2019年8月25日 ヨモギ頭(日帰り)
焼山峠P~湿原地~乙女高原~ヨモギ頭~乙女高原~グリーンロッジ~湿原地~焼山峠P
日帰りで日曜に遠征するのはちょっとキツイから近場で行けるお山を考えてて、久々に金峰山とかもいーかなって思ったんだけど、やっぱりどこかお花がたくさん咲いてるところがいーなって思って、前から気になってた乙女高原にソロで行って来ました!乙女高原は標高1,700mにある亜高山性高茎草原でボランティアさんたちが手入れしてくれるおかげで森林化せずにたくさんのお花を見ることができるところです。ということで、ヨモギ頭はオマケです(笑)
5:00に起きて窓から空を見たら雲だらけ…。でも、9:00には晴れる予報だったから部屋から様子見てたら6:00には青空になってきたのでおうちを出ました。まだ朝だから空いてる下道でのんびり向かったんだけど、焼山峠までの林道が記憶よりもかなり狭くてグネグネしてました。焼山峠に着いてみたら先客さんは1台のみ。こんな中途半端な時期に乙女高原に来るヒトはあまりいないのかも?着いた時の気温は19℃。涼しくて快適でした~♪
先客さん達は小楢山に向かって行ったけど、自分はトイレの脇から遊歩道に入って行きました。遊歩道は緩い登りで時々階段になってました。
静かで気持ちのいい遊歩道です♪
展望台って表示があったから行ってみたんだけど、展望は全くなく…。整備されてないから木が生えちゃったのかなぁ?ということで、すぐに登山道に戻りました。あまり歩くヒトがいないのか、道にも草というかコケがいっぱい生えてました(笑)
四季の森広場という表示の方に下って行きます。方向的にあってるのかよくわからなかったけど、こっちしか道はなかったので…
レコでこの遊歩道がコケが綺麗だって見たからここを歩いてみたんだけど、ホントにコケが綺麗~☆
何度か標識は出てきたものの、四季の森広場って表示は出てこなくなりました。でも、とりあえず目的は乙女高原なので乙女高原方面に気にせず進むことにしました。このアタリの道にも草がフサフサに生えてます~。ヒザに優しいよ(笑)
軽くアップダウンしながら進んで行くと本格的なコケゾーンに入って来ました。
上を見ても…
下を見ても、青々としたキレイなコケだらけです♡
めちゃくちゃいい雰囲気の遊歩道だなぁ。レコでこの遊歩道のコケが綺麗って見たから歩いてみたんだけど、乙女高原まで車で上がらずにここを歩いて来てホントに正解でした。紅葉の時期もよさそうです。
木道の一部にもコケがビッシリ生えちゃってました。ここ、歩くヒトすくないんだな…。シダもたくさん生えてて、小さい沢も流れてたからこのアタリも湿地帯なのかな?
この階段を登って行くとクリスタルラインに出ました。クリスタルラインに出ずにそのまま乙女高原に向かうつもりだったけど、遊歩道の続きが見つけられず…
といことで、クリスタルラインに出たところの向かい側の湿地帯を歩いて行くことにしました。湿地帯にはそろそろアケボノソウが咲くかな~と思ったんだけど…
カニコウモリ…?
シロバナのツリフネソウ…
ヤマゼリ…?
けっこう一生懸命にアケボノソウを探してみたけど全く見当たりませんでした。やっぱり、まだ時期的にちょっと早かったかなぁ?すぐに湿原っぽいところから出ちゃいました。
その後もログを見ながらウロウロしてみたけど…
シラネセンキュウ…?
ツリフネソウ…
キオン…
フシグロセンノウ…
進んだり戻ったりを繰り返してみたものの、結局、アケボノソウは見つけられませんでした。やっぱり咲くとしたら木道の湿地帯のところなのかなぁ?
ということで、アケボノソウは諦めて乙女高原に向かうことにしました。
再びクリスタルラインに出て、しばらく車道を歩いて行きました。クリスタルライン沿いにもお花がちょこちょこ咲いてました。乙女高原に着く前からめっちゃいい雰囲気です。ドライブだけで来てもよさそう~♪
クルマバナ…
オオマツヨイグサ…
乙女高原の駐車場には停まってた車は1台だけ。駐車場脇から鹿柵を開けて乙女高原の遊歩道に入って行きました。この鹿柵ができたおかげでかなりお花が復活したみたいです。
シラヤマギク…
ヒメトラノオ…
まだ赤いススキの中をお花を探しながら歩いて行きます。ここはツツジのコースかな?有名なレンゲツツジの時期にも来てみたい!
うーん、いいところだなぁ。涼しいし、静かだし、ここは天国ですか?(笑)。しかも、誰もいなくて貸切状態です。この写真だとわからないけど、お花もいっぱい咲いてました。
ノアザミ…
ベニイタドリ…
ヨツバヒヨドリ…
シモツケソウ…
花、花、花!お花だらけです。もう夏も終わりなのにかなりのお花の数でした。もちろん、夏の終わりのお花とゆーか、秋の始まりを感じさせるお花が多かったけどね。
草原の中からちょっと高いところに向かって、樹林帯を登って行きます。
ウスユキソウ…
樹林帯に入るととたんにお花の数が少なくなりました。まだ、柵の中だと思うんだけど…
鹿柵を出ると見晴台?っぽいとことに着きました。眺めが良ければベンチもあるし、ここでランチにしよーかと思ってたけど、残念ながら雲が出てて展望はなく、もちろん富士山も見えずでした。ということで、そのまま草がワサワサ生える中をさらに少し登って行きます。
本日のピークのヨモギ頭に着きました。樹林帯の中のかなり地味なピークなので、写真だけ撮ってすぐに乙女高原に戻ることにしました。
マルバダケブキ…
カイタカラコウ…?
森のコースか草原のコースかでちょっと迷ったけど、明るくてお花がたくさん咲いてるところの方がいいので草原のコースから下ることに。そろそろ終盤のマツムシソウ…
フワフワ綿毛もつけてたコウゾリナ…
ヤマハギ…
タムラソウ…
ヤマアワ…
ノコギリソウ…
オナカが空いたのでグリーンロッジに向かいます。グリーンロッジだけど屋根は赤いんだよね(笑)
これは…?
ワレモコウ…
チダケサシ…
チダケサシのアップ。なんかヒラヒラしてるし、色合いもカワイイ♡
シシウド…
ヤマハハコ…
シロヨメナ…?
草のコースを下り終わって鹿柵を出ると目の前がグリーンロッジです。少し風もあって暑くなかったから、日向のテーブルでランチにしました。ランチの後は再び鹿柵の中に入ってお花を見ながらブラブラと乙女高原の駐車場まで戻りました。ちなみに、グリーンロッジにも車は停められます。
ヤナギラン…
ヒメトラノオの群生…
こんな素敵なところを整備してくれてるボランティアの方たちにはアタマが下がります。
マルバダケブキ…
タチフウロ…
ミツモトソウ…?
駐車場からは少しクリスタルラインを下って大窪山方面に入って行きました。大窪山に登るつもりはなかったんだけど、再度、湿地帯でアケボノソウ探ししよーかと思って…。諦めが悪い(苦笑)
相変わらず誰にも会うことはありません。静かなお散歩道~♪
標識が出てきて、大窪山じゃない方は荒川林道って書いてありました。荒川林道がどこかよくわからなかったけど、こっちしか進むところがないので進んでみることに。
なんか見覚えのある道だなぁって思ったら、行きに通ったボロボロの腐りかけの橋が出てきました。
行きもみたんだけど、少し進むとこの標識があるんです。湿地帯の方に進むと上のボロボロの橋を渡って、今来た道を歩いて行くことになります。どこが湿地帯なんだろ…?
よくわからなかったけど、ボロボロの橋アタリにはシダ系の植物がたくさん生えてたので、とりあえずこのアタリをウロウロしてみるとサンリンソウらしきお花を発見~♪ でも、こんな時期にサンリンソウって…
ミゾソバが咲いてる~♪
やっぱりアケボノソウは見つけられないので、木道のある湿地帯に戻ることにしました。
咲くとしたらやっぱりここだよねって思ってかなり探したんだけど、アケボノソウは見つけられず(涙)。オジサンが木道から下りて何かの写真を撮ってたんだけど、遠目で見てもアケボノソウが咲いてる感じはしなかったなぁ。何を撮ってたんだろ?
クリスタルラインを歩いて焼山峠に戻ることにしました。クリスタルライン沿いにもたくさんのお花が咲いてました。ノリウツギ…
ヤマホタルブクロ…
イワアカバナ…
イケマ…
イヌゴマ…
ノコンギク…?
四季の森広場の表示はクリスタルライン沿いにもありました。結局、四季の森広場がどこにあるのか、何なのかはわからないまま…。焼山峠に戻ると車が5~6台増えてました。みんなゆっくり来るんだねー。富士山が見えないので小楢山にはまた今度登ることにしておうちに帰ることにしました。
焼山峠からの林道は、来る時も細くてイヤな道だな~と思ったけど、帰るときも細くてイヤな道でした。3年前、国師ヶ岳に来た時にハンドル握ることすらツライよーなケガしてたのによくここを運転して帰ったなぁって感心しちゃいました(笑)。時間がまだ早かったから、帰りも来る時と同じ時間しかかからずスルスルーっとおうちに帰れました。
乙女高原は1周するのに1時間もかかならいくらい想像してたよりも規模は小さかったけど、お花はたくさん咲いてるし(アケボノソウには会えなかったけどね)、ヒトは少なくて静かだし、めっちゃいいところでした。乙女高原までは車で行けちゃうけど、焼山峠から歩くと綺麗なコケの道を堪能できるからかなりオススメです。帰りはクリスタルラインを歩けば早いしね。今度はレンゲツツジの時期にも来てみたいなぁ。そうそう、大窪山はシャクナゲの群生地らしいからそれも見てみたいな~
2019年8月24日 御岳山~大塚山(日帰り)
御岳山駅~御岳平~富士峰園地~武蔵御嶽神社~御岳山~武蔵御嶽神社~円塚山園地~大塚山~長福寺~古里駅
週末のお天気は悪いって思い込んでたからお山に行くつもりはなかったのに、金曜の夜になって好転してることに気づきました。今さら遠出もできないし…ってことで、HPで見頃になってたレンゲショウマに会いに御岳山にソロで行って来ました!
朝イチの方がカメラマンで混んでそうな気がしたので、ゆっくり起きて電車で御嶽駅へ。わざわざ混んでるホリデー奥多摩を外した電車に乗ったのに、バス停にはホリデー奥多摩で来たヒト達のすごい列が…(汗)。ケーブルの滝本駅まで歩こうかとも思ったけど、どうせ臨時便がすぐ来るよねって思ったらホントにすぐ来て、かなりの列だったけどこの臨時便にギリギリ乗ることができました。ケーブルも臨時便が出たからすぐに乗れて、意外とあっとゆー間に御岳山駅に着きました。
晴れてるけど霞んでたのでもちろん遠望はきかずだったので、すぐに富士峰園地に向かいました。今日は涼しいからこの階段も楽々だな~♪
ミヤマタニワタシ…?
群生地に着くと土曜日なのに拍子抜けするくらいにヒトが少なかったです。アレ?って思ったけど、見頃になったはずのレンゲショウマの数も明らかに少ない…。ちょっと早かったのかな?
それでも、咲いてるお花はあるわけだし、カメラマンさんが少ない方が写真は撮りやすいってことで、レンゲショウマ鑑賞開始~♪
相変わらずカワイイね~♡
先端のお花は終わっちゃってるのが多かったけど、下の方はまだまだこれからです。
丸い蕾が割れて花びらが出かかってます。
蕾をたくさんつけたお花…
キレイに咲いてる~♪
開きかけのお花もカワイイ♡
レンゲショウマが引き立つかなーと思って、葉っぱを前ボケさせてみました。レンゲショウマは何回も撮ってるけど、全く上手く撮れない(泣)。まだまだ練習が必要だね…
この蕾たちが一気に咲いたらさぞかし綺麗だろーなーと思うけど、その頃には今咲いてるお花は散っちゃうからね…。先端のお花が咲いてないとやっぱりイマイチなんだよね。
お花の色が白っぽいから、背景はミドリがいーね。光の玉ボケがないほうがお花が際立っていいかも。
めっちゃ群生してます。でも、やっぱり蕾がまだまだ多かったかも。見頃は来週かな…
こーゆーカタチはちょっとヒトっぽいんだよね。うなだれてるみたいに見えちゃう(笑)
うーん、やっぱりなかなかいいポジションが見つからないです(汗)
また来年撮りに来まーす!
ソバナ…
ミズヒキ…
セリ科のお花…
シロヨメナ…?
ひとしきりレンゲショウマを愛でた後、御嶽神社に行ってみることにしました。
参道沿いにもちょこちょこお花が咲いてました。ヌスビトハギ…
わわわーっ!イワタバコ発見!!!
まさか会えるとは思ってなかったから嬉しかったです♪ 七代の滝や綾広の滝に行けばいっぱい見れるのかもだけど。
ヒメフウロ…。カ、カワイイーーー♡
これもヤマアジサイ…?
どこにでも咲いてるけど、何気に色合いが可愛いツユクサ…
おうちの近くにも咲いてるヘクソカズラ…
おうちの前にも咲いてるシュウカイドウ…
天然記念物の神代ケヤキ。
神社の入口に着きました。ヒト少ないね…
神社に来た目的はコレ!ここにもレンゲショウマが咲きます。
めっちゃ綺麗に咲いてる~♪
富士峰園地よりもここの方がキレイに咲いてたなー。陽当りがいいからかも?
オニドコロの雌花…
涼しいおかげで階段もサクサク登って境内へ。まだ8月だってゆーのに日陰だと涼しくて気持ちよかったです。
武蔵御嶽神社に到着です。
境内のレンゲショウマもキレイに咲いてました。富士峰園地みたいな群生はないけどね。
白いツリガネニンジン…?
御岳山の山頂に着きました。奥ノ院方面をちょっと眺めてから下山開始です。
ヨメナ…
フシグロセンノウ…
ダイコンソウ…
タマアジサイ…
歩いてるヒトが少ないなって思ったけど、商店街も閑散としてて閉まってるお店もけっこうありました。夏は、閑散期なのかなー?でも、何年か前に山の日にレンゲショウマ見に来た時は、紅葉屋がすごく混んでたんだけどね。山の日だったからなぁ?今日はかなり空いてました。
ロックガーデンには行かずに来た道を戻って、分岐を大塚山方面へ。参道は舗装路で退屈だから最短の登山道でセブンイレブンのある古里駅に下山することにしました。そういえば、御嶽駅のセブンイレブンは閉店しちゃってました。
大塚山に向かう途中、円塚山園地(展望休憩舎)って書いてあったので寄って見ることにしました。
ヒメヤブラン…
円塚山園地は展望もなく、のんびり休憩できるよなところではなかったので、すぐに下って大塚山への登山道に戻って来ました。
大塚山にゆるゆると登って行きます。
気持ちのいいハイキングコースです。
大塚山軽到着です。テーブルもベンチもたくさんあるのに誰もいませんでした。ここでオヤツ休憩してから一気に下山します。
ノアザミ…
コバギボウシ…?
今日はホントに涼しくて快適~♪ ここでこの気温ってことは高いお山はけっこう寒いカモね。
広葉樹から針葉樹に変わってきました。どんどん下ります。
マツカゼソウ…
林道に出てから再び登山道に入って行きます。
ハエドクソウ…
傾斜が緩くなってくると登山口はもーすぐです。
ハグロソウ…
前に来た時もわからなかった黄色のお花…
セイヨウフジバカマ…
このお花は…?園芸種だよね。
鹿柵を開けて登山口に下りてきました。大塚山への分岐から下山するまでに会ったヒトは2人だけ。長福寺のところにあるトイレで顔と手とシューズを洗わせてもらってから駅に向かいました。駅前のセブンイレブンでアメリカンドッグと定番の微発砲カルピスソーダ濃いめを買って、電車が来るまで古里駅で1人おつかれさま会。って言っても、大して歩いてないから全く疲れてはなかったんだけどね。
今年も可愛いレンゲショウマにたくさん会えてよかったです。他のお山にも咲くけど、これだけの群生が見れるのはここだけだから、また来年も会いに来ようっと。もっとうまく写真が撮れるといいんだけどね…
明日もけっこうお天気よさそーなんだけど、どーしようかな。1日だけのために遠出するのもイヤだから迷うなぁ。
2019年8月17〜18日 北岳〜小太郎山(1泊2日・小屋泊)②
1日目:広河原BS〜広河原山荘〜分岐〜大樺沢二股〜(左俣コース)〜八本歯のコル〜北岳〜北岳肩の小屋(泊)
2日目:北岳肩の小屋〜小太郎尾根分岐〜小太郎山〜小太郎尾根分岐〜(草スベリ)〜白根御池小屋〜分岐〜広河原山荘〜広河原BS
だいたい小屋に泊まると早出するからイチバンに起きることが多いのに、みんながバタバタ準備する音で4:00前に目が覚めました。昨日、山頂には寄って来ててご来光は肩の小屋前から眺めることにしたから、早起きする必要なかったんだけど。目が覚めたから星でも見ようかと外に出てみると空にはガッツリ雲が…。でも、雲は上下に分かれてて、雲と雲の間に隙間があったからご来光は見れそうだったし、上の雲が焼けて綺麗になりそうな予感がしました。お布団の上でしばらくダラダラ過ごしてから4:30過ぎに外に出てみると、すでに雲と雲の隙間が綺麗な色に染まり始めてました。富士山~っ♪
甲斐駒ヶ岳も幻想的でなかなかいい感じです。
風が少しあったからとゆーのもあるけど、先々週、北アルプスを縦走した時には感じられなかった寒さを感じました。フリースに薄いソフトシェル着てたんだけどね。やっぱり、お盆を過ぎた途端にお山は秋に突入しちゃうんだなぁ…なんてちょっと淋しい気持ちになりながら、雲が茜色に染まっていくのをハイマツの陰で風を避けながら眺めてました。それにしても、見事に焼けてくれたなぁ♡ 前回、北岳に来た時も夕暮れ時に綺麗に焼けたんだよね。
ご来光もなんとか見ることができました。左端にお日さま、右端に富士山がギリギリ入りました。
グラデーションの空に浮かぶ中央アルプスがとても美しかったです。
北岳方面はモルゲンロート!肩の小屋前ではたくさんのヒトが思い思いに朝日を眺めてました。
小屋に戻ってパッキングして出発する頃には、下の雲から上がって来たお日さまは上の雲の中に吸い込まれて、再びあたりは薄暗くなってました。ということで、イマイチのお天気だけど小太郎山に向けて出発です。全く時間は気にしてないからノンビリ出発でもよかったんだけど、午後からお天気が崩れるとゆー予報だったので、雨はともかく雷を避けるためにさっさと出発することにしました。
小屋からの下りはこれから歩く小太郎尾根と小太郎山、その先の甲斐駒ヶ岳がよく見えました。歩いたことがない道はどんな景色が見れるんだろうっていつもワクワクさせてくれます。
前日にはなかなか全容が見れなかった鳳凰三山。そのうち雲に飲まれちゃうかなって感じだったけど…
仙丈ヶ岳方面は何故か雲が少な目でした。やっぱり長野側と山梨側でお天気がかなり違うのかな?
遠くには穂高連峰も見えました。槍ヶ岳が薄っすらとピンク色に染まってます。
タカネツメクサ…
鎖のあるちょっと急な下り…。そーいえばこんなところあったねって感じです。滑りやすいから心配なヒトは鎖を持った方がいいかも。そして、落石させないよーに注意です。
遠くに分岐が見えてきました。分岐にヒトがいるけど、すでに小太郎山から戻ってきたのかな?これから行くのかな?誰もいないよりも、誰かいてくれる方がちょっと安心するんだけど…
甲斐駒ヶ岳と小太郎山と小太郎尾根。甲斐駒ヶ岳の右後ろには八ヶ岳も見えてました。こーやって見た感じでは快適な尾根歩きができそうな感じでした。
分岐に着いて、いざ小太郎尾根へ。小太郎山へは下ってから登って行くってわかってたけど、想像以上に下りました。ってことは、帰りはココを登り返すってことだよね?ちなみに、さっき分岐にいたヒト達もこれから小太郎山に向かうみたいで、ちょっと安心しました。
ところどころにマークがついてるので肝心なところでわからないってことはなかったけど、踏み跡が複数あるところもあったので、歩きやすいところを見極めながら進んで行きました。
イケメン甲斐駒ヶ岳に向かって歩いて行けるなんて、絶景ルートです。できればここは、もっといいお天気の時に歩きたかった~(涙)
一見、快適な尾根に見えるけど、こんなザレた急斜面とかもありました。そーでなくてもザレには弱いアプローチ、靴底ツルツルになっててさらに滑るんだよね(汗)
前にヒトがいたからちょっと安心したけど、やっぱりソロだから事故がないよーに時間をかけて慎重に進んで行きました。ハイマツやシャクナゲを掻き分けたりとか、岩や根っこがあったりとか、メインルートと違ってちょこちょこ歩きにくいところがあったしね。
樹林帯っぽいところに入ってしばらくすると登りが始まりました。
この岩のところちはょっと登りにくいかも。一応、フィックスロープはあったけど、ロープは使わずに木の根っこを使って上り下りできました。
ミヤマホツツジ…
樹林帯を抜けると遂に山頂っぽいところが見えてきました。
ザレが混じった急斜面の岩場を登って行きます。登ってる時はここ下るのイヤだなって思ったけど、下りの時は何てことなく下れちゃいました。
山頂に着いたかな?と思ったら、前小太郎山でした。どーりで早いと思ったんだよね。前小太郎なんてあったのか…ということで、そのまま進みます。
小太郎山へは前小太郎山を下って、さらに登り返して行きます。
下るとまたしても樹林帯に突入して登って行きます。
コケモモ…
樹林帯を抜けて最後の登りになると小太郎山の山頂標識が見えてきました。
山頂直下に咲き残ってたゴゼンタチバナ…
そして、やっと小太郎山に着きました。かなり慎重に歩いてたからCTよりも時間かかっちゃいました。でも、安全第一なので。
ここから大展望を眺めるはずだったのに、この頃には雲がかなり出ちゃってて甲斐駒ヶ岳も鳳凰三山も見えず…(涙)。雲のかかり始めた北岳だけは見ることはできたので、ココで朝ゴハンを食べることにしました。朝から何も食べてなくてめちゃくちゃオナカが空いてたしね。
山頂付近のアップ~!雲のおかげでカーブを描いてる稜線のカタチがよくわかります。
もーちょっとゆっくりしよーかなって思ったけどカラダが冷えてきちゃったし、前と後ろを歩いてたヒト達がすぐに戻って行っちゃったので、あんまり時間を空けないで出発することにしました。だってココの登山道、トラップが多いいから…
来た道を戻って行きます。アップダウンの続く道だけど、帰りの方が登り基調になります。
前のヒト達、ここの登りに時間かかってたな。そんなに登りにくくなかったけどね。
アチコチ湿ってるから滑りそうでコワイんだよね…。油断すると根っこに引っかかりそうだし。転ぶわけにいかないので慎重に歩きました。
岩場をトラバースしながらどんどん戻って行きます。
いつの間にか仙丈ヶ岳は青空になってました。今日は仙丈ヶ岳がアタリだね。
遠くに分岐が見えてきたけど、ここからまだけっこう登ります。そして、北岳は雲の中へ…
このアタリはヒメコゴメグサの群生地でめちゃくちゃたくさん咲いてたけど、他のお花はほとんど見られませんでした。
うーん、小太郎山への登りよりも帰りの登り返しの方がキツイかも…
この岩場はトラバースせずに登って行きます。小太郎山に向かう時には左側にマークが付いてたんだけど、踏み跡のあった右側も確認して、右柄を通ったら楽に下れました。ということで、帰りも左側を登ります。
最後の登りがちょっとキツかったけど、行きよりも時間はかかりませんでした。登山道の様子がわかってサクサク歩けたからだと思います。
トウヤクリンドウ…
カール一面にヒメコゴメグサ!上から下までビッシリと咲いてました。
分岐でまたちょっとオヤツを食べてから広河原へ下山開始です。ちょっと下ったところにも小太郎尾根への分岐がありました。やっぱり上の分岐まで登らなくてもここに出てこれたのか…
少し下ると方側がお花畑になりました。わーい♪
ウサギギク…
ミヤマコウゾリナ…
イブキトラノオ…
シラネセンキュウ…?
まだ草すべりに入ってないんだけど、なかなか急なところを下って行きます。お花に見とれてるとスリップしそう。
右俣コースとの分岐を草すべりに進みました。前回来た時は、行きは右俣で帰りは左俣だったから草すべりを歩くのは初めてです。そこそこ急で砂礫でスリップしやすいので、なかなかスピードが出せません…
ところどころに丸太の階段?ハシゴ?もありました。ココを登ってくるのはなかなかキツイかも…。これなら左俣の方がグイグイ標高が稼げていーかな。とにかく気を使いながらひたすら下ります。
少し下ると周りにはマルバダケブキがたくさん咲いてました。ちょーど見頃って感じでとても綺麗でした。なんとなくマルバダケブキを見ると雲取山を思い出します。
もちろん、それ以外にもたくさんのお花が咲いてました。ハクサンフウロとか…
ヒメコゴメグサに囲まれたタカネナデシコ…
ここはけっこう急だったな。標高を下げるにつれて、だんだん植生が変わって来ました。
トモエシオガマ…
セリバシオガマ…。本日のルート、シオガマ系の花が勢ぞろいです(笑)
ヤマハハコ…
遠くに白根御池が見えてきました。下りやすい道にはなったものの、ここからまだまだ下ります。
センジュガンピ…
シモツケソウ…
タイツリオウギ…
イワアカバナ…
ミヤマキンポウゲ…?
サンリンソウ…?こんな時期に咲くかな??
キタダケオドリコソウ…
ようやく白根御池小屋に到着しました。長い下りだったなぁ…。ちょっと肌寒かったしオナカ空いてたから、名物のソフトクリームじゃなくカップラーメンを食べるつもりで下ってきたけど、手持ちのパンがまだ残ってたから、冷たくておいしい南アルプス天然水とパンでランチにしました。炭酸飲料にも惹かれたけど、やっぱり炭酸は下山後のご褒美としてガマンすることにしました。
少し前まで座るところもないくらいたくさんヒトがいたのに一気にいなくなったな…と思ったら、みんなバスの時間に合わせて出発したみたいでした。自分はバスに乗るつもりなんて全くなく、最初からタクシーに乗るって決めてたので、みんなが出発してしばらくしてからのんびり出発しました。最初は整地された道で楽々~と思ったんだけど…
すぐにちょっとワイルドな道になりました。しかも、ここからは下り一辺倒かと思いきやちょっとした登りもあって、緩やかにアップダウンが続きました。完全に下る気満々だったのに。
カニコウモリ…
ここまで来たらさっさと下りたいので、下りはガンガン下って行きます。
ハナチダケサシ…?
シロバナのシモツケソウ…
沢がありました。前日と違って涼しいから汗もかいてないので、顔は洗わずにとにかく下ります。
咲き終わりのクガイソウ…?
ちょっとした橋があって、何故かここにだけお花が群生してました。
ソバナ…
丸太のハシゴや根っこの階段が連続します。うーん、むちゃくちゃ歩きにくいっ!やっぱり、ココからは登りたくないかも。今日はロンTで肌寒いくらいだったけど、樹林帯で風が通らないから気温の高い日はめちゃくちゃ暑そう。
こんなトラバースもありました。道幅が狭くてすれ違いできないので、混んでる時は譲り合って通りましょう。
ヤマホタルブクロ…
こーゆー階段は下りやすかったな。
ちょっと急なところもあったけど、草すべりに比べたら断然に下りやすかったです。
カニコウモリに似てるけど、何だっけ?
この樹林帯、お花がほとんど咲いてなくてかなり退屈でした。おかげでサクサク下れたけど…
途中で休憩してるヒト達をどんどん抜いて、休憩せずに一気に下って分岐に着いた~!と思ったら、何故か大樺沢に出ちゃいました。どこでこっちの道に入っちゃったんだろ?後は広河原までゆるーく下って行くだけなので、お花を見ながらのんびり歩きました。
シロバナのソバナ…
コウシンヤマハッカ…
ミヤマカラマツ…
イヌトウバナ…
広河原BSにはトイレはあるけど水道がないので、広河原山荘前の水道で顔を洗わせてもらってから広河原のBSに向かいました。広河原BSに着くと、急いで下ったわけじゃないのに13:00のバスにヨユーで間に合っちゃいました。でも、すでにバスには立って乗ってるヒトがいたからすぐにタクシーの列へ。そこにいたタクシーには乗れなかったけど、次のタクシーがすぐに来たのでほとんど待つことなく乗ることができました。
駐車場に戻って、すぐに車を走らせてイチバン近くのセブンイレブンへ。最近ハマってる微発砲濃いめのカルピスソーダと定番のささみ揚げに今日はブリトーも追加して、駐車場で1人おつかれさま会(笑)。下道はちょっとだけ詰まり気味のところもあったけど、概ね順調に帰ってこ来ることができました。やっぱり、南アルプスは近くて楽だなぁ…
ということで、2度目の北岳ピークでは無事に青空をGETすることができました。そして、行ってみたかった小太郎山のピークも無事に踏むことができました。小太郎山はあまりヒトが来ないから静かで、お天気がよければ大展望のお山だと思うんだけど、前は破線ルートだっただけあって、ちょっとルートがわかりにくいところがあったり、ちょっとアスレチッキーだったりするので、不安なヒトはやめた方がいいかも。快適なルンルンの尾根歩きができると思い込んでただけに、あのルートは予想外だったな…。今度、北岳に行くときこそは白峰三山縦走します!
次の週末はお天気が悪そうだから、夏山はこれで打ち止めかな?今年はお天気に恵まれて夏山を思う存分満喫できました~♪
2019年8月17〜18日 北岳〜小太郎山(1泊2日・小屋泊)①
1日目:広河原BS〜広河原山荘〜白根御池分岐点〜大樺沢二股〜(左俣コース)〜八本歯のコル〜北岳〜北岳肩の小屋(泊)
2日目:北岳肩の小屋〜小太郎尾根分岐〜小太郎山〜小太郎尾根分岐〜(草スベリ)〜白根御池小屋〜白根御池分岐点〜広河原山荘〜広河原BS
台風一過の晴れが期待できそうな週末。今週こそ白馬岳に行こうかと思ったんだけど、さすがに2週続けて八方まで運転するのはちょっと億劫だったので(笑)、お盆後半で小屋が空いてることを期待して北岳と小太郎山にソロで行ってきました!本命は登ったことがなく、尾根が素敵そうな小太郎山だったんだけど、せっかくなので前回登った時にガスガスだった北岳にもリベンジすることにしました。
芦安の駐車場は混むから23:00前には着いたんだけど、お目当てのタクシー乗り場がある第3駐車場はすでに満車。仕方なく第2駐車場に行ったらまだ5台くらいしか停まってませんでした。惜しかったな〜。第2駐車場だと荷物並べて車で待機ってワケにもいかないから、3:00前に起きて3:15には第3駐車場に行ったらすでに20個以上のザックが置いてありました(汗)。タクシーが来たのは4:00過ぎで4:30に乗車が始まって、4台目くらいに乗れるかなぁって思ってたら1人分の席が空いてたらしくラッキーにも2台目に乗れちゃいました。タクシーは5:00前に出発して、夜叉神のゲートで10分くらい待って、広河原に到着。タクシーに乗ってた時からなんか気持ち悪かったけど、今日はひたすら登りだからなんとか丸ごとバナナミニを食べました。時間には余裕があるからのんびり行こう、もしどーしても具合悪かったら引き返そうって決めて歩き出すと林道にはクサボタンがたくさん咲いてました~♪
まずは吊り橋を渡って、広河原山荘の横を通って歩いて行きます。ウォーミングアップにちょーどいい感じの登りです。気持ち悪いからいつも以上にゆっくりです。
白根御池分岐点からは大樺沢沿いを登って行きました。大樺沢は沢沿いだから涼しくて気持ちいーんだよね。やっぱり登りはこっちからでしょ。登山道は台風の影響で沢みたいにじゃぶじゃぶになってました。泥濘にはならないから歩きにくくはありません。
キオン…?
大樺沢を渡って左岸へ。途中、何回か渡渉するので、その度に冷たい沢の水で顔を洗いながら進みました。サッパリして気持ち良かった~♪
コウシンヤマハッカ…
テン泊装備のヒト達にどんどん抜かれちゃったけど、気にしないでのんびり歩きました。だって、やっぱり気持ち悪いんだもん…(泣)。この時は、山頂越えて肩の小屋まで歩けるのか、自分でも半信半疑の状態でした。
キツリフネソウ…
レイジンソウ…
こんなホンノちょっとの急な登りがキツイ…
小さい沢に小さい橋がいくつかかかってるところもあります。
クロクモソウ…
キラキラの葉っぱ達がキレイだぁ~♪ 気持ちは悪いけど、いいお天気なのがめちゃくちゃ嬉しいです。
葉っぱのフチに黒い点々があるから、シナノオトギリ…?
ヤマハハコ…
再び大樺沢を渡って右岸へ戻ります。
このアタリでたくさんのヒトに一気に抜かされました(笑)。けっこうな数だったのでバスで来たヒト達かも…。日帰りのトレランスタイルのヒトもボチボチいました。
タカネグンナイフウロ…
樹林帯から出て大樺沢の脇を登って行きます。さすがに日向は暑いね~(汗)。山頂方面に雲がかかってるのがちょっと気になったけど…
これから咲き出すクガイソウ…
トモエシオガマ…
センジュガンピ…
大樺沢二股のトイレが見えてきました。沢の上部にはまだ雪渓が残ってます。この雪渓のおかげで冷たいお水で顔を洗えるんだから、めっちゃありがたいです。
大樺沢二股に着くとたくさんのヒトが休憩してました。ここから山頂までは3時間半。暑いし、気持ち悪いから全く何も食べたくなかったけど、何も食べないとバテちゃう気がしたので少しだけパンを口に押し込んでから再び歩き始めました。今回は、最短の左俣ルート、八本歯のコル経由で山頂に向かいます。
ミヤマミミナグサ…
アカショウマ…?
イワオウギ…
登山道脇にはこれでもかってくらいお花がたくさん咲いてました。気持ち悪くてあんまり堪能できる感じではなかったんだけど、お花が咲いてるとやっぱり癒されます。
北岳と白馬にしか咲かない?ミヤマハナシノブ…。めっちゃ清楚な感じのお花だよね。
日陰がほとんどない岩と砂礫の九十九折の急登だけど、気温が低めだったのと適度に風があったから想像してたよりはキツくはなかったです。前回、下りで通った時はめちゃくちゃ暑かったから、この暑さでここの登りは絶対ムリって思ってたんだけど、気温と風にかなり助けられました。それより、山頂方面がどんよりしてきたのと、ヘリがずっと飛んでるのがやたら気になりました。
ヤマホタルブクロ…
ミヤマキンバイ…?
ヤマガラシ…
雪渓の脇を登って行きます。涼しくて気持ちいいけど、けっこう急な登りが続きます。
またまたミヤマハナシノブ…。滅多に見れないお花なので(笑)
雪渓部分を通り過ぎても、山の上部からの雪解け水がジャンジャン流れてました。南アルプス天然水~♪
なかなかこの登りが終わりません。わかってはいたけど、ここの登りはやっぱり長かったです。
オンタデ…?
これも秋の初めによく見るヤツ…。上の仲間?
お花たちに癒されながら、ちょくちょく足を止めながらゆっくりと登って行くとやっとこの登りの終点が見えてきました。
そして、遂に丸太のハシゴ?階段?が出てきました。ここからハシゴ地獄です…
バッドレスのところにはヘリがずっと飛んでました。クライミングで事故でも起きたのかなぁ?
こんな感じの丸太のハシゴがいくつもいくつも続きました。わかってはいたけど、かなりグッときます(苦笑)。さすがに周りのヒト達からも弱音が漏れてました。でも、このハシゴのおかげでグイグイ標高が稼げちゃいます。
辛うじて見えてた鳳凰三山。山頂付近にガスがかかり始めてました。
丸太のハシゴだけじゃなく、岩っぽいところもあります。速いヒトにはどんどん抜いてもらってとにかく疲れないよーに登って行きました。だって、まだ気持ち悪かったから…
振り返ると広河原がかなり遠くに小さく見えました。ゆっくり歩いてだけど、けっこう登って来たなぁ…
この丸太のハシゴが見えると八本のコルはもーすぐです。
ホソバでもキタダケでもなさそーなトリカブト…
ミネウスユキソウ…
そして、八本歯のコルに到着しました。間ノ岳を眺めながらちょっと休憩です。あの稜線がとっても素敵なことを知ってるだけに、こーやって見ちゃうと間ノ岳方面に進みたいなぁって思ってしまう。
タカネヨモギ…
ここから山頂までは1時間くらいだけど、まだキツめの登りが待ってます。
岩場もあるけど、難易度は高くありません。
お久しぶりのタカネビランジ…。ちょっと時期が遅くて終わりかけだけど、会いたかったよ~
この尾根沿いを登って行きます。あとちょっと…に見えるんだけど、そんなにカンタンには着きません。
シラネヒゴダイ…
オンタデ…
大岩が転がるゴーロ帯を登って行きます。
ここはムリに大岩をよじ登らず登りやすいところを見つけて登って行きました。よく見るとちゃんとマーキングもトレースあるんだよね。
それにしてもめちゃくちゃいーお天気!気温が上がって来て少し暑くなってきたけど、気持ち悪いのは少しおさまってきました。これなら肩の小屋まで行けそうです。
振り向いて城峰とボーコン沢ノ頭。あそこを歩くことはないかな…
ゴーロ帯が終わると北岳山荘へのトラバース道への分岐があります。北岳山荘に向かうヒトが多いので、ここでヒトがぐっと減りました。ここからは九十九折に登って行きます。
登り始めるまで全然記憶になかったんだけど、結構な段差の階段でした。前は下りで使ったからあんまり気にならなかったのかも。暑くなってきたし、ここへ来てこの登りはなかなかキツイ…
でも、両側はお花畑!すごいお花の数です。時期が違うからか場所が違うからか、先々週の北アルプス縦走の時とも先週の唐松岳とも違うお花がたくさん見れてよかった~♪
イブキジャコウソウ…
キンロバイ…
ミヤママンネングサ…
タカネイブキボウフウ…
タカネコウリンカ…
ちょいちょいお花を眺めるフリして足を止めながら登って行きます。キツイ登りはここが最後のハズ。
左を見ても…
右を見てもお花畑!トラバース道もかなりのお花畑になってるんだろーな。
ヒメコゴメグサ…
シロバナのタカネナデシコ…
タカネツメクサ…
北岳山荘への稜線ルートの分岐に着きました。富士山は雲の上にちょこっとだけ頭を出してました。明日の朝はスッキリした富士山に会えるかな?
稜線に向かって行きま~す。
ここから山頂までは快適な稜線歩きです。
振り返るを間ノ岳への稜線がキレイに見えました。間ノ岳より先は雲で見えなかったけど…
鎖がついてるところもあったけど、道幅が狭いから付いてる感じだったから触らなくて問題ない感じでした。やっぱり、稜線歩きはいいね~♪
そして、無事に北岳の山頂に着きました〜♪ 朝はホントにホントに気持ち悪くて、どーなることかと思ったよ…(汗)。前回はガスガスだったけど、今回は雲は多いものの晴れてくれました。キレイな青空です。
せっかく囲われた群生があったのに、群生を撮り忘れちゃったタカネビランジ…(汗)
何故かヒトが少なかったので、間ノ岳への稜線を眺めたりしながらのんびり休憩しました。あとは肩の小屋に下るだけだしね。中途半端な高さのお山には雲がかかってたので、この標高まで登ってきたのは正解だったかも。白馬岳はどーなってるんだろー?
30分くらい休憩したので肩の小屋に向かうことにしました。au電波が通じる八本歯のコルで肩の小屋に予約連絡しよーとしたけど忘れちゃったから、早めに着いた方がいいかなと思って。
途中で振り返っての北岳と間ノ岳。前回はガスガスで見れなかった景色です。次にここを歩く時は白峰三山縦走だね。
仙丈ヶ岳に向かって下って行きます。いい眺め~♪ 左の方にチラっと見えてるのは両俣小屋に続く稜線です。かなりハッキリと踏み跡はついてるっぽいけど破線ルートなんだよね。
両股小屋への分岐を過ぎてどんどん下って行くと肩の小屋が見えてきました。最後の下りがちょっと急なので気を抜かずに下ります。ここにも鎖があるけど、持つための鎖じゃないと思います。
ムカゴトラノオ…
ミヤマダイコンソウ…
今日イチの仙丈ヶ岳。残雪期の真っ白な仙丈ヶ岳もよかったけど、お花いっぱいの夏の仙丈ヶ岳もリベンジしたいなぁ…
大好きなシコタンソウ!!ここまでもポツポツ咲き残ってたのはあったんだけど、こんなにたくさん咲いてたのはココだけでした。赤い斑点模様がカワイイよね~♡
タカネシオガマ…
肩の小屋は予約してなかったけど、そんなに混んでなかったみたいで“問題ないよ~”って言ってもらえました。でも、本館の2階で1つの布団に2人がデフォルトでした。着いたのが早かったから壁際だったのはラッキーだったけど。小さい小屋だし、土曜だからこれでも空いてる方なのかも?ちなみに、素泊まりの3号館はめちゃくちゃ空いてたみたいです。あの湿った重いシュラフを思い出すと、3号館には泊まりたくないって思うけど…。どこの山小屋もそうだけど、やっぱり平日に泊まるのがいいんだよね。北岳山荘はどのくらいの混み具合だったのかが気になるところです。
同部屋のオバサンと仲良くなっておしゃべりしたり、ゴロゴロしながら雑誌を読んだりしてから外にブラブラお散歩に行ってみたら、いつの間にかガスガスになってました。でも、ガスのおかげで久々にブロッケンが見れました。
登山道では全くみかけなかったけど、テン場にたくさん咲いてたテガタチドリ…
夜ゴハンは17:00からでした。今日は3回だったみたいで、自分は2回目。でも、3回目はめっちゃ空いてたから分散させてくれればいーのにってちょっと思いました。だって、1人分のスペースが狭くてあぐらもかけなくて、男のヒトはキツそうだったから…。ゴハン時間は各30分ずつだから、小屋のスタッフさんは入れ替えで超バタバタ。食べるほうもとにかく黙々と食べました。肩の小屋は珍しくメインが魚なのが嬉しかったです♪ 白身の揚げ煮、シュウマイ、ヒジキ煮、キャベツ、お新香、オレンジとごはんと味噌汁という内容でした。オヤツをガマンしてめちゃくちゃオナカ空いてたから、周りの女のヒトたちはごはん残してたけど完食しちゃいました。朝の気持ち悪さは何だったんだろ…
夜ゴハンの後、北岳方面にお散歩がてら夕日を見に行きました。ガスガスだったから全く期待してなかったんだけど、ガスの隙間から差し込む夕陽で山肌が赤く染まってくれました。
夕陽はこんな感じでした。ガスに阻まれて、落ちるところは全く見えませんでした。
夕日が落ちた後に気温が下がったからかどんどんガスがなくなって、綺麗な夕焼けと仙丈ヶ岳を見ることが出来ました。今日、全く見れてなかった甲斐駒ヶ岳も見えてました。
寒くなってきたので小屋に戻って、することもないからすぐに寝ました。翌日は、小屋の前から日の出を見てから出発する予定だったからかなりたっぷり寝ることができました。
1日中快晴とは行かなかったけど、登ってる間はずっと青空が見えてて、登ってよかったって思えるお天気でした。なんとか体調も復活して夜ゴハンはしっかり食べられました。翌日は、あんまりお天気がよくなさそーな予報だったけど、今回のメインの小太郎山に寄ってから下山します!
2019年8月11日 火打山(日帰り?)
笹ヶ峰P~笹ヶ峰一周歩道分岐~黒沢橋~十二曲り~富士見平分岐~高谷池ヒュッテ~妙高山分岐~天狗の庭~雷鳥平~火打山~雷鳥平~天狗の庭~妙高山分岐~茶臼山~黒沢池ヒュッテ~富士見平分岐~十二曲り~黒沢橋~笹ヶ峰一周歩道分岐~笹ヶ峰P
唐松岳から下山した翌日はお隣の白馬岳に猿倉からピストンしよーと思ってたんだけど、お花は唐松岳でたくさん見れちゃったし、白馬岳のピストンは自分にとってはちょっとロングになって疲れそうだし、山の日で唐松岳以上の大混雑になるのは予想できちゃったので、全く予定してなかった火打山に行って来ました!火打山は4年ぶりの2回目です。紅葉の時期に来たいな~と思ってたけど、また夏に来ちゃいました(笑)
白馬岳の代わりにどこか登りたいなーと思って、高層湿原的なところが思い浮かんだんだけど、苗場は八方から下道で行くと4時間以上かかりそうだったので、比較的近い火打山に行くことに。笹ヶ峰までは下道で2時間くらいでした。妙高高原に近づくとお山にガッツリ雲がかかってるのが見えて、39号線に入ると運転しにくいくらい見事にガスガス…。笹ヶ峰駐車場に19:30頃に着くとポツポツ空きはあったもののかなり満車に近い状態でした。やっぱり土曜日から入ってるヒトが多いんだね。夜ゴハンを食べて、車の中でTVverでドラマを見てたら、いつの間にかガスは晴れて、お月さまもお星さまもキラキラ光ってました。
暑くならないうちに標高を上げたかったので3:30に起きて、4:00過ぎに出発~。空は満点の星空だったのでお天気は期待できました。真っ暗な中、ゲートをくぐって延々と続く木道をしばらく歩いて行くとだんだん空が明るくなってきました。前回来た時はこの木道の歩幅が合わなくてイヤだったんだけど、トレランシューズだと気になりませんでした。底の硬いブーツだと歩きにくいんだね、きっと。
長い長い木道が終わると黒沢橋に着きました。途中で自分を抜かして行ったヒト達はみなさんここで朝ゴハンを食べてました。自分はカーディガンだけ脱いでそのまま進んで行きます。ここからは木道がなくなって石がゴロゴロの登山道になるけど、登山道は綺麗に刈り払いされてました。
そして、十二曲りを登って行きます。実は、階段がかなり設置されてて意外と登りやすいです(階段はキライだけど)。
途中、北アルプスがチラ見えするところがありました。昨日よりも今日の方がお天気良さそうだな…なんて思いながら登ってると十二曲りは意外とあっけなく終わりました。何気にその後の登りの方ががなかなかキツかったりします。
ハクサンオミナエシ…
ソバナ…かな?
石がゴロゴロしてて、なかなかハードな登りです。
こんな大きな岩を越えて行くところも…。前に来た時は、ソロのテン泊装備で水場がないから水もガッツリ持ってて、かなりキツかったのを思い出しました。今日は日帰りなのでサクサク進めます。
登りが落ち着いて緩やかな道になりました。でも、まだまだ登って行きます。
階段を登って…
石ゴロゴロを登って…
また階段を登って…
見覚えのあるこの道。このゴロゴロを歩いて行くと富士見平の分岐に着いたのでちょっと休憩。帰りは妙高山方面から戻って来るつもりです。
まずは高谷池へ。ここからは開けた平坦な木道をルンルンで歩けると思い込んでたけど全然違いました(汗)。一瞬、開けるけどすぐに背の高い笹や草が生い茂る岩がゴロゴロした道になりました。岩を乗り越えないといけなくてなかなか歩きにくい…。記憶ってほんとに曖昧だなー
やっと木道になったーと思ったら、再び樹林帯の中へ入って行きます。
モミジカラマツ…
やっと、火打山が見えてきました。わかってるけど、まだまだ遠いね…
ハナチダケサシ…
細かいアップダウンを繰り返しながら下り基調で進んで行きました。どうやら黒沢岳を巻いてるっぽいです。ここも岩がゴロゴロしてるところが多くて、しかも湿ってるところもあるので慎重に歩きました。
登山道からちょっと入ったところにアルプス展望台がありました。山頂からも北アルプスとか見えるけど、間違いなく朝の方がヌケはいいハズ…と思って行ってみると、めっちゃよく見えました♪
北アルプス南部…
北アルプス北部…
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、前日登った唐松岳、白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳をアップで。五竜岳と唐松岳の間からは立山も見えてました。めちゃくちゃいいお天気だっ♪
高谷池ヒュッテに到着すると増築中とのことで工事してました。テン場はすでに妙高山に向かったヒトが多いのか、かなり空いてました。ここのテン場は狭いから早く来ないといっぱいになっちゃうんだよね…。増築が終わったら小屋に泊まりに来たいな~なんて思いながら、ヒュッテの日陰で少し休憩させてもらってから火打山に向かいました。
高谷池をグルっと回り込むよに木道を歩いてゴーロの道を登って行きます。
シナノオトギリ…
ゴロゴロを登り終わると木道になりました。とっても気持ちいいところです♪
木道を進んで少し下ると天狗の庭に着きました。ワクワクして、そそくさと先に進みます。
池塘に映る火打山…。ほとんど風がなく綺麗にリフレクションしてました。コレコレ、コレを見に来たんだよ~♡ 2日連続のリフレクションです(笑)
そしてなんと、期待してなかったワタスゲも少しだけ残ってました。フワフワ~♪
快晴な上にほぼ無風になりました。今日、来たのはアタリだったなぁ。北アルプスに行ってるのか、お花のピークが過ぎたからかわからないけど、ヒトも少な目で静かだったしね。
木道が終わるとまた登って行きます。ここから山頂まではまだけっこう登るんだよね。CTで1時間15分くらいかな?
もちろん登山道はきちんと整備されてるけど、周りの木とか草とかはけっこうワサワサ生えてました。風が通らなくて暑かった…
快晴なのは嬉しいんだけど、日向に出たら出たで今度は日差しが暑い~っっ。左のお山が火打山です。
オニシモツケ…?
ヤマハハコ…
シロバナシモツケ…?
マルバダケブキ…
タテヤマアザミ…?
ここの登りには、ヒメシャジンがめっちゃ群生してるんだよね~
ということで、ヒメシャジン。群生してるところはうまく撮れませんでした(汗)
ミヤマコウゾリナ…
ヤマオダマキ…
階段が続きます。Tシャツだったから腕丸出しにしてたらアザミ系の葉っぱがチクチクして痛かったです。トレランのハーパンのヒトとかめっちゃ足痛そうなんですけどヘーキなんだろーか?
途中で振り返るとこの眺め!ポコッと妙高山が見えてます。今日は小屋予約してないし、日帰りで歩くには忙し過ぎちゃうからまた今度行きます。
フワフワのミヤマヤナギ…
雷鳥平に着きました~。こんなにいいお天気だからさすがにライチョウはいなかったけど、ハクサンコザクラが少しだけ咲き残ってました。近くで見れなかったのは残念だけど、この時期に会えただけでじゅーぶんです♪
ミヤマキンバイ…?
雷鳥平のベンチでちょっとだけ休憩してから山頂に向かいます。こんなに暑いと山頂直下の階段が…
クロトウヒレン…
ミヤマシシウドかと思ったけど、違うっぽい…何だろ?
ミヤマセンキュウ…?
この先から日陰がほとんどなくなって階段のキツイ登りになります。苦手な階段だし、とにかく暑くて暑くて…。前回来た時もこの階段がめちゃくちゃキツかった記憶があります。
とりあえず、お花の写真を撮りながらゆっくり登って行きました。迫力あるオニアザミ…
ウサギギク…
ネバリノギラン…
真っ青な空に向かって登って行きまーす。暑すぎるけど、お花がいっぱいで癒されます♡
オンタデとかに似てるけど…
これはオンタデ…?
この階段を登れば山頂はもーすぐ。
最後、かなり草がワサワサしてくると…
火打山山頂に到着です。山頂にはものすごい数のトンボが飛んでました。もう秋なんだねぇ。トンボのおかげでブヨとかはいなくて快適だったけど、写真にトンボがめっちゃ映り込むのは困ります(苦笑)
お隣の焼山。噴煙は見えなかったけど、立入禁止なのかな?
高妻山。前に行った時は山頂ガスガスだったから、紅葉の時にリベンジしてもいーかも。
昼間山、阿彌陀山、烏帽子岳などの海谷山塊。何故ここを撮ったのかは謎です(笑)
山頂でおにぎりを1個だけ食べてから下山開始~。のんびりしたい気持ちはあったけど、直射日光でめっちゃくちゃ暑くて。唐松岳とそんなに標高変わらないのに、何故かココの方が断然に暑かったです。ということで妙高山を眺めながら登って来た道を戻ります。
ミョウコウトリカブト…。これから秋にかけてどんどん咲きそう。
ミヤマツボスミレ…?
オオヤマフスマ…
シロバナクモマニガナ…
ちょっと下ってトンボがいなくなったところから北アルプスの写真を撮ろうと思ってたのに、かなり雲がかかってきちゃってました。天狗の庭アタリもけっこう雲が出てきてたので、登りの時に写真撮っといてよかったです。ということで、高谷池が見えるところまで戻ってきました。い~眺め♡
妙高山の分岐まで戻って、妙高山方面へ行ってみます。ここのゴーロの登りはテン泊装備で登るのキツかったなぁ。
ひとしきり登ると木道になりました。ここも前に歩いてるハズなのに全く記憶がなかったです(汗)。直射日光が暑い~っ
ミヤマコウゾリナ…?
ハナニガナ…
茶臼山へは緩い登り基調のアップダウンです。このアタリはあんまりお花も咲いてないし、不安になるくらいヒトも少なくて、百名山と百名山をつなぐ道とは思えない感じでした。
コバノイチヤクソウ…
ミヤマホツツジ…
しばらく歩くと茶臼山に到着しました。もっと高谷池から近かったイメージだったけど、けっこう歩きました。ここからは黒沢池ヒュッテに向かって下って行きます。
これから歩く湿原地帯も見えてきたけど、ここから見る感じだと期待してたワタスゲはすでになさそう…(泣)
けっこう急な下りなので、一気に標高が下がって行きました。
オヤマリンドウの蕾…
小さい秋、見つけた~♪ 赤く染まりつつあるナナカマドの葉っぱ。紅葉の季節も大好きな季節。今年の紅葉も楽しみだなぁ…
黒沢池ヒュッテ手前の池の奥の方にハクサンコザクラがめちゃくちゃたくさん咲いてました。あそこは遅くまで雪が残るから、咲き出すのも遅いのかもね。プラネタリウムみたいなドーム状のカワイイ山小屋の黒沢池ヒュッテ前のベンチでちょっとだけ休憩してからお楽しみの湿原に向かいます。湿原まではちょっとだけ登ります。
黒沢池は何だか水が少なそうでした。こーゆー池塘群みたいなのも池っていうのか…。1つじゃないから池っていわれても、いまいちピンとこないのは自分だけかしら?
お楽しみの湿原は、ちょーど誰もいなくて独占状態でした。なんとゆー贅沢!雲が出てきて、少し風もあったから涼しくて気持ちよかったです。
ワタスゲは予想通りほぼ終わっちゃってたけど、ワタスゲがなくても素敵なところです。
風に煽られて今にも飛んでいきそうなワタスゲ…
イワショウブ…
クロマメノキ…
ベニバナイチヤクソウ…
丸太の橋を渡って最後は富士見平に向かっての登りです。ここもキツかった記憶があったけど、日帰り装備だとなんてことない登りでした。
ホソバノキソチドリ…?
富士見平からは登って来た道をひたすら戻りました。朝と違ってキラキラと輝く森は暑かったけど、とても綺麗でした。
ギンリョウソウ…
とにかく休憩もせずにひたすら下って黒沢橋に着きました。キンキンに冷たい沢の水で顔を洗ったらめっちゃ気持ちよかったよ~。腕とかも洗ったけどしばらくはヒンヤリ冷たかったもん。これでかなり生き返りました。
最後は木道をひらすら下って登山口へ。やっぱりROCLITEだと靴裏が柔らかいから、この木道の出っ張ってるところもストレスなく歩けました。ジョラスの時はめっちゃ歩きにくかったんだけどね…
ということで、無事に駐車場に戻って来れました。ここも標高1,300mもあるのにめちゃくちゃ暑くて、アタマから水かぶっちゃいました(笑)。すでに下山したヒトもいるから駐車場はポツポツ空いてたけど、きっと夜にはまた満車になりそう。ここのキャンプ場がこんなに人気があるなんて知らなかったな~
帰りはちょっと遠かったけど急いでなかったので下道で帰ってみました。軽井沢あたりはさすがに交通量が多めだったけど、全く渋滞することなく順調に帰って来れました。高速は下りがちょっと混んでそうだったけど、高速に比べると下道はむしろ空いてます。途中のコンビニでおやつに食べたまるごとバナナ(チョコ入り)と最近ハマってるカルピスソーダまろやか微発砲(かなり濃いめ)がめちゃくちゃおいしかったな…
火打山は北アルプス行くより遠くてなかなか再訪できなかったんだけど、やっぱりいいお山だったから今回登れてよかったです。お花を楽しむにはもう1~2週間早い方がよかったのかもしれないけど、秋の訪れを感じさせるお花たちと綺麗な池塘にめちゃくちゃ癒されました。お天気もよかったしね!高谷池ヒュッテはいつ増築終わるのかな?今度は紅葉の時期に泊まりでのんびり行きたいです。
2019年8月10日 唐松岳(日帰り?)
黒菱P~黒菱平~八方池山荘~八方山ケルン~八方ケルン~八方池~扇雪渓~丸山~唐松岳山頂分岐~唐松岳~唐松岳頂上山荘~丸山~扇雪渓~八方池~八方ケルン~(巻き道)~八方池山荘~黒菱平~黒菱P
3泊4日の縦走でかなり満足してたから、混雑するお盆は例年通り近所のお山をブラブラしよーかなって思ってたんだけど、何気にかなりお天気がよさそうな予報。お盆初日&山の日連休はどこの山小屋も激混みだろうから日帰りで、あんまりお金も使いたくないからできればロープウェーとか使わずに、しかもお花がたくさん咲いてそうなところ…ということで、唐松岳にソロで行って来ました!雪山では5回も登ってるんだけど(笑)、夏山は初めて。お花が多いとは聞いてるけど、夏の唐松岳はどんなだろうって楽しみに向かいました。
お盆初日は早朝から高速道路が混むことは予想できてたので、会社からおうちに帰って来て、急いで準備してすぐに出発しました。中央道はそこそこ車は多かったけど、まだ渋滞することもなく順調に走って安曇野ICへ。安曇野ICからの下道も空いてて順調だったんだけど、黒菱駐車場に上がる林道?がけっこう長かった…。0:30くらいに駐車場に着くと、予想外にかなり空いてました。半分以上は空いてたんじゃないかな?仮眠して3:30過ぎに起きたら、けっこう車は増えてたけどまだまだ停めるスペースはありました。ゆっくり朝ゴハンを食べてから出発~。まだ暗い中、ゲート脇を通って、黒菱ゲレンデの砂利道を登って行きます。しばらく登るとアルペンクワッドリフト沿いの舗装路になって、これがめちゃくちゃ急坂!!間違いなくこのルートでイチバン急なところです(苦笑)。黒菱ゲレンデを登り終わると黒菱平に着きました。ここからはクワッドリフト沿いに九十九折に登って行きます。このアタリでもすでにキンコウカとかのお花がたくさん咲いててテンションが上がったけど、まだ薄暗くて写真は撮れませんでした。
しばらく登って行くと八方池山荘着きました。ゆっくり登って1時間くらい。いいウォーミングアップになりました。ヤナギラン見っけ!
八方池山荘から登り始めたところでちょーどご来光。お日さまは雲から出る感じでイマイチだったけど、お山は少しだけモルゲンっぽくなってくれました。
登り始めてすぐの分岐を登山道コース(?)に進んでで尾根沿いを登って行きます。ここは冬道と一緒かな?大きな石がゴロゴロした道なんだけど、たくさんのヒトが歩くからかツルツルに磨かれててめちゃくちゃ滑りました(汗)
朝日を浴びて輝くタカネマツムシソウ…
気が付くと下の方が雲海になってました。まだゴンドラもリフトも動いてないから、八方山荘に泊まってたヒトと自分と同じよに黒菱から歩いて来たヒトの数人しかいなくてとても静かでした。
登山道脇にはお花がたくさん咲いてました。写真を撮りながらゆっくり登って行きます。ハクサンシャジンがたくさん咲いてました。
八方尾根の固有種のハッポウタカネセンブリ…。登り始めてこんなにすぐに会えちゃった。ラッキー♪
ネバリノギラン…
シロバナのハクサンシャジン…かな?
タカネアオヤギソウ…
ゴロゴロから木の階段になりました。左側には遊歩道?です。帰りは遊歩道からのんびり帰って来る予定です。
八方山の石神井ケルンからの眺め。イチバン左に小さく爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、ちょっと雲がかかった五竜岳、そして唐松岳です。雪山の時に見る景色とずいぶん違うな~
ハッポウアザミ…
唐松岳と不帰ノ嶮を眺めながら緩やかに登って行きます。
ミヤマママコナ…
息ケルンです。遠くには顔ケルンも見えてます。
ミヤマワレモコウ…。何故かシルエットになっちゃった(汗)
シモツケソウ…
息ケルンからはすぐに顔ケルン(八方ケルン)に到着。いいお天気なのでニッコリしてるよに見えました。
でも、振り返るとすでにガスが上がって来てました。山頂に着くまでなんとか晴れててくれてばいーけど…
オヤマソバ…
ミヤマコゴメグサ…
ミヤマダイモンジソウ…
白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳の白馬三山。雪がある時も綺麗だけど、岩々しか感じもまた美し~♡
八方池の向こうに不帰ノ嶮。いつか歩いてみたいと思ってるけど、いつになることやら…
ミヤマムラサキ…
ミヤマトウキ…かな?セリ科は難しい(汗)
八方池には帰りにゆっくり寄ろうかなって思ってたんだけど、なんか雲の動きが怪しかったので、ちょっと戻って寄って行くことにしました。
木道で八方池に下って行くと風がなくて綺麗にリフレクション~☆雪に埋もれてる状態しか見たことなかったから、初めて見れてちょっと感動です。
またまたハッポウタカネセンブリです。初めましてだし、ここでしか見られないのでたくさん載せちゃいます(笑)
ここからは登山道で装備が必要という注意書きがありました。ということで、ここから登山開始?!
クモマミミナグサ…
イワショウブ…
シナノオトギリ…
少し登ると下ノ樺らしきところに入って行きました。こんなに青々とした緑豊かなところなんだねー
ミヤマホツツジ…
ハクサンオミナエシ…
クロトウヒレン…
一度、樹林帯から出て、お花がいっぱいの道を登って行きます。今までもお花たくさんの道を歩いてきたけど、すごいお花の数だなぁ。
ウツボグサ…
ハクサンタイゲキ…
ニッコウキスゲも咲いてたよ~
イブキジャコウソウ…
カライトソウ…
石ゴロゴロの道をトラバースするよに緩やかに登って行きます。左側のカールはお花畑…
こんな感じです!ピンク、キイロ、ムラサキと色とりどりのお花がたくさん咲いてました。
イワシモツケ…
マルバダケブキ…
お花畑と五竜岳…と思ったけど、五竜岳には雲がかかってきちゃってました。コレ、山頂からの眺めダメじゃない?(汗)
ハクサンチドリ…
そして、上ノ樺(たぶん)に突入~。上ノ樺はけっこう長かった感じです。
モミジカラマツ…
ミヤマキンポウゲが群生してるところがありました。
ニョイスミレ…
扇雪渓に寄ろうかと思ったけど、雲がかなり湧いてきたのでそのまま登り続けることにしました。なんとか晴れてるうちにピークに立ちたいな…
樹林帯を抜けてハイマツの間を登って行くと丸山ケルンが見えてきました。
そろそろ雲が増えてきて見えなくなっちゃいそう…
丸山までの登りもお花がたくさん咲いてました。けっこう急だったけどね…
チングルマがたくさん咲いてました。カワイイ~♡
咲き残りのイワカガミがポツポツと…
ウサギギク…
コバイケイソウも…
グルっと回り込むよに階段で登って行きます。雪山の時は正面から直登するんだけどね。
丸山に到着すると麓の方はすでに雲に覆われてました。雲がグネグネ動き回ってカタチを変えるのがまるで生きてるみたいでした。
白馬三山も見納めです。
さて、山頂に向かいます。雪山の時はここまで来て時間と体力にヨユーがあれば山頂に行こうって判断するところ。今日はもちろん時間はまだまだあるのでゆっくり向かいます。あと1時間くらいかな?
なんだろー?花?実?
タカネヤハズハハコ…
山頂アップ!数人立ってるのが見えました。グイグイ抜かして行ったヒト達はとっくに山頂に着いてるね。
チングルマのフワフワ~♪
下の方は雲だらけだったけど、頭上はまだ青空のまま。気持ちのいい稜線歩きです。
またまたチングルマです。
迂回ルート?が通行止めになってたので岩場の稜線ルートへ。冬道は確か稜線ルート通ってるよね?
岩場を越えて少し進むと雪山の時に核心部と言われてるところがあります。すでに下り始めているヒトもいて、ちょっとだけすれ違い待ちになってました。
ここは直登せずに巻けるよにちゃんと手すりとロープが設置されてました。すごい親切だわぁ。
イワギキョウ…
山頂と山荘の分岐に出ました。残念ながら大好きな剱岳には雲がかかっててよく見えず…(泣)。とりあえず、ヒトが増えないうちに山頂に行っちゃいます。
いつも雪庇ができてるところを覗き込んでみました。
ここは冬道よりも登りやすいかも~♪
そして、唐松岳山頂に到着です。唐松岳山荘泊のヒトはすでに下山後だったからか、そんなにヒトは多くなかったです。相変わらず剱岳は頭しか見えなかったけど、時間はたっぷりあるからのんびり休憩タイム。
不帰ノ嶮から歩いて来てるヒトもけっこういました。行ってみたいけど、行けるかな?いろいろ見てシュミレーションしてみよ。とりあえずは天狗山荘が復活してくれないと…
相変わらず雲は生き物みたいに目まぐるしく動きまくって五竜岳は見えたり隠れたり…。剱岳もそれでスッキリ見える瞬間があるかと思って待ってたけど最後まで頭だけでした。
どっしりとした五竜岳。
唐松岳から五竜岳の稜線。ここの縦走は平日じゃないと無理かな。五竜山荘、めっちゃ混むもんね…
1時間くらい山頂でのんびりしたので下山することにしました。涼しくて気持ちよかった~♡
唐松岳山荘に寄るつもりは全くなかったんだけど、山荘に向かう道の斜面にコマクサが咲いてるのが見えたので進んでみることに。かなり終盤って感じだったけど、けっこうたくさん咲いてました。
コンロンソウ…かな?
休憩するヒトで賑わう山荘前から今日イチの剱岳が見えました。すっきり見えなかったのは残念だったけど、今日はお花が目的だったからね。
グルっと回って分岐に向かって階段を登って行くとライチョウがいました。
分岐に戻って下ろうとしたら、登って来るヒトがたくさんいてなかなか下ることができず、かなーり待ちました(汗)
白馬岳はすっかり雲に隠れちゃったけど、まだ不帰ノ嶮はなんとか見えてました。もーすぐ雲に飲まれちゃうかな…
その後もすれ違いがかなり発生してけっこう大変でした。フツーにリフトやゴンドラで上がって来るヒト達が山頂に着く時間になってきたってことだね。もっと早く下山し始めればよかったかなーって思ったけど、特に急いでたわけでもなかったからのんびり下山しました。
観光客で混雑してそーな八方池の少し上でお花畑を見ながらちょっと休憩。このアタリはすっかり雲の下でした。
せっかくなのでもう1回、八方池に寄って行くことにしました。登りの時に撮りそこなったキバナノカワラマツバ…
またまたハッポウタカネセンブリ~♡
白馬岳とかは見えなくなっちゃってたけど、池の対岸を歩く登山者さん達のシルエットがとってもいー感じ♪
八方池を堪能したので登山道に戻ります。さすがに八方池からは観光客がめちゃくちゃ増えました。ここを歩いてるヒトは少なかったけど…
戻る木道脇にもお花がちょこちょこ咲いてました。オオコメツツジ…
ミヤマカラマツ…
ハクサンサイコ…。もっと寄って撮りたかったけど薄暗くて(汗)
分岐を遊歩道に進みます。木道を緩やかに下って行く感じ。ガッツリ曇ってて、頸城山塊は全く見えません…
ハッポウウスユキソウ…
アチコチにたくさん咲いてたキンコウカ…
タムラソウ…
ミヤマクワガタソウ…
ヤマホタルブクロ…
ホツツジ…
八方山荘からリフトに乗らずに歩いて下ります。歩いてるヒトには2人しか会いませんでした。
黒菱平まで下ってきて八方山方面を振り返ります。
この坂!!下るにもかなり急なのでジグザグに歩きながら下りました(汗)。朝イチのこの登りはキツかったなぁ…
ということで、黒菱駐車場に無事に戻って来ました。あー、こんなところまで駐車場だったんだってくらい、思ったより広かったです。また、ここから登ろっと。
翌日は、白馬岳に登ろうかと思ってたんだけど、山の日でめちゃくちゃ混みそうだし、今日、お花はたくさん見れて満足しちゃったので、いつもはおうちからだとちょっと遠くてなかなか踏み出せない火打山に池塘を見に行くことにして、笹ヶ峰に移動しました。
初めて登った夏の唐松岳は、ウワサ通りの楽園でした~♪ 黒菱駐車場から登ったからそれなりに登りごたえはあったけど、登山道は整備されてて歩きやすいし、右も左も絶景だらけだし、お花はたくさん咲いてるし、めちゃくちゃよかったなぁ。早い時間から登ったから静かな山頂も楽しめたしね。今まで唐松岳は雪山を登りに来るところだと思ってたけど、これは夏山もクセになりそうです(笑)
2019年8月2〜5日 薬師岳〜太郎山〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜双六岳〜弓折岳〜笠ヶ岳(3泊4日・小屋泊)④
1日目:折立BS〜太郎平小屋〜薬師峠〜薬師岳山荘(泊)
2日目:薬師岳山荘〜薬師岳〜薬師岳山荘〜薬師峠〜太郎平小屋〜太郎山〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜五郎のカール〜黒部五郎小舎(泊)
3日目:黒部五郎小舎〜双六岳〜双六小屋〜弓折分岐〜弓折岳〜秩父平〜笠新道分岐〜笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳〜笠ヶ岳山荘(泊)
4日目:笠ヶ岳山荘〜笠新道分岐〜杓子平〜笠ヶ岳登山口〜新穂高BS
3:00に起きて窓の外を見てみると満点の星空。しばらく眺めてたら流れ星もいくつか見れちゃいました。準備をして3:30過ぎに小屋を出発したけど、さすがにこの時間に出発するヒトは他にいませんでした。だって、こんないいお天気なんだからみんなご来光見てから下山するよね…。小屋からテン場までの岩ゴロゴロを真っ暗な中を下るのはイヤだなぁって思ってたけど、歩いてみたら意外と大したことなかったです。
ポツポツ明かりが点き始めたテン場を抜けて、笠ヶ岳新道分岐までの稜線を歩いて行きました。まだ真っ暗だけど、前日に歩いた道だからちょっと安心感があります。淡々と歩いてたらだんだん空が白んで来て、穂高連峰のシルエットが浮き上がってきました。
振り返ると笠ヶ岳も薄暗い中にボンヤリと見えるよーになってきてました。
歩き続けてたら槍ヶ岳アタリがだんだんいい色になってきました。稜線からは常に穂高連峰が見えてるわけじゃないから、よく見えるところまでちょっと急いで歩いて行きました。
うわぁ、めちゃくちゃキレイ♡
こんな風に空の色が少しずつ変わってくのを見るのがやっぱり好き。みんなは今頃、山頂か小屋前から眺めてるかな?
あっとゆー間に色が変わっていく…
お日さまは槍ヶ岳の左から昇りそうです。そーいえば、山頂から日の出を見るとダイヤモンド槍ヶ岳になるらしいです。見てみたいけど、次に来るとしたら秋かなぁ…
軽くアップダウンはあるけど下り基調だからあっとゆー間にこんなに歩いてきました。
もしかしたら笠新道分岐のところから日の出が見れちゃうかもって思ったので、どんどん進みます。
昨日、晴れてたらこんな景色を見ながら歩けたんだねー。雲がある景色も幻想的で悪くなかったけど、やっぱりこの稜線は晴れてる時に歩きたいな。
5:00前にに笠ヶ岳新道分岐に着きました。分岐からはすぐに下りにならずに少し登ってからの下りです。もしかしたら登り切ったところから日の出が見れるかな?って思って急ぎ気味に登って行きました。
イチバン高いところまで登ったけど、日の出にはまだ少しだけ早かったです。それにしても、笠ヶ岳カッコイイなぁ…
ちょっと設定を変えて。
少し待ってもよかったんだけど、早く下山したかったから日の出を待たずに下山開始しました。ここからは激下りです。カール状の地形の中をどんどん下って行きます。遠くに登山道が細い線みたいに延びてるけど、終点が杓子平かな?
下りながら乗鞍岳がボンヤリ見えてることに気づきました。右後ろは御嶽山かな?
グングン下ってたら、お日さまが出てきそうになってきました。
雲がなかったら時間的には出てたハズなんだけど、ちょーど雲が少しだけ出ててまだでした。これ以上下ると角度的に見えなくなっちゃうけど、待たずに下ることにしました。だって、笠新道は下りでも相当キツイっていろんなヒトから聞いてたから。もし、めちゃくちゃ時間かかったらバスに乗れなくなっちゃうもん…
カールにはお花がいっぱい咲いてました。チングルマ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウなどなど…。もちろんコバイケイソウも!今回、五郎のカールのコバイケイソウを楽しみにしてたけど、それ以外のところでもめちゃくちゃたくさんのコバイケイソウを見ることができました。
しばらく下って来ると大きい岩とか段差とか出てきて、なかなかスピードが出ません。ここを午後の暑い時間に登るのはかなりキツイだろーな。
ゴロゴロ地帯終了したのでどんどん下ります。
振り返ると左に笠ヶ岳、右に下って来た道が見えました。
笠ヶ岳のアップ!稜線から見るカタチの方が笠ヶ岳ってカタチでカッコよくて好きかも。
下ってくるとチングルマのフワフワが増えてきました。まだお花がかなり残ってたけど、これからはどんどん増えてくるね~
カールを抜けて、笠ヶ岳を右側に見ながら緩く下って行きます。このアタリは笠新道の中でも快適に歩けるところです。
杓子平に到着です。慎重に下ってたらCTくらい時間かかっちゃいました。少しは巻けると思ってたんだけど(汗)
眺めがいいのはここまでなので、ここでちょっとだけ朝ゴハン休憩です。左が笠ヶ岳、右は抜戸岳かな?抜戸岳は行かなかったから、また登りに来なくっちゃ。今後は紅葉の時期がいいかな~
笠ヶ岳も見納めです。今日はホントにいいお天気!下山日がイチバンいいお天気ってゆーのはちょっと悔しいけどね(笑)
ここからは樹林帯を入ったり出たりしながら下って行きます。目の前に槍ヶ岳が見えてたんだけど逆光で写らず…
笠新道にもお花がいっぱい咲いてました。クロトウヒレン…
ミヤマトリカブト…
こんな下りならガンガン下れそうって思ったんだけど…
シモツケソウ…
ハクサンフウロ……
見上げると斜面にお花がたくさん咲いてました。
大きな岩がゴロゴロした急なところを下って行きます。下りにくくて全然スピード出ないょ…(汗)
と思ったらめちゃくちゃ平坦になったり…。これじゃ全く標高下がらないじゃーん。
チダケサシ…かな?
ちっちゃいハシゴもありました。
アザミ…
ヨツバヒヨドリ…
下っても下ってもなかなか高度が下がりません。急なところを少し下っては平坦なところを歩いての九十九折だからあんまり高度が下がらない気がする…
登りのヒト達とかなりすれ違うよーになってきました。みんな汗ビッショリで暑そう…
けっこう日向が多いから暑いんだよね~
ガッツリ樹林帯に入りました。ちょっと涼しい~。同じ部屋だったオバサンに追いつかれて、追い越されました。オバサンがストック持たずにスイスイ岩場を下ってるのを見て、自分もストック持たないほうが早いし安定するだろーなって思いました。でも、荷物軽くしたかったから…
道が歩きやすくなってくると笠新道の入口は近いです。
そして、笠新道の入口に到着です。冷たい水で顔をバシャバシャ洗って、ゴクゴク飲んでさっぱり♪ まだ9:00前だってゆーのに下界はすでに激暑でした。
登山口で休憩中のオバサンに再び会って、そのまま一緒に新穂高まで歩きました。オバサンに先に行ってもらえばよかったんだけど、流れで一緒に歩くことになっちゃって。オバサンが9:55のバスに乗るってゆーからちょっと急ぎ目に歩いたこの左俣林道が笠新道より辛かったかも…。ウバユリとかいろいろ咲いてたけど、全く写真撮れなかったし(泣)
新穂高でオバサンとお別れして、温泉に入ってたらオバサンと再会!平湯で温泉に入るって言ってたのにって思ったら、平湯から新宿行きのバスに空きがなかったから、松本から帰ることにしたんだって。11:30の松本行きのバスでまずは松本BTへ。松本BTのはなまるうどんでオバサンと一緒にランチして、14:20発の新宿行きのバスで帰って来ました。
ずっと歩きたいと思ってた折立から新穂高までの薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳をつなぐ3泊4日の縦走はお天気に恵まれてホントに最高でした!4日間ずっと快晴ってわけにはいかなかったけど、1日中お天気が悪いって日はなかったし、いろんなヒトと出会って、たくさんのお花にも会って、これでもかってくらいの絶景を堪能することができました。ホントにどこ見ても絶景だらけだったもんね。移動の都合上、1日アタリの行程が長めになっちゃったから、カメ足の自分的にはあんまりのんびり歩けなかったのはちょっと残念だったけど、とりあえず念願だった縦走ができたから、今度はそれぞれのお山をゆっくりじっくり歩いてみたいな。
今シーズン中にもう1回長めの縦走したいんだけど、小屋泊は混むのとお金がかかるのが難点だよね。テント泊なら体力が続く限り何泊でもできるのになぁ…。また、テント担げつようになりたいな。