2017年8月25〜27日 北岳〜間ノ岳(2泊3日・小屋泊)
1日目:広河原BS〜広河原山荘〜大樺沢二俣〜小太郎尾根分岐〜北岳肩ノ小屋(泊)
3日目:北岳山荘〜中白根山頂〜間ノ岳頂〜中白根山頂〜北岳山荘〜八本歯のコル〜大樺沢二俣〜広河原山荘〜広河原BS
去年、一昨年と2年連続でお天気が悪く見事にフラレていた北岳に今年こそは行きたい!と思ってました。どーせならキタダケソウのタイミングで…と思ってたけど、忙しかったりお天気が悪かったりでなかなかタイミングが掴めず、結局キタダケソウに会うことは叶わなかったけど、遂に念願の北岳と間ノ岳にお仲間さんと行ってきました!いつもに増してのんびり山行だったけど、たまにはこんなのもアリかな~
今回は、金曜から日曜の3日間で白峰三山を縦走する予定だったけど、金曜から土曜にかけてのお天気が悪そうだったので、行き先変更も考えてました。でも、お仲間さんは北岳に行きたいってことだったので、三山は無理で二山でも、サイアクは一山でも登れればいっかって感じで行くことに決めて、木曜の夜に芦安の駐車場に向かいました。平日だから空いてるだろーとタカをくくっていたんだけど、バス停横の第二駐車場はすでに満車…。ダメかも…と思って第三駐車場を覗いたらたくさんの車が停まってたものの、まだ数台は停められる感じでした。朝イチの乗り合いタクシーに乗るつもりだったから、タクシーの出る第三駐車場が都合よかったのでラッキーでした。
たくさんの車にビビッて、タクシー(ワンボックスの大きいヤツ)に並ばなくちゃと思って3:30に起きて準備して、4:30には列に並びました。起きた時は2~3人しか並んでなかったのに、いつの間にかけっこうな列に。起きたらトイレとかは後回しにしてすぐにザックを並べるべし!ということを学びました(笑)。乗り合いタクシーには、4~5台目くらいには問題なく乗れて、5:00前には駐車場を出発して、夜叉神のゲート前で5:30まで待機して、ゲートが開くと同時に出発して6:00過ぎに広河原に着きました。
広河原の吊橋を渡る前に見た北岳には分厚いどんよりした雲がガッツリかかってて、想定通りだったんだけどちょっとガッカリして歩き始めました。ますはレコでよく見る吊橋を渡って行きました。
吊橋手前には花びらがくるくるしてるクサボタンがたくさん咲いてました。カワイイー♡
広河原山荘には寄らずにそのまま登山道に入って行きました。まだ、この時は北岳頂を経由して北岳山荘まで行くつもりだったので、急いではいなかったけど先が長いのでとにかく前に進まなくちゃって感じでした。
分岐は大樺沢方面へ進みました。登りは沢沿いの方が涼しそうだし、白根御池小屋方面の樹林帯よりは気が紛れるのかな…と思って。最初はお花はちょこちょこあるものの、単なる樹林帯って感じだったけど、すぐに沢沿いの道になりました。どんよりした空気の中、ゆるゆると登ってたにも関わらずけっこう暑かったけど、たまに沢から吹く涼しい風が気持ちよかったー
お花もちょこちょこ咲いてましたー。この小さいプツプツしたお花はなんだろ?
こんな時期にヤマアジサイ…じゃないよね?
苔蒸す岩から南アルプスの天然水が滴ってました。うーん、いい感じ♪
まだ緑色のハバヤマボクチ…糸がグルグル巻き。
丸太の橋っぽいところがあったり、雨の影響で道が沢みたいになってるところもありました。ジョラスを履いてたので、気にせずジャブジャブ歩いて行きました。ちゃんと防水もしてきたし~
ボテッと大きいフジアザミ…妖艶な感じ。
キオン…
ゴマナ…
レイジンソウ…細身のトリカブト。
コウシンヤマハッカは沢沿いにたくさん咲いてました。
このちっちゃいバナナみたいなのはカツラの実?
そんなに急なところもなく、すごく足場の悪いところもなく、のんびりと登っていけました。
樹林帯を抜けると色んなお花が咲いてました~。トリアシショウマ…ホントに鳥の足みたい(笑)
ヤナギラン。曇ってるから色が…(汗)
今年はこのお花をよく見てる気がします。タカネグンナイフウロ…
しばらく歩くとたくさんのヒトが休憩してる二俣の分岐に着きました。北岳方面を見上げると、相変わらず分厚い雲はかかったまま…。しかも、今にも雨が降りそうな感じ。とりあえず進もうってことで、少しだけ休憩してからお花がキレイとゆー右股ルートに進みました。
草すべりルートも相当キツイみたいだけど、右股ルートもなかなかキツかったです。お花はあったけど、どんよりしたお天気のせいで薄暗くて、写真を撮るにはなかなか厳しいコンディションでした。
イワオトギリ…
クルマユリ…曇り空でも華やかだなぁ。
たくさんのソバナに囲まれて咲いてたハクサンフウロ…
タカネナデシコ…曇ってたからやっぱり色がイマイチ(汗)。周りにはたくさんのホタルブクロ。
ぷくっ膨らんだたホタルブクロがカワイイ♡
ソバナ…
ピンクのシモツケソウ…
ヒメコゴメグサ…
センジュガンピ…
樹林帯の中をひたすら歩いて行きました。九十九折になってるからすごーく急ってわけじゃないけど、ずっと登りが続くからけっこう疲れました。
ミヤマアキノキリンソウ…かな?
樹林帯の中のちょっと平坦になったところにベンチみたいな木が横たわってたので、ちょっと休憩~。きっとみんなここで休憩するんじゃないかな?すぐ側にはオオヒョウタンボクの艶々した赤い実がたくさんついてました。
タイツリオウギ…
突然開けたところに出ました。雲が山の上から降りて来てるのが見えてたので立ち止まらずに歩き続けたけど、お天気が良ければここでのんびり休憩したかったかも。
マルバダケブキが咲き残るハシゴみたいな階段。すでに終盤だったのが残念でした。
途中でポツポツ雨も降ってきちゃってテンションはだだ下がり。ホントは北岳を経由して北岳山荘に行く予定だったけど、このお天気で北岳の山頂に立ちたくないし、雨の中歩き続けるのもイヤだったので、急遽、肩の小屋に泊まることにしました。まだまだ登ります…
ずっとチラチラ見えてた鳳凰三山。鳳凰三山の方がお天気が良さそうに見えて、山の選択を失敗したかな?なんてちょっと思ったりして。
コウメバチソウ…
ナナカマドの実はすっかり赤くなってました。秋はもうすぐそこ…
ミヤマウイキョウ…かな?
オンタデ…かな?ちょっとひょろひょろし過ぎてる気もするけど。
イブキトラノオ…白っぽいのからピンクっぽいのまで咲いてました。
キタダケヨモギ…
ヤハズヒコダイ…
ウサギギク…
時間に余裕ができたので、さらにゆっくりゆっくり登って行くと稜線に出て、やっと小太郎山分岐が見えてきました。お天気がイマイチだったからってゆーのもあるけど、ここまでめちゃくちゃ長く感じました。
小太郎山分岐アタリで雨が止んだので休憩しよっかーって思ってたところにまた雨。でも、すぐに小降りになったので少し進んだところでランチ休憩することにしました。ランチ休憩してるうちに雨は止んで少し明るくなってきました。
白いフワフワの…コケ?
赤くなりかけてるコケモモの実…
岩がゴロゴロしてたところ。ちょっと急な斜面でした。前を歩いてたヒト達はストックをしまってたけど、正解かも。よじ登るまではいかないけど、手は開けておいた方がいーかもです。
視界も少し開けてきて、小太郎山に続く稜線が見えるよになりました。小太郎山に続く稜線もなかなか良さそー。今度、白根御池小屋に泊まって、ピストンしてみよーかな。
萎れかけてる白いタカネビランジ…綺麗に咲いてるのは見つけられなかったなー
イワベンケイの雌花…
タカネツメクサ…
肩の小屋直下まで来ると北岳方面がドーンと見えました。ホントはアレを越えて北岳山荘まで行くつもりだったけど、ここまでで正解だったかなってゆーのがお仲間さんとの結論でした。けっこう疲れてたので、この後アレを登るのはちょっとって(苦笑)。テン泊装備のヒト達にもガンガン抜かされちゃったし、事情はあるものの前ほどの体力はやっぱりないな…って改めて実感しちゃいました。
イワギキョウ…かな?
肩の小屋に着くと、ヘリが荷下ろしした直後だったので小屋のスタッフさん達はみんな忙しそうにしてました。受付を済ませて、素泊まり用の3号館に案内されたけど、先客さんはソロ男性1人とお父さんと男のコの親子の計3名。小屋のドアは開きっぱなしでめっちゃ寒くて、しかも寝具のシュラフも下に敷く毛布もめっちゃ湿ってて、こんな寒いところで寝れるのかな?って感じでした。
何もすることないから早めに夜ゴハン…と思ったけど、またしても雨が降ってきて、外では調理できないし、外の自炊スペースも4人がけのベンチに屋根があるだけの簡易的なモノで雨が吹き込みそーだし、寒そーだしだったので、自炊スペースでお湯を沸かしてハンバーグを温めて小屋の中に持ってきて食べることにしました。温めるだけのゴハンにしておいてよかった…
夜ゴハンを食べてたら、外に出てたヒト達がザワザワし始めて、何かと思ったら富士山が見えるーってコトだったので、急いでゴハンを食べて外に出てみました。すると富士山だけじゃなく、手前に薄っすらと虹がかかってるのも見えました。
雲で幻想的になった空…
もしかして日が落ちるのが見れるかもって期待して待ってたら、富士山がちょっとだけピンク色に焼けました。これ以上赤くなることはなかったけど、キレイでしたー♪頑張ってミラーレス持ってくればよかった…
金峰山方面にも虹がかかってました。雲で一部分しか見えなかったけど(苦笑)。垂直に生えたみたいに見える虹が不思議な光景でした。手前にちょこんと見えるオベリスクがなんかかわいかったです。
残念ながら雲が多すぎて日が落ちるところは見れなかったけど、金色に輝く空がめちゃくちゃ綺麗でした。
そして、しばらくすると富士山だけじゃなく仙丈ケ岳も見えてきました。そしてそして、そのまま待ち続けてると甲斐駒ケ岳までも!!朝のお天気からはとても考えられないような展開でした。
雲がたくさん出てたのでキレイな夕焼けの空を見ることができました。でも、ハーパンにタイツだとかなり寒かったー。風もかなり強かったし。もう、ダウンパンツが必要な時期になってきたのかも…
寝る時には3号館の人数もかなり増えて、小屋の中が少し暖かくなりました。でも、定員の半分以下のヒトしかいなかったので、シュラフを2枚重ねに贅沢に(?)使って寝たらグッスリ熟睡することができました。
お天気が良かったら、日の出に間に合う時間に北岳に登ろうと思ってたので3:00に起きてみたけど、雨と風の音がすごくて断念…。みんなが暴風雨の中、北岳ピストンに出発して行くのをシュラフの中から眺めて、またウトウト…。お天気が回復したら出発しよーと思ってたのになかなか回復せず、とうとう小屋のオニイサンがお掃除に来ちゃったので本館に移動して、オナカが空いたので小屋のカレーを食べて、窓から外を眺めながら晴れ間が出るのを待ちました。
晴れ間はでなかったものの、ガスが薄くなってきたタイミングで北岳に向かうことにしました。岩っぽいところを登っていきます。
道は岩々だったけど、特に危ないところも難しいところもなかったです。たまーにガスが薄くなって、ふっと視界が開けたりしてました。山頂手前までくると歩いて来たみちがよく見えました。
北岳頂に到着するとガスガスにもかかわらずたくさんのヒトがいました。自分達もお花の撮影をしたりしながら晴れ待ちをすることにしました。
ヒメシャジン…
たくさんのイワツメクサに囲まれたタカネシオガマ…
たまに、ガスが薄くなって下界が見える瞬間があたものの、待っても待ってもなかなか青空が見れるようにならなくて。けっこう寒かったのもあって、青空は諦めて北岳山荘に向かうことにしました。
地図には危険マークが書いてあったけど、こんな感じの鎖がある斜面とか…
こんな感じのガレた急斜面とか…って感じで特に危険を感じるところはなかったです。
ウスユキソウ…
山頂からも間ノ岳に向かう稜線はチラチラ見えてたけど、下っているうちにどんどんよく見えるようになってきました。ウワサ通りの良さげな稜線を見て、やっぱりあそこを歩いて農鳥岳まで行きたかったなぁって思っちゃいました。
赤いポツポツがかわいいシコタンハコベ…
キンロバイ…?
ウラシマツツジの葉っぱは真っ赤っかー
北岳山荘に向かってる途中でどんどん晴れてきて、いつの間にかスッキリ青空に!!!山頂であと30分待ってたら…って思ったけど、まあそんなこともあるよねってことでもちろん登り返したりせずにそのまま北岳山荘に向かいました。
北岳山荘は、何人か受付待ちしてる状態でした。しばらく待って案内された場所は、1枚の布団に2人…。まあ、今年イチバンの混雑って小屋のヒトが言ってたから仕方ないかなって思ったけど。時間はたっぷりあったので北岳を眺めながら外でのんびりすることにしました。いつの間にかすっかり空は晴れていて、北岳はもちろん間ノ岳方面もよく見えました。
北岳山荘の自炊部屋は宿泊者が多いから寝床になっていて、本来の自炊場の隣の土間が自炊場になってました。自炊場でサクッと夜ゴハンを食べてから夕日を見るために再び外に出て行きました。今日は夕日が見れればいいなぁなんて軽い気持ちで外に出たけど、前日に同様に何だかめちゃくちゃキレイな空!
そして、雲と中央アルプスの間に真っ赤な夕日を見ることができました。でも、これだけじ終わらなかったんです…
空の色がどんどんどんどん変わって、雲が真っ赤に染まっていきました。そして、北岳も赤く染まってめちゃくちゃキレイでした。
仙丈ヶ岳と夕焼け…
小屋のヒト曰く、今年イチバンの夕焼けだったそーで、あまりにも綺麗過ぎたのでけっこう寒かったにも関わらず色がなくなるまでずーっとずーっと眺めてました。こんな光景が見れるならミラーレス持ってくればよかったってホントに後悔しました。
暗くなるまで夕焼けを堪能して小屋に戻りました。場所によっては1人1枚の布団寝れたところもあったみたいだけど、自分達はやっぱり1枚の布団に2人…。肩の小屋で寝すぎたせいもあり、全然歩いてなくて疲れていないこともあり、狭さもありほとんど寝れずの夜でした。
間ノ岳で日の出を見るために、3:00に起きて3:30前に出発~。同じ時間に出発するヒトも何人かいたけど、大きめの荷物を持ってたので、みなさん農鳥岳まで行くのかな?って感じでした。
オリオン座と富士山…
まだ真っ暗な中、まずは中白根山に向かいました。風がちょっと強くて寒かったー。でも、意外とあっとゆー間に中白根山頂に到着して間ノ岳へ向かおうとしたら、あれ?道が見つかんない(汗)。地図を見るとまっすぐに伸びてるはずなのに見つけられず、左右を見ても明らかにおかしな方向に下ってるし、明確な踏み跡がなく…。おかしいなって元のところに戻ってみると、お仲間さんがハイマツの間にあった道を発見してくれました。やっぱり暗いとわかりにくいところもあるから気をつけないと。そして、どんどん夜が明けていきました…
しばらくすると岩が多い道になったので、ヘッデンの明かりを頼りに慎重に歩いて行きました。最後の九十九折の登りを登りきると…
間ノ岳の山頂に到着しました。ちょーど薄っすら明るくなってきていて、まだヒトも少なくていい感じのタイミングでした。
晴れてたけど雲が多くて、風がかなり強くてめちゃくちゃ寒かったのでフリースやダウンを着込んで岩の陰で風を避けながら日の出を待ちました。日の出前のグラデーションの空の下の仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳…。キレイ過ぎて、ホントに来てよかったーって思いました。
そんな感じで、正確には日の出を待ってたとゆーよりも、あまりに景色が美し過ぎてずっとアタリを眺めてました。日が昇ってくるであろう方角は雲海になってたからキレイな日の出にはならなかったけど、雲海が金色に染まって綺麗でした。
名残惜しかったけど帰りの渋滞もイヤだし、カラダが冷え切ってたので北岳山荘に戻ることにしました。穂高連峰も中央アルプスもよく見えました。槍ヶ岳が見えるとテンションが上がるのは何故でしょう?(笑)
中白根山までの途中にある小ピーク。地図には名前は書いてなったけど、標識がありました。読めなかったけど…
こんなところ歩いてたのかーなんて思いながら絶景の中を下っていきました。めちゃくちゃ素敵な稜線だな~。樹林帯もキライじゃないけど、やっぱり稜線が好き♡
振り返って間ノ岳への稜線。また、ここを歩いて今度こそは農鳥岳に行きたいな。
再び中白根山。往路は真っ暗だったので、サクッと写真を撮ってそのまま歩き続けました。
下りはやっぱりめちゃくちゃ早くてあっとゆー間に小屋付近まで来ちゃいました。チングルマがキラキラ~☆
オンタデ…
北岳山荘に戻って、パッキングして、下山開始。同じ部屋だったオバサンが北岳に行くってゆーから自分達も北岳に寄ろうかちょっと迷ったけど、けっこう時間かかっちゃいそーだったから素直にトラバース道から八本歯経由で下山することにしました。
小屋前からは雲海からアタマを出してる富士山が見えました。
トラバース道には噂通りお花がいっぱいでした。この時期でもこんなにお花が多いんだから、もう少し早い時期ならもっとスゴイはず。そして、まさかこんな時期にハクサンイチゲが咲いてました。今年、一度も見れてなかったから嬉しかった~
タカネヤハズハハコ…薄っすらピンクがカワイイ♡
綿毛が開く前のチングルマ…飛んでいきそう(笑)
ヨツバシオガマの蕾…かな?
トラバース道ってゆーから平坦なのかと思ったら、序盤はボチボチな登りでした。これなら北岳に登っちゃってもよかったかも?って思ったりして…
ヒメシャジン…
上から見るとお星さまみたいなサンプクリンドウ…
振り返るとまるで絵みたいな光景が広がってました。このままずっと眺めていたかった~
シュロソウ…
タカネコウリンカ…
トウヤクリンドウ…
九十九折の登りが終わるとやっとトラバースっぽくなりました。
セリ科のお花は全く見分けがつきません…(苦笑)
ミヤママンネングサ…
キタダケトリカブト…
タカネイブキボウフウ…?
タイツリオウギの実…
トラバース後半は木の橋みたいなのがいっぱいあってアスレチックみたいでした。こーゆーところは楽しい♪
こんなところもありました。雨だとちょっと滑りそうでイヤかも…
北岳の山頂からの道との合流地点で少し休憩して下り始めました。おっきな岩がゴロゴロの急斜面…ここテン泊装備で登るって間違いなくキツイよね(汗)
前日からずっと見てた鳳凰三山。奥に見えるお山は何かな?
左を向くと八ヶ岳も見えました。
大岩ゴロゴロが終わると鬼ヶ岳の角みたいな奇岩がありました。
そしてハシゴゾーンの始まりー。丸太みたいなハシゴだから、雨の時は滑りそう…
途中、岩っぽいところもあり…
そして、再びハシゴ。とにかくハシゴがずーっと続きました。登ってくるヒト達の顔がめちゃくちゃキツそう(笑)。ここをテント担いで登るとか絶対無理だなー
前に子供がいてゆっくりだったからところどころで待ちが発生しました。左側を見てみると岩壁が…アレがバットレスなのかな?
長い長いハシゴゾーンが終わると長い長い左俣のザレた下り…しかも、けっこうな斜度…
沢沿いだけど日差しが強すぎて暑くて暑くて。ところどころに咲いてるお花で気を紛らわせながら下りました。
ミヤマハナシノブ…お日さまの下だと色が鮮やか!
タカネグンナイフウロもいい感じ~♪
途中から内側の道を発見してそこを歩くことに。木陰になるからちょっと日差しから逃げられました。もー下りは飽きたなーってグッタリしてきた頃、やっと二俣に着きました。
ちょっとだけ休憩して、登りにも歩いた大樺沢から下山することにしました。時間が早かったら白根御池小屋に寄ってソフトクリーム食べよかなって思ってたけど、予定よりもかなり遅れてたのでそのまま下山することにしました。登りの時も通った大樺沢だったけど、お天気が全然違ったから雰囲気も全然違いました。キラキラの緑のトンネルがキレイ~
ハンゴンソウが群生してるところがありました。群生感を撮りたかったけど、うまく撮れず…
トモエシオガマ…
大きな岩の上の方に何やらプレートが…何だろ?
キツリフネソウ…
登りの時には全く目に入らなかったけど、コケがすごかったー。お天気がいいとこんな何気ない景色すらキレイ。
真っ赤な実…
シシウド…かなぁ?
ミヤマコウゾリナ…
沢もやっぱり晴れてた方がイイネー。南アルプス天然水♪♪♪
ちょっと白っぽいクサボタン…
日差しが差し込む森の中をちょっと急ぎ足で歩いて行きました。間に合わないかなーと思ってたバスに間に合いそーだったから…
広河原山荘の水場で顔を洗ってから広河原のバス停に行きました。広河原のインフォメーションセンターには手とか洗えるところないからね。バス停に着くとバスには間に合ったけどかなりの人数が並んでてとても座れそうもない感じでした。乗り合いタクシーはタクシーさえくればすぐに乗れそうだったので迷わずタクシーをチョイス。100円の違いなら確実に座れるタクシーでしょ。早いし。あっとゆー間に9人集まってバスより早く出発できました。帰りはやっぱり中央道が渋滞しちゃったので、大月から下道で帰ってきました。
やっと登ることができた日本で2番目に高い北岳…。前半のお天気はかなり残念な感じだったけど、3日目はそんなことを忘れさせてくれるくらいの快晴でした。めちゃくちゃ綺麗な夕焼けも見れたしね。白峰三山の縦走もできなかったけど、間ノ岳からの朝焼けが見れたし、気持ちのいい稜線歩きを十分に堪能できました。そのうち白峰三山は縦走したいけど、まずは来年、はキタダケソウに会いに来たいと思います!
ずっとお天気が悪かったから、やっと夏山に登れたーと思ったのにお山は少しずつ秋になってきてました。そろそろどこに紅葉を見に行くか考えなくっちゃ…