2016年10月15日 国師ヶ岳~北奥千丈岳(日帰り)
大弛峠P~前国師~国師ヶ岳頂~北奥千丈岳頂~前国師~夢の庭園~大弛峠P
あんまり体調良くなかったから、短時間で楽に登れて、でも標高が高くて紅葉が見れそうで、おまけに登ったことがないお山…ってことで、国師ヶ岳に行ってきました!ホントは宇多田ヒカルのCMで一躍メジャーなお山になった栗沢山に行こうかなって思ってたんだけど、ホントに体調がイマイチで…。そんなんで登るなよって感じなんだけど、3連休にバスとかホテルとかせっかく予約してたのにお天気がビミョーで東北紅葉遠征ができなかったから、どーしても行きたかったんだ。
大弛峠の駐車場は、金峰山の登山口にもなってるので混むことはわかってたので、夜中に着くように家を出ました。初めてのテン泊の時に、富士見小屋から金峰山に縦走してきて、ここから下山したから山道がグネグネ長いのはわかってたけど、ホントに長かったわ…。駐車場に着くと、空いてるスペースはあと3台位って感じでした。車を停めて、寒かったけどトイレに行って、すぐに寝ました。外気温はー1℃。車の中もかなり寒くて、厳冬期用のシュラフ持ってくればよかったなってちょっと後悔しました。
赤く焼ける富士山が見たかったから、暗いうちに起きて準備して出発~。いくら整備されたハイキングコースとはいえ、あまりに真っ暗でちょっとだけ怖かったけど、直前に出発したオジサンがいたから大丈夫かなって歩き始めました。ヘッデンを頼りに大弛小屋の脇を通って、木の階段をひらすら登って行きました。そもそも階段は苦手だけど、それにしてもいつもより息が切れたのでちょくちょく立ち止まりながら登り続けました。
しばらくすると長い階段ゾーンが終わって、大き目の石がゴロゴロしてる道になりました。段々と薄明るくなってきてたから気持ちは焦るけど、なかなか足が前に出なくてキツかったな。前国師に着いたころには、かなり明るくなってきてて、空が赤くなり始めてるのも見えたから、このまま前国師にいようか迷ったけど、地図で見る限りは国師ヶ岳まであと少しっぽかったから歩き続けることにしました。でも、少し歩いて、方向があってるのか不安になって(地図だと前国師のところに北奥千丈岳への分岐があるように見えたから)、一度、前国師に戻ったりしてタイムロス。それでも、何とか日が昇り始める前に国師ヶ岳頂に着くことができました。山頂は、すでに富士山に向けてカメラをセッティング済みのカメラマンさんでいっぱいでした。
本来なら、日の出には間に合ってないはずなんだけど、下の方に雲の層ができてたから間に合ったって感じでした。でも、とゆーことは、富士山は赤く焼けないかも?と思いながら、めっちゃ寒かったので上下ダウンを着てスタンバイ。上下ダウン着ててもカメラ構えてる手は凍えて感覚なくなってたけどね。ちょっと高い岩の上に立って待ってたら、お日さまが雲から顔を出し始めました。
何十回見ても、何百回見ても、どこで見ても、やっぱり朝日はいいなぁ♡朝が来て、新しい1日が始まるって当然のことだけど、すごいことだよね。
富士山と山肌が少しだけピンクになったけど、やっぱり雲のせいなのかイマイチ…。そして、木々は紅葉してないとゆーか、強風ですでに葉っぱが落ちてしまったらしい。
でも、とりあえず、富士山のアップ。
もう1回引きで。あんまり変わらないけど…(汗)
南アルプスも薄っすらピンク色…
やっぱり赤くならない富士山。これが限界でした。この後、カメラマンさん達は『ダメだね…』って言いながら次々と下山して行きました。お日さまが当たるよになって少し暖かくなって、残るは数人になった山頂でしばらくボーっと景色を眺めてました。だって、富士山こそ赤くならなかったけど、キレイな景色には変わらなかったから。
金峰山の五丈岩もピョコンと見えました。
十分に景色を堪能して、北奥千丈岳に向かうことにしました。薄暗かったし、最後は気が焦ってたから“こんな道歩いてたんだ~”って感じでした。ちなみに、明るくなったら紅葉してるかな?って思ったけど、そもそも紅葉する木が少ないし、すでに紅葉は終わってたみたい…
いつの間にかお日さまが高くなり始めてて、木々の間から日差しが差し込んできました。
まずは前国師方面に向かって戻って…
分岐を北奥千丈岳に向かいました。ちょっと岩がゴロゴロしてたけど、歩きにくいところはなかったです。
あっとゆー間に北奥千丈岳に到着~。360℃開けてる広い山頂には誰もいませんでした。
南アルプスと金峰山を眺めながらここでもしばらく座り込みました。眺めが良かったってのもあったけど、体調が悪すぎて、正直歩けませんでした。
狛犬さんが岩の窪みに佇んでました。同じ狛犬さんをどこかで見た記憶があるんだけど、どこだっけ?
全く動きたくはなかったけど、このままずっと座ってるわけにもいかないので、ゆっくりゆっくり下山することにしました。こんな岩ゴロのシャクナゲだらけのところ登ってきてたんだ。シャクナゲの季節に来ても良さそう。
こんな感じの階段をひたすら下ります。体調悪いから下りやすくて助かったけど。
登りは真っ暗過ぎて寄る意味ないなって思って寄らなかったけど、帰りは夢の庭園を通りました。巨岩がゴロゴロしてたけど、どーゆーところが“夢”なのかは全くわかりませんでした。でも、夢の庭園の階段からの眺めはよかったです。
大弛小屋近くまで来ると真っ赤なナナカマドを見つけました。結局、紅葉の写真は1枚も撮れなかった…(泣)
なんとか大弛峠に戻ってこれました。途中で歩けなくなるかと思った…よかった。
寒さとカラダの痛みで何も食べてなかったから、駐車場でサンドイッチ食べてから帰路に着きました。時間も早かったから下道で帰ったんだけど、なかなかキツかったです。無理しないで高速に乗ればよかった…
赤富士は見れなかったし、紅葉も見れなかったし、体調は悪くなるしで散々だったけど、間違いなく景色はキレイだったから行ってよかったって思います。とゆーか、最初に行こうと思ってた栗沢山には間違っても行かなくてよかった…。この感じじゃ自力で下山できなかったかもしれないもん。やっぱり無理は禁物だね。
ってことで、この山行中にカラダを壊したので休養期間に入ります。いつ復帰できるか?そもそも復帰なんてできるのか?今は全くわからなくて、復帰できない可能性が高いけど、復帰できると信じてお休みします。