2017年8月19日 乾徳山(日帰り)
徳和P〜乾徳山前宮神社〜乾徳山登山口〜銀晶水〜駒平〜銀晶水〜国師ヶ原〜月見岩〜扇平〜乾徳山頂〜扇平〜月見岩〜道満山〜徳和P
週末のお天気がそんなに悪くなさそーだったから塩見岳に1泊で行こうかなって思ったものの、先週の高尾山での不調があったから自分がロングコースを歩けるのかどーかがちょっと不安になっちゃったので、様子見と岩トレを兼ねて乾徳山にソロで行って来ました!何度か行こうと思ったことはあったんだけど、なかなかタイミングがなかったので遂に…という感じでした。
夏場はみんなアルプスに行くだろーから駐車場も混まないだろうと読んで朝出発しました。駐車場に着くと先客さんはやっぱり3~4台しかなかったので余裕で停められました。乾徳公園のトイレを借りてからゆるゆると出発~。時計回りに歩くか反時計周りに歩くか迷ったけど、先週の滝汗にちょっとビビッてたので銀晶水が2ヶ所もある反時計回りに歩くことにしました。まずは林道をテクテク歩いて登山口へ。
乾徳山登山口の大きな看板近くにたくさんあったヨウシュヤマゴボウ。お花から実になりかかってました。
なかなか歩きやすい整備された道だな~なんて思ってたら…
ちょっとづつ石がゴロゴロしてきました。
ここのマムシソウの実はまだ青かったです。
1つ目の銀晶水を越えると針葉樹から広葉樹に植生が変わってきました。
駒止を越えるとまた針葉樹に戻って、ちょっと急な登りになりました。
少し登って行くとコケコケで森が全体的に青っぽいところに出ました。晴れてたらめっちゃキレイだろーなー
さっきまで完全な曇り空だったのに日が差してきました。あんまりお天気は期待してなかったけど、このまま晴れてくれたらいーなーって思いながら登り続けました。
緑がキラキラでキレイ~♪
2つ目の銀晶水の側にはめっちゃ傾いた廃墟?がありました。なんだろー?
2つ目の銀晶水から先は平坦な道になりました。
少し歩くと国師ヶ原に出ました。もっと開けた草原みたいなところだと思ってたけど、意外と狭かったな。奥にはガスがかかった乾徳山の頂上が見えました。
このお花はなんだろー?
再び樹林帯の中に入って行くと岩の上に誰かいました。役小角像さんです。
しばらく登って行くとマルバダケブキがたっくさん咲いてました。終わってるお花も多かったけど、まだまだ蕾もありました。
白っぽいシモツケソウ…
ピンク色のシモツケソウ。ツブツブがカワイイ♡
アザミ…
樹林帯を抜けて、草原の中を登って行きました。周りは残念ながらガスガス…
タチコゴメグサ…
コウリンソウ…花びらが細くて面白いカタチのお花。
このお花は…?
草原の中をしばらく登ると月見岩に着きました。ここから山頂方面を眺めたいって思ってたけど、生憎の曇り空…(涙)。それでも、登ってくる間はチラチラ日もが差したりしてたので、晴れ間を期待して月見岩の上でちょっと休憩することにしました。
月見岩からは乾徳山がよーく見えて、なかなかいい休憩場所でした。しばらく月見岩に座ってたけど、コレが精一杯な感じでした。これ以上、青空が見えることはなかったです。
仕方ないので諦めて、再び歩き出してしばらくすると扇平に着きました。このアタリもみんなで休憩するにはスペース的に良さそう。
手洗石。ちゃんと窪みにお水が溜まってました。
樹林帯に入ると石ゴロ地帯でした。ここから石と岩ゾーンが始まりました。
コケコケの森…
ガスってる感じも幻想的でいい感じでした♪
だんだん岩が大きくなって、傾斜がキツクなってきました。
デカイ岩の間も登っていきます。ステップはたくさんありました。
ここがちょっと急なゾーン。石がコケって湿ってるので滑らないよーに注意して登って行きました。
ツヤツヤなキノコ…
1つ目の鎖場に着きました。ホールドもステップもたくさんあるあので鎖は使わない方が登りやすいかもしれないです。
ビラビラのキノコ…
2つ目の鎖場にはロープもありました。ここは木の根っこもあるし、鎖もロープも要らないかなぁ…
髭剃岩。入ってみたけど、出れなくなったらカッコ悪いから途中でやめました(笑)
何かでっかい岩を巻きました。それまで湿った岩に滑らないよーにめっちゃ気をつけてたのに、ここの平らな岩の上で足がズルってなりました。あぶない、あぶない…
一旦、ハシゴで下らされます。
そして、岩ゴロゴロを登って行くと…
カミナリ岩が出てきました。カミナリ岩は2段になってました。まずは1段目。カミナリなだけにギザギザしてて、ホールドもステップもたくさんあったけど、そこそこ高さがあったから落ちたらマズイと思って一応鎖を持ちながら登りました。こーゆーところでゾワゾワしちゃうってゆーのは、やっぱり高所恐怖症なんだろーな…
1段目が終わると広めのテラスがありました。2段目には古い鎖と新しい鎖が2本垂れてました。なんとなーく向かって右の新しい鎖をチョイス。右側の方が少しだけ傾斜が緩い気がしました。
すごいカタチの大岩だなーと思ったら“胎内”って書いてありました。どーやって重なりあったんだろ??
コチラの岩もすごい角度で組み合わさってる…
その後はロープ場でした。ステップがたくさんあるから、ここのロープも必要ないかな。
この後はしばらく崖側を緩く登って行くとラスボスの鳳岩に到着しました。以前は杖棄岩って呼ばれてたみたいだけど、いつから変わったんだろ?とりあえず前に6人くらいのグループがいたので、みんなが登るのを観察しつつ休憩しました。1人だけいた女のコがイチバン登るの上手だったなー。男のコ達はみーんな力ずくで登ってたけど、女のコは上手くクラック使ってすごくスマートに登ってました。
みんなが登り終わったところでクライムオン!鎖をしっかり掴んで、左足は左側の岩壁にフリクションきかせて、右足はクラックに差し込みながら登りました。
数m登ったところにあるちょっとテラスっぽくなってるところからの眺め。意外と垂直だわ。
テラスから上はこんな感じ。ホールドもステップも最初の数mに比べるとたくさんありました。鎖なくても行けそーだったけど、落ちたらマズイので一応持って登りました。
約20mを登り終わって上から見下ろすとこんな感じ。大した岩登りじゃなかったけど、何度も繰り返し登り下りするといい練習になるかもって思いました。1回だけだと、勢いで登っちゃって感覚が掴めないんじゃないかな…
前のグループが山頂標識を空けてくれるまで、山頂に咲いてたお花を撮影しました。ガスガスで眺めも何もなかったしね。まずは、オトギリソウ…
ピンク色がめっちゃカワイイ、ホツツジ…
リョウブ…
山頂標識の写真を撮ってから軽くランチしてたら団体っぽいヒト達が登ってきてたので、下りは巻き道を使うことにしました。水のタルからの下山も考えたけど、破線コースだったし、下調べしてなかったからその場でネットで検索したところ、道をロストしそうになったって書いてるヒトが数人いたので、諦めて素直に扇平まで戻ることにしました。巻き道の1つ目のハシゴ…
1つ目のハシゴのすぐ下にある2つ目のハシゴ。何故かこのアタリはゴミが大量に落ちてました。
登りは崖側を歩いたので、下りは森の中を歩いて行きました。ちょっと薄日が差して緑がキレイ。岩々のところも滑らないよーに気をつけて下って行きました。下ってる間にけっこうたくさんのヒトが登ってきてました。みなさんスタート遅いんだなって思ったけど、バス来られてたのかもしれないです。
扇平まで戻ってきて、滑りやすい岩や石から開放されたので、お花を探しながらのんびり歩きました。
ニガナ…
コレは…ナニ?お花なのかな?
キバナノヤマオダマキ…
ヤマホタルブクロ…
向こうに見えるのはどこのお山だろ?小楢山方面かなー
月見岩で再び休憩しよーと思ったけど、けっこうヒトが登ってきて写真撮りたいヒトがいるかな?と思って、下山することにしました。月見岩から道満尾根に向かって歩いて行きました。
道満尾根に入りました。木のアーチが素敵な道です。
カサがヒダヒダしてるキノコ…
ちょっとだけ歩きにくいところがあったけど、滑らなければ問題なし。
白くて丸っこいキノコがポコポコ生えてました。
紫色のテラッとしたキノコ…
茶色いマット調のキノコ…
こっちにもマルバダケブキの群生地がありました。もーちょっと早い時期だったらよかっただろーな。
オレンジのザラザラしたキノコ…
ちょっと急な傾斜をグイグイ下ります。
途中まで下って見上げてみるとこんな感じ。なかなかな下りでした。
キレイなオレンジ色のキノコ…
このお花は??
ミヤマウズラ…
しばらく平坦なところを進みます。
このお花は??
このサンゴみたいなオレンジ色もキノコだよね?
ちょっとだけ登りになったなーと思ったら…
道満山に着きました。見晴しは全くないピークです。
またサンゴみたいなキノコが…
葉っぱを飾りにつけたキノコ…
最後の下り。ここもちょっと急だったなー。ザレてて滑りやすいので気を抜かずに下りました。
下山して舗装路に出てみると気持ちいいくらい真っ青な空が広がってました。そんなに高いお山じゃないけど、やっぱりお山の天気と下界の天気は違うんだよね。このアタリの下界の予報は晴れだったから、予報は当たってたってことです。
駐車場に戻ってくると満車になってて、ツアーバスも停まってました。こんなところにもツアーで来るんだなって思ったけど、途中で会ったオバチャン達みたいに鎖場の練習に来るヒトが多いのかもしれないです。けっこう早い時間に下山できたので、下道でもスルスルっと帰って来れました。
カミナリ岩でゾワゾワしちゃったから、鳳岩はどーかなーと思ったけど、全くゾワゾワしませんでした。最初のカミナリ岩で免疫出来たからかな?(笑)。でも、ミラーレスぶら下げて、写真撮りながら登れたんだかコワくはなかったんだと思う。とゆーか、コワイって気持ちはなかったかな。妙義の鷹戻しはホントにコワかったもん。今回、ちょっと力づくで登っちゃったところもあったから、次に来た時はもっとスマートに登りたいな。前から上手くはなかったんだけど、しばらく岩場を登ってなかったから、めちゃくちゃヘタクソになってる気がする。秋に剱岳に登りたいなって思ってたけど、自信なくなっちゃったなー。来年に持ち越して、色んなところで岩場の練習しよっと。
乾徳山はけっこう近くて気軽に来れるから、またお天気のいい日に来て、山頂でのんびりしたいなーと思います!