2016年3月20日 白馬乗鞍岳(日帰り?・雪山)
RW自然園駅〜天狗原〜白馬乗鞍岳頂〜天狗原〜RW自然園駅
コロコロ変わるハッキリしない天気予報のおかげでせっかくの連休だってゆーのに行き先がなかなか決められなくて…。木曽あたりとか、北アルプスでも南の方がよさそーなのはわかってたけど行きたいお山が見つからず、お仲間さんと相談してイチかバチかで白馬乗鞍岳に行ってきました!1日中曇りとか雪がチラついても仕方ないってくらいの気持ちで行ったんだけど…
ゴンドラの営業時間に合わせて早朝に出発したら、第一駐車場はすでに満車。ちょっと離れた第二駐車場になんとか停められました。青空がチラ見えしたものの、基本的には曇ってて小雨がパラついてました。まあ、予想通り…かな。
でも、チケット売り場は予想外の長蛇の列。30分くらい並んであとちょっとで窓口ってところで、パノラマウェイの売り場はイチバン左が専用窓口があるって係りのヒトに言われて、行ってみたら誰も並んでなくてすぐ買えちゃいました。もっと早く教えて欲しかったー(泣)。しかも、その後、ゴンドラに乗るのもけっこう並んだから1時間近くのタイムロス…。ちなみに、パノラマウェイのチケット購入には登山届が必要なので予め記入した方がいーです。あと、スキーかスノシュー持ってるか聞かれました。ワカンでも問題なかったけど。
ゴンドラとロープウェイを乗り継いで自然園駅に到着すると遭対の方から簡単な説明がありました。スノシューなくて大丈夫か聞いたら、誰かが歩いたトレース辿ればたぶん問題ないし、山頂直下は昨日雨が降って凍ってると思うからアイゼンの方がいーですよって教えてもらいました。自分以外の全員がスキーかスノシューをはいて歩いてる中、とりあえず、ツボ足で歩き始めたけど、みなさんが平らに踏み固めてくれたトレースが若干凍ってて滑る滑る(汗)。歩き始めて数分でアイゼン装着~
連休だからか、BCに人気だからか、ヒトはたくさんいました。ツアーコースには親切に矢印が立ってたけど、そこを歩いているヒトはいなかったな…。トレースはあちこちについてたけど、向かってる方向はほとんど一緒だったので歩きやすそーなトレースをチョイスしました。小雪が舞う真っ白な中、諦めずに登り続けてると薄っすらと青空が…
しばらくすると青空が増えてきて、近くのお山が見えるようになりました♪
歩き始めるまでに予想以上に時間がかかっちゃったし、お天気も良くなかったから、ピークハントは半ば諦めてて、13時になったら引き返そうと思ってたけど、この青空で“もしかしたら…”って期待が持てました。
でも、青空が見えてたのはホンノ一瞬…。すぐにまたガスガスな真っ白な世界に。
みんな思い思いに木の間を歩いてました。左側の尾根っぽいところを歩いてるヒトもいたな…
小雪が降ってたものの気温はどんどん上がってたらしく、雪がだんだん緩んできて、急斜面でちょっとズルったり。でも、ズボることはなかったです。しばらくするとまた青空が見えてきて…
1つ目の急斜面を登りきったところでみなさん休憩中。けっこうな斜度だったもんね(汗)スキーとかスノシューのヒールリフターが羨ましかったぁ。この日、アイゼンで登ってるヒトは自分を含めて3人しか見ませんでした(笑)
自分達も同じところで一息入れてたら、再び真っ白な世界に。そして、再びの急斜面。スキーとかスノシューのトレースばっかりだったけど、何とか誰かが歩いたトレースを見つけて辿らせていただきました。
2つ目の急斜面を登りきるとと天狗原に着いたみたいでいきなり開けました。すると、タイミングを合わせたよーに急に真っ青な空が広がってきました。
先っぽだけ出てる木々の間を歩いて行きました。縦横無尽にスキーのトレースがついてました。
だんだんガスがなくなってクリアーに…。暑くなってきたのでまたベースだけで歩きました(笑)
すると、青空を背景に真っ白な白馬乗鞍岳が見えてきました~♪思わず足が止まって撮影大会です。
姿を見てしまったからには登りたい…お天気も良くなったし…でも、時間的に間に合うんだろーか…。迷ってるヒマはないのでとにかく天狗原を突き進みました。
先っぽだけ出てる木々の間にテントを発見。いい場所に張ってるな~
ほとんどのヒトが祠の前で休憩してたけど、ここまで来たらピークまで行きたかったから、祠には寄らずに白馬乗鞍岳に向かいました。だだっ広い山頂らしいけど、どこが山頂なんだかさっぱりわかりませんでした。
わかってたのは、とにかくこの斜面を登るとゆーことだけ。早くも取り付いてるヒト達が見えてきました。
ココを登り切れば山頂なのか、左なのか右なのかもっと奥に続いてるのか全くわからなかったけど、とにかく歩き続けました。左側から登ってるヒトもいたけど、ほとんどのヒトが登っている真ん中のルートを登ることにしました。
後ろを振り返るとまたガスが…
でも、向かう先は快晴!!登り始めてしばらくは、それまでに比べると若干足は沈んだけど、すごく歩きにくいってほどではなかったです。
もう少しで雲の上に出そうな感じ…
ココもなかなかの急斜面でした。しかも、途中から歩いてるヒトのトレースがみつけられなくなって、たまーにズボりかけたりしてたんだけど…
半分過ぎたくらいからクラストしてきて、アイゼンがきいて歩きやすくなりました。滑り降りてくるBCのヒト達は、凍ってる雪面に対応するのがめっちゃ大変そうだったな。
まだまだ急斜面は続きました。でも、歩き方ちょっと変えたらそんなに疲れなくなったんだよね~。いい感じ♪
お日さまがキラリーン☆まさか、こんないいお天気になるなんて思いませんでした。雲の上に出ただけなのかもしれないけど。
誰も足を踏み入れてないところの曲線が芸術的に綺麗でした。
だんだん岩が露出してきました。スキーヤーさんに『あとちょっとだよ~』って声を掛けていただきました。優しいオニーサン、ありがと♪
けっこう登ってきたな~。下の方はガスっぽくて見えませんでした。
最後の登りです。スキーヤーのオニーサンに山頂は右の方だよって教えてもらったけど、スキーヤーのヒト達は左に向かってました。滑るのはあっちの方がいいのかな?
完全に雲の上に来ちゃった感じです。
あとちょっと~っと思ってたら、何かお山のさきっぽらしきものが…
岩とハイマツの向こうに見えるお山がどんどん近付いてきました。いつまた雲に覆われちゃうかわからないからスピードアップしてガシガシ歩きました。
ケルンどこだろ?山頂はウワサ通りにだだっ広くてキョロキョロしちゃいました。
お!ケルン発見~♪って思って向かおうとしたら…
左側に小蓮華山が見えてきましたーーー!見えてるうちに…って、ケルンに行くのは後回しにして小蓮華山を見に行っちゃいました。あまりに綺麗でめっちゃ感動♡
あまり時間がないのでケルンに向かおうとしたけど、いつ見えなくなるかわからないから、何度も振り返っちゃいました(笑)
そして、白馬乗鞍岳の山頂に到着〜。正確な山頂はココじゃないみたいだけど、山頂標識があるのでココでいいことにしました。実は、北峰ってゆーのがこの先にあって、イチバン高いのはそこみたいです。
雲?ガス?はかかったり、晴れたりでなかなか安定しなかったけど、もっと近くで小蓮華山が見たくて、白馬大池方面に歩いて行きました。トレースは見当たらなかったし、雪面からは岩やハイマツがちょこちょこ出てたから、引っかけないよーにズボらないよーに気をつけて歩きました。
白馬大池に向かう下りに差しかかるところを今日の終点にして、ここで晴れ待ち。なかなかスッキリと晴れてくれることはなかったけど、雲がかかる小蓮華山もなかなかカッコよかったです。左側には白馬連山もチラ見え。小蓮華山に取り付いてるヒトも見えました。大池あたりまでならテント担げそーだから、来シーズンは小蓮華山に登ってみたいけど、このアタリはスノシューないと無理だよね(汗)。この雪のコンディションなら大丈夫なんだけど…
さすがにこのアタリは風もちょっと強かったのでポーラテックアルファのジャケットを着ました。グローブは薄いフリースのままでいたら、ちょっと指先がジンジンして寒かったです。雲が流れるスピードが早くて、刻一刻と眺めは変化しました。こんな感じになったりとかね…
このアタリでのんびりランチとかしたかったけど、時間がなかったので休憩せずに下山することにしました。小蓮華山を見納め…
もう一度、山頂ケルンに寄ってから下山開始~。下りは、念のためピッケル持ったけど、登った時より少し雪が緩んでたので必要なかったかな。トレースないところを歩くと適度に足が沈んでくれたので、膝に負担がかかることなくガンガン下りられました。
自分達が選択しなかった左側から登ってるヒト。登山っぽいヒトは左側からBCは真ん中から登ってるみたいでした。今から登るってことはテント泊かな?
急斜面を走るように下りてきたらあっとゆー間に天狗原に近づいてきました。下界はまだ曇ってそうでした。
天狗原に着いて振り返ると、どんよりした白馬乗鞍岳が…
でも、すぐにガスは去って、美しい白馬乗鞍岳に戻りました。
時間に余裕が出てきたので、行きにスルーした祠に寄ることにしました。確か、あの岩が密集したところ…
さっきまでBCのヒト達でにぎわってたけど、誰もいませんでした。
白馬乗鞍岳を眺めながらここで休憩したい気持ちもあったけど、やっぱり時間が気になったのでそのまま下山することにしました。
最後に見納め。白馬方面で日帰りで登れるところってことであんまりよく調べずに来ちゃったけど、いいお山だったなぁ。
天狗原を抜けて下りに差しかかるとまたガスガスの真っ白な世界になりました。ある程度、視界はあったから行きよりはマシだったかな…
行きと少し違うルートを通ってみました。っていっても、たぶん数mしか離れてないけど(笑)。あちこちにトレースついてたからね…
休憩することなく一気に下って自然園駅に戻りました。下りはCTの半分くらいの時間しかかからなかったです。自然園駅付近は、相変わらず小雪が舞ってました。ずーっとこんなお天気だったらしく、自然園をウロウロしてたスノシューツアーのヒト達は残念でしたねー。ちょっと頑張って登れば絶景が待ってたのに。
自然園駅でランチして(笑)、最終の1つ前のロープウェイに乗りました。ロープウェイは30分間隔ってなってたけど、ある程度ヒトが集まると臨時便が出るそーです。
ロープウェイを降りた時は、こんなお天気で登ってもね…時間的に山頂までも行けそーもないし…でも、せっかく来たんだし、とりあえず歩くかな…的なテンション低い感じだったけど、とりあえず登って大正解でした。あんな絶景が見れるなんて思わなかったなぁ♡
今回は、連休ってこともあってトレースがあったり、ヒトもたくさん居たりしたからガスガスでも不安はなかったけど、これといったハッキリしたトレースがあるわけじゃないし(何故ならほとんどがBCだから)、山頂もだだっ広くて、ガスガスになったら方向感覚がなくなりそーなので、ちゃんとGPSを持って行った方がいいなーと思いました。でも、お天気さえよければ、CTは短いし、特に難しいところもないので快適な雪山ハイクができるお山だと思います。基本的にはスノシューだけで登れちゃうしね。
来シーズンは大池にテント張って、小蓮華山にアタックしたいです!その前にスノシュー買わないとだ…(汗)