2017年12月30日 竜ヶ岳(日帰り)
竜ヶ岳登山者用P~本栖湖キャンプ場~登山口~東屋・石仏~竜ヶ岳頂~端足峠~東海自然歩道分岐~割石峠~本栖湖キャンプ場~竜ヶ岳登山者用P
大晦日はお天気があまりよくなさそうだったので、本日で登り納め。2017年最後のお山はどこに行こうかなーって考えて候補は2つ。流行に便乗して2017年のお山といわれてる雲取山、もしくは2年ぶりにダイヤモンド富士リベンジで竜ヶ岳。雲取山は駐車場もお山自体もかなり混みそうだったから、朝おうちを出る時に雲ひとつない快晴だったら竜ヶ岳に行こうって思ってたら予想通りスッキリした空にキレイなお星さまが瞬いてました。これならダイヤモンド富士もバッチリ期待できそう…とゆーことで、迷うことなく竜ヶ岳へソロで行って来ました!
久々に4時台におうちを出て中央道で河口湖方面へ。高速は混んでなくてスルスルーっと河口湖ICに着きました。いつもはこの先が凍結してるんじゃないかって不安でこの時期に来たことなかったんだけど、まだ雪も降ってないし、最近は雨も降ってないから凍結する要素がないなって思ってのチャレンジ。あちこちに凍結注意チェーン必要とか書いてあってちょっとビビったけど、もし、凍結してて滑ったりしたらその時点で進むのは止めて、御坂山塊のお山に変更しようって決めてました。恐る恐るゆっくり走ってたけど、ー5℃でも全く凍結箇所はないまま竜ヶ岳登山者用駐車場に到着。駐車場には既にたくさんの車が停まってました。でも、上で長い時間待つのはめちゃくちゃ寒いのを過去の経験で知ってたので、ギリギリまで車で待って、薄明るくなってから歩き始めました。キャンプ場を抜けて、階段を登り始めました。いきなり階段はツライ…
少し登ると木々の間からチラチラ南アルプスのお山が見えてきて、しかもモルゲンし始めました。汗をかかないよーにゆっくり登ってたんだけど、少し先の広い場所から南アルプスが見えるのはわかってたので、ちょっとだけスピードアップしました。
おおお!南アルプスがモルゲンしてるー♪
白峰三山のアップー。山頂にいたら南アルプス全体がモルゲンするのが見えるんだろーけど、山頂だと真ん中でダイヤモンドにならないし、風があったりしたら寒過ぎて待ってられないからね…
反対側にはスッキリな富士山が。これならダイヤモンド富士になりそうってウキウキ♪
階段を登り終わると、空が明るくなってきました。無事に南アルプスのモルゲンが見れたし、日の出まではまだまだ時間があるのでゆっくり進んで行きました。
雲ひとつない快晴!!!
階段が終わればあとは山肌を九十九折にゆるゆる登っていくだけ。やっぱり霜はたくさんおりてたし、地面は凍ってました。お日さまが出るとコレがドロドロになるんだよねぇ…(汗)
東屋に向かう途中で三脚立てたカメラマンさんがチラホラ…。確かに、山腹か東屋付近からだと真ん中に見えるらしーから、このアタリでも良さそう。ヒトも少ないし、遮るモノもないし、ここにしよーかなってちょっと迷ったんだけど、なんとなく東屋まで行くことにしました。
このアタリから風が強くなってきました。やっぱり、山頂で待つなんて寒すぎてムリ。
東屋に着くとすでに10人くらいのヒトがいました。東屋のいいポジションは当然ヒトがいたので、東屋の下から撮ることにしました。ちょーど隣にアセビがあったので、風を遮ってくれたからカラダは全く寒くなかったけど、足先はめちゃくちゃ寒かったです。アプローチじゃ靴底も薄いしね…。三脚は当然持ってきてないので、カメラの角度とかズームとか試し撮りしながらお日さまが昇ってくるのを待ちました。
そろそろかな?と思ってズームしてみたら、山頂付近にちょっとだけ雲が…(汗)
わっ!キターーーー!!!
キラリーン☆
なんかお日さまの上部が飛んじゃって写らないので、かなりアンダーにしてみたけど、うーん。光の筋はタテにだけ入ってるし、微妙だけど、とりあえずダイヤモンドになったかな?
アップー。雲は後だったみたいで影響はなかった感じです。
ダイヤモンド富士、完成~♪コンデジも持ってたけど、途中で持ち換えるヨユーがなくて結局これで終了…。満足いく写真は撮れなかったけど、とりあえずダイヤモンド富士は見れてよかった(笑)
石仏さんはいつも通り静かに佇んでました。
手も足も指先がめっちゃ冷たくてやばかったので、すでにすっかりお日さまが当たって暖かそうな山頂に向かうことにしました。
笹原の中を歩いて行きます。
白髪ネギみたいなシモバシラが登山道の土壁にたくさんできてました。お日さまが当たって少しずつ解け始めてシャラシャらと小さな音を立てて落ちていきます。
こんな感じのえぐれた?登山道を九十九折にひたすら登って行きました。このアタリで撮影してもよいかもしれないです。
当然、お花なんてなにもないのでフワフワ探し。
しばらく登って振り返ってみると、御坂山塊と三ツ峠が見えました。御坂山塊は眺めが良くて好きなんだよね~。そんなにヒトも多くないし。
九十九折が終わって直線コース。青空に向かって登って行きます。風はないし、日差しは暖かいし、めっちゃ気持ちいい~♪
振り返るとどんどん高く昇っていくお日さまと富士山。ってか、なんでこんなボワっとしちゃうんだろ?コンデジの時の方がお日さまはキレイに撮れてたな…
どんどん笹が高くなってきました。
右手には八ヶ岳と奥秩父の山々が見えてきました。いい眺めです。
八ヶ岳のアップ。雪がめっちゃ少なそう…南の方の編笠岳とかはほとんどないんじゃないかな?
奥秩父の山々のアップ。ズームすると五丈岩も小さく見えました。
笹がさらに高くなって、道幅が細くなって、このアタリはすれ違いがちょっと面倒な場所。
右手には白峰三山が見えるようになってきました。
ふと足元の霜に目をやると、なんかフツーの霜と違いました。ウロコ状の霜がお花が咲いてるみたいにキレイにできてました。
なんでこんなカタチになるんだろー?不思議。
山頂までの最後の直線。
山頂すぐ手前で南アルプスがさらによく見えるよーになりました。でも、この先でもっとよく見えるんだよね。楽しみ~♪
山頂に着きました。2年前に来た時は、ここでテント張ってるヒトとかもいたし、かなりたくさんのヒトがいたんだけど、今日はそんなでもなかったです。風がなかったのでベンチに座ってサンドイッチ食べながらちょっとノンビリしました。
ここから雨ヶ岳方面は静岡県です。寒くなかったし、気分も良かったから雨ヶ岳まで行ってみようかなーってチラッと思いながらとりあえず端足峠まで歩いてみることにしました。
しばらくは右側にずーっと南アルプスのお山たちを眺めながら歩くことができるめちゃくちゃ素敵なトレイル♡そして、こっち側に下りるヒトは誰もいなかったので絶景を独り占めしながら歩きました。
イチバン左のちょこんと見えてる白いのが聖岳かな?そして、赤石岳と荒川岳。今年は台風のせいで行けなかったから来年は絶対に行きたいな。
真ん中にちょこんと尖ってるのが塩見岳。今年やっと行けたお山。なかなかのロングコースだったけど、いいお山だったなぁ。 ちなみに、すぐ左は蝙蝠岳みたいです。
ずっとチラチラ見えてた白峰三山。農鳥岳、間ノ岳、北岳。今年、やっと行くことができた北岳。お天気悪くて二山しか行けなかったから、来年こそは三山縦走したいな。
アサヨ峰と鳳凰三山。アサヨ峰も今年行ったお山だけど、良かったな~。鳳凰三山は雪なしかな?久々に鳳凰三山も行きたいな。
南アルプスの全景です。今年は自分的に南アルプスの年にしてて、北岳、間ノ岳、塩見岳、栗沢山、アサヨ峰と5座も登ったので(聖岳、悪沢岳、荒川三山は行き損ねちゃったけど…)自分登ったお山たちが見れて大満足でした♡こんな素敵な眺めがあるのに誰も来ないなんてもったいなさ過ぎるなぁ。
あっ、またしてもキレイな霜がありました。
南アルプスを眺めながらの笹原歩きが終わるとちょっと急な下りになりました。最初は階段、その後、木の根っこゾーンです。特に危ないところはなかったけど、そこそこ急なので注意しながら下りました。
しばらく暗い急な斜面を下りると目の前が開けて、毛無山と雨ヶ岳がドーンと見えました。さっきまでは雨ヶ岳まで行ってもいいかなってちょっとだけ思ってたけど、けっこう遠そうだったので、この時点で止めました(苦笑)
フサフサの霜柱。こっち側の方が霜は少なめだったけど、それでも多少はありました。お日さまに照らされて、ちょっとドロドロし始めてるところもあったので避けながら歩きました。
反対側と似たような感じで山肌を九十九折に下りました。でも、こっち側の方が歩くヒトが少ないからか、登山道はえぐれてませんでした。
振り向いて竜ヶ岳を見納め。また来年、リベンジしに来るぞー!
その後は落ち葉サクサクの尾根歩きでした。ここも素敵な道だなぁ。
木の芽が春を待ってる…
プラプラ歩いてると端足峠に着きました。雨ヶ岳方面は真っ直ぐ、本栖湖は右、東海道自然歩道は左…迷わず左に進みました。
特に面白みもない植林の中を淡々と九十九折に下って行くと田貫湖方面との分岐に着きました。端足峠からけっこう長かった~って思ったけど、ホントに長かったのはここからでした。最初は富士山見えるし、明るい道でさすが東海自然歩道だなーなんて関心しながら歩いてたんだけど…
こーゆー植林帯も光と影が素敵でキライじゃないなーなんて思いながら歩いてたんだけど…
歩いても歩いてもこんな感じの道がずーっと続いて、途中からちょっと飽きてきちゃいました。しかも、まだまだ先は長いし…。でも、歩くしかなかったので、テクテク歩いて行くと橋とかちょっとした階段が出てきました。このアタリは道幅が狭いところがあったり、崩落してるところがあったりしたのでちょっと注意が必要です。
やっとのことで割石峠に着きました。ここから山梨県です。静岡県側とちょっと雰囲気が変わりました。
ちょっとだ木道もありました。ミニ湿原的な?
木道からは富士山がアタマだけ見えました(笑)
山梨県に入ってから軽くアップダウンがありました。静岡県側に比べて標識が少なくて(あったとしてもボロイ…)、でもピンクテープはあちこちにあって惑わされそーになったけど、とりあえずイチバン濃い踏み後を辿りました。
完全に枯れたマユミ…
ふと左側を見上げると竜ヶ岳の山頂付近が見えました。あそこからグルっと歩いてきたけど、位置から考えるとまだ半周あるってことかな…(汗)
だんだん道が林道っぽくなってきて、こんな並木道みたいなところもありました。
途中、開発中っぽいところがあって電気柵が張ってあったんだけど、ナニを作ってるんだろ?すごーく富士山がよく見えそうなところだったんだけどね。とゆーことで、電気柵がなくなったところから富士山を眺めてみました。
ススキがフワフワ…
一旦、車道のすぐ近くまで行って、そこからはしばらく車道と平行して歩いて行きました。
そして、本栖部落と本栖湖の分岐を本栖湖方面へ向かってしばらく歩いて行くと、ヴィラ本栖湖のところに出て、キャンプ場の中を通って駐車場に戻りました。朝はあんなにたくさん停まってた車も数台になってました。竜ヶ岳のピストンだったら、山頂でのんびりランチしたとしてもそんなに時間かかんないしね。帰りは、道路チェックを兼ねて道志道から帰ってきました。石割のちょっと先の日影のカーブのところが夜中だと凍ってるかもしれないけど、危なそうなのはそこくらいだったかなー。雪が降るまでは高速使わなくても大丈夫かも。
とゆーことで、2017年最後の山行はキレイなダイヤモンド富士で締めくくることができました。ダイヤモンド富士自体はとても素晴らしいモノだったけど、自分のカメラの腕が追いついていないという結果になってしまったけど(汗)。レンズが光に弱いの知ってたのに設定とかちゃんと調べて行かなかったからなぁ。来年こそはもっとカメラの勉強して、キレイなダイヤモンド富士を撮りたいと思います。そして、周回コースに選んだ東海自然歩道は冬は何もなくて単調で飽きちゃったけど、他の季節はお花が咲いたり、見れたりするのかなぁ?もう一度歩くか?と聞かれるとちょっと微妙だけど…
2月のスカリ山からゆるーく復活して、なんとか10ヶ月歩いてこれました。去年の今頃は二度とお山は歩けないかもしれないって思ったこともあったけど、ずっと行きたいと思ってた剱岳にも行けたし、塩見岳にも行けたし、高いお山から低いお山までたくさんのお山に登れて、テント泊こそできなくなっちゃったけどホントによかったって思います。来年も安全登山でたくさんのお山を歩きたいな~♡