2017年11月5日 武川岳〜横倉山(日帰り)
名郷P〜天狗岩〜前武川岳〜武川岳頂〜妻坂峠〜大持山の肩〜横倉山〜ウノタワ〜山中〜名郷P
午前中は風がめっちゃ強くて寒そうだけど、1日晴れそうだったからウノタワに行くか牛ノ寝に行くかで迷って、紅葉の時期に行ったことないウノタワを最終目的地にして武川岳にソロで行ってきました!タイミング的にちょっと遅かったカナ?と思いながらも秋のウノタワはずっと行きたいと思ってたから、かなり期待して行ったんだけど…
一の鳥居から武甲山を経由してウノタワに寄るか、名郷から武川岳を経由してウノタワに行くかで迷ったけど、武川岳だけを登ることは今後ないかなって思ったのと、一の鳥居まで行くのは何気に時間かかるので名郷を起点にすることにしました。駐車場には6:30くらいに着いたんだけど、同じくらいのタイミングで3~4台の車が着きました。ここの駐車場はやっぱり早く来ないと埋まっちゃうんだよね…
地元のオバーチャンとちょっと会話してから歩き始めました。cafe紗蔵の入口にいる黄色のてるてる坊主の写真を撮ろうと思ったら“カードが認識できません”の文字…え?って思ってカメラを確認してみたらカードが入ってませんでした(涙)。前日にPCに写真を取り込んでそのままだったことを思い出して“やっちゃったな………”ってテンション下がりまくり。紅葉の写真撮るのを楽しみに来たのに、望遠レンズだって持ってきたのにって後悔しても近くにコンビニもないしどーしよーもないので、iPhoneで撮ることにして気を取り直して歩き続けました。
民家の間の舗装路を歩いて登山口に向かいました。階段を上がってもう登山口?って思ったけど…
ただのショートカットだったらしくて再び舗装路に出ました。登山口の前から見えたのは大持山かなぁ?一応、まだ紅葉してるっぽいのでちょっと安心して登山口に入って行きました。
最初はありがちな暗い植林帯を登って行きました。勝手になだらかな道って思い込んでたけど、ボチボチ急な斜面でした。でも、時間はたっぷりあったのでゆっくりゆっくり登って行きました。台風の影響か落ちた枝とかが多くてちょっと歩きにくい部分もありました。道標も倒れちゃってたょ…
しばらくすると、旧登山道は通行禁止になってて、尾根を巻くような感じでトラバースさせられました。旧登山道は採石場になってるみたいです。トラバースの後、登って行くとだんだん明るくなってきました。上空は風がめっちゃ強かったらしく、木がギシギシと音を立ててました。
尾根に出ると白っぽい岩がゴロゴロ してきました。大きな岩にぶつかるのでちょっとだけ左に巻いて、また岩沿いに歩いて行きました。
こんな大きい岩が立ってたりします。
アセビが群生してました。ここだけじゃなく、横倉山付近にもアセビはあくさん生えてました。春はカワイイお花をつけるんだろーな。
天狗岩の取り付きに着きました。男坂と女坂に分かれてたけど迷わず男坂に進みました。女坂はザレてて歩きにくいって誰かのレコで見てたので。男坂は完全に岩場でした。
ホールドもステップもしっかりあって、全く危ないところも迷うところもなくアスレチック感覚で登れて楽しかったです♪このくらいの岩場は好きだらからもっと長かったらいいのにって思いました(笑)
岩場を登り切ったところの展望を期待してたけど、霞んでるのか遠望はイマイチでした。
天狗岩頂上の標識があったけど、どこが具体的な天狗岩でどこが山頂なのかわからないまま通過…
植林帯を歩いていると奥に紅葉がチラチラ見え出しました。
登り続けるのかと思ってたのに一度下ってからの登り返しでした。しかもこのネット沿いがけっこうな急登でした。振り返ってみたけど…なかなかです。
登り切って開けたところに出ると紅葉が出迎えてくれました。そんなに標高は高くないのになんかすでに寂しい感じの紅葉だけど…
前武川岳に到着。ピークっぽさは全くなくて(標識も落ちちゃってたし)ただの分岐って感じでした。左に行くと武川岳、右は山伏峠を経由してげんきプラザに続く道でした。ベンチがあったけど、紅葉も微妙だし、展望もないのでそのまま歩き続けることにしました。
木々の向こうに見えるのが武川岳かなぁ?
武川岳へは少し下ってからの登り返しでした。ブナやミズナラの紅葉がいい感じのところもあったけど、やっぱりiPhoneじゃ限界が…
まだまだ色が濃くなっていくのかなぁ?全体的に色が薄かったです。
ヒラヒラキラキラ…今にも落ちそうな葉っぱ達。
上手く色がでないなぁ…(汗)
もうちょっとキレイだったんだけど。
武川岳頂に着くと風の音がゴーゴーしてました。でも、山頂は風が通ってなかったので、ベンチに座ってちょっとだけ休憩しました。山頂は片側だけ開けてたけど、そんなに眺めはよくなかったです。でも、風がなくてポカポカでしばらくボーっとしちゃいました(笑)。
武川岳から妻坂峠に向かって尾根を下り始めたらめちゃくちゃ強風で耳が痛くなるほどだったので、ニット帽に替えて、グローブして、ソフトシェルを着ました。こんなキンキンする寒さは久しぶりでした。“うわー、ここからめちゃくちゃ急な下りだなぁ…”って思いながら落ちてた枝の束を跨いで落ち葉でズルズル滑る急坂を下りていきました。
やたら急で下りるのが大変だったから、道を間違えたかな?って思ってGPSを見たけど、ちょっと右にずれてるだけで誤差の範囲。踏み跡もあるし、テープもあったのでそのまま滑り落ちるようにして下りて行きました。
必死で急坂を下りてちょっと平坦なところに出たら踏み跡が全然なくなったことに気づきました。これはさすがにおかしいと思ってGPSを見るとかなり登山道から外れてました。妻坂峠に向かう尾根の隣の尾根を下ってて、そのまま行くと一の鳥居に着きそうでした。この急坂を登り返すのはめちゃくちゃキツそうでイヤだったけど、一の鳥居まで行ってそこから1時間近くかけて妻坂峠まで登るのは時間がかかりすぎるし、そもそもこの尾根を歩いて一の鳥居まで無事に辿り着けるかもわからなかったので意を決して登り返すことにしました。幸い朝早く出てきたから時間に余裕はあったし、30分で下って来た急斜面を1時間で登れればいーかなって自分を落ち着かせて、ニット帽もグローブも上着も全て脱いでから登り返しました。落ち葉がすごかったので相当滑るだろーなって思ったけど、足を蹴りこんでみたら地面が柔らかかったので、雪の急斜面を登る時みたいに蹴りこみながら登ることができたので、ちょこちょこ足を止めながらも30分くらいで登り切ることができました。相当キツかったけど…
朝から誰にも会ってなかったのに、登り切ったら何人ものヒトが通りすぎました。みんなしっかり防風して、爽やかな顔して歩いてるのに、自分だけ汗だく…(笑)。ソフトシェル着ながら何で間違えたんだろうって自分が下りた道を見てみると…ちゃんと枝がありました。しっかり跨いだ記憶のある枝の束。行っちゃいけないという印の枝の束。何で気づかなかったんだろ…(泣)
1時間ロスしちゃったから、ウノタワでランチ予定だったけど大持山の肩で食べてもいーかなと思いながら、今度こそ妻坂峠に向かって下り始めました。ちゃんとした登山道は急でも九十九折にしっかり踏み跡が付いてました。めちゃくちゃ歩きやすい(笑)
下ってる途中で見晴しがよくなりました。アレが大持山…かな?ってゆーか、え?まだあんなに登るの?って感じでした(笑)。省エネで歩いてたはずなのに、さっきロストした時の下り登りでかなり体力消耗しちゃってたから…。下りもあまりに急だと体力使うんだよね。しかも、すでにあんまり葉っぱがなさそうだったし。
植林の中を歩いてたけど、ところどころに色付いた木もありました。
妻坂峠を通過して、気持ちのいい道になりました。紅葉した木も少しずつ増えてきました。
左が自然林で右が植林のところをゆるゆる登って行きました。とゆーか、足が重くてゆっくりになっちゃったんだけど。
このアタリがイチバン紅葉がキレイだったかもー。あまりにキレイだったので、サクサク落ち葉の中に入って行きました。iPhoneで色が上手く再現できないのが残念…
色とりどり~♪
登山道から見るとこんな感じに見えまーす。
近くに行って上を見上げて…
登山道から眺めて…
また近付いて上を見上げて…。お星さまみたい、キラキラー☆
登山道から眺めて…を繰り返しながら登って行きました。
でも、やっぱり1週間遅かったのかな。それとも、前日夜の雨風で落葉しちゃったのかレコで見たよりも紅葉は少なく感じました。前日のレコをチェックしてから来たつもりだったんだけどなぁ…
でも、まだまだキレイなところが残っててよかったです。
淡いオレンジだったんだけど、茶色っぽく映っちゃった…(汗)
淡いグリーンも美しいかったです。ズームできないのが残念過ぎる…
紅葉と戯れている間に何人ものヒトに抜かされていきました。あのロストさえなければ、そこまでキツイ登りじゃないはずなのに…
この大きな木が出てきたら大持山の肩まであとちょっとでした。
やっと大持山の肩に着きました。いつも間にか風はおさまってて、ポカポカで暖かかったのし、オナカが空き過ぎてたからここでランチ…と思ってたけど無線をやってたヒトがいてめちゃくちゃうるさくて(汗)。気になってのんびりできないのでウノタワまで行くことにしました。
まずは横倉山に向かってグングン下りました。落ち葉で滑りやすいけど、九十九折に踏み跡がついてるから、歩きやすかったです。
左側は植林だったけど、右側はこんな景色を見ることができるところもありました。
下りだけだと思ってたら短いけどちょっと急な登りがありました。もう、登りはいらないかな(苦笑)
登り切ると少しなだらかになってアセビがたくさん生えてました。横倉山の標識を探しながら歩いてたんだけど、結局見つけられませんでした…
なんの葉っぱだろー?キレイだったなー
どんどん下って行きました。もっと紅葉トンネルの中を歩けるかと思ってたんだけどなぁ。
カエデの葉っぱも少なめ…
このアタリはまあまあカナ。
下のアセビは青々としてるけど、上はスカスカで寒々しい…
これはブナかなー?
なだらかな尾根をキレイな紅葉を探しながら歩きました。
キイロ…アカ…ミドリ…
わお!ライムグリーンが素敵♪
葉っぱの数は少ないけど、鮮やかな赤…青空に映えてました。
下りに入る直前に見晴しのいいところがありました。ここで景色を眺めながら静かにランチするのもいいなーと思ったんだけど、やっぱりウノタワまで行くことに。
ウノタワへの最後の下り。こここそ、紅葉トンネルだと思ってたけど、左側は植林でした。けっこう急な下りだったんだけど、トレランナーが後から滑り下りてきてちょっと怖かったです。
うーん、どうでしょう?あんまりキレイなところがなくて、どこを切り取っていいか迷っちゃいました(汗)
九十九折に下ってきて、改めて下って来たところを眺めてみたんだけど、想像してたのとやっぱり違う…
ウノタワに入るすぐ手前には少しだけキレイなところがありました。
ということで、久々のウノタワに到着。下って来た途中からずいぶんウノタワが騒々しいなって思ってたら、めっちゃたくさんのヒト。確かにレコでよく見るようになったけど、ここまでヒトが多くなっちゃったんだってちょっとガッカリ。
山中に下山するつもりだったので、ここくらいしかノンビリできるところはないので、かなりうるさかったけどランチ休憩にしました。カラマツの葉っぱもほとんど落ちちゃってたなぁ。
いっぱい居たヒトのほとんどは1つの団体さんだったみたいで、そのヒト達が出発したらかなり静かになりました。でも、ヒトがいなくなることはなかったので、こっち向きで撮ってみました。
山中に下山しよーとウノタワの奥に進んでみたけど、踏み跡はないし、GPSも外れてて、下りの取り付きを探してちょっとだけウロウロ…。黄色いモミジ?カエデ?は見つけたけど、取り付きは見つけられず。
ウノタワの入口方面に少し戻ったらウノタワ看板を見つけました。そのすぐ近くにテープがあって、無事に下りの取り付きを見つけられました。落ち葉で滑りやすい急坂だったけど、トレランナーのヒト達がズルズル走ってくれたおかげで踏み跡はわかりやすかったです。
途中、コケゾーンがありました。モコモコしてていい感じでした。
けっこうな急坂が続きました。こっち側も少し紅葉してたけど、日が当たらないからかまだこれからって感じでした。
途中から沢沿いを下るようになりました。どこかで渡渉しないと…と思って渡渉点を探しながら歩いてたんだけど、対岸にヒトが見えたから渡れそうなとことで渉ってみたものの踏み跡がほとんどなく。よく見たら元々いた方にハッキリした踏み跡が見えたので渉り返して、その後、明らかに対岸に踏み跡が見えた時点で改めて渡渉して下りました。
しばらくゆるゆると沢沿いを歩いて、ウノタワ入口に到着しました。駐車スペースには数台の車が停まってました。でも、ここからが本日の3つ目の試練でした。名郷までがの舗装された林道歩きがめちゃくちゃ長かったぁ。1時間半は歩いたょ…二度と歩きたくない(泣)。途中、川を眺めて綺麗なお水だな~とか思ったりしたけど、他に気晴らしできるものがなくてキツかったぁ…
名郷の駐車場に戻ってきて、駐車場代をポストに入れてさわらびの湯に移動しました。楽しみにしてた10月桜はかわいく咲いてました~♡
お天気がよかったから、ちょっと渋滞したいするかな…って思ったけど、全くそんなことなくスルスルと帰ってきました。
それにしても、散々な山行だったなぁ…。SDカード忘れて写真は撮れなかったし、最後の林道は長過ぎたし。でも、何よりもロストしてしまったのは大反省です。わざわざ誰かが入らないように枝の束を置いてくれてたのに、なんで気づかなかったのか自分でも謎です。無意識じゃなく、しっかり跨いだ記憶はもあるのに。これから落ち葉が多くなってどのこお山も踏み跡が薄くなるからもっと注意して歩かないと。百名山とかアルプスとかよりも里山の方がホント難しかったりするんだよね。
期待してたにも関わらず、紅葉の状態があんまり…だったからSDカードを忘れたことは結果的にはそんなにショックじゃなかったです(笑)。数日前に行ってたらため息が出ちゃうよな景色が見れてたのかなぁ?ウノタワに行ったのは4年前くらいで、まだお山を始めて2ヶ月くらいの時に雪の大持山&小持山に登った時に通りました。みんなで雪の上でゴロゴロしたりして楽しかったなー。初めてアイスマスターはいてテンション上がってたのもあるだろーけど(笑)。でも、今回行ってみて、“アレ?こんなだったっけ?”って感じでした。ヒトが多くてのんびりできなかったし、ウノタワはスルーしちゃってもいいかもって感じでした。行くとしてもヒトが少ない平日とかかなぁ…
もうちょっと紅葉を楽しみたいから、来週末も晴れますように。