2020年2月11日 黒斑山(日帰り・雪山)
アサマ2000スキー場P~車坂峠~(表コース)~車坂山~避難小屋~槍ヶ鞘~中コース分岐~トーミの頭~黒斑山~トーミの頭~中コース分岐~(中コース)~アサマ2000スキー場P
快晴になりそうな祝日にたまたまスキーバスツアーのサイトをのぞいたら空きがあったので、ソロで黒斑山に行ってきました!当日はめちゃくちゃ強風予報だったから少し行くのを迷ったけど、歩くところは樹林帯がほとんどだってわかってたので、とりあえず行ってみることにしました。
新宿駅西口の都庁大型バス専用駐車場に7:00集合だったから10分前くらいに向かったらたくさんのヒトでごった返してました。今回、使わせてもらったオリオンツアーの受付には長い列が出来てたけど、意外に進みは早くてすぐ受付してもらえました。バスは、地上の都庁前の道路に停まってたので、あんなにヒトがたくさんいたら遅れるヒトがいるんじゃないって思ったけど、予定より1分遅れの7:21には出発できました。
予約サイトでは満席になってたけど、隣にヒトはいなくて2人分の席を1人で使えてゆったりでラッキー♪ 朝ゴハン食べたらすぐに眠くなって、目が覚めたらすでに嵐山アタリだったので渋滞してたかは不明…。上信越道に入ってから1回休憩して、その後も順調に走って20分遅れの10:40にアサマ2000に到着~。バスから降りたら予報通りの強風が吹き荒れてて、前日降ったであろう雪がすごい勢いで吹き上げられてました。でも、黒斑山は樹氷ってたのでワクワクです。ちなみに、アサマ2000の敷地内がめっちゃ凍結してて、今日のイチバンの恐怖ポイントでした(笑)
車坂峠に向かって車道を歩き出すと地吹雪みたいな状態になってたけど、車坂峠でアイゼンをつけて歩き出したら風はほとんど感じなくなりました。予想通りです。
トレースはあるのにかなりモフモフで、このままモフモフだとかなり時間かかっちゃうなぁと思ったけど、しばらくすると踏み固められた感じになって歩きやすくなりました。さすがに11:00を過ぎてたから、この時間から出発するヒトは少なかったけど、同じバスに乗ってたヒト以外にもポツポツ登り始めるヒトがいました。
バスの中から見えてた八ヶ岳が木々の間からチラチラ見えたけど、後でよく見えるのはわかってたのでどんどん進みました。時間的にギリギリかもなんだけど、できれば蛇骨岳まで行きたなーと思ってたので。だって、黒斑山と蛇骨岳だと見える景色が違うからね。車坂山まで登ってきたので、一旦鞍部に下ります。
ここから本格的に登って行きます。少し白さが薄らいできた黒斑山にお願いだから霧氷残ってて~って祈りながら登って行きました。
いつもは前後にヒトがたくさん歩いてる感じなのに、今日はほとんどいません。少し急になってきたので汗をかかない程度にゆっくり進みます。
ちょっと雪を纏ってる木を見るだけで嬉しくなって立ち止まっちゃいます。時間はどんどん過ぎてくんだけど…
ちょっと樹林帯に入ったりしながら進んで行きます。
登りが続くからちょっと暑くなってきたけど、気温が低くてゆっくり歩いてる分には汗をかくほどでもないのでそのまま登って行きました。
ガレ場になってる開けたところに出ました。いつもはここで写真を撮ってたり、休憩してるヒトがたくさんいるんだけど、今日はほぼ貸し切り状態でした。祝日なのにね…
それにしてもいいお天気だぁ~♪ そしていい眺めです。
だって、北アルプスも丸見えなんです。
八ヶ岳はちょっと見えにくいんだけど、中央アルプスはしっかり見えました。駒ヶ根ロープウェイが運休になってるから、木曽駒ヶ岳には雪山の間は行けないなぁ…
こちらは御嶽山です。今年こそはコマクサの時期に行きたい!五の池小屋に泊まってのんびり歩きたいな。
そして、乗鞍岳。右側の白峰は焼岳です。
奥穂高岳、槍ヶ岳、大天井岳…。やっぱり、槍ヶ岳を探しちゃうよね。
黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳、薬師岳…。未登の赤牛岳は今年こそ行きたいお山です。
針ノ木岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳の後立山連峰。比較的アクセスしやすいし、大好きなエリアです。
すっかり展望を堪能したので、再び樹林帯の中を登って行きます。
ぼちぼち急な登りだけど、真っ青な空に向かって登って行くのは気持ちいい~♪
足を止めて振り返ると四阿山がよく見えました。あそこもプチモンスターができるから、車がスタッドレスだったら行きたいんだけどね。でも、お隣の根子岳なら公共交通機関でアクセスできるみたいです。
また樹林帯に入っては…
出て…を繰り返しながら登って行きました。
少し標高が上がって、北アルプスの峰々がさらによく見えるよになりました。このアタリから見るのがベストかも?下のガレ場だと高さが足りないし、トーミの頭まで行くと木がちょっと邪魔なんだよね。
このアタリから樹氷になっててくれることを期待してたんだけど、すでにほとんど溶けて落ちちゃってました(泣)
木々に遮られてあまり風は感じなかったんだけど、場所によってはこんな感じに木の雪が舞ってきたり、地面の雪が吹き上がったり…。まだまだ風はおさまらず、相変わらず強風のままでした。
ちょっとだけモコモコ…
今シーズンは雪が少ないっていわれてるけど、階段はしっかり埋まっててくれました。ここから本来は階段のところを直登して行くのでちょっと急な登りが続きます。
このアタリが樹氷になってたらめちゃくちゃ癒されるのに、全然ダメでした(泣)
でも、その代わりにキレイな氷のオブジェを見つけました~♪
キラキラキラキラ☆
ここまで登ってくると白馬方面も見えてきました。わーい♪ 北アルプスが眺められるってやっぱり嬉しいです。
浅間山というか前掛山がチラ見えしました。山頂付近にはしっかりと雪が積もってるみたいでホッとしました。樹氷や霧氷が見れなくても、せめて真っ白な浅間山はくらいは見たいもんね。
避難小屋を通過してどんどん登って行きます。相変わらず樹氷にはなってなくてちょっとガッカリしたけど…
急登を登り続けると浅間山が見えてきました。
槍ノ鞘に到着です。先客さんは2人組が1組だけ。いつもは急登の後でここで休憩してるヒトがいっぱいいるんだけどね。
いい眺めだけど、風が強くてジッとしてると寒かったので、すぐに左側に見えてるトーミの頭に向かうことにしました。
このアタリも樹氷はなし…。モンスターになり損ねてるのばっかりです。それともモンスターから脱皮したのか?!
こーやって見るとモコモコ感がちょっといい感じ。やっぱり真っ青な空に真っ白な雪はめっちゃ映えるね~
カモシカさんがいた~♪ かなり遠くてこれが限界だったけど(汗)
槍ヶ鞘から少し下って、トーミの頭に登り返して行きます。
ここもちょっとだけ急なのでちょこちょこ足を止めて写真を撮りながら登って行きました。
かなりちっちゃいけど富士山~♪
八ヶ岳とその後ろにはちょこんと頭だけ北岳が見えてました。甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳も見えてます。ホントにすっきりよく晴れたなぁ。強風のおかげかな?
ゆるゆると登ってトーミの頭に着きました!
さすがにここにはヒトがポツポツいたけど、いつもに比べれば圧倒的に少なかったです。浅間山にはもっと全体的に真っ白になってて欲しかったけど、十分にいい眺め♡
イチバン左がこれから向かう黒斑山。そして、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳と第二外輪山が見渡せます。ホントは浅間山がめっちゃ大きく見える鋸岳まで行きたいところだけどね。
もちろん振り返ると北アルプスも見えるんです。
センターはやっぱり槍ヶ岳で。ちょっと雲海みたいになってるなー
こちらは剣ヶ峰。そして、その奥には奥秩父のお山たちが見えました。イチバン右には富士山が鎮座してます。
さっき通ってきた槍ヶ鞘方面。帰りはここを下って槍ヶ鞘まで戻らず、コルのところの分岐から中コースで下山します。
ここには戻ってくるので、長居せずに先に進みむことにしました。でも、予定時間をオーバーしちゃってるから蛇骨岳に行くのはこの時点でほぼ諦めました(泣)
真っ白な森…綺麗♡
ちょっとだけいい感じ~♪ やっぱり木に雪が積もってた方が雪山って感じがします。ウキウキしながら進んで行きます。
黒斑山に近くなってきたら、なりかけモンスターがチラチラ登場し始めました。
蛇骨岳まで行けば、もーちょっとモコモコしたのも見れそうなんだけど…
ということで、黒斑山に着きました。この時点で14:00。ホントはここに13:30に着いて蛇骨岳にピストンする予定でした。1時間でサクッとピストンして、そのまま下山すればギリギリ行けそうな気がしたけど、のんびりする時間がなくなるから止めておきました。
黒斑山からの眺めです。浅間山の山頂付近は噴煙が上がってるのか、雪煙が舞ってるのか…
アップにしてみたけど、どっちなのかはよくわかりませんでした。前掛山には誰もいないみたいです。もう、14:00だしね。
来シーズンはモコモコの樹氷がみたいなぁ。
黒斑山には賑やかなグループがいて落ち着かなかったので、すぐにトーミの頭に戻ることにしました。
来年はサクサク登って蛇骨岳まで行きたいな。谷川方面はちょっと雲がかかってました。
時折見える八ヶ岳を眺めながらトーミの頭に向かってどんどん下って行きます。
ツララがキラキラ☆
スポットが当たってて、なんだか気になった枝(笑)
トーミの頭はあまり風がなかったから、日向ぼっこしながらランチ休憩です。このまま下山しても時間が余り過ぎちゃうので、浅間山を眺めながらのんびりすることにしました。めっちゃ贅沢な時間だぁ♡
かなりのんびりできたので、まだまだ時間に余裕はあるけどゆっくり下山し始めることにしました。アサマ2000でゆっくりコーヒーでも飲もうかなって思って。
下りはいつも通り中コースからの下山です。
駆け下りれるくらい快適な道だけど、急いでも時間が余っちゃうからのんびりと下ることに。
雪の上に光の模様…。風で木が揺れるとカタチがクルクル変わってキレイだったので、しばらく眺めてました。
同じタイミングで下山したご夫婦が雪の黒斑山に来たのが初めてらしく、中コースがラッセルだったら…って心配されてたけど、しっかりくっきりトレースありました。
途中、中コースで唯一開けてるところでちょっと休憩しました。このまま下山しちゃうのが名残惜しくて…。樹氷や霧氷は見れなかったけど、1日とってもいいお天気で来てよかった~♪
そうそう、ここからは妙高方面のお山も見えてることに気づきました。夏には新しく増築された高谷池ヒュッテに泊まりに行きたいな。
休憩後は一気に下って行きます。この後のお楽しみは暖かい室内で飲む暖かいコーヒーです。ケーキもあったら最高!って思ってたけど…
スノーシューコースの分岐まで来ました。スノーシューコースへ進むと道路を歩かずにアサマ2000の駐車場に戻れるみたいでした。
ツボ足のトレースもあったし、例えラッセルになったとしてもまだまだ時間があるからなんとかなるかなーと思ったので スノーシューコースを進んでみることに。
スノーシューコースはそこそこ踏まれているところとズボズボのところがミックスだったけど、ラッセルが必要なところは皆無だったので、少し時間はかかったけど問題なく歩くことができました。途中、“裏コース”って書いてある標識がありました。裏コースがあるのは知ってたけど、稜線上の分岐がどこにあるかわからないんだよね。スノーシューのヒト達は使ってるのかな?トレースはなかったけど…
ほぼ平坦な道なのと、ところどころズボズボなので少し時間はかかったけど、バスの集合時間の1時間前にはアサマ2000に戻れました。
アサマ2000に着くと、スキー場にはものすごい強風が吹き荒れてました。スキー場っていう地形のせいなのかな?暖房と日差しでポカポカ暖かい無料休憩所でコーヒーを飲みながら荷物の整理をして、ゆっくり休憩もして、バス待ちしました。
ツアーバスは時間通り16:20に出発して、途中、東松山アタリで少しだけノロノロになったけど大した渋滞でもなかったので、30分遅れの20:00に新宿に戻って来ました。すぐに電車に乗れたから21:00過ぎにはおうちに着くことができました。思ったより早く帰って来れてよかったです。
1年ぶりの黒斑山は、快晴で思ってたより風が弱くてサイコーのお天気でした。期待してた樹氷や霧氷が見れなかったのは残念だったけど、スキーバスツアーだとどうしても到着が遅くなっちゃうから仕方ないよね…。それでも、空いてる黒斑山を歩けたし、真っ白な雪を纏った黒斑山も見れたから満足です♡ スキーバスツアーは安くて快適だったから、これからも積極的に使っていきたいと思います。