2015年12月23日 鹿倉山〜大寺山(日帰り)
道の駅たばやま〜マリコ橋〜大丹波峠〜鹿倉山〜1178地点(大マトイ山)〜大寺山(仏舎利塔)〜深山橋〜鴨沢BS
なんとか休みをとったのに、残念なことに天気予報は曇のち雨…(涙)。最初は、杓子山にガッツリ冠雪した富士山を眺めに行こうと思ってたけど、やっぱり真っ白な富士山は、真っ青な空を背景に見たいよねーってことで、お天気に関係なくお楽しみがある鹿倉山にお仲間さんと行ってきました!
天気予報が外れるかもって微かな期待を持って家を出たけど、空を見上げると予報通りのどんよりとした曇り空…。迷うコトなく、丹波村に車を走らせました。奥多摩湖畔の山々は、先月は、キラキラした赤や黄の葉っぱ達が出迎えてくれたけど、すっかり茶色くなって淋しい感じになってました。
道の駅たばやまには、ほとんど車は止まってませんでした。すでにシーズンは終わってるし、いつ雨が降るかわからないお天気だったしね…。係りのヒトに道を聞いて、歩き始めました。
めこいの湯の脇を通って、民家の間を通って、作業道っぽいところを少し行くとマリコ橋に出ました。誰かのブログで見た通り、なんの変哲もない小さい橋です(笑)。その先は、シイタケの栽培所とゆーか、何かの作業場とゆーか、そんな感じになってて、そこを通過すると登山道に入って行くはずなんだけど…『ワン!ワン!ワン!』って、すごい勢いでウワサの黒いイヌが飛び出てきました。前情報通り、2匹は繋がれてて、1匹は繋がれてませんでした。吠えてはいたけど、寄ってくることも追いかけてくることもなく、その場を通り過ぎることができました。よかった…
マリコ川を渡渉して、川沿いの細い道をしばらく歩いて行きました。
沢沿いの道は気持ちいいけど、ちょっと荒れてる感じ?(汗)
こんな感じの橋もいくつかありました。
荒れ荒れの道をしばらく歩くとキレイに整備された樹林帯に入りました。最初は、平らな感じだけど、徐々に登りになってきて、九十九折りに登って行きました。誰もいない、暗くて静かなお山…お天気のせいだけじゃない気がする。1人で歩くには淋しいかも。
大丹波峠は、広場みたいになってました。小菅への分岐もありました。ここから車が通れるくらいの作業道になって、道幅がグンと広くなりました。
作業道の途中にあったショートカット。わかりやすく、入り口には赤いテープがありました。
再び作業道に出て、標識に沿っておしゃべりしながらどんどん登ってたけど、ふと、進んでる方向が違う気がしてGPSで確認すると、なんかちょっとズレてるかも…。下って分岐がなかったか探そうかとおもったけど、GPSは多少のズレが出ることもあるから、とりあえずもうしばらく登ることに。すると、少し進んだことろに登山道の入り口がありました。
杉っぽい木々の中に松っぽい木が混ざってきて、松ぼっくりがゴロゴロ。
登山道をしばらく登ると尾根っぽいところに出て、再び作業道と並行するよーになりました。山と高原地図には、作業道は途中までしか書いてなかったけど。ちょこちょこ作業道と重なったり、分かれたりするから、ずっと作業道を歩くことにしました。ヒトの手が入った感じは否めなかったけど、快適なお散歩道でした。
鹿倉山頂への分岐。作業道は、山頂を巻く感じで続いてました。
鹿倉山頂は、ちょっとした広場みたいになってました。少し休憩しよーかと思ったけど、けっこう寒くて、すぐにカラダが冷えてきて、手がかじかんできちゃったので、写真だけ撮って歩き続けることにしました。
なんかカワイイ色の実をみつけました~。今の時期は、茶色い世界になってるので、色のあるモノは貴重です(笑)
登山道と作業道が並行してたので、キレイにならされてる作業道をおしゃべりしながら歩いてたらフェンスで行き止まり…。かなりしっかり閉じてあったのでおかしいなって思って上の方を見てみたら、登山道を示すテープがかなり上の方にありました。いつの間にか登山道は上に向かってたみたいです(笑)
ドングリがたくさん落ちてるちょっと急な斜面を登って無事に登山道に復帰しました。誰かと一緒に歩いてて、おしゃべりとかしてると、こーゆーの気づけないんだよね(汗)
その後も作業道は並行してたけど、反省して登山道を歩くことに。おっして、木にびっしりと付いた白いキノコを発見。作業道だとこーゆーのは見つけられないし、やっぱり登山道が正解です。
そして、松ぼっくりもドングリもゴロゴロとたくさん落ちてました。こんなにたくさんのドングリを見たのは生まれて初めてかも?!
ちょっとだけ不明瞭な部分もあったけど、基本的にはテープを追ってれば迷うことはない感じでした。
1178地点の大マトイ山の手前あたりからは作業道もなくなって登山道のみになりました。このアタリは、実も多いけど、キノコも多いなぁ…。カサカサした茶色いキノコ。
カサカサした白いキノコ。
このアタリの下りは、ユルユルな感じで快適でした。
これは…ナニ?!よくわからない物体がいくつも落ちてました。
上を見るとヤドリギがたくさん…。でも、モシャモシャの実とは関係なさそう。
これはよく見るキノコ。カワラタケの仲間かな~?
しばらく歩いて行くと、木々の間から白いモノが見えてきて…
お目当ての仏舎利塔に到着〜。思ってたよりもずーっと立派でした。スゲー!!アジアのどっかの国に来たみたい(笑)
仏像は1面に1体ずつ、4体ありました。イチバン最初に見えた座ってる仏像。
時計回りに歩いて、正面のメインの仏像。背中に何か背負ってて、かなり迫力がありました。
そして涅槃仏。日本で涅槃仏を見たのは初めてかも。青い背景にピカピカの金色が映えてました。袈裟を着ないで、ミイラみたいになっているのは何故だろう。ミャンマーとかで見たのは、袈裟を着てた気がする…
最後に、立ってる仏像。他の仏像に比べて何か重みがないというか、ちょっと滑稽に見えました。
仏舎利塔の床は、足を置く度にパリパリと何かが剥がれるよーな音がしてました。どんな造りになってるんだろ?そして、仏舎利塔からは、奥多摩湖の一部も見下ろせました。お天気がよかったら、なかなかいい眺めかもしれないです。
作業してるオジサンが1人いたので、何をしてるか聞いてみたところ、どっかの山から仏舎利塔がよく見えるよーに木を切ってるって言ってました。仏舎利塔が立ってるところは広場になってて、ベンチがたくさんありました。ここでランチ〜♪と思ったけど、ポツポツ雨が…。下山中に土砂降りになったらイヤなので、ランチはお預けにして下山することにしました。
深山橋方面に下りる道は、ウワサ通りの急斜面でした。湿った土の上や木の根っこの上に落ち葉が乗ってて、2回くらい滑っちゃいました。
途中でバスの時間を見間違えていたことに気付いて、雨の当たらないところで軽くランチしました。そして、バスの時間に合わせてバス停に行ったつもりが、またしてもやっちゃいましたーっ(泣)。丹波村に戻るバスが来るのは、なんと1時間半後。うーん、バスを使う度、バスの時刻表読みをミスってるなぁ(汗)
丹波村までは約10km。さすがに全部歩く気力はないけど、鴨沢には暖かいトイレも屋根付きのベンチもあるから、暇潰しに鴨沢まで歩くことにしました。紅葉とかもないし、車道をひたすら歩く感じだったけど、途中で見つけた浮き橋に小学生ぶりに乗ってみることにしました。昔はドラム缶でできてた気がするけど、ちゃんとした浮き(?)になってました。
珍しく人気のない鴨沢のベンチでひたすらバスを待って、道の駅に戻りました。クリスマスだし、どっかのカフェでケーキでも…と思ってたけど、バスの時間を間違えて、なかなかいい時間になってたのでそのまま寄り道せずに帰ることにしました。
仏舎利塔は、前々からすごく気になっていて、いつか行きたいな~と思いつつも、夏は暑そうだし、鹿倉山が展望がないからお天気のいい日にわざわざ行くようなところでもないしでなかなか行けてなかったので、今回、行けてよかったです。帰りのバスが2時間に1本しかないのが難点かなぁ…
休日にも関わらず、登山中に作業のオジサンにしか会わないとゆー、とても静かな山歩きだったけど、お仲間さんとワイワイおしゃべりしながらの山歩きはやっぱり楽しかったです。性格的に仏塔とか好きみたいなので、また1人でプラっと来るかも…