2017年9月9〜10日 塩見岳(1泊2日・小屋泊)
1日目:鳥倉P~鳥倉登山口~三伏峠~三伏山頂~本谷山頂~美しい森~権右衛門沢源頭~塩見小屋~天狗岩~塩見岳西峰頂~塩見岳東峰頂~天狗岩~塩見小屋(泊)
2日目:塩見小屋~権右衛門沢源頭~美しい森~本谷山頂~三伏山頂~三伏峠~鳥倉登山口~鳥倉P
前週は土曜のお天気が良くなくて日帰りになっちゃったので、今週こそは…とゆーことで、前週に断念した塩見岳にソロで行って来ました!前週は栗沢山~アサヨ峰、前々週は北岳~間ノ岳だったので3週連チャンでの南アルプスでした。登山口までがちょっと遠いから去年まではなかなかソロで行こうとは思えなかったんだけど、遂に行って来ちゃいました~
急いで会社から帰って準備して、中央道でまずは諏訪ICに向かいました。伊那ICとか松川ICで降りるのカモなんだけど、ナビで検索したら15分くらいしから時間が変わらなかったので、節約も兼ねて諏訪ICで下りて下道で鳥倉駐車場に向かいました。高遠まではよかったんだけど、その先が明らかにすれ違い困難な狭いグネグネ道。夜だからさすがに対向車は来なかったけど、鹿がピョンピョンいっぱい出てきてコワカッター(汗)。途中で分杭峠ってところ通って、シャトルバス発着って書いてあったから、帰りの日中はシャトルバスとのすれ違いが発生する確率が高いから、他の道を探さないとなーって思いながら運転してました。大鹿村から鳥倉林道に入って、24:00くらいに鳥倉駐車場に到着。第一駐車場は予想よりはたくさん車が停まってたけど、まだ数台は止められそーな感じでした。
4時に起きて、4:30に歩き始めました。塩見岳小屋までもけっこう長いし、お天気良ければ山頂にも行っちゃうつもりだったので早めに出発しました。駐車場からすぐのゲートから登山口までの林道はゆるーい登り。まだ暗い中、ゆっくりゆっくり無心で歩いてたら意外とあっとゆー間に登山口に着きました。登山口からいきなりの急登。林道を40分くらい歩いてきたからカラダはすでに起きてたけどいきなりはキツかったー。ゆるゆると九十九折に登って行くと意外とすぐに1/10に着きました。
ちょっとガスってるけど、薄日が差してきました。先は長いのでゆっくりだけど休憩せずにどんどん登って行きました。
しばらく登って行くとトラバースっぽい道になりました。サラシナショウマがニョロニョロ群生してました。
5/10の手前あたりから丸太の階段が連続で出てきました。湿っててちょっと滑りそうだったので、注意して歩きました。
コケがいい感じ~♪
ゴゼンタチバナの真っ赤な実…
こんな感じで壊れかけたハシゴ?橋?もありました。コワイよ…(汗)
“ほとけの清水”って書いてある水場を通過して、まだまだ丸太橋が続きました。
時々、谷側が開けて目の前のお山とか見えたりしたけど、基本的にはずっと樹林帯の中を歩いて行きます。このアタリは緩やかで歩きやすかったです。
木がカツラかぶってるみたいだったので、思わず撮っちゃいました(笑)
少しだけ急な登りになったなーと思ったら…
あと約200歩の標識がありました。
小屋の前まで来るとお花が咲いてました~。朝日を浴びたマツムシソウ…
ミヤマトリカブト…
三伏峠の小屋前でちょっとだけ休憩しました。ちなみに歩数は300歩くらいでした。疲れないよに歩幅が狭くして歩いてるからね…
三伏峠からしばらくは平坦な道でした。道がぬかるんでて歩きにくかったけど。
烏帽子岳との分岐を越えて少し登ると…
三伏山に着きました。塩見岳がよく見えて、360度の展望があって休憩に最適〜♪
目の前に見えるのは烏帽子岳。烏帽子岳もかなり眺めがいいみたいなので下山する時に時間と体力にヨユーがあったら行ってみようかなって思ってたけど…
お天気も眺めもめちゃくちゃ良かったからゆっくり休憩したかったけど、目指す塩見岳はまだまだ遠いので先を急ぎました。
ハイマツの間をしばらく歩いて行きました。よく歩かれてるので掻き分けたりするところはなかったです。
このアタリからの塩見岳がイチバンキレイなカタチだったかも。ずっと眺めてたら“山”ってゆー漢字に見えてきました(笑)
再び樹林帯に入って行きました。ぬかるんでさえなければサイコーに快適な道だったんだけど、ところどころにひどい泥濘が…
キノコ、キノコ~
一旦下って本谷山への登り返し…でも途中でお花が咲いてるところがあったりして写真を撮りながらゆっくりと登って行きました。ここは夏はお花畑なおかも?まずはリンドウの蕾…
タカネヒゴダイ…
ヤマハハコ…
しばらく登って行くと分岐がありました。何だろー?と思って行ってみると展望台みたいなのぞき岩でした。雲が多くてお山たちはあまり見えず…
再び登山道に戻って登り続けました。このアタリはバイケイソウの群生地かな?
ウスユキソウ…
キオン…
しばらく登って行くと本谷山に着きました。木に囲まれてる山頂だけど、広場みたいになってたので、ここで少し休憩することにしました。塩見小屋まで110分って書いてあったから、このまま順調に進めば塩見岳頂まで行けそうだったしね。
山頂の端っこの方まで行って右手を見てみたら大きなお山が見えました。仙丈ヶ岳かな?甲斐駒ヶ岳かな?
本谷山から下ってしばらくなだらかな感じでした。塩見岳を木々の間から眺めながら歩いてると、だんだん雲が塩見岳を覆いそうになってました。確かにだんだん雲が増えてきたな…とは思ってたけどここまで雲が出てくるとは思いませんでした。
まだまだ青々とした葉っぱたちの中に真っ赤な葉っぱが~♪気の早いナナカマドが紅葉してました。
ピンクのキノコ…
途中、広場みたいになったところもあって、ここで休憩してるヒトも何人かいました。
これは何の実かなー?
ナナカマドの実…ここの葉っぱはまだまだ青かったです。
コケがキレイで木漏れ日が気持ちのいい道でした。でも、やっぱりぬかるみがところどころにありました。
前週、早川尾根でも見かけたウスタケ…
イチヤクソウだと思うんだけど、こんな時期にまだ咲いてるのー?って感じでした。
権右衛門沢源頭を通り過ぎて最後の登りに入りました。小屋まであとちょっとのハズ…
と思ったけど、なかなかの急登。おかげでかなりペースダウンしちゃったけど、小屋に着いた後、山頂まで行くつもりだったから、どんどん抜かされちゃったけど、気にせずゆるゆる登りました。
森林限界を超えると甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳方面が見えました。すごーくいい眺め♪
岩っぽいところを登って…
ハイマツの間を歩いて行くと塩見小屋でした。
受付してザック置いて、アタックザックに必要最低限のモノを入れてすぐに山頂に向かいました。雲が増えてきてたから明日の朝の方がいーかな?ってチラッと思ったけど、明日のお天気がいいって保障はないので登っちゃうことにしました。
セリ科のお花はカワイイけど判別できません…(苦笑)
まずはハイマツの間を歩いて天狗岩へ。といっても、天狗岩はさすがにあの尖った先は通らずに巻いて行くんだけど、トラバースに着く前にすでにヘトヘト…
コケモモの赤い実がキラッと光ってましたー☆
ちょっと足を止めて振り返ってみました。いつの間にかあんなに小屋が小さくなってる。ゆっくり歩いててもちゃーんと登ってるんだねぇ(笑)
なんとかトラバースに入ったけど、めちゃくちゃオナカが空いてたことにふと気がついて、トラバースの途中のいい感じの岩に腰掛けて、今週末に行く予定の荒川三山を眺めながらランチ休憩にしました。
オナカが満たされたので気合いを入れなおして天狗岩に取り付きました。フツーの登りよりもこーゆー岩場のほうが楽しくて好きカモ~♪
岩場は楽しいけどかなり足は疲れてました。だって、小屋に着いた時点ですでに疲れてたし。まだまだ続きそうな岩場を登り続けました。
けっこう急なところもあるので、塩見小屋までの感じで登ってきちゃうとコワイと思うヒトもいるかも。全く鎖とか必要ない簡単なレベルなんだけど、慣れないヒトは大変かもな~
ちゃんとマークがついてるので、マークを辿ってグイグイ登って行きました。
天狗岩のトラバースが終わると少し下って塩見西峰の取り付きになりました。なかなかの急登に見えたけど、好みっぽい岩場だったし、今日最後の登りだしって改めて気合い入れ直して登り始めました。滑落とかするよーな岩場じゃないけど、足が疲れてたから、こーゆー時こそ注意しないとなので。
塩見岳の岩場もけっこう急だったし、そこそこ長かったけど、ホールドもステップも豊富で難しいところはなかったです。ただ、ザレてるから滑らないよに注意しないといけないのと下山時は落石させないよーに気をつけないとなって思いました。ヘルメット被って登ってくるヒト達もいたしね。
岩場を過ぎてると最後は平和な登りが待ってました。お花の写真を撮りながらゆっくり登りました。
トウヤクリンドウ…
イブキジャコウソウ…
ミヤマコゴメグサ…
タカネツメクサ…
塩見西峰に到着〜♪って、めっちゃ雲が多いやんけ!!
そして、そのすぐ先には塩見東峰。何人か立ってるのが見えました。
富士山は見えなかったけど、仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳、白峰三山はよーく見えました。先週、先々週はあのアタリを歩いてたんだなぁって思いながらしばらく眺めてました。いつかはここから仙丈ヶ岳に縦走してみたいなぁ。
ここからU字型に続く稜線がめっちゃ気持ち良さそー
稜線の先には蝙蝠岳!ここもいつか歩いてみたい!!
荒川三山は聖岳と一緒に有休とって今来週に行く予定。待っててね~。今年の夏の〆的なお山になるかなー。そーすると南アルプスばっかり歩いたことになります(笑)
三伏小屋から抜きつ抜かれつしてた方と山頂で2人っきりになって、お山のお話とかしながら富士山待ちをしてたけど、雲は厚くなる一方で…。お日さまが雲に隠れがちになって、ちょっと寒くなってきたので一緒に小屋に戻ることにしました。
そして、小屋に戻ってからビールをご馳走になっちゃいました!普段、ビールは絶対に飲まないのに、何故かめちゃくちゃおいしかったぁ♡しかも、普段なら1本飲んだら心臓バクバクするくらい酔っ払っちゃうのに、ちょっと顔が熱いかな?くらいでジュースみたいにゴクゴク飲めちゃいました。お山に来ると日本酒もいっぱい飲めるしね…なんでだろ?(笑)
みんなが小屋の夜ゴハンを食べてる間に別館の自分の寝床でお弁当をサクッと食べて、小屋前のベンチみたいな木に座って歯磨きしながら夕日待ちしました。塩見岳はさっきまでの雲はなくなってスッキリと見えてました。
でも、日が沈む方向には厚い雲が…。そこにいたオジサンとお話しながら待ってみたけど夕焼けは見れないまま暗くなっちゃいました。
外で宴会するヒトもいなくて、消灯の1時間以上前なのにみんなシュラフに入ってたので、それに倣って寝ることにしました。前日あんま寝てないし、かなり疲れてるはずなのに全然寝付けず…。アイマスクと耳栓もしてたんだけど、かなり眠りは浅かったな。畳に直接シュラフだったから、けっこうカラダが痛くて、何度も寝返り打ってたからかも?あとは耳栓がちゃんと入ってなかったかな?とりあえず、しばらくは小屋泊しないといけないから、寝れる方法を考えなくっちゃ。
3時くらいからはかなり意識がハッキリしちゃって、早く起きたいなーってシュラフの中でケータイ見たりしてたけど、電気が点いたのは4:30。でも、そのタイミングでみんながババッと起きたので、すぐにザックを持って外に出れました。外はガスガスで真っ白で、月も薄ーくなんとか見えてるかなーって状態でした。準備しながら様子見てたけど、とてもご来光が見れる状況じゃなさそーだったから、サッサと下山開始しました。
セリバシオガマ…
本谷山への登りが何気にキツカッタ~。まだカラダが起きてなかったし、お天気悪くてテンション上がらないし。本谷山には誰もいなかったので、写真だけ撮ってすぐに下りました。
ボタンみたいなキノコ達~
ずっとこんな道だと歩きやすいんだけど、アップダウンがあるんだよね…
本谷山への登りで何故か最後の登りと思い込んでたけど、一旦下って三伏山へも登り…ここから塩見岳を眺めてから帰りたいって思ってたけど、ガッスガスでなーんも見えずなのでスルー。
三伏小屋の手前で見つけた真っ赤な実…
もちろんこんな天気じゃ烏帽子岳にも登る気にはならず、三伏小屋前のベンチでちょこっと休憩して、10/10からマイナスカウントしながらガンガン下山していきました。下山してる途中で日が差すよーになってきて、青空も見えてきました。でも、この時間に晴れてきても遅いんだよね…。やっぱり昨日登っておいて正解でした。
丸太の橋?ハシゴを滑らないよーに下りました。やっぱり、下りの方が滑りそうでコワイねー
この階段も湿っててめっちゃ滑りそうだったーーー!岩場よりコワイ!!
日が差し込んできたのでちっちゃいキノコの写真撮ってみたり…
コケの写真撮ってみたりして下っていきました。
登りの時もこのアタリで写真撮ったけど、コケがめっちゃイイ感じなんだよね~♪
癒される~♡
こんなコケもカワイイ…
レイジンソウ…
ダイモンジソウ…
このちっちゃいお花は…?
またまた真っ赤な実…
キク科の白いお花も難しい…
キオダマキ…
ホタルブクロ…
何かの蕾…何が咲くのかなぁ?
最後の下りです。登りの時はまだこのアタリは薄暗かったからな…
薄い紫のヤマハッカ…
濃い紫のヤマハッカ…とにかくこのアタリはヤマハッカが群生してました。
昨日の朝、こんなところ登ってたんだな~。やっぱり薄暗い時と日が差してる時で全然雰囲気が違うな。
無事に鳥倉登山口に到着~。ちょっと休憩したかったけど、一度休むと歩くの億劫になりそうだったからそのまま林道を下りました。最後の林道歩きがやっぱり長かったから、やっぱりアプローチシューズで来てよかったわ…。ここをブーツで歩くのはかなり足が痛くなるに違いない。
帰りは松川IC方面に向かってから伊那〜高遠を通るちょっと遠回りルートで諏訪に出てみたけど、実は大して時間は変わりませんでした。だったら、来る時もこのルートで来た方が運転楽だったな…。しかも、すごいのどかな景色の中を快適に走れて、ドライブ気分だったし。Google先生はめちゃくちゃ便利だけど、やっぱり鵜呑みにしちゃいけないなって思いました(笑)
去年から登りたい!って思ってた塩見岳。駐車場までのアプローチも、お山までのアプローチも長いけど、お山の大きさを感じられるし、それだけの時間をかけて行くだけの価値があるお山だと思います。特に最後の岩場がキツかったけど、めちゃくちゃ楽しかったな~♪そうそう、塩見小屋の噂のトイレ!自分で袋を持って行くってどんな感じ?と思ったけど、特に抵抗はなかったです。何しろ、トイレが無臭なのがいいです(笑)。ちょっと気になるのは袋を捨てる箱の中身がいっぱい溜まっちゃったら凄そう(今回はあんまり溜まってなかった)なのと、明るい時間に持ち歩くのはちょっとだけ恥ずかしいかなって感じです。汚くて臭いトイレよりは、コッチの方が全然いいかなーって思いました!
2017年9月3日 栗沢山〜アサヨ峰(日帰り)
北沢峠BS〜長衛小屋〜栗沢山頂〜アサヨ峰頂〜ミヨシノ頭〜早川尾根ノ頭〜早川尾根小屋〜広河原峠〜広河原峠入口〜広河原BS
台風一過を狙って1泊で塩見岳に行こうかなーって思ってたけど、土曜の午前中は雨予報…。レイン着て、結構な距離を登るのはテンション上がらないなって思って、去年、紅葉の時期に行こうと思ってた栗沢山にソロで行って来ました!宇多田ヒカルの南アルプス天然水のCMで一躍注目を浴びたあのお山です。栗沢山だけだとCT短いので、ついでにアサヨ峰にも行って、その時点でCTから遅れてなかったらそのまま早川尾根を縦走して広河原に下山するって計画でした。
日曜日だからそこまで駐車場混まないだろーと夕方に家を出て、下道でのんびり走って21:00前に芦安に着いたら、第四駐車場からかなりたくさん車が停まってて、第三駐車場はまたしても満車。狙ってた第ニ駐車場は満車の看板は出てなかったけど見た感じいっぱい…。祈る気持ちで駐車場に入ったら、案内所のすぐ側の角が1台分だけ空いてました。朝イチバンのタクシーに乗るためにすぐ寝よーと思ってたのに、駐車場で宴会してたオジサン達に誘われ、ちょっとだけ仲間入りさせてもらいました(笑)。オジサン達の話だと直前に4〜5台の車が入ってきたけど、空いてるところに気付かず出て行っちゃったとのこと。かなりラッキーだったみたいです。
前週の教訓があったので完全に準備してから寝て、3:30に起きてすぐにタクシー乗り場にザックを並べに行ったら、前から4番目。でも、すでに1台目のタクシーには乗り込んでるとのこと。先頭のヒト達が4人組だったけど、それでも2台目のタクシーに乗れました。タクシーはバスが来てから5:00位に出発。助手席をGETしたので快適でウトウトしながら移動出来ました。広河原に着いて、北沢峠行きのバス停にザックを並べて、バスのチケット売り場が開くのを待ちました。チケット買ってトイレに行ってバス停に並んでたら、予想通り時刻表より20分早く6:30にバスは出発しました。
予定では7:30に北沢峠から歩き始めるはずだったけど、7:00に歩き始めることができました。長衛小屋へ向かうとテン場はテントがギッシリ。ここのテン場は担ぐ距離は短いし、水も豊富だし、トイレも綺麗だし、眺めこそ樹林帯でイマイチだけど、のんびりするにはサイコーのテン場なんだよね。またここでテント泊したいな~。長衛小屋でトイレを借りてから、栗沢山方面への登山道に入って行きました。ホントは仙水峠を経由したかったけど、時間がないので直登ルート。1人ぼっちかな?って思ったら、意外にも後続のヒト達が数人すぐに追いついて来ました。
登山口に咲いてたサラシナショウマ…
最初からちょっと急な上に、木の根っこだの、大きい石だの、なかなか歩きにくい道でした。駐車場からかなり寒くてフリース+インナーダウンを着てたけど、すぐに半袖になりました。
コケとキノコの森の中をゆっくりゆっくり登って行きました。後続のヒト達に抜かれて、何回かペース引っ張られそになったけど、自分は先が長いから体力温存しないとっていい聞かせて自分のペース崩さないよーに登って行きました。
真っ白なキノコ…露出調整するヨユーなくてちょっと飛び気味(汗)
静かな森を想像してたけど、思ったよりヒトが多くて、団体さんもいたりしてなかなか賑やかな感じでした。ひたすらな登って行きます…
日が差してキター。お天気良さそうでウキウキ♪ちょっと緩い登りになったかと思ったけど…
まだまだ続く急な登り…。ひたすら登って行きました。周りの木はシラビソかな?
トラバースっぽい道になったと思ったけど、倒木があったり、木の根っこが張り出してたりして、なかなかペースは上がらず…
そして、石がゴロゴロする登り…
早く見晴しのいいところに出ないかな…って思いながらシャクナゲの道を登って行くと、前の方から『わーい!仙丈だ!仙丈が見えるよ!わーい!わーい!』って、明らかに小さな女のコの声がして、それに引っ張られるように登って行くと視界が開けて、振り向くと仙丈ヶ岳がどっしりと佇んでました。
再び樹林帯の中を歩いて行くと木々の間からキレイな甲斐駒ヶ岳が見えました!周りのヒト達もみんな一気にテンションが上がりました。
まだまだ登ります。これを登り切ったら絶景が待ってるはず…と思ってひたすら登り続けました。
樹林帯を抜けて周りがハイマツになって振り向いてみると、ドーンと仙丈ヶ岳が見えました。
岩ゴロの間を登って行きました。雲と太陽が幻想的…
左手に甲斐駒ケ岳を、右手に北岳を眺めながら出っ張って見える岩に向かって登って行きました。アソコが山頂かと思い込んでたけど…
お花は少なかったけど唯一たくさん見かけたセリバシオガマ…
ナナカマドの実が赤くなってるー。青空に映えるねぇ。
岩のてっぺんを目指して歩いてたけど、山頂ではなかったです。そーいえば、ニセピークがあるってレコにも書いてあったのを思い出しました。でも、めちゃくちゃいい眺めでココがピークでもよかったんじゃない?って感じでした。
そして、少し先の栗沢山の山頂に着くと雲に包まれた甲斐駒ヶ岳が目の前にめちゃくちゃキレイに見えました。やっぱりカッコイイお山だなぁ。
遠くには北アルプスも見えちゃいました。いつも通り尖がってる槍ヶ岳もしっかり見えましたよ~。やっぱりチェックしちゃうね(笑)
北岳は今にも雲に飲まれそうでした。とゆーか、全体的に雲が多くなってきてました。
あまりに眺めがよくてのんびりしたかったけど、バスが早く出発してくれた分の時間を苦手な登りでかなり使い込んでたので(要はココまでCTよりちょい遅かった…)、早々にアサヨ峰に向けて出発しました。
岩がゴロゴロする稜線を歩いて行きました。のんびり歩けたらかなり楽しい道かもー。そして、『わーい!仙丈だー』の声の主の5歳の女のコと一緒に歩くことに。この歳でお山を楽しめるなんてカワイイなぁ♡
細かくアップダウンしながら進みます。雲が秋の空っぽくてキレイだったけど、アサヨ峰の頂に立つ前に曇りそうで焦ってきました。
ハイマツが生い茂ってたけど、このアタリはヒトがたくさん歩いてるからか歩きにくくはなかったです。ハイマツの間にヒトが並べたんじゃないかって感じで岩があって、そこを歩いて行く感じです。
なかなかいい雰囲気の道です。雲ってきちゃったし、アサヨ峰までのピストンでいーかもなってちょっと思ったり。手前の出っ張った岩を越えていきます。
タカネヒゴダイ…
女のコは大きい岩ゴロのところは時間がかかるものの、フツーの道はめちゃくちゃ歩くのが早くて置いていかれ気味…(汗)。自分が写真撮ってたからってのもあるけど、明らかに自分よりも歩くのが速かったです。女のコにところどころ励まされて、その声に引っ張られながら歩いて行きました。遠くから見えてた出っ張りを越えると…
アサヨ峰がすぐそこに見えました。後はあの急な登りだけ。レコで登りにくい岩場があるって書いてあったのはあのイチバン下の部分かな?と思いながら近付いて行きました。
近くまで来ると確かに晴れないヒトには登りにくそうな感じ。女のコも自力で登るにはちょっと危ない感じだったので、下で支えられるよーに構えておきました。やっぱり途中で『ムリーっ』ってなって、オカーサンがストックを差し出して、それに掴まって登ってたけどね。そのカーサンも最初に一度足滑らせて落ちてたけど、ちゃんと探せばとしっかり足を置ける場所はあったからなんてことなかったけどね。でも、下りはちょっと大変かな??短いから滑り降りるって選択もあると思うけど(笑)
唯一の難所(じゃなかったけど)を越えて最後の登り。なかなか急でした…
疲れたので写真を撮りながらちょっと休憩。栗沢山と甲斐駒ヶ岳。栗沢山の山頂にはヒトがたくさんいるのが見えました。予想以上に登るヒト多かったなー。宇多田ヒカル効果か…
急登が終わってホントに最後の緩やかな登り…
女のコにヘタレてるところを見せられないってちょっと頑張っちゃってヒーヒー言いながらアサヨ峰に到着しました(笑)。だって、5歳児なのにめちゃくちゃ歩くの速いんだもん。何で疲れないんだろー?
中央アルプスかな?雲にサンドイッチされてる。
アサヨ峰は栗沢山と違ってヒトが少なくて静かで、とても眺めがいいところでした。でも、ガスがだんだん出てきて、途中、チラ見えしてた富士山は残念ながら見えませんでした。甲斐駒ヶ岳はちょっと遠くなっちゃうので、甲斐駒ヶ岳を眺めるなら栗沢山が間違いなくベターです。
アサヨ峰に10:40までに着かなかったら縦走は諦めてピストンにするって決めてたけど、なんとか10:30前に着くことが出来たので多少の不安はあったけど早川尾根を縦走して広河原に下りることにしました。途中から下り基調になってそこで巻けるとゆー算段でした。女のコとバイバイして、いざ早川尾根へ。アサヨ峰からはいきなりかなり急な下りでした。
真っ赤なナナカマドの実と甲斐駒ヶ岳…
下ってる間にどんどん雲が出てきて、北岳が見え隠れし始めました。
一気に急な斜面を下って振り返ってアサヨ峰を見納め。素敵なお山だったなー♪また来ようっと。
こちらも真っ赤なコケモモの実…
すっかり下りの気分だったけど、まだ登りが残ってました。アサヨ峰の最後でカッコつけて頑張っちゃったからもう登りは遠慮したいなーって感じでした。
登山道はしっかりあるものの、ハイマツがボーボーに生えてて、寒いと思って履いてきたロンパンが役に立ちました。ミヨシノ頭まで細かくアップダウンがあって、もう下りかな?って思ってもアップダウンが続きました。
そして、やっと本格的な下りに入りました。この大きな石が滑りそーだったので、オシリでズリズリ滑りながら下りました。
なかなか急な下り。木の根っこ多かったけど、歩きにくくはなかったです。快調に下って行けました。
キノコ~♪
うわ…またちょっと登り…って思ったけど、ホントにちょっとだけでした。このアタリもシャクナゲがたくさーん。シャクナゲの季節に来るのもいーかもしれないです。
今までほとんどお花はなかったのに、数種類のお花が咲いてるゾーンが急に現れました。まずはヤマハハコ…
ミヤマオトギリ…
イワインチン…
トモエシオガマ…
キオン…
キタザワブシ…かな?
セリ科のお花…わからない(汗)
ツヤツヤなオレンジキノコ…
カサがひっくり返ったキノコ…
キノコがいっぱいの森をテクテク歩いて行きました。平坦になったのでスピードUP~♪
カサが開いたベニテングダケ…
ゴゼンタチバナの実も真っ赤…
コロンとしたベニテングダケがカワイイ♡毒あるけどね(笑)
またまたキノコ。お花は少なかったけど、キノコは写真に全部撮れないくらい色んな種類が生えてました。
ラッパみたいなキノコ…ウスタケ。
登りはゆっくり目、下りは急ぎ目に歩いた結果、早川尾根小屋には12:30くらいにに着きました。ここからは下りだし、自分が決めてた通過タイムの13:00まで余裕があってバスには確実に乗れるって思ったので、ここでランチ休憩にしました。小屋の中は覗かなかったけど、最近テントを張った形跡はあったし、水場の水もジャバジャバ出てました。
下りも道の状態によっては時間がかかったりするので、早々に休憩は切り上げました。快適な歩きやすい道だったので、飛ばし気味に歩いて行きました。
ツヤツヤしたキノコ…
葉っぱに囲まれた小さなキノコ…
ビロード調のキノコ…
途中、ちょっと木が生い茂ってて掻き分けながら歩いたりして広河原峠に着きました。
広河原峠に着いたのが13:00過ぎ。ここから登山口までがCTで2時間半、バス停までが20分くらいなので、CTで歩いたとしても最終バスまで1時間は余るはずだったので安心しました。誰かのブログでここの下山を1時間も巻けたって書いてあったので、どのくらい巻けるかなーって思いながら急な斜面を下り始めました。
倒木が多かったり、けっこう急だったり、石や木の根っこがいっぱいだったりでなかなか歩きにくい道でした。転ぶわけにはいかないので、慎重になりつつもちょっと急ぎ目に下って行きました。隣の鳳凰峠からのルートの方がハシゴとかあるけど歩きやすいかもしれないです。
よく見かけるけど、この白いピヨピヨ生えてるのは何なんだろ?
オクモミジハグマ…
作りモノみたいにツルっとしたキノコ…
コレもウスタケかなぁ?中に何か入ってる…
ひたすら下ってたらいつの間にか大きな倒木はなくなって、次第に歩きやすくなりました。
ヨボヨボだけどセンジュガンピ…かな?
ノコンギク…?
急な下りが終了~。雰囲気のある橋を渡って行きます。
南アルプス天然水~♪
ヤマハッカ…
花びらクルクルのクサボタン…
長い長い下りが終わって登山口に到着しました。本来の登山口より少し広河原寄りに下りちゃったみたいだったけど、はっきり踏み跡ついてたからここから下りるヒト多いんだと思います。登る時は、登山口って書いてあるところから登るだろうけど。この時点で14:20!1時間以上も巻けちゃいました(笑)。ちょこちょこ小休止しながら下ったんだけどね。
車道をテクテク歩いて広河原のバス停に行くとバス停はかなりの列で絶対に座れない感じでした。タクシーもかなり並んでたけど4台目に乗れそうだったのでタクシーに並ぶことにしました。しばらく待って、バスの方が先に出発することになったけど、途中でバスに追いついて、バスが道を譲ってくれたので、結局タクシーの方が早かったです。帰りはのんびり下道で帰りました。渋滞知らずだし、やっぱり下道が好きかも…
今の自分が早川尾根を縦走できるかなーって思いながら行ってみたものの、結果的には下りでかなり巻けたので余裕で下山することできました。栗沢山&アサヨ峰はめちゃくちゃ眺めのいいお山だったので、今度は急がずにのんびりと登ってみたいです。ただ、やっぱり登山口までタクシーかバスに並んで乗っていかないと行けないってゆーのがネックなんだよなぁ…
2017年8月25〜27日 北岳〜間ノ岳(2泊3日・小屋泊)
1日目:広河原BS〜広河原山荘〜大樺沢二俣〜小太郎尾根分岐〜北岳肩ノ小屋(泊)
3日目:北岳山荘〜中白根山頂〜間ノ岳頂〜中白根山頂〜北岳山荘〜八本歯のコル〜大樺沢二俣〜広河原山荘〜広河原BS
去年、一昨年と2年連続でお天気が悪く見事にフラレていた北岳に今年こそは行きたい!と思ってました。どーせならキタダケソウのタイミングで…と思ってたけど、忙しかったりお天気が悪かったりでなかなかタイミングが掴めず、結局キタダケソウに会うことは叶わなかったけど、遂に念願の北岳と間ノ岳にお仲間さんと行ってきました!いつもに増してのんびり山行だったけど、たまにはこんなのもアリかな~
今回は、金曜から日曜の3日間で白峰三山を縦走する予定だったけど、金曜から土曜にかけてのお天気が悪そうだったので、行き先変更も考えてました。でも、お仲間さんは北岳に行きたいってことだったので、三山は無理で二山でも、サイアクは一山でも登れればいっかって感じで行くことに決めて、木曜の夜に芦安の駐車場に向かいました。平日だから空いてるだろーとタカをくくっていたんだけど、バス停横の第二駐車場はすでに満車…。ダメかも…と思って第三駐車場を覗いたらたくさんの車が停まってたものの、まだ数台は停められる感じでした。朝イチの乗り合いタクシーに乗るつもりだったから、タクシーの出る第三駐車場が都合よかったのでラッキーでした。
たくさんの車にビビッて、タクシー(ワンボックスの大きいヤツ)に並ばなくちゃと思って3:30に起きて準備して、4:30には列に並びました。起きた時は2~3人しか並んでなかったのに、いつの間にかけっこうな列に。起きたらトイレとかは後回しにしてすぐにザックを並べるべし!ということを学びました(笑)。乗り合いタクシーには、4~5台目くらいには問題なく乗れて、5:00前には駐車場を出発して、夜叉神のゲート前で5:30まで待機して、ゲートが開くと同時に出発して6:00過ぎに広河原に着きました。
広河原の吊橋を渡る前に見た北岳には分厚いどんよりした雲がガッツリかかってて、想定通りだったんだけどちょっとガッカリして歩き始めました。ますはレコでよく見る吊橋を渡って行きました。
吊橋手前には花びらがくるくるしてるクサボタンがたくさん咲いてました。カワイイー♡
広河原山荘には寄らずにそのまま登山道に入って行きました。まだ、この時は北岳頂を経由して北岳山荘まで行くつもりだったので、急いではいなかったけど先が長いのでとにかく前に進まなくちゃって感じでした。
分岐は大樺沢方面へ進みました。登りは沢沿いの方が涼しそうだし、白根御池小屋方面の樹林帯よりは気が紛れるのかな…と思って。最初はお花はちょこちょこあるものの、単なる樹林帯って感じだったけど、すぐに沢沿いの道になりました。どんよりした空気の中、ゆるゆると登ってたにも関わらずけっこう暑かったけど、たまに沢から吹く涼しい風が気持ちよかったー
お花もちょこちょこ咲いてましたー。この小さいプツプツしたお花はなんだろ?
こんな時期にヤマアジサイ…じゃないよね?
苔蒸す岩から南アルプスの天然水が滴ってました。うーん、いい感じ♪
まだ緑色のハバヤマボクチ…糸がグルグル巻き。
丸太の橋っぽいところがあったり、雨の影響で道が沢みたいになってるところもありました。ジョラスを履いてたので、気にせずジャブジャブ歩いて行きました。ちゃんと防水もしてきたし~
ボテッと大きいフジアザミ…妖艶な感じ。
キオン…
ゴマナ…
レイジンソウ…細身のトリカブト。
コウシンヤマハッカは沢沿いにたくさん咲いてました。
このちっちゃいバナナみたいなのはカツラの実?
そんなに急なところもなく、すごく足場の悪いところもなく、のんびりと登っていけました。
樹林帯を抜けると色んなお花が咲いてました~。トリアシショウマ…ホントに鳥の足みたい(笑)
ヤナギラン。曇ってるから色が…(汗)
今年はこのお花をよく見てる気がします。タカネグンナイフウロ…
しばらく歩くとたくさんのヒトが休憩してる二俣の分岐に着きました。北岳方面を見上げると、相変わらず分厚い雲はかかったまま…。しかも、今にも雨が降りそうな感じ。とりあえず進もうってことで、少しだけ休憩してからお花がキレイとゆー右股ルートに進みました。
草すべりルートも相当キツイみたいだけど、右股ルートもなかなかキツかったです。お花はあったけど、どんよりしたお天気のせいで薄暗くて、写真を撮るにはなかなか厳しいコンディションでした。
イワオトギリ…
クルマユリ…曇り空でも華やかだなぁ。
たくさんのソバナに囲まれて咲いてたハクサンフウロ…
タカネナデシコ…曇ってたからやっぱり色がイマイチ(汗)。周りにはたくさんのホタルブクロ。
ぷくっ膨らんだたホタルブクロがカワイイ♡
ソバナ…
ピンクのシモツケソウ…
ヒメコゴメグサ…
センジュガンピ…
樹林帯の中をひたすら歩いて行きました。九十九折になってるからすごーく急ってわけじゃないけど、ずっと登りが続くからけっこう疲れました。
ミヤマアキノキリンソウ…かな?
樹林帯の中のちょっと平坦になったところにベンチみたいな木が横たわってたので、ちょっと休憩~。きっとみんなここで休憩するんじゃないかな?すぐ側にはオオヒョウタンボクの艶々した赤い実がたくさんついてました。
タイツリオウギ…
突然開けたところに出ました。雲が山の上から降りて来てるのが見えてたので立ち止まらずに歩き続けたけど、お天気が良ければここでのんびり休憩したかったかも。
マルバダケブキが咲き残るハシゴみたいな階段。すでに終盤だったのが残念でした。
途中でポツポツ雨も降ってきちゃってテンションはだだ下がり。ホントは北岳を経由して北岳山荘に行く予定だったけど、このお天気で北岳の山頂に立ちたくないし、雨の中歩き続けるのもイヤだったので、急遽、肩の小屋に泊まることにしました。まだまだ登ります…
ずっとチラチラ見えてた鳳凰三山。鳳凰三山の方がお天気が良さそうに見えて、山の選択を失敗したかな?なんてちょっと思ったりして。
コウメバチソウ…
ナナカマドの実はすっかり赤くなってました。秋はもうすぐそこ…
ミヤマウイキョウ…かな?
オンタデ…かな?ちょっとひょろひょろし過ぎてる気もするけど。
イブキトラノオ…白っぽいのからピンクっぽいのまで咲いてました。
キタダケヨモギ…
ヤハズヒコダイ…
ウサギギク…
時間に余裕ができたので、さらにゆっくりゆっくり登って行くと稜線に出て、やっと小太郎山分岐が見えてきました。お天気がイマイチだったからってゆーのもあるけど、ここまでめちゃくちゃ長く感じました。
小太郎山分岐アタリで雨が止んだので休憩しよっかーって思ってたところにまた雨。でも、すぐに小降りになったので少し進んだところでランチ休憩することにしました。ランチ休憩してるうちに雨は止んで少し明るくなってきました。
白いフワフワの…コケ?
赤くなりかけてるコケモモの実…
岩がゴロゴロしてたところ。ちょっと急な斜面でした。前を歩いてたヒト達はストックをしまってたけど、正解かも。よじ登るまではいかないけど、手は開けておいた方がいーかもです。
視界も少し開けてきて、小太郎山に続く稜線が見えるよになりました。小太郎山に続く稜線もなかなか良さそー。今度、白根御池小屋に泊まって、ピストンしてみよーかな。
萎れかけてる白いタカネビランジ…綺麗に咲いてるのは見つけられなかったなー
イワベンケイの雌花…
タカネツメクサ…
肩の小屋直下まで来ると北岳方面がドーンと見えました。ホントはアレを越えて北岳山荘まで行くつもりだったけど、ここまでで正解だったかなってゆーのがお仲間さんとの結論でした。けっこう疲れてたので、この後アレを登るのはちょっとって(苦笑)。テン泊装備のヒト達にもガンガン抜かされちゃったし、事情はあるものの前ほどの体力はやっぱりないな…って改めて実感しちゃいました。
イワギキョウ…かな?
肩の小屋に着くと、ヘリが荷下ろしした直後だったので小屋のスタッフさん達はみんな忙しそうにしてました。受付を済ませて、素泊まり用の3号館に案内されたけど、先客さんはソロ男性1人とお父さんと男のコの親子の計3名。小屋のドアは開きっぱなしでめっちゃ寒くて、しかも寝具のシュラフも下に敷く毛布もめっちゃ湿ってて、こんな寒いところで寝れるのかな?って感じでした。
何もすることないから早めに夜ゴハン…と思ったけど、またしても雨が降ってきて、外では調理できないし、外の自炊スペースも4人がけのベンチに屋根があるだけの簡易的なモノで雨が吹き込みそーだし、寒そーだしだったので、自炊スペースでお湯を沸かしてハンバーグを温めて小屋の中に持ってきて食べることにしました。温めるだけのゴハンにしておいてよかった…
夜ゴハンを食べてたら、外に出てたヒト達がザワザワし始めて、何かと思ったら富士山が見えるーってコトだったので、急いでゴハンを食べて外に出てみました。すると富士山だけじゃなく、手前に薄っすらと虹がかかってるのも見えました。
雲で幻想的になった空…
もしかして日が落ちるのが見れるかもって期待して待ってたら、富士山がちょっとだけピンク色に焼けました。これ以上赤くなることはなかったけど、キレイでしたー♪頑張ってミラーレス持ってくればよかった…
金峰山方面にも虹がかかってました。雲で一部分しか見えなかったけど(苦笑)。垂直に生えたみたいに見える虹が不思議な光景でした。手前にちょこんと見えるオベリスクがなんかかわいかったです。
残念ながら雲が多すぎて日が落ちるところは見れなかったけど、金色に輝く空がめちゃくちゃ綺麗でした。
そして、しばらくすると富士山だけじゃなく仙丈ケ岳も見えてきました。そしてそして、そのまま待ち続けてると甲斐駒ケ岳までも!!朝のお天気からはとても考えられないような展開でした。
雲がたくさん出てたのでキレイな夕焼けの空を見ることができました。でも、ハーパンにタイツだとかなり寒かったー。風もかなり強かったし。もう、ダウンパンツが必要な時期になってきたのかも…
寝る時には3号館の人数もかなり増えて、小屋の中が少し暖かくなりました。でも、定員の半分以下のヒトしかいなかったので、シュラフを2枚重ねに贅沢に(?)使って寝たらグッスリ熟睡することができました。
お天気が良かったら、日の出に間に合う時間に北岳に登ろうと思ってたので3:00に起きてみたけど、雨と風の音がすごくて断念…。みんなが暴風雨の中、北岳ピストンに出発して行くのをシュラフの中から眺めて、またウトウト…。お天気が回復したら出発しよーと思ってたのになかなか回復せず、とうとう小屋のオニイサンがお掃除に来ちゃったので本館に移動して、オナカが空いたので小屋のカレーを食べて、窓から外を眺めながら晴れ間が出るのを待ちました。
晴れ間はでなかったものの、ガスが薄くなってきたタイミングで北岳に向かうことにしました。岩っぽいところを登っていきます。
道は岩々だったけど、特に危ないところも難しいところもなかったです。たまーにガスが薄くなって、ふっと視界が開けたりしてました。山頂手前までくると歩いて来たみちがよく見えました。
北岳頂に到着するとガスガスにもかかわらずたくさんのヒトがいました。自分達もお花の撮影をしたりしながら晴れ待ちをすることにしました。
ヒメシャジン…
たくさんのイワツメクサに囲まれたタカネシオガマ…
たまに、ガスが薄くなって下界が見える瞬間があたものの、待っても待ってもなかなか青空が見れるようにならなくて。けっこう寒かったのもあって、青空は諦めて北岳山荘に向かうことにしました。
地図には危険マークが書いてあったけど、こんな感じの鎖がある斜面とか…
こんな感じのガレた急斜面とか…って感じで特に危険を感じるところはなかったです。
ウスユキソウ…
山頂からも間ノ岳に向かう稜線はチラチラ見えてたけど、下っているうちにどんどんよく見えるようになってきました。ウワサ通りの良さげな稜線を見て、やっぱりあそこを歩いて農鳥岳まで行きたかったなぁって思っちゃいました。
赤いポツポツがかわいいシコタンハコベ…
キンロバイ…?
ウラシマツツジの葉っぱは真っ赤っかー
北岳山荘に向かってる途中でどんどん晴れてきて、いつの間にかスッキリ青空に!!!山頂であと30分待ってたら…って思ったけど、まあそんなこともあるよねってことでもちろん登り返したりせずにそのまま北岳山荘に向かいました。
北岳山荘は、何人か受付待ちしてる状態でした。しばらく待って案内された場所は、1枚の布団に2人…。まあ、今年イチバンの混雑って小屋のヒトが言ってたから仕方ないかなって思ったけど。時間はたっぷりあったので北岳を眺めながら外でのんびりすることにしました。いつの間にかすっかり空は晴れていて、北岳はもちろん間ノ岳方面もよく見えました。
北岳山荘の自炊部屋は宿泊者が多いから寝床になっていて、本来の自炊場の隣の土間が自炊場になってました。自炊場でサクッと夜ゴハンを食べてから夕日を見るために再び外に出て行きました。今日は夕日が見れればいいなぁなんて軽い気持ちで外に出たけど、前日に同様に何だかめちゃくちゃキレイな空!
そして、雲と中央アルプスの間に真っ赤な夕日を見ることができました。でも、これだけじ終わらなかったんです…
空の色がどんどんどんどん変わって、雲が真っ赤に染まっていきました。そして、北岳も赤く染まってめちゃくちゃキレイでした。
仙丈ヶ岳と夕焼け…
小屋のヒト曰く、今年イチバンの夕焼けだったそーで、あまりにも綺麗過ぎたのでけっこう寒かったにも関わらず色がなくなるまでずーっとずーっと眺めてました。こんな光景が見れるならミラーレス持ってくればよかったってホントに後悔しました。
暗くなるまで夕焼けを堪能して小屋に戻りました。場所によっては1人1枚の布団寝れたところもあったみたいだけど、自分達はやっぱり1枚の布団に2人…。肩の小屋で寝すぎたせいもあり、全然歩いてなくて疲れていないこともあり、狭さもありほとんど寝れずの夜でした。
間ノ岳で日の出を見るために、3:00に起きて3:30前に出発~。同じ時間に出発するヒトも何人かいたけど、大きめの荷物を持ってたので、みなさん農鳥岳まで行くのかな?って感じでした。
オリオン座と富士山…
まだ真っ暗な中、まずは中白根山に向かいました。風がちょっと強くて寒かったー。でも、意外とあっとゆー間に中白根山頂に到着して間ノ岳へ向かおうとしたら、あれ?道が見つかんない(汗)。地図を見るとまっすぐに伸びてるはずなのに見つけられず、左右を見ても明らかにおかしな方向に下ってるし、明確な踏み跡がなく…。おかしいなって元のところに戻ってみると、お仲間さんがハイマツの間にあった道を発見してくれました。やっぱり暗いとわかりにくいところもあるから気をつけないと。そして、どんどん夜が明けていきました…
しばらくすると岩が多い道になったので、ヘッデンの明かりを頼りに慎重に歩いて行きました。最後の九十九折の登りを登りきると…
間ノ岳の山頂に到着しました。ちょーど薄っすら明るくなってきていて、まだヒトも少なくていい感じのタイミングでした。
晴れてたけど雲が多くて、風がかなり強くてめちゃくちゃ寒かったのでフリースやダウンを着込んで岩の陰で風を避けながら日の出を待ちました。日の出前のグラデーションの空の下の仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳…。キレイ過ぎて、ホントに来てよかったーって思いました。
そんな感じで、正確には日の出を待ってたとゆーよりも、あまりに景色が美し過ぎてずっとアタリを眺めてました。日が昇ってくるであろう方角は雲海になってたからキレイな日の出にはならなかったけど、雲海が金色に染まって綺麗でした。
名残惜しかったけど帰りの渋滞もイヤだし、カラダが冷え切ってたので北岳山荘に戻ることにしました。穂高連峰も中央アルプスもよく見えました。槍ヶ岳が見えるとテンションが上がるのは何故でしょう?(笑)
中白根山までの途中にある小ピーク。地図には名前は書いてなったけど、標識がありました。読めなかったけど…
こんなところ歩いてたのかーなんて思いながら絶景の中を下っていきました。めちゃくちゃ素敵な稜線だな~。樹林帯もキライじゃないけど、やっぱり稜線が好き♡
振り返って間ノ岳への稜線。また、ここを歩いて今度こそは農鳥岳に行きたいな。
再び中白根山。往路は真っ暗だったので、サクッと写真を撮ってそのまま歩き続けました。
下りはやっぱりめちゃくちゃ早くてあっとゆー間に小屋付近まで来ちゃいました。チングルマがキラキラ~☆
オンタデ…
北岳山荘に戻って、パッキングして、下山開始。同じ部屋だったオバサンが北岳に行くってゆーから自分達も北岳に寄ろうかちょっと迷ったけど、けっこう時間かかっちゃいそーだったから素直にトラバース道から八本歯経由で下山することにしました。
小屋前からは雲海からアタマを出してる富士山が見えました。
トラバース道には噂通りお花がいっぱいでした。この時期でもこんなにお花が多いんだから、もう少し早い時期ならもっとスゴイはず。そして、まさかこんな時期にハクサンイチゲが咲いてました。今年、一度も見れてなかったから嬉しかった~
タカネヤハズハハコ…薄っすらピンクがカワイイ♡
綿毛が開く前のチングルマ…飛んでいきそう(笑)
ヨツバシオガマの蕾…かな?
トラバース道ってゆーから平坦なのかと思ったら、序盤はボチボチな登りでした。これなら北岳に登っちゃってもよかったかも?って思ったりして…
ヒメシャジン…
上から見るとお星さまみたいなサンプクリンドウ…
振り返るとまるで絵みたいな光景が広がってました。このままずっと眺めていたかった~
シュロソウ…
タカネコウリンカ…
トウヤクリンドウ…
九十九折の登りが終わるとやっとトラバースっぽくなりました。
セリ科のお花は全く見分けがつきません…(苦笑)
ミヤママンネングサ…
キタダケトリカブト…
タカネイブキボウフウ…?
タイツリオウギの実…
トラバース後半は木の橋みたいなのがいっぱいあってアスレチックみたいでした。こーゆーところは楽しい♪
こんなところもありました。雨だとちょっと滑りそうでイヤかも…
北岳の山頂からの道との合流地点で少し休憩して下り始めました。おっきな岩がゴロゴロの急斜面…ここテン泊装備で登るって間違いなくキツイよね(汗)
前日からずっと見てた鳳凰三山。奥に見えるお山は何かな?
左を向くと八ヶ岳も見えました。
大岩ゴロゴロが終わると鬼ヶ岳の角みたいな奇岩がありました。
そしてハシゴゾーンの始まりー。丸太みたいなハシゴだから、雨の時は滑りそう…
途中、岩っぽいところもあり…
そして、再びハシゴ。とにかくハシゴがずーっと続きました。登ってくるヒト達の顔がめちゃくちゃキツそう(笑)。ここをテント担いで登るとか絶対無理だなー
前に子供がいてゆっくりだったからところどころで待ちが発生しました。左側を見てみると岩壁が…アレがバットレスなのかな?
長い長いハシゴゾーンが終わると長い長い左俣のザレた下り…しかも、けっこうな斜度…
沢沿いだけど日差しが強すぎて暑くて暑くて。ところどころに咲いてるお花で気を紛らわせながら下りました。
ミヤマハナシノブ…お日さまの下だと色が鮮やか!
タカネグンナイフウロもいい感じ~♪
途中から内側の道を発見してそこを歩くことに。木陰になるからちょっと日差しから逃げられました。もー下りは飽きたなーってグッタリしてきた頃、やっと二俣に着きました。
ちょっとだけ休憩して、登りにも歩いた大樺沢から下山することにしました。時間が早かったら白根御池小屋に寄ってソフトクリーム食べよかなって思ってたけど、予定よりもかなり遅れてたのでそのまま下山することにしました。登りの時も通った大樺沢だったけど、お天気が全然違ったから雰囲気も全然違いました。キラキラの緑のトンネルがキレイ~
ハンゴンソウが群生してるところがありました。群生感を撮りたかったけど、うまく撮れず…
トモエシオガマ…
大きな岩の上の方に何やらプレートが…何だろ?
キツリフネソウ…
登りの時には全く目に入らなかったけど、コケがすごかったー。お天気がいいとこんな何気ない景色すらキレイ。
真っ赤な実…
シシウド…かなぁ?
ミヤマコウゾリナ…
沢もやっぱり晴れてた方がイイネー。南アルプス天然水♪♪♪
ちょっと白っぽいクサボタン…
日差しが差し込む森の中をちょっと急ぎ足で歩いて行きました。間に合わないかなーと思ってたバスに間に合いそーだったから…
広河原山荘の水場で顔を洗ってから広河原のバス停に行きました。広河原のインフォメーションセンターには手とか洗えるところないからね。バス停に着くとバスには間に合ったけどかなりの人数が並んでてとても座れそうもない感じでした。乗り合いタクシーはタクシーさえくればすぐに乗れそうだったので迷わずタクシーをチョイス。100円の違いなら確実に座れるタクシーでしょ。早いし。あっとゆー間に9人集まってバスより早く出発できました。帰りはやっぱり中央道が渋滞しちゃったので、大月から下道で帰ってきました。
やっと登ることができた日本で2番目に高い北岳…。前半のお天気はかなり残念な感じだったけど、3日目はそんなことを忘れさせてくれるくらいの快晴でした。めちゃくちゃ綺麗な夕焼けも見れたしね。白峰三山の縦走もできなかったけど、間ノ岳からの朝焼けが見れたし、気持ちのいい稜線歩きを十分に堪能できました。そのうち白峰三山は縦走したいけど、まずは来年、はキタダケソウに会いに来たいと思います!
ずっとお天気が悪かったから、やっと夏山に登れたーと思ったのにお山は少しずつ秋になってきてました。そろそろどこに紅葉を見に行くか考えなくっちゃ…
2017年8月20日 大塚山(日帰り)
RW御岳山駅~富士見園地~大塚山頂~古里駅
お天気はイマイチだし、前日に乾徳山に登ったからおうちでのんびりしよって思ってたんだけど、そろそろ富士見園地のレンゲショウマがいい頃かもしれないと思ったらやっぱり見に行きたいなって思って、レンゲショウマ鑑賞のついでに大塚山にソロで行って来ました!
出かけるつもりなかったのでゆっくり起きちゃったから、慌てて準備して家を出ました。夕方くらいから雨が降るかもしれなかったから、それまでには下山したいな…と思って。ロープウェー乗り場の駐車場が空いてるかもわからなかったし、大塚山に抜けるつもりだったから電車で向かいました。電車だと何気に時間かかるんだよね…(汗)
御嶽駅に着いてめっちゃ空いてるバスに乗って、ロープウェーに乗って御岳山駅へ。とりあえず展望台から景色を眺めてみたけど、想像通りの曇りっぷり(苦笑)。それでも観光客はボチボチいました。
この標高でもすでに紅葉が始まってました。さすあにちょっと早くない?って思ったけど、雨が続いて気温もあんまり上がらないから木々がもう秋って勘違いしちゃってるのかも…
階段を登って富士見園地に向かいました。去年来たときよりもヒトはかなり少なかったなー。時間が遅かったからかな?それともピークを過ぎてたからなか?でも、HPに見頃って書いてあったんだけどね。
マツカゼソウ…
ソバナ…かな?
トチバニンジンの実?
お目当てのレンゲショウマ。まだまだ蕾をいっぱいつけてました。よかったー
咲きかけのコ…
ちょっと暗いのが残念だけど、可愛く咲いてる~♪
こんな感じで群生してます。咲き終わりのお花もかなりあったけど、蕾もまだまだありました。一斉にお花が咲くことはなくて、パラパラ咲くみたい。
ずっと見てると蕾が手と足に見えてくる(笑)
水滴が滴ってて艶っぽい。
横顔もなかなかよいです。
うーん、カワイイ♡今年もたくさん会えてよかったぁ。
大塚山に向かうために安産神社を通って…
長めの階段を下って…(コレは下りきってから撮ったモノ)
大塚山と古里駅の分岐を大塚山方面へ進みました。大塚山を経由せずに古里駅に行くこともできるみたいです。ちゃんと整備された歩きやすい道でした。
茶色くてプックリしたキノコ。マツタケにちょっと似てる(笑)
ガスってきた森は幻想的。そして、誰にも会わなくてすごーく静か。いつもこんな感じなのかな?大塚山に向かってちょっとだけ登ります。
あっとゆー間に大塚山頂に到着。山頂はちょっと広くて、テーブルとベンチがあって休憩できるよーになってました。 周辺にはコバギボウシがたくさん咲いてました。
山頂直下には牛舎じゃないかってくらい大きな休憩所がありました。ここにこんなに大きな休憩所必要なのかのかなー?
下りはちょっと急な滑りそうな階段でした。木の部分を踏んでも、横を歩いても滑りそうでした。
タマアジサイ…
ひとしきり下ると平坦な道になりました。ここで標識を見て、“アレ?まだ1時間半もかかるんだ…”って感じでした(笑)
そーいえば、大塚山方面倒木注意ってどこかに書いてあった気がするけど、倒木らしきモノはここだけでした。
前日の乾徳山もキノコが多かったけど、ここはそれ以上にキノコの山でした。全部写真に撮らなかったけど、すごい種類のキノコが生えてました。
真っ白な親子キノコ…
子供のカタチが何とも言えずカワイイ♡
こんなヒラヒラしたキノコも生えてました。
ちょっと急な斜面を一気に下りました。
ガクアジサイっぽいけど…
林道っぽいところに出たからそのまま林道を下ろうとしちゃいました。でも、なんか方向が違うなって思って周りを見渡したら再び森に入って行く階段がありました。目の前にあったのに全然気づかなかった…(汗)
ここからはそんなに急な下りはなかったのでテンポよく歩いて行けました。
ヤマジノホトトギス…
ミゾソバ…
セイヨウフジバカマ…
この黄色いお花は…?
シュウカイドウ…
長福寺の脇に出て少し歩くと無料休憩所がありました。水道があったので顔を洗って、靴の洗い場もあったので靴も洗って、ひと休みしてから古里駅に向かいました。何とか雨に降られずに済んでよかったー
おうちを出発するのが遅くて、ちょっと忙しないお散歩になっちゃったし、期待してたような群生っぷりは見れなかったけど、今年も可愛いレンゲショウマに会えて大満足でした。どーしても夏のお天気のいい日は高山に行っちゃうからお天気の悪い日に会いに来るお花みたいになっちゃってるんだけど、来年はキラキラ輝く太陽が出てる日に会いに来てみようかなーと思います。
2017年8月19日 乾徳山(日帰り)
徳和P〜乾徳山前宮神社〜乾徳山登山口〜銀晶水〜駒平〜銀晶水〜国師ヶ原〜月見岩〜扇平〜乾徳山頂〜扇平〜月見岩〜道満山〜徳和P
週末のお天気がそんなに悪くなさそーだったから塩見岳に1泊で行こうかなって思ったものの、先週の高尾山での不調があったから自分がロングコースを歩けるのかどーかがちょっと不安になっちゃったので、様子見と岩トレを兼ねて乾徳山にソロで行って来ました!何度か行こうと思ったことはあったんだけど、なかなかタイミングがなかったので遂に…という感じでした。
夏場はみんなアルプスに行くだろーから駐車場も混まないだろうと読んで朝出発しました。駐車場に着くと先客さんはやっぱり3~4台しかなかったので余裕で停められました。乾徳公園のトイレを借りてからゆるゆると出発~。時計回りに歩くか反時計周りに歩くか迷ったけど、先週の滝汗にちょっとビビッてたので銀晶水が2ヶ所もある反時計回りに歩くことにしました。まずは林道をテクテク歩いて登山口へ。
乾徳山登山口の大きな看板近くにたくさんあったヨウシュヤマゴボウ。お花から実になりかかってました。
なかなか歩きやすい整備された道だな~なんて思ってたら…
ちょっとづつ石がゴロゴロしてきました。
ここのマムシソウの実はまだ青かったです。
1つ目の銀晶水を越えると針葉樹から広葉樹に植生が変わってきました。
駒止を越えるとまた針葉樹に戻って、ちょっと急な登りになりました。
少し登って行くとコケコケで森が全体的に青っぽいところに出ました。晴れてたらめっちゃキレイだろーなー
さっきまで完全な曇り空だったのに日が差してきました。あんまりお天気は期待してなかったけど、このまま晴れてくれたらいーなーって思いながら登り続けました。
緑がキラキラでキレイ~♪
2つ目の銀晶水の側にはめっちゃ傾いた廃墟?がありました。なんだろー?
2つ目の銀晶水から先は平坦な道になりました。
少し歩くと国師ヶ原に出ました。もっと開けた草原みたいなところだと思ってたけど、意外と狭かったな。奥にはガスがかかった乾徳山の頂上が見えました。
このお花はなんだろー?
再び樹林帯の中に入って行くと岩の上に誰かいました。役小角像さんです。
しばらく登って行くとマルバダケブキがたっくさん咲いてました。終わってるお花も多かったけど、まだまだ蕾もありました。
白っぽいシモツケソウ…
ピンク色のシモツケソウ。ツブツブがカワイイ♡
アザミ…
樹林帯を抜けて、草原の中を登って行きました。周りは残念ながらガスガス…
タチコゴメグサ…
コウリンソウ…花びらが細くて面白いカタチのお花。
このお花は…?
草原の中をしばらく登ると月見岩に着きました。ここから山頂方面を眺めたいって思ってたけど、生憎の曇り空…(涙)。それでも、登ってくる間はチラチラ日もが差したりしてたので、晴れ間を期待して月見岩の上でちょっと休憩することにしました。
月見岩からは乾徳山がよーく見えて、なかなかいい休憩場所でした。しばらく月見岩に座ってたけど、コレが精一杯な感じでした。これ以上、青空が見えることはなかったです。
仕方ないので諦めて、再び歩き出してしばらくすると扇平に着きました。このアタリもみんなで休憩するにはスペース的に良さそう。
手洗石。ちゃんと窪みにお水が溜まってました。
樹林帯に入ると石ゴロ地帯でした。ここから石と岩ゾーンが始まりました。
コケコケの森…
ガスってる感じも幻想的でいい感じでした♪
だんだん岩が大きくなって、傾斜がキツクなってきました。
デカイ岩の間も登っていきます。ステップはたくさんありました。
ここがちょっと急なゾーン。石がコケって湿ってるので滑らないよーに注意して登って行きました。
ツヤツヤなキノコ…
1つ目の鎖場に着きました。ホールドもステップもたくさんあるあので鎖は使わない方が登りやすいかもしれないです。
ビラビラのキノコ…
2つ目の鎖場にはロープもありました。ここは木の根っこもあるし、鎖もロープも要らないかなぁ…
髭剃岩。入ってみたけど、出れなくなったらカッコ悪いから途中でやめました(笑)
何かでっかい岩を巻きました。それまで湿った岩に滑らないよーにめっちゃ気をつけてたのに、ここの平らな岩の上で足がズルってなりました。あぶない、あぶない…
一旦、ハシゴで下らされます。
そして、岩ゴロゴロを登って行くと…
カミナリ岩が出てきました。カミナリ岩は2段になってました。まずは1段目。カミナリなだけにギザギザしてて、ホールドもステップもたくさんあったけど、そこそこ高さがあったから落ちたらマズイと思って一応鎖を持ちながら登りました。こーゆーところでゾワゾワしちゃうってゆーのは、やっぱり高所恐怖症なんだろーな…
1段目が終わると広めのテラスがありました。2段目には古い鎖と新しい鎖が2本垂れてました。なんとなーく向かって右の新しい鎖をチョイス。右側の方が少しだけ傾斜が緩い気がしました。
すごいカタチの大岩だなーと思ったら“胎内”って書いてありました。どーやって重なりあったんだろ??
コチラの岩もすごい角度で組み合わさってる…
その後はロープ場でした。ステップがたくさんあるから、ここのロープも必要ないかな。
この後はしばらく崖側を緩く登って行くとラスボスの鳳岩に到着しました。以前は杖棄岩って呼ばれてたみたいだけど、いつから変わったんだろ?とりあえず前に6人くらいのグループがいたので、みんなが登るのを観察しつつ休憩しました。1人だけいた女のコがイチバン登るの上手だったなー。男のコ達はみーんな力ずくで登ってたけど、女のコは上手くクラック使ってすごくスマートに登ってました。
みんなが登り終わったところでクライムオン!鎖をしっかり掴んで、左足は左側の岩壁にフリクションきかせて、右足はクラックに差し込みながら登りました。
数m登ったところにあるちょっとテラスっぽくなってるところからの眺め。意外と垂直だわ。
テラスから上はこんな感じ。ホールドもステップも最初の数mに比べるとたくさんありました。鎖なくても行けそーだったけど、落ちたらマズイので一応持って登りました。
約20mを登り終わって上から見下ろすとこんな感じ。大した岩登りじゃなかったけど、何度も繰り返し登り下りするといい練習になるかもって思いました。1回だけだと、勢いで登っちゃって感覚が掴めないんじゃないかな…
前のグループが山頂標識を空けてくれるまで、山頂に咲いてたお花を撮影しました。ガスガスで眺めも何もなかったしね。まずは、オトギリソウ…
ピンク色がめっちゃカワイイ、ホツツジ…
リョウブ…
山頂標識の写真を撮ってから軽くランチしてたら団体っぽいヒト達が登ってきてたので、下りは巻き道を使うことにしました。水のタルからの下山も考えたけど、破線コースだったし、下調べしてなかったからその場でネットで検索したところ、道をロストしそうになったって書いてるヒトが数人いたので、諦めて素直に扇平まで戻ることにしました。巻き道の1つ目のハシゴ…
1つ目のハシゴのすぐ下にある2つ目のハシゴ。何故かこのアタリはゴミが大量に落ちてました。
登りは崖側を歩いたので、下りは森の中を歩いて行きました。ちょっと薄日が差して緑がキレイ。岩々のところも滑らないよーに気をつけて下って行きました。下ってる間にけっこうたくさんのヒトが登ってきてました。みなさんスタート遅いんだなって思ったけど、バス来られてたのかもしれないです。
扇平まで戻ってきて、滑りやすい岩や石から開放されたので、お花を探しながらのんびり歩きました。
ニガナ…
コレは…ナニ?お花なのかな?
キバナノヤマオダマキ…
ヤマホタルブクロ…
向こうに見えるのはどこのお山だろ?小楢山方面かなー
月見岩で再び休憩しよーと思ったけど、けっこうヒトが登ってきて写真撮りたいヒトがいるかな?と思って、下山することにしました。月見岩から道満尾根に向かって歩いて行きました。
道満尾根に入りました。木のアーチが素敵な道です。
カサがヒダヒダしてるキノコ…
ちょっとだけ歩きにくいところがあったけど、滑らなければ問題なし。
白くて丸っこいキノコがポコポコ生えてました。
紫色のテラッとしたキノコ…
茶色いマット調のキノコ…
こっちにもマルバダケブキの群生地がありました。もーちょっと早い時期だったらよかっただろーな。
オレンジのザラザラしたキノコ…
ちょっと急な傾斜をグイグイ下ります。
途中まで下って見上げてみるとこんな感じ。なかなかな下りでした。
キレイなオレンジ色のキノコ…
このお花は??
ミヤマウズラ…
しばらく平坦なところを進みます。
このお花は??
このサンゴみたいなオレンジ色もキノコだよね?
ちょっとだけ登りになったなーと思ったら…
道満山に着きました。見晴しは全くないピークです。
またサンゴみたいなキノコが…
葉っぱを飾りにつけたキノコ…
最後の下り。ここもちょっと急だったなー。ザレてて滑りやすいので気を抜かずに下りました。
下山して舗装路に出てみると気持ちいいくらい真っ青な空が広がってました。そんなに高いお山じゃないけど、やっぱりお山の天気と下界の天気は違うんだよね。このアタリの下界の予報は晴れだったから、予報は当たってたってことです。
駐車場に戻ってくると満車になってて、ツアーバスも停まってました。こんなところにもツアーで来るんだなって思ったけど、途中で会ったオバチャン達みたいに鎖場の練習に来るヒトが多いのかもしれないです。けっこう早い時間に下山できたので、下道でもスルスルっと帰って来れました。
カミナリ岩でゾワゾワしちゃったから、鳳岩はどーかなーと思ったけど、全くゾワゾワしませんでした。最初のカミナリ岩で免疫出来たからかな?(笑)。でも、ミラーレスぶら下げて、写真撮りながら登れたんだかコワくはなかったんだと思う。とゆーか、コワイって気持ちはなかったかな。妙義の鷹戻しはホントにコワかったもん。今回、ちょっと力づくで登っちゃったところもあったから、次に来た時はもっとスマートに登りたいな。前から上手くはなかったんだけど、しばらく岩場を登ってなかったから、めちゃくちゃヘタクソになってる気がする。秋に剱岳に登りたいなって思ってたけど、自信なくなっちゃったなー。来年に持ち越して、色んなところで岩場の練習しよっと。
乾徳山はけっこう近くて気軽に来れるから、またお天気のいい日に来て、山頂でのんびりしたいなーと思います!
2017年8月13日 高尾山(日帰り)
高尾山口駅~6号路~琵琶滝~(女坂)~薬王院~高尾山頂~一丁平~城山山頂分岐~日影沢林道~摺指BS
山の日の連休はどこもお山は混みそうだから小屋泊は避けて日帰りか車中泊で遠出しよっかなーって思ってたけど、どうもお天気が不安定…。イチかバチかの状態でお金と時間かけて出かける気にはなれなかったので、1年ぶりに高尾山にソロで行って来ました!暑いだろーなって予想してはいたけど、予想以上の暑さで、陣場山まで縦走しよーと思ってたんだけど…
始発に乗って高尾山口駅へ向かいました。どんよりしたお天気の中、いつも通りの6号路に向かって歩いて行きました。今回は薬王院に咲くレンゲショウマが目的だったので、久々に1号路でもいーかなと思ったけど、やっぱり少しお山感が欲しくて(笑)6号路から登ることにしました。“洗心”ってナニ…?
セイヨウフジバカマ…
ダイコンソウ…
えっと…なんの実だっけ?
やっぱり1号路じゃなくて6号路にしてよかった。この雰囲気が好き♪
薄暗くてなかなかピントが合わない(汗)
いつもなら、そのまま6号路を進むんだけど、レンゲショウマを探しに薬王院に行くため、琵琶滝の分岐を右に進みました。
最初は緑がいいねーなんて思ってウキウキ歩いてたんだけど…
ここからが何気に急な登りでした。気温はそこまで高くなかったんだろーけど、樹林帯で風は通らないし、ものすごい湿度でとにかく蒸し暑くて、汗が滝のように流れ落ちてきました。息は上がるし、カメラのレンズは拭いても拭いても曇っちゃうし、途中で帰ろうかと思ったくらい(苦笑)。でも、とりあえずレンゲショウマだけは見てから帰ろうと思って薬王院を目指しました。
ちょっと階段的なところもありました。
1号路と合流したら少し風が通るようになって、そして傾斜も緩くなったので地獄のよーな蒸し暑さからは解放されました。よかった…。ということで、浄心門をくぐって参道を歩いて行きました。
何かわからないけど、とりあえず撮ってみました(笑)
男坂と女坂の分岐はもちろん女坂へ。とても男坂の階段なんて登る気になれませんでした。
ミシュランの石碑。ずいぶん立派なお山になっちゃって。
杉苗奉納者にはもちろんサブちゃんのお名前もあります。京王帝都電鉄と高尾登山電鉄の次ってことは、実質は一番ってことだよね。さすがです。
山門にいらっしゃる天狗様。睨みをきかせてます。
小天狗様…
銭洗い…?
昼間はココをグルグルしてるヒトがたくさんいます。昔はなかったパワースポット。
縁結び…?こんなのもあったっけ?何回も来てるハズなのに全然記憶にありません。
仁王門をくぐってご本堂へ。レンゲショウマは野草園にたくさん咲いてるみたいだけど、お金払ってまで見るものでもないので薬王院を探索しました。
また縁結び?(笑)
確か大師堂の裏アタリだったかなーと思ってアタリを見てみると…
以外とすぐに見つかりました〜♪
ホントに数輪って感じで数は少ないし、すでに終わりかけだったけどやっぱりかわいかったです♡
フシグロセンノウも終わりかけかな…
鮮やかな色のキキョウ…。お星様型~☆
ヤマミョウガ…
コバギボウシ…
御本社と大天狗様…
お花の写真撮ったりしてる間に滝汗がおさまったので、とりあえず高尾山の山頂へ。去年、始発で来た時はまだほとんどヒトはいなかったのに、今回は途中でバテちゃってペースが恐ろしく落ちたのと、写真に時間がかかったのとですでにたくさんのヒトがいました。このお天気じゃ何も見えないのにこんなにヒトが来るんだね…
しばらくベンチで休憩してたらもうちょっと歩こうかなって気になったので、行けるところまで行くことにしました。オオバギボウシも終わりかけかな…
オオバギボウシは実になってるのが多かったかなー
オニユリ…
ヤマユリが1輪だけ咲いてたけど、枯葉みたいなのに混ざってて残念な感じでした。
マルバハギ…かな?
ヤマハギ…?違いがよくわからない(汗)
マムシグサの実…
楽な道へ楽な道へと進んでたら城山をいつの間にか巻いちゃってました。登り返すことでもないし、どーせ陣場山まで行くつもりもなくなってたからもういいかなって思って日影沢林道から下山することにしました。
ボタンヅル…
まだ緑色だったけど、栗の実もなってました。まだ、夏山に行けてないのにあっとゆー間に秋が近付いてきちゃう。
ヨウシュヤマゴボウの実が紫になり始めてました。
日影沢林道の途中でいくつかハシゴを見かけました。上には登山道はないと思うんだけど、なんのためのハシゴだろ?
ツユクサ…
タマアジサイ…
水滴が付いたマツカゼソウ…
ミズヒキ…
ちなみに日影沢林道はこんな感じの歩きやすい道でした。混雑する高尾山を避けるためか、こっちからもけっこう登ってくるヒトがたくさんいました。日影沢の駐車場はそんなに停められないはずだから、みんなバスで来たのかなー?
まだ色の薄いナンテンハギ…
コレは…?
花びらが2枚のハグロソウ…
コケ???水が滴ってツヤツヤしてて綺麗でした。
ヤブラン…
フジカンゾウ…
キツリフネソウ…
日影沢バス停に着いて、バスに乗ってもいーなって思ったけどけっこう待ち時間があったので摺指バス停まで歩いてそこから高尾駅までバスに乗って帰りました。陣場から来たバスは時間が早かったからか、お天気がイマイチだったからか座れました。
登り始めはめちゃくちゃ暑くて、滝汗が出て、脱水状態になるんじゃないかって思ったけど、もしかしたら体調がイマイチだったのかも…。とりあえず、目的のレンゲショウマに会えてよかったです。御岳山とは比べモノにならないくらい数は少なかったけど(野草園にはいっぱい咲いてるみたい)、お金と時間をかけずに手軽にいろんなお花を見れちゃうのでやっぱり高尾山は便利です。
それにしても湿度が高くてガスってたから、カメラのレンズが曇りまくっちゃって写真を撮るのがめちゃくちゃストレスだったー。途中で写真撮るの諦めよーかと思ったくらい。レンズの曇り対策を考えなくっちゃ…
2017年8月6日 茶臼山〜縞枯山〜雨池山~三ツ岳~北横岳(日帰り)
麦草峠P〜大石峠〜中小場〜茶臼山〜茶臼山展望台〜茶臼山〜展望台〜縞枯山〜雨池峠〜雨池山〜三ツ岳〜北横岳ヒュッテ〜北横岳南峰〜北横岳北峰〜北横岳南峰〜北横岳ヒュッテ〜RW山頂駅〜五辻〜出逢いの辻〜オトギリ平〜コケモモの庭〜麦草峠P
旅行に行ったり、お天気がイマイチだったり、休日出勤してたりで約1ヶ月ぶりにお山に行けることになったから、ずっと行きたいと思ってた西穂高岳に!って思ったけど、今の自分に歩けるのか?ってちょっと不安にもなったので、お山歩きの感覚を取り戻すためにソロで北八ヶ岳をぐるりっぷして来ましたー!天気予報もコロコロ変わってたから、時間とお金かけて遠出してガッカリするよりも苔いっぱいののんびり森歩きがいいかなって思ったりもして。
まだ真っ暗な中、中央道で麦草峠の無料駐車場に向かいました。去年の9月、やっぱりお天気がイマイチの時ににゅうに登りに来た時に7:00くらいには満車に近い状態だったから、頑張って早起きして5:30到着したら楽々停められました。距離的には遠くないんだけど、高速下りてからが長いから何気に時間かかるんだよね…
ガスガスだったけど、薄っすら青空も見えてたから躊躇うことなく歩き始めました。登山口の茶臼池が幻想的な雰囲気でいきなり写真撮りまくり。でも、写真が下手過ぎて上手く伝えられないのが残念です(泣)
木道が整備されたシラビソとコケの森の中をゆっくりと歩いて行きました。薄日も差してきたし、いい感じ♪
少し進むと岩がゴロゴロしてきました。岩が湿ってるので滑らないよーに気をつけて歩きました。このアタリはほぼ平坦なのでカラダを目覚めさせるのにはちょーどいい感じです。
大石峠の分岐を右に進んで行きました。お日さまが差し込んできてテンションアップ~♪どーせ晴れないよねって思ってたからこんなことすら嬉しかったです。
柔らかい陽射しで、前日の雨で水分をたっぷりを含んだコケ達が生き生きとして見えました。
ところどころにキノコがニョキニョキ…。北八ヶ岳といったらお花よりもコケとキノコ。
ゆるーく登って行くと急に開けて中小場に着きました。スタートが2000mを超えてたのですでに2232m(笑)。目の前にはこれから向かう茶臼山がどーんと見えました。その奥は縞枯山?その手前の名も無いピーク?どっちでしょう?
青空と雲がいー感じ♡この晴天は長くは続かないだろーなって思ってはいたけど、とにかく気持ちよくて来てよかったーって思いました。茶臼山の左側に中央アルプスも見えてたみたいなんだけど、全く気づかず…。青空にコーフンし過ぎました(笑)
茶臼山へはけっこう急でちょっと長めの直登でした。真っ直ぐな道で延々と登りが続いてるのが見えていたので一歩一歩ゆっくり登って行きました。大きな岩じゃなかったから、小股でちょこちょこ登って行けたのでそんなにキツク感じませんでした。ここでトレランのオニイサン2人組みに遭遇。今日初めて会ったヒト達でした。
キョロキョロしながら歩いてたらイチヤクソウを発見~♡こんな時期に咲くんだっけ?
ちょっと石が大きくなってきたけど、避けながら歩けたので同じペースで登って行きました。
カワイイキノコも見つけました~♪ツルっとしてなくて、マットな感じ。なんなんだこの質感は!!!色合いもカタチもいいね~
縞枯地帯に出るとすっきりキレーな青空が広がってました。
少し下ってから再び樹林帯に入って登りになりました。ふと振り返ってみると、遠くに赤岳がチラ見え。あっちはスッキリ晴れてるっぽい。うーん、南八ヶ岳にしとけばよかったかな…ってちょっと思ったり。
登山口からアチコチに咲いてたシナノトギリ。やっと陽の当たるところでカワイイ子に会えました。
長い登りが終わると分岐に出ました。フツーの分岐と思って特に気にせずに展望台の表示につられて茶臼山展望台に向かいました。誰もいない静かな展望台。人気の八ヶ岳にもこんなに静かな場所があったとは…
雲海の向こうに南八ヶ岳が見えました。その右側には中央アルプス…かな?この景色が見れただけで今日はもう満足~♪
南八ヶ岳のアップーーー!天狗岳、硫黄岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳…
そして、反対側にはこれから向かう縞枯山。今にも雲で隠れそうだったので、休憩せずに向かうことにしました。
イチヤクソウがたくさん咲いてる分岐に戻って、縞枯山に向かう緩い下りを歩き始めてしばらくして、“あれ?そーいえば茶臼山展望台には行ったけど、茶臼山頂ってどこだったんだっけ?”てなって。地図を見てみたら、さっきの分岐が茶臼山の山頂だった模様…わかりにくーい。確かに展望台には『茶臼山展望台』って書いてあったけどさ、分岐に山頂って書いてなかったよね?どこかにかいてあったのかなーと思って写真を見返してみたら、それらしきものが隅のほうに…(汗)
わざわざ戻るまでもないのでそのまま歩き続けました。しばらく平坦なところを歩いていくと、岩がゴロゴロした登りになりました。
にょろにょろ育ってるコケ達…
ゴゼンタチバナ…。あと1ヶ月もすれば真っ赤な実をつけるかな。
ところどころにギンリョウソウも…。フワフワで青々としたコケに包まれてなんだか雰囲気が違う。いつもは薄暗い茶色い土の上に生えてるからね。
これから咲きそうなヤマシグレの蕾…
しばらくするとまたしても展望台への分岐の標識がありました。けっこうガスってきちゃってたから行かなくてもいいなかーと思いつつも、時間もあったので行ってみることに。めっちゃ大きな岩を登って行くと…
2386.8mの展望台に着きました。予想通り何にも見えなかったけど、オナカが空いてたのでここでちょっとだけ休憩しました。なんでここには名前がないんだろう…?
分岐に戻って縞枯山に向かいました。ガスが出てきて幻想的なコケの森を歩くのも気持ちよかったです。
コケに覆われた木…造りモノみたい。芸術的。
早くも秋の準備を始めてるナナカマド。もうそんな時期なのか…。忙しかったり、お天気がビミョーだったらいで夏山を楽しむ前に秋山になっちゃいそーだけど、今の自分にはそれでいーかもと思ったり。テント担いでアルプスを縦走したいけど、今のカラダじゃできないから…。いっそのこと行けない状況になった方が諦めはつくしね。
アキノキリンソウ…かな?
縞枯山もただの分岐でした。展望台もなかったからそのままスルー。ここから一旦下りでラッキーと思ったんだけど…
しばらく下って振り返ると何気に急な下りなことに気づきました。しかもめちゃくちゃ長かったし(汗)。石が湿ってて滑りやすかったので、脇を通って行きました。
カワイイキノコちゃん達…
下っても下ってもまだまだ続く下り…
どんだけ下るんだーーってくらい下って、雨池と三ツ岳とロープウェー山頂駅の分岐に到着。アタリはすっかりガスガスで雲行きも怪しかったからここからロープウェー山頂駅方面に向かって下山するか、三ツ岳に進むかを決めるのに雨雲レーダーをチェックしようと思ったけど、残念ながらau電波なし…。auさん頼みますよ、ホントに。ちょっと迷ったけど、感覚的にまだ雨は降らなそうと判断して三ツ岳に進むことにしました。
三ツ岳への登りは今までと全然違って大きな岩がゴロゴロしてました。けっこう斜度もあったので、手を使ってグイグイ登って行きました。
周りにツブツブの赤い蕾をつけたシナノオトギリ…
リンドウの蕾…かな?
なかなか急な登り…(汗)
特に展望がないのに何故か展望台という名前がついてる雨池展望台を経由して雨池山へ。雨池山までの道は平坦だったけど、笹が両側にワサワサ生えてました。
雨池山も特に何もないのでそのままスルーして笹原の中を下って…
コルからさらに大きな岩がゴロゴロするところを登って行きました。なかなか登り応えがあったけど、こーゆーところはキライじゃないかも♪
アスレチックみたいで楽しい~♪でも、けっこう足上げたりする必要があるから、お年寄りとかには厳しいルートかも。
なんのお花だろ…?アオノツガザクラじゃなさそう。
そして、三ツ岳Ⅰ峰に到着。少しお日さまが出て気持ちよかったからちょっとだけ景色を眺めながら休憩しました。っていっても、雲だらけで目の前の景色しか見えなかったんだけど…
で、目の前に見えてたⅡ峰とⅢ峰。先っぽがかなり岩々でちょっとワクワクしました。それにしても、トンボ写りこみ過ぎ(笑)
雲の隙間からなんとか雨池も見えました。なんかめっちゃ水少ないんですけど…
ちっちゃいチョウジコメツツジを発見~♪でも、残念ながら傷んでるお花ばっかりでした。
赤くなりかけてるコケモモの実…
タカネニガナもポツポツ見かけました。
再び大岩ゴロゴロな道を手足を駆使してグイグイと登って行きました。
今日、初の鎖場~♪でも、鎖なくても問題なく登れました。
そんな鎖場よりも大岩の隙間の方が恐怖でした。ここまでの間に会ったヒトは3人だけ…。もし、この隙間に落ちたら誰にも見つけてもらえないかも…と思ったらめちゃくちゃ慎重になりました(笑)
ゆっくりゆっくり歩いてⅡ峰に到着~♪ガッスガスで何も見えずなのでそのままⅢ峰へ。
大岩ゴロゴロ地帯はまだまだ続きました。岩を渡り歩いてた時にカラダのバランスがうまく取れない感じがしたなぁ。前はこんなことなかったんだけど。体幹が弱ってるのかも。前ほどは登れてないから、やっぱりある程度トレーニングが必要なのかもね…って思っても絶対やらないんだけど(苦笑)
2つ目の鎖場。ここも鎖要らずでした。
高度感はないし、落ちそうってゆーのもないけど、とにかく1個1個の岩がデカくてなかなかハードでした。
で、Ⅲ峰に到着~♪Ⅲ峰の山頂は狭めだったので、休憩するならⅠ峰かⅡ峰がいいかもです。ちなみにどっちが眺めがいいかについては、ガスガスだったのでわかりません。
Ⅲ峰からの下りは最初だけがちょっと急でした。そのすぐ下にカニの横ばい的な鎖もあったけど(本物のカニの横バイは見たことないけど…)、ここも掴まなくても行けそうでした。でも、1人で落ちたらヤバイから保険で掴みながら下りました。
木がワサワサ生えた大岩ゴロゴロの道をしばらく歩いて行きました。このアタリで7~8人とすれ違いました。やっぱりロープウェーで来るヒトが多いみたいです。でも、周回するんだとすると縞枯山への登りがなかなかキツくて大変そう。それにしても、ここから分岐に着くまでがなんだかめちゃくちゃ長く感じて、もー北横岳は行かなくてもいーかなーなんて思いながら歩いてました。
やっと三ツ岳分岐に出て、しばらく歩くと北横岳ヒュッテに着きました。そんなにヒトが多くなくてベンチが空いてたのでランチ休憩にしました。ガスガスで全く日差しがなかったから、少し座ってただけでも汗が冷えて寒くなってきちゃったので、早々に北横岳に向けて出発しました。
それまでに比べると格段に歩きやすい道だったけど、やっぱり休憩すると足が重くなっちゃってダラダラ登って行きました。
ミヤマホツツジ…。もう、終盤だったけど、相変わらず花びらがクルクル~
ちょっと長めの階段を登ると…
北横岳南峰に到着しました。もちろん、ガスガスで何も見えず…
それでもついでにそのまま北峰へ。さすがにこっちはけっこうヒトがいました。山頂標識のところの石に座ってランチしてたオバチャン達がいて、なかなか写真が撮れなくて困ったよ…。団体さんだったからリーダーとかいるはずで、そのくらい配慮して欲しいなぁ。みんなここで写真撮りたいって思うはずなんだからさ。
全くガスが晴れそうになかったので、早々に下山開始しました。北横岳には紅葉の時期と雪の時期と過去に2回来てたしね。ロープウェー山頂駅までの道は整備されてて歩きやすかったのでガンガン下って行きました。この頃からヤツレンのロイヤルミルクティーソフトのことしか頭になくて(笑)、営業時間がわからなかったから『早く行かなくちゃ』ってそればっかり考えてました。去年、にゅうに行っ時は間に合わなかったからさ…
オンタデ…
坪庭まで下りると観光客のヒトもたくさんいました。お天気がお天気だったから少ないほうだったと思うけどね。左奥に見えたのは三ツ岳かなぁ?
坪庭に生えてたこれは…なぁに???
ヤマハハコ…
チョウジコメツツジ…三ツ岳に咲いてたのよりも状態が良かったな。
シロバナノヘビイチゴ…まだ咲いてる?
イブキジャコウソウ…
ちょっと違って見えるけど、これもハクサンフウロなのかな?
終盤のテガタチドリ…
ヤマオダマキ…
雨がポツポツしてきたので急いで下山することにしました。標識を見て五辻方面に向かって下りたつもりだったけど、なんか車道っぽいところを歩いてる上に、ロープウェーからどんどん離れて行かないといけないのに離れる気配がなくておかしいなって思ってGPSを確認したら、山麓駅に下りる道を下ってました…(泣)
トラバースして下りるべき道に戻ろーかなって思ったけど、笹薮がすごくて全然無理だったので仕方なく分岐まで戻ることに。正解の道は森林浴コースってゆー標識がある道でした。まさかこっちだと思わなかったな…
木道になってたのでなかなかいいペースで歩けました。雨が降ったらかなり滑って歩きにくそうだけど、とりあえず止んでくれたので問題なかったです。
これもイチヤクソウ?なんかちょっと違う感じだったんだけどな…
コケに囲まれた薄っすらピンクのキノコ…
途中の展望台的なところからチラリと見えた下界。ドロドロの雲の隙間から晴れてるのが見えました。低山は意外と晴れてたのかも…
テクテク歩いて五辻に到着。雨がけっこう降ってきたので、その少し先の東屋で休憩しよーと思ってたけど、先客がいて盛り上がってたのでそのまま歩き続けることにしました。
双子のキノコが産まれかけてる…
そして、産まれたてのキノコ(笑)
ベニテングダケの双子ちゃんも発見~♪
ニョロニョロと細長いキノコ…
ちょっと石がゴロゴロした道になってゆるーく下って行くと出逢いの辻に到着。ここからR299に出ることもできたけど、車道歩きはつまらないのでオトギリ平を経由することにしました。かなり雨が降ってきちゃったので、コケコケの道を傘を差しながら歩いて行きました。
笹原のオトギリ峠を通って再び森の中に入ってコケモモの庭に向かいました。このアタリは歩くヒトが少ないのか自然な感じがいい雰囲気。雨で写真は撮りにくかったけど、雨のおかげでコケが生き生きとしてました。
白いコケがフワフワしてました。
途中からお天気雨になってきて、コケモモの庭に下っていく頃には雨は上がりました。大きな岩がゴロゴロしてるところにコケモモの実がたっくさーん♪
まだ緑色の若い実もたくさんついてました。
ガンコウランの実…。さっきまでの雨でツヤツヤ。
ウツボグサ…
コケモモの庭を抜けるとR299に出たので、そこからはしばらく車道を歩いて駐車場に戻りました。駐車場のオジサンが『おかえり~』って迎えてくれたのが嬉しかったな。
麦草峠の駐車場もauは電波が入らないから(auさんホントにお願いします!)ヤツレンの営業時間が調べられなかったので、すぐに車を走らせました。途中で調べたら営業時間は17:00までだったのでヨユーで間に合うことがわかってひと安心(笑)。ヤツレンで無事にロイヤルミルクティーソフトをGETして、のんびり休憩しました。ホントは八ヶ岳を眺めながら…って思ってたけど、南八ヶ岳もすっかり雲の中でした。でも、ヤツレンのソフトクリームは相変わらずおいしくて、疲れた体に沁みました。
中央道が25km渋滞の表示が出てたから下道も混むかな…って思ってたけど、google先生のナイスアシストでスルスルっと帰ってこれました。あれだけ渋滞してると高速で帰ってくるよりも早かったんじゃないかな?
久々のお山歩きはお天気こそイマイチだったけど、めちゃくちゃ気持ちよかったです♡今回歩いたルートは北横岳~ロープウェー山頂駅の間を除いてはヒトが少なくとても静かなルート。北八ヶ岳特有のコケの森もちょっとした岩登りも楽しめてすごく気に入りました。お天気がよかったら眺めもかなりいいはずだしね。高いお山から壮大な景色を見るのも好きだけど、森の中で自然を感じるのもやっぱり楽しい♪紅葉の時期は麦草峠の駐車場が大変なことになりそーだけど、紅葉の時期にも来てみたいです。
そろそろアルプスに登りたいけど、山の日連休は道路もお山も混みそうだし、なかなか迷うなぁ…。メジャーなお山に登りたいけど、やっぱりヒトが少ない静かなお山が好きなんだよね。