渋滞はしてなかったのですんなり安曇野ICまで着きました。安曇野からは、白馬を通り過ぎてさらに北上。安曇野市内はさすがに車が多かったけど、白馬を過ぎるころにはどんどん交通量が減って、平岩に着くころにはポツポツに。平岩からは細い林道をひたすら走りました。けっこう長かったし、確かに細かったけど、最近、こんな道ばっかり走ってるからなんてことなかったです(笑)。それより、標高を上げていくにつれてどんどん気温は下がって駐車場に着いた時は8℃。まだ8月中旬なのに、寒すぎる…。駐車場で8℃ってことは山頂は何℃?ってちょっと不安になりながらすぐに寝ました。ちなみに、24時前に駐車場に着いた時にはほぼ満車状態でした。早めに来てよかった…
4:00過ぎに起きたらすでに出発準備してるヒトがけっこういました。朝日小屋の女将さんから5:00には出発するよに言われてて、5:00出発で十分と思ってたからちょっと焦ったけど、寒くてなかなかシュラフから出れず…。朝ごはんを食べて、フリースとニュウモラップフーディーを着てガッツリ防寒して出発しました。ルートは、蓮華温泉からの反時計周り。下山は鉱山道を通った方が早そうだけどあんまりヒトが歩いてなさそうだし、できれば白馬大池経由で稜線を歩きたいなって思ってたので、鉱山道の分岐に着いた時点で時間を確認してからどちらから下山するか決めることにしました。蓮華温泉を過ぎてしばらくすると木道になりました。この木道がめちゃくちゃ滑って怖すぎて全くスピードが出せず(泣)。空が綺麗な色になってたけど、見とれて転ばないよーに気を付けて歩きました。
鉱山道との分岐を過ぎると緩い下りになって、アヤメ平に着きました。アヤメ平にはイワイチョウとかトリカブトとかちょっとお花が咲いててウキウキ♪ 目の前には雪が残ったお山が見えてたんだけど、左が朝日岳で右が五輪山かなぁ?
一度、樹林帯の中に入るとすぐに兵馬ノ平に着きました。ここにもお花がちょこちょこ咲いてました。初夏には一面のお花畑になりそうだから、ここはお花の季節に来たいなぁ。でも、写真ばっかり撮ってて全然進めなくて小屋にたどり着かなくなるかも(苦笑)
タムラソウ?アザミ?後にはトリカブト。
湿原の向こうには、モルゲンのお山が…朝日岳かなぁ?それにしても、お天気がめっちゃ良くてテンション上がります!!
再び樹林帯に入ってしばらくすると、木道が終わってここから本格的な下りになりました。でも、ずっと下るわけじゃなくて、たまにこんな登りも出てきます。
木道だったり、木の根っこをま跨いだり、石ゴロだったりと、なかなかハード目な下り。でも、ツルツル滑る恐怖の木道に比べたら全然いいかも。逆周りで最後にここを登るのはちょっと…だけど(汗)。特にテン泊装備とかだったらかなりイヤだなぁ。
ひたすら下ると橋が見えてきました。よし、これで下りは終わり! この時、意外と早かったなとは思ったんだけど…
さてさて、登り開始!遂にカモシカ坂に突入か~っ?!なんてこの時は思ってたんだけど…
階段も出てきた。これでもかってくらいマーカーついてたんだけど何なんだろ?でも、この後、一向に急な登りにはならず、おかしいと思って地図を確認したら、橋は2つあって、まだ1つ目の橋だったことに気づきました(苦笑)
オクモミジハグマ…
ジャコウソウ…
レイジンソウ…かな?
ヨツバヒヨドリ…
ひたすら下ってから登ることは覚悟してたのでどんどん下って行きました。でも、下った階段を振り返るとちょっともったいない気も。
朝露のを纏ったノコンギク…
そして下りきったところに橋が見えてきました。ここが白高地沢橋です。さっきのは瀬戸川橋でした。
橋の上はいい眺め。向こうに見えるのは朝日岳かなー?
橋を渡ったところにここに座ってくださいと言わんばかりの大きな平たい岩があったのでちょっと休憩。これからの登りに備えて防寒着を脱いでTシャツだけになりました。まだまだ涼しかったけど、お日さまが出てきて寒くはなくなってたしね。橋の近くにはウメバチソウが咲いてました。
蓮華温泉からここまで4.8km、朝日岳まで6.1km。距離的にはそんなに遠くないんだけど、今までは下り基調でここからが登りの本番なんだよね。カモシカ坂、頑張る~っ!
橋からしばらくはゆるゆると登って行きます。お花がちょこちょこ咲いてました。これはソバナかな?
タケシマランの実…かな?真っ赤でカワイイ♡
こんな感じのところを歩いて行きます。すっごく静かでいい感じ♪
ヤマアジサイ…。白やピンクも咲いてました。どれもこれも終盤だったけど。
だんだん登りになってきて、こんな岩っぽいところとか、ロープがついた小さいハシゴとか、ちょっとアスレチック的なところを登って行きました。手前の沢で顔を洗ったから、レンズに水滴がついちゃった(汗)
そして、遂にカモシカ坂に突入~。なかなか登りやすそうな階段です。
途中、ちょっと荒れた感じの階段になって急な部分もあったけど、まだまだ先は長いのでとにかく疲れないよに丁寧に登って行きました。今日、暑くなくてよかったよ。ここは暑かったから大変だ…
アカモノの実…
どんだけ急なんだろうって最初はビビりながら登ったけど、気が付いたら樹林帯を抜けてました。苦手な階段の割には意外とあっけなく登れちゃったかも。その後も相変わらずの階段を登り続けると、急に視界が開けて草原地帯になりました。このアタリも夏にはお花がたくさん咲いてたんだろーなぁ。
ワレモコウ…
イワショウブ…。下の湿原にも咲いてたけど、やっぱりお日さまの下で見るほうがカワイイね♡
ミヤマコゴメグサ…
こんな感じの気持ちのいい道がしばらく続きます。土曜日なのに前にも後ろにも誰もいなくて貸切のボッチ状態。ここ、お花が咲いてたらホントに前に進めなかったな…。左手には小蓮華岳と雪倉岳が見えてました。
コロコロしてるシラタマノキ…
ミヤマママコナ…
花園三角点に着きました~♪ このルートで一番キツイと言われてるところは終わりました。登りが超苦手でカメ足な自分がCTを30分も巻けちゃったくらいだから、山と高原地図のこの部分のCTはかなり甘そうです。ちょっと休憩したかったけど、少し先の水場のところにベンチがありそうなのでそこまで行くことにします。朝日岳が近づいてきたよぉ~
カモシカ坂の途中からも見えてた雪倉岳がドーンと見えました。左奥は小蓮華山かな?こーやって見る感じだとかなりなだらかなお山に見えてたんだけど…ね…
予定より早く着いたし、オナカ空いたからとりあえずベンチで休憩~。五輪高原のお花の最盛期はとっくに過ぎちゃってるから花園ってゆーには程遠い感じだったけど、なんとかお花は咲いててくれました。ちなみに水場はチョロチョロで今にも涸れそうな状態。でも、この後、あちこちに雪解け水が流れてるからあんまり問題なさそうです。
ほぼほぼ終盤のワタスゲ…。かなり寂しい感じ(苦笑)
まだまだ蕾をたくさんつけてたキンコウカ…
イワカガミがまだ咲いてる…。あんまり元気なさそうだけど(笑)
チングルマは穂になってるのがほとんどだったけど、少しだけお花も残ってました。
ミヤマセンキュウ…かな?セリ科は難しい(汗)
オトギリソウ…イワオトギリなのかも?
しっかり休憩してから再び登って行きました。ゆるーく登って行く気持ちのいい道でーす♪
カライトソウ…
マツムシソウ…。咲き終わってるのもかなり多かったけど、まだまだたくさん咲いてました。
ハクサンシャジン…
そして、青ザクというところ。ここもお花畑らしいけど、もうマツムシソウがポツポツしか咲いてなかったです。振り返ると雪倉岳が目の前にめっちゃよく見えました。ずっと眺めていたいけど、キリがないのでガレたところを登って行きます。
木が生えてるところを入ったり出たりして…
そして、樹林帯に入りました。このアタリは五輪の森とゆーらしいです。涼しくて快適~♪
樹林帯を入ったり出たりしながら進んでいきます。岩っぽいところをトラバースしたり、ザレた細いトラバースもちょっとだけあったけど、難しいところはありません。
ニガナ系のお花かなー?真ん中にお花、周りにぐるりと蕾をつけてる。
ヤマハハコ…
赤く色づいたオオカメノキの実…
シュロソウかと思ったけど、花びらが5枚だから違うみたい。
クルマユリ…。ビタミンカラーで元気が出る!
水が流れるところをちょっとした沢登り的に登ったりも…
リンドウ…
お花を探しながらゆっくりと登って行きます。ホントに気持ちのいい道~♪
シロバナニガナとハナニガナ…
カラマツソウ…
ウサギギク…
お花の終わったチングルマ…。青空に向かって飛んで行きそう!
アヤメ平にも咲いてたオニシオガマ…
クロトウヒレン…
雪倉岳の右側に旭岳が見えてきました。向かってる朝日岳とは別物です(笑)
初めましてのシロウマアサツキ。小さいお花の集合体です。コロッとした形がカワイイー♡
朝日岳はかなり近づいてきました。相変わらずこんな感じの道が続きます。どこまでも歩けそうな快適な道なんだけど…
ちょっと沢っぽいところを登ったり…
水浸しの階段を登ったりも。
ミヤマダイモンジソウ…
密集するチングルマ。キラキラ~☆
何回か沢を渡渉したりしながらユルユル登って行くと、お花がたくさん咲いてるところに着きました。雪解けが遅い地域だからか、雪渓のすぐ近くになんとハクサンコザクラがまだ咲いてました!
1株だけじゃなく、こんな感じでたっくさん。
めっちゃカワイイー♡
雪渓の近くがかなりの密集地帯だったけど、すぐ近くにもポツポツ咲いてました。
それ以外にもたくさんのお花が咲いてました。シナノキンバイやハクサンイチゲの他に、アオノツガザクラとか…
ミヤマダイコンソウ…
このちっちゃいお花は…?
道の両側がお花だらけ!夏のお花がまだこんなにもたくさん咲いてるなんて…。感動し過ぎてかなり足が止まっちゃいました。しかも、こんな素敵な場所なのに、全くヒトが来ないから独り占め状態。なんてところなんだ…
しばらくすると吹上のコルに到着しました。ここは栂海新道の入口です。栂海新道も歩いてみたいけど、シュラフとか水とか食料とかイロイロ持って歩かないとだから今の自分には無理かなぁ…なんて、日本海を眺めながらのーんびり休憩。だって、いつも通り写真はたくさん撮ってるし、ゆっくり歩いてるし、適度に休憩もしてるしのに、何故かCTを下回ってる。こんなこと滅多にないのにね(笑)
ヒトがたくさん来そうな気配がしたタイミングで朝日岳に向かうことにしました。また、山頂で休憩すればいーしね。
朝日岳へは九十九折の単調な登り。でも、急なところはなく歩きやすかったです。
今日、歩いて来た道。いい道だったなぁ♪
高度が上がって、さっきからチラチラ見えてた妙高方面のお山がよく見えるようになりました。
ミヤマリンドウ…
花柱がクルンと上に向いてるからミヤマホツツジ…
ネバリノギラン…
ヒメクワガタ…
イワショウブに似てるけど…
アチコチでちょこちょこ見かけてたハクサンイチゲ…。空に向かって元気いっぱい咲いてました。美しいなぁ。
シロウマタンポポ…
クモマミミナグサ…かな?
かなり終盤のチシマギキョウ…
ところどころでお花の写真を撮りながらのんびり歩いてたら、なんかガスが湧いてきて…。山頂に立つまで待てって~って祈ってたけど、祈りは届かず気づけばさっきまでキレイに晴れてた朝日岳の上はすっかり雲が広がってました。それでも山頂に着くまでにはきっと風で流れていくさって思ってたけど、山頂に着いてもやっぱりガスガス。山頂から朝日小屋までは40分で、このまま小屋に向かってもかなり早く小屋に着いちゃってヒマなので、ベンチでランチしながら晴れ待ちをすることにしました。やっぱり山頂も空いてたし(笑)
なんとかチラ見えした白馬方面…。でも、これがMAXでした。のんびりしてないでさっさと山頂に上がってくればよかったー(涙)。さっきまでは快晴だったはずなのに。
瞬間的に白馬岳方面がチラッと見えた時もあったんだけど、ガッツリかかったガスはスッキリ晴れそうになかったから諦めて小屋に向かうことにしました。もちろん、向かう先もガスガスで真っ白…
木道と階段状になってるガレた道を下っていくと、ガスの中にお花畑が出てきました。
タカネボウフウ…かな?苦手なセリ科。
ヨツバシオガマ…。ここまでもちょこちょこ咲いてたけど、ここがイチバン綺麗にたくさん咲いてました。
この階段がボチボチ急でした。明日の朝、ご来光とさっき見れなかった峰々を見るために登り返そうかなってチラっと思ったりしたけど、この階段を朝イチで登るのはイヤなので、この時点で止めておくことに決定(苦笑)
またしてもお花畑…。ミヤマキンポウゲがすごかった!晴れてる時に見たかったよ…(泣)
オオレイジンソウ…かな?
九十九折を下っていると朝日小屋が見えてきました。うわっ、小屋まで登りなんだね…
水谷コルまで下りきって、小屋に向かって登り返して行きます。さすがにちょっと疲れてきて、休憩がてら振り返ると下ってきた道がよく見えました。明日は、右に伸びてる水平道で雪倉岳に向かいます。
ガスでチラチラ見え隠れしてる白馬岳を左手に見ながら木道を歩いて行くと朝日小屋に着きました。受付に行くと『〇〇さんですね?』って名前を言われてビックリ。聞いたら、宿泊予定の女性ソロハイカーは4人で、3人はすでに到着済みだからわかったとのこと。自分が着いたのだって14時前なのに、みんな早い…(汗)。お部屋は6人部屋に4人でゆったりと使えました。夜ごはんまでたっぷり時間があったので、小屋の外で近くにいたオジサンとおしゃべりしながら再び晴れ待ち。根気よく待ってたら白馬岳方面がかなりよく見えるようになったよぉ。めっちゃ贅沢な眺めだなぁ♪
小屋から少しだけ水谷コル方面に木道を歩いて行ったところが眺めがいいです。小屋前は台湾からのツアー客でめちゃくちゃうるさかったしね(汗)。通るヒトの邪魔にならないよーに木道に座ってずーっとお山を眺めてました。この写真は木道からの小屋方面。同じく木道に座ってるのは同じ部屋のヒト。この時は、まだ同部屋だって知らなかったんだけど…
夜ごはんは4:45からでおかみさんの音頭で食前酒のワインを乾杯してからいただきました。噂通りのめちゃくた豪華な夜ごはん。テントのヒトも何人か夜ごはんだけ食べに来てました。おかずだけでオナカいっぱいになりそうな量だったからごはんは少ししかよそわなかったんだけど、全体的に味が濃い目だったのでついついごはんをお代わりしちゃってオナカパンパン(笑)
夜ごはんの後は夕日待ち…。とりあえずは小屋前で、おしゃべりしながら日が落ちてくるのを待ちました。そうそう、テン場は空いてました。
そして、いい感じになった頃、みんなで日本海に沈む夕陽を見に行きました。沈む寸前の夕陽と赤く染まったチングルマ…
沈みかける夕陽。雲がいい感じに出てたのでとても幻想的な空でした。ソロで来たけど、こんな素敵な景色をみんなと共有できてよかった…
雲がピンク色に染まってくれて、夕陽の余韻も楽しめました。
カラダが冷え切っちゃったので、談話室でコーヒー飲みながらおしゃべりしてからお部屋に戻りました。消灯は21:00だったけど、またしても消灯1時間前に寝ちゃいました(笑)。暑いのか寒いのかよくわからない状態で何回か目が冷めたけど、なんだかんだよく寝れた気がします。
2018年8月11日 日の出山(日帰り)
みたけさん駅~富士峰園地~神代ケヤキ~日の出山~梅野木峠~琴平神社~日向和田駅
御嶽山に行こうと思ってたけど、土日のお天気がかなりビミョーだったから遠出するのは止めて、日の出山にソロで行ってきました!この時期の目的といえば富士峰園地のレンゲショウマ♪ すでに1000株以上咲いてるとゆー前情報だったのでちょーどいいかなと思って行ってみました。日の出山は去年の大塚山と同様、おまけです(笑)
午後から雨が降りそうだったから、始発近い電車で御嶽駅へ。山の日だってゆーのに思ったよりも電車は空いてました。やっぱり、みんなアルプスとかに行ってるのかなぁ?電車到着の時間にちょーどいいバスがなかったからケーブルカーのたきもと駅まで歩いちゃおうかなって思ったけど、臨時のバスが出たからすぐに出発することができました。でも、その後のケーブルカーは臨時便が出なかったから、結局、たきもと駅で待つことになったんだけどね…
みたけさん駅を出たところのベンチで朝ごはんを軽く食べました。山の日だから警察庁のヒトがいたり、係りのヒトがテーブルで登山届を書かせてたり、パンフレットを配ったりしてたけど、やっぱりヒトは少なめ…。そして、想像通りの空模様。時折、晴れ間も出るものの明らかに雲の様子が怪しい…
もともとお天気は期待してないので、ちょっとでも晴れ間が出て陽射しがあるといーなーと思いつつ富士見園地に向かいました。階段の途中に咲いてたガクアジサイ…
富士峰園地に着くとまだヒトはまばらでした。でも、いいポジションにはすでにカメラマンさんが陣取ってたけど(笑)。そして、レンゲショウマのお花も少なめ…。1000株だともっとわわっと咲いてるかと思ったけど、想像したよりもずいぶん少ない感じでした。
お日さまも出てないし、日陰だから露出を明る目にして撮ってみたけどブレるブレる…(汗)
わー、お日さまが出てきたぁ♪
まだ花びらに水滴が残ってるー。キラキラしたところを撮りたかったけど、なかなかいい角度が見つけられず(汗)
イチバン上のお花はもう終わっちゃてて、2番目とか3番目のお花が咲いてる株が多かったな。
日陰にひっそり咲く感じもまたよし…
思いっきり開いてるねー。クルクル回り出しそう(笑)
しっとりといい感じに咲いてますー。カワイイ♡
写真でなかなか群生感が出せないんだけど、こんな感じでたくさん咲いてます。
キレイに咲いてる~♪
後ろ姿も素敵です~(笑)
お花自体もカワイイんだけど、丸い蕾がまたカワイイんだよねー
カタチのいい子を撮りたいけど、みつけるのもなかなか難しい。
綺麗な子を見つけたんだけど、風が出てきてなかなか撮るのが難しかったぁ。明るくするとブレちゃうし(汗)
レンゲショウマ撮りに来るのは3回目なのに、全然うまく撮れるようにならないなぁ(汗)。構図の問題もあると思うけど、日陰だったり、風があったりするから、明るい望遠レンズかズームレンズが欲しいなぁ。
トチバニンジンの実?
マツカゼソウ…
ヤマハッカ…
ゲンノショウコ…かな?
えと、このお花は?
ヒトがかなり増えてきたし、なかなか満足いく写真が撮れないので諦めてケーブル駅前の広場に戻りました。広場は朝に比べたらかなりヒトは増えた感じだったけど、それでも山の日にしては少なめだったかも?東京は午後から雨予報だったからかもね。
ということで、ちょっとだけおやつ休憩してから日の出山に向かいました。御岳神社はヒトが多くてイヤだし、大岳山まで行って海沢から下山しようかとも思ったけど、お天気が崩れそうだったのでまた今度…
ヒメジョオン…かな?
宿通りを抜けて登山道に入っていきます。日の出山に行くのは何年ぶりかなー?ってくらいに久しぶり。あまりにも前過ぎて、とにかく杉が多くてくしゃみ連発だった記憶しかなくて、どんな道だったかよく覚えてなかったんだけど、とっても歩きやすい道でした。
ノリウツギ…かな?
急な登りは全くないからかなりいいテンポであるいてたんだけど、雨がポツポツ降ってきて…。樹林帯で多少はしのげるからそのまま歩いてたんだけど、そのうち本降りになっちゃったのでザックカバーして、傘をさして歩くことにしました。カメラもザックにしまっちゃったので鳥居の写真とかはなし。
しばらく歩いてると雨は止んで日が差してきました。よかった…
ちょっと左側が岩っぽい道になってきました。
雨上がりでめちゃくちゃ蒸し暑いけど、陽射しで緑がキレイだなぁ。
ゆるーく登って行きます。
ヒメヤブラン…
滝のよーに汗がでるから熱中症にならないよに東雲山荘との分岐のベンチで水分補給してから山頂へ。途中のスペースにも係りのヒトがいて、冷たい飲み物を販売してくれてました。こんな蒸し暑い日に頭が下がります。ありがたいね~
そして、日の出山に到着です。前に来た時にはたくさんヒトがいて賑わってたけど、今日は数人だけの静かな山頂でした。たまに風が吹いて気持ちよかったので、ここでランチ休憩にしました。
山頂に咲いてたツリガネニンジン…
ミヤマハギ…かな?
樹林帯の中に下って行きます。
ノハラアザミ…
どんどん下って行きます。
しばらく下ると隣にも道があったことに気が付きました。右から下りてきたんだけど、左の方がなだらかそう。
笹がわさわさ生えてるところもありました。
と思ったら、冬みたいにほとんど緑がなくなるところがあったり。ヒトの手がガッツリ入ってるから、いろんなことになってます(笑)
道幅が広いところもありました。途中、マウンテンバイクのヒトとすれ違いったけど、確かにここなら問題なく乗れそうです。
ヒヨドリバナ…かな?
ほぼ平坦なので、お散歩道だねー。ここならトレランやってもよさそう。
ダイコンソウ…
梅ノ木峠で一度舗装路に出て、再び山の中に入っていきます。ヌスビトハギ…
根っこだらけの道もあるけど、基本的には梅ノ木峠までの道と同じくキレイに整備された道です。
やっと、琴平神社に着きました~
ちょっとだけ展望があります。あんまりお天気はよくなかったけど…
だんだん、代わり映えのしない道に飽きてきちゃいました(汗)
琴平神社からの下りがちょっと急だったので、一気に下ってから振り返っての鳥居。
ここまでくれば登山口まであとちょっとです。シダ系の植物が増えてきました。
キツネノマゴ…。途中、似てるお花のハグロソウも見かけたけど、ブレブレで撮れませんでした。
ということで、登山口まで下りて来ました。梅の公園の横を通って日向和田駅に向かいました。前に来た時は梅の花を見るためにこっちに下りたんでした。あの後、梅の木は病気で伐採されちゃったと思うんだけど、今はどーなってるんだろ?時期も時期だから、公園の周りの飲食店は明らかにやってなさそうな感じだったけどね…
レンゲショウマは何度見てもやっぱり可愛かったです♡なかなか写真はうまく撮れるようにはならないけど、眺めてるだけで大満足。ちょっと雨に降られちゃったし、蒸し暑かったし、日の出山からの下りは単調で退屈だったけど、やっぱりこんな低山でも自然の中にいるのは気分がいーです♪
来週は、北アルプスに行きたいなぁ…
2018年8月4~5日 爺ヶ岳南峰~爺ヶ岳中峰~岩小屋沢岳~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~針ノ木岳(1泊2日・小屋泊)②
1日目:扇沢無料第一P~柏原新道~種池山荘~爺ヶ岳南峰~爺ヶ岳中峰~種池山荘~岩小屋沢岳~新越岳~新越山荘(泊)
2日目:新越山荘~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~針ノ木岳~針ノ木峠(針ノ木小屋)~大沢小屋~扇沢駅~扇沢無料第一P
鳴沢岳で日の出を見ようと思って、3:00に起きて3:30に小屋を出発しました。小屋は毛布1枚でも暑くて何回か目が覚めました…(汗)。外に出ると空にはお星さまが見えてていい感じ♪ ちょっと風があったけど、歩いてれば半袖でちょーどいいくらい。さすがにまだ暗いのでヘッデンの明かりだけで進んで行きますした。最初は意外と草木が生えてるところを歩いて行く感じだったけど、そのうち階段の登りになって、しばらく階段を登るとちょっとした岩場になりました。明るければなんてことないところなんだけど、まだ暗かったのでストックをしまって慎重に登っていきました。このアタリで風がかなり強くなってきて、気温も下がってきて、ガスが出てきたのでウィンドブレーカーを着て、ついでにグローブもしました。
そして、本日1つ目のピーク、鳴沢岳に到着~♪ 着iいた時には薄明るくなってたけど、山頂にいたオジサンがまだ日の出まで30分以上かかるって教えてくれたので、日の出を待たずにオジサンを追っかけるカタチで先に進むことにしました。だって、めちゃくちゃ風が強くて寒かったんだもん。こんなところで待ってられないょ…
まずは目の前に剱岳を眺めながら下って行きます。剱岳も見事に山頂付近に雲かかっちゃってるねー
これから進む稜線はガスの中だったけど周りは晴れてたから、きっと朝だけでそのうちなくなるはずってよくわからない自信がありました(笑)
冷たい風が立山側からビュービュー吹きつける中、細かいアップダウンを繰り返して行きます。新越山荘を境に道の感じがちょっとワイルドになりました(笑)。ガスがなくて、風が吹いてなかったら、右手に立山&剱岳を眺めながらのんびり歩ける絶景ルートなんだけど、寒いしガスガスでそれどころじゃなかったです。
相変わらずの強風でカラダが煽られる中、少しずつ進んで行きました。完全にガスの中に突入したけど、足元はちゃんと見える程度だったし、滑落するような危険なところはなかったからよかったです。
少しガスが薄くなってくると、先行してたオジサンがたぶん名もないちょっとした小ピークで日の出待ちしてるのが見えました。ちょーどいい感じに日の出が見えそうなところだったから自分達も便乗して一緒に日の出待ちをさせてもらうことにしました。
お日さまが昇ってくる方向にはかなりガスが湧いててなかなかお日さまは顔を出してくれなかったけど、ふと上を見上げたらお月さまと赤く染まった飛行機雲が見れました。
雲やガスがなければすでにお日さまは昇ってるタイミングだったから空はだんだん明るくなってきてたけど、流れゆく雲と沸き立つガスで見えそうで見えない。…と思ってたらついにチラ見え!でも、鳴沢岳の向こうに湧いてるガスめちゃくちゃ邪魔なんですけどーっ(泣)
でも、邪魔だと思ってたガスのおかげで何だか幻想的な日の出になりました(笑)。鳴沢岳の山頂にいたヒトは日の出見れたかな?
とりあえず、日の出が見れて満足して歩き出したんだけど、ふとお日さまの方を見てみたらなんかすごいことになってました。も、燃えてるみたい…
真っ赤に燃えるお日さまのおかげで向かう稜線がだんだんオレンジに染まってきたぁ。たぶん、ガスがかかってるところが次のピークの赤沢岳かな?着くまでにガスがなくなってくれるといーけど。
赤沢岳に向かってる途中で急にオナカが空いてることに気づきました。朝起きてから何も食べてなかったからね…。少しだけハイマツで風が避けられるところに座って、立山&剱岳を眺めながら朝ごはんにしました。ん~、ちょっと風が強くて寒いけど贅沢な朝ごはんタイムだぁ♪ いつの間に稜線のガスはなくなってて、立山&剱岳の雲も少なくなりつつありました。
再び歩き始めて振り返ってみると後立山の峰々が朝の陽射しの中に幻想的に浮かんでました。前日に見ることができなかった白馬三山までしっかり見えます。
前を歩いてたオネーサンが何かの写真を撮ってる…と思ったら、雷鳥さんでした~♪ いつもはグエグエ鳴いてるのに珍しくクークー鳴いてるなと思ったら、雛ちゃん達と一緒でした。望遠レンズがなかったのがイタイ…(涙)
雷鳥さんとお別れして登って行くと赤沢岳の山頂標識が見えてきました。こちら側から登る分には急登もなく、登りやすい感じでした。お日さまのおかげで風が強くても少し暖かく感じられるようになって、暑くなく寒くなくちょーどいい感じの温度感でした。
本日2つ目のピーク、赤沢岳に到着~♪ 立山&剱岳にかかってた雲もすっかりなくなったし、風もほとんどなくなってました。めちゃくちゃいいお天気です!
さっきからチラリと見えてた黒部湖がだんだん見えるよになってきました。奥には裏銀座の峰々も見えるようになって、影赤沢岳もできてました。
さっき、朝ごはん休憩したばかりなのでしばらく景色を堪能してから次のピークのスバリ岳に向かいました。こーやってみると、稜線を水平に歩いていって、最後にちょっと登れば着きそうな感じなんだけど、実は見えてないところでかなり下ります…
赤沢岳からは山と高原地図ではこのルート上で唯一危険マークがある下りです。下り始めにも下り終わりにもきちんと注意喚起の看板がありました。確かにザレ&ガレの急な下りだけど、難しい岩場とかではないので滑ったりしない限りは問題ないところだと思います。
危険マークの下りが終わって少し進むと今度はめっちゃ左側が切れてる道幅の狭いところが出てきました。傾斜はついてなくて平坦だからフツーに歩けば全く問題ないところだけど、高所恐怖症の自分は下を覗き込むとゾワゾワしちゃう感じでした。強風に煽られたらちょっとコワイかもね…
小さなピークを登ってから下るだけ下って、スバリ岳に登り返します。うーん、この登りはけっこうキツそう。小屋で同室だったオバチャンに途中で抜かされたんだけど、そのオバチャンも途中でかなりペースダウンしてるのが見えました。だって、どー見ても急登だよね(汗)
最初は岩々…。急なことは急なんだけど、しっかりとステップがあるのでほとんど手を使うことはなく登って行けました。
カール状の地形はとってもキレイだし、右手には立山&剱岳がずーっと見えてるんだけど、なかなかキツイ登りです。途中の砂礫地にコマクサがちょっとだけ咲いてたけど、かなり元気ないほぼほぼ終わりな状態でした。もしかしたらここで見れるかなーって密かに楽しみにしてたのに残念…
上の方にクワガタの角みたいなのがずっと見えてるんだけどなかなか近づかない…(汗)。けっこうな斜度なのにザレてるから歩きにくい。
このスバリ岳への登りが今回の山行でイチバンきつかったかも。そこそこ距離もあるし、けっこうな斜度もあるし、ザレてたりガレてたり。この後、最後に針ノ木岳への登りがあるので、急ぐことなく疲れないペースでゆっくりゆっくりジワジワと(笑)登って行きました。でも、ここまでくれば山頂はもーすぐです。
なんとか登りきって本日3つ目のピーク、スバリ岳に到着~♪
スバリ岳から見た後立山連峰はかなり素敵な光景でした。昨日は雲に隠されちゃってた白馬三山もしっかり見ることができました。
おやつ休憩しながら景色を眺めて、もーこれで満足じゃない?って感じだったんだけど、通らずしては下山できない最後のピークの針ノ木岳に向かいました。3年前に針ノ木岳&蓮華岳に来た時はあんまりお天気がよくなかったけど、今回はめちゃくちゃいーお天気だから、霞み出して遠望がきかなくなる前に針ノ木岳に着きたいなーと思いつつも相変わらずゆっくりとしたペースで歩いて行きました。
まあ、予想はしてたけど、やっぱり下ってからの登り返しだね。赤沢岳からスバリ岳に比べたら大したことないかなって感じだけど。スバリ岳からの下りもちょっと急なので気をつけたほうがいーです。
マヤクボノコルまで下りきって、本日最後のピーク針ノ木岳に取り付きました。
ここもけっこうな斜度のところはあったけど、見た目通り距離的にはスバリ岳よりも全然短かった感じでした。やっぱり、ザレ&ガレだから下る時は注意した方がいいかもね。
山頂が近くなってくると、朝からあんまり会えてなかったお花たちにやっと会うことができました。同室のオバチャンがこっちは花はないって言ってたけど、確かにここに着くまではほとんどお花は咲いてませんでした。小屋の周りには咲いてたと思うけど暗くて見えなかったしね…
タカネシオガマ…かな?
会えるのを楽しみにしてた模様がめっちゃ可愛いシコタンソウ。ホントは明るいところで撮りたかったけど、日なたのお花はほぼ終わっちゃってたので日陰のお花でガマンしました(涙)
そして、本日4つ目、最後のピークの針ノ木岳に着きました~♪ 白馬岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、そして、昨日歩いた爺ヶ岳、岩小屋沢岳、今日歩いた鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳。後立山連峰をずらーーーーっと見ることができました。こんなに見えると思ってなかったから、めっちゃ感動です♡
奥に見えるのが常念山脈に穂高連峰の表銀座方面。左側に八ヶ岳とか富士山が見えてたはずなんだけど、北アルプス丸見え状態にコーフンし過ぎてて見落としました(笑)。手前は船窪岳とかかな?
野口五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳に薬師岳の裏銀座方面。7月に台風のせいで中止した折立~新穂高の縦走、夏の間に行けるかな…
そして、ずっと眺めながら歩いてた立山&剱岳。そして、黒部湖。
オマケでお決まりの槍ヶ岳のアップ!(笑)
山頂に咲いてたミヤマヒゴタイ…
山頂ではいろんなヒトとお話ししたりして、予定以上にかなりのんびり休憩しちゃいました。寒くなく、暑くなくでちょーどいい感じだったから下山する時もこんな気温だといーなって思いながら、まずは蓮華岳を眺めつつ針ノ木小屋まで下山開始です。
このカール状の地形がいい感じなんだよね。例年だったら、雪もまだところどころに残っててミドリとシロの縞々模様になってたり、お花もいっぱい咲いてたりで、いい感じなはずなんだけどね。あ、これでも十分にいい眺めなんだけど。
そうそう、針ノ木岳からの下りもやっぱりザレ&ガレです。ヒトがたくさん歩くからかけっこう滑ってイヤな感じ(汗)。でも、もう下りだけだから体力温存する必要もなく、足取りはかなり軽かったです。それよりもオナカが空いてたから、早く小屋までいってランチ休憩したかったというのがホンネ(笑)
ウスユキソウ…。暑さで干からびてる?
キンポウゲも終盤に近かったけど、青空とお山を背景に撮れてよかったー♪
ミヤマダイモンジソウ…
フワフワのチングルマの群生…。お花の時に見たかった気もするけど、このキラキラなフワフワも大好きなんだよねー♡
針ノ木小屋が見えてきました。蓮華岳に咲き残りのコマクサを見に行きたい気持ちもちょっとだけあったけど、少し下ってきただけで山頂の涼しさがウソのように暑くなってきちゃってて(時間的なモノもあると思うけど…)、もう登る元気は残ってなかったのでまた来年来ることにしました。
針ノ木小屋への下り。ここが何気にかなり急なんだよね。前に来た時は、ソロテン装備だったから雪渓でヘロヘロになって、その後に水場でお水を汲んでからの九十九折の登りでさらにヘロヘロになって、テント設営した後に登ったここがほぼ空身だったにもかかわらずかなりツラかったなぁ…
無事に針ノ木小屋に到着です。木陰はオジサン達に占領されてて、小屋前の日なたのベンチしか空いてなかったからめちゃくちゃ暑い中での休憩…(汗)。目の前に見えるのは七倉方面に向かうお山たちかな?キツそうだけど、あのあたりも歩いてみたいなぁ。
イワギキョウ…かな?
柏原新道にも咲いてたエゾシオガマ…
色が濃いけどこでもイワギキョウかな…?
ここでもかなーりのんびり休憩しちゃったけど、そろそろ陽射しが暑くてガマンできなくなってきたので涼しい雪渓に向かうべく下山開始~♪ 歩いた稜線を眺めながら下っていきます。
下り始めたところにはお花がたくさん咲いてました。前回来た時もそーだったかも!ということで、ヨツバシオガマ…
わーい!チングルマがまだ咲いてたぁ♡種池山荘の周りに2輪だけ咲き残ってたり、針ノ木岳からの下りでもポツポツ数輪咲いてたりしたけど、まさかこんなに群生して咲いてるところが見れるとは思ってなかったから嬉しかった~
タカネヤハズハハコ…
ザレザレの九十九折の急な下り…。実はここ登るのがイヤで柏原新道からの登りにしたんだよね。残雪期はここで滑落したヒトが多かったみたい。確かに直登するとなるとかなりの急斜面です。
下から見上げるとこんな感じ。小屋泊装備だからテン泊装備の時に比べたら楽なはずだけど、やっぱり登りたくないかも。めちゃくちゃ暑いし。
クモマナズナ…かな?
ザレザレの九十九折が終わっても、けっこう急な下りが続きます。めっちゃ気温が上がってきて暑かったぁ。登ってくるヒト達はみんな汗ダラダラでやっぱりかなりキツそう。でも、雪解け水の沢がところどころにあるからそこで顔を洗ったりクールダウンできたし、下に行くほどキンポウゲとかモミジカラマツとかお花畑っぽくなってたからちょっと癒されました♪
この暑さでかなり雪渓は後退してて、思ったよりも下から雪渓歩き開始です。途中、岩場を歩かないといけなかったけど、アイスマスターだったから岩場もつけたまま歩いちゃいました。ベンガルが付いてるから基本的にはそれに沿って歩いて行きます。シュルンドに落ちたりすると危ないからね…
雪渓は風が吹いてなくて、逆に照り返しで暑かったから一気に駆け下りました。雪渓の脇の沢で顔をバシャバシャ洗って、腕とかも洗って、タイツもビショビショに濡らしてから大沢小屋に向かいました。
雪渓の後の沢沿いの道はちょっとした岩場っぽいところもあります。登って行くわけじゃないから高度感とかは全くないんだけど、ちょっと歩きにくい場所があったなーって記憶があったんだけど、なんかロープとかちゃんと付いててかなり歩きやすくなってました。
樹林帯の中をガンガンくだって大沢小屋へ。もー、めちゃくちゃ暑くて、また軽く頭が痛くなってきちゃってたので大沢小屋の中で休憩させてもらいました。小屋番さんとイロイロお話させてもらいながらクールダウン。ここでもかなりのんびりしちゃいました。だって、急いで下山したところでどうせ高速は混んでるし…
シナノナデシコ…かな?
お山の上の方が気温が低いからキレイに咲いてると思ってたハクサンフウロは扇沢近くの樹林帯の方がキレイに咲いてました。今年はお山の上の気温が高くて樹林帯の方が直射日光に当たらなくて涼しいからだろうね…
ソバナ…かな?
タマガワホトトギス…
珍しく虫がついてないシシウド…
ノリウツギ…かな?
樹林帯は日陰で嬉しいけど、風が通らないからやっぱり暑いね…ふぅ。大沢小屋からは一気にサクサク歩いて扇沢駅に戻りました。最後までお天気が崩れることなく、ずっといいお天気でよかったぁ。想像以上に暑かったけど…
扇沢駅には観光バスがいっぱい停まってました。トイレの水道で顔を洗ったら途中の沢の雪解け水より冷たくてビックリ(笑)。ガンガンに車にエアコンをかけて涼んで、コンビニでコーヒーとおやつの買い出しをしてから中央道で帰りました。いつも通り大月から渋滞してたから、大月からは下道で帰ったけどね…
ということで、今回の針ノ木周回は、お天気に恵まれ、大好物の稜線を絶景を見ながら歩け、お花にもたくさん会え、小屋泊も全くストレスなく、サイコーの山行になりました♡お仲間さんも大満足してくれたみたいでよかったぁ。自分たちは反時計回りで歩いたけど、時計回りで歩いてるヒトの方が明らかに多かったみたいです。扇沢から針ノ木小屋までの登りはかなりキツイけど、針ノ木岳まで登ってしまえばアップダウンはもちろんあるものの、どちらかとゆーと下り基調になるっぽいです。自分は前に来た時にちょっと体調が悪かったのとテン泊装備だったのもあってめちゃくちゃキツかった記憶があって、針ノ木小屋までの登りがどーしてもイヤだったから反時計回りにしちゃったけど、紅葉の時期に時計回りで歩くのもいいかなーと思いました。新越山荘があんまり混まないってこともわかったしね。
来週はお盆だから、高速道路も混みそうだし、お山も混みそうだし、のんびり御嶽山に泊まりで行ってみようかなぁ…
2018年8月4~5日 爺ヶ岳南峰~爺ヶ岳中峰~岩小屋沢岳~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~針ノ木岳(1泊2日・小屋泊)①
1日目:扇沢無料第一P~柏原新道入口~種池山荘~爺ヶ岳南峰~爺ヶ岳中峰~種池山荘~岩小屋沢岳~新越岳~新越山荘(泊)
2日目:新越山荘~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~針ノ木岳~針ノ木峠(針ノ木小屋)~大沢小屋~扇沢駅~扇沢無料第一P
ヒトが少なくて静かにのんびり歩けそうで、しかもずーっと北アルプスの峰々の絶景を眺められちゃいそうな稜線だなって前から気になってた扇沢を起点にしたスバリ岳や針ノ木岳を繋ぐ針ノ木周回ルート(針ノ木サーキット?)に爺ヶ岳をプラスしてお仲間さんと歩いて来ました!今年こそは歩いてみようと思って何気に温めてたルートだったんだけど、土日ともめちゃくちゃお天気がよくて大満足の山行になりました~♪
会社から帰って急いで準備して、お仲間さんをピックアップしてから扇沢に向かいました。お盆休みは来週のはずなのに中央道はなかなかの車の多さだったけど、ぼちぼち順調に走って、安曇野ICを下りてからコンビニに寄って0:30過ぎには扇沢に着きました。無料第一駐車場でもまだまだかなりの空きがあって、ヨユーで停められました。2人で車中泊だと暑くて寝れないかな?って心配したけど、扇沢はすでに18℃。自分はシュラフを掛けて、予備で持ってきたフリース毛布はお仲間さんに貸して快適に寝ることができました。
4:00過ぎに起きたらさすがに駐車場は埋まってて、駐車場内をウロウロしてる車がチラホラしてたけど、有料駐車場はまだまだ空いてました。5:00過ぎに駐車場を出発して、オレンジに染まる稜線を眺めながら柏原新道の入口へ。この時間なら登山相談所のヒトはまだいないかなって思ったけど、すでにいらっしゃいました。ここで注意事項を教えてくれて登山届を書かされるんだけど、コンパスで提出してることを伝えたら入山人数確認のために名前と行先だけ書くように言われました。ちなみに、今回の注意事項は針ノ木小屋の水ポンプが壊れてるということでした。ごはんの提供とか大変そう…
柏原新道は最初が石段のちょっとだけ急な九十九折の登り。エンジンがかかりにくい自分にとってはここがいきなりでなかなかツラいので、ゆっくりゆっくり登って行きました。すでに暑くなり始めてたしね…(汗)
お花の写真を撮るフリをして小休止…
これはお花じゃないのかも?
オオバギボウシはもう終盤かな…。写真を撮ってる間にどんどん抜かされちゃったけど、急いでないから気にせずマイペース。3年前にここを歩いた時は、キレット小屋まで行かないといけなかったから頑張って歩かなくちゃいけなかったけど、今日は時間にヨユーがあるからのんびりお山を楽しみたいっ♪ それにしても、とても整備された歩きやすい道です。
チラチラと木々の間から稜線が見えてたんだけど、しばらくすると左側が開けて針ノ木岳方面がよく見えるようになりました。下には扇沢駅も。何気にもうこんなに登ってきたんだねー。しかも、快晴でめっちゃテンション上がりますっ!
カライトソウ…
終わりかけっぽかったけどあちこちに咲いてたハクサンオミナエシ…
ヨツバヒヨドリの蕾…お花の状態よりも蕾の方がカワイイよね。
うーん、苦手なセリ科のお花。可憐でカワイイんだけど…
仲良く並んだトリアシショウマ…
早々に秋の準備を始めてたオオカメノキの実…。稜線上のナナカマドの実も赤くなり始めてて、こんなに暑いのに秋は近づいてきてるんだね。
今日から明日にかけて歩く稜線が見えてきてワクワク♪ 明日はお天気崩れる予報だけど、何とか針ノ木岳までもってくれるといいな…
シラネニンジン…かな?
クロトウヒレン…
ハナニガナ…
カラマツソウ…
キンポウゲ…
ガレ場に着いた時には登りと下りの団体さんで渋滞してたけど、お花の写真を撮りながら少し待ってたら誰もいなくなりました。残雪はすでになし。道幅もしっかりあるから危険な感じはなかったです。
シモツケソウ…
ガレ場の後にはよくわからない鎖がしばらくついてました。こんなのあったっけな?標高が上がるにつれて気温は少し下がってきてたから歩き始めの時のような汗ダラダラ状態ではなくなったけど、日差しは強かったのでお日さまが当たるところはかなーり暑かったです。
シロバナニガナ…
前に来た時はこの鉄砲坂の登りがツラくてツラくて…。キレット小屋まで行くってゆーのに、このアタリですでにバテてた記憶があります(笑)。今日は、自分のペースでゆるゆる登ってるからまだまだ余裕。というか、思ってたよりもかなり平坦なところや緩い登りが多かったなー。そうそう、3年前に来た時は柏原新道を歩いてる間ずーっと羽虫がウザかったんだけど、ほとんどいなかったなー。1か月違うだけでこんなにも違うのかな…
種池山荘まであとちょっと~。両側がお花畑の状態を期待してたけど、残念ながら最盛期は過ぎちゃってました(涙)。コバイケイソウがたくさん咲くらしいんだけど。でも、ミヤマリンドウとかハクサンフウロとかウサギギクとかちょこちょこ咲いてました。
種池山荘前からは蓮華岳&針ノ木岳とこの後に向かう稜線がよく見えました。唯一の日陰ベンチは埋まってたから仕方なく直射日光ガンガンの暑いところでおやつ休憩したけど、まぢーで暑かった…。下界と同じくらい暑かった気がしました。ここって標高2500m近いところだよね?
後でこの稜線を歩いていきまーす。何回もアップダウンがありそうだけど、素敵な稜線だなぁ♪
あまりにもお天気がよかったし(そのかわり激暑だったけど…)、そのまま新越山荘に向かってもかなり早く着いちゃうので、荷物をデポって前回踏めなかった爺ヶ岳中峰に行くことにしました。だって、せっかくここまで来たんだから鹿島槍ヶ岳も近くで見たいしね~
ミヤマリンドウ…
ふと振り返ると遠くに薄っすらと槍ヶ岳も見えてました。わーい!
お仲間さんは初めての爺ヶ岳なので、どうせなら南峰にも寄うっちゃおうってことでまずは南峰へ。ちょっとガレてるところはあるけど、急なところも危ないところも特にない広めの登山道なので比較的簡単に登れちゃいます。燕岳みたいに混んでないし、めちゃくちゃ眺めもいいし、実は北アルプス入門にいいかも?
まずは爺ヶ岳南峰に到着でーす。本日、1つ目のピーク♪ 登山道にはヒトがたくさんいた気がしたけど、ピークにいたのはほんの数人…。絶景だったけど、写真だけ撮って本命の中峰に進みます。
中峰へは一度下ってからの登り返し…。でも、20分らしいからすぐ着くかな。
下りきったコルのところで咲き残りのコマクサに会うことができました。ほとんどのお花はヨレヨレだったけど、なんとか綺麗に咲いてる子を見つけました。カワイイー♡そういえば、今年はコマクサの群生は見れなかったな…
登り返しはこんな感じ。実際に登ってみたら大した登りではなかったです。。ちなみに、爺ヶ岳北峰には入ることはできないみたいです。鹿島槍ヶ岳に行くには、中峰も南峰もスルーすることも可。。前回は、手前の南峰に何も考えず登っちゃって、鹿島槍ヶ岳を見てあそこも登るなら体力温存しないと無理って思って、中峰をスルーしたんだよね…
本日2つ目のピークの爺ヶ岳中峰からは鹿島槍ヶ岳がめちゃくちゃ大きく見えて、また行きたいー!って思ったけど、今日のところはガマンガマン。扇沢から八峰キレット越えしての五竜岳までの1泊2日の縦走は当時の自分にはめちゃくちゃキツかったけど(特に最後の遠見尾根が暑くてツラかった)、すごくいいルートだったから今度は唐松岳まで歩きたいな…
爺ヶ岳南峰の向こうには今日から明日にかけて歩く種池山荘から針ノ木岳までの稜線をぐるっと見ることができました。こーやって見てる分には大したアップダウンに見えなかったんだけど…ね。そして、種池山荘から歩く方が登り基調だって写真をみたら気づいたけど、この時は全然気づかなかったなぁ。
立山と剱岳。前に来た時にこの景色にめっちゃ感動したんだけど、2回目でもまだまだ感動できちゃう。あの時には高所恐怖症の自分が剱岳に登れる日が来るなんて思ってもみなかったなぁ…
南峰はもちろんスルーして種池山荘に戻りました。種池山荘方向に歩いたのは初めてだったけど、こちら向きもいー眺め♪ なんか爺ヶ岳のピストンですでに大満足な感じ(笑)
全く日陰のない直射日光の下を歩いてたらちょっと頭が痛くなってきてたので、種池山荘の自炊室で少し休ませてもらいました。暑くて全く食欲なんてなかったけど、まだこれから2時間以上は歩かないといけなかったから無理やりランチを食べました。
あまりの暑さに“飲み物が足りないかも…”ってちょっと不安になって、アクエリを買ってから新越山荘に向かって出発~。これが大正解だったんだけどね。種池山荘からすぐに稜線になるのかと思ってたけど、ちょっとした樹林帯の中を歩きます。日陰は涼しくていいね~
えっと、このお花は…?
樹林帯を抜けるとこれから歩いて行く稜線が見えてきました。うーん、どこがどこのピークかさっぱりわかりません(汗)
タテヤマリンドウ…?
クルマユリ…かな?相変わらず鮮やかだねー。目立ちます。
ミヤマアキノキリンソウ…かな?
赤くてツヤツヤしたオオヒョウタンボクの実…
ミヤマトリカブト…かな?
急なところはないけど、こーゆーお日さまがモロに当たるところはとにかく暑くて暑くて…。種池山荘で買ってきたアクエリが大活躍!!これがなかったらヤバかった…(汗)。途中、お花の散歩道っていうのもあったけど、パッとみたところそんなにお花は咲いてなかったし(最盛期は過ぎちゃってたからね)、あまりのんびりしてるとさすがに小屋着が遅くなっちゃうのでスルーしました。
タカネヨモギ…
ウサギギク…
タイツリオオギ…
オトギリソウ…
マルバダケブキ…
ニッコウキスゲもまだ咲いてました!望遠レンズ持ってなかったから、ちょっと遠い(汗)
ヤマハハコ…
途中の樹林帯にはキヌガサソウが咲いてました~♪ こんなにミドリっぽいお花だったけな?
モミジカラマツを撮ったつもりだったけど、カラマツソウだったみたい(苦笑)
テガタチドリ…
種池山荘からの登山道は、柏原新道と同じようにきちんと整備されててとても歩きやすかったです。急登らしい急登はなく、平坦なところも多かったのでとにかくユルユルと歩いて行きました。この時間がサイコーに暑くて、ちょっと日陰があると休憩して、ちょっと日陰があると休憩して…を繰り返してなかなか進めない感じした。
咲き残ってたイワカガミ…。クシャクシャ(苦笑)
今まで尾根の左側を歩いてたけど、右側にサイドチェンジ!
まだツマトリソウが…
八重っぽいミヤマリンドウ…
しばらく歩くと立山と剱岳が見えてきました。こんな近くに立山&剱岳が見えるなんて贅沢過ぎるぅ♡
ミヤマタンポポ…
ハクサンチドリ…
再び、尾根の左側にサイドチェンジ(笑)。あそこが岩小屋沢岳かなぁ?のんびり歩いてるから疲れてはないんだけど、とにかく暑いから早く小屋に行きたい…
フワフワのミヤマヤナギ…
ネバリノギラン…
ミヤマコゴメグサ…
途中、ちょっとだけ道幅の狭いところがありました。そして、上の方はちょっとだけ傾斜が急そう。
イヤ、ちょっとじゃなくてなかなか急な傾斜でした…暑い…(汗)
イブキジャコウソウ…
もう1ヶ所道幅の狭いところがありました。ここは左側がバッサリ切れてるから強風の時は煽られて落ちないよーに注意が必要かも。右側にはハイマツブロックがあるけどね。
またしても右側に再度チェンジすると遂に岩小屋沢岳の山頂標識が見えてきました。
そして、山肌をトラバースするよーに登って行くと本日3つ目のピークの岩小屋沢岳に到着~!山頂には誰もいませんでした。そもそも歩いてるヒトが少ないからね…。スライドしたのは5~6組だったし、かなりのんびり歩いてたのに誰にも抜かされなかったくらいのヒトの少なさ(笑)
こちらも終盤のイワツメクサ…
ここからなら白馬三山まで後立山連峰がガッツリ見えると思ったんだけど、雲がかかっちゃってて見えませんでした。明日は見れるといいなぁ…
少しずつお日さまが傾いてきてて、気が付けばいつの間にか暑さのピークは過ぎてました。ずっとここで景色を眺めながらのんびりしていたかったけど、16:00前に小屋に着くために再び歩き始めました。今日のピークはここが最後と思ってたのに、明らかに目の前にピークが…
見えていたピークは本日4つ目のピーク、新越岳でした。スルーすることもできるけど、20mとか書いてあったのでにちょっと寄り道。山頂標識はなかったけど、ちょっとしたスペースがあったので、ここから日の出を見たりするにはいいかもです。周りにはトウヤクリンドウがたくさん咲いてました。
やっと小屋が見えてきました。明日は登りからスタートだね。
蓮華岳と針ノ木岳。針ノ木雪渓もよく見えました。来年は、コマクサの時期に合わせて蓮華岳に行こうかなぁ?明日、蓮華岳に寄ってもいーかなって思ったんだけど、ピークは過ぎちゃってるみたいだからね。
なかなか急なガレ場っぽいところを下ります。このくらいの下りは一気に下れちゃうから嬉しい♪
平坦なところまで下りると小屋まではすぐでした。
新越山荘は、前週の台風のキャンセルのヒトが繰り越したのと針ノ木小屋の水ポンプが壊れてここに変更したヒトで想像してたよりもかなりたくさんのヒトがいました。1人1枚の布団を期待してたのに、布団3枚に4人ですって女子部屋に案内されてちょっとガッカリ…。でも、同室のオバサンたちはみんないいヒトで、お山の話とかいっぱいいっぱいしました。夜ごはんはザ・山小屋ゴハンって感じで特別なモノはなかったけど、朝からロクなモノを食べてなかったからめちゃくちゃおいしかったーーー。まさに空腹はサイコーのスパイスだね(笑)。特にゴハンとお味噌汁がサイコーにおいしくて両方ともお代わりしちゃいました。
夜ごはんの後はハミガキしながら、夕焼け鑑賞タイム…。お日さまが落ちるのは逆側だしこんなもんかなって思ってたんだけど、ちょーどスタッフさんが出てきて、『2階の談話室から立山方面がよく見えますよー』って教えてくれて行ってみたら…
お日さまはすでに沈んじゃってたけど、綺麗な夕焼けを見ることができました~♪
談話室には小さい窓が1つしかなくて、カメラ持って待ってるヒトが何人もいたからずっと撮ってはいられなかったけど、赤く染まっていく空に浮かぶ立山と剱岳が見れてラッキーでした☆
お部屋に戻ると自分達より後には結局誰も来なくて5人だったので、6枚の布団に5人、つまりは1人1枚のお布団で寝ることができました。お天気がよかったから星を見に行きたい気持ちはあったけど、たくさん歩いたし、暑くてかなり体力消耗してたから消灯前には寝ちゃってました…
針ノ木周回の1日目は、めちゃくちゃ暑かったけど快晴の空の下、絶景を眺めながら、お花を愛でながら、のんびり歩くことができました。今年はお花が早かったから、あんまりお花は期待してなかったんだけど、意外とたくさんのお花たちに会うことができました。ピーク時に比べたらかなり少ないのかもしれないけど、大満足です。
事前の予報では、明日はお天気が崩れるってことだったけど、夜ごはんの時に天気を見たら昼過ぎまではなんと晴れ予報!!針ノ木小屋に着くまでなんとか晴れててくれるといーなー
2018年7月22日 伊那前岳(日帰り)
土日ともお天気が良さそうだったからどこかに泊まりで登りに行きたかったけど、金曜はおうちに帰ったのが遅かったので日曜の日帰りでどこかに行くことに。日帰りできて、あんまり混んでなくて、標高が高くて涼しくて、お花が咲いてるところ…ということで、千畳敷カールが思い浮かんだので伊那前岳にソロで行って来ました!木曽駒ヶ岳には夏に1回、冬に1回登ってるけど、今回は木曽駒ヶ岳の山頂には寄らず伊那前岳のみです。
土曜の夜におうちを出て、22:30頃に菅の台の駐車場に着きました。さすがに駐車場はまだ空いてて、半部以上は空いてたと思います。バス停横に車を停めて車中泊…。シュラフは使わずに寝たんだけど、夜中にちょっとだけ足元が寒くなったのでシュラフを引っ張り出してかけて寝ました。3:30に起きてバス停を見てみたらすでにザックが並んでたので、寝ぼけたまますぐにザックを並べに行きました(これを車内から確認できるようにバス停のすぐ横に車を停めました)。一度、車に戻って、着替えて、準備してからバス停へ。チケットの列は4:00過ぎからでき始めたので、チケットの列には朝ごはんの入ったコンビニ袋を置いて、ベンチに座って待ちました。チケット販売は4:45~って書いてあったけど、5:15の始発より早く臨時のバスが来るとのことで10分くらい早く販売が始まりました。臨時バスは2台来たけど楽々で1台目に乗車。バスは5:00過ぎに出発してぐねぐね道をしらび平駅に向かいました。ロープウェイの始発は6:00だけど、バスに合わせて5:49に臨時便が出ました(でもこれより早く近隣の宿泊者用に便が出たっぽいです)。
ロープウェイはぐんぐん高度を上げて行くと窓際にいるヒト達から『わーっ!』という歓喜の声があがって、真ん中にいた時分は早く外の景色が見たい~ってワクワク。しらび平駅に下りて、南アルプスが見える展望台に行くと、雲海の向こうに南アルプスの峰々と富士山が見えました♪ 雲海は朝だけだろうし、お昼近くになるとガスってきそうだったのでこの景色をしばらく堪能しました。今日は、木曽駒ヶ岳にも宝剣岳にも行かずに伊那前岳のみだからそんなに急ぐ必要もなかったしね。
駒ヶ岳神社にご挨拶してから、遊歩道を歩き始めました。めちゃくちゃお天気はいいし、お花はたくさん咲いてそうだし、テンション上がりまくり♪ 千畳敷駅の温度計が20℃だったから、このアタリを歩いてる分にはかなり爽やかな感じでした。
歩き始めるとすぐにチングルマの群生が…
朝日を浴びてキラキラして、めちゃくちゃカワイイ♡
オンタデ…かな?
タカネグンナイフウロ…
カラマツソウ…
ミヤマゼンコ…かな?セリ科のお花は全然判別がつかない(汗)
こちらもオンタデ…かな?
お花がいっぱい咲いてるから、登らずに遊歩道をのんびり写真撮りながら歩くだけでもいーかな…なんてちょっと思ったり。
ほぼほぼ終わりのイワカガミ…
花びらピカピカのミヤマキンポウゲ…
可憐なミヤマキンポウゲとゴツゴツした岩峰。快晴のお空も真っ青~♪
ハクサンイチゲも咲いてました。
引いてみるとこんな感じ。見た目にはもっとずっとお花が多い感じです。
お天気もいいし、やっぱり登って景色を眺めることに。まだ登っているヒトが少ない八丁坂に取り付きまーす。冬の千畳敷カールもいいけど、夏もいいねー。3年前の夏に来た時はガスガスで全くなにも見えなかったんだよね…
たくさんのヒトにどんどん抜かされちゃったけど、今日の目的はカールのお花を見ることだったので急ぎません。だって、ここを急いだらもったいないもん。
いいね、いいねー♪
元気に咲いてるハクサンイチゲ…
やばーい。絶景過ぎてなかなか前に進めないょ…。周りのみなさんもお花を堪能してるぽい。そりゃそうだよね、こんなにたくさんお花が咲いてるんだから。
ヒトがいない角度を探すのが激ムズ。なんとかいい角度を見つけても今度は虫が入りまくり(泣)。想像以上に虫が多かったです。
階段状になっている岩々な登山道を九十九折に登って行きます。落石防止の網が張ってあるものの、むき出しの部分も多いので落石をさせないように注意して歩きました。
振り向くとこんな感じです。ロープウェイ駅の前からだと電線が入っちゃって全景を撮るのは難しいけど、このアタリまで来るとしっかり全景が見えます。さすがに雲海は消えて来ちゃったな…
だんだん日差しが強くなって暑くなってきたので、真ん中を過ぎたあたりの日陰でちょっと休憩…。ここから最後の登りになります。
けっこう登ってきました。上から見下ろすカールもいい感じ♪
最後に鉄の階段っぽいところを登ると乗越浄土に着きました。目の前の大展望に歓声をあげるヒトがたくさんいました。ロープウェイから1時間程度の簡単な登りでこの景色が見れるんだから、高尾山くらいしか登ったことないヒトはそりゃ感動しちゃうよね。1回目はテン泊装備が重い上に雨でてキツかったし、2回目は厳冬期で直登したのでなかなか手強い登りだなって思ってたけど、今回は比較的すんなり登って来れました。でも、写真撮ってる時間が長かったからかなりの時間立ち止まってるんだけどね。
今日は登ってみよーかと思ってた宝剣岳。でも、渋滞しそーだし、極楽平まで周回すると時間もかかりそうなので、次に来た時に登ることにします。
今日は行かない中岳~駒ヶ岳。ヒトが多いのは苦手だし、冬にあそこからの絶景を見てるからいーかなって(笑)。中岳のコマクサに会いたい気持ちはちょっとだけあったんだけど…
乗越浄土でキャイキャイ騒いでるヒトたちを横目に伊那前岳に向かいました。
木曽駒ヶ岳方面や宝剣岳方面と比べると格段にヒトは少ないです。最初だけハイマツの間を歩いて行きます。
カールではまだお花が残ってたのに稜線ではすでに果穂でした。ほわほわ~♡
ちっちゃいヒマワリみたいなウサギギク…
ふと富士山を見たら雲が噴煙みたいになってました(笑)
大きなアップダウンもなく、快適な稜線歩き~♪
空木岳を右手に見ながら歩いて行きまーす。
ちょっと石がゴロゴロしてるところもあるけど、整備されてて歩きやすい道です。
伊那前岳のピークはここから見てイチバン高いところかな?何人かヒトが立ってる。しかし、ヤバイな~この稜線は。
タカネツメクサ…
そして、伊那前岳に到着です!山頂ではオニーサンが1人休憩してました。北アルプスも八ヶ岳も南アルプスも中央アルプスも見えてたんだけど、まずは北アルプスから。やっぱり槍さまをセンターにしちゃいます(笑)。右側に後立山連峰も少し見えてたけど、ちょっと雲がかかってたので省略。イチバン左は来週行く予定の笠ヶ岳…。今日みたいにお天気いいといいなぁ。
なんだかめちゃくちゃ幻想的な八ヶ岳…
南アルプスの峰々と富士山…。やっぱり朝に比べてちょっと雲が増えてきたよね。
空木岳。次に空木岳に登るとしたらどーやって登ろうかなぁ?千畳敷から縦走もしてみたいけど、伊奈川ダムからの周回もやってみたいなー。
でも、千畳敷からの縦走は稜線で気持ちよさそーだけど、アップダウンが激しそう。
宝剣岳から空木岳に向かう稜線。こんな景色見てたら極楽平まで行きたくなってきちゃいました。でも、今日はガマン…
こっちは駒ヶ岳を越えて将棋頭山に向かう稜線。
残雪期に桂小場から登ってキツかった記憶しかないんだけど、駒ヶ岳からピストンなら全然ありかも。茶臼山にも登ってみたいし、西駒山荘は混まないみたいだから泊まりってゆーのもいいしね。
ここでのんびりするのもいいなーと思ったけど、ロープウェイの順番待ちが頭をよぎっったのでおやつ休憩してから乗越浄土に戻ることにしました。八丁坂を登ってる時に左耳を虫に噛まれてめっちゃ腫れて痒くなってきてたので、虫除けをスプレーしてから戻ります。
ちょびっとだけ登り返し…
宝剣岳の山頂の岩に登ってるヒトがいるー。めっちゃへっぴり腰(笑)
あっとゆー間に乗越浄土に戻ってきました。ゴツゴツした岩々と沸き上がってくる雲がかっこよくてパシャリ。
八丁坂を下り始めるとすでに渋滞が始まってました。
登山道が細くなってるところで、団体さんのすれ違いに時間がかかってたり、お子さんが1段1段下るのに時間がかかってたり…。まだまだ登るヒトが多い時間だからな~。これはちょっと計算外でした。
道が広めのところで何人が抜かさせてもらって、イチバン混んでるところを通過してから再びお花畑へ。
シナノキンバイ…。めちゃくちゃカワイイのに虫がいっぱいついててこれ以上アップで撮れない(泣)
ずっと見てても見飽きないなぁ…
ちょっとずつ湧いてきた雲もアクセントになっていい感じ♪
今年は何気にお花畑的なところに行けてなかったから、今日、ここに来てよかったー
登山道のすぐ近くにキレイに咲いてるシナノキンバイがあったから、息で虫を吹き飛ばして撮りました。だって、やっぱり虫はキモチワルイんだもん(汗)
いろんな色のお花が咲いてるのお花畑ももキレイだけど、ほぼ黄色のお花畑は緑と青に映えてすごーくキレイでした。
遊歩道まで下りてきました。帰りは剣ヶ池経由で千畳敷駅まで戻りまーす。
だんだん下から雲が湧いてきて、伊那前岳が飲み込まれそう。やっぱり、お山は朝から歩くに限るよね~
終盤ぽかったコバイケイソウ…。行かなかったけど、極楽平に向かう方にたくさん咲いてるみたいです。
そして、密かに楽しみにしていたミヤマクロユリ…。キレイに咲いてるお花ばかりでタイミング的にはよかったみたいです。
果穂になりかけてるチングルマ…。脱皮してるみたい(笑)
いろんなお花が咲いてるけど、やっぱり黄色のお花をメインに撮っちゃう。来年も来るなら虫対策を考えないとなー。ウチワを持ってきて虫を追い払おうかな(笑)
チングルマのアップー。派手さはないけどカワイイ♡
数輪咲いてる株もあったけど、何故かうまく撮れなったミヤマリンドウ…。もっと濃いキレイなブルーのお花もあったんだけどね。
お花に夢中になって歩いてたら剣ヶ池につきました。やっぱりココからの眺めは絶景なので、みんな撮影しまくり。
八丁坂を見てみたらすごいヒトが連なってました。けっこう急だから、慣れてないヒトだと下山に時間がかかるよね。
シナノオトギリ…
この小さいお花はなんだろう?1輪しか見かけなかったな…
サクライウズ…
ヤマハハコ…
ミヤマホツツジ…
クロトウヒレン…
タカネヨモギ…
千畳敷駅に戻ってきました。3年前の7月にここに来た時は、ガスってて何も見えなくて、雨も土砂降りで、風も強くて、めちゃくちゃ寒くて、テン泊予定だったけど木曽駒ヶ岳の山頂にタッチだけしてそのまま下山したんだよね。あの時はロープウェーも2時間半待ちで待ってる間も座ることもできずキツかった…。そのツラい記憶があるので、今日は必ず昼前にはロープウェイに乗るって決めてたので予定通り戻って来れました。
このままココでのんびりしてたいなーとも思ったんだけど、帰りの渋滞もイヤなので下山することにしました。ロープウェイの乗り口には列ができてたけど、次に来るロープウェイを待ってただけで、来たロープウェイに乗れたのでほとんど待つことはなかったです。混んでいるので9分間隔で運転してるとのことでした。しかも、しらび平駅に着くとすぐに臨時のバスを出してくれたので順調に駐車場に戻ることができました。オナカ空いてたので久々にガロのソースかつ丼が食べたいなってちょとだけ思ったけど、そこまでガッツリ食べたい感じじゃなかったので止めておきました。帰りはいつも通り下道で帰ったんだけど、中央道で事故渋滞が起こってて大月ICのところで少しだけ渋滞しただけで概ね順調に帰って来れました。
初めて見た真夏の千畳敷カールは絶景そのものでした!キレイな青空と白っぽい岩のゴツゴツした感じと鮮やかなグリーンと可憐なお花たちとの絶妙なコラボレーション。今日は、伊那前岳はおまけで千畳敷カールのこの光景を見ることが目的だったんだけど、自分的にはそれが正解だった気がしました。木曽駒ヶ岳はヒトが多くてガヤガヤし過ぎてるし、宝剣岳は渋滞してるし…。静かな伊那前岳からの展望とお花いっぱいの千畳敷カールの散策で大満足♡ 千畳敷カールの遊歩道の散策は、スニーカーでも歩けるので登山をしないヒトにもぜひぜひオススメしたいです。次に来るときは、宝剣岳と三ノ沢岳に行きたいな。平日でもすごく混むみたいだけど、紅葉の千畳敷カールにも来てみたいです!
来週は、いよいよ北アルプス縦走の予定。めちゃくちゃ楽しみなんだけど、お天気どうかな…
2018年7月16日 三壁山~高沢山~エビ山(日帰り?)
野尻湖ビジターセンターP~三壁山~分岐~カモシカ平~分岐~高沢山~エビ山~キャンプ場~野尻湖ビジターセンターP
3連休の最終日は、ノゾリキスゲに会いに三壁山~高沢山~エビ山にソロで行って来ました!ぶっちゃけお山は単なる通り道で本命は高沢山から大高山に向かう途中にあるカモシカ平。野反湖は湖畔の群生もキレイらしいけど、このカモシカ平の群生がすごいらしいということで楽しみに行ってきました。
前日に平ヶ岳から下山して、道の駅 六合に移動して車中泊しました。早朝の涼しくて空いてるうちに歩こうと思って4:00過ぎに起きたんだけど、なんだか寝足りなくてダラダラ…。前日12時間も歩いた疲れをちょっと引きずってる感は否めなかったけど、とりあえず野尻湖に移動しました。5:30頃にビジターセンターの駐車場に着いた時には先客さんは1台だっけど、準備してる間に数台いらっしゃいました。
快晴ではなかったけど、ボチボチのお天気っぽかったので朝ゴハンを食べて歩き始めました。あちこちから朝ゴハンのいい匂いのするキャンプ場を抜けて、三壁山の登山口から歩き始めました。なんか笹がすごいんですけど…(汗)
チラッと出た青空を背景にノリウツギ…
ヨツバヒヨドリ…
そして、急な登りはないってレコを見かけたのに、ボチボチな急登なんですけど(泣)
水場を通過してさらに登って行きます。たまに樹林帯から出るけど、笹は相変わらずスゴイ…
かなり急だし、笹はすごいし、足元も滑りそうな感じ。まぢか…
ちょっと開けた平和なところもあります。笹だらけには変わらないけど。
野反湖がチラチラと見えました。空が青くないから、湖も青くない。この間、白砂山に登りに来た時と同じく、早朝は湖にガスがかかってて幻想的でした。
笹がなくなって歩きやすくなったけど、ボチボチな急登。そして、虫がめっちゃ多い!虫除けを忘れたことを後悔しました。
あちこちに咲いてたハナニガナ…
鮮やかなオレンジ色のクルマユリ…
オンタデ…かな?
チラチラと青空が見えてたけど曇りがち…。笹を掻き分けながら進んでいきます。
このアタリは笹が低くて歩きやすかったー。野反湖も見えたしね。
まずは三壁山に着きました。ここまでが今日イチバンの登りだったはずなのでここからはお気楽ハイキングになるはず。展望もないし、虫も多いので先に進みます。
高沢尾根を歩いていきます。軽いアップダウンはあるけど、なかなか素敵な道です♪ これで虫さえ少なければ…
シラネニンジン?エゾボウフウ?見分けがつきません(汗)
たくさん咲いてたオトギリソウ…。イワオトギリも咲いてたと思うけど、違いがよくわりません。
あれが高沢山かなー?
右手には草津白根山が見えました。もちろんお釜も!
この時期はコマクサがたくさん咲くんだろーけど、今は登れないからね…。未踏のお山だから、そのうち登れるようになったら行きたいな。
再び樹林帯に入って少し登って行くと…
カモシカ平への分岐に着きました。ここからカモシカ平に向かって下って行きます。途中で木々の間からカモシカ平の黄色いお花畑がチラ見えしてテンションUP~♪
下るのはわかってたけど、思ったよりも下ってました。樹林帯を抜けてからは急な上に足元が見にくいし、滑りやすかったし。
カラマツソウ…
カモシカ平に近づくにつれて、ノゾリキスゲがポツポツ出てきました。ちなみに、ノゾリキスゲという名前は正式な名称ではなく、ニッコウキスゲで正解らしいです。
カモシカ平の看板の手前から笹が激しくなりました。看板を左に曲がってガレ地に向かうとさらに笹がボーボーに(汗)。でも、よく見ると踏み跡はしっかりあるのでそれを辿って歩いて行きました。
周りにノゾリキスゲが増えてきました。
どんどん増えてきて…
一面のノゾリキスゲ!!!初めて来たから花付きがいいのか悪いのかよくわからなかったけど、みなさんのレコを読む限りは数年に一度のアタリ年みたい。ラッキ~♪ 残念だったのは、曇りがちで青空がほとんど出なかったことかなぁ。
望遠レンズに替えてキレイに咲いてるお花を探してみたけど、たくさんのお花の中から見つけるのはなかなか難しい…
チラリとでた青空をバックにバシャリ♪
珍しく空に向かって咲いてる子もいました(笑)
それにしてもすごい眺めだなぁ。ノゾリキスゲだらけなんですけど。咲き終わってるお花もあったけど、蕾もまだあったからギリギリセーフな感じ。
実は風がかなり強くて、めっちゃ揺れてます。でも、少しお日さまが出てくれたおかげでなんとか撮れてる感じ。
風で揺れすぎて、なかなかいい写真が撮れない…(泣)
風が弱まった瞬間を見計らって…
こんな絶景なのに、自分を入れて5人しかいない…。めっちゃ贅沢な時間~♪平ヶ岳のおまけで来ただけなのにこんな素敵な景色を見れてめちゃくちゃ嬉しかったです。
やっぱり、青空が背景の方がキイロが映えるね~
青空が少ししか出てないから、角度が大変(汗)。苦労してなんとか撮った1枚。
写真に夢中になってるうちに、誰もいなくなって1人占め状態。この景色を眺めながらここでのーんびりしたかったけど、3連休最終日なだけに渋滞が心配なので戻ることにしました。
ノゾリキスゲに見送られながら戻りますっ!
カモシカ平に下る時はこの登り返しイヤだなぁって思ったけど、意外とあっけなく登れちゃいました。
クルマユリは曇ってても鮮やかだねー。元気が出る色。
振り返ってカモシカ平を見納め。来年もまた来たいな~。晴れた日にね!
キラキラしてるシモツケソウ…。もーすぐ咲くかな?
そして、分岐に戻ってから高沢山へはちょっとだけ登ります。高沢山も樹林帯の中で見晴しはないし、やっぱり虫が多かったのでスルーしました。
ここからエビ山へは多少のアップダウンがあるものの、下り基調。相変わらず笹を掻き分けて行きます。
しばらく歩くと歩きやすい道になりました。もう笹は遠慮したいです。
クルマユリの立派な株を発見~!こんなにお花がいっぱいついてるクルマユリ見るの初めてかも。
これはどこのお山かなぁ?全然わからない(汗)
このお花なんだろう?
しばらくは笹がない平坦な道でサクサク歩けました。
エビ山へは最後に少しだけ登ります。
エビ山頂の近くに美人さんを見つけました!しかも、悔しいけどこの頃にはかなり青空が広がってて、青空に映えるノゾリキスゲを撮ることができました。美しすぎるー♡
そしてエビ山に到着。エビ山は広場みたいになってて眺めもよかったけど、全く日陰がなくて激暑だったのでここもスルーしました。
山頂に咲いてたハクサンフウロ…
3山のプチ縦走完了~。さて、下山しまーす。
ノハナショウブ…らしいです。
シロバナニガナ…。このアタリからたくさん見かけました。三壁山の方では全くみかけなかったんだけどね。
ダブルで綺麗に咲いてるノゾリキスゲ♪ 青空にこのビタミンカラーは夏って感じでいーね。贅沢を言えば、カモシカ平でこのくらい晴れてほしかったょ…
気の早いナナカマドが色づいちゃってました。いくらなんでも早すぎじゃない?(笑)
エビ山からは下りって思い込んでたのに、何故か緩く登ってる…
なんで?と思ってたらエビの見晴台っていう展望地でした。ちょっと笹が邪魔だったけど、野反湖を見下ろすことができました。
そして、ここからが本当の下りになりました。あんまりお花も咲いてないので、とにかくガンガン下って行きました。
風の通らない樹林帯をとにかくどんどん下って…
開けたところに出ました。ここまで来ればキャンプ場はすぐそこです。
登山口を出ると、すぐのところにキャンプ場の炊事場があったので顔をじゃぶじゃぶ洗わせてもらいました。昼前には下山しよーと思って朝早くから歩いたけど、やっぱり暑くて汗びっしょり。ジリジリと照り付けるお日さまの下、キャンプ場の中のリアかー道をプラプラ歩いてビジターセンターの駐車場に戻りました。野反峠に寄って、遊歩道のノゾリキスゲも見てから帰ろうと思ってたけど、かなりのヒトだったし、さっきまでの青空がウソみたいに曇ってきちゃったので諦めることにしました。帰りはいつもの(?)R17で帰ってきました。いつもの週末よりは交通量が多いかなって感じだったけど、特に渋滞することもなく帰ってこれました。
ノゾリキスゲを見るにはやっぱり先週末くらいがベストだったみたいだけど、それでも一面に咲くカモシカ平のノゾリキスゲは圧巻の光景でした。ホントかどうかわからないけど10年に1度くらいの花付きの良さってことだし、行けて良かったです。カモシカ平はめちゃくちゃお気に入りの場所になっちゃったので、来年は野反峠から周回するルートで歩きたいなー。そうそう、カモシカ平でいつもレコを参考にさせていただいてるレコユーザーさんをお見掛けしました。恥ずかしくて声はかけられなかったけど、心の中でいつもレコをUPしていただいてありがとうございますってお礼を言いました。また、どこかで会えるといーな。