2015年12月6日 竜ヶ岳(日帰り)
竜ヶ岳登山者専用P〜本栖湖キャンプ場〜石仏〜竜ヶ岳頂〜周遊歩道〜本栖湖キャンプ場〜竜ヶ岳登山者専用P
ちょっと遠出して雪山に登りたかったんだけど、一緒に行くはずだったお仲間さんの都合が悪くなっちゃったので“この時期ならではの何かが見れるお山はどこだろ…?”って考えて、いろいろネット検索して、別のお仲間さんと竜ヶ岳に行って来ました!目的は、ズバリ、“ダイヤモンド富士”でした。年末から年始にかけて行くヒトが多いみたいだけど、今くらいの時期でも見れるみたい。何気に空いてていいかも?ってことで行ってきました~
夜中に出発して本栖湖に向かいました。中央道を走りながら空を眺めたらかなり雲が出てて…ソロだったら中止にしてたかも。家を出た時の外気は7℃で先週よりも3℃も暖かかったけど、本栖湖畔の道路に表示された温度計は−2℃でした。真っ暗な駐車場にはすでに車が10台くらい停まってましたがヒトがいる気配はなく…。おそらく、山頂でダイヤモンド富士を狙う方々はすでに出発済み。自分達は、途中の石仏で見るつもりだったので、薄っすら明るくなった6時過ぎに出発しました。
キャンプ場を抜けて車道を渡って登山口へ。ところどころに標識があったので途中までは迷わなかったけど、登山口のところがちょっとだけわかりにくかったな…。登り始める頃には、空は明るくなってきてました。
登山道はそんなに急でもなく、緩くもなくだったけど、ダイヤモンド富士待ちで防寒に照準を当てたウェアリングだったのでかなり暑かったです。やっぱり、氷点下でも歩き始める時は脱がないとダメだなぁ…
こんな階段っぽいところもちょっとだけありました。
歩いてるうちにどんどん明るくなってきて、気がつくと周りの山々が赤く染まってきてて…。南アルプスのモルゲンロートがめっちゃ綺麗でした~♪
雲にもどんどん日が当たってきて幻想的な雰囲気に。こんなことなら、車でダラダラせずに登り始めちゃえばよかった…ってちょっと後悔しました。
途中で上着を2枚脱いでベースだけで九十九折の登山道を登り続けると、富士山の見晴しのよい広場っぽいところに着きました。ここでも十分かなって思ったけど、目指す石仏が見えたので、登り続けました。
登山道には霜柱がいーっぱい。こんな細い繊維みたいなモノが地中から生えてくる(?)なんて自然のチカラってホントにすごいなぁ…
霜柱だらけの登山道を振り返ってみました。奥の方には御坂山塊が朝日を浴びて静かに佇んでました。
ダイヤモンド富士鑑賞に雲は邪魔以外の何物でもないけど、空には雲があった方が綺麗だったりします…
途中、ビュービューかなり強い風の音がしたけど、笹に守られてたので大した影響を受けることなく、石仏に到着しました。目の前には山頂への九十九折りの道が続いてました。
ダウンジャケットを着て、あったかい紅茶を飲みながら、石仏にある東屋で日が登るのを待ちました。
周りの山々にどんどん日が当たって明るくなってくる中、雲はどんどん増えてきちゃったし、太陽は思ったよりも左から出そうだし、これは失敗だったかなって若干諦めてたんだけど…
太陽みたいなのがなんとなく見えてきた…
太陽が登るに連れて、ちょっとずつ真ん中に近くなってきた…
こっ、これはっっ?!
ダイヤモンド富士…なのか?!
結局、薄雲のベールに包まれたまま太陽は登っちゃったので、ハッキリしたキラキラ☆のダイヤモンドは撮れなかったけど、なんとなくそれっぽいものは撮ることができました(笑)。何も見れないとゆー最悪の事態は免れたし、太陽が左から右に登ってくこともわかったし、とりあえずよかったかな。
このまま帰ってもいーかなって思ったけど、始めて登るお山だったからとりあえず山頂へ向かいました。キレイに刈られた笹の道を九十九折に登って行きました。最初は左手に、そのうち後ろに…ずーっと富士山を眺めながら登ることができます。めっちゃいいお山~♪
土が出てるところには立派な霜柱があちこちに群生してました。地面もけっこう凍ってたし。そろそろ、軽アイゼンとかチェーンスパイクとか持ってた方がよさそーです。ゆるっと登って、開けた広場みたいな山頂に到着〜。団体さんがテント張ってました。ベンチとテーブルがあって、全然風もなかったので、富士山を眺めながらのんびりお茶することにしました。
山頂からちょっと歩いたところから、南アルプスの山々を見ることができました。さすがに山頂付近には雪が積もってるみたいだけど、やっぱり雪は少ないな…まあ、富士山ですら少ないから、当然か。
お隣の雨ヶ岳。かなり下ってからの登り返しがけっこうキツイとのウワサ。でも、今度来る時は、雨ヶ岳~毛無山まで縦走したいな。
山頂から下ってすぐのところから見えた八ヶ岳。こちらもまだまだ雪は少なそう…
下山は途中の分岐で本栖湖方面へ下りました。最初は見通しの良い笹原だったけど、すぐに樹林帯に入りました。
めっちゃ歩きにくい階段がところどころにありました。階段は使わず、ほとんど脇を歩いたけど…
全く急なところはなかったけど、とにかく九十九折の単調な下りで全く面白くなかったです。木々の間から、本栖湖がチラチラ見えたのが救い…かな。やっぱり登りは富士山を見ながらがいーと思います。
一応、ところどころにピンクテープがあるものの、雪が降ったら道はわからなくなりそ…
しばらく下りてくると標識があって、周遊歩道を歩くことにしました。歩道ってゆー割には、ちょっと荒れた感じの道だったけど、まあ、よしとします(笑)。まだ、ちょっとだけコケが残ってました…
気づけば朝登り始めた登山口に着いて、キャンプ場を通って、駐車場に戻ってきてました。
お天気がビミョーにも関わらず決行したダイヤモンド富士鑑賞は、予想通り、思い描いてたキラキラな太陽に出会えなくて残念でした。前日の方が圧倒的にお天気がいいことはわかってたけど、用事があって行けなかったから、まあ、仕方ないかな…
でも、この竜ヶ岳、ずっと富士山を眺めながら、大した急傾斜もなく短時間で登れちゃうので、初心者の友達とか連れてくるにはすごくいいかも!来年は、絶対に快晴のタイミングをみて、再度、ダイヤモンド富士にチャレンジしたいと思います。