2016年5月5日 黒岳〜釈迦ヶ岳(日帰り)
すずらん群生地P〜すずらん群生地〜黒岳登山口〜すずらん峠〜黒岳頂〜展望地〜黒岳頂〜日向坂峠(どんべえ峠)〜府駒山〜釈迦ヶ岳頂〜府駒山〜すずらん群生地方面分岐〜釈迦ヶ岳登山口〜すずらん群生地P
GW2回目の3連休、お天気が良かったらのんびり北沢峠にテン泊して残雪の仙丈ヶ岳に登るつもりだったのに、またしてもお天気がビミョー。日帰りで北アルプスも考えたけど、強風予報だったから諦めて、低山なら風で雲が飛んでキレイな景色が見れそうだなーと思って、久々に大きな富士山を眺めにソロで御坂山塊の黒岳と釈迦ヶ岳に登ってきました!
下道で行ってもあんまりかかる時間は変わらないんだけど、なんとなく中央道で向かいました。河口湖畔の大石公園の前を通ったら、朝からたくさんのヒトが…。富士山がキレイに見えるの知ってたので、思わずつられて寄っちゃいました。スッキリ快晴~♪
すずらん群生地近くの駐車場は地図では2つあるみたいだったけど、釈迦ヶ岳から下山するつもりだったから手前の大きい駐車場に停めました。なんとか温泉の管理地って書いてあったし、自分以外にはキャンピングカーしか停まってなかったから、大丈夫かな?ってちょっと気になったけど、駐車禁止にはなってなかったし、レコでもここに停めてるヒトがいたので停めちゃいました。
黒岳の登山口までは、アスファルトの林道からでも、すずらん群生地を通っても行けるんだけど、アスファルトはキライだし、トイレに寄りたかったから、すずらん群生地を通ることに。もちろん、まだすずらんは咲いてなかったんだけど、新緑の森の中を歩くのは気持ちよかったー♪すずらんの代わりにスミレがたくさん群生してました。
久しぶりに見るイカリソウもたくさん咲いてました~
群生地の入口には、イノシシが出るらしく電気柵がありました。
整備されてて、気持ちのよい遊歩道でした。誰もいなくてめちゃ静かだったし。聞こえるのは鳥の囀りのみ。フツーにここにお散歩にくるだけでもいいかも。
しばらく歩くとこんな標識があって…
とにかく左へ行けばいーだろーと思って歩いてたんだけど、明らかに向かうべき方向への道がなくなっちゃいました。めっちゃ簡単そーな道だと思ってたのに…あれれ?。木に通せんぼされたけど、とりあえず踏み跡はあったのでそれを辿ることに。
ズンズン歩いてたら途中で踏み跡がわかりにくくなってて、ちょっとキョロキョロしちゃったりしたけど、無事に林道に出る階段を発見ー!はぁ…こんなところで予想外に無駄な時間がかかっちゃいました(汗)
アスファルトの林道を歩いて行くと左手にすずらん峠に向かう登山口がありました。右手はすずらん群生地…?ちゃんと道を辿ってたら、遠回りになったかもしれないけど、ここに出てきたのかもしれないです。
駐車場に着いた時は8度だったから、ジャケット着て歩いてたけど、登山道はボチボチな傾斜のところもあって、歩き始めるとすぐに暑くなって脱ぐことになりました。半袖でよかったー
ミツバツツジの開ききっていない新芽がなんだかカワイかったです。
ユルユルと登って行くと沢がありました。地図に水場マークがあったところです。こんな低いところにある沢の水は飲みたくないけどね…
沢の周りの岩にお花が咲いてました。
沢を渡ったところの登山道がちょっと狭い上にガレっぽくなってたけど、特に危ないところはありませんでした。
このアタリから傾斜がかなり緩くなってきました。相変わらずたくさん咲いてるスミレを眺めながらすずらん峠に向かいました。途中、この後に向かう釈迦ヶ岳がチラッと見えました。けっして大きくはないけど、ピラミダルでカッコイイです。
すずらん峠に着くとけっこう風が吹いてました。やっぱり、高山には行かなくてよかったかも。右へ行くと破風山、左へ行くと黒岳。もちろん、左に進みました。黒岳へは明るい尾根でここにもスミレがたっくさん咲いてました。
葉っぱが尖ってたからエイザンスミレかな?
そして、富士山も見えるよーになりました。ここからでも十分にいい眺め~♪
マメザクラもまだかろうじて咲いてました。うつむき加減で咲いてる感じが可憐だなぁ♡
ここはなかなかの急斜面で少し行きが切れました。振り返って見てみると、ザレてるし、下りで使うと滑りそーでした(汗)
尾根に出たところから南アルプス方面も見えてきました。
こんな感じの木漏れ日が気持ちのいい道でした。
薄~いムラサキ?ピンク?のスミレ。
真っ白のスミレ。カワイイー♡それにしても、スミレの種類は全然わかりません…(汗)
最後のちょっとした急坂を登ると…
黒岳頂に到着〜。山頂は木に囲まれてて見晴しはなかったけど、ちょっとした広場みたいになってました。まさか、ここに来ることになるなんてね(笑)。ちゃちゃっと写真だけ撮って、富士山を眺めるために展望地へ。
展望地は思ったよりも狭かったけど、まさに富士山を眺めるための場所って感じでした。富士山も風がそーとー強そうだったなぁ…。そして、雪少なっっっ!
黒岳頂まで戻る途中で見つけた木の芽。空に向かってグイグイ伸びていってました。
そして、釈迦ヶ岳に向かうべくどんべえ峠方面にガンガン下って行きました。特に急なところもなく、歩きやすい道でした。
キレイに整列してる若葉たち…
スミレ以外のお花の時期にはまだ早かったかもだけど、新緑がキラキラ☆グリーンシャワー♪
葉っぱの透け感がいい感じ。
ホントに緑には癒しのチカラがあるなぁと感じた瞬間でした(笑)
どんべえ峠でアスファルトの林道に出ると、車が何台も停まってました。林道を渡って、釈迦ヶ岳登山口から再び登り始めました。ちょっと暗い樹林帯を歩くとすぐに明るい尾根に出ました。
キイロのお花…
こっちでもグリーンシャワー♪葉っぱ達はチカラ強いなぁ~
まずは、府駒山に向う途中にミツバツツジが咲いてました。青空にムラサキっぽいピンクがめっちゃ映える~
府駒山を過ぎると三角の釈迦ヶ岳が目の前に見えました。
細かいアップダウンが何度かあって、なかなか近づかない…
だんだん岩っぽくなってきて…
木の根っこと岩のミックスになったりして…
遂に“足もと注意!”看板登場~
一応ロープはあったけど、使わなくても登り降りできちゃう程度でした。
最後に根っこだらけの急坂を登っていって、岩場を抜けると…
釈迦ヶ岳頂に到着しました。静かな山頂をイメージしてたけど、思ったよりもヒトがたくさんいたのでかなり意外でした。黒岳ではホンノ数人しかヒトに会いませんでした。
山頂は、あんまり広くなくて岩だらけだけど、いい感じに岩の上に座れます。ほとんど風もなくて、雲一つないいいお天気。もちろん、富士山もキレイに見えました。でも、眺めは黒岳の展望地の方が断然いーかな。釈迦ヶ岳から富士山見ると、黒岳から節刀ヶ岳への稜線で下の方が見えないんだよね…
でも、釈迦ヶ岳頂がスゴイのは、富士山だけでなく360°の大パノラマだってこと。節刀ヶ岳や十二ヶ岳方面の稜線がずーっと見えたり…
南アルプスは南部から北部までずーっと見えます。さすがに上の方にはまだ雪あったけど、やっぱり少ないよね。雪の仙丈ヶ岳に行きたかったなぁ~
真ん中の塊が八ヶ岳…。肉眼ではけっこう見えたんだけど、写真にするとボンヤリ(汗)
大菩薩嶺がある甲州アルプス方面。あそこも部分的に行けてないところあるから、1泊で縦走してみたいなぁ。
特等席で富士山を眺めながらのんびりランチしましたー♡あまりにもお天気がよかったからずーっと景色を眺めていたかったけど、渋滞にハマりたくないのてうしろ髪引かれつつ下山しました。
ちょっと急な傾斜を下って…
ロープのある岩場を下って…
もーひとつロープのある岩場を下って。足場がしっかりしてるので、下りでもロープは必要ないかな?って感じでした。
登りの時にうまく撮れなかったフデリンドウ。こんな大きな塊は初めて見たからビックリ!あっても2株とか3株とかそのくらいのイメージ。
ミツバツツジがあまりにキレイに咲いてたから、別のアングルからも撮っちゃいました~♪
小さなアップダウンを何回か越えて、府駒山を過ぎた後の分岐ですずらん群生地方面へ。ちょっとだけ急なところがあったり、ガレてたりしたけど、基本的にはきちんと整備された歩きやすい道でした。
ガンガン下って釈迦ヶ岳登山口に。そして、舗装された林道をちょっとだけ下って駐車場に戻りました。朝はキャンピングカーしかいなかったけど、さすがに6〜7台は車が停まってました。帰りは高速使わずに下道でアイス食べながらのんびり帰りました。渋滞知らずでストレスフリー。
前から山頂のお地蔵さんの存在が気になってた釈迦ヶ岳。簡単に登れて、ちょっと岩場も楽しめて、眺めもよくて、なかなかよいお山でした。トレッキングコース?ハイキングコース?になってるので、初心者の友達でも連れて来れそうです。今回、黒岳は富士山を眺めるためだけのオマケだったけど、去年の冬に雪が多過ぎて山頂を踏めてなかったから、リベンジできて何気にヨカッタです。まさか、再び黒岳に来るなんて思ってなかったけどね(笑)
御坂山塊は、稜線歩きが楽しいし、眺めもいいし、富士山も大きく見えるし、おうちからも近いしでホントにお気に入り♪メジャーなお山に比べればかなり空いてるので、紅葉の時期に歩くのもよさそーだなーと思いました。