2016年5月21〜22日 白山(1泊2日・小屋泊)
1日目:別当出会P〜別当出会〜中飯場〜別当覗〜甚之助避難小屋〜南竜道分岐~十二曲り~黒ボコ岩〜弥陀ヶ原〜室堂〜御前峰〜お池巡りコース〜室堂(泊)
2日目:室堂〜弥陀ヶ原~エコーライン分岐〜甚之助避難小屋〜別当覗〜中飯場〜別当出会〜別当出会P
残雪期に行ってみたいと思ってた白山にお仲間さん達と行って来ました!1人で運転はキツイし、2人で交通費ワリカンとかもキツイしでなかなか行く決心がつかなかったけど、人数がまとまったので行くことができましたー。でも、想像通りかなり遠かった…
前日夜発で関越道〜上信越道〜北陸道で向かいました。てっきり、中央道で行くんだと思ってたけど、都内からだとこのルートがいいみたいです。寝不足だったから、お仲間さん達に運転はお任せしてウトウト…。気づいたら別当出会の駐車場に着いてました(笑)。駐車場から少し登って別当出会の休憩所へ向かう途中にフワフワのフキノトウの綿毛をたくさん発見~♪
朝ゴハンとトイレとハミガキを済ませて雲ひとつないいいお天気の中歩き始めました。
吊り橋を渡ると苦手な階段の始まり。しかも、けっこうな傾斜の階段でした。うぅぅ…
でも、登山道脇に咲くお花たちに癒されました。おなじみのタチツボスミレかな?
中飯場でお花を愛でながら休憩~。ミドリイロのお花?
赤いお花…ハウチワカエデのお花?日差しが強かったから、細かい写真も撮れてウキウキ♪
そして、少し傾斜の落ち着いた階段をグイグイ登って行きました。
中飯場にもトイレと水場があったけど、登山道にもチョロチョロ流れてる水場がありました。たくさん水場があるのは嬉しいよね~。水が豊富だからか、最初は植物もシダ類が多かったです。
サンカヨウを発見!と思ったけど、この後も登山道のアチコチに群生してました。こんなにたくさんのサンカヨウを見たのは初めて。めっちゃカワイイ♡
完全に透けてるのはなかったけど、ちょっとだけ透けてるのには会えました。この壊れそうな儚い感じがいーんだよねー
最初の階段以外はさほどキツイところはなく、ひたすらユルユル登って行く感じでした。でも、やっぱり階段が多くて苦手…
これは、お花…?
ズダヤクシュ…
終わりかけのミネザクラ…
オオカメノキ…
鬱蒼とした樹林帯から抜けると一気に見晴らしのよい登山道になりました。右手には別山もチラ見え…
かなり前からニリンソウらしきお花がたくさんあって、別当覗にもめっちゃ群生してました。でも、まだお花が開いてなくて残念…。エイレンソウは元気に咲いてました。
別当覗からは観光新道方面が見えました。あっちの道も気持ちよさそうだなぁ。それにしても、手前がめっちゃ崩落とゆーか土砂崩れしてる。だから、砂防工事が必要なのね…。元々この砂防新道は、砂防事業の資材を運ぶための道らしいです。
ここからは木道が出てくるようになりました。登山道脇に雪が残ってたので、雪玉を作ってカラダを冷やしながら歩きました。気温はそこまで高くなかったと思うけど、日差しが強くてホントに暑かった~
だんだん雪がゾーン的に現れてきて、雪の上を歩く場所も。ユルユルなのでアイゼン等は必要ない感じでした。
甚之助避難小屋は大きくてキレイな小屋でした。ここで泊まるのもいーなー。小屋の少し上のデカイテーブルみたいのがいっぱいあった広場がテン場なのかなぁ?別山もだんだん姿を現してきました。
さっきまで、フワフワの綿毛だったフキノトウもこのアタリではまだお花。
甚ノ助避難小屋からすぐに南竜道分岐に着きました。ちょっとしか歩いてないのに暑いからまた休憩…(笑)。ここから黒ボコ岩に向けてグイグイ登って行きました。
ちょっと登っただけなのに、別山がよく見えるよーになりました。目指す白山は全く見えなかったけど…
みんなが心配してたトラバースも危険度は0。傾斜も緩いし、何の問題もなかったです。でも、この後、今にも崩れ落ちそうなスノーブリッジを何回か通りました…
ちょっと危険と思ったのは、この雪の斜面かな?ステップ状になってたし、雪がグサグサだったから問題なかったけど、朝のカタイ雪の状態での下りチェンスパくらいは付けた方がいいかも。
上から見たところ。こんな感じでけっこうな斜度なので、足を滑らせたら下まで落ちてしまうかも?岩で見えないけど、かなり下まで続いてます。
十二曲りを登っていると、カワイイお花を見つけました。『リュウキンカだよ』って側にいたオジサンが教えてくれました。花びらのフチが白いのは萎れかけだから?
十二曲りの途中にある延命水。これを飲んで長生きできるかどーかはともかく、ここに水場があるのはめっちゃ嬉しい♡冷たいお水で元気になれました。
休憩がてら十二曲りを振り返ってみる。傾斜はキツくないけど、とにかく暑くて…
まだかなまだかな~と思って上を見上げたら、黒ボコ岩が見えました。それにしても、空が青過ぎ!!
黒ボコ岩は大きな岩がゴロゴロしてて、眺めもよかったので、休憩してるヒトがたくさんいました。
そして、遂に白山の姿も…。どっしりとした風格のある山容です。
ここから室堂まではあとちょっと。時間もまだ早かったし、室堂でゆっくりランチすることにして歩き続けました。
弥陀ヶ原はまだ雪原でした。こんなに日当たりがよさそーなのに、どーしてこんなに雪が残ってるんだろ?
弥陀ヶ原を抜けると五葉坂。長くはないけど、岩ゴロゴロでけっこう急な登りでした。途中、雪も少し残ってて、それなりの傾斜があるから下りのヒトが滑ってじゃってました。
ヒーヒー言いながらゆっくり登って行くと室堂に着きました。まだ、完全に小屋開けしてないので、冬期小屋使用の素泊まりのみ。センターの受付でもらった懐かしの塩アメがめっちゃおいしかった~♪
センターの前のテーブルで白山を眺めながらのんびりランチして、余分な荷物を置いてから山頂に向かいました。
相変わらずの階段…。ホントにこのルートは階段が多いよね(汗)。次に来る時は、絶対に別のルートから来ようっと。
ヘロヘロになりながら階段を登って行くと奥ノ院に到着~♪お参りしてから御前峰の山頂を踏みました。さっきまでほとんど風なんてなかったのに、いつの間にか強風…そして、別山の右側の低いところで雲がどんどん湧いてきてる…
大汝峰。お山の丸っこい感じと白の雪のまだらな感じと青い池の感じと茶色の岩の感じと…なんとも言えない素敵な眺めでした♡
剣ヶ峰。あそこには登れないみたい…
けっこうな強風で日差しが強いにもかかわらずちょっと寒かったし、霞んでて遠景は絶望的だったので、長居はせずにお池巡りに行くことにしました。そこそこ疲れてて、もー登りたくはなかったけど、時間はたっぷりあったし、せっかく来たのに山頂踏むだけじゃもったいないし。ってことで、こんな感じの稜線を歩いて1つ目の池へ向かいました。
ちょっと足場の悪い急な斜面を下って行くと油ヶ池に着きました。水が青くてすごくキレイ。
池の周りにはまだまだ雪がたくさん残ってました。あんまりたくさんヒトが入ってる感じでもなかったけど、雪がグサグサなので問題なし。
こんな岩の間を通ったりして…。さっきまでの整備された登山道よりもずっと楽しくて、疲れも忘れてズンズン歩きました。
翠ヶ池の左手の雪面をゆるーくトラバースしながら、大汝峰に向かって歩いて行きました。
翠ヶ池と剣ヶ峰。翠ヶ池が見えるようになるのは、もーちょっと先かなぁ…
振り返って、剣ヶ峰と御前峰。ウラから見るとオモテから見た印象と全然違う(どっちがオモテが正解かわからないけど…)。ウラら見ると、やっぱり火山なんだな~って改めて思いました。
大汝峰の山裾を巻くように歩いてるうちにちょっと道を見失ったけど、GPSで確認して、お池巡り分岐の千蛇ヶ池へ0.1kmの標識を見つけて、ちゃんとと登山道を辿ってたけど、途中でトレースがハイマツ帯を避けるために登りになってて…
小屋は明らかに下だし、スキーのトレースがあったから思い切って下に向かって見ることにしました。しばらく下に向かってから、トラバースになって、いい感じで小屋に戻れそうだったんだけど…
小屋がもうすぐそこに見えてるのにハイマツ帯にぶち当たっちゃいました。道を探したら薄い踏み跡とパイプがある踏み跡と2ヶ所通れそうなところがありました。薄い踏み跡を辿ってみたけど藪漕ぎがヒドくて…終いには漕げなくなって引き返すハメに。他に道を探したけど見つからず、今さら戻る気にもなれずでパイプに沿って進んだら小屋の裏側に出れました。
小屋で夜ゴハンを食べてから、夕陽を見に外に出てみました。少し雲が出てたけど、キレイな夕陽が見れました。
下の方は雲海になってて、幻想的…
グラデーションの空に満月が上がってくるのも見れました。
別山と雲海…
小屋は、1人当たりマットと毛布4枚が割り当てられたので全く寒くなかったです。夜中に起きて外を見たら、お天気がいいから星は出てるけど、月が明るすぎてイマイチで星を撮るのは断念。3時に起きて、山頂で日の出を見ようかとも思ったけど、風が強そうだったからやめて、チラチラ外を見ながら、いい感じの明るさになるのを毛布の中で待ちました。
小屋の窓から西の空がいい感じのグラデーションになりかかったのを見計らって外に出ました。お月さまが沈んでいく西の空…
南東方向にはグラデーションに染まる御嶽山…
そして、東の空からお日さまが顔を出しました。山頂まで行ったお仲間さんの話だと、イマイチだったらしーので登らずにここで十分だったなって思いました。
別山もピンク色に染まってめっちゃキレイ~♡
朝ゴハンを食べて、涼しいうちに出発~。雪はちょっと固かったけど、弥陀ヶ原は固いくらいが歩きやすいかも。たっぷり寝て、いいお天気でウキウキ歩いてたら、いつの間にか黒ボコ岩に…あれれ?エコーラインに向かうには、五葉坂を下りきったら左に向かうのが正解でした。
五葉坂下まで戻って、左に向かってどんどん歩いてるとどーやらGPSだと少し左にズレて行ってる…あれれ?間違った時は戻るの鉄則でちょっと戻るとちゃんとヒントの木道が出てました。
自分たちが間違ったところを突き進んでたら、万才谷雪渓に入っちゃってたんだね…危な(汗)
ゆるーい下りな上にゆるーい雪でサクサク歩けました。おまけに眺めがめちゃくちゃよくって、別山がドーン!!次は別山にも絶対にのぼりたいな。
しばらくするとこんな感じの九十九折の下りになりました。ちょっと足場が悪かったり、イヤな感じで残雪があったりしたけど、ずーっと別山を眺めながら歩ける素敵なルートでした。
エコーライン分岐から南竜道分岐まではほぼ平坦な感じで楽チン~♪
南竜道分岐でちょっと休憩。昨日よりも別山がハッキリと見えました。時間の問題?お天気の問題?
再びサンカヨウ…やっぱりカワイイ♡
ニリンソウも起きてました~♪
ムラサキヤシオツツジもめっちゃキレイ…
なかなかピントが合わなかったこのお花…なんだろ?
チゴユリはうつむき加減…
ユキザサ…かな?
南竜道分岐からはずーっと登りと同じところを下ってたけど、別当出会近くの急な階段のアタリまできたら下り専用の道がありました。
こんな感じの歩きやすい道です。登りもこっちにしたらいーのにって思うけどね。
フキノトウの綿毛がいっぱい。
石畳みたいなところもあって、ホントに快適な道でした。
ニョイスミレ…かな?
ということで、吊り橋を渡って別当出会に戻って、少し休憩してから駐車場へ。金沢市内を抜けて、途中のPAでランチを食べて、大した渋滞に巻き込まれることなく都内に戻ってきたけど、休憩とかも入れて8時間くらいかかったかな…。やっぱり、遠いね(汗)
念願の残雪期の白山に行けて、お天気もよくて大満足なんだけど、贅沢をいえばもーちょっと雪のある時期に行きたかったかなぁ。あと、やっぱり階段は苦手だから、できるだけ階段の少ないルートで登りたい…
次は、夏のお花の季節に別山とセットでテン泊で行きたいな~と思います♪
2016年5月14日 畦ヶ丸~大界木山(日帰り)
加入道山登山口P〜水場?〜加入道山分岐〜白石峠〜水晶沢ノ頭〜シャガクチ丸〜バンノ木ノ頭〜モロクボ沢ノ頭〜畦ヶ丸避難小屋〜畦ヶ丸頂〜畦ヶ丸避難小屋〜モロクボ沢ノ頭〜大界木山i頂〜浦安峠分岐〜浦安峠〜的様〜加入道山登山口P
残雪の北アルプスに行きたかったけど、夜中出発は無理だったので近場でどこかよさげなお山はー??ってことで、前からシロヤシオか紅葉の時期に狙ってた畦ヶ丸にお仲間さんと行ってきました!この時期の丹沢は、ヒルが出るんじゃないかってちょっとビビリながら行ったんだけど…
予想外に晴れて雲が少ない中、道志道で道志の湯に向かいました。丹沢は電車だと遠いイメージがあるけど、こっち側から丹沢にアクセスするとめっちゃ近いです。道志の湯を過ぎて、加入道山登山口の駐車場に着くと大きい駐車場が2つもあるにもかかわらず先客さんは1台だけ。静かなお山が楽しめそーだなーってワクワクして歩き始めました。歩き始めんの気温は14℃でちょっと涼しいかなーってくらいでした。
登山口の脇からすでにお花が〜♪このプツプツした蕾は、ウツギっぽいな。
寝不足で重いカラダを引きずって、なだらかな整備されてる登山道をユルユルと登って行きました。登山道脇には、整備してくれた?横浜市の区の名前が書かれた標識?がいくつも立ってました。
いろんなヒトのレコで見かける鹿柵。2ヶ所あったけど、2つ目は開きっぱなしでした。
ブナのグリーンシャワーを浴びながら、ユルユルと登って行きました。新緑はやっぱり気持ちいいな~♪
プツプツした小さいお花を発見ー。フタリシズカかなぁ?
しばらくすると東屋が見えてきました。ここで休むヒトはあんまりいなそーだな…。東屋の先は沢になってて、そこが水場になってるみたいです。東屋から左に曲がるよーに進むとちょっと急坂に。九十九折に登って行きました…
基本的にずーっと樹林帯歩きで山頂付近も展望はないんだけど、富士山が見える場所がありました。雲が多めだったからハッキリとは見えなかったけど、でも、なんとなく見えると嬉しい。富士山のお隣の手前に見えるのは鳥ノ胸山かな?その隣の奥に見えるのはたぶん未踏の御正体山。
ふと上を見上げてみるとお花が咲いてました。これもウツギっぽいけど、オレンジの模様が入ってるみたいでした。
ずっと歩きやすい道だったのに、大きめの石がゴロゴロした急登が出てきました。“イヤだな~”って思って周りを見渡したら、左側に道ができてたのでそちらを通過。みんな同じことを考えるんだよね…
部分的に植生が変わって、スギだかヒノキだかになってるところがありました。どーして全て同じ傾向の木にしなかったんだろーか?ちなみに足元は根っこゾーン。
崩落している場所も…。足元が少し崩れやすいけど、気をつけて通れば問題ないレベルでした。
突然、こんな広場みたいな開けたところに出ました。特に何があるわけでもなく…
2度目の崩落地。トラロープ&ロープが張ってありました。トラロープは上に登らないよーにするためのものかな?ロープのところはちょっと滑りやすかったけど、ここも気をつけて歩けば全く問題ないレベルでした。
再び九十九折の道を登って行くと、分岐に出ました。
ホントは加入道山に寄るつもりだったけど、相変わらずカラダが重いのと、メインはシロヤシオだったのでスルーすることに。ということで、あっちはまた別の機会に歩くことにしました(笑)
とゆーことで、シロヤシオに会うために畦ヶ丸方面へ歩き始めました。ここからしばらくは大きなアップダウンがない快適な尾根歩き~♪
マムシグサ。ここ以外にも何ヶ所かで見かけました。
かわいいキノコの群生。
鮮やかなミツバツツジ。キレイだったけど、今回の目的はコレではなく…
何かの木の新芽。アセビから出てる気がしたんだけど…。赤くて光沢があってキレイだったから、気になってなんども写真撮っちゃいました。
プツプツ感がカワイイ、マイヅルソウ。
チゴユリ。まだ咲きかけかな?
それにしても、丹沢にこんなに気持ちのいい道があったなんて知らなかったなー。丹沢ってゆーと階段ばかりのイメージだった(苦笑)
さすが東海自然歩道って感じ。このアタリは完全にハイキングでした。アセビの木がいっぱい生えてて、お花の時期も良さそ~
すれ違ったヒトも数人で、鳥の囀りを聞きながら静かなお散歩ができました。すれ違ったヒト達はどこから来て、どこに行ったんだろ…?
テクテク歩いてるうちに水晶沢ノ頭に着きました。丹沢特有の大きなベンチは苔蒸してました。そこに育ってたキノコちゃん。
しばらく歩くと根っこが抜けて倒れてる木がたくさんあるゾーンに突入。このアタリはたまたま密集してたけど、この後も根こそぎ倒れてる木はたくさんありました。地盤が緩いのかな?
ずーっと緩いお散歩道かと思いきや、こんな階段も出て来ました。
そして、遂に、待望のシロヤシオに出会うことができました~♡
木々の隙間からどこかのお山が…檜洞丸かしら?
アミガサタケも見つけました~♪これはなかなかおいしいらしいです。
上を見上げるとシロヤシオがたっくさーん♪気付けばアチコチに咲いてました。
葉っぱのグリーンの中に散らばる白いお花がお日さまに透けてキレイ☆
このアタリのピークはちょっとだけ過ぎちゃってたみたいで、花びらが少し痛み始めてるのもありました。それでも、可憐でカワイイことにはかわりなかったです。
ミツバツツジとシロヤシオのコラボ。空が薄曇りで青空じゃないのがちょっとだけ残念…
バイカオウレンかと思ったけど、葉っぱの感じからするとシロカネソウっぽいかな?
こんな感じで崩落しているところが多何ヶ所かありました。登山道はキレイに整備されてて影響なかったけど。地盤がやわらかとゆーか、砂っぽいのかな?
ヨユーで歩いてるとこんな風にちょっと急なところが出てきたりします。このアタリもシロヤシオがたくさん咲き乱れてました。
バン木ノ頭は止まることなく通過。この後もシロヤシオがアチコチに咲いてました。ちょっと日が差してきて、めっちゃいー感じ♪もっとヨリで撮りたいけど、これがコンデジの限界(泣)
シロヤシオのカーテンだぁぁ!!って思ったら、枝がポッキリ折れちゃってました。明らかに自然に風とかで折れた感じではなさそう…
こんなにキレイなお花をたくさんつけているのに、この枝はも枯れてしまうんだなーと思ったら、なんだか切なくなりました。
左向きで。
右向きで。
シロヤシオに夢中になり過ぎて全然前に進みません(苦笑)。相変わらず、こんな気持ちのよい道が続いていました。
何かのタマゴ?!と思ったけど、生まれたてのギンリョウソウでした。
久々に苦手な階段が…。ここを登って行くとモロクボ沢ノ頭に着きました。ここは大界木山への分岐になっているので、一度、畦ヶ丸の山頂(の少し先)まで行って、ここまで戻ってくることになります。
シロヤシオに負けじとミツバツツジも咲いてました。でも、ちょっと痛んでるお花が多かったんだよなー
こんな痩せ尾根もあって、この先の急斜面はザレてて滑りやすいので鎖が垂れてました。登りは特に問題なかったけどね。
そして、またまたシロヤシオ。ホントにたくさん咲いてました。しかも、かなり花付きがよかった気がします。初めて見たから、例年がどのくらいかはわからないけど…
ちょっと急な斜面を登って行くと畦ヶ丸への分岐に到着。避難小屋はすぐでした。
外は薄曇りでちょっと肌寒かったので炭のニオイのする避難小屋の中でランチしました。そんなに広くはなかったけど、トイレもあって、比較的キレイな避難小屋でした。その後、苦手な階段を上って畦ヶ丸頂に到着~
特に山頂に興味はなかったし(笑)、山頂から善六ノタワの間がシロヤシオの群生地らしいということだったので、山頂を通り越して善六ノタワ方面に歩きました。
ちょっと青空が出てきていい感じ~♡
確かにたくさん咲いてたけど、特別このアタリに群生してるって感じでもなかったし、かなりたくさん見れて満足しちゃったのでテキトーなところで引き返すことに。
成長中のギンリョウソウも発見~。いつ見ても気持ち悪いのについつい撮っちゃう。
そうそう、シロヤシオは葉っぱのカタチもカワイかったー。丸っこい葉っぱが5枚、星型みたいについてました。フチがちょっと赤くなってるのもあったり。お花だけでなく、葉っぱも魅力的な木でした。
青空が出てきて、ミツバツツジがより鮮やかに見えてキレイでした。
モロクボ沢ノ頭まで戻って大界木山に向かいました。ちゃんと道はあったけど、さっきまでとは明らかに踏まれてる数が違うなって感じでした。階段に土のうが積まれてたりとか…整備途中ってことかな。
ミツバツチグリの群生を発見~
枯れた笹の間を通ったりしました。避難小屋と畦ヶ丸以外の登山道では、あんまりヒトに会わなかったけど、こっちはさらに人気がない感じ…
こんな痩せ尾根も出てきました。特に危ないところではなかったけど。
誰かのブログで確認済みだったけど、大界木山へはさっきまでのユルユル散歩道と違って、そこそこのアップダウンでした。登って…
ん?あれが大界木山かな?けっこう遠い…(汗)
下って…
また、登って…
何気にキツイ登りにヒーヒー言いながらもヤマクワガを発見。
大界木山に着きました。ひっそりとした山頂。
モロクボ沢ノ頭からココまではシロヤシオを一切見かけませんでした。きっと植生が違うんだよね。でも、このアタリはミツバツツジが満開!すごくキレイに咲いてました。
ここからはひたすら下るだけ。まずは浦安峠への分岐を見落とさないよにしないと…
ミツバツツジを逆光で。
純光で。どちらもキレイ♪やっぱりお日さまが出ていてこそってことだよね~
どこだろどこだろ?ってGPS見ながら歩いてたら、分岐の小さい標識を無事見つけました。
基本的に九十九折の樹林帯をひたすら下りて行きました。途中、間違えそうなところが1ヶ所あったけど、きちんとテープが貼ってあったので入って行くヒトはいないと思います。
最後の最後に少しだけ見晴らしのいいところがありました。地図を確認したところ、見えたお山は加入道山と大室山っぽいです。そして、気付けばなかなかいいお天気になってました…
キャンプ場がある林道に出て、駐車場まで砂利道をひたすらテクテク歩きました。朝の涼しさがウソみたいに暑かった~。でも、側を流れてる沢がむちゃくちゃキレイで気持ち良さそーでちょっとだけ沢歩きがしてみたいなって思いました。
林道の途中に“的様”ってゆーのがあって寄って見ると、川の中に的みたいなものが…。的を射る練習に使ったって書いてあったけど、ホントかな?
お仲間さんとおしゃべりしながら歩いてたら長い林道もあっとゆー間…ではなかったけど(笑)、無事に駐車場に到着。再び道志道を通って、渋滞に遭遇することもなく帰りました…
落ちてるお花も何気に多かったので、イチバンのピークは過ぎちゃってたみたいだけど、今年は花付きがよかったみたいなので、十分に目的のシロヤシオを堪能することができました。初めて見たシロヤシオは、ゴヨウツツジって別名があるようにとても清楚で可憐なお花でした。また、来年もどこかで見たいな~♪
丹沢は階段が多くて苦手だったけど、今回のルートはホントに気持ちのいい遊歩道的な部分が多くて、丹沢のイメージが変わりました。心配してたヒルにも出会わなかったし…。秋の紅葉の時期も良さそうな気がするので、またのんびりお散歩しに来たいと思います!
2016年5月7〜8日 巻機山(1泊2日・避難小屋泊・雪山)
1日目:桜坂P〜前巻機山(ニセ巻機)〜避難小屋(泊)
2日目:避難小屋〜井戸尾根コース分岐〜巻機山頂〜牛ヶ岳頂〜巻機山頂〜井戸尾根コース分岐〜割引山頂〜井戸尾根コース分岐〜避難小屋〜前巻機山(ニセ巻機)〜桜坂P
GW最後の山行も泊まりの予定だったけど、またしてもお天気がビミョー(汗)。火打山にテン泊か巻機山にテン泊って思ってたけど、土曜に雨が降りそうな上に風が強そーだったのでテン泊は諦めて、お仲間さんと巻機山に避難小屋泊で行ってきました!日曜は晴れ予報だったから、それに期待して行ったんだけど…
お仲間さんをピックして関越道で向かいました。埼玉も群馬もめっちゃ晴れてて、新潟だけお天気崩れるとかホントにあるの?って感じでした。とゆーか、こんなに関東がお天気いいなら、行き先変えればよかったかなぁ…と薄っすら後悔しながら運転してました。
関越トンネル出たら、確かにちょっと曇ってました。桜坂の駐車場に着く頃には曇ったり晴れたりし始めて…。駐車場には自分達の車以外には1台だけ。ちょーど来た駐車場の管理人さんに料金払って歩き始めました。ちなみに、291から駐車場に向かう手前の道は開いてなかったので正規?の登山口から入りました。
新緑の中をユルユル登って行きました。けっこう岩っぽい感じの道なんだよねー
あっとゆー間に三号五勺。葉っぱがキラキラ☆歩き始めはちょっと肌寒いかな~と思ったけど、すでに暑くなって半袖に。なかなかいいお天気じゃーん、なんて思ってた。この時は…
そして、すぐに四合目。気がついたらちっちゃい虫が自分の周りにいっぱい飛んでました。目とか耳とかに飛び込んで来るめっちゃウザいヤツ。
ヒメアオキの雄花…
このアタリは豪雪地帯だから、雪の重みで木がめっちゃ湾曲してます。それでも、グイグイ伸びよーとする木々たちに強い生命力を感じました。
小さくて白い可憐なお花を見つけました。最近、名前を調べるのはかなりサボり気味です…(汗)
ブナの森に癒されながら四合五勺を過ぎて五合目に着きました。ちょっと開けた場所になってて見晴らしがいいから、場所的には休憩に最適。でも、虫が多かった…
少し登って行くと岩っぽい感じから、赤土っぽい感じになってきました。ちょっと湿ってるだけで滑りそーだったから、雨の直後とかは歩きたくない道だなぁ。
しばらくしてやっと雪を目にするようになった頃、途中で駐車場に停まってた車の持ち主さん達が下山してきました。マット持ってたので泊まったのか聞いてみたら、避難小屋に泊まって貸切だったとのこと。雪囲いはしてあったか聞いてみたら、外れてて完全に開いてましたよーって。4日に行ったヒトのレコだとまだ雪囲いしてあって、自分達の身長で囲いを外せるのかちょっと不安だったからかなり安心しました。
五合目七勺を過ぎたアタリから夏道と雪道のミックスに。前日が雨だったのかトレースが見当たらず…ってゆーか、今、下山してきたヒト達のトレースも見当たらず(どこ歩いて来たんだろ??)、シュルンドを踏み抜かないよーにめっちゃ気をつけて歩きました。
六合目に到着する頃にはかなり、雲が出てきてました。それでも、たまーに青空チラリと見えたり。六合目は狭いけど、割引山やニセ巻機山が見えて眺めがいいから、初めて来た時は、ここでランチしたんだよね~。今回は、ちょっとだけ休憩して、もうちょっと先に進むことにしました。
イワウチワの群生地がありました~♡こんなにわーっとたくさん咲いてるのを見たのは初めてでした。しかも、お花の直径が3cmくらいあって、めちゃくちゃ大きかったです。
登山道はドライなところはなくなりました。雪道か雪解け水で沢になってるか…
そのうち、ほぼ雪ゾーンに突入して、ちょいちょい藪漕ぎ状態に。枝はビンビン跳ね上がってくるわ、シュルンドに落ちそーになるわ、なかなか大変でした。
すっかり曇ってきちゃったな…って思ってたけど、一瞬青空が見えて、おっ!まだイケるかもって思ってたんだけど…
一瞬で空は雲に覆われちゃって、雨粒まで落ちてくる始末。まだ軽い雨だったから、とりあえず、レインの上着だけ着て、ザックカバーして歩いてたら、またしても晴れ間が…
こんなところとかホントに歩きにくかった…
暑くなって途中でレインを脱いだものの、七合目に着いた時にはかなりどんよりし始めてました。
七合目に咲いてたお花。
ここは見晴らしがいいはずなのに、周りのお山たちは真っ白で見えないし、ニセ巻機山もガスにつつまれそうになってました。気温が下がり始めてて、汗もかいてたからレインの上着を着て軽くランチ休憩。さすがにもうお天気は回復しそーにないなって感じだったので、少し急ぐことにしました。
七合目からは雪はなくなって、再び夏道に。ちょっと岩がゴロゴロしてる笹原の中を登って行きました。
イワナシが咲いてました~。あんまりキレイに咲いてるのはなかったな。これからなのかなぁ…
七合五勺を過ぎたアタリから本格的に雨が降ってきたので、レインパンツも履いて完全防備。雨も風もどんどんヒドくなって…。八合目を過ぎた後のこの階段から先がめちゃくちゃキツかった…。とにかく早く小屋に着きたい一心で、黙々と歩きました。
なんとか稜線に出たものの、稜線はさらに雨風がヒドくて、ニセ巻機の標識も止まることなくスルー。だって、真っ白で何にも見えないし、めっちゃ寒かったんだもん…。お天気がよかったら、巻機山の稜線がキレイに見えるんだけどな~
小屋の手前はかなり雪が残ってて、薄ーいトレースの上を足早にトラバースすると…
なんとか避難小屋に到着しました。予定通り誰もいませんでした。雪囲いは2階の窓も全部外されてたから、すぐに入れたし、明るかったし、ヨカッター♪暖房がなくても風がないから、小屋の中は暖かかったです。ちなみに、小屋内のバイオトイレはまだ使えず、外のトイレは使えました。それにしても、すごい雨…
小屋でくつろいでたらどんどん雨風がヒドくなって、とても外に出れる状態じゃなかったから、昼寝したりしてダラダラ…(笑)。すっかり、自分達だけの貸切と思い込んでたら、この風雨の中をソロで登ってきたヒトがいてビックリ!チャレンジャーだなぁ。夜ゴハンを食べて、早朝には快晴をイメージして早めに就寝しました。
3時にアラームで起きて耳栓外したら、相変わらずゴーゴーガタガタとすごい風の音。夜中に何度か目が覚めたけど、耳栓してたからわかんなかった…(汗)。恐る恐る窓を開けてみたら案の定すごい風とガスガスの真っ白で、これじゃ動けないって判断ですぐに二度寝(笑)。ウトウト寝たり起きたり繰り返してたら、なんとなーく外が明るくなってきた感じ?窓を開けてみたら、ガスの合間から少しだけ太陽が…
太陽はまたすぐにガスに隠れちゃったけど、かなりガスの流れは早くて、青空がチラチラ見え始めました。
しばらくすればこの強風でガスは晴れると踏んで、出発を焦らずに朝ゴハン食べて、先にパッキングもしちゃうことにしました。一通り準備してから外に出ると、予想通りめっちゃ強風ながらも快晴〜♡
前日に無心で歩いて来た小屋の前の道が全然別の場所に見えました。
ガスで真っ白だった時は、山頂までの道がどーなってるのか全く分からなかったけど、ちゃーんと夏道が出てました。
ちょっと登って振り返ると、キレイにまだら模様のニセ巻機山が見えました。いやー、いい眺め♪
木道を進んでいくと後で登る割引山も見えて来ました。予想以上に雪が少なそうだから、アイゼンなくても問題ないかな~って感じでした。
池塘はまだ凍ってるところも。もーすぐ溶けちゃいそーだったけどね。でも、中には水芭蕉が出始めてるところもありました。
途中で雪が出てきて、ツボ足で行けるかと思ったけど、気温の低さと前日からの強風で雪面はカッチカチ。滑って歩きにくいからチェンスパつけました。
その後、ちょっとしたら夏道出てたけど、チェンスパつけちゃったからわざと雪があるところを探して歩きました(笑)
最後は全面雪になって稜線に出ました。巻機山の山頂標識やベンチがあるけどここは山頂じゃなく、山頂はもう少し牛ヶ岳の方面へ歩いたところです。
歩いて来た道を振り返ると、こんな絶景が~♡朝日岳方面はまだ雲がかかってたけど、それもまたいい感じでした。
なんかキラキラ☆してるなーと思ったら、なんと霧氷!!!標高も高くないし、すでにGWなのに…と思ったけど、そーとー夜は寒かったってことだよね。確かに、この時もめっちゃ強風で耳が痛かった…
たぶん、これが今シーズン最後の霧氷だろーなー
と思って、写真撮りまくり(笑)
ひとしきり霧氷の写真を撮って、ホントの巻機山の山頂に向かいました。贅沢を言えば、もーちょっと雪が多い時に来たかったけど、やっぱり気持ちのイイ稜線でした。風が弱ければ、もっとサイコーだったけど…
気持ちのいい稜線を歩いて巻機山頂に到着〜。山頂を表すケルンに刺さってる棒にも霧氷がついてました。
とにかく寒いので止まることなく牛ヶ岳に向かいました。ここの稜線歩きがホントにサイコー!
ところどころに雪が出てきてトラバースっぽいところもあったけど、ツボ足で行けちゃいました。周りの景色に見とれながら歩いてると、あっとゆー間に牛ヶ岳頂に着いちゃいました。牛ヶ岳の山頂標識は相変わらず倒れてて、なんて書いてあるかも全く読めない…(汗)。朝日岳に向かう稜線がめっちゃ良さげだったので、やっぱり残雪期の白毛門からの縦走はしてみたいな〜
次に向かう割引岳への稜線もキレイに見えてワクワクしました。真っ白な景色も見てみたかったけど、このマダラな感じも悪くない♪
しばらく景色を堪能してから来た道を戻りました。この頃にはさすがに霧氷はすっかり消えてなくなってました…
ニコちゃん池塘。片目が凍ってて、ちょっとコワイかも…(苦笑)
井戸尾根の分岐まで戻って割引岳へ向かいました。予想通りのノートレースだったけど、わかりにくいところも、危ないところも特になかったです。ちょっと風も弱まってくれて、雪もいい感じに緩んできたから快適ハイク~♪
このアタリからの越後三山方面の眺めがめちゃくちゃヨカッター♡手前の残雪との組合せが絶妙な感じ。
割引山はキレイな三角のお山。巻機山、牛ヶ岳、割引山の中でイチバンピークらしいピークです。とゆーか、ピークっぽいのは唯一ココだけ(笑)
山頂直下は雪がなくなってガレガレ。確か地図では破線になってたけど、そんなに急でもなく、危ないところもなし。
360°の大パノラマの割引岳頂に到着〜♡ここには初めて登ったけど、眺めが良くてかなり気に入りました!山頂標識は倒れてたので、重かったけど抱きかかえて起こして写真撮りました。
苗場山方面かな…?手前の裏巻機山ルートは健脚向けって書いてありました。行ってみたいけど、健脚じゃないから無理かなぁ…
八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳の越後三山。越後駒ヶ岳から中ノ岳の縦走もしてみたいし、八海山にも行ってみたいなぁ…
歩いて来た牛ヶ岳、巻機山…
朝に比べたら風はかなり弱まってきてゆっくりすることもできたけど、渋滞がコワイのであまり長居せずに戻ることにしました。
整備された木の階段を降りながら、景色にみとれちゃってなかなか進みません…
避難小屋でちょっと休憩して、小屋全体を掃き掃除してから下山開始。着いた時と帰る時と2回掃除したけど、かなりホコリとかすごかった(汗)。使っても掃除しないヒトが多いんだろか…
前日はガスガスな上に大雨&強風で足元しか見えない&見れなかったけど、今日は空に続く木道がハッキリ見えました。
そして、巻機山のステキな稜線を眺めながら歩くことが出来ました。ちょっと雲は増えてきちゃってたけど…
ニセ巻機山を過ぎて、巻機山のキレイな稜線とはお別れになっちゃったけど、上越国境のお山たちを眺めながら下って行くことができました。
雨&強風でキツくて無心でひたすら登った階段も、こんなにお天気がいいと空に続く階段のよーに見えました。やっぱりお天気って重要だな…
こんななんてことない笹原だって、キラキラしてキレイに見えちゃう(笑)
ショウジョウバカマがアチコチに咲いてました。
七合目からニセ巻機山を眺めました。前日は真っ白で何にも見えなかったから…
七合目を過ぎて、雪ゾーンに突入。何人も登って来てるから、しっかりトレースがついてたので、恐る恐る雪の上に足を置くことは少なかったし、シュルンドに落ちることもなかったです。
会津駒ヶ岳でも見たお花…
タムシバ…これも会津駒ヶ岳で見たな~。ヒラヒラした大振りの花びらがいい感じ。
シャクナゲ…これしか咲いてるのは見かけませんでした。
ブナ林の新緑がめちゃくちゃキレイ~♪
麓の方には、スミレもたくさん咲いてました。
おなじみのフデリンドウ。この時期はいろんなお山で見かけるな~
かなり色の濃いイワカガミ。薄い色のモノもたくさん咲いてました。
朝はあんなに強風で寒かったのに、標識が低くなるにつれてどんどん暑くなって、駐車場に戻った時には夏みたいな陽気になってました。さすがに、何人ものヒトとすれ違ったので車は増えてたけど、それでも20台はなかったかなー。第2駐車場のトイレ脇にある水道でグチャグチャになったブーツを洗わせてもらってから帰りました。
塩沢石打ICから登山口まではコンビニがないから、帰りはコンビニに寄って湯沢ICから関越道に乗ろうかと思ったけど、塩沢石打ICを通り越してすぐのところにLAWSONがあったので塩沢石打ICから乗りました。関越道は全く渋滞することもなく、スルスルーっと帰って来れました。やっぱり、連休最終日は混まないんだよね…
2回目の巻機山もサイコーでした。前回の紅葉時期もすごーくキレイだったけど、残雪期の緑と白と青のコントラストもめっちゃヨカッタです。きっと真っ白な時もステキなんだろーなー。何より上越のお山たちを眺めながらの稜線歩きがたまらーん(笑)。そして、初めて登った割引岳が想像以上にヨカッタです!
紅葉の時期にもまた来たいけど、来年こそは4月のガッツリ雪のある時期に山頂テン泊で来て、のんびり夕焼けと星空と朝焼けと堪能したいなーと思います。
2016年5月5日 黒岳〜釈迦ヶ岳(日帰り)
すずらん群生地P〜すずらん群生地〜黒岳登山口〜すずらん峠〜黒岳頂〜展望地〜黒岳頂〜日向坂峠(どんべえ峠)〜府駒山〜釈迦ヶ岳頂〜府駒山〜すずらん群生地方面分岐〜釈迦ヶ岳登山口〜すずらん群生地P
GW2回目の3連休、お天気が良かったらのんびり北沢峠にテン泊して残雪の仙丈ヶ岳に登るつもりだったのに、またしてもお天気がビミョー。日帰りで北アルプスも考えたけど、強風予報だったから諦めて、低山なら風で雲が飛んでキレイな景色が見れそうだなーと思って、久々に大きな富士山を眺めにソロで御坂山塊の黒岳と釈迦ヶ岳に登ってきました!
下道で行ってもあんまりかかる時間は変わらないんだけど、なんとなく中央道で向かいました。河口湖畔の大石公園の前を通ったら、朝からたくさんのヒトが…。富士山がキレイに見えるの知ってたので、思わずつられて寄っちゃいました。スッキリ快晴~♪
すずらん群生地近くの駐車場は地図では2つあるみたいだったけど、釈迦ヶ岳から下山するつもりだったから手前の大きい駐車場に停めました。なんとか温泉の管理地って書いてあったし、自分以外にはキャンピングカーしか停まってなかったから、大丈夫かな?ってちょっと気になったけど、駐車禁止にはなってなかったし、レコでもここに停めてるヒトがいたので停めちゃいました。
黒岳の登山口までは、アスファルトの林道からでも、すずらん群生地を通っても行けるんだけど、アスファルトはキライだし、トイレに寄りたかったから、すずらん群生地を通ることに。もちろん、まだすずらんは咲いてなかったんだけど、新緑の森の中を歩くのは気持ちよかったー♪すずらんの代わりにスミレがたくさん群生してました。
久しぶりに見るイカリソウもたくさん咲いてました~
群生地の入口には、イノシシが出るらしく電気柵がありました。
整備されてて、気持ちのよい遊歩道でした。誰もいなくてめちゃ静かだったし。聞こえるのは鳥の囀りのみ。フツーにここにお散歩にくるだけでもいいかも。
しばらく歩くとこんな標識があって…
とにかく左へ行けばいーだろーと思って歩いてたんだけど、明らかに向かうべき方向への道がなくなっちゃいました。めっちゃ簡単そーな道だと思ってたのに…あれれ?。木に通せんぼされたけど、とりあえず踏み跡はあったのでそれを辿ることに。
ズンズン歩いてたら途中で踏み跡がわかりにくくなってて、ちょっとキョロキョロしちゃったりしたけど、無事に林道に出る階段を発見ー!はぁ…こんなところで予想外に無駄な時間がかかっちゃいました(汗)
アスファルトの林道を歩いて行くと左手にすずらん峠に向かう登山口がありました。右手はすずらん群生地…?ちゃんと道を辿ってたら、遠回りになったかもしれないけど、ここに出てきたのかもしれないです。
駐車場に着いた時は8度だったから、ジャケット着て歩いてたけど、登山道はボチボチな傾斜のところもあって、歩き始めるとすぐに暑くなって脱ぐことになりました。半袖でよかったー
ミツバツツジの開ききっていない新芽がなんだかカワイかったです。
ユルユルと登って行くと沢がありました。地図に水場マークがあったところです。こんな低いところにある沢の水は飲みたくないけどね…
沢の周りの岩にお花が咲いてました。
沢を渡ったところの登山道がちょっと狭い上にガレっぽくなってたけど、特に危ないところはありませんでした。
このアタリから傾斜がかなり緩くなってきました。相変わらずたくさん咲いてるスミレを眺めながらすずらん峠に向かいました。途中、この後に向かう釈迦ヶ岳がチラッと見えました。けっして大きくはないけど、ピラミダルでカッコイイです。
すずらん峠に着くとけっこう風が吹いてました。やっぱり、高山には行かなくてよかったかも。右へ行くと破風山、左へ行くと黒岳。もちろん、左に進みました。黒岳へは明るい尾根でここにもスミレがたっくさん咲いてました。
葉っぱが尖ってたからエイザンスミレかな?
そして、富士山も見えるよーになりました。ここからでも十分にいい眺め~♪
マメザクラもまだかろうじて咲いてました。うつむき加減で咲いてる感じが可憐だなぁ♡
ここはなかなかの急斜面で少し行きが切れました。振り返って見てみると、ザレてるし、下りで使うと滑りそーでした(汗)
尾根に出たところから南アルプス方面も見えてきました。
こんな感じの木漏れ日が気持ちのいい道でした。
薄~いムラサキ?ピンク?のスミレ。
真っ白のスミレ。カワイイー♡それにしても、スミレの種類は全然わかりません…(汗)
最後のちょっとした急坂を登ると…
黒岳頂に到着〜。山頂は木に囲まれてて見晴しはなかったけど、ちょっとした広場みたいになってました。まさか、ここに来ることになるなんてね(笑)。ちゃちゃっと写真だけ撮って、富士山を眺めるために展望地へ。
展望地は思ったよりも狭かったけど、まさに富士山を眺めるための場所って感じでした。富士山も風がそーとー強そうだったなぁ…。そして、雪少なっっっ!
黒岳頂まで戻る途中で見つけた木の芽。空に向かってグイグイ伸びていってました。
そして、釈迦ヶ岳に向かうべくどんべえ峠方面にガンガン下って行きました。特に急なところもなく、歩きやすい道でした。
キレイに整列してる若葉たち…
スミレ以外のお花の時期にはまだ早かったかもだけど、新緑がキラキラ☆グリーンシャワー♪
葉っぱの透け感がいい感じ。
ホントに緑には癒しのチカラがあるなぁと感じた瞬間でした(笑)
どんべえ峠でアスファルトの林道に出ると、車が何台も停まってました。林道を渡って、釈迦ヶ岳登山口から再び登り始めました。ちょっと暗い樹林帯を歩くとすぐに明るい尾根に出ました。
キイロのお花…
こっちでもグリーンシャワー♪葉っぱ達はチカラ強いなぁ~
まずは、府駒山に向う途中にミツバツツジが咲いてました。青空にムラサキっぽいピンクがめっちゃ映える~
府駒山を過ぎると三角の釈迦ヶ岳が目の前に見えました。
細かいアップダウンが何度かあって、なかなか近づかない…
だんだん岩っぽくなってきて…
木の根っこと岩のミックスになったりして…
遂に“足もと注意!”看板登場~
一応ロープはあったけど、使わなくても登り降りできちゃう程度でした。
最後に根っこだらけの急坂を登っていって、岩場を抜けると…
釈迦ヶ岳頂に到着しました。静かな山頂をイメージしてたけど、思ったよりもヒトがたくさんいたのでかなり意外でした。黒岳ではホンノ数人しかヒトに会いませんでした。
山頂は、あんまり広くなくて岩だらけだけど、いい感じに岩の上に座れます。ほとんど風もなくて、雲一つないいいお天気。もちろん、富士山もキレイに見えました。でも、眺めは黒岳の展望地の方が断然いーかな。釈迦ヶ岳から富士山見ると、黒岳から節刀ヶ岳への稜線で下の方が見えないんだよね…
でも、釈迦ヶ岳頂がスゴイのは、富士山だけでなく360°の大パノラマだってこと。節刀ヶ岳や十二ヶ岳方面の稜線がずーっと見えたり…
南アルプスは南部から北部までずーっと見えます。さすがに上の方にはまだ雪あったけど、やっぱり少ないよね。雪の仙丈ヶ岳に行きたかったなぁ~
真ん中の塊が八ヶ岳…。肉眼ではけっこう見えたんだけど、写真にするとボンヤリ(汗)
大菩薩嶺がある甲州アルプス方面。あそこも部分的に行けてないところあるから、1泊で縦走してみたいなぁ。
特等席で富士山を眺めながらのんびりランチしましたー♡あまりにもお天気がよかったからずーっと景色を眺めていたかったけど、渋滞にハマりたくないのてうしろ髪引かれつつ下山しました。
ちょっと急な傾斜を下って…
ロープのある岩場を下って…
もーひとつロープのある岩場を下って。足場がしっかりしてるので、下りでもロープは必要ないかな?って感じでした。
登りの時にうまく撮れなかったフデリンドウ。こんな大きな塊は初めて見たからビックリ!あっても2株とか3株とかそのくらいのイメージ。
ミツバツツジがあまりにキレイに咲いてたから、別のアングルからも撮っちゃいました~♪
小さなアップダウンを何回か越えて、府駒山を過ぎた後の分岐ですずらん群生地方面へ。ちょっとだけ急なところがあったり、ガレてたりしたけど、基本的にはきちんと整備された歩きやすい道でした。
ガンガン下って釈迦ヶ岳登山口に。そして、舗装された林道をちょっとだけ下って駐車場に戻りました。朝はキャンピングカーしかいなかったけど、さすがに6〜7台は車が停まってました。帰りは高速使わずに下道でアイス食べながらのんびり帰りました。渋滞知らずでストレスフリー。
前から山頂のお地蔵さんの存在が気になってた釈迦ヶ岳。簡単に登れて、ちょっと岩場も楽しめて、眺めもよくて、なかなかよいお山でした。トレッキングコース?ハイキングコース?になってるので、初心者の友達でも連れて来れそうです。今回、黒岳は富士山を眺めるためだけのオマケだったけど、去年の冬に雪が多過ぎて山頂を踏めてなかったから、リベンジできて何気にヨカッタです。まさか、再び黒岳に来るなんて思ってなかったけどね(笑)
御坂山塊は、稜線歩きが楽しいし、眺めもいいし、富士山も大きく見えるし、おうちからも近いしでホントにお気に入り♪メジャーなお山に比べればかなり空いてるので、紅葉の時期に歩くのもよさそーだなーと思いました。
2016年4月29日〜5月1日 涸沢カール(2泊3日・テント泊・雪山)
1日目:上高地BS〜明神〜徳沢〜横尾〜本谷橋〜涸沢(泊)
2日目:涸沢〜本谷橋〜横尾〜徳沢(泊)
3日目:徳沢〜明神〜上高地BS
GWどこに行こうかイロイロ迷ったけど、やっぱり去年見た涸沢のステキな風景が忘れられない…とゆーことで、仲間さんと涸沢に行って来ました!ホントは北穂高岳に登るつもりだったんだけど登ることができず、涸沢まで歩荷練習しに行った感じになりました(苦笑)
GW最初の3連休、天気予報では冬型の気圧配置。北アルプス方面は荒れる予報になってました。3日間通して強風予報、29日の午後から30日の午前中まではかろうじて晴れるかな?って感じだったけど、29日午前中と1日は降雪予報。ソロだったら絶対行き先変えてる状況だったけど、お仲間さんが行くとゆーので決行することに。無理だと思ったら、徳沢か横尾でお留守番してよってくらいの気持ちでした。
早朝、家を出た時は風もなく快晴。これなら大丈夫かな?って思っちゃいました。沢渡の駐車場は少し雲が出てたものの晴れてて、でも少し風があって気温が低かったので、念のため夏用のパンツから冬用のパンツにはき替えました。バスに乗って上高地まで移動したらチラチラなんか降って…る?晴れてるけど雪が降ってるってことは、お山で降ってる雪が風で飛んできてるんだろーなーって、お山はやっぱり雪なのかーって思いながら歩き始めました。案の定、穂高方面はガッツリ雲がかかってました…
行きはウキウキだから、こーゆーのも単純に“キレイ~♪”って感動できちゃいます。去年もそーだったけど、帰りはそんな余裕ないもんね(汗)
去年のGWと違ってかなーり寒いことが予想されたので、今回は冬装備。厳冬期用のシュラフにスコップも持って、ほぼ厳冬期のソロ装備に近い感じだからかなりザックは重かったし、冬靴は歩きにくかったけど、最初はサクサクと歩いて行けました。
去年は、平日から入ったにもかかわらず登山者がいっぱいだったのに、今回は明らかに少なくて、やっぱり天気予報みて回避したんだろーなって感じでした。明神館前のベンチもガラガラで選び放題でした。
明神から徳沢に向かってる途中で、明神岳にかかってた雲がなくなってキレイに見えるよーになりました。やっぱり、こーでなくっちゃ(笑)
めっちゃ空いてる徳沢のテン場を通り過ぎて、横尾に向かいました。上空で強風の音はするものの、この頃にはチラチラしてた雪も舞ってこなくなってなかなかいいお天気に。
梓川の遥か向こうに見える白いお山はなんだろー?大天井岳とかかな?それにしても、日差しがどんどん強くなってきて、気温は低めのはずだけどけっこう暑かったです。
そして、横尾に到着〜。去年はここまでクロックスで来たけど、今回は荷物を減らすために冬靴で歩いて来たら、すでに靴ズレしちゃいました(泣)。元気に泳いでる鯉のぼりに励まされて、ここから本格的な登山道へ…行ってきまーす♪
屏風岩が見えてきました。だんだん涸沢に近づいてるって感じ。
しばらく歩いてもなかなか雪は出てこなくて、デカザックのおかげでちょっとした岩の段差がめちゃくちゃキツかったー。去年は、ほとんど雪に覆われててフラットだったからなぁ…
その後もちょっと残雪があるものの、基本的に夏道。本谷橋まではヨユーな道だと思ってたのに、段差を登る度にデカザックの重さがずっしりと足にのしかかりました。
こんな感じのところが2ヶ所ありました。ストックがあった方が渡りやすいかも。
屏風岩が目の前に~。クライミングしてるヒトいるのかな?ゴツゴツして迫力あります。
この景色になるとそろそろ本谷橋かなって思います。
去年はなかった本谷橋に着くと、それまでほとんどヒトに会わなかったのに、ポツポツとヒトがいました。休憩してるのかな?と思ったら、みなさんアイゼンをつけてました。去年の経験から、冬道ならアイゼンは要らないかなーって感じだったんだけど、夏道は様子がわからないからどーしよーか迷ったけど、アイゼンつけると足が重くなって余計に疲れるから、とりあえずノーアイゼンで行くことに。
ガッツリ雪はあったけど、道をしっかり作ってくれてたので、結果的に自分は涸沢までアイゼンは必要なかったです。お仲間さん以外はみなさんつけてましたけど。
去年はたくさん雪が売降ったにもかかわらず雪解けはかなり早かったけど、でも、さすがにこの沢はもっと雪まみれだった気がする。
特に急でもない、よくわからないところにロープが張ってあったけど、何だろ??3ヶ所くらいにあったかな?
夏道を歩いたことないだけにルートがイメージできてなくて、目指すお山がめっちゃ遠く感じて、夏道だとどんだけ遠回りして行かなきゃなんだろ?ってゲンナリして、夕方までに辿り着けないかもってビバークの文字がアタマをよぎったりしたけど、しばらくすると懐かしの?前穂高岳が見えてきて、自分達が南岳を見てたことがわかりました(苦笑)。周りにそこそこヒトはいたから、自分達が辿り着けなかったらみんな辿り着けないのに、全く誰も焦ってなかった。冷静に考えれば、わかったハズなのに…どんだけ疲れて思考回路停止してたんだっ!(笑)
前穂高岳が近づいて来たし、吊尾根も見えてきたけど、デカザックの重さでだんだん足が…
しばらくすると涸沢ヒュッテが見えてきて、あとちょっとだーって思ったら、途端にサクサク歩けるよーになりました。
今まではフラットに近いところをトラバース気味にずっと歩いてきたけど、広いバーンになってここからが登り。かなり足が疲れてきてたので休み休み登りました。でも、だんだん涸沢が近くなってキター♪
去年は、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐にテン場は涸沢小屋方面へって書いてあったのに、今回はなし。テン泊装備のヒトはみんなヒュッテ方面に進んでたけど、涸沢小屋方面が正解なのわかってたので、涸沢小屋方面へ向かいました。
デブリ…かな?
前穂高岳がかなり近くなってキター!涸沢ヒュッテの鯉のぼりが元気に泳いでるのも見えました。
あとちょっとなのに足がなかなか前に出ず…(泣)。登って来た道を振り返りながら休んでみたり。
ここからテン場までが遠かったー(泣)。やっとテン場に着いた時は脱力でした。テン場は予想通り空いてて、去年とほぼ同じ場所が確保できました。
強風予報だったから、なんとなーく雪壁も作成。でも、雪がザラメっぽい感じで、割り箸ペグを埋めても埋めても浮いてきちゃってガイラインがしっかり張れず苦労しました…。テント張ってる間に雲がどんどん湧いてきて、お日さまが隠れちゃったからかなり寒くて。フリースグローブしてたけど、あっとゆー間に手の感覚がなくなっちゃったのでテムレス出動(笑)。外に置いておいたプラティパスもすでに凍り始めてたし。
強風の中、何とかテント張って中に入ったら、もー出る気はなくなってテントの中に籠りました。雲が多くて夕焼けにもなんなかったけど、なんとかテントの中からそれっぽいモノを撮りました…
日が落ちると雪は降ってくるし、相変わらず強風でどんどん寒くなってきたので、夜ゴハン食べてシュラフに潜り込みました。寒冷地用のガスを持って来なかったから、ガスがプスプスいってて心配だったけど、なんとかゴハンは食べられました。寝る時はいつも通り耳栓したけど、それでも聞こえてくる風の音…。しかも、ガイラインをしっかり張れなかったテントが煽られ過ぎてバタつきまくって、シュラフをグイグイ押してくる。テントの下にも風が入ってきて、浮いてるんじゃないかって思う瞬間もあって、全く寝れませんでした。唯一、ダウンソックスをはかなかったから足先が若干ヒンヤリした以外は全く寒くなかったのが救いかな。イスカAir800exとサーマレストプロライトプラス+銀マットのおかげだなー。明け方、テントから外を見たら晴れて月は出てたけど、相変わらずの強風…。この時点で“北穂高岳に登るのは無理かな”って思ってました。
常念岳~蝶ヶ岳方面がだんだん赤くなってきました。モルゲンロートが見れるかも?ってちょっと期待。
テン場もかなり明るくなってきてみんながちょっとずつ動きだしました。相変わらず風が強くて寒かったぁ…
寒い中、待っていたら、ちょっとだけモルゲンロート見れました♡真っ赤にはならなかったけど、薄いピンクでキレイでした。ちなみに、5時の気温は-10℃だったみたいです。
いいお天気だったからめっちゃ迷ったけど、ほとんど寝てない状態でグッタリしてたし、立ってるだけで風に煽られてフラつく瞬間があったし、その時点で北穂高岳に登ってるヒトが誰もいなかったから、自分は不安になって登頂は断念(涙)。お仲間さんは涸沢岳へ行くとゆーので、その間、大好きな景色を眺めながらブラブラお散歩しました。
最初に前穂高岳に向かって登り始めたヒト達がいたけど、その後に出発したのは奥穂高岳と涸沢岳に向かうヒト達。写真だと強風が写らないから絶好のコンディションに見えちゃうなー
北穂高岳に向かうヒト達はちょっと遅れて出発~。正直、見てると登りたくなっちゃってウズウズしてたけど、ガマンしました。
雪煙がアチコチで上がってたり、雲の流れがめちゃくちゃ早かったので、稜線はもっと風が強そうでした。
前穂高岳に向かってるヒトはあまりいなかったな…
北穂高岳に登れなかったのはめちゃくちゃ残念だったけど、それでも青空の涸沢に来れてヨカッター♡この景色が大好きです。
それにしても、テント村ちっちゃいな~。去年は、かなり下の方まで斜面にテント張ってあったのにね。
お仲間さんが戻ってきて、強風の中、苦労してテント撤収してると穂高岳山荘のアタリでヘリがホバリングしてました。“荷上げかなぁ?”って言ってみたものの、GWのこんなヒトの多い時期(例年よりはかなり少なかったけど…)のこんなヒトの多い時間に荷上げなんかするはずないんだよね…。でも、荷上げだって思いたかったんだよ。
テント撤収してから涸沢ヒュッテの前のベンチで景色を見納めしてたら、強風に乗って雲がどんどん流れてきて…
いつの間にか空は雲だらけに。
午後からお天気が崩れる予報だったので、さっさと下山することに。最後に北穂高岳を眺めながら、来年こそ絶対登るぞー!!と心に決めました。
とゆーことで、下山開始。下界のお天気はまだまだ良さそうな感じでした。
下山し始めたのに、名残惜しくて振り返っちゃいます…
目の前に見えたお山はどこだろ??かなり雪が残ってそうでした。
涸沢がどんどん遠くなってく…。もっとずっといたかったけど、やっぱりお天気が悪くなりそーだったので、いいタイミングで下山し始めたのかも。
たくさんのヒトがどんどん登ってくるから、細い道でのすれ違いがなかなか大変でした。アイゼンは必要なかったけど、ピッケルは登りのヒトを避ける時に自分を支えるのに手に持ってて役立ちました。デカザックの重さで緩い傾斜でも自分が思ってる以上に滑るので慎重に下りました。だったらアイゼンつけろよって感じだけど、危なくはないところだったので練習ってことで。結局、今回の山行でアイゼンは一度も使わなかった…
前日は、このアタリでこの景色が見えてかなりホッとしたんだった…。もー、間違えることはないと思います!(笑)
散々、勘違いしていた南岳が見えてきました。全く方向もカタチも違うのに、どーして勘違いしたのかは謎です。南岳新道はかなりキツそーだけど、南岳経由で稜線歩いて槍ヶ岳にも行ってみたいな。
本谷橋に出る前の樹林帯は、たくさんのヒトに踏まれて、雪が減ってきてました。それにしても、軽装のヒトがけっこういたな~。お天気崩れそうなのに大丈夫かな?って、ちょっと心配になりました。
本谷橋に着く頃には、腰骨が激痛。そーいえば、去年もこのザックでめっちゃ腰骨が痛くなったことを思い出しました。夏は1つ前のモデルの55Lでなんの問題もないんだけど、新しいモデルのヒップベルトが合わないのか、重過ぎるのか…。確かに、オスプレーのエーリエルは12〜13kgまでなら快適、グレゴリーのディバは重くなればなるほど快適って誰かのブログに書いてあったな。でも、ディバはウェイトかけなくてもショルダーベルトが痛くてダメだったんだよね〜(汗)
段差を登り下りする度にザックの重さが腰骨にかかってとにかく痛くて、なかなか前に進めず(泣)。足はまだまだ元気だったんだけど。
やっとのことで横尾に着いたけど、平坦な道をただ歩くだけでも腰骨が痛くて痛くて(泣)。何とか徳沢に着いた時にはやっとザックを下ろせるってホッとしたけど、雨が降ってきたからこのまま上高地まで行くか迷いました。でも、このペースじゃ最終バスの時間がビミョーだったので、予定通り徳沢で1泊することに決めてソフトクリーム食べてたら、いつの間にか雨が本降りに…。雨の中、テント張って小降りになるの待ったけど、雨と風はヒドくなるばかり…。結局、夜ゴハン食べて、テントから出ることなくそのまま寝ちゃいました。
夜中に目が覚めた時に外を眺めたら星が出てたから、朝にはいいお天気になってることを期待したけど、起きたら相変わらずの雨と風。松本の天気予報は晴れだったけど、お山の予報は雨(山頂付近は雪)だったから予報通り。徳沢でこのお天気だぅたら、涸沢は間違いなく吹雪だな…なんて思いつつ、ゲンナリしながら朝ゴハン食べて、雨の中の撤収。雹も降ってたし!レイン着て、ザックカバーして、雨を吸ったテントのせいでちっとも軽くならないデカザック担いで、腰骨の痛みに堪えながらヨロヨロ歩いて上高地に戻りました。
雨の中、なんとか撮ったフキノトウ…
そして、涸沢に向かう時は咲いてなかったけど、やっぱり咲き始めてたニリンソウ。去年と同じパターン。カワイイな~
帰りは、いっぱいお花の写真撮りながら歩きたかったのに雨は降ってるし、一歩足を出すたびに腰骨は痛いし、とにかく早く上高地のバス停に着きたくて、そんな余裕は全くありませんでした…(涙)。上高地に着く頃には雨は止んでて、タイミングよくバスもきて、駐車場に戻ったら晴れてました。時間が早かったからか、中央道の渋滞に巻き込まれることもなくのんびり帰りました。
今回は何事もなく無事に帰って来れたけど、やっぱりあんな予報で行くべきじゃなかったなーと思います。自分が行くべきじゃないと思ったら、ちゃんと断るべきだった。でも、北穂高岳に登らないってゆー決断は我ながらよくしたなって思います(笑)。めっちゃ登りたかったし、たぶん、問題なく登れてたハズだけど、寝れてなかったし、早朝の雪のコンディションもわからなかったから、自信がなかったんだよね…。お日さまが完全に上って、どんどん出発して行くヒト達が羨ましかったけど、自信がない時はちょっとしたことで気持ちが折れちゃう自分の性格をよーくわかってるから、グッと堪えてガマンしました。ちなみに穂高岳山荘付近でホバリングしてたヘリは、そうであって欲しくないと願ってたけど、やっぱり滑落でした。奥穂高岳に向かうハシゴの後のあの雪壁。滑落防止ネットがあるハズなのに落ちたって、どーしてだろ…
それにしても、自分の体力のなさを改めて感じちゃいました。涸沢までのあんなユルユル登山道でヘロヘロ。厳冬期のソロテン泊装備だと、これ以上のところに登るのは無理だなってよーくわかりました。やっぱり誰かと共同装備じゃないと。あとはデカ、ザックを見直さなければ。たぶん、今回は18kgくらいだったけど、20kg位まで腰で担げるザックが欲しいなぁ。足は元気なのに腰骨が痛くて歩けないとか、もーイヤだし。
イロイロ反省も課題もあるけど、また涸沢に行くのが楽しみです♪秋には奥穂高岳へ。来年のGWは今度こそ北穂高岳へ!
※追記:数日後に小豆沢で滑落して亡くなった方がいらっしゃったと聞いて、“去年みたいにカチカチに凍ったのかな?”と思ったのとジャンで遭難したパーティーがいたらしいので、その詳細が知りたくて穂高岳山荘のブログを読みました。ヒトのことをとやかく言えるレベルではないので、何も意見することはできないけど、来春までに穂高に登れるスキルを身につけて再訪したいな、と思いました。
2016年4月23〜24日 会津駒ヶ岳(1泊2日・小屋泊・雪山)
1日目:滝沢登山口P〜駒の小屋〜会津駒ヶ岳頂〜中門岳頂〜会津駒ヶ岳頂〜駒の小屋(泊)
2日目:駒の小屋〜水場〜滝沢登山口P
すっかり春になって、レコもお花のレコとかが多くなってるにもかかわらず、“まだまだ雪と戯れたい~っ”という願望が押さえきれずに(笑)お仲間さん達と会津駒ヶ岳に行って来ました!小屋開け前の週だったんですが、ラッキー♪なことに臨時営業されるとのことだったので、のんびり小屋泊で行ってきました。
早朝、家を出て、東北道で向かいました。雲が多くてビミョーな感じのお天気。西那須野IC降りてからもかなりどんよりしてて、めっちゃテンション下がってたんだけど、長い長い下道を走ってるうちにだんだん晴れ間が見えてきました。小屋のブログで滝沢登山口の駐車場まで上がれるよーになったのを確認してたので、駒ヶ岳登山口から沢沿いの細い林道を走って行きました。到着時間が遅かったから停められるかちょっと心配だったけど、まだ数台空きがありました。
レコとかでよく見るこの階段からスタートです。
まずは、九十九折の夏道をユルユル登って行きました。ちょっと急な傾斜も部分的にあって、根っことか岩とかもあったけど、全体的には歩きやすい道でした。お天気良くなったのはヨカッタけど、暑い…
ところどころにお花とか…(フデリンドウかな?ピンボケ…汗)
カワイイ葉っぱとか…
オオカメノキの蕾とか…すっかり春なんだなぁーって感じでした。雪はいづこへ?
“頭上注意”の看板を見上げてみると、木が傾いてました。そー簡単には倒れそうになかったけど。むしろ力強く見えました(笑)
しばらく歩くとやっと残雪を発見!雪玉を作って、カラダを冷やすために持って歩くことにしました。
ところどころに雪がちょびっと残ってたけど、このアタリはまだまだ夏道でした。上空は風がありそーな音がしてたけど、樹林帯は風が入らなくて、気温がグングン上がって、めちゃくちゃ暑くて、大した急斜はないし、ザックも重くないのにツラかった…
このお花、なんだっけー?細い花びらが透けてキレイ♪
少しずつ周りのお山にも雪が増えて来ました。
山頂まで3.7kmの標識を過ぎてしばらくすると、雪ゾーンが出て来ました。
雪がないところは雪解け水がちょろちょろ流れてました。
だんだん雪が増えてきたけど、足元が怪しいところも増えて来ました。雪の下を水が流れてる音が…
登山道は沢みたいになってるところも増えて来ました。濡れたくないので避けながら歩いたけど、けっこうな水量だったから仕方なく水の中を歩いたところもありました。
そのうち沢はなくなって、全面雪になりました。青空に雪なんてテンション上がるけど、とにかく暑いっっ!
カッコイイ木を発見ーーー!ちょっとダンシングツリーみたい(笑)
いつの間にか夏道がどこだかさっぱりわからなくなって、トレースとピンクリボンを辿りながら木の間とかを歩いてました。
この樹林帯にもそろそろ飽きてきたな…と思ってたら、お山が見えて来ました~。越後駒ヶ岳かな?大戸沢岳かな?
このアタリには立ち枯れてる木もかなりありました。こーゆー木も雰囲気があっていい感じ。
至仏山の樹林帯と雰囲気が似てるなー、まだまだこの樹林帯続くのかなーなんて思いながらふと左を見ると…
環水平アークがっ!!かなり色が濃くて、めっちゃキレイでした♡山頂から見たら、遮るモノがなくてもっとよく見えたんだろーなー
ハロ(暈)と環水平アークのコラボ。こんな素敵なモノ見れちゃうなんてラッキー♪…と思いつつも、お天気が崩れる予兆なので、ちょっと複雑な気分でした。
写真を撮って歩き始めたけど、しばらくしてもまだアークが見えてることに気付いて再び撮影。筋っぽい雲とアークのコラボ。これもめっちゃキレイだった~
水場がどこなのかわからないまま歩いていると、左手に燧ヶ岳が見えて来ました。
右手には、どこかのピークが…。あれが大戸沢岳かな?中腹アタリで雪崩が起こって、すごい音がしてました。
ピンクテープとトレースに誘導されて、木々の間を青空に向かってほぼ直登して行きました。
気が付いたら、遠くにちょこんと日光白根山が見えるようになってました。遠目に見た感じではすでに雪はなさそう…
そして、燧ヶ岳と至仏山もよく見えるよーになってきました。雲とのコラボがなかなかキレイだったので、ちょっとズーム。
目の前には越後駒ヶ岳がハッキリ見えるよーになりました。
ずっと続くトレースの先の方には駒の小屋も見えてきました。
小鳥の囀りに励まされながら最後登りに取り付きました。日差しが強くて暑かったー
登りながら左を向くとこんな絶景が見えます~
振り返るとこんな感じ。
いい眺めでした~♪
小屋の直下がこのルートでイチバンの急斜面かも。ところどころ、ちょっとだけ急な部分もあったけど、アイゼンやストックは必要なかったです。小屋の裏からの眺め…越後駒ヶ岳方面かな?
明日のお天気が怪しかったから、小屋に要らない荷物をデポって、すぐに山頂に向かいました。ここもトレースがしっかり。
木々の向こうに標識がチラリと見えるとすぐに会津駒ヶ岳の山頂に到着しました。夏道がどーなってるかわかんないけど、雪の上を直登したらあっとゆー間でした。
山頂から中門岳の方を眺めると、なかなか良さげな稜線でした。“中門岳までは往復で2時間くらい”と小屋のご主人が言ってたので行ってみることにしました。
トレースはないって聞いてたけど、トレースがあったのでちょっと安心したのも束の間、トレースの主はすぐに引き返してて、ノートレースになりました。
こんないい眺めなのに歩かないのはもったいない~と、ためらうことなく歩き続けることに決定(笑)
雪庇ぽくなってるところに、ビミョーにクラックが入ってたので、この程度なら大丈夫と思いながらも慎重に歩きました。ルート取りは全く難しくなかったです。
このアタリからも連なる山々の向こうに燧ヶ岳と至仏山がよく見えました。燧ヶ岳、行ってみたいな~
気持ちのいい尾根をズンズン歩いて行きました。中門岳の山頂は一体どこ??って感じだったけど。
振り返るとこんな感じ。
ちょっと登ったり…
ちょっと下ったり…
細かいアップダウンを繰り返していると、ちょっと低くなったところに何か立ってる?!“あんな低いところが中門岳の山頂なワケないよね?池の標識だよね?”って近づいてみると…
中門岳の山頂標識でしたー。小屋のご主人がこの時期に出てたらラッキーだって言ってたけど、出てました!それにしても、何でこんなところに?
お仲間さんがGPSのピークはこの先の高いところだってゆーので、もう疲れて登りたくなかったけど、登ることにしました。登ったところには何もなく、雲もかなり出てきてあまり眺めも良くなかったので、記念撮影してサッサと戻ることにしました。
中門岳は越後駒ヶ岳より低くて、基本的に登り返す感じだったから、帰りはなかなか疲れました…
越後駒ヶ岳の山頂直下のこの登り返しにビビってたけど、無心で登ったら意外とあっとゆー間でした(笑)
戻る間に上空に雲はどんどん増えてきて、しまいに小屋のアタリもガスに包まれちゃって、夕日や夕焼けは全く期待出来ない状態になっちゃいました。
自分達の自炊タイムになるまで荷物の整理したり、お土産を物色したりして、待ちに待った夜ゴハン〜♪常連さんや小屋のご主人とお話できて楽しかったぁ。外はガスガスで星なんて見えるわけなく、朝焼けもビミョーだねって眠りにつきました…
夜中に暑くて何度も目が覚めました。日の出の時間に合わせて起きてみたけど、かなりの曇天…。再び山頂まで行く気も起きず、お天気の回復も見込めなそうだったので、朝ゴハンを食べてさっさと下山することにしました。
時間が早かったからか、お天気が悪かったからか、雪はけっこう締まってました。念のため、アイスマスターつけて下山開始。途中で青空が広がってきて、“うわー、やっちゃったかなー”と思ったりもしたけど、かなり下ってきちゃったので戻るわけにも行かず…。まあ、こんなこともあるよねーってことで。
行きに見つけられなかった水場を過ぎたあたりでアイスマスターを外しました。いや~、いいお天気(笑)
登りで撮り損ねたお花達…キブシ。
スミレ…種類は全くわかりません(笑)
このネコジャラシみたいなのは…なんだっけ?
キイロのお花…
とゆーことで、サクサクっと駐車場まで下山しました。林道の途中の沢は、雪解け水ですごく勢いがありました。思わず、車を停めて眺めてみたり。
桧枝岐村はちょーどサクラの時期だったらしく、たくさんのサクラが咲いてました~♪
青空にサクラがめっちゃキレイ。あんまり東京でのんびりサクラを愛でる時間なかったからなぁ…
お山にはもちろん、村の景色にも癒されました(笑)
会津駒ヶ岳、登りやすくてよいお山でした。アルプスみたいな派手さはないけど、こーゆーたおやかな感じのお山も大好きです。中門岳への稜線歩きもいい感じだったし。夕焼けも星空も朝焼けも全く見れなかったけど、ハロ(暈)と環水平アークのコラボが見れちゃったから大満足。そして、何より駒の小屋の居心地がすごーくヨカッタ♪リピーターさんがたくさんいる理由がわかった気がしました。今まで一度もお山でモノを買ったことなかったけど、初めてTシャツを購入しちゃいました…(笑)
来シーズンはもっと雪の多い時期にテント担いで登ってみたいな~と思います!
2016年4月16日 将棊頭山(日帰り・雪山)
桂小場P〜野田場〜馬返し〜大樽避難小屋〜胸突八丁〜茶臼山分岐〜将棊頭山頂〜茶臼山分岐〜胸突八丁〜大樽避難小屋〜馬返し〜野田場〜桂小場P
お仲間さんとテン泊に行く予定だったけど、お仲間さんの都合が悪くなってソロに…。しかも、日曜は嵐になりそーな予報…。土曜は良さそーだったので、前から気になってた将棊頭山に行って来ました!登山口の桂小場は1280m、将棊頭山頂は2730m、標高差1450mだから、権現岳並に多少ハードになることは予想できてたけど、想像以上の修行山行になりました…
将棊頭山ならまだ雪がありそーだし、青空に映える雪を纏った木曽駒ヶ岳が見たいから行ってみよーかなーと思いつつも、ソロで行くにはちょっと遠い…。ならば、八ヶ岳で唯一未踏の横岳に海ノ口から杣添尾根で登って、余裕があれば赤岳にも行っちゃおーかなーなんて迷ってたけど、家を出た時には星がキラキラ☆してたから、将棊頭山に行こう!と決めて家を出ました。
予定より1時間も家を出るのが遅くなっちゃったから、ちょっと飛ばし気味に中央道で向かいました。夜が明けて来るにつれて、なんか雲が…。時間も遅くなっちゃったし、八ヶ岳に変更しよーかなって運転しながらしばらく迷ったけど、何だか八ヶ岳にも雲がかかってて。南アルプスを見たら快晴っぽかったから、中央アルプスもいいかな?と踏んでやっぱり将棊頭山に行くことに決めてアクセルを踏んだものの、バックミラーでチラチラ八ヶ岳を見てたらどんどん晴れてきて、“やっちゃったかなー”って感じでした。
桂小場の駐車場には5〜6台の車が停まってました。かなり斜めの土地だけど、広いので相当の台数が停められそうな感じでした。たぶん、自分が今日最後の登山者だろーなって思って、急いで準備して、急いで“西駒登山ルート”から出発〜。西駒は木曽駒ヶ岳、東駒は甲斐駒ヶ岳らしーです。放射冷却で冷え込んだのか2℃しかなかったから、薄いメリノのベースにベスト、ポーラテックアルファのジャケットを着ました。
最初は落ち葉のフカフカ道。緩い傾斜で快適なハイキングになるはずなのに、なんかカラダがおかしい…。足もカラダもめっちゃ重いし、息も上がる…。まあ、まだ歩き始めだしねって最初は思ってたんだけど。
しばらくすると崩落箇所があって迂回路に誘導されてたけど、フツーに歩けるので迂回する必要はなし。
登山道には、西駒山荘が100m毎に標識を立ててくれてるので、自分がどこにいるかすぐにわかります(雪に埋もれてたら見えないけど)。素晴らしいな~
沢の岩がキレイに苔生してるな~と思ってたら、最初の水場の“ぶどうの泉”がありました。特別美味しいかどーかはわからなかったけど、冷たかったー(笑)。樹林帯は風もなく、かなり暑くなってきたので、ここでジャケットは脱ぎました。
周りが笹原の九十九折のちりめん坂をしばらくユルユル登って行くと…
途中で登る向きが変わって、明るい道になりました。
左手には、木々の隙間からこれから向かう将棋頭山が見えてきたけど、遠い…(汗)
ふと足元をみたら、めっちゃ巨大なキノコを発見ー!足の大きさくらいありました。
2番目の水場の野田場に到着。水場の水は豊富に出てました。“こんな緩い登りなのに、なんでこんなにキツイんだろ?”って感じだったから、とりあえずベンチに座って栄養補給。こんなに気持ちのいい道なのに、足もカラダもめっちゃ重い…
気持ちのいい、静かな森なんだけど、カラダがキツくて楽しめない…(泣)
単調な九十九折の道をひたすら登って行きました。長いだけで特に急なところとかないのにとにかくキツイ…。ここでこんなにキツかったら、胸突八丁なんて登れないかも?時間までにお昼までに山頂に着かないかも?ってちょっと弱気になりました。明るい道で目指すお山がチラチラ見えてたのが救いでした…
途中、変な登りと下りがあるなーと思ったら崩落個所を迂回してました。かなり派手に崩落してます…
サルオガセを纏ったカッコイイ木。ってゆーか、まだ、1800m過ぎたところ。なかなか進まない…
1900mを過ぎたところから、ところどころ残雪が出て来ました。
横山への分岐を過ぎると馬返しに着きました。このアタリから雪が少し増えてきました。
夏道だったり、雪道だったり、凍ったところだったりのミックスな感じがしばらく続いて、白川分岐に到着。まだ、大樽避難小屋にも着いてないのに、山頂まで倍くらいの時間がかかるのに、かなーり疲れちゃってました。ここまで来たら、何としてでもピークに立ちたかったから、お助けアイテムとしてトレッキングポールを出動(笑)
確か“茶臼山の展望地”とかって書いてあったけど、木が邪魔でそんなに眺めよくなかったな…
どんどん雪は増えてきたけど、ところどころ凍ってるだけで基本的にはグサグサ雪。朝の気温が低かったから、まだ踏み抜くこともなかったです。
ところどころ雪がないところもあったりして…
しばらく登って行くと大樽避難小屋がやっと見えてきましたー!
先週、登ったヒトが大樽避難小屋からアイゼンつけてたから、それにならって避難小屋からアイゼン装着。避難小屋のところに6合目って標識あったけど、その後、○号目の標識は見つけられませんでした。
避難小屋からしばらくはなだらかで快適な道…
すっかり油断していたら、胸突八丁の標識が出て来きました。ここまで2時間半以上歩いてるけど、全くカラダができてくる感じがしませんでした。やっぱり体調がよくないんだなーって思ったけど、ダメだと思ったら戻ればいーやって感じで重いカラダにムチ打って、登り始めました。ちなみに、ここは桂小場に向かう信大ルートの分岐にもなってます。
そんなに急斜面って感じじゃなかったけど、めっちゃ息が上がりました。ちょっと歩いては立ち止まって、ちょっと歩いては立ち止まって…
やっと、2200mを過ぎたアタリ。まだ、500m以上ある…。全然前に進まなーい(泣)
気晴らしに空を見上げてみたり。カラダの不調とはウラハラにいいお天気。
しばらくすると、ピークらしきモノがチラ見えてしてきました。
実際かなり長いんだけど、自分がなかなか進めないから余計に長い(涙)。そして、アイゼンつけたのは失敗でした。グサグサなので全く必要なし。ただのオモリ…
やっと後ろが開けてきたけど…ナニコレ?晴れてるけど霞んでる?!頑張って登って来たのに、テンションガタ落ち。真っ青な空と白い木曽駒ヶ岳を楽しみにしてたのにぃ(涙)
たぶんこれが最後の登りーと思って頑張りました。このアタリは藪が出てたり、直登だったりしたので、きっと夏道からは少し外れてて冬道だったんだと思います。
ピークも近くなってきました…
しばらくするとやっとのことで稜線に出ました。はぁぁ…疲れた。木曽駒ヶ岳を眺めながら、茶臼山から下りて来たオジサンとお喋りしながらちょっと休憩。空が真っ青じゃないのが残念すぎるーー!
かなりオナカ空いてたけど、ピークはすぐそこに見えたのでただのオモリと化したアイゼンを外して、とりあえず登ることに。かなり予定よりも時間が遅れちゃってたからね…
雪の上をトラバース気味に歩いて行きました。
少し登ったところで振り返ると、行者岩(この時は行者岩って認識がなかったけど)がよく見えました。次は茶臼山も登って見たいなぁ。
この標識に騙されました。“行者岩?どこに?”って思って、キョロキョロしちゃいました。目の前のケルンぽいヤツじゃないよね…って、結局どれが行者岩かわからないままだったけど、ここには“行者岩の展望”って書いてあったみたいです(汗)
分水嶺のところで西駒山荘を経由する夏道と稜線を歩く冬道ルートに分かれてました。
夏道がどこなのかわかんなかったけど、冬道の稜線ルートはハッキリ見えてたのでそっちに進みました。ハイマツの左側の雪面にもトレースはあったけど、雪の状態がよくわかんなかったから。
右手には薄っすらと御嶽山が見えました。それにしても薄い…
お日さまに暈がかかってたくらいだから、お天気はよくないよね。
基本的には気持ちのいい稜線歩きだったけど…
ところどころ凍ってて、急なところは滑りそーだったからハイマツにちょっと足かけさせてもらいました。
途中から、アチコチにルートっぽいものがあってなかなか不明瞭。何度も立ち止まってどのルート進むか考えながら歩いたから何気に時間かかっちゃいました。
考えるのが面倒になってきたので、雪のあるところにを登ることに。もうちょっとでピーク!と思ったんだけど…
ニセピークでした(苦笑)。目指すピークはまだ先でした。
やっとのことで将棊頭山頂に到着〜♪自分しかいない静かな山頂で木曽駒ヶ岳を眺めながら軽くランチしました。風はなかったけど、さすがにじっとしてると少し寒かったです。ちなみに、山頂標識の文字はマジックの手書きでした(笑)
時間に余裕があったら木曽駒ヶ岳まで行こうと思ってたけど、CTを軽くオーバーしてたので全然無理。あの稜線を雪のあるうちに歩いてみたかったな~
西駒山荘と将棊ノ頭方面。冬期小屋として使える石室を覗いてみたかったけど、時間ないので行くのはやめておきました。
踏み抜きでどのくらいの時間がかかるかわからなかったから、あんまりノンビリせずに下山開始〜。稜線ルートの凍結箇所を下るのは危ないし時間かかるから、先行者の足跡を追って雪面を歩いて下りることにしました。クラックがたくさんあって危なそーだったけど、ちょっと前にヒトが通ったところなら大丈夫かなーと思って。途中で、稜線ルートに出るかもしれなかったから、念のため、凍結箇所用に初のチェンスパを装着して、雪上ルート用にストックからピッケルに持ち替えました。
雪庇にはなってないけど、雪の部分がずいぶん狭くなってたし、かなり踏み抜いてグズグズだったから、通ってる間に崩れるんじゃないかとちょっと心配してみたり。
歩いた後に振り返ってみたけど、やっぱりかなり狭い。夏に歩いたことないから雪の下がどーなってるかわかんないけど、そろそろココを歩くのは危ないかも…
それでも、雪上ルートは稜線ルートと違って早くて快適ー♡って思ってたけど、虫はたくさんいるし、踏み抜くし、おまけにちょっと急なところもあって3mほどプチ滑落(汗)。ハイマツに突っ込んで止まったけど。
こんな感じの溝+穴ができてたり、クラックもいっぱいありました。
最初に稜線に出たところに戻って、少し木曽駒ヶ岳を眺めてから下山しよーと思ってたけど、気がついたら樹林帯の中にいて、胸突八丁に突入してました。あれれ?登り返すのもイヤだし、時間も時間なのでそのまま下山。
登りよりもさらにグズグズ雪になってたけど、先行者の足跡を辿ればヒザ程度の踏み抜き数回で済んだのでラッキー♪って思った瞬間に股下までズボッと踏み抜きました。足を抜こうと思ってもつま先が引っかかって全く抜けず(汗)。仕方ないから、手に持ってたピッケルで周りの雪と氷の塊を掘りました。ピッケル持っててよかったぁ…
その後もプチ踏み抜きがあったり、グズグズの雪にバランス取られたりして何気に時間かかったけど、山頂から半分の時間もかからずに大樽避難小屋に戻って来れました。ここで全く役に立たなかったチェンスパとお役立ちアイテムのピッケルを片付けました。
大樽避難小屋から駐車場までが長かった〜。下っても下ってもまだまだ下り。登りと同じ道だし、単調だし。かなり下ったところで疲れを癒してくれたフキノトウ。
そして、キイロのお花。
そして、葉っぱ(笑)
かなり眠くなってきたところで駐車場に戻ってきました。帰りは高遠城址公園のサクラを見て帰ろーと思ってたけど、近くまで行っても道も駐車場も空いてる…。なんでだろ?って思って車の窓から眺めてみたら、サクラ散ってました。来年はもう1週間は早く来ないとだなー。でも、その後の諏訪までの道にはたくさんの綺麗なサクラが咲いてて、めっちゃ癒されましたぁ♡
将棊頭山…展望がいいお山だったけど、稜線に出るまでのちりめん坂と胸突八丁が単調で長過ぎて…。すごく整備された道だから、体調がよければサクサク登って行けるのかもしれないけど、今日は体調悪くてめちゃくちゃツラかったー!原因はよくわかんないけど、前日にほとんど何も食べてなくて、歩き始める時もオニギリ1個しか食べなかったからかも。おまけに完全に寝不足だったし。
ちなみに、お助けアイテムとしてまたストック使ってみたけど、ストック使うことで逆にリズムが崩れるかも(汗)。やっぱり無くていいかなぁ…
今回歩いたルートは、木曽駒ヶ岳へのクラッシックルート。次は、テント担いで山頂付近で1泊して、木曽駒ヶ岳まで行きたいなぁ。