2015年3月14日 日光白根山(日帰り・雪山)

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日光白根山ロープウェイ山頂駅〜日光白根山頂〜日光白根山ロープウェイ山頂駅

 

日曜に念願の唐松岳に行く予定だったけど、土日共に北ア方面のお天気が不安定でビミョーということだったので、先月のリベンジでお仲間さん達と日光白根山に行ってきました!日光白根山の天気予報は土日共に晴れ。土曜は、風が強い予報になってはいたけど、ロープウェイさえ動けば久々にすっきりした綺麗な景色を見ることができそうで、ワクワクしながら丸沼高原スキー場に向かいました〜

 

山麓駅は大した風はなかったものの、ロープウェイは強風のため低速運転中…。止まってないだけよかったけど、予報通りやっぱり風が強いんだなーって感じでした。山頂駅は快晴で、白根山が逆光の中、目の前にドーンと見えました。あそこまで登って行けるんだって思ったらワクワクしちゃいました。

 

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準備してたら、係りのヒトに話しかけられて、調査?か何かでルート外に踏み跡がたくさんついてるので気をつけて、とのこと。土曜だからトレースが薄いかもしれないけど、自分達より前に数組のパーティーが出発してたので、この助言をあんまり気にしてませんでした。ちなみに、ワカンつけた方がいいか聞いたら、30〜50cmくらい潜るからワカンかスノーシューはマストということで、ワカンをつけてスタートしました。

 

真っ赤な鳥居が出迎えてもらって登山道に足を踏み入れると前に何組か歩いてるにもかかわらず、多少沈みました。それでも、最初はかなりしっかりしたトレースがあったのでなんの迷いもなく進んで行きました。

 

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雪に埋もれまくって屋根しか出てない神社を過ぎてしばらくすると、木々の間から山頂付近がチラ見え♡

 

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そこからちょっと先に進むと山頂付近がはっきり見えてきました。テンションはあがったけど、先はまだまだ長いな~って感じでした(笑)

 

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かなりゆっくり歩いてたにもかかわらず、前を歩いてた何組かにだんだん追いついてきたなーと思ったら、だんだん足の沈みが深くなってきてました。そして、いつの間にかはっきりとしたトレースがどこにもなくなって、先頭のパーティーが完全にラッセル状態になってました。

 

けっこうな急登だし、キツイなーと思ってたら、後ろのパーティーのヒト達が『登り過ぎてる!』って言い出して、慌ててそこにいたみんなで地図見たり、GPS見たり…。携帯のGPSでは、ちゃんと(?)破線上にいて、そのまま真っ直ぐ登り続けた後にトラバース気味って感じかなーと思ったけど、そのパーティーのヒト達が『やっぱり登り過ぎてる。もっと下のはず。』って言ってトラバースし始めました。そのパーティーにはベテランさんもいたし、数日前に下見に来てたとゆーことでそこにいた数パーティーで付いて行くことにしました。

 

トラバース中に上を見上げると、山頂付近が見えたけど、まだまだ先って感じでした…

 

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谷側を見ると谷川岳方面かな?がよく見えました。絶景です~☆

 

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完全にトレースのないところ、つまりは完全なルート外を歩くことになったから、めちゃくちゃキツかった…。しかもかなりの急登。先頭のパーティーが皆さんスノーシューだったから、ワカンの自分達はけっこう沈みました。それでも、先頭でラッセルしてくれた方々にはホント感謝です☆

 

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しばらくすると森林限界にでました。樹林帯にいた時はわからなかったけど、けっこうな強風でした。雪が風に吹き飛ばされてて、雪とアイスとガレのミックスだったので、ここでアイゼンに履き替えてから進みました。直登するパーティーと夏道に出るパーティーでわかれたけど、自分達は直登を選択しました。夏道に出るように、若干、右方向を目指したものの、かなり直登気味の急斜面でこれもまたキツかったです(泣)。雪が薄くて、足の置場も難しかったし…

 

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エビの尻尾とゆーより、怪獣の手みたいな…

 

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急斜面を登りきって稜線ぽいところに出ると、夏道を示すロープがやっとありました。そこからしばらく緩く登って行ってピークっぽいところに着いたけど、ニセピーク(泣)。その先に、山頂らしき標識が見えるところに着きました。ここで1パーティーは引き返すってことだったけど、自分達は山頂目指して進むことにしました。だって、山頂標識が見えてると思ってたし、そんなに遠くないって思ってたし。

 

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山頂標識と思われるところにまで行ってみたら、そこは山頂ではなく、山頂の手前の標識がある場所でした(泣)。そこから山頂は今度こそ見えてたけど、下ってからの登り返し…。そんなに遠くはなさそーだったけど、かなり疲れてたし、ロープウェイの最終に間に合うかなって、行くかどーかちょっと迷いました。でも、一緒にいたパーティーのヒト達が山頂に向かうとゆーので一緒に向かうことに!山頂に行きたいって気持ちもあったけど、実は自分達だけで下山するのがちょっと不安だったから…

 

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岩場を下って登って、遂にホントの山頂に着きました~☆相変わらず強風だったし、雲が流れてきちゃってスッキリ快晴とはいかなかったけど、男体山とかなんとなく周りの山々も見れたし、頑張った分、達成感が半端なかったです(笑)

 

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登りに5時間近くかかっちゃったので、ロープウェイの最終に間に合わせるべく急いで下山することにしました。樹林帯に入ってからは、行きに登ってきた急斜面のトレースを下らず、もうひとつできてた緩い下りのトレースの方に向かいました。行きに自分達がトラバースしたところよりもずいぶん上をトラバースしてて、トラバースの途中で岩壁?にすごく近づいちゃったので『間違ってるトレース辿ったかな?』と不安になりました。でも、最悪戻ればいーやと思ってそのまま進むと、トラバースの後は真下に下っていて、あっとゆー間に自分達がロストしてウロウロところに出られたので、コレがもしかしたら破線ルートだったのかも?って思いました。

 

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その後は単調な樹林帯を時計も見ずに猛スピードで歩き続けて登山口に到着〜。真っ青な空に映える綺麗な白根山が『おかえりー!』って出迎えてくれました(笑)。ロープウェイにもちゃんと間に合いました。そして、土曜の関越道は渋滞もなく、スルスルーっとおうちに到着。

 

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日光白根山は想像以上にハードでした。とゆーより、日光白根山を完全に舐めてました。お天気が良かったから、他に数組のパーティーがいたからよかったけど、自分達だけだったらどーなってたかな?って感じです。前回来た時、ロープウェイが動かなくてよかった。あんな日に登ってたら遭難してたかも…

 

他のパーティーのヒト達とルート探したり、一緒にラッセルした一体感は楽しかったけど、トレースは必ずしも正しいとは限らないし、雪山では正解のルートは1つじゃないし、やっぱり地図はちゃんと自分でこまめに見なくっちゃなってめっちゃ反省した山行になりました。今度は夏山にも来てみたいと思います!