2018年8月18~19日 朝日岳~雪倉岳~小蓮華岳(1泊2日・小屋泊)②

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1日目:蓮華温泉P~蓮華の森~アヤメ平~兵馬ノ平~白高地沢の橋~(カモシカ坂)~花園三角点~(五輪高原)~青ザク~五輪の森~吹上のコル~朝日岳頂~水谷コル~朝日小屋(泊)
2日目:朝日小屋~水谷コル~(水平道)~水平道分岐~小桜ヶ原~燕岩~雪倉岳頂~雪倉岳避難小屋~鉱山道分岐~三国境~小蓮華山頂~船越ノ頭~白馬大池山荘~天狗ノ庭~蓮華温泉

 

3:30に起きて、4:00頃に小屋を出発~。星は出てたけど、今日は行程が長めなので眺めるだけにしました。前日ほどの寒さではなかったけど、やっぱり気温は低めだったので、フリースとニュウモラップを着て歩き出しました。木道は霜はおりてなかったものの、朝露でめっちゃ滑りそうで恐怖過ぎて全くスピード出せず、水谷コルまで下るだけでけっこう時間かかっちゃいました(苦笑)

 

水谷コルの分岐からは朝日岳頂でのご来光は諦めて、水平道へ進みます。けっこうアップダウンがあるってレコとかで読んだけど、朝日岳のピークは巻いてるんだから、登るよりは楽なはず…と歩き始めました。確かに細かくアップダウンはあったけど、水平なところも多かったし、大きなアップダウンはなかった気がします。ただ、自分の不注意でロストしちゃったところが1ヶ所ありました。鎖がついてる岩のトラバースがあるんだけど、それが終わったところで暗くて下に続いてる道が見えずに、沢筋を道と思って登っちゃいました。登りながら“あんまりヒトが歩いた形跡はないし、ここまでの道に比べると整備されてないから、もう少し登ったら戻ろう…”って怪しいとは思ってたんだけど、上からヘッデンの明かりと『こっちは道じゃないよー』という声が。やっぱりねってことで戻ってみたら、下に行く道がちゃんとありました。明るければ間違えないと思うけど、暗い時間に歩くヒトは注意した方がいいかも。まあ、この道を歩くようなヒトはフツーは間違えないか。

 

ちょっと明るくなってきました。ここは水平道な感じの部分。

 

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途中から木道がちょこちょこ出てきました。新しい木材が置いてあったりして、歩きにくりところに木道を整備してくれてる途中みたいです。小屋にいたネパーリーのヒト達が整備してくれてるのかな?昨日の夕方、水場で長靴洗ってたし(笑)

 

雪解けでできた池に朝焼けの雲が映ってキレイ☆もーすぐ朝日が昇ってくる。

 

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水平道分岐を過ぎて木道をどんどん歩いて行きます。凸凹になってて、登山口のところの木道よりは滑りにくいよになってたけど、まだ濡れてたからビビりながら歩くことになっちゃってホントにスピードが出ない(汗)。でも、水平道で少し時間を巻けたので焦ることなく歩いて行きました。

 

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空がキレイなグラデーションに。

 

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東の空が金色に輝いてきました。今頃、朝日岳に登ったヒト達はキレイな日の出を見てるかな?

 

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ここもそのうち木道になりそう。木道にしないとどんどん荒れちゃうもんね。

 

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振り返ると朝日岳が朝日に染められてオレンジになってました。派手目の雲がいいアクセントになってます。やっぱり、登ってから来ればよかったかな…ってちょっと後悔したりして。

 

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うわっ、雪倉岳に向かってめっちゃ雲が流れてきた。このままガッツリ曇っちゃったら悲しい…と思ったけど、雲の動きは激しかったので、再び流れていきました。

 

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雪倉岳に向かって湿原の中を歩いて行きます。このアタリが小桜ヶ原かな?ハクサンコザクラがたくさん咲くみたいです。

 

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数週間前だったらいろんなお花がいっぱい咲いてたんだろーけど、今もお花は少しだけ咲いてました。やっぱりお花畑の時に来てみたいな。ちなみに、このアタリには沢がたくさん流れてるのでお水には不自由しないと思います。

 

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平和な木道が終わって、いきなりガレガレの登りになりました。

 

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ガレガレを登りきるとツバメ岩がドーンと。

 

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雪倉岳がかなり近く、大きく見えるよになりました。でも、まだまだ遠そう…って思ってたけど、たぶん雪倉岳のピークはここから見えてなかったんだよね(汗)

 

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ツバメ岩からは一旦、下ります。ここにもお花がちょこちょこ咲いてました~。花柱がまっすぐだからホツツジ

 

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朝露がキラキラ、タテヤマウツボグサ…

 

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ミヤマトリカブト

 

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タカネトウウチソウ…

 

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樹林帯を抜けてコルまで下りきって、フリースを脱いでTシャツとニュウモラップフーディーになってから雪倉岳に取り付きました。まずは九十九折に登って行きます。そーいえば、花の終わったウルップソウがたくさんありました。さすがに1輪もお花は残ってなかったけど。

 

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同部屋のヒト。グイグイとすごいスピードで登って行っちゃいました。あんな風に歩けたら、もっと遠くまで行って、もっといろんなモノが見れるのにな…

 

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イタドリ…かな?

 

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振り返って朝日岳

 

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九十九折を登ったら山頂が見えるのかと思ったけど、どこが山頂なのかわからないままお花がいっぱいのトラバース道に突入しました。

 

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アザミ…

 

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このお花は…?

 

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ハクサンシャジンがいっぱい~

 

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ミヤマシシウドとミヤマトリカブトがいっぱい~♪ すごいよ、ここのお花畑も。

 

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山頂どこ~?もう、朝からかなり歩いてるのに山頂すら見えないって(汗)

 

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ああ、急登…(汗)

 

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しばらく登って行くとやっと稜線に出ました。わーい♪ でも、山頂どこ???

 

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ん?あの丸っこいところが山頂かな?まだまだあるねぇ(苦笑)

 

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でも、稜線歩きはめっちゃ気持ちいい~♪ 晴れてるし、風も弱いし、寒くなく暑くないしね。サイコー!!

 

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今日も頸城山塊方面がよく見えました。焼山、火打山妙高山高妻山…。手前には♡型に見える池も見えてたんだけど、♡型に見えるところで撮り忘れました(汗)

 

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わわわっ、ミヤマアケボノソウだぁっ!まだまだこの先に咲いてるって思ってたから、ちゃちゃっと撮ってピンボケになっちゃったんだけど、この先に会うことはありませんでした。ちゃんと撮っておけばよかったょ…(涙)

 

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ゆるーく登って行けるのかと思ったけど、ボチボチな登りがありました。

 

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日本海を眺めるフリしてちょっと休憩(笑)

 

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これが最後の登りだと信じたい。この向こうにさらに続いてたら、さすがにちょっと心が折れそうでした。

 

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山頂どこだよ…

 

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振り返って朝日岳…。さすがにちょっと遠くなってきた。

 

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とにかく九十九折に淡々と登って行きました。

 

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このアタリにはほとんどお花はなかったけど、なんかコマクサが咲きそうなところだな~と思って見ながら歩いてたら、ホントにコマクサが咲いてました!こんな時期にまだコマクサが咲いてるなんて思ってなかったなぁ。

 

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コマクサに癒されて最後の登りにかかりました。ヒトが立ってるところが山頂です。

 

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ということで、雪倉岳のピークに着きました。長かったぁ…。水平道分岐から雪倉岳までかなり時間かかちゃったんですけど(汗)。朝日岳までの感じだとけっこう巻けるかなと思ったのに、全く巻けませんでした。やっとのことで登った雪倉岳の山頂からは壮大な絶景が広がってました。昨日、朝日岳の山頂で眺望がなかった分、これでもかってくらいの景色が待っててくれました。これから歩いていく稜線と白馬岳と朝日岳。おまけに立山剣岳まで。こーゆーの見れちゃうからやっぱりお山は止められないんだよね。

 

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立山剣岳のアップ~

 

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遠くには白山も見えました。

 

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朝から何も食べてなかったから、絶景を眺めながら朝ごはん休憩しました。ここでずーっとのんびりしていたかったけど、今日はCT約11時間のロングルートだからのんびりするわけには行かず…。3日間にして、白馬山荘か白馬大池山荘に泊まればここでずーっと景色眺めていられたんだけどね。ということで、次は鉱山道分岐を目指して歩きだしました。

 

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雪倉岳からは一度、肩といわれるところまで絶景を眺めながらゆる~く下ります。周りはトウヤクリンドウのお花畑でした。

 

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そこからはハイマツの間のザレた九十九折の急な下り。下りだからあっとゆー間だったけど、登ってくるヒト達はけっこう大変そうでした。

 

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かなりおつかれ気味のタカネナデシコ

 

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急斜面が終わって、なだらかな道を雪倉避難小屋に向かいます。。雪倉避難小屋はとっても綺麗な小屋でした。でも、ここは非常時以外は宿泊禁止。トイレは解放されてるので使わせてもらったけど、トイレもキレイに掃除されてました。

 

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雪倉避難小屋からしばらくはユルユルの平和なロードです。しかも、ほとんどヒトもいない。こんな素敵な場所なのに、こんなにヒトが少ないなんてヤバイな。

 

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振り返って下ってきた雪倉岳。こーやって見てもかなりの傾斜だよね。でも、こっち側から一気に登っちゃった方が精神的に楽かも(笑)

 

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少し離れて見た雪倉岳の全景です。どっしりとしたお山。派手さはないけど、こーゆーお山が好きかも。

 

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そして、鉢ヶ岳のトラバースに突入。ところどころにお花が咲いてるし、キツイ登りもないし、とにかく周りは絶景だし、ここも素敵な道でした。

 

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野生のイチゴ。おいしそーだけど食べません(笑)

 

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タカネヨモギ

 

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トラバースが終わって、鉱山道分岐に向かって登り返して行きます。船越ノ頭まではアップダウンが続きます。

 

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カワイイお花みつけたーっ!どこかのお山で見た気もするんだけど…

 

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奥のほうに咲いてたんだけど、タカネシオガマだと思う。

 

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そして、またまたコマクサを見つけちゃいました!ここのお花はまだ咲きたてってくらい生き生きとしてました。

 

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そして、鉱山道の分岐に到着。時間を確認したらCTくらいで歩けてて、自分の予想時間よりも早かったので、ちょっと雲が増えてきてたけど眺めを重視して白馬大池から下山することにしました。鉱山道分岐まであまり時間がかかってるようなら鉱山道から一気に下っちゃおうかな…と思ってたからね。ということで、三国境に向かいます。

 

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振り返って、鉢ヶ岳と雪倉岳。歩いて来た道がハッキリ見えました。

 

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ここから三国境までのザレてる登りがこの日一番キツかった…

 

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その後、向かうのはこっちなんだけどね。三国境に行かなくても行けそうなのにな…

 

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遠くから見てた時よりも急に感じます。登りたくないけど、ここさえ登っちゃえば三国境からは軽いアップダウンしかないのはわかってたので、ゆっくりと九十九折に登って行くことに。

 

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マツムシソウのブーケ。ネギ坊主も一緒に(笑)

 

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なんとか咲き残ってたタカネツメクサ…

 

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一瞬、緩やかになるんだけど、またすぐに登りが始まります。三国境…遠ぃぃ…

 

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登ってる途中に小蓮華方面へのトラバースっぽいトレースがいくつもあって、そっちに行こうか迷ったけど、やっぱりせっかくだから三国境に寄っておこうかなって思って三国境に向かうことにしました。同部屋の3人はみーんな健脚だから、自分を軽ーく抜かしてサクサク先に行っちゃったけど、自分はちょっとでもみんなに追いつこうといつもよりもかなり頑張って歩いてたから、ちょい疲れてきちゃってました。

 

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これはお花?…じゃないよね。

 

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うーん、ここまでくればあとちょっとなんだけど、カメのような歩みに(汗)

 

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ヒーヒー言いながら、なんとか三国境に到着しました。三国境は今までの静けさがウソみたいにヒトがたくさんいて賑やかでした。ここまではポツポツとヒトと会うことはあっても、前後に誰も見えない時間の方が圧倒的に長かったし、雪倉岳頂でさえ数人しか会わなかったのに、ここではたくさんのヒトが休憩してました。特に、中国人(このヒト達も台湾人かな?)がめっちゃ騒いでてウルサイウルサイ…(汗)。しかもかなりの大人数で白馬岳に向かってたから、擦れ違いが大変そうでした。

 

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三国境からの鉢ヶ岳と雪倉岳。いやぁ、よく歩いてきたなぁ。オナカが空いてたので、ランチ休憩してから小蓮華山に向かいました。

 

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ここから白馬大池までは前に白馬岳に来た時に通ってるので、快適な稜線ルートってわかってたからウキウキ~♪

 

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しばらく下って振り返ると大迫力の白馬岳。杓子岳と白馬槍ヶ岳も見えます。左奥には五竜岳鹿島槍ヶ岳も。

 

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絶景なので何度も何度も振り返っていると鹿島槍ヶ岳と白馬槍ヶ岳の間に槍ヶ岳が見えてきました。雲海もいい感じで写真撮りまくり。急いでなかったけど、なかなか足が進まなくて困りました(笑)。そ遠くには南アルプスに富士山に八ヶ岳も!望遠レンズを持ってなかったから撮れなかったけど、かなり遠くまで見えてました。

 

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そんな絶景を振り返り、振り返り眺めながら、軽いアップダウンのある稜線を歩いていたらあっとゆー間に小蓮華岳が近づいてきました。

 

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蓮華岳は栂池から日帰りで登ってくるヒトもたくさんいるから、かなり軽装のヒト達で混み合ってました。三国境でガッツリ休憩したので、ここでは休憩せずに写真だけ撮って船越ノ頭に向かいます。

 

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そろそろ見納め。朝日岳雪倉岳、めちゃくちゃ気に入っちゃったから絶対にまた来ると思う。

 

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蓮華岳からは白馬大池を眺めながらガンガン飛ばして下って行きました。

 

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下りの一部を切り取ってみた。なんかいい感じ♪

 

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毛が生えてないからイワギキョウかな?

 

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イブキジャコウソウ…

 

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クモマミミナグサ…

 

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ザレとかガレとかで転ばないよに気をつけながらもかなりのスピードで下ってきて、あっとゆー間に船越ノ頭が近づいてきました。

 

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ちょっとだけ登り返して船越ノ頭に到着。止まらず一気に白馬大池へ向かいます。

 

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ここからはひたすら下りで、なかなかスピード出して下れるところだったりします。かなりのスピードで下ってて、何人か抜かしたんだけど、自分より数倍速いスピードで下るテン場にいたULカップルに抜かされました。登りもめちゃくちゃ速かったし、なんであんなに速く歩けるんだょ…

 

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白馬大池のアップ。でも、曇り空になっちゃって色がイマイチ。

 

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大池手前にたくさん咲いてた、ミヤマアキノキリンソウ

 

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そして、最後のチェックポイント(?)の白馬大池山荘に着きました。自分がデッドと決めてた時間より1時間は早かったので、最後の下りに備えて大休憩~。稜線から下りてしまった今となっては、下界の食べ物のことしかもう頭にない!(笑)。あと2時間歩けば、セブンでおいしいラテとクリームたっぷりのデザートを食べれるってモチベーションで最後の下りにかかりました。ちょっと足が疲れてきてるし、安全のために、保険で持ってきたストックをここから1本だけ出動~♪


チングルマ畑の前を通って行きます。一面にお花が咲いてる時にも来てみたいな。めっちゃ混みそうだけど(汗)

 

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しばらくして、樹林帯に入ると大きな石がゴロゴロしてる道になりました。これはあんまり飛ばせない道だね…。気づけばかなりガスってきちゃってたので、最初は見えてたお山も全く見えなくなっちゃったし(そもそも樹林帯だからあんまり景色は見えないんだけど…)、ガンガン下りて行きました。

 

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途中、ちょいちょい急なところもありました。こーゆーところはゆっくり丁寧に下りました。

 

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特にお楽しみもないのでしばらく淡々と下って行くと天狗の庭に着きました。湿原のお花畑的なモノが広がってると思ったのに、全然ちがーう(汗)。大きな岩がゴロゴロ積んであるところでした。国師ヶ岳に行く時の夢の庭園的な感じ。ここを楽しみにして下りてきたのに湿原どころかお花もなくて、めちゃくちゃガッカリ。CTよりも早く下りてきたこともあって、ここから一気にペースダウン。ちょいちょいお花もあったので、眺めながらユルユルと下って行きました。

 

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ゴゼンタチバナの実…

 

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休憩でザックを置いたところで目の前に咲いてたミヤマウズラ…。下りのスピードだと絶対見つけられない小さいお花。ラッキー☆

 

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うーん、これ何だっけ?

 

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ミヤマカラマツ…

 

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フサフサのサラシナショウマ

 

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ドロドロで道が崩れ気味のところがあったり、水浸しでビショビショのところもあった蓮華の森を抜けると長ーい下りは終わって蓮華温泉に無事戻って来ました。途中はガスってたけど、下界は晴れててめちゃくちゃ暑かった~

 

下山したのが15:30。蓮華温泉の駐車場は電波が入らないから高速の渋滞がどんな感じかわからずにとにかく約20kmの林道をひたすら下りました。林道から出る時に調べてみると、中央道の渋滞が大したことなさそーだったので、いざという時に下道で帰りやすい中央道で帰ることにしました。関越道からの方が10分くらい早いって出たんだけど、関越道は途中が混む可能性が高いから逃げらんないんだよね…。帰り道も決まったし、どーせ6時間くらいはかかるから急いでも仕方ないよねってことで最初に出てきたセブンに寄ってアイスラテとポテサラちくわ天とダブルクリームシュークリームを買ってガッツリ食べました。いやぁ、めちゃくちゃおいしかったぁ♪ やっぱり、お山の後は揚げ物とスイーツだよね(笑)。安曇野ICまでの下道は空いてたし、中央道もいつも通り大月までは順調。大月から先はいつも通り渋滞してたんだけど、車の数が少なそうだったから突っ込もうかなって思ったところで大月IC先で事故の情報が入ってきたので迷わず大月ICで下りて下道で帰りました。5時間半くらいで帰ってこれたかな?

 

2日間とも快晴まではいかなかったけどお天気はよくて絶景が見れたし、急に冷え込んだので暑くなくて快適に歩けたし、小屋でもいいヒト達に出会えて、2日目はところどころでみんなとちょくちょく会って絶景を共有したり、おしゃべりしながら休憩したりして、ソロだけどソロじゃない感じだったので、最高に楽しい山行になりました。それに、お花の時期を外しちゃったからお花には期待してなかったけど、予想以上のお花たちに出会えたのは嬉しかったなぁ。雪解け直後のお花もあれば秋のお花もあって、お山は着々と秋の準備をしてるって感じでした。でも、やっぱり涼しいってめっちゃいーね!(笑)飲み物もたくさん持たなくて済むし、汗もそこまでかかないし、サクサク歩けちゃうよ。体調がよかったのかもしれないけど…。それでも、2日目の白馬大池経由のCTが長かったからちょっと心配だったけど、7月に平ヶ岳を歩いてたからまぁ大丈夫かなって思えてたし、同部屋のソロの3人がみんな健脚だったから、みんなに追いつこうじゃないけど触発されて頑張って歩いた感じになって全然問題ありませんでした。

 

紅葉の時期に鉱山道も歩きたいし、お花の最盛期に白馬岳も絡めてのんびり2泊3日でも歩きたいなぁ。スカイプラザでケーキも食べたいし!来年の夏もお山を歩いていられるといいなぁ…