2020年1月3日 三方分山~精進山~パノラマ台(日帰り)
県営精進湖P~登山口~阿難坂(女坂峠)~三方分山~精進山~精進峠展望地~精進峠~根子峠~パノラマ台~根子峠~県営精進湖P
2020年の初登りはやっぱり大きな富士山を見に行くことにしました。去年登った石割山からの縦走はサイコーだっだし、杓子山からの眺めもサイコーなのはわかってるんだけど、精進湖に映る日の出と逆さ子抱き富士が見てみたいなーと思って三方分山にソロで行って来ました!三方分山に登るのは初めてです。
精進湖の日の出が7:00前後ということだったので7:00前に精進湖に着くようにおうちを出て、中央道で河口湖ICに向かいました。下道で行っても全く苦にならない距離だけど、さすがに早朝は凍結がコワいからね…。河口湖ICを下りると路肩にけっこう雪が残ってたので、できるだけ右側の車線を走りました。鳴沢アタリでは道路の真ん中が白くなってたのでゆっくり走って行きました。県営精進湖駐車場に着くとラスト1枠に滑り込み。浜にも路肩にも駐車スペースはあるから停められるけど、浜の駐車場はスタッグしてた車もいたから注意が必要です。精進湖の気温は-5℃。ダウン上下を着て他手合浜へ下りて行くとすでに三脚を立てたカメラマンさんでいっぱい。邪魔にならないよーに隙間に入らせてもらいました。
爽やかに清々しい感じも好きだけど、やっぱり暖かみのある感じの方がいーかな。
精進湖は小さいから比較的波が立ちにくいらしいです。少し風はあったけど、なんとか逆さ富士を見ることができました。カモが富士山の上を泳いでる〜♪
アップにしてみたけど、泳いでるからブレブレ…(汗)
奥の方に釣り舟が一槽出てました。前にどこかの湖でも写真撮るために誰か出してたけど、これもそのパターンかな?
だんだん富士山の左側が明るくなってきました。精進湖には毛嵐が立ってきて、富士山の裾野には雲が湧いてきました。
キターーーーーー!自分にとっての令和二年の初日の出です。
柔らかい朝の日差しが雲海と毛嵐を金色にキラキラと輝かせてます。とても幻想的♡ 竜ヶ岳のダイヤモンド富士とちょっと迷ったけど、来てよかった♪
あの釣り舟を撮りたかったけど、この望遠レンズではこれが限界でした(涙)
しばらく眺めてたけど、すっかりお日さまが昇ったので、駐車場に戻ってから準備して三方分山へGO!
ドライになったアジサイと富士山。
いつの間にか毛嵐はなくなって、雲海も消えつつありました。湖面に映り込む木々もいい感じです。
車道を歩いて行くと釣り舟が何艘か出てました。寒くないようにフードついてるんだね。
10分くらい車道を歩いてから旧中央往還に入って、登山口に向かいます。ここの集落は半分くらいが廃墟だったけど、歴史的な建物もありそうです。途中、諏訪神社によって安全登山をお祈りしていきます。
舗装路が終わったところが登山口なのかな?落ち葉の道を歩いて行きます。
沢沿いを歩きながら何度か丸太の橋を渡って高度を上げて行きます。
沢から離れて本格的な登山道になりました。樹林帯を九十九折に登って行きます。
しばらく登って明るくなってくると三方分山が左に見えてきました。
アセビの蕾が春待ちしてました。日当たりが良さそうだからもうすぐ咲きそうです。
さらに登って行くと阿難坂峠が見えてきました。
阿難坂峠(女坂峠)に着きました。頭がない石仏が何体かありました。旧中道往還は甲斐国と駿河国を結ぶ古道らしいです。こーゆー古道を辿って歩くヒトもいるんだろーね。
急に風が通るようになって寒くなったのでジャケットを着てから三方分山に向かって歩いて行きました。少し下ってから登り返します。
なんか木からモシャモシャ生えてる…
冬枯れの明るい尾根を登って行きます。北側から抜ける風がめっちゃ冷たかったー
でも、たまに南側を巻くようになると風がなくて陽射しが暑いくらいでした。どんどん尾根を登って行くと北側に残雪が出てきました。
そして、まずは三方分山に到着です。北側には南アルプスの峰々が木々の間からチラチラ見え、南側は部分的に開けてて富士山が眺められるようになってました。
日当たりがいい眺めのいいところにはオジサン2人組が休憩してたのでそのまま歩くことにしました。
左には富士山、右には南アルプスを木々の間からチラチラ見ながら下って行きます。
歩きやすくて気持ちのいい道だけど、北風は相変わらずピューピュー寒い〜っ。目の前に見えてるのが精進山かな?
登り返しのちょっと急なところには残雪がありました。ここは凍ってて滑りそーだったので、左側の雪のないところを登って行きました。
なんか小さくてカワイイ祠がある…と思ったら三角点もありました。GPSで確認したらここが精進山でした。
ピンクのテープに“精進山”って書いてあるのも発見。
そして、精進峠に向かっては激下りでした。パノラマ台って標高いくつだっけ?こんなに下ったら登り返しが…
標高が少しさがるとまたアセビの道になりました。このアタリはアセビが多いんだね。
木々の間からチラチラ見える南アルプス。レコを見る限りどこかにスッキリ見える場所があるはずなんだけど、どこなんだろ?
短い急登が終わると精進峠に着きました。山と高原地図には展望があるみたいな表示になってたけど、なさそうだったからそのまま進もうと思ったら、阿難坂の手前で抜かれた男性に声をかけられました。
少し戻ったところに展望台があってすごく眺めがいーよとのことだったので来た道を戻って行ってみることにしました。しっかりした踏み跡があるところを進んで行くと急に開けて富士山と精進湖が一望できました。南向きで風も遮られてポカポカ暖かかっく誰もいなかったので、ここでオヤツ休憩することにしました。
西湖方面のお山もよく見えました。最初は久々に鬼ヶ岳に登ろうかなって思ってたんだよね。あそこからだと南アルプスもよく見えるし。
綺麗な子抱き富士。大室山をしっかり抱っこしてます(笑)。もう少し日が当たるといーんだけど、パノラマ台に着く頃にはいい感じになりそうです。
山頂のアップ。さすがに誰もいないかな?もう少ししっかり雪が積もるとさらにキレイなんだけどなー
再び精進峠に戻って、根子峠に向かいました。まずは小ピークに向かって登って行って、細かいアップダウンを繰り返して行きます。
途中、登山道から右に向かう踏み跡を見つけたので行ってみると八ヶ岳が見えました。ガッツリ雲がかかってたけどね。こんなに快晴なのに八ヶ岳はお天気悪かったのかな?
そして、南アルプスも見えるようになってました。ちょっと雲がかかり始めちゃってたけどよく見えました。
白峰三山。去年も縦走できなかったから今年こそって思うけど、林道の復旧は無理なのかなぁ?
蝙蝠岳と塩見岳。仙塩尾根も歩いてみたいなぁ。
木の枝に隠れてるのは赤石岳と荒川岳かな?聖岳とセットで行きたいなぁ。
南アルプスも無事に見れたし、根子峠に向かってガンガン下ります。
根子峠に着いて、そのままパノラマ台に向かいます。ここからは急にヒトが増えました。パノラマ台までお散歩に行くヒトが多いんだねー
急なところはないので、ホントにお散歩コース。ゆるゆると登って行きます。
道が平坦になりました。道幅が広くて歩きやすいです。
パノラマ台に着きました。三方分山と違って、休憩してるヒトがたくさんいました。
読み通り富士山に日が当たるようになっていい感じになってました。でも、精進峠のところの展望台からの眺めの方が精進湖も見えて好きかも。
子抱き富士を見るならやっぱり三方分山か精進峠の展望台だね。
御坂山塊もよく見えました。王岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳…。もちろん三ッ峠も見えちゃいます。その右は石割山ときかかな?
竜ヶ岳と毛無山。今日は綺麗なダイヤモンド富士が見れただろーな。
大菩薩嶺と小金沢山。雪なさそうだね。ガッツリ積もったら行きたいなぁ。
ヒトが多くて落ち着かないし、犬が何匹かいてイヤだったから早々に退散しました。霧氷はないけど白い枝が青空に映えてます。
来た道を根子峠まで戻ります。暖かくて気持ちいい〜♪
根子峠の分岐まで戻ってきて、どんどん下って行きます。最初は落ち葉が積もってて少し急なのでスリップ注意です。崩落したのか橋があったり…
柵があったりしました。パノラマ台にお散歩するヒト用にかなりきちんと整備されてます。
南向きで明るい道です。
途中、ちょっとした広場みたいなところがあって、富士山が見えるようになってました。
そのままパノラマ台入口まで一気に下って、車道を歩いて精進湖駐車場まで戻りました。順光になった子抱き逆さ富士を楽しみにしてたのに、風が吹いてて湖面はかなり波立ってたから見れませんでした。やっぱり午後は風が出ちゃってだめだね…
帰りは道志道から帰りました。お天気がよかったから凍結箇所もなく、お正月だから渋滞もなく、順調におうちに帰ってきました。
やっぱり今年も登り始めは富士山を見に行っちゃいました。だって、雪を纏った冬の富士山はホントに美しいもんね。想像通り、三方分山自体は大したお楽しみがあるお山じゃなかったけど、精進峠展望台からの眺めはよかったし、朝の精進湖のキラキラ金色に輝く雲海や毛嵐もすごくキレイだったから、また精進湖に来ようっと。竜ヶ岳からダイヤモンド富士を見るより好きかも♪ 今日歩いたルートは落葉樹が多かったから、秋に歩くのが良さそうです。今度は紅葉の時に来てみたいです。