2020年10月29～30日 九重連山／大船山〜天狗ヶ城〜中岳〜久住山〜沓掛山（1泊2日？・小屋泊）①
１日目：長者原BS〜雨ヶ池越～坊ガツル～段原～大船山～段原～坊ガツル～法華院温泉山荘（泊）
２日目：法華院温泉山荘～北千里ヶ浜～久住分れ～天狗ヶ城～中岳～池ノ小屋～久住山～久住分れ～扇ヶ鼻分岐～沓掛山～牧ノ戸峠BS
仕事が落ち着いてまとまったお休みが取れたので、Go To トラベルを使って５泊６日の九州遠征をすることにしました。お目当ては憧れの九重連山縦走と８月に解禁された阿蘇山です。１日目は九重連山の大船山へソロで行って来ました！今年は紅葉が早めだったから、大船山の紅葉のタイミングにはちょっと遅かったんだけど、紅葉が終わった平日ということもあって混雑とは皆無のとても気持ちのいい山歩きをすることができました。
前日に別府入りして、8:05の九州縦断バスで長者原に向かいました。九州縦断バスは最初は自分しか乗ってなかったけど、別府観光港からフェリーで来たヒトが５人くらい乗ってきました。途中、小田の池でトイレ休憩があって２時間くらいで長者原のくじゅう登山口に到着。予報の感じだと曇りかと思ってたけど、かなりのいいお天気！どこのお山かわからないけど（たぶん黒岩山とか泉水山とか？）とてもいい眺めだったので、バスを降りてすぐに写真を撮り始めちゃいました’（笑）
法華院温泉山荘から登山口で電話するように言われてたから電話したのに、何回かけてもずっと話し中でなかなかつながらず…。10分くらいしてやっとつながった時にはすでに10:00を過ぎてたので、さっそく歩き始めました。時間に余裕があればタデ原をブラブラしたいところだけど、今日は大船山に登ってから法華院温泉山荘に行く予定なのでまた次の機会にします。
カワイイ葉っぱ♡ このアタリでもこんなに紅葉が進んでるんだから、お山は終わっちゃってるハズだよね。
九重のお山たちを眺めてワクワクしながら、タデ原の中を進んで行きました。自分がこれからどこを歩こうとしてるのか、今のところ全くわかってません（苦笑）。でも、とにかくいいお天気だし、気持ちいい～♪
樹林帯に入って行きます。ここは九州自然歩道になっているので、石がゴロゴロしてるところがあったりするものの、道も道標もきちんと整備されていてとても歩きやすくなっていました。
お山の紅葉は終わってしまっているのかもしれないけど、このアタリの紅葉というか黄葉がとにかくめちゃくちゃキレイで…
写真を撮ってばかりでなかなか前に進めませんでした。
かなり先っぽが長いんだけど、ナンゴクミネカエデかな？
特に急なところもないので、紅葉を楽しみながらゆるゆると歩いて行きました。これが後で自分を苦しめることになるんだけど、この時はまだ気づいてなく…
黄葉の道～♪
逆光で透けた感じも素敵です。
キラキラ～☆
上を見上げるとイロトリドリ♪
このアタリはまだ緑の葉っぱもあったので、あと１～２週間は紅葉が楽しめるかもしれません。
それにしても素敵な道だな…。近くに住んでたらここにサクッとお散歩に来たいくらいです。
一応、少しずつ標高を上げているので階段とかも出てきます。
岩がゴロゴロしてるところもあります。ちょっとだけ歩きにくい…（汗）
んん？ピンク色？あんまり見かけない色でキレイ～☆
モミジの赤い絨毯が敷かれているところも…
こんな感じで立ち止まってばかりだから、後からポツポツと登って来るヒトにどんどん抜かされていきました。でも、今日は急いでないしって何故か思ったたんだよね。
ちょっと道の雰囲気が変わって黒っぽい土になりました。油断すると滑りそうな感じです。
上を見上げればカラフル～♪
だんだん落葉の方が多くなってきました。おかげで明るくなってきたけどね。
さらに少し進むとすっかり落葉して冬の様相になってました。落ち葉サクサクの中を進んで行きます。
ベンチのあるところに着くとオバサンが２人休憩中でした。振り返ると見えたお山はどこでしょう？
ほとんどの木が落葉してたけど、遠くからみてもわかるピンク色…
ピンク色はこの葉っぱでした。樹林帯で見たピンク色もコレだったのかなー？
木が低くなってくると、ポツポツとカエデ系の紅葉の残りも見かけるよになりました。
真っ赤なミネカエデ…
開けたところに出てると木道になりました。めっちゃ気持ちいい～♪ このアタリが雨ヶ池みたいです。目の前に見えてるお山は平治岳かな？
振り向いて後ろに見えるのは指山？
あまりにも気持ちが良すぎてのんびりしたかったけど、ココで会ったオジサンに『坊ガツルがすごくイイ』と言われたのでそのまま進むことにしました。何でこの時に時間を確認しなかったんだろ…
リンドウが咲いてる～♪
木道が終わって溶岩がゴロゴロするところを歩いて行きます。急に火山っぽくなってきたな…
水溜まりというかドロドロになってるゾーンも少しだけありました。でも、ちゃんと石が飛び石みたいになってたので、靴はドロドロにはならずに済みました。
木のアーチの道を進んで行きます。
時々、こんなのも見れちゃったりするので、相変わらずのんびり歩いてました。
赤く染まりつつあるオオモミジ…
両脇には青々とした木々、足元には赤い絨毯…
そして、またピンク色の葉っぱが出てきました。さっきと同じ葉っぱかなー？
写真でわかるかな？このアタリはピンク色の葉っぱだらけ。何とも言えない色合いで、ちょっとメルヘンな世界でした。
向きを変えてみたけど、あんまりピンク色に見えないね（苦笑）
少し展望が開けたところがあって、やっと坊ガツルが見えてきました。ええと、これから登る大船山は…
あの右奥の尖ってるところ？！なんかまだまだ遠そうなんですけど（汗）。予定通りの時間に法華院温泉山荘に到着できるのかなってちょっと心配になってきたので、とりあえず急ぎ気味で坊ガツルに向かうことにしました。
そうそう、ココでミヤマキリシマの狂い咲き？を見つけました～♪ 満開の時にも来てみたいな。
坊ガツルに向かっては下り基調なので、とにかくサクサク下って行きました。
このアタリも紅葉がなかなかキレイ☆
ちょっと石がゴロゴロしてたけど、適度な傾斜だったのでどんどん下って行くことができました。
下り終わって、また木のアーチみたいなところを歩いて行くと…
少しずつ奥の景色が見えるようになってきて…
これから登る大船山が見えました！前情報通り、紅葉は終わっちゃってたけど、ポツポツ色づいた木々が残ってます。
そして、坊ガツルに到着です。こちらは平治岳。
そして、北大船山と大船山。こんなに広いところなのに、前を歩いてたオジサン３人組以外は全くヒトがいなくて、ほぼ貸切状態～♪
って感動したのも束の間、ここまで全く時間を気にしないで歩いて来てたけど、時間を確認してみたら、予定よりも25分も遅れてました。予定より20分くらい早く着くと思ってたのに…ウソでしょ（汗）。大船山は諦めてココでのんびりランチするか、大船山に登るか少し迷ったけど、今度いつ来れるかわからないからやっぱり登っておこうって思って、ランチは抜いて休憩もせずにそのまま大船山に向かうことにしました。
三俣山をチラ見しながら歩いて行きます。計画段階で三俣山に登ることもチラっと考えたんだけど、大船山は300名山だし、紅葉が終わっててもやっぱり御池が見たいなと思って今回は大船山に登ることに。特徴的なお山だから興味はあったんだけどね。
ススキの向こうには明日登る予定のお山たち…。坊ガツルはとても穏やかな雰囲気だけど、向こうにはどんな景色が広がってるんだろう？楽しみ～♪
なんて平和なところなんだろ。あのお山も少し前までは綺麗に紅葉してたんだろーなー
テントサイトで振り返ると今日泊まる予定の法華院温泉山荘が見えました。暗くなるまでに到着できるかな…
大船山の登山口が見えてきました。急げ～っっ
登山道に入りました。石がゴロゴロするところを登って行きます。
登山口付近はまだかろうじて紅葉が残ってたよ～♪ のんびり眺めてる時間はないけど（汗）
石がゴロゴロしてる上にボチボチな上りなので、気持ちは焦るけどなかなか前に進みません。バスで一緒だったテン泊のオニーサンが後から登ってきたけど、めっちゃ軽装で軽快に追い越して行きました。
また、木のアーチみたいな道になってる。このアタリの特有の植生なのかな？
少し登ると紅葉はすでに絨毯状態になってて、特に眺めるモノはないハズなのに足が止まります。今日は大して歩いてないハズなのに、ちょっと疲れてきちゃいました…（汗）。休憩らしい休憩を一度もしてなかったし、何も食べてなかったから完全なガス欠だったのかもしれないです。でも、17:00には薄暗くなっちゃうハズなので、安全をみて15:00には山頂に着かなくても引き返そうって決めてゆっくり登って行きました。
どんどんヒトが下って来る中を登って行きます。こんな時間から登るヒトいないよね…。しばらく登って行くとバスで一緒だった３人組のオジサン達が休憩してました。下りかな？と思ったら自分と同じように山頂を目指してて、でも辿り着けないかもって言ってて、おまけに法華院温泉山荘に泊まるってことだったので、勝手に仲間だってちょっと安心しちゃいました（笑）
盛大に登山道がえぐれちゃってるところもありました。ちょっと滑りやすいので注意です。
しばらく登ると時々展望が開けるようになって、景色が見えるようになりました。こんなところで写真撮ってる場合じゃないんだけどね…。久住山の方はまだ晴れてるけど、大船山の上はかなり曇って来ちゃいました。
１人のオジサンが脱落した残り２人のオジサン達はあっけなく自分を抜いて行きました。気持ちは焦るけど、いくら焦っても登らなければ山頂には着かないんだから、とにかく歩けるペースで登って行くことに。段原に付いた時間次第で山頂に行くか判断しようって決めました。
何度も何度も立ち止まって、全然段原に着かない…ってブツブツ言いながらもなんとか段原に到着することができました。なんか、めちゃくちゃ長かった気がするけど大した距離じゃないんだよね（汗）
ここから山頂まではCTで20分。半分以上は平坦な道だから、ゆっくり歩いても15:00までに山頂に立てそうなので予定通り山頂に向かうことにしました。ここまで来て登らないって選択肢はやっぱりないしね。ピストンで道はわかってるから最悪はヘッデンでも下れるし、夜ゴハンの時間に間に合えばいいよねって思ったら気持ちが少し楽になってサクサク歩いて行けました。
ここからしばらくはほぼ平坦な道なのでガンガン飛ばします。
山頂がかなり近くはなってきたけど、まだ登らないとなんだよね（汗）
石がゴロゴロしたところを登り始めるとオジサン達が下って来ました。すでに山頂に立ってすぐに下って来たんだって。それを聞いてちょっと焦ったけど、自分のリミットは15:00だからまだ大丈夫って言い聞かせてゆっくり登って行きました。
最後は岩場っぽいところを登って行きます。ダラダラした上りよりもこーゆーところの方がグイグイ登れて好き。
三俣山と薄っすらと山肌に残る紅葉…。晴れてたらもう少しキレイだっただろーに、完全に影になっちゃいました。
でも、アップしてみるとこんな感じです。ほとんどの木が落葉しちゃってるけど、ポツポツ残ってるオレンジがいいね。ここが全面赤くなってたってゆーんだから、実際に見たらすごい光景なんだろーな。
帰りはもっと薄暗くなってるかもって思うとついつい足を止めて景色を眺めちゃうけど、山頂まではあと少し…
上から見ると下の方には紅葉まだ残ってるのがよくわかります。
北大船山の火口？がよく見えるようになりました。雲の切れ間から山肌に少しお日さまが当たったけど、またすぐに曇ってきちゃいました。
三俣山と北大船山です。
ホントにホントに山頂まであとちょっと…
最後、登って来たところを振り返って…
リミットの15:00の15分前の14:45に山頂に到着しましたっ！かなり前に着いてたハズのテン泊のオニーサンが出迎えてくれて嬉しかったなぁ。
あんまりゆっくりする時間はなかったけど、オニーサンに少し下って御池を眺めた方がいいよって言われて、ちょっとだけ御池側に下りてみました。紅葉が終わってたのは想定内だったけど、せめて青空だったら嬉しかったな。
相変わらず久住山の方は晴れてたけど、大船山の上はどんより曇ってました。晴れててくれたら、残りの紅葉ですらキレイに見えたかもなのにね。
オニーサンはこの先の広場？みたいなところまで行ったらしいです。とてもよかったと言ってました。うーん、もう時間がないから、またのんびりとミヤマキリシマ満開か紅葉真っ盛りの時に登りたいなぁ。激混みなんだろーけど（苦笑）
北大船山にも行ってみたかったな…
いつまでも景色を眺めていたかったけど、15:00を過ぎちゃったのでオニーサンと一緒に下山開始しました。オニーサンはやっぱり早かったけど、下りだから会話しながらなんとか一緒に歩けました。オニーサンは段原から北大船山に行くとゆーのでバイバイして先に下ることにしました。
ガンガン飛ばして下ってたら、下山中に休憩してるオジサンたちに追い付きました。自分が最後じゃないって思ったらちょっと安心したので、ここからはゆっくり下ることにしました。
朝にゼリー飲料を飲んだだけで何も食べてなかったから完全にガス欠になってきて、かなりのペースダウン…。北大船山に行ってたテン泊のオニーサンにもサクッと追い越されました。
まだ紅葉が見える時間に下って来れてよかった。でも、早く山荘に行って、早く夜ゴハンが食べたくて、そのことばっかり考えてたから、すでに紅葉を楽しむ気分じゃ全然なかったけどね…
薄暗くなってきた坊ガツルに戻って来ました。法華院温泉山荘に向かいます。
ここでノンビリしたかったな…。全ては最初の紅葉に夢中になり過ぎて、時間を使い過ぎた自分のせいなんだけど。明日はこっちには来れないので、また絶対に九重に来ようって思いました。
アキノキリンソウ…？
ココにもミヤマキリシマが…。カワイイ♡
何とか予定通り16:30に法華院温泉山荘に着きました。個室で夜ゴハン付きにしたけど、Go To トラベルのおかげで安くて助かりました。個室はフローリングだったので、モコモコのラグが部分的に敷いてあって、パイプベッドが２台置いてありました。廊下挟んだ向かいの部屋は畳に布団だったので、フローリング部屋は底冷え防止なんだと思います。温泉は、平日だし、夜ゴハン前に入ったので空いてました。ぬるいお湯だったけどめちゃくちゃ気持ちよかったです。夜ゴハンは、煮物、豚しゃぶ千切りキャベツ添え、ロメインレタスと山芋のシーザーサラダ、わかめときゅうりの酢の物、漬物、かき玉汁、ごはん、みかんと品数も量もたっぷり。とても美味しくて、めちゃくちゃオナカ空いてたので完食しました～。夜ゴハンの後は食堂に暖房が点いたので、近くにいたオジサンとひたすら山談義（笑）。部屋には暖房がないので、21:00過ぎまでおしゃべりしてました。でも、部屋に戻ると自分の部屋の前の廊下の暖房が点いてたので、そんなに寒くなかったです。中厚フリースとインナーダウン着て、掛け布団を二つ折りにして掛けて寝たので、全く寒さを感じることなく寝れちゃいました。
明日は、メインの久住山に登ります。auの電波が入らなくてヤマテンが見れず、事前の予報がイマイチだったからお天気が心配だったんだけど…
