2018年8月4~5日 爺ヶ岳南峰~爺ヶ岳中峰~岩小屋沢岳~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~針ノ木岳(1泊2日・小屋泊)②

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1日目:扇沢無料第一P~柏原新道~種池山荘~爺ヶ岳南峰~爺ヶ岳中峰~種池山荘~岩小屋沢岳~新越岳~新越山荘(泊)
2日目:新越山荘~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~針ノ木岳針ノ木峠(針ノ木小屋)~大沢小屋~扇沢駅扇沢無料第一P

 

鳴沢岳で日の出を見ようと思って、3:00に起きて3:30に小屋を出発しました。小屋は毛布1枚でも暑くて何回か目が覚めました…(汗)。外に出ると空にはお星さまが見えてていい感じ♪ ちょっと風があったけど、歩いてれば半袖でちょーどいいくらい。さすがにまだ暗いのでヘッデンの明かりだけで進んで行きますした。最初は意外と草木が生えてるところを歩いて行く感じだったけど、そのうち階段の登りになって、しばらく階段を登るとちょっとした岩場になりました。明るければなんてことないところなんだけど、まだ暗かったのでストックをしまって慎重に登っていきました。このアタリで風がかなり強くなってきて、気温も下がってきて、ガスが出てきたのでウィンドブレーカーを着て、ついでにグローブもしました。

 

そして、本日1つ目のピーク、鳴沢岳に到着~♪ 着iいた時には薄明るくなってたけど、山頂にいたオジサンがまだ日の出まで30分以上かかるって教えてくれたので、日の出を待たずにオジサンを追っかけるカタチで先に進むことにしました。だって、めちゃくちゃ風が強くて寒かったんだもん。こんなところで待ってられないょ…

 

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まずは目の前に剱岳を眺めながら下って行きます。剱岳も見事に山頂付近に雲かかっちゃってるねー

 

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これから進む稜線はガスの中だったけど周りは晴れてたから、きっと朝だけでそのうちなくなるはずってよくわからない自信がありました(笑)

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冷たい風が立山側からビュービュー吹きつける中、細かいアップダウンを繰り返して行きます。新越山荘を境に道の感じがちょっとワイルドになりました(笑)。ガスがなくて、風が吹いてなかったら、右手に立山剱岳を眺めながらのんびり歩ける絶景ルートなんだけど、寒いしガスガスでそれどころじゃなかったです。

 

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相変わらずの強風でカラダが煽られる中、少しずつ進んで行きました。完全にガスの中に突入したけど、足元はちゃんと見える程度だったし、滑落するような危険なところはなかったからよかったです。

 

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少しガスが薄くなってくると、先行してたオジサンがたぶん名もないちょっとした小ピークで日の出待ちしてるのが見えました。ちょーどいい感じに日の出が見えそうなところだったから自分達も便乗して一緒に日の出待ちをさせてもらうことにしました。

 

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お日さまが昇ってくる方向にはかなりガスが湧いててなかなかお日さまは顔を出してくれなかったけど、ふと上を見上げたらお月さまと赤く染まった飛行機雲が見れました。

 

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雲やガスがなければすでにお日さまは昇ってるタイミングだったから空はだんだん明るくなってきてたけど、流れゆく雲と沸き立つガスで見えそうで見えない。…と思ってたらついにチラ見え!でも、鳴沢岳の向こうに湧いてるガスめちゃくちゃ邪魔なんですけどーっ(泣)

 

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でも、邪魔だと思ってたガスのおかげで何だか幻想的な日の出になりました(笑)。鳴沢岳の山頂にいたヒトは日の出見れたかな?

 

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とりあえず、日の出が見れて満足して歩き出したんだけど、ふとお日さまの方を見てみたらなんかすごいことになってました。も、燃えてるみたい…

 

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真っ赤に燃えるお日さまのおかげで向かう稜線がだんだんオレンジに染まってきたぁ。たぶん、ガスがかかってるところが次のピークの赤沢岳かな?着くまでにガスがなくなってくれるといーけど。

 

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赤沢岳に向かってる途中で急にオナカが空いてることに気づきました。朝起きてから何も食べてなかったからね…。少しだけハイマツで風が避けられるところに座って、立山剱岳を眺めながら朝ごはんにしました。ん~、ちょっと風が強くて寒いけど贅沢な朝ごはんタイムだぁ♪ いつの間に稜線のガスはなくなってて、立山剱岳の雲も少なくなりつつありました。

 

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再び歩き始めて振り返ってみると後立山の峰々が朝の陽射しの中に幻想的に浮かんでました。前日に見ることができなかった白馬三山までしっかり見えます。

 

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前を歩いてたオネーサンが何かの写真を撮ってる…と思ったら、雷鳥さんでした~♪ いつもはグエグエ鳴いてるのに珍しくクークー鳴いてるなと思ったら、雛ちゃん達と一緒でした。望遠レンズがなかったのがイタイ…(涙)

 

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雷鳥さんとお別れして登って行くと赤沢岳の山頂標識が見えてきました。こちら側から登る分には急登もなく、登りやすい感じでした。お日さまのおかげで風が強くても少し暖かく感じられるようになって、暑くなく寒くなくちょーどいい感じの温度感でした。

 

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本日2つ目のピーク、赤沢岳に到着~♪ 立山剱岳にかかってた雲もすっかりなくなったし、風もほとんどなくなってました。めちゃくちゃいいお天気です!

 

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さっきからチラリと見えてた黒部湖がだんだん見えるよになってきました。奥には裏銀座の峰々も見えるようになって、影赤沢岳もできてました。

 

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さっき、朝ごはん休憩したばかりなのでしばらく景色を堪能してから次のピークのスバリ岳に向かいました。こーやってみると、稜線を水平に歩いていって、最後にちょっと登れば着きそうな感じなんだけど、実は見えてないところでかなり下ります…

 

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赤沢岳からは山と高原地図ではこのルート上で唯一危険マークがある下りです。下り始めにも下り終わりにもきちんと注意喚起の看板がありました。確かにザレ&ガレの急な下りだけど、難しい岩場とかではないので滑ったりしない限りは問題ないところだと思います。

 

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危険マークの下りが終わって少し進むと今度はめっちゃ左側が切れてる道幅の狭いところが出てきました。傾斜はついてなくて平坦だからフツーに歩けば全く問題ないところだけど、高所恐怖症の自分は下を覗き込むとゾワゾワしちゃう感じでした。強風に煽られたらちょっとコワイかもね…

 

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小さなピークを登ってから下るだけ下って、スバリ岳に登り返します。うーん、この登りはけっこうキツそう。小屋で同室だったオバチャンに途中で抜かされたんだけど、そのオバチャンも途中でかなりペースダウンしてるのが見えました。だって、どー見ても急登だよね(汗)

 

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最初は岩々…。急なことは急なんだけど、しっかりとステップがあるのでほとんど手を使うことはなく登って行けました。

 

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カール状の地形はとってもキレイだし、右手には立山剱岳がずーっと見えてるんだけど、なかなかキツイ登りです。途中の砂礫地にコマクサがちょっとだけ咲いてたけど、かなり元気ないほぼほぼ終わりな状態でした。もしかしたらここで見れるかなーって密かに楽しみにしてたのに残念…

 

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上の方にクワガタの角みたいなのがずっと見えてるんだけどなかなか近づかない…(汗)。けっこうな斜度なのにザレてるから歩きにくい。

 

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このスバリ岳への登りが今回の山行でイチバンきつかったかも。そこそこ距離もあるし、けっこうな斜度もあるし、ザレてたりガレてたり。この後、最後に針ノ木岳への登りがあるので、急ぐことなく疲れないペースでゆっくりゆっくりジワジワと(笑)登って行きました。でも、ここまでくれば山頂はもーすぐです。

 

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なんとか登りきって本日3つ目のピーク、スバリ岳に到着~♪ 

 

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スバリ岳から見た後立山連峰はかなり素敵な光景でした。昨日は雲に隠されちゃってた白馬三山もしっかり見ることができました。

 

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おやつ休憩しながら景色を眺めて、もーこれで満足じゃない?って感じだったんだけど、通らずしては下山できない最後のピークの針ノ木岳に向かいました。3年前に針ノ木岳蓮華岳に来た時はあんまりお天気がよくなかったけど、今回はめちゃくちゃいーお天気だから、霞み出して遠望がきかなくなる前に針ノ木岳に着きたいなーと思いつつも相変わらずゆっくりとしたペースで歩いて行きました。

 

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まあ、予想はしてたけど、やっぱり下ってからの登り返しだね。赤沢岳からスバリ岳に比べたら大したことないかなって感じだけど。スバリ岳からの下りもちょっと急なので気をつけたほうがいーです。

 

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マヤクボノコルまで下りきって、本日最後のピーク針ノ木岳に取り付きました。

 

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ここもけっこうな斜度のところはあったけど、見た目通り距離的にはスバリ岳よりも全然短かった感じでした。やっぱり、ザレ&ガレだから下る時は注意した方がいいかもね。

 

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山頂が近くなってくると、朝からあんまり会えてなかったお花たちにやっと会うことができました。同室のオバチャンがこっちは花はないって言ってたけど、確かにここに着くまではほとんどお花は咲いてませんでした。小屋の周りには咲いてたと思うけど暗くて見えなかったしね…

 

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タカネシオガマ…かな?

 

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会えるのを楽しみにしてた模様がめっちゃ可愛いシコタンソウ。ホントは明るいところで撮りたかったけど、日なたのお花はほぼ終わっちゃってたので日陰のお花でガマンしました(涙)

 

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そして、本日4つ目、最後のピークの針ノ木岳に着きました~♪ 白馬岳、唐松岳五竜岳鹿島槍ヶ岳、そして、昨日歩いた爺ヶ岳、岩小屋沢岳、今日歩いた鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳。後立山連峰をずらーーーーっと見ることができました。こんなに見えると思ってなかったから、めっちゃ感動です♡

 

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奥に見えるのが常念山脈穂高連峰表銀座方面。左側に八ヶ岳とか富士山が見えてたはずなんだけど、北アルプス丸見え状態にコーフンし過ぎてて見落としました(笑)。手前は船窪岳とかかな?

 

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野口五郎岳鷲羽岳水晶岳黒部五郎岳薬師岳裏銀座方面。7月に台風のせいで中止した折立~新穂高の縦走、夏の間に行けるかな…

 

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そして、ずっと眺めながら歩いてた立山剱岳。そして、黒部湖。

 

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オマケでお決まりの槍ヶ岳のアップ!(笑)

 

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山頂に咲いてたミヤマヒゴタイ

 

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山頂ではいろんなヒトとお話ししたりして、予定以上にかなりのんびり休憩しちゃいました。寒くなく、暑くなくでちょーどいい感じだったから下山する時もこんな気温だといーなって思いながら、まずは蓮華岳を眺めつつ針ノ木小屋まで下山開始です。

 

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このカール状の地形がいい感じなんだよね。例年だったら、雪もまだところどころに残っててミドリとシロの縞々模様になってたり、お花もいっぱい咲いてたりで、いい感じなはずなんだけどね。あ、これでも十分にいい眺めなんだけど。

 

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そうそう、針ノ木岳からの下りもやっぱりザレ&ガレです。ヒトがたくさん歩くからかけっこう滑ってイヤな感じ(汗)。でも、もう下りだけだから体力温存する必要もなく、足取りはかなり軽かったです。それよりもオナカが空いてたから、早く小屋までいってランチ休憩したかったというのがホンネ(笑)

 

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ウスユキソウ…。暑さで干からびてる?

 

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キンポウゲも終盤に近かったけど、青空とお山を背景に撮れてよかったー♪

 

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ミヤマダイモンジソウ…

 

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フワフワのチングルマの群生…。お花の時に見たかった気もするけど、このキラキラなフワフワも大好きなんだよねー♡

 

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針ノ木小屋が見えてきました。蓮華岳に咲き残りのコマクサを見に行きたい気持ちもちょっとだけあったけど、少し下ってきただけで山頂の涼しさがウソのように暑くなってきちゃってて(時間的なモノもあると思うけど…)、もう登る元気は残ってなかったのでまた来年来ることにしました。 

 

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針ノ木小屋への下り。ここが何気にかなり急なんだよね。前に来た時は、ソロテン装備だったから雪渓でヘロヘロになって、その後に水場でお水を汲んでからの九十九折の登りでさらにヘロヘロになって、テント設営した後に登ったここがほぼ空身だったにもかかわらずかなりツラかったなぁ…

 

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無事に針ノ木小屋に到着です。木陰はオジサン達に占領されてて、小屋前の日なたのベンチしか空いてなかったからめちゃくちゃ暑い中での休憩…(汗)。目の前に見えるのは七倉方面に向かうお山たちかな?キツそうだけど、あのあたりも歩いてみたいなぁ。

 

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イワギキョウ…かな?

 

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柏原新道にも咲いてたエゾシオガマ

 

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色が濃いけどこでもイワギキョウかな…?

 

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ここでもかなーりのんびり休憩しちゃったけど、そろそろ陽射しが暑くてガマンできなくなってきたので涼しい雪渓に向かうべく下山開始~♪ 歩いた稜線を眺めながら下っていきます。

 

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下り始めたところにはお花がたくさん咲いてました。前回来た時もそーだったかも!ということで、ヨツバシオガマ

 

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わーい!チングルマがまだ咲いてたぁ♡種池山荘の周りに2輪だけ咲き残ってたり、針ノ木岳からの下りでもポツポツ数輪咲いてたりしたけど、まさかこんなに群生して咲いてるところが見れるとは思ってなかったから嬉しかった~

 

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タカネヤハズハハコ…

 

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ザレザレの九十九折の急な下り…。実はここ登るのがイヤで柏原新道からの登りにしたんだよね。残雪期はここで滑落したヒトが多かったみたい。確かに直登するとなるとかなりの急斜面です。

 

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下から見上げるとこんな感じ。小屋泊装備だからテン泊装備の時に比べたら楽なはずだけど、やっぱり登りたくないかも。めちゃくちゃ暑いし。

 

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クモマナズナ…かな?

 

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アオノツガザクラ

 

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ザレザレの九十九折が終わっても、けっこう急な下りが続きます。めっちゃ気温が上がってきて暑かったぁ。登ってくるヒト達はみんな汗ダラダラでやっぱりかなりキツそう。でも、雪解け水の沢がところどころにあるからそこで顔を洗ったりクールダウンできたし、下に行くほどキンポウゲとかモミジカラマツとかお花畑っぽくなってたからちょっと癒されました♪

 

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この暑さでかなり雪渓は後退してて、思ったよりも下から雪渓歩き開始です。途中、岩場を歩かないといけなかったけど、アイスマスターだったから岩場もつけたまま歩いちゃいました。ベンガルが付いてるから基本的にはそれに沿って歩いて行きます。シュルンドに落ちたりすると危ないからね…

 

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雪渓は風が吹いてなくて、逆に照り返しで暑かったから一気に駆け下りました。雪渓の脇の沢で顔をバシャバシャ洗って、腕とかも洗って、タイツもビショビショに濡らしてから大沢小屋に向かいました。

 

ミソガワソウ

 

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雪渓の後の沢沿いの道はちょっとした岩場っぽいところもあります。登って行くわけじゃないから高度感とかは全くないんだけど、ちょっと歩きにくい場所があったなーって記憶があったんだけど、なんかロープとかちゃんと付いててかなり歩きやすくなってました。

 

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樹林帯の中をガンガンくだって大沢小屋へ。もー、めちゃくちゃ暑くて、また軽く頭が痛くなってきちゃってたので大沢小屋の中で休憩させてもらいました。小屋番さんとイロイロお話させてもらいながらクールダウン。ここでもかなりのんびりしちゃいました。だって、急いで下山したところでどうせ高速は混んでるし…

 

シナノナデシコ…かな?

 

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お山の上の方が気温が低いからキレイに咲いてると思ってたハクサンフウロ扇沢近くの樹林帯の方がキレイに咲いてました。今年はお山の上の気温が高くて樹林帯の方が直射日光に当たらなくて涼しいからだろうね…

 

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ソバナ…かな?

 

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タマガワホトトギス

 

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珍しく虫がついてないシシウド…

 

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ノリウツギ…かな?

 

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樹林帯は日陰で嬉しいけど、風が通らないからやっぱり暑いね…ふぅ。大沢小屋からは一気にサクサク歩いて扇沢駅に戻りました。最後までお天気が崩れることなく、ずっといいお天気でよかったぁ。想像以上に暑かったけど…

 

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扇沢駅には観光バスがいっぱい停まってました。トイレの水道で顔を洗ったら途中の沢の雪解け水より冷たくてビックリ(笑)。ガンガンに車にエアコンをかけて涼んで、コンビニでコーヒーとおやつの買い出しをしてから中央道で帰りました。いつも通り大月から渋滞してたから、大月からは下道で帰ったけどね…

 

ということで、今回の針ノ木周回は、お天気に恵まれ、大好物の稜線を絶景を見ながら歩け、お花にもたくさん会え、小屋泊も全くストレスなく、サイコーの山行になりました♡お仲間さんも大満足してくれたみたいでよかったぁ。自分たちは反時計回りで歩いたけど、時計回りで歩いてるヒトの方が明らかに多かったみたいです。扇沢から針ノ木小屋までの登りはかなりキツイけど、針ノ木岳まで登ってしまえばアップダウンはもちろんあるものの、どちらかとゆーと下り基調になるっぽいです。自分は前に来た時にちょっと体調が悪かったのとテン泊装備だったのもあってめちゃくちゃキツかった記憶があって、針ノ木小屋までの登りがどーしてもイヤだったから反時計回りにしちゃったけど、紅葉の時期に時計回りで歩くのもいいかなーと思いました。新越山荘があんまり混まないってこともわかったしね。

 

来週はお盆だから、高速道路も混みそうだし、お山も混みそうだし、のんびり御嶽山に泊まりで行ってみようかなぁ…