2016年4月9〜10日 越後駒ヶ岳(1泊2日・避難小屋泊・雪山)
1日目:石抱橋P〜道行山〜前駒〜駒ノ小屋〜越後駒ヶ岳頂〜駒ノ小屋(泊)
2日目:駒ノ小屋〜前駒〜小倉山〜石抱橋P
今シーズンは雪が少なくて、どんどん雪山で行けるところは限られてく…。でも、まだまだ雪山に行きたい!ってことで、たっぷりの雪を求めてお仲間さん達と越後駒ヶ岳に行ってきました!日帰りだとかなりのロングになっちゃうので、避難小屋泊で行ってきました〜
前夜発して奥只見へ向かいました。途中で寄ったコンビニで空を見るとお星さまがキラキラ☆1週間くらい前の予報はあんまり良くなかったけど、土曜は晴れの予報に変わってたのでいい感じになりそな予感。でも、風がかなり強い予報ではあったので、寒さがどーかなーって感じでした。
シルバーラインのゲートで6:00のゲートオープンを待つつもりだったのに、3時位にゲートに着いたらすでに開いてたので石抱橋の駐車場に向かいました。4〜5台しか停められない駐車場だったけど、問題なく停められました。数時間、仮眠してから重い荷物を背負って出発〜。真っ青な空に白い越後駒ヶ岳が遠くの方に綺麗に見えてました。
どこが歩き始めなのかよくわかんなかったけど、少し前に川沿いに歩いて行ったヒトがいたのでそれに続いてみました。“河は眠らない 開高健”なんだこれ?
最初は川沿いを平和に歩いてたんだけど、しばらくすると若干危険なトラバースが出現。しっかり雪がついてたらいーけど、半分くらい雪ないから危なかったー
トラバースを過ぎて河原らしきところに出ると、何だか素敵な風景が…。あのお山は荒沢岳かな?
雪に覆われた河原を歩いてると右上を歩いてるヒトを発見。この先も道がどーなってるか怪しかったし、ちょっと上が林道みたいなので、適当な場所から林道に上がることにしました。林道にはまだ雪があったけど、かなり減っててこんな感じになってるところも。
柳沢を渡る橋の手前でトレースにつられて右に行きそうになって軌道修正。でも、柳沢を渡っても尾根への取付きがよくわからず…(汗)。とりあえず、目の前の薄いトレースのある急斜面を登って尾根に出てみることにしました。
みんなの荷物が大きくて重かったから、できるだけ歩きやすいところを選んで登りました。けっこうな急登だし、藪漕ぎもあるし、踏み抜きもあるし、歩き始めたばっかりだってゆーのになかなか大変でした。
何度も雪に足をとられながら登って行きました。大変なのわかってるのに何で先頭歩いちゃったんだろう…(苦笑)。でも、イロイロ勉強になったかな?!
斜面を登りつめると、なんとか尾根に出ました。奥に見えるのは中岳かな?ここからは歩きやすそう~♪なーんて楽観的に思ってたんだけど…
ホッとしたのも束の間、藪が出過ぎて尾根沿いを歩けなくなったので、雪が腐って今にも崩れそーな斜面をトラバースしながら進むことになり…なかなか危ない場所でした(汗)
そして、再び尾根に乗るべくトレースを追って急斜面を直登~。テントも入ってないのに、シュラフも夏用なのに、やたらデカザックが重く感じて息が切れちゃいました。久々にデカザックを担いだからかなぁ…
尾根に乗ったところでちょっと休憩。さっきまですごーく遠くに見えてた越後駒ヶ岳が少し近くなって嬉しくなりました(笑)。それにしても、予報に反してほぼ風はなく、寒いどころか暑かったです。上下メリノのベース、冬用のパンツはいくら強風予報が出ててもやり過ぎでした。カッコ悪いけど、またベースだけで登ることにっ(汗)
何気なく上を見上げたらヤドリギがポヨポヨ…
右側も開けていたので遠くの山々が見えてきてました。でも、どれが何のお山だかさっぱり…。燧ケ岳とか平ヶ岳とかかな??
道行山へはまたまた今にも崩れそーな急な斜面をトラバースすることになりました。真っ直ぐ進めないところもあったけど、すぐ左に部分的に夏道が出てて、そこを歩くこともできました。トラバースしながら振り返ると荒沢岳がよく見えました。
歩き始めた時は快晴だったものの、だんだん雲が出て来ました。でも、これはこれでキレイかも~♪
少し高度が上がったから、さらに遠くのお山まで見えるようになりました。
道行山に続く尾根に出ると、中岳と越後駒ヶ岳がセットで見えるようになりました。どんどん越後駒ヶ岳に近づいてはいるものの、まだまだ遠い…
道行山まであとちょっと…。山頂付近はモシャモシャしてて、雪がなさそーでした。
道行山頂にはやっぱり雪はなく、そこだけ夏山の様相になってました。山頂標識はなく、“山”の文字だけ。いろんなところでこれ見るけど、何なんだろ…
道行山から歩いて来た尾根を振り返ってみました。なかなか良い眺め。
ここから越後駒ヶ岳の山頂まではずーっと周りの景色を眺めながら尾根沿いを歩いて行けるめっちゃ快適な稜線歩き♪お天気も良くて、暖かくて(暑くて)、サイコーでした♡
相変わらず、全くわからないお山だらけだったけど、左側に写ってる白いお山が気になりました…
遠いと思ってた小倉山には意外とすぐに到着〜
でも、体力温存のために小倉山の山頂は踏まずにトラバースしました。ここも結構な斜度だったし、雪が緩み過ぎてて、スキーはいいけど重い荷物持ったヒトが歩くと崩れ落ちる可能性があるかも…。イチバン右が小倉山のピークです。
そして、再び、歩いて来た稜線を振り返って眺めてみました。ここは紅葉の時期とかも良さそーだなー
小倉山を下ったところからの越後駒ヶ岳。どっしりとした山容でカッコイイ。ここまで来れば何とか小屋まで辿り着けそうな感じなので、越後駒ヶ岳を眺めながら軽くランチ休憩~♪
ここからは、ひたすら登り…
百草ノ池アタリまではそんなに急じゃなかったけど…
前駒への登りはなかなかキツかったーーー(汗)
でも、左を見ると中岳から続く山々がキレイに見えました。
小屋の鉄塔(?)が小さく見えてきました。ちょっと痩せ気味の尾根を歩いて、最後の登りに向かいました。
少し陽が傾いてきて、雪に陰影がついてきて、深みのある景色になってました。
最後の駒ノ小屋直下の登り…。そんなに急に見えないかもだけど、けっこう急でした。
グサグサの雪だからピッケルでも止まらなそーだけど、一応、ピッケル持ちました(笑)
そして、駒ノ小屋に到着~!休憩したかったけど、予定よりも早い時間に着いたから、そのままピークを踏みに行くことにしました。明日のお天気もわからなかったし…。小屋から山頂までは20分だから、雪の状態は変わらないだろーと思いつつ、念のため、アイゼン&ピッケルで向かいました。
山頂に向かう途中で振り返って見た駒ノ小屋。いいところに建ってるなぁ…
山頂の左側にできてたクチバシみたいなカタチの雪庇。崩れ落ちるのも時間の問題のよーな気がする。
小屋からはそんなにキツイ登りじゃなかったので、難なく越後駒ヶ岳の山頂に到着〜♪
このアタリのお山は北アルプスや南アルプスと違って、全く山座同定できなくて残念…(泣)。おそらく、真ん中が巻機山、右が八海山。
雪庇の先に中岳がちょこんと見えました。あそこまで行ってみたいな~
山頂にいたオジサン。誰だっけ??
で、ずっと見ながら登って来た荒沢岳。なかなかよさそーなお山。
しばらく絶景を堪能してから小屋に戻って、ゴハン食べて、夕焼けは横着して小屋の窓から眺めました。だって、小屋のハシゴを昇り降りするのがイヤだったんだもん。今回の山行のイチバンの恐怖ポイントは、デカザックを担いでハシゴで小屋に登った時(笑)
ちなみに小屋は、40人収容って書いてあったけど、40人入るのはかなり大変かと。今回は2階に12人寝てたけど、余裕を持って寝るならあと2〜3人かな?1階はトイレとか管理人室があって狭くて、10人も入らないかも。寒いし、暗いし。でも、毛布も銀マットもたくさんあるし、バイオトイレだし、小屋前に水場もあるし(まずかったけど)、綺麗でとてもいい小屋でした。
断熱材+銀マット+毛布に上だけダウン着て夏用シュラフで寝たらちょっと暑かった…。寒いよりいーけど。そして、鼻水と鼻詰まりで目が覚めたりして(泣)。でも、なんだかんだけっこうよく寝れました。朝早くに起きて、山頂からご来光も見たかったけど、誰も起きなかったし、ちょっと曇ってそーだったから、またしても小屋から朝日を拝むことにしました。雲が多くてモルゲンにもならなかったから、登らなくて正解だったかも。
朝ゴハン食べて、下山開始〜
朝っぱらから霞んでたのかガスってたのか、晴れてるにもかかわらず白っぽい世界でした。
小屋直下の急斜面は凍ってなかったから、デカザックでも問題なく下りれました。一応、アイゼンはつけたけど、ピッケルは必要なし。でも、凍結してたら恐怖のスベリ台だよ、これ。
サクサク下って、あっとゆー間に前駒。あんなに登りは大変だったのにね…
クラックが入ってたり、崩れ始めたりしてるところがちょいちょいありました。
雨が流れた跡(?)がキレイな模様になってました。
前日トラバースした小倉山に登ってみました。山頂には特に何もなかったけど。小倉山からの下りがまたかなりの急斜面だったけど、すでに雪がグサグサになってきてたので、滑るように下りたら楽チンでした。
小倉山を下ったところで休憩してると、夏道が出てるのを見つけました。夏はこっちから登るのかー。正面はさすがに急すぎるもんね。
この稜線をずっと歩いて戻りました。稜線好きにはたまらないです(笑)
細かいアップダウンはあるものの、ずっと下り調だと思い込んでたら道行山へは何気に登り返しでした。もう、登りらしい登りはないって思ってたからキツかった…でも、山頂はビミョーに巻いちゃいました(笑)
道行山を下ったところから越後駒ヶ岳を見納め…
道行山からは、登って来た時より、ちょっと手前から下りてみました。スキーのヒト達が通ってるところはこっちみたいでした。
でも、例の危なげなトラバースはやっぱり通らざるを得ず…。夏道が出てるところはできるだけ夏道を歩きました。
その後、登りの時に歩いた尾根よりもひとつ手前の尾根から下りることにしました。おそらくこれが夏道がある尾根?かなり急斜面だったところもあったけど、藪漕ぎもなかったし、格段に歩きやすかったー。踏み抜きもあったけど、ズボズボしながら滑るよーにして下れました。スキーのヒト達はこっちから登ってきてたみたい。さすがにあっちの尾根通るのはキツイよね…
どんどん下って最後の急斜面が終わると沢沿いに出ました。若干、危うい沢沿いを歩いて行くといつの間にか林道になりました。最初の尾根への取付きはもっと右だったのね。確かに登る時、右へのトレースもあったなぁ…
平和な林道に戻ってきました~。何だか上高地の風景に似てる(笑
雪解け水が勢いよく流れ出てました。冷たくておいしかったー
林道は途中からビミョーに登りになってるのが見えたので、川沿いに下りてみたら、再び危ないトラバースを通ることになりました。でも、今回、唯一のお花に会うことができました~♪
石抱橋の駐車場に戻ってくると、すれ違ったヒトが多かっただけに路駐もいっぱい。道の駅でランチして、ちょっとだけ関越の渋滞に巻き込まれて帰ってきました。
さすがに豪雪地帯にある越後駒ヶ岳、例年よりはかなり少ないらしーけど、まだまだたーっぷり雪がありました。でも、今回は例年よりも雪が少なかったことがいい勉強になったかも。北アルプスや八ヶ岳みたいにヒトがたくさん入るわけじゃないから、きちんとルート確認して、状況確認して、かなり頭使いながら登った気がします。去年登った守門大岳をちょっと思い出しました…
今回の反省点はズバリ、ウェア!強風予報にビビって、厳冬期と変わらないレイヤリングにしちゃったよー(汗)。さすがに下山する時はメリノのタイツは脱いだけど、厚手のメリノのベースはめっちゃ暑かったぁ。これからは薄手のメリノか夏用の速乾で。
それにしても、どっしりとした山容のいいお山でした。CT長くてかなりガッツリ歩くことになるけど、稜線歩きはめちゃくちゃ気持ちいいし、小屋も快適だから、山座同定できるよーになって紅葉の季節にも行きたいな~♪
2016年4月2日 唐松岳(日帰り・雪山)
八方池山荘〜丸山〜唐松岳頂上山荘〜唐松岳頂〜唐松岳頂上山荘〜丸山〜八方池山荘
週末のお天気は良くないと思ってたから、近場の低山にお花でも愛でに行こうかな~なんて思ってたら、お仲間さんから長野方面は良さそうとの情報。お仲間さん達が唐松岳に行くとゆーので、ご一緒させていただきました!3月に行った時はガスガスで真っ白だったので、“今度こそ剱岳を見たいっ!”とリベンジ登山になりました。
早朝、家を出た時は小雨…。でも、長野方面は良いはずって信じて出発しました。中央道に乗ると雨こそ止んだものの、山梨は曇り…、安曇野IC降りても曇り…。“また、やっちゃったかなー(汗)ってちょっと不安になったけど、だんだん雲の間から青空が見えてきて、駐車場に着く頃には晴れ!ヤッター♪
張り切って6:30過ぎからチケット売り場に並んだのに、チケット発売は7:45からでゴンドラ運行は8:00からとのこと。確かにスキー場も下の方は完全に芝&土で滑れないしから、お客さん減ってそうだもんね。早くから発売する理由がない。おまけにリフトは9:00からって言われたけど、ゴンドラを降りた時にはリフトはすでに動いてて、すぐに乗り継げました。よかった〜。リフト9:00からだと歩き始めるのが遅くなっちゃう。カメ足の自分にとって、それは痛い…
真っ青ではなく、霞んだ薄い青色の空だったけど、快晴!!リフトの上からすでに絶景が見れました。白馬三山~小蓮華山~白馬乗鞍岳…
3月に来た時には遠見尾根しか見えなかったけど、今回は鹿島槍ヶ岳&五竜岳がバッチリみえました。
ツボ足にしよーか迷ったけど、お仲間さん達がアイゼンつけてたし、雪がグサグサだから足がズルズル滑って疲れちゃって、みんなからめっちゃ遅れそーだったから、最初からつけました。
白馬三山を眺めながら出発~♪
雪の尾根沿いをたくさんのヒトが登って行ってるのが見えました。でも、こんなに快晴なのに、1ヵ月前に比べたらずいぶんヒトが少なくなったような。このアタリは、雪がめっちゃ汚かった…
1ヶ月前に来た時よりも、さらにアチコチで階段が出ちゃってました。
すでに雪がなくなってハイマツが見えちゃってました。その向こうには、鹿島槍ヶ岳と五竜岳が見えてきました。
鹿島槍ヶ岳と五竜岳のアップ~♪この間、中遠見山から見た時とずいぶん見え方が違うなぁ…
周りのお山に見とれてるうちに八方山ケルンに着いちゃいました。暑くてまたしてもベースだけで歩きたかったけど、みんなと一緒だったので、我慢してフリースベストは着たまま歩きました…さすがにベースだけはカッコ悪い(笑)
鹿島槍ヶ岳と五竜岳と唐松岳と不帰Ⅲ峰。唐松岳の山頂もちょこっとだけ見えました。お天気は崩れそうにないから、きっと晴れてるうちに山頂に立てそうだけど、かなり霞がかかってそうだったので剣岳が見えるか…が心配でした。
まだまだ傾斜は緩いのであっとゆー間に息ケルン。ここから、顔ケルンも見えます。
で、顔ケルンこと八方ケルン。お日さまバックに凛々しかったです(笑)
このアタリの登山道はちょっと岩とか露出してました。
こんな感じで何故かこのアタリだけ雪がなかったです。3月に来た時もこのアタリは少し地面が出てたかな?
すぐに八方池ケルンにも到着。お天気がいいから、足取りも軽い♪
綺麗な曲線の遠見尾根…。来シーズンは中遠見山か西遠見山で絶景テント泊したいな。
まだまだ雪の八方池。
下の樺近くの雪洞はまだありました!でも、かなり小さくなってる~
下の樺からの急登を振り返って…。やっぱり、この登りはキツイ(汗)
上の樺の先の急登が見えて来ました。アソコもキツイ…
急登を見上げてから歩き出しました。雪はグサグサだから、ツボ足でも滑らなそう。トレースもしっかりあったし。
急登を振り返りたくなるのはなんでなんだろ?自分が頑張ったのを確認するため?(笑)
2つ目の急登が終わると丸山への登りが見えてきました。2つの急登で手こずってる間にお仲間さん達は遥か先へ…速い(汗)
これもシュカブラってゆーのかな??
汗かきながら丸山に登ると、気持ちのいい風が吹いてました。急に吹いて来た風に上着を着てるヒトも何人かいたけど、どーせまた暑くなるからそのまま歩き続けました。
山頂がかなり近くなってきた~♪けど、そんなにすぐに山頂に着かないことは3回目なのでよくわかってました。
予想通り、風はすぐになくなって、強い日差しの中を登って行きました。上着を着なくてちょーどいい温度。
雪庇のフチを歩いて…
山荘までの最後の登り。前回は、このアタリでピッケル持ったけど、今回は手ぶらで登りました。
山頂が近くなってきたーーー
ここからの確度が好きなのでアップで♪山頂に立ってるヒトが見えました。
いわゆる核心部と言われてる岩場のところ。
ここのトラバースがイチバンの核心部なのかな?相変わらず、フツーに歩けば全く問題ない感じ。
山荘の上に着きました!そして、ずっと見たかった剱岳がっ♪
ついつい見とれちゃうけど、お仲間さん達が待っててくれるはずなので山頂に向かいました。一度、下ります…
またしても、足が止まっちゃったけど、標識に早く行けと急かされてる気がして、先に進むことにしました(笑)
最後の登り。前回より速く歩いてるのに、前回ほど疲れてないのはこのお天気のおかげかな?ホントに前回は真っ白で何も見えなかったからなぁ。
でも、やっぱり、少し足が疲れてきてて(苦笑)、何回か立ち止まりながら登りました。あと、ちょっと…
…と思ったら、まだ先がありました。そんなにすぐに着かないのはわかってたのに。
五竜岳を眺めて気を紛らわせながら
ホントにこれが最後の登り…
快晴の唐松岳頂に到着~♪先に着いたお仲間さん達が出迎えてくれました。3回登った中で、イチバン速かった…カメ足の自分が3時間半で登って来れちゃいました。
そして、念願の剱岳…♡青空に映える白い雪を纏った剱岳を見れたよーーー!!!霞んでるけど、これだけ見えれば十分。家を出た時は小雨が降ってて、どーなることかと思ったけど、無事にリベンジ成功~☆
お隣には毛勝三山がどっしり…
山頂から見た五竜岳…。もーちょっと下から見る方が好きかな。
せっかくなので、剱岳をアップ。今年はソロでも絶対に登るんだもん。
不帰キレット方面に続く稜線。夏に歩いてみたい…
ポカポカ暖かかったから、そのまま山頂で絶景を眺めながらランチしました。うーん、こんな景色眺めながらランチできるなんて、めっちゃ贅沢な時間♡
不帰キレット方面にたくさんあったおいしそーな雪のウネウネ。アチコチで小さい雪崩が起こって、ゴーゴー鳴ってました。
かなりのんびりしちゃったので、下山することにしました。唐松岳頂上山荘、いい場所に建ってるよなぁ…。あそこでテン泊したい!
五竜岳を眺めながら山荘の上まで戻ってきて、最後に剱岳と唐松岳を見納め。次に来るのは夏かな?来年の冬かな?どちらにせよ、また来ると思います。
念のためピッケル持って核心部を下りました。…が、全く必要なかったです。写真撮るのに邪魔なだけでした。
唐松岳の上に飛行機雲が…。今日はやたら飛行機雲みた気がする。お天気が良かったからかな?
五竜岳の方を見たら、芸術的な雪のウネウネが…
遊びながらの下山でなかなか進まなかったけど、一応、リフトの最終の時間は気にしてました(笑)
途中にお立ち台?を発見ーーー!もちろん立ちに行きました(笑)。平坦に見えるけど、けっこう下ってく感じ。
こんな下りもお天気がいいから気持ちよかったです♪
丸山まで戻ってきました。不帰ノ瞼も見納め。
トレースがないところの方が楽なのでズボズボしながら下りました。
日影だったところは表面が薄く凍ってて、お日さまが当たってテカテカ。
すっかり忘れてたけど、妙高方面も1日中よーく見えてました。火打山は相変わらず真っ白で雪がたっぷりありそう。焼山の噴煙は、朝の方が激しかった気がしました。
ここのダケカンバをカッコ良く撮りたいって毎回思ってるけど、なかなか上手く撮れないんだよね…
下の樺から下りてくると、八方池の方にトレースがたくさんついてたので、ケルンは巻いて池を通ってみることにしました。このアタリはかなりズボりました…
池の真ん中?にある飯森神社奥社の祠。
陽が少し傾いてきて、白馬三山に陰影がついていい感じ。
せっかくなのでアップで。ここも今年の夏こそは縦走したいな~
顔ケルン、ただいま~♪
そして、息ケルン…
五竜岳、唐松岳、不帰ノ瞼、天狗の大下り…まるっと見えていい眺め♪
八方山ケルンまで戻ってきました。
下の方は踏み抜くとか踏み抜かないとかゆーレベルじゃなく、登山道が沢状態になってたり、あちこちがスノーブリッジ状態になってて、落ちないようにかなり気をつけて歩きました。
散々遊びながら下山してきたけど、最終のリフトには余裕で間に合いました~。リフトとゴンドラを乗り継いで駐車場に戻って、ささっと片付けて途中で夕飯食べて帰ってきました。
3月のリベンジで行った今年2回目の唐松岳は、快晴・無風という絶好のコンディションで登ることができました。前回のガスガス真っ白がウソみたい…(笑)。雪が緩んできちゃってるのと少し霞んでたのは残念だったけど、その代わりポカポカの日差しの中を歩けてすごーく気持ちよかったです。そして、念願の剱岳にも再開できて大満足♡これからも1シーズンに1回は登りたいお山です。
地元の方の話によると、すでにGWくらいの雪の状態になっちゃってるとのこと。下の方はかなり雪の状態が悪くなってるので、踏み抜きやスノーブリッジには要注意です。
2016年3月26日 権現岳〜ギボシ(日帰り・雪山)
天女山入口ゲート〜天女山〜天ノ河原〜前三ツ頭〜三ツ頭〜権現岳頂〜権現小屋〜ギボシ〜権現小屋〜権現岳頂〜三ツ頭〜前三ツ頭〜天ノ河原〜天女山〜天女山入口ゲート
ホントはお仲間さんと別のお山にテン泊で行く予定だったんだけど、行く直前でキャンセルになって…。テン泊準備してたから、赤岳に行こーかとも思ったけど、寒波きてるからすごーく寒くなるかもってヒヨって、ソロで権現岳に行って来ました!目的は4つ。去年は行けなかったギボシに行くこと、ややこしくなってるとウワサの核心部を確かめること、今シーズンまだ見てない八ヶ岳ブルー背景の雪の赤岳を眺めること、そしてロングコースでのトレーニング、でした。
去年の3月に行った時は5:30到着で駐車スペースはすでに満車でした。家を出たのは4時近く…ちょっと焦って向かいました。中央道を走ってたら、電光掲示板に“トンネル出口ユキ”の表示が。まさかね〜って思いながらトンネル出たけど、降ってない。やっぱりね…って走り続けたら、何個目かのトンネル出た瞬間に雪が!!えっ?ホントに?!そんな予報なかったよね?さっきから雨はポツポツきてたけど、まさかの雪。しかも、けっこう降ってきて…。釈迦堂PAに寄って雨雲レーダーと天気予報見ながらどーするかちょっと考えました。心配なのはお山じゃなくてノーマルタイヤの車。今の車は買ったばっかでチェーンも積んでない。でも、雨雲もないし、雪予報もないから、積もりそーな感じになったらすぐに高戻ることに決めてそのまま走ってたら、甲府盆地が見える頃にはすっかり雪は止みました。よかった~
長坂ICで降りて天女山入口に向かう途中で雲が切れて晴れ間が見えそうな予感がしました。駐車スペースに着くと先客はたったの1台で拍子抜け。去年はあんなに路駐もあったのにね…。思ったよりヒトが少ないことに若干の不安をおぼえながらも準備して、ゲートを抜けて登山口へ。登山口は1370m、権現岳頂は2715m、標高差約1345m。下って登り返しもあるし、ギボシまで行ったとすると1400mくらいになるかな。
青空に続く雪道。たった2~3cmくらいだったけど、新雪が積もってました。気持ち良くてウキウキ♪
あっとゆー間に天女山に到着。なんかいいお天気かもー♪ってこの時は思ってました。目の前には前三ッ頭、後ろにはモルゲンっぽい南アルプスもチラッと見えちゃったし。
天女山の駐車場を通って笹原の平らな道を進みました。トレースは、先に駐車場に着いたヒトの分だけ。木々の間からは赤岳らしきお山もチラッと見えました。
天ノ河原へ向かう、天に続く階段。階段は歩きにくいので、脇を通って行きました。
天ノ河原に着くと南アルプスが迎えてくれましたー♡あと30分でも早く着いてれば、ここから南アルプスのモルゲンが見れたかもしれなかったのに…残念。
去年は、山頂で知り合ったオジサンと一緒に下山して来て、最後にココで南アルプス眺めながらのんびりおしゃべりしたんだよなー
天ノ河原から少し笹原を歩くと…
ベンチがある開けた場所に出て、前三ツ頭と三ツ頭が見えてきました。
1800mくらいからだんだん登りになってきて、少し雪の下がアイスっぽくなってきたけど、まだ緩い傾斜だったからツボ足のまま登りました。
雪の結晶がキラキラ☆同じ雪でも、先週の白馬のツブツブ雪とは全然違うな…
標高“約”2000mに到着。去年は、アイスになってなかったにもかかわらず歩くのが下手過ぎてここでアイゼンつけたけど、今回はもーちょっと頑張ってみることにしました。ちなみに、正確な2000mはもう少し先にあります。
標高2000mの石標を過ぎたところで傾斜がキツくなって、かなり滑るよーになってきたのでアイゼン装着しました。雪の下がアイスってこともあるけど、やっぱり歩くのが下手みたい(汗)。先行者サンのトレースを見たところ、とっくにアイゼンつけてたみたいでした。
急斜面を登ってるとなんかチラついてきた…。そーいえば、なんか暗くなってきたし…、ガスも出てきた…
わ、わ、わー。完全に雪降ってきました。頑張って登っても何も見えないとか絶対イヤだし。そもそも、下に停めてある車が心配…。積もったら帰れないし(汗)。進むか戻るか迷って、何度も足が止まっちゃいました。でも、こんなところで引き返すのも中途半端だし、せめて前三ツ頭まで行って戻ろうって決めて再び歩き出しました。
霧氷は綺麗だったけど、やっぱり青空が背景じゃないと。
とりあえず進んではいたものの、行く先はさらにガスってる模様…。やっぱり戻ろーかどーしよーか迷って、何度も何度も立ち止まっちゃいました。
テンション下がりまくりだったけど、とりあえず歩き続けてたら、なんか少し明るくなってきた…
青空…?
おおおー!霧氷の森の向こうに青空が見えてるー!!
霧氷と青空~♪
前三ッ頭は確実に青空なのが見えて、青空のうちに着きたくて、それまでダラダラ歩いてたのに、急にガツガツ歩いちゃいました(笑)
前三ツ頭に着くとまだ少しガスが残ってたけど、八ヶ岳ブルーが出迎えてくれました~
モコモコ付いてる樹氷とか…。木によって付き方が違うんだろーな。でも、どれもキレイ☆
ココで引き返すつもりだったけど、空を見たらお天気は回復傾向な感じ。考えることもなく、三ツ頭に向かって歩き始めてました。
これもシュカブラってゆーのかな?
たぶん、今シーズン最後のエビの尻尾。
去年もこのアタリは雪が少なかったけど、今回も雪がないところが多かったです。日当りがいいからかな?ココを歩く時にアイゼンが岩にあたる音がすごーくイヤだったけど、今ではすっかり慣れてなんてことなくなりました。案内通りに右に寄って…
再び樹林帯に突入…。さすがにこのアタリの雪はフカフカとまではいかないけど、柔らかかったです。
樹林帯の途中で南アルプスがよく見えるところがありました。木々の間からチラリ…
ちょっとズームして…。白いツブツブは、風で飛ばされてる霧氷です。
空も木もホントに綺麗だなぁ…
樹林帯を抜けて振り返ると、雲海の上に小さな富士山が見えました。なんか、富士山見たの久しぶりかも。
三ツ頭に近づくと、北アルプスも見えてきました。大キレットも槍ヶ岳も見えました。どーやら北アルプスは快晴っぽい。きっと、みんな北アルプスに流れたんだろーな。自分も行くはずだったのにって思ったらちょっと悔しかったです(笑)
三ツ頭からの権現岳と赤岳の眺めがすごく好き♡でも、赤岳はガスに包まれて残念ながら見えず…(涙)。帰りに期待しました。
山頂へは少し下ってからの登り返し。下る手前のところで核心部に取り付いてるヒトが数人いたから、それぞれどこを通るのか観察しました。どうやらルートは3つ。直近のレコで見た岩と岩の間を通ってそのまま上がってくルート、下の岩のすぐ下をトラバースする去年と同じルート、岩の左側の雪壁を登ってくルート。
ルートはわかったのでどこから登るかは近くに行ってから確認することにして、まずは下ってからの登り返し…。そして、核心部の真下まできて見てみると、岩と岩の間を通ってくのは細かいステップもついてて簡単そう。下の岩のすぐ下をトラバースする去年のルートは、今年はすでに雪がかなり少なくて岩にへつらないとダメそうで、危なそうだから選択肢としてなし。岩の左側の垂直気味の雪壁にはかなり大きなステップついてたけど、前のオジサンが登るのにかなり時間かかってた。
どこから登ろうか迷ってたら、岩と岩の間から登った2人組が雪壁から下りてきたので、雪壁から登ることにしました。けっこうな垂直具合だったし、ステップも大き過ぎたけど、下ってきた2人組がステップを若干破壊してくれたので、自分もステップを気にすることなく、ダガーポジションでピッケルを打ち込みつつ足を蹴り込んで登ったらなんてことかったー(笑)。オジサンがかなり苦労して時間かかってたのは、ストックだけでピッケル持ってなかったからかも?
核心部を過ぎれば山頂まではあとちょっと。でも、またガスってきちゃったよ(泣)
山頂の手前にある祠のところから覗いたけど、相変わらず赤岳は見えず。全体的には去年より雪が少ないのに、ここは去年より雪が多いかも?
時々、雲が流れてくるものの基本は青空なのに…って残念に思いながら権現岳頂に到着〜♪自分が山頂にいた間に来たヒトはたった5人ですごーく静かな山頂でした。下山しよーか迷ったり、写真撮ったりでかなり立ち止まった時間があったはずだけど、何気にCTで登って来れちゃったので、ギボシまで行こうかどーしよーか迷ったけど、とりあえず前回行かなかった権現小屋まで下りて様子を見てみることに。
まずはトラバース気味に歩いて、キレット分岐に向かいました。
トレースはあるものの登ってるヒトが誰もいなかったので、雪の状態もわからないしなぁ、なんて思いながら権現小屋に下ってたら…
山頂で写真を撮ってもらったオニーサンがギボシ向かっているのが見えて、じゃあ、自分も行っちゃおう~♪って決めました。
赤岳に向かってく稜線…。今年の夏はキレット越えしてみよーかな。
気温がそんなに高くなかったから、そこまで緩んでなかったけど、念のため、トレースを丁寧に辿りました。オニーサンはすでに頂に…
急なところはかなりしっかりとトレースがついてました。ほとんどステップ状態。
ギボシの頂はもうすぐ…
ということで、ギボシ頂に到着しました!権現岳頂からあっとゆー間でした。なんで去年ここまで来なかったんだろ?って思っちゃうくらい。でも、あの時はもうちょっとも登りたくないくらいヘロヘロだったんだよね…。タイミングよく雲が流れてくれて、阿弥陀岳~中岳~赤岳、奥に硫黄岳~横岳がバッチリ見えました♪ココ、めちゃくちゃ眺めいい!!もっと、お山が白い時期に来たかったなぁ…
トレース終点の先。さすがに誰も踏み出せないよね…
オニーサンとおしゃべりしながら景色を堪能して、下山開始しました。写真で見るとホントに痩せ尾根。でも、実際に歩くと大したことないんだけどな…
キレットに向かう稜線をヨコから観察。険しいところはあの稜線の向こうにあるのかな?
来る時に比べてちょっと緩んできてたから、より慎重に丁寧にトラバースしました。落ちても止まりそーだったけど、練習だから(笑)。安全な場所でできなかったら、危ない場所でできないもん。
振り返ってギボシを見納め…。めっちゃいい場所だったから、来シーズンはもっと早い時期に来たいな。
キレット分岐への登り返し。何気に急だった。
分岐でしばらく赤岳を眺めてたら、“やっぱりテン泊で赤岳に行けば良かったかな…”って思っちゃったけど、念願のギボシに行けたし、静かなお山を堪能できたから、これでよかったんだって自分を納得させて権現岳に戻りました。
手前に真教寺尾根と奥に県界尾根。あそこから赤岳にアプローチしてみたい!
ウサギ?ネズミ?…カワイイ。
権現岳から下山開始。さっきまで八ヶ岳ブルーだったのに、またちょっとガスってきた…
核心部は登りと同じ雪壁を下りました。みんなクライムダウンしてたけど、フツーにピッケル使えばフツーに下りれました。
でも、みんながココを下りたのと暖かくなって雪が緩んだのとでかなり崩れてたな。
登りやすそうと思った岩と岩の間を通るルート。上部はどうなってるかわからないけど…
キレイに見えてるうちに見納め。うーん、カッコイイなぁ。
三ツ頭へは下ってからの登り返し。グサグサになってて下りやすかった~
三ツ頭に戻ってきました。ココから見る権現岳と赤岳が好きだから、ガスがどいてくれるのをかなりの時間待ったのに、これが限界でした。残念…
前三ツ頭に向かう途中でふと編笠山の方を見てみたら、編笠山からガスがどんどんどんどん空に向かって登っていってました。気温が急激に上がって水分が蒸発してるんだろーけど、スゲー。
前三ツ頭まで戻るとヒトがたくさんいました。これから、三ツ頭まで行ってテント泊するヒト達、ここまでハイキングしに来て戻るヒト達…
気温が上がっても樹林帯の中はそこまでグサグサになってなかったけど、日が当たってるところはグサグサを通り越して、溶けてなくなって、岩がかなり露出してたりで歩きにくかった~。あの遠くに見えたお山はなんだったんだろ?金峰山とか甲武信ヶ岳とかかな?
いつアイゼンを外すか迷ったけど、雪は溶けててもアイス部分がちょこちょこ出てきて滑りそーだったので、1800mくらいまでつけてました。笹原になると、ほとんど雪はなくなってました。
謎のベンチがある開けた場所…。朝と風景が全然違う(笑)
休憩せずに一気に天ノ河原まで下りてきました。ランチしてなかったのでオナカがペコペコ。去年と同じベンチで南アルプスを眺めながら遅いランチにしました。
駐車場と天女山を経由してゲート脇の駐車スペースに戻りました。車は数台停まってたけど、満車ではなかったし、路中もなかったです。サクサクっと片付けて、近くのコンビニでアイス買って、のんびり下道で帰りました。
1年ぶりの権現岳。自分が少しは成長したかを確かめたかったけど、どーなんだろ?相変わらず、登りは疲れちゃった(苦笑)。途中でお天気が崩れて、ペースも崩しちゃったしね。でも、ギボシまで行けたのはよかったです。去年は“あんなところ自分が歩けるのかな…”って思ってたけど、今回は、状態見て問題なくイケるって何の不安もなく登れました。それにしても、ギボシからの眺めはよかったなー。でも、360°の大パノラマなんだけど、狭くてあんまりグルっと見渡せないのが難点かな。
登りが長くてキツイんだけど、なんとなく毎シーズン登るお山になりそーな予感です(笑)
2016年3月21日 小遠見山〜中遠見山(日帰り?・雪山)
アルプスだいら駅〜ゲレンデトップ〜一ノ背髪〜二ノ背髪〜小遠見山〜中遠見山〜小遠見山〜二ノ背髪〜一ノ背髪〜地蔵の頭〜ゲレンデトップ〜アルプスだいら駅
せっかくの連休なので白馬村の簡易宿泊施設?に1泊して、お仲間さんと遠見尾根を歩くことにしました。お天気が良くなりそーな感じもしたので、予定変更もありかな?ってことで寝る前は“朝起きて快晴なら唐松岳!”って決めてたんだけど、朝起きたらどんよりした曇り空だったので、予定通り遠見尾根に向かうことに。下界は午後から晴れ予報だったから、それに望みをかけたんだけど…
昨日の栂池の駐車場はあんなに混んでたのに、エスカルプラザの駐車場はめっちゃ空いてました。ゆっくり準備して、テレキャビンで一気にアルプスだいら駅へ。テレキャビンの往復チケットは乗り場で購入で、登山届は任意(ポスト)でした。
テレキャビンに乗ってグイグイ高度を上げてくと、真っ白でガスガスな中に綺麗な霧氷が見えました。アルプスだいら駅に着くとやっぱり霧氷がスゴかった!
わわわーっっ、フサフサの白珊瑚~♪
アタリは真っ白で何も見えない状態…。リフト沿いに上がって行けばいいってわかってるものの、すぐそばにあるはずのリフトすら見えなくてちょっと不安になったけど、リフトの音は聞こえたので、とりあえず様子をみながら登って見ることにしました。ツボ足でも行けそうだったけど、雪面の状態がわからないので、最初からアイゼンつけてスタートです。
おそらくゲレンデらしいところをしばらく登って行くと、ゲレンデトップらしきところに出ました。そこからは、ちょっと道っぽいのが出来てて、雪訓のガイドツアーが歩いていたのでちょっと安心。道沿いに進みました。ガイドツアーは、途中で左(お花畑方向?)に向かって行ったけど、目指す尾根の方向は真っ直ぐなはずだったので、そのまま真っ直ぐのトレースを辿ると登山口を示す看板とゆーか注意書きがありました。
相変わらず、小雪が舞って真っ白でガスガスな世界だったけど、トレースはハッキリしてたのでそれを辿ることにしました。最初はゲレンデだったからトレースなくて戸惑ったんだよな…。テレキャビンの後、リフトに乗り継げはゲレンデトップまで運んでくれるから迷うこともなかったかも。
とにかくこのアタリも霧氷がスゴかったー♡まさか、この時期にこんな霧氷が見れるなんて思わなかったから感動。背景が青空だったら…って思ったけど、見れただけでラッキー♪だったって思うことにしました。
しばらく歩いて行くとけっこう急な登りになりました。でも、しっかりステップ的なトレースができてたので楽チン。
しばらく続いた急登が終わるとだんだん痩せた尾根になって来ました。
雪庇のフチとかを歩いて行くんだけど、特に危ないところはなかったです。夏にもココ歩いてるんだけど、どーなってたか全く記憶がない…(汗)
霧氷を楽しみながら歩いて行くとだんだん空が明るくなってきた感じがして、あれ?もしかして青空?なんて思ってサングラス外してみたら…
一ノ背髪に着いた時にはどんどん青空が広がって、急に雲海からお山の先っぽが見えてきて…いきなり五竜岳とご対面〜♪ちなみに、このアタリは平らで少し広くなってるから、テント張った後がいくつかありましたよ。
すぐにまたガスがかかっちゃったけど、最初ほどひどくはなかったので、再び晴れることに期待して歩き続けました。
しばらくすると、やっぱり晴れる予感が…
おおおーっ!青空キタ―!!
とにかく霧氷が綺麗過ぎてヤバかったー。もちろん、お山も綺麗だったんだけど、この時はまだ見えてなかったから…
こんな感じとか…
こんな感じとか…
こんな感じとか…
霧氷と戯れてる間にまたしてもちょっとガスってきちゃったけど…
また晴れて~♪(笑)
すると、二ノ背髪アタリで右手にお山が見えて来ました!鹿島槍ヶ岳~五竜岳と…
白岳~唐松岳~白馬三山…
で、メインの五竜岳!雲海から出てる感じがカッコイイ!!
最後にちょっとだけ急な斜面を登ると…
小遠見山に到着。しばらく山頂で景色に見とれてたら、ちょーどいい感じで晴れてくれて、爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳〜白馬三山までぐるっと見渡すことができました。ものすごい絶景にめっちゃ感動〜♡
そして、振り返ると完全に雲海になってました。前日と同じで、下界のお天気はイマイチなのかも…
あっさりと小遠見山に着いちゃって、まだまだ時間に余裕があったので中遠見山まで行くことにしました。中遠見山までは、一度少し下ってからの登り返しです。行く先はまたしてもちょっとガスってたけど、とりあえず下って…
左側の斜面が今にも雪崩れそうな少し痩せた尾根を通って…
平坦なところの後に…
ちょっとした急斜面。でも、そんなに長い登りではなかったし、またまた青空が見えてきたのでテンション上がりました~
登り切るとまたしてもちょっと痩せた尾根。
鹿島槍ヶ岳が木々の間からチラ見え…。ガスがかかって何だか幻想的。
また雪庇の脇を通ったりしたけど、このアタリも特に危ないところはなし。落ちたら登るのが大変ってだけです(笑)
雪庇にぴょこんと出てた木。雲海の向こうには真っ白な火打山の頭がのぞいてました。
だんだん五竜岳が近づいてきました。
霧氷がついた木と青空と。合成みたい…
鹿島槍ヶ岳もだんだん大きく見えるよーになってきました。白い部分がウワサ?のカクネ里の雪渓。
最後、グイっと登って中遠見山に着くと…
五竜岳が目の前に~っ!カッコイイ!!武田菱もキレイに見えました。
そして、爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳。日の当たり方なのか、適度に陰影が付いて、めっちゃいー感じ♪
ガスなのか雲なのかがずーっと絡みついて取れずなかなか姿が見えない唐松岳。そして、白馬三山と小蓮華山と白馬乗鞍岳。唐松岳のところは、雲の通り道になってるっぽい。この日だけなのか、いつもなのかは不明だけど…
鹿島槍ヶ岳と五竜岳のセット。めちゃくちゃ絶景♡去年の夏にヘロヘロになりながらあそこを歩いて、“もー二度と歩きたくない”って思ったくせに、“やっぱりもう一度あの稜線を歩きたい!”って思っちゃいました(笑)。朝の真っ白な世界がウソのよーに晴れたので、絶景を眺めながらのんびりランチしました。中遠見山はけっこうスペースがあったから、下山してくるヒト達も何組か休憩とってました。ここでテン泊もよさそーだな。
小遠見山の向こうに雲海。こんな景色ですらキレイ☆あの尾根を歩いてきました~
十分に絶景を堪能して、写真もガッツリ撮って、下山することにしました。
小遠見山に向かって、下って登り返しまーす。
こんなに晴れてきたのにまだまだ霧氷が残ってて、またしても写真撮りまくり。
中遠見山からの下りを振り返って…。登る時も見た目ほど大変じゃなかったです。
快晴の中、気持ちのいい稜線を小遠見山に向かって戻りました。
名残惜しくて何度も振り返っちゃいました…
小遠見山を巻くルートもあったけど、もう一度、絶景を眺めたくて登り返ました。でも、残念ながら雲がかなり出てきちゃって、ちょっと待ってもダメそーだったので諦めて下山することにしました。午後になって気温がどんどん上がって、お山の上の方はガスっぽくなってきちゃうんだろーな。ってことは、下界は晴れてくるかな?
もー見れないと思ってたら、再び峰々が姿を現しました。
お山がどんどん雲に包まれてく…
二ノ背髪過ぎて、ガンガン下って行きました。
でも、途中の霧氷達にまた捕まって…(笑)。トナカイさんの角!
キラキラして眩しすぎるんですけど…
青空に映え過ぎだし…
ごちそーさまでした!(笑)
一ノ背髪を過ぎて下っていく間は、ガスったり晴れたりの繰り返し。ガスガスになるかと思ったけど、ガスったのはお山の方で、下界はだんだん晴れてきました。
なかなかの急傾斜を下りました。こんなところ登ったっけ?(汗)。いつも通り、トレースがないところをガシガシ下りちゃいました。楽しかった~
ちょっと痩せ尾根ゾーンに入るとガスってきました…
お日さまの周りにリングが…。暈とも違う感じだけど、見え方が違うだけで同じなのかな?
お山にガスが上がって行くに連れて、下界のお天気は良くなるって踏んでたけど、下界もビミョーそう…
さすがに下の方の霧氷はなくなってるかと思ったけど、まだまだ健在(笑)
昨日から今朝にかけて降った雪はこんな感じのツブツブな雪でした。
順調に下ってたら、登ってる時はガスガスで全く認識できなかった地蔵ノ頭が見えたので、時間もあるし寄ってみることにしました。トレースはほとんどなく、けっこうな急斜面だったけど、日が当らないらしくて雪が柔らかかったので気持ちいい下りでした。
地蔵ノ頭まではちょっとだけ登り返し。スキーヤーやボーダーが数人いるのが見えました。ゲレンデのすぐヨコだしね。
お日さまがキラーン☆
この子達は、雪がガッツリ降ったらきっとモンスターになるんだろーな。
振り返ると樹氷の森もガスに包まれていってました…
地蔵ノ頭には慰霊碑的なモノがたくさんありました。シンボルケルンの鐘は凍りついているのか鳴らなかったです(笑)
ここからも雲がなければ、綺麗なお山たちが十分に見えるはずだけど、すっかり雲がかかっちゃってて残念。
地蔵ノ頭からゲレンデトップに下りたけど、ヒトがいっぱいのゲレンデを何度か横断しなくちゃいけなくて、ちょっとキンチョーしました(汗)。テレキャビンの中からもまだまだ霧氷が楽しめましたよ~
駐車場に戻って、エスカルプラザ前のクレープ屋さんでおやつタイム!クリームもチョコもたっぷりでおいしいクレープでした♡関越道はけっこう渋滞してたけど、連休だし仕方ないよねってことでのんびり帰ってきました。
いろんなヒトのレコを見て、歩いてみたいと思ってた雪の遠見尾根。爺ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳〜白馬三山がぐるっと見渡せて、想像以上の絶景でした!あんな短時間で簡単に絶景が見れる場所に行けるなんて…。中遠見までなら軽アイゼンでも問題なく行けちゃう感じです。といってもココは北アルプス…痩せ尾根や雪庇があったり、天候によっては、クラストしたり、ホワイトアウトしたりするので、ちゃんとした雪山の知識は必要だと思います。
中遠見山でランチしてたら、たくさんテン泊のヒト達が下山してきました。G2に行ったり、五竜岳に行ったりしたみたい。中遠見山までもテン泊跡地はいっぱいあったけど、今度は西遠見山でテン泊して五竜岳に登りたいな〜♪
2016年3月20日 白馬乗鞍岳(日帰り?・雪山)
RW自然園駅〜天狗原〜白馬乗鞍岳頂〜天狗原〜RW自然園駅
コロコロ変わるハッキリしない天気予報のおかげでせっかくの連休だってゆーのに行き先がなかなか決められなくて…。木曽あたりとか、北アルプスでも南の方がよさそーなのはわかってたけど行きたいお山が見つからず、お仲間さんと相談してイチかバチかで白馬乗鞍岳に行ってきました!1日中曇りとか雪がチラついても仕方ないってくらいの気持ちで行ったんだけど…
ゴンドラの営業時間に合わせて早朝に出発したら、第一駐車場はすでに満車。ちょっと離れた第二駐車場になんとか停められました。青空がチラ見えしたものの、基本的には曇ってて小雨がパラついてました。まあ、予想通り…かな。
でも、チケット売り場は予想外の長蛇の列。30分くらい並んであとちょっとで窓口ってところで、パノラマウェイの売り場はイチバン左が専用窓口があるって係りのヒトに言われて、行ってみたら誰も並んでなくてすぐ買えちゃいました。もっと早く教えて欲しかったー(泣)。しかも、その後、ゴンドラに乗るのもけっこう並んだから1時間近くのタイムロス…。ちなみに、パノラマウェイのチケット購入には登山届が必要なので予め記入した方がいーです。あと、スキーかスノシュー持ってるか聞かれました。ワカンでも問題なかったけど。
ゴンドラとロープウェイを乗り継いで自然園駅に到着すると遭対の方から簡単な説明がありました。スノシューなくて大丈夫か聞いたら、誰かが歩いたトレース辿ればたぶん問題ないし、山頂直下は昨日雨が降って凍ってると思うからアイゼンの方がいーですよって教えてもらいました。自分以外の全員がスキーかスノシューをはいて歩いてる中、とりあえず、ツボ足で歩き始めたけど、みなさんが平らに踏み固めてくれたトレースが若干凍ってて滑る滑る(汗)。歩き始めて数分でアイゼン装着~
連休だからか、BCに人気だからか、ヒトはたくさんいました。ツアーコースには親切に矢印が立ってたけど、そこを歩いているヒトはいなかったな…。トレースはあちこちについてたけど、向かってる方向はほとんど一緒だったので歩きやすそーなトレースをチョイスしました。小雪が舞う真っ白な中、諦めずに登り続けてると薄っすらと青空が…
しばらくすると青空が増えてきて、近くのお山が見えるようになりました♪
歩き始めるまでに予想以上に時間がかかっちゃったし、お天気も良くなかったから、ピークハントは半ば諦めてて、13時になったら引き返そうと思ってたけど、この青空で“もしかしたら…”って期待が持てました。
でも、青空が見えてたのはホンノ一瞬…。すぐにまたガスガスな真っ白な世界に。
みんな思い思いに木の間を歩いてました。左側の尾根っぽいところを歩いてるヒトもいたな…
小雪が降ってたものの気温はどんどん上がってたらしく、雪がだんだん緩んできて、急斜面でちょっとズルったり。でも、ズボることはなかったです。しばらくするとまた青空が見えてきて…
1つ目の急斜面を登りきったところでみなさん休憩中。けっこうな斜度だったもんね(汗)スキーとかスノシューのヒールリフターが羨ましかったぁ。この日、アイゼンで登ってるヒトは自分を含めて3人しか見ませんでした(笑)
自分達も同じところで一息入れてたら、再び真っ白な世界に。そして、再びの急斜面。スキーとかスノシューのトレースばっかりだったけど、何とか誰かが歩いたトレースを見つけて辿らせていただきました。
2つ目の急斜面を登りきるとと天狗原に着いたみたいでいきなり開けました。すると、タイミングを合わせたよーに急に真っ青な空が広がってきました。
先っぽだけ出てる木々の間を歩いて行きました。縦横無尽にスキーのトレースがついてました。
だんだんガスがなくなってクリアーに…。暑くなってきたのでまたベースだけで歩きました(笑)
すると、青空を背景に真っ白な白馬乗鞍岳が見えてきました~♪思わず足が止まって撮影大会です。
姿を見てしまったからには登りたい…お天気も良くなったし…でも、時間的に間に合うんだろーか…。迷ってるヒマはないのでとにかく天狗原を突き進みました。
先っぽだけ出てる木々の間にテントを発見。いい場所に張ってるな~
ほとんどのヒトが祠の前で休憩してたけど、ここまで来たらピークまで行きたかったから、祠には寄らずに白馬乗鞍岳に向かいました。だだっ広い山頂らしいけど、どこが山頂なんだかさっぱりわかりませんでした。
わかってたのは、とにかくこの斜面を登るとゆーことだけ。早くも取り付いてるヒト達が見えてきました。
ココを登り切れば山頂なのか、左なのか右なのかもっと奥に続いてるのか全くわからなかったけど、とにかく歩き続けました。左側から登ってるヒトもいたけど、ほとんどのヒトが登っている真ん中のルートを登ることにしました。
後ろを振り返るとまたガスが…
でも、向かう先は快晴!!登り始めてしばらくは、それまでに比べると若干足は沈んだけど、すごく歩きにくいってほどではなかったです。
もう少しで雲の上に出そうな感じ…
ココもなかなかの急斜面でした。しかも、途中から歩いてるヒトのトレースがみつけられなくなって、たまーにズボりかけたりしてたんだけど…
半分過ぎたくらいからクラストしてきて、アイゼンがきいて歩きやすくなりました。滑り降りてくるBCのヒト達は、凍ってる雪面に対応するのがめっちゃ大変そうだったな。
まだまだ急斜面は続きました。でも、歩き方ちょっと変えたらそんなに疲れなくなったんだよね~。いい感じ♪
お日さまがキラリーン☆まさか、こんないいお天気になるなんて思いませんでした。雲の上に出ただけなのかもしれないけど。
誰も足を踏み入れてないところの曲線が芸術的に綺麗でした。
だんだん岩が露出してきました。スキーヤーさんに『あとちょっとだよ~』って声を掛けていただきました。優しいオニーサン、ありがと♪
けっこう登ってきたな~。下の方はガスっぽくて見えませんでした。
最後の登りです。スキーヤーのオニーサンに山頂は右の方だよって教えてもらったけど、スキーヤーのヒト達は左に向かってました。滑るのはあっちの方がいいのかな?
完全に雲の上に来ちゃった感じです。
あとちょっと~っと思ってたら、何かお山のさきっぽらしきものが…
岩とハイマツの向こうに見えるお山がどんどん近付いてきました。いつまた雲に覆われちゃうかわからないからスピードアップしてガシガシ歩きました。
ケルンどこだろ?山頂はウワサ通りにだだっ広くてキョロキョロしちゃいました。
お!ケルン発見~♪って思って向かおうとしたら…
左側に小蓮華山が見えてきましたーーー!見えてるうちに…って、ケルンに行くのは後回しにして小蓮華山を見に行っちゃいました。あまりに綺麗でめっちゃ感動♡
あまり時間がないのでケルンに向かおうとしたけど、いつ見えなくなるかわからないから、何度も振り返っちゃいました(笑)
そして、白馬乗鞍岳の山頂に到着〜。正確な山頂はココじゃないみたいだけど、山頂標識があるのでココでいいことにしました。実は、北峰ってゆーのがこの先にあって、イチバン高いのはそこみたいです。
雲?ガス?はかかったり、晴れたりでなかなか安定しなかったけど、もっと近くで小蓮華山が見たくて、白馬大池方面に歩いて行きました。トレースは見当たらなかったし、雪面からは岩やハイマツがちょこちょこ出てたから、引っかけないよーにズボらないよーに気をつけて歩きました。
白馬大池に向かう下りに差しかかるところを今日の終点にして、ここで晴れ待ち。なかなかスッキリと晴れてくれることはなかったけど、雲がかかる小蓮華山もなかなかカッコよかったです。左側には白馬連山もチラ見え。小蓮華山に取り付いてるヒトも見えました。大池あたりまでならテント担げそーだから、来シーズンは小蓮華山に登ってみたいけど、このアタリはスノシューないと無理だよね(汗)。この雪のコンディションなら大丈夫なんだけど…
さすがにこのアタリは風もちょっと強かったのでポーラテックアルファのジャケットを着ました。グローブは薄いフリースのままでいたら、ちょっと指先がジンジンして寒かったです。雲が流れるスピードが早くて、刻一刻と眺めは変化しました。こんな感じになったりとかね…
このアタリでのんびりランチとかしたかったけど、時間がなかったので休憩せずに下山することにしました。小蓮華山を見納め…
もう一度、山頂ケルンに寄ってから下山開始~。下りは、念のためピッケル持ったけど、登った時より少し雪が緩んでたので必要なかったかな。トレースないところを歩くと適度に足が沈んでくれたので、膝に負担がかかることなくガンガン下りられました。
自分達が選択しなかった左側から登ってるヒト。登山っぽいヒトは左側からBCは真ん中から登ってるみたいでした。今から登るってことはテント泊かな?
急斜面を走るように下りてきたらあっとゆー間に天狗原に近づいてきました。下界はまだ曇ってそうでした。
天狗原に着いて振り返ると、どんよりした白馬乗鞍岳が…
でも、すぐにガスは去って、美しい白馬乗鞍岳に戻りました。
時間に余裕が出てきたので、行きにスルーした祠に寄ることにしました。確か、あの岩が密集したところ…
さっきまでBCのヒト達でにぎわってたけど、誰もいませんでした。
白馬乗鞍岳を眺めながらここで休憩したい気持ちもあったけど、やっぱり時間が気になったのでそのまま下山することにしました。
最後に見納め。白馬方面で日帰りで登れるところってことであんまりよく調べずに来ちゃったけど、いいお山だったなぁ。
天狗原を抜けて下りに差しかかるとまたガスガスの真っ白な世界になりました。ある程度、視界はあったから行きよりはマシだったかな…
行きと少し違うルートを通ってみました。っていっても、たぶん数mしか離れてないけど(笑)。あちこちにトレースついてたからね…
休憩することなく一気に下って自然園駅に戻りました。下りはCTの半分くらいの時間しかかからなかったです。自然園駅付近は、相変わらず小雪が舞ってました。ずーっとこんなお天気だったらしく、自然園をウロウロしてたスノシューツアーのヒト達は残念でしたねー。ちょっと頑張って登れば絶景が待ってたのに。
自然園駅でランチして(笑)、最終の1つ前のロープウェイに乗りました。ロープウェイは30分間隔ってなってたけど、ある程度ヒトが集まると臨時便が出るそーです。
ロープウェイを降りた時は、こんなお天気で登ってもね…時間的に山頂までも行けそーもないし…でも、せっかく来たんだし、とりあえず歩くかな…的なテンション低い感じだったけど、とりあえず登って大正解でした。あんな絶景が見れるなんて思わなかったなぁ♡
今回は、連休ってこともあってトレースがあったり、ヒトもたくさん居たりしたからガスガスでも不安はなかったけど、これといったハッキリしたトレースがあるわけじゃないし(何故ならほとんどがBCだから)、山頂もだだっ広くて、ガスガスになったら方向感覚がなくなりそーなので、ちゃんとGPSを持って行った方がいいなーと思いました。でも、お天気さえよければ、CTは短いし、特に難しいところもないので快適な雪山ハイクができるお山だと思います。基本的にはスノシューだけで登れちゃうしね。
来シーズンは大池にテント張って、小蓮華山にアタックしたいです!その前にスノシュー買わないとだ…(汗)
2016年3月13日 天狗岳(日帰り・雪山)
渋ノ湯P〜黒百合ヒュッテ〜天狗の奥庭〜東天狗頂〜西天狗頂〜東天狗頂〜中山峠〜黒百合ヒュッテ〜渋ノ湯P
自分達が予定してる日に限ってイマイチなお天気とゆーハズしまくりな感じが続いてる中、少しでもお天気がいいところに行きたい〜っとゆーことで、お仲間さん達とイチかバチかで天狗岳に行ってきました!予定してた谷川岳よりはマシなはず、と踏んで行ったんだけど…
終電で集合して、八ヶ岳SAで1時間くらい仮眠してから渋ノ湯温泉の駐車場に向かいました。天気予報は曇だったから全然期待してなかったけど、IC降りてから空を見たら星が出ててちょっとテンションあがりました。渋の湯温泉の駐車場は6時からだと思ってたけど、お仲間さんが5時からだってゆーから向かったところ、やっぱり6時からでした。6時になって、いつも元気なオバチャンに誘導してもらうと、イチバン奥の駐車場でした。建物の前が良かったなぁ。
準備してる間にだんだん明るくなってきた空はなんと青空!まさかの青空の出現にみんなのテンションが上がりました。
渋御殿湯の周りの木々にはけっこうしっかり雪が積もってました。これはモフモフが期待できるかも?と思いました。
雪が積もってる橋を渡って、登山道に入るとしっかり雪が積もってました。2〜3日前に降った雪で、その後、気温も上がってないからかなりいいコンディション。このアタリは適度に踏まれてたから、片栗粉を踏んでるみたいに“ギュッギュッ”って音がしました。もちろんツボ足で歩きましたよ〜
雪が積もった木々の向こうが青空でめっちゃテンション上がる~♪あれは、丸山かな?中山かな?
ちょっとした急な傾斜で足が滑ることはあったけど、絶好の機会なのでツボ足練習。こーゆーところでちゃんと歩けてないと、アイゼンつけても爪が引っかかってくれてるだけで、実際は歩けてないってことだからね。さすがに樹林帯で風がなかったのですぐに暑くなって、ポーラテックアルファのジャケット脱いで、ベースとフリースベストだけで歩きました。
お日さまも顔を出してくれましたー
こんなにも青空が嬉しいなんて(笑)
快晴ではないけど、美しーものはいっぱい。
プチモンスターちゃん。もう、今シーズンは木に雪が積もってるのなんて見れないと思ってたけど、しっかり積もってました。すぐに溶けちゃいそーだけど…
去年は、自分のペースで歩いてたにもかかわらず、黒百合ヒュッテまでですでにかなり疲れてたけど、今年は、お仲間さん達のペースでちょい速めに歩いたけどそんなに疲れませんでした。多少は成長してるのかなー?
木々の間から乗鞍岳が見えて来ました!わ~い♪
黒百合ヒュッテ前の気温は−5℃くらいでした。日差しが暖かいと思ったけどちょっと風があったからかじっとしてるとけっこう寒くて、アイゼンつけたりしてる間に指先の感覚がなくなってきちゃいました。なので、ソロイストにチェンジして、後で寒くて出すのが億劫になるかもだったのでお守りピッケルも持ちました。天狗岳くらいじゃ、使うところないんだけどね…ってこの時は思ってたけど。
登りは、風が避けられると考えて去年と同じく天狗の奥庭から登ることにしました。中山峠から登りたかったけど、稜線上は吹きっさらしになっちゃうからね…。まずはこの急登。
振り返るとこんな感じ。
登り切ると岩がゴロゴロした天狗の奥庭。東と西の天狗岳がお出迎え。平らだから特に危ないところはないけど、岩にアイゼン引っ掛けて転ばないよーに気をつけた方がいーです。
遠くの方に北アルプスの山々がチラ見え…
そして、東天狗岳と西天狗岳。お久しぶりでーす(笑)。雪が降ったばっかりってこともあって、去年の3月に来た時よりも雪が多く見えました。
このアタリはモフモフで気持ちよかったー♡
なんと右手を見たら蓼科山の左に北アルプスオールスターズが!!まさか見れると思ってなかったから、めっちゃ嬉しかったなぁ。
ところどころ岩が露出してる奥庭を天狗岳に向かって歩いて行きました。風がなくて全然寒くなく、快適なハイクでした。
振り返るとこんな感じ。
稜線に向かう登りはけっこう急登。雪が降ったばっかりだったから、去年ほどの岩っぽさはなかったな。適度に雪があって登りやすい感じでした。それに、去年ほど急登と感じなかったな…
最後の方は岩は出てなくて、ある程度トレースがついた新雪の中をガシガシ登る感じでした。
稜線が見えてきました。ちょっと薄曇りだけど、やっぱり稜線は大好物なのでワクワク♪
薄曇りだけど、周りのお山がよーく見えて、何度も何度も振り返っちゃいました。
稜線に出るとさすがにちょっと風があったけど、フード被ったりするほどではなかったです。分岐のところの雪庇の出来かけ…あんま迫力なかった(苦笑)
天狗の鼻を巻いて、東天狗岳に向かいました。岩の間から、東天狗岳の山頂標識がチラ見え。
東天狗岳の山頂が見えてきました~。去年来た時は、山頂はかなりのヒトで混みあってたけど、誰も居なそう…
何気にあっとゆー間に東天狗岳頂に到着。んー、去年よりは楽に来れちゃったかも。山頂に立つと、赤岳や阿弥陀岳がどっしりと迎えてくれました。背景が八ヶ岳ブルーじゃないのは残念だけど、何も見えないと思ってたから会えただけでも大満足♡
山頂で写真を撮ったりしてる間に数パーティーが来たものの、去年よりも格段にヒトが少ない東天狗岳頂を後にして、西天狗岳に向かうことにしました。
西天狗岳の正面?を直登してるヒトを見てたら、埋まりまくっててなかなか進んでなくて、めっちゃ時間かかってて…。どーしたものかと観察してたら、左側にステップ的なトレースが出来てるのを発見ー!そこでも足が滑っちゃってるヒトがいたけど、埋まるよりはいいんじゃない?ってステップの方に進みました。
ステップ状になってるだけで格段に登りやすくて大正解〜♪けっこう急だったけど、楽々でした。
あっとゆー間に西天狗岳頂に到着。ここからも赤岳や阿弥陀岳にもちろん会えました♡
大好きな部分のアップ(笑)。うーん、やっぱり赤岳〜硫黄まで縦走したいなぁ。
西天狗岳にはかなり雪が積もったのか、山頂標識は完全に埋れたみたいで見当たりませんでした。レコを見てた時は、去年よりもかなり長めに出てたはずなのに、けっこう雪積もったのね…
雪がたっぷりあったので、ちょっとした雪壁を風除けにしてランチすることにしました。風除けがあったのは大きかったけど、絶対に黒百合ヒュッテ前よりも暖かかったです。でも、さすがにじっとしてると冷えてくるのであまりのんびりせずに下山開始。せっかくの新雪を楽しむために、登ってきたステップは使わずに正面を下りることにしました。
みんながズブズブと雪に埋まりながらも調子良く下ってる中、イチバン後ろを歩いてたお仲間さんがハマっちゃって動けなくなりました。足が変な方向を向いてるよーに見えたので、慌てて登り返してピッケルで掘り返してあげて、事なきを得ました。よかったぁ…。その後も心配だったので、ステップ作りながら下りてあげました。今日のルートでピッケルが必要だったのはここだけだったかも(笑)
無事に西天狗岳を下りました。ズボズボ埋まりながらの下山は楽しかった~♪
東天狗岳はもちろんトラバース。
しっかりトレースついてたから、怖いところはなし。アイゼン引っ掛けない限り落ちたりしませーん。落ちても大したことないしね。いつもブラブラ持ってるピッケルをクロスボディで持ってみました。
あっとゆー間に稜線に合流。
奥庭への分岐からは一気に下っていきました。
ちょっと急な斜面は、わざとトレース外してズブズブ下りました。めっちゃ楽しかった〜♡
途中、奥秩父方面?がよく見えるところがありました。
ちょっとした岩場を通過して…
天狗岳を見納めしよーと振り返ると、ちょっと青空が復活~
お日さまも再び顔を出してくれました。ツララがキラリ☆
樹林帯に入ってしばらくすると中山峠。黒百合ヒュッテもすぐでした。
黒百合ヒュッテ前でおしゃべりしながら休憩してたら、めっちゃ快晴に!えっと、お天気下り坂じゃなかったんでしたっけ?山頂でこのくらい晴れて欲しかったー。温度計も5℃になってました。どーりで暖かいわけだね。
行きは2ヶ所くらいしかトレースがなかった斜面にたくさんのトレースができてました。雪訓とかしたのかな?
暖かくなってもまだまだ雪がしっかり積もってる樹林帯を歩いて下山しました。
こーゆー木はかっこよくて好き。
湿った重たい雪なので、木がお辞儀しちゃってます…
めっちゃ快適な樹林帯ハイクなので、みんなでワーワー騒ぎながらのユルユル歩きました。
たぶん、今日イチの青空!!!でも、八ヶ岳ブルーと呼ぶにはちょっと濃さが足りないかなぁ?
高度が下がってくるとさすがに朝とは様子が違って、雪はグサグサに腐ってました。だって暑かったもん…
気温が上がっても、渋の湯前の木々にはなんとか雪が残ってました。お日さまに照らされてキレイ~
ということで、駐車場に到着。駐車場はドロドロになってて参りました(汗)。でも、思ったよりもいいお天気になってよかったー。きっと、谷川岳よりもよかったはず。おまけに新雪も味わえちゃってラッキーでした♪
みんなでワイワイ楽しい山行だったけど、1つ反省点が。やっぱり、簡単なお山でも経験値の低いヒトをイチバン後ろにしたり、置いてきたりしちゃいけないなって思いました。何ともなかったから、自分が気づいたからよかったけど、無理に足を動かそうとして捻っちゃったりしたら自力下山できなくなっちゃうから。それにしても、西天狗岳のあそこは絶対に登りたくないって思って登りは避けたけど、いざとなったらガシガシ登れるもんだなぁって、自分で自分に感心しちゃった(笑)。ヤバイと思った瞬間にカラダ動いてたもんね。
きっと、来シーズンも天狗岳には登ると思うけど、もっともっと真っ白な時に登りたいなーと思います。
2016年3月6日 烏帽子岳〜湯ノ丸山(日帰り・雪山)
地蔵峠P〜キャンプ場〜中分岐〜鞍部〜小烏帽子岳頂〜烏帽子岳頂〜小烏帽子岳頂〜鞍部〜湯ノ丸山頂〜鐘分岐〜ゲレンデトップ〜地蔵峠P
お天気が悪いとばっかり思ってた日曜の予報がいつの間にか変わってて、何気に晴れ間が出そう…とゆーことで、お仲間さん達と烏帽子岳&湯ノ丸山に行って来ました!湯ノ丸山といえばスノシューだけど、直前のレコではすでに雪が少なくて軽アイゼンでちょーどいいくらいとのこと。ハイキング気分でぷらっと出かけました。
家を出た時にはいいお天気で、その後の関越道も上信越道も青空が広がってたのに、向かう湯ノ丸山の上にはガッツリ雲がかかってました。八ヶ岳の方は晴れてそーだったから、もう1つの候補の蓼科山に行けばよかったかなーと思ったけど変更せずにそのまま行くことに。 仏像がアチコチに祀ってあるぐねぐねの道をスキー場のオンボロバスの後ろをついていくと地蔵峠の駐車場に着きました。車はポツポツ停まってたかな?サクッと準備して、凍った平坦な道を滑らないよーに歩きだしました。
しばらくするとグサグサの雪道の登りになりました。そして、急に開けたと思ったらキャンプ場でした。バンガローあり、スノコありのちゃんとしたキャンプ場です。この広場っぽいところはなんだろー?
後で向かう湯ノ丸山も見えました。情報通りに雪は少なそーだったけど、予想外の青空に“けっこういいお天気かも?”とこの時はちょっとウキウキしてました。
カラマツ林の前は臼窪湿原らしーです。そんなに広くはなさそう…。ちょっとだけ遊歩道が見えてました。
午後からは雲が出てきて風も強くなる予報だったので、まずは360°の大パノラマと噂の烏帽子岳に向かいました。至る烏帽子山って書いてあったけど、烏帽子岳と湯ノ丸山との分岐はまだまだ先。
平坦な道からちょっとだけ登ると…
すぐに中分岐に着きました。こっちは、鐘分岐に向かう道です。けっこうトレースしっかりついてました。ここからつつじ平方面に抜けて、湯ノ丸山にアプローチすることもできます。
向かう方向には湯ノ丸山~♪まだまだ青空。このままイケるんじゃない?みたいな(笑)
湯ノ丸山をトラバースするよーにほぼ平坦な道をずーっと歩いて行きました。水平道と呼ばれてる道です。まだ日が差してるけど、なんか雲が増えてきた…
快適な雪道歩きだったけどなかなか長かった…(汗)。この長い平坦な道をテクテク歩いている間に、かなり曇ってきちゃいました。目指す烏帽子岳方面はどんより。
水平道の終点は湯ノ丸山と烏帽子岳の分岐になってるコルでした。地図とかベンチとかあって、休憩にはよさそーだったけど、すでに風がけっこう強くてここで休憩はできないな~って感じでした。さっきまで青空だった湯ノ丸山にも雲がかかっちゃいました(泣)
まずは小烏帽子岳へ向かいました。
斜めに登って行けるからそんなに急な感じはなく、雪もそこそこ締まってたからツボ足で全く問題なかったです。あ、ちょっと青空が…
湯ノ丸山も再び青空バックになりました~。でも、さっきまでは真っ青だったのに、青がかなり薄くなってる…(汗)
稜線に出るとけっこうな風が吹いてました。そして、向かう先には濃いグレーの空が待ってました(泣)
曇ってて風も強かったけど、やっぱり稜線歩きは気持ちよかったです。おそらく風で飛ばされたのと、暖かくて溶けたのとで雪がないところもありました。
小烏帽子岳の山頂は狭くて岩っぽい感じでした。歩いて来た道を振り返るとちょっと青空が…
烏帽子岳へはここから少し下ってからの登り返しだったけど、相変わらず気持ちのいい稜線でした。風は強かったけどね。
途中で昨日はガスガスで全く見えなかった後立山連峰がチラッと見えてしまったぁぁ。昨日はあんなにガスガスだったのに…グスン(泣)。烏帽子岳の山頂直下はちょっとした岩場でした。岩場になると雪はほとんどなかったです。
岩場をぴょんぴょん軽快に登って行くと山頂標識が見えてきました~
そして、烏帽子岳頂に到着〜。岩がゴロゴロした山頂でした。広くはないけど、すっごく狭くもなかったです。
雲がかなり出てるから全てのお山を見渡すことは出来なかったけど、ホントは浅間山方面、四阿山方面、八ヶ岳方面、北アルプス方面が見えるはず。後立山連峰は薄っすら見えました。ここからだと霞んでるけど、きっと晴れてるんじゃないかなー。悔しい…(涙)
あまりにも風が強いのでノンビリせず、しばらく眺めを堪能して撤収〜。ランチできるよーな風が避けられる場所を探したけど、さすがに稜線上では見つけられず…1人なら岩陰とかで座れるんだけどね。後立山連峰を恨めしく眺めながら、稜線を戻りました。
烏帽子岳と小烏帽子岳の間あたりでかなりの強風になって、すごい勢いで雲がどばーっと流れて、チラチラお日さまが出てきました。
さっきまでのどんよりがウソみたいに、急に青空が広がってきました。
振り返ると小烏帽子岳の上には青空が広がってました。こんなことなら、烏帽子岳の山頂でもー少し待つべきだったかなぁ…と、ちょっとだけ思ったり。
でも、すでにかなり下りて来ちゃってたので諦めて下り続けたけど…
しばらくすると、小烏帽子岳&烏帽子岳方面はすっかり青空になってました。白と青のコントラストはやっぱり綺麗~☆
夏道の手前からワカンで直登してきたヒト達を見つけて、下りは踏み抜き覚悟でルートを外して下りてみることにしました。せっかく雪があるんだから楽しまないと!(笑)
斜面に少し下りたら風を避けられることがわかったので、ササっと整地してランチすることにしました。ちょーどお日さまも青空も出てくれてポカポカ。雲が取れた四阿山や目の前の湯ノ丸山を眺めながらのランチはサイコーでした♡
こんなところにロールケーキを発見ーーー!!!
ランチ場所から上を眺めて見た。なんかすごい雪山っぽく見える(笑)。けっこう斜度があったからね~
ズボリながら斜面を下って夏道に合流してコルに戻りました。気温が高いからか、すでにグチョグチョしてる部分もあってイヤーな予感がしました。
再びどんよりしてきた中、湯ノ丸山に登り始めました。イヤな予感は的中で、雪が緩んでたまに踏み抜くよーになりました。
ジャリジャリのザラメ雪で足が滑る上に何度も踏み抜き、そして、なかなかの急斜面な上に樹林帯で眺望なし。こっちから登るヒトが少ないのがわかる気がしました。一応、振り返れば烏帽子岳への稜線くらいは見えたけどね…
ゆるりゆるりと登って行くと岩場に出ました。
やっと滑らなくなったのでガシガシ登って行くと山頂標識が見えてきましたー!
ぴょんと山頂に飛び出ると、ゴーーーというすごい風。立ってるとフラつくくらいの風でした。おかげで髪の毛もグチャグチャ(汗)。こんな強風は久々かも。でも、飛ばされるくらいの強風なのにそんなに寒くないのは気温が高いからだなー
だだっ広い山頂の端っこにあった大きな岩にあったトックリ?
その大きな岩に登って周りを眺めてた時に、あっちも歩いて行けそうだなって思ってたところが湯ノ丸山の北峰だったとゆーのは家に帰ってきてから知りました。行きそびれてちょっとショックです…
強風感が全く伝わらないけど、ホントに強風でした! だだっ広い山頂を強風が吹き荒れてました。
烏帽子岳の稜線はなかなかよかったな~。お天気の良い日に、また歩きたいです。
しばらく強風に煽られて遊んでたけど、さすがに寒くなってきたから風を避けるために下山開始。見晴らしはいいけど、何気に急斜面かも?
下りはやっぱり早い! 途中ですれ違ったスノシューツアーのガイドさんから、デッカイ穴が空いてるなら気をつけて、と教えていただきました。ありがとーございます!たくさんあってどれかわからなかったけど(笑)
あっとゆー間にこんなに下りてきました。グリセードもどきで楽々下山。楽しかった〜♪ ソリがあったらもっと楽しかったかも。
反対側も急登だけど、こっちもなかなかの急斜面でした。違うのは景色が見えるかどうか…かな。気分的に違うよね。
木が出てくると傾斜は緩くなってきました。踏み抜かないように足元に注意しながら歩きました。お仲間さんはかなり踏み抜いてたけど(笑)
下りきるとこんな平和なところに出ました。さすがにこのアタリは風はほとんどなし。
鐘分岐で幸せの鐘?も鳴らしてみました。せっかくの景観を壊すから、トラロープはやめたほうがいーと思うけど。
湯ノ丸高原の入口には立派な看板がありました。夏にはお花を楽しみにたくさんのヒトが来るんだろーな。
湯ノ丸山を見納め。また来るよ~
ここにも立派な看板があったけど、下にあるってことはここで写真撮れってことかな?周りにはベンチがあったり、東屋があったり、さすがハイキングコースって感じでした。
平らな道をテクテク歩いて行くと リフト降り場に着きました。 巻道もあったみたいだけど、せっかくなのでゲレンデの中をグリセード。グサグサ過ぎてあんまり滑れなかったけど(苦笑)。ほとんどヒトいなくて“このスキー場大丈夫かな?”って思ったけど、大会があったらしく、下の方にたくさんのヒトがいました。
最後は、グチョグチョの道を通過して駐車場に戻りました。結局、最初から最後までツボ足で歩きました。下山した頃には駐車場ですらめっちゃ強風になってたから、山頂付近は大変なことになってただろーな。いいタイミングで下山できました。小烏帽子岳手前で会ったワカンチームのオジサン達に駐車場で再び会ってお話ししてたら“今年は雪が少な過ぎる…”って嘆いてました。蓼科山も雪がなく、ところどころ凍っててアレは雪山じゃないって言ってたから、蓼科山に行かずにこっちに来て正解だったかも。帰りは噂のアトリエフロマージュでチーズソフトを食べました。濃厚なソフトで美味しかったけど、色もちょっと黄色かったけど、チーズ感はなかったかなぁ。
お天気も眺望も全く期待しないで出かけたけど、ちょっとだけど青空が見えて、後立山連峰も見えて、イロイロ見えて、なかなかよかったです。それに、あれだけの強風が吹いてもそんなに寒くないって状況も、グリセードもどきでガンガン下るのも楽しかったし。ハイキングコースだから、大変なところもなく簡単に登れて、稜線もちょっと楽しめて、これだけの眺めが見えるってかなりいいお山だと思います。
夏のお花の時期にも来て見たいし、来シーズンは、快晴のモフモフの雪の時に来たいなぁ…。スノーシューは持ってないけど、ワカンで頑張りまーす!