2020年10月18日 笠取山(日帰り)
作場平P~一休坂分岐~ヤブ沢峠~笠取小屋~分水嶺~西の肩~笠取山~水干尾根分岐~水干~分水嶺~笠取小屋~一休坂~一休坂分岐~作場平P
紅葉を見に行きたいところは遠いところばっかりで、でもお天気もビミョーだし、体調もイマイチだし、日帰りであまり遠出したくなかったので、奥多摩付近の紅葉の様子の確認を兼ねて笠取山にソロで行って来ました!笠取山に登るのは何気に5年ぶり。そして、初めてこのブログに書いた山行は6年前に初めて登った笠取山だったのでした。
紅葉のピークにはまだ早そうだし、お天気もビミョーな感じなので作場平の駐車場は混まないと踏んでゆっくりめにおうちを出発。高速と下道で到着時間が30分しか変わらないので下道でのんびり作場平に向かいました。軍畑アタリで綺麗な青空が広がって、このアタリのお山に登るのもアリかなと思ったけど、もしかしたら笠取山も晴れるかも…と思ってそのまま411へ。丹波山側の一ノ瀬林道は未だに通行止めになってるので、柳沢峠側から初めてアクセスしました。どちらも狭い道だけど、こっちの方が道路の状態がよくない気がしました。
8:00過ぎに作場平の駐車場に着くと埋まり具合は半分くらいで気温は5℃でした。風がないからか、この間の月山に比べるとずいぶん暖かい気がしたのでポーラテックアルファのジャケットは置いて、ソフトシェルを着て歩き出しました。登山口でおうちに熊鈴を忘れたことに気づいたけど、どうにもならないのでそのまま進みます…(汗)
コケがびっしり生えた大きな石がゴロゴロしてます。
前日の雨のせいでいろんなところがとにかく滑りそうだったので、気をつけながらゆっくり歩いて行きました。さすがにこのアタリの紅葉はまだまだです。来週末から再来週にかけてって感じかなぁ。
何の葉っぱだろ?たくさん落ちてました。
めっちゃ滑りそうな丸太の橋を渡って行きます。
少しずつ上りになってきました。カラダが暖まってきたので、ソフトシェルを脱いで歩いて行きます。
一休坂分岐はヤブ沢峠方面に進みます。一休坂の方が急なハズなので下山で使う予定です。
ずっと薄暗いところを歩いてきたけど、お日さまが差すところに出ました。青空が見えてウキウキです♪
陽当りがいいところでも紅葉具合はまだこんな感じ…
ところどころに赤い葉っぱがある程度でした。
こんなにたくさん橋があったっけなー?ってくらいたくさん橋がありました。多摩川の源流を何度も何度も渡って行きます。
おっ!黄色ゾーンです。早く赤くなあれ!
ココは沢じゃないのに何故コレが?歩きにくいんですけど…(汗)
全く紅葉が見れなかったらどーしよーと思ったけど、少しは紅葉っぽいのが見れてヨカッタです。この時は、まだ晴れてたしね…
源流だけあって相変わらず綺麗な水です。前日、雨だったにもかかわらず、濁り気は全くありません。
大きな滝はないけど、小さな滝がたくさんあります。紅葉がピークの時は、このアタリをウロウロするだけでも楽しそうです。
こーゆー感じ、好きです♪
少しずつ雲が出てきたなって思ってたら、あっとゆー間に曇っちゃいました。せっかくの紅葉が…(泣)
ヤブ沢峠まで登って来ました。左に行くと柳沢峠(17kmもあるけど…)右に行くと笠取小屋です。ここからは軽トラくらいなら走れそうな広い道になります。
トリカブトがまだ咲いてました。お花に会えるとは思ってなかったから嬉しかったです。
笠取小屋に着きました。前日はけっこうな雨だったにもかかわらず、テントは数張ありました。ここや将監小屋、瑞牆山の富士見小屋とかは歩く距離も短いし、急登もないし、テン泊の練習にはとてもいいと思います。
さっきまで見えてた青空はすっかり見えなくってて、陽射しがなくなるとさすがにちょっと寒かったです。大菩薩嶺も雲まみれ…
いつもこのアタリにいるらしいシカさん達。とてもヒトに慣れてる感じです。
少し休憩してたらカラダが冷えてきたので、ソフトシェルを着てから分水嶺に向かいます。
途中でふと左側を見たら…お山に雪が積もってる?!アルプスとかは雪になってると思ったけど、あのお山って国師ヶ岳とか北奥千丈岳とかだよね?確かに標高は2500mくらいあるから降っても不思議はないけどね。そっかー、奥秩父でも降ったってことは、きっといろんなところで降ったんだな。
後ろを振り返ってみると真っ白な頭がちょこんと見えてました。北岳?
真ん中は塩見岳だね。わかりやすいカタチ(笑)。すぐ右は広河内岳、隠れかかってるのは農取岳。塩見岳の左は蝙蝠岳かな?
ちょっと小高くなってる分水嶺に寄って行きます。ベンチもあるし、眺めもいいし、休憩するには最適なんだよね。
分水嶺に着きました。ここから富士川、荒川、多摩川に分かれて流れて行くそうです。
冠雪した富士山が見えました。レンズ雲がかかってるし、今にも雲に飲み込まれちゃいそうだったけど。ちなみに、南アルプスはすでに雲の中でした。
黄葉のカラマツと雪の北奥千丈岳です。まさかこんな景色が見れるとは思ってなかったからラッキーです。
燕山方面です。なかなかあっちの方に行く機会がないんだよなぁ…
笠取山も見えるようになりました。あの急登、登りたくないけど、あそこは下りじゃなくて上りで歩かないと笠取山に登ったって感じがしないよね。
分水嶺から少し下って、笠取山の手前の小さなピークに登って行きます。すっかり忘れてたけど、ここは登った後に下るんだよね。そして、水干方面に進めば巻けるんでした…
でも、ここから見る笠取山がめちゃくちゃいーんだよね。真っ青な空が欲しかったけど、黄葉と紅葉が少しあっただけでもなかなかヨカッタです。
コケと落ち葉と黄葉と…
ところどころキレイな黄葉があったので、水干方面の道に期待しちゃいます。
ツツジの葉っぱも真っ赤まではあと一歩…
前を歩いてたオバサン達が一足先に笠取山名物の急登に取り付いてるのが見えました。
自分は写真を撮ってばかりでなかなか進めません。だって、この景色を見に来たからねー
このあたりはボチボチ紅葉してたので…
登山口の紅葉はまだまだだけど、なかなかいいタイミングで来れたのかもしれません。
振り返ると雪を纏った北奥千丈岳と紅葉が見えちゃったしね。あと青空にさえなってくれればと思ったけど、願いは空しく…
名物の急登に取り付きます。ここを登るのは2回目だけど、やっぱりけっこう急だね。
ちょこちょこ立ち止まって息を整えて、景色を眺めながらゆっくり登って行きました。雁峠近くの紅葉がかなり綺麗そうでした。雁峠にもベンチがたくさんあるから、お天気いい日にのんびりするのもいーかも。
少し登るとさらに奥の方のお山の紅葉も見えてきました。これ、晴れてたらかなりヨカッタよね?!
みなさん続々と登って来てます。
雲が一瞬薄くなって、再び南アルプスが姿を見せてくれました。聖岳、赤石岳、悪沢岳です。来年は歩けるかなぁ…
塩見岳、農鳥岳に加えて、間ノ岳も見えました。かなりガッツリ降ったんだねー。実は、北アルプスのお天気がよさそーだったから焼岳に行こうか迷ってたけど、焼岳に行ってたら紅葉登山じゃなくて雪山登山になってたな。
こんな急登です。短いんだけど、なかなか終わらない…
ということで、また休憩です(笑)。歩いてきた道を見下ろしてみたり…
黄葉してるカラマツを眺めて見たり。
登り終わって西の肩に着きました。ガッツリ曇っててとても青空になりそうになく、かなりガスも湧いてきてました。それでも、冠雪した富士山がチラっと見えたり…
悪沢岳もチラチラ見えました。このままどんどん雪山になっていくんだね。
全く晴れそうにないので、軽くオヤツ休憩してから山頂に向かうことにしました。こんな時期にシャクナゲが咲いてる~っ!
ここから山頂までの間はちょっとだけ危険ゾーン。大きな岩を登ったり下ったりするところがあります。湿って滑りやすかったりしたので、トレランシューズで来たことを後悔しました(苦笑)
笹と岩のミックスです。ちょっとアスレチックみたいな記憶だったんだけど、こんな感じだったかな…
山頂に到着~。西の肩に山梨の山頂標識があるけど、ここが本当の山頂です。でも、ハイキング気分で来てるヒトにはここまで来るのは危ないのでオススメしません。狭い山頂に団体さんがいたのですぐに先に進みました。
今度はシャクナゲトンネルです。
山頂から先は岩っぽいところは少なくなって、ほぼ笹になります。笹に根っこが隠れてたりするから要注意。
山頂付近の紅葉がいい感じなんじゃないかって予測してたんだけど、落葉してたり、これからだったりでちょーどいい感じは少なかったです。おまけにガスガスだったし。
カエデ系は赤くなる前にチリチリになってるのが多かったかな。ツツジ系はくすんだ感じの色味が多かったです。
これからちゃんと真っ赤になるかなー?
稜線上では、ここが唯一キレイかなーと思ったポイントです。
アップダウンしながら進んで行って、少し下ると平坦な道になりました。ここからは足元の笹がちょっとうるさいものの平和な道です。
分岐を水干方面に進んで行きます。このアタリならいい感じかと思ったんだけど、やっぱりモミジ系は茶色くなってチリチリ気味…
ここはちょっといいい感じ~♪ 無事に赤くなってくれるといーけどね。
ぼちぼちキレイ…かも?
かなりガスってきちゃいました。でも、紅葉がイマイチなので問題なし。もう、諦めました(苦笑)
ここもボチボチ…
役目を終えた葉っぱたち。
しばらくすると、ガスはなくなりました。相変わらず曇ってはいたんだけどね。
アザミ…
水干に着きました。大きな岩のアチコチからポタポタと水が滴ってます。前日、雨だったからね(笑)。ところで、水干ってこの大きな岩全体のことなのかなー?よくわからなかったけど、奥の方にあったわざとらしく先端が尖らせてある石から水が滴る瞬間を撮ってみました。
少し陽が差してきた…
ハウチワカエデかなぁ?
周りの景色がほとんど見えなくなった分水嶺を通過して笠取小屋まで戻って来ました。さっきまであったテント達はすでに撤収されてました。では、一休坂方面に下山します。
しばらく九十九折に下って行きます。このアタリは緩い下りなのでサクサク進みます。
何度も橋を渡りながら沢沿いを下って行きます。この時間から登って来たヒトがいたけど、テント泊するのかなぁ?
沢から離れて、ミズナラ林に入って行きます。
ミズナラに混ざってカエデ系もあるみたいです。かなり落葉してました…
色づきはまだまだとゆー感じ。見頃はやっぱり来週末くらいからかなぁ?
一休坂を振り返って。急登って書いてあるけど、そんなに急な感じはしないです。でも、ヤブ沢峠ルートの方が傾斜は緩いかな。
一休峠分岐からは登って来た道を一気に下ります。 熊さんに会うこともなく、無事に下山しました。
帰りも来た時と同じく411で帰ることに。道の駅たばやまでソフトクリーム食べようって決めてたけど、寒くて食べる気になれませんでした(苦笑)。奥多摩湖周辺の紅葉は2週間後くらいかなぁ…
5年ぶりに歩いた笠取山は、お天気も紅葉もイマイチだったにもかかわらず、やっぱりとてもいいお山でした。西の肩への登りが急だけど、ちょっと苦労して登った後に見る景色は格別だと思います。来週末には紅葉が見頃になってくると思うので、駐車場がかなり混み合うかもしれません。今度は晴れた日に西御殿岩まで行きたいなぁ。そういえば、西の肩くらいからヤスデ?が大量にいました。ちょっと気持ち悪かったです…(汗)