2020年10月7日 月山~姥ヶ岳(日帰り?)
リフト上駅~牛首下分岐~牛首~鍛冶小屋跡~頂上小屋~月山神社~頂上小屋~鍛冶小屋跡~牛首~金姥~姥ヶ岳~リフト上駅
東北紅葉プチ遠征2日目は、紅葉真っ盛りの月山にソロで行って来ました!東北には紅葉が綺麗なお山がたくさんあるけど、自分で運転して車で行って苦じゃない距離で、ヒトがあまり多くなさそうかなと思って、今年は月山にしてみました。月山は4年前の夏に登って以来の2回目です。前回はガスガスな上に雨が降ってて全く景色を楽しめなかったけど、今回はお昼から晴れるとゆー予報を信じて登ることにしました。
車中泊した道の駅寒河江を出発して、7:30くらいに姥沢駐車場へ。着いた時の駐車場の埋まり具合は2割くらいだったかな。前日の夜には星が見えてたし、朝も寒河江は晴れてたから、これはもしかして…と期待してたけど、完全に曇ってたし、山頂付近はガスに包まれてました。気温は7℃で昨日の蔵王に比べれば寒くないかなという感じで一安心。今夜中におうちに帰ることを考えると早く下山した方がいいに決まってるけど、やっぱりできるだけキレイな景色がみたいなーと思って、リフト運行開始の案内が流れてたけどゆっくり準備して、周りのヒト達がほとんど出発してから、秋色に染まった姥ヶ岳を眺めながら歩き出しました。
リフト下駅までは舗装路の緩い上りです(最後はちょっとだけ急だけど…)。途中で協力金200円を徴収されます。消費税は上がったけど、4年前と金額は変わってませんでした。
紅葉が綺麗だったからリフトを使わずに登山道を登ってもよかったけど、やっぱりリフトに乗ることに(笑)。リフトは往復で1100円です。リフトに乗るとリフト脇の紅葉もかなり綺麗でした。前のリフトに乗ってるオニーサンはテン泊みたいな大きなザックでどこに行くんだろ?と思ったけど、どうやら撮影だったみたいです。
視界が開けるとものすごくキレイに色づいた姥ヶ岳の山肌がも目に飛び込んできました!わゎゎーーーっ!!
お天気はイマイチだけど、これだけですでに感動…(涙)
4年ぶりにココに立ちました。あの時は雨が降ってて、7月だったのにめちゃくちゃ寒かったんだよね。全然お花を楽しむ余裕なんかなくて、苦行以外のなにものでもなかったもん。
相変わらず曇ってたけど、午後には晴れてくるハズと信じてゆるりと歩き始めました。青空が見えないのはガッカリだったけど、紅葉はキレイだったからテンションは下がらずに済みました。
白いワレモコウ…?
湿った木道で滑らないよーに気を付けながら歩いて行きます。トレランシューズ履いてきたら、きっとツルンツルンだったな…
振り返ってみるとリフト上駅の向こう側が真っ赤に色づいてるのが見えました。リフトに乗ってる時は姥ヶ岳ばっかり見てて、全く気付かなかった…(汗)
姥ヶ岳から登ってるヒトの方が多かったけど、午後に予報通り晴れるのなら晴れてる時に稜線を歩きたいので、まずは湿原?草原?を通って牛首に向かうことにしました。4年前と同じルートです。
山頂付近はガッツリとガスに包まれちゃってたけど、草紅葉の黄色に笹の緑、ミネカエデの赤と色とりどりでとってもキレイ~♪
想像以上の景色に、写真を撮ってばかりでなかなか前に進めませんでした。でも、平日だし、お天気もこんなだから、想像よりはヒトが少なめなので迷惑になることもなかったです。
草紅葉はちょーどピークな感じ。薄っすらと青空が覗いてたけど、残念ながらほんの一瞬の出来事でした。帰りにあそこを歩くときにはお願いだから晴れてて欲しいよ…と祈りながら前に進みます。
木道は軽いアップダウンがあるもののほぼ平坦で、とても歩きやすいです。近くを歩いてたオバサン達はここだけを歩いて、リフト使わずに下山するって話してました。それでも十分に満足できちゃうかも…
ちょーど山頂付近にだけガスがかかってます。それでも絶景過ぎる…。これは晴れてたらヤバかったね。
黄金の草紅葉の中を進んで行きます。周りのヒト達はみんなスタスタ歩いてるけど、この景色に感動しないのかなー?それとも地元のヒトは見慣れてるのかな?
アカからオレンジ、そしてキイロへとミネカエデの色が変化してます。
こんな景色を眺めながら、ガスに覆われた山頂に向かって歩いて行きます。早く晴れて~っ
歩いて来たところを振り返ってみました。ここは下りより上りの眺めの方がいい気がします。晴れてたら遠くの山々が見えてよいのかもしれないけどね。
木道が終わって、少しずつ上りになっていきます。相変わらずガスは全く取れず…
葉っぱギザギザなナンブタカネアザミ…
ボチボチ急な石階段になりました。前に登った時は確か途中から雪渓だったんだよね。ロープはあったもののチェンスパ持ってなかったから、絶対にココは下りたくないなって思ったことを思い出しました。
真っ赤っかな葉っぱ~♪
牛首に到着~。ベンチがあるけど、とりあえずそのまま進むことにしました。帰りはこの分岐から姥ヶ岳に向かいます。
シラネセンキュウ…?
少しずつ登山道っぽくなってきました。なんかこのガスった景色、見たことあるよね…
こんな時期なのにまだハクサンイチゲが咲いてました。山頂付近にも咲いてたからビックリです。今年はハクサンイチゲを見に行けなかったから、ちょっと嬉しかったな。
登山道脇を紅葉が飾ってくれてます~♪
薄っすら見えてるピークの方に歩いて行くハズなんだけど、ついにガスの中に入っちゃったみたいで、先がどーなってるのか、山頂がどこなのか、全くわかりません。
ミネカエデの目の覚めるような鮮やかな紅葉です。晴れてたら、このミネカエデに飾られた山肌を見れるハズだったのに…。曇りだけならよかったけど、ガスは止めてほしかった(泣)
石ゴロゴロの道になりました。少しずつ急な上りになってきます。
このアタリもミネカエデがキレイでした。帰りに期待してたけど…
ゴゼンタチバナの真っ赤な実…
すごーくガスってたのに、一瞬、目の前がスッキリしたな…と思って振り返ったら、部分的に稜線がチラ見えしました。
慌ててシャッターを切ったけど、あっとゆー間にまたガスに飲み込まれちゃいました。ホントに一瞬の出来事でした。
こんな急なところ登ったっけなー?と思いながら再びガスガスの中を無心で登って行きます。
少し登山道が狭くなってきました。この先はちょっと急だったりするので、譲り合って登って行きます。
やっと延命地蔵のところに着きました。4年前に延命のお願いをしたからか、おかげでまだ何とか生きてます。またお願いしよーと思ったけど、お地蔵さまはいらっしゃいませんでした。おそらく下山されたのかと…
鍛冶小屋跡です。柵壊れてる?と思ったけど、きっと鳥居も下山されたんだと思います。
あと、ひと登り…
平坦なところに着きました。平坦なだけに風の通りもよくて4年前に来たときはここがめちゃくちゃ強風で雨も打ち付けてきて、ホントにホントに冬かよってくらい寒かったのを思い出しました。
紅葉の中にポツポツ咲いてたハクサンイチゲ…。来年はたくさん見たいな。
ようやく山頂小屋が薄っすらと見えてきました。小屋はもう閉まってるけど、トイレは使えたみたいです。
鳥居をくぐって、前回は入らなかった神社の中へ…
神様が下りてしまっているので撮影もできちゃいます。
神社裏から覗いてみました。前回、山頂標識&三角点のところに行けなかったから、今回は行きたいなと思ってました。アソコかな…?
ということで、神社を出て、弥陀ヶ原方面に少し歩いて行ってみました。途中でスライドしたオジサン達に山頂標識がどこにあるか聞いてみたけど知らないって言われちゃったけど…ここかな?
少し登ると、無事に山頂標識を見つけられました~♪ ちょうど居合わせたオジサンと写真の撮り合いっこしました。
ここから鳥海山を眺めるのを楽しみにしてたのに、チラリと青空が見えたもののやっぱりガス…
頂上山荘に戻ろうと思ってたら、少しガスが晴れて視界が良くなってきました。
ウゴアザミ…。東北から新潟にかけてしか咲かないみたい。
月見ヶ原を眺めながら休憩してるヒト達がたくさんいたので、自分も少しだけ晴れ待ちしてみました。すると、ガスがパーッとなくなって月見ヶ原の高層湿原を眺めることができました。
弥陀ヶ原もあんな感じなのかなぁ?8合目から登ろうか迷ったけど、この景色が見れるなら姥沢からでよかったかもね。
ココで絶景写真を撮りながら、さっきスライドした新潟から来たオジサン達とのおしゃべりタイム~♪ いろいろお話できて楽しかったです。
奥の方がすごーくキレイに色づいてるんだけど、見えるかなー?
ココです!!!
こっちの奥はオモワシ山方面かな?こちらもとてもキレイに色づいてました。
再びガスって来ちゃったので、姥ヶ岳に向かって下山することにしました。
うわぁ、やっぱり上りの時と同じくらいのガスガスです。休憩してたオジサンの話だと、さっきの瞬間的な晴れ間に下まで見えたって言ってました。やっちゃったか…(汗)。アソコで興奮してる場合じゃなかったよー。でも、過ぎてしまったことは仕方ないので、気を取り直して歩きます。
下りは滑らないよーに慎重に歩いたものの、あっとゆー間に牛首まで戻って来ました。ここからは石畳を歩いて姥ヶ岳に向かいます。ボコボコした石畳でちょっと歩きにくいんだけどね。
このルートは左側が開けてるので、朝に眺めてた景色を見ることができました。下から見た方が迫力があったけど、上から見下ろすのもなかなかよいです。
ガスが晴れる気配は全くなし。みんな午後から晴れの予報で期待して来てると思うんだけど、ガッカリだよね。
柴灯森の北側の斜面はめちゃくちゃキレイそーなのになー。薄っすらと紅葉してるのが見えてるもん。
なんとか手前の紅葉が見えたなと思ってたら、どんどんガスが薄くなってきて…
山肌を飾るオレンジのパッチワークを見ることができました!今がシャッターチャンスとばかりに、そこにいたヒト達全員が写真撮りまくりです(笑)
でも、瞬く間に再びガスの中へ…。姥ヶ岳への上りの前に一度コルに下って行きます。
下ってる途中で姥ヶ岳手前のピークがガスの間からチラ見えしてきました。
いいね、いいね~♪
登山道が半分くらいまで見えるようになりました。歩きながらも目が離せません。
こちらの山肌もなかなかキレイです。でも、離れて見た方がよかったかも。もう少し待ってみればよかった…(汗)
短いけどボチボチな上りです。
振り返るとこんな感じ。下まで見えたらきっともっと綺麗だったんだろーな。
歩いて来た道です。朝にここを歩いてたら、先の方まで見えてたんだろーか。選択を失敗したのかも…
ミヤマキンバイ…?この時期に蕾までありました。
姥ヶ岳に向かいます。ここからは上りらしい上りはありません。木道をテクテク進む感じです。
途中にあるベンチのところにヒトがいました。リフトで前に乗ってた大きなザックのヒト達みたいです。みなさんガッツリ防寒して、三脚立てて、シャッターチャンスを狙ってました。
さぞかしここから素敵な写真が撮れるんだろーと、少し離れたところで自分も晴れ待ちしてみることにしました。30分以上待ってみたけど、たまに陽が差すもののお山のガスが晴れることはなかったので諦めました。東京まで帰らないといけないし…
ガスの向こうに見える紅葉も幻想的で美しいかったです。
最後の?アキノキリンソウ…
姥ヶ岳山頂です。木道1周はし忘れちゃいました。
最後に歩いて来た道を見納めしました。晴れるどころか、ガスもなくなってはくれませんでした。
さて、おうちに帰ろうっと♪
最後の下りはリフト上駅付近の紅葉を眺めながら歩きました。
リフトを挟んで赤と黄色なのが面白いです。人工的な感じなのかなー?
山頂方面もガスが取れないかチラチラと見ながら下って行きました。部分的に陽が当たってるんだけど、相変わらずガスは取れません。
朝より少し明るい分、さらにキレイに見えます…
エゾオヤマリンドウ…。咲くことなく、蕾のまま終わりを迎えちゃうんだね。
結局、山頂付近のガスがなくなることはありませんでした。残念…
この山頂付近のガスが上がったり、下がったりを繰り返してたんだよね。木道で粘ってたヒト達はどんな写真を撮ったのかなー?
リフト上駅の紅葉も少し陽が差してキラキラと輝いてました。
無事に下山です。
リフトで下って行きます。最後の最後まで紅葉を楽しめました~♪
帰りはずっと高速だと眠くなっちゃうので、白河まで下道を走ったんだけど、これが大失敗…。めちゃくちゃ山道っぽいところを通った上に、雨が降って来て霧も出て、かなり神経使って疲れました。しかも、白河ICから高速に乗ったら土砂降りで、高速なのにめっちゃ疲れるという最悪の状態。車の運転好きなんだけど、しばらく遠出したくないなーって思っちゃいました。
4年前と同じくまたしてもガスっちゃって、こんなことなら栗駒山に行った方がよかったかなって思ったけど、今回は雨も降らなかったし、全く景色が見えないってことはなく、一応は紅葉が見れたので満足できました♪ 次こそは青空の下で紅葉を見たいし、お花の季節に弥陀ヶ原からも登ってみたいし、また登りたいお山です。鳥海山か朝日岳とのセットがいいかなー。これから関東も紅葉シーズンに入るので、いろんなところに紅葉を見に行きたいと思います。