2018年7月15日 平ヶ岳(日帰り?)
鷹ノ巣登山口P~下台倉山~台倉山~台倉清水~白沢清水~池ノ岳~平ヶ岳頂~水場~玉子石分岐~玉子石~玉子石分岐~池ノ岳~白沢清水~台倉清水~台倉山~下台倉山~鷹ノ巣登山口P
めっちゃお天気が良さそうな海の日の3連休…。お花がたくさん咲いてそうな北アルプスや南アルプスに行きたい気持ちはあったけど、小屋がめちゃくちゃ混みそうだし、金曜夜出発ができないから駐車場も確保できなそうな気がしたので最初から候補外。ということで、自分にとって普段の土日だと登るのがちょっと厳しいから、いつか連休を贅沢に使って登ろうと思ってた平ヶ岳にソロで行ってきました!結果的には最後までちゃんと歩けたんだけど、長くて、暑くて、余裕がなくて、とにかく大変だった山行でした…(汗)
日帰り最難関と言われている平ヶ岳。本当に最難関なのかはわからないけど、小屋もテン場もないのに往復の距離が20km以上とかなりのロングコース。山頂の後に玉子石にも寄るとCTは約12時間。しかも、おうちから登山口までも4時間半とけっこう遠い。ということで、土曜日に登ろうなんて無謀なことは考えず、金曜日に会社から帰ってきてしっかり寝てから土曜の午後に出発しました。小出ICを下りたのは夕方前だったけど、すれ違いが困難とウワサの樹海ラインに夕方突入しても下山者の車とのすれ違いが面倒だなって思って、時間潰しに地元のスーパーUOROKUを意味もなくブラブラ(クーラーが効いてて涼しいから、笑)。20:00に鷹ノ巣登山口駐車場着を目指して、18:30くらいに小出を再出発。少し走るとすぐに奥只見シルバーラインに入りました。トンネルの中は、相変わらずビショビショで、気温が低くて、ところどころガスってて、なんか独特の雰囲気(苦笑)。越後駒ヶ岳に登った時もここを通ったけど、デカくて赤い矢印が点滅してるのを寝起きで見て“なにココ?!”って思ったのをよく覚えてます。暗いのにけっこうガスが出てて視界が悪かったから集中して走ってたんだけど、トンネルの中はGPSが届かなくて銀山平への分岐を曲がり損ねて奥只見湖まで行っちゃってタイムロス(泣)。仕方なくトンネルを戻って無事に銀山平に着きました。
銀山平からの樹海ラインはどんだけ狭いんだろ?ってちょっと緊張しつつ突入しました。読み通り、さすがに登山者は帰った後だったらしくすれ違いはそんなに多くなかったし、想像よりは狭い道ではなかったんだけど、細かくグネグネ曲がりまくってる道を延々と暗い中走るってけっこう神経使いました。道を間違えたこともあって予定より30分遅れの20:30過ぎに鷹ノ巣登山口の駐車場に到着。ヨユーで停められると思ってたのに空いてたのはたった4台分くらいのスペース。自分が明日の準備をしてる間にも車が次々と到着して、あっとゆー間に埋まっちゃいました。日帰り最難関と言われてるお山にこんなに来るヒトがいるなんて物好きが多いのねって思ったけど、ここは百名山だし、自分もその1人だし(笑)。気温は24℃でぬるーい空気が漂ってたけど、満点の星空でした。
少しでも早く出発しようと思って3:00に起きてみました。さすがにこんなに早く出るヒトはいないかな?って思ったけど、すでにヘッデンの明かりがチラチラ…。まだ真っ暗だったから誰も出発しなければ躊躇したかもだけど、先に出発したヒトが何人かいたので軽く朝ゴハンを食べて3:30くらいに歩き出しました。平坦な道をテクテク歩いて行って下倉台沢にかかる橋を渡りました。“帰りはここで顔を洗うぞー!”って思いながら通り過ぎてしばらくすると少しずつ登りになってきました。
尾根っぽいところに出る前で薄明るくなってきました。暗いレンズだけど、なんとかこのくらいは写せました(苦笑)。明るいズームレンズが欲しいなぁ。
だんだん周りが見えるよになったのは嬉しいんだけど、ここ登って行くのかぁ。けっこうな登りだよね。ちなみに、ここが馬の背なのかな?!道幅は確かに狭いけど余程のことがなければ落ちたりすることはなさそうです。
ところどころに岩っぽいところや急なところがありました。こーゆーところにはロープがちゃんと下がってます。コレ、登りよりも下りが大変なんじゃないかなぁ?
燧ヶ岳さん、おはよーございます♪ 今日1日、見守っててくださいねー(笑)
涼しいうちに標高を稼ぎたかったけど、日差しがないだけで気温は低くないからこんな大したことない登りでもなんだかキツイ…。こんなんで累積標高差約1800mも登れるのかなって、往復20km以上も歩けるのかなってちょっと不安が頭をよぎりました。
ここもなかなか滑りやすそうなところ。お助けロープがなかったら下りでかなり苦戦しそう。
かなり明るくなってきて周りがよく見えるよになってきました。あんまり風景が変わらないから、進んでる気がしない…
ここの登りが短いけど何気に急でした。けっこう段差もあるし、滑りやすいところもあるし、やっぱりストックは持って来ればよかったかな?って思いました。車には積んでたんだけどね。
うわっ、朝日キターーーーーー!!!!!綺麗な朝日が見れて嬉しいけど、お日さまが出たってことは暑くなるってこと。お日さまが昇る前に下台倉山まで行きたかったのに全然着きそーになくてヤバイ…
こんな感じで登山道がえぐれちゃってたりね。雨降ったらめっちゃ滑りそうな土だし。
下台倉山に向かう最後の登り…。急登とは聞いてたけどホントに急で、この登りで後続のヒト達にガンガン抜かされちゃいました。先はまだまだ長いのにみんな体力に自信があるんだなぁなんて感心しちゃった。
こんな段差の大きいところもあります。距離が長いだけで淡々とした登山道なのかと思ってたけど、下台倉山まではけっこう手も使って登るところがありました。
急な登りなのに背中から朝日が照り付けてすでに暑かったー。でも、ここを登りきれば下台倉山に着くはず…
下台倉山に到着です。まだ往路の1/3、全体の1/6しか歩いてない…(汗)
お花は下山で撮るつもりだったけど、なんとなくk休憩がてら撮っちゃった。ミヤマママコナ…
ここからは稜線歩き~♪ 大好きな稜線歩きだけど、けっこうアップダウンがありました。この頃にはお日さまが完全に昇っちゃって、すでにかなりの暑さでした。しかも、後ろからは誰も来なくなっちゃって“あれ?もしかしてすでに最後尾?”とか“車20台分もヒトに抜かされたかな?”とかちょっと不安になりつつも、焦っても仕方ないし、急いだら最後まで体力がもたないと思ったので自分のペースで歩いて行きました。
ノリウツギ…かな?
稜線は暑かったけど、たまに樹林帯の中にも入れたので日陰で涼みながら歩いて行きました。
モウセンゴケに水滴がついててちょっとカワイかったなー。もっとじっくり撮りたかったけど、先を急ぎます。
部分的に木道も出てきました。
オオコメツツジ…。稜線でイチバンたくさん咲いてたお花。
燧ヶ岳に向かって歩いて行けるところも。暑いけど、めちゃくちゃいーお天気♪
こんな感じでアップダウンを繰り返します。
気が付けば右手に目指すお山たちが見えてきました。左の平ヶ岳にはちょっと雲がかかってたけど、着く頃にはきっと晴れてるってなんとなく思ってました。まだまだ遠いけど、遠いってわかってたから“あー、あそこね”って感じでした(笑)。ちなみに右は池ノ岳。
三角点しかない台倉山は日陰がなくて暑かったのでスルーして、台倉清水に到着。ここで半分をちょっと過ぎたくらい。水場があるみたいだったけど、下らないといけないみたいだったし、特に必要もなかったので確認には行きませんでした。このアタリで数人のオジサンに追いつかれて、自分が最後尾じゃなかったんだってホッとしました(笑)。だって、さすがに最後は何かあった時に不安だもん。ちなみに、このアタリで会ったオジサン達とは大きく離されることなく、抜きつ抜かれつな感じで歩いて行けたので心強かったです。
こんな感じがずっと続くと涼しいんだけどね…
木道を歩いてる途中で水たまりになってる白沢清水を通過。下から湧いてるらしーけど、流れてる感じはしなかったから非常事態以外は飲む気にならないな…。そして、池ノ岳への急登が見えてきました。覚悟はしてたけど、なかなかタフそうな登りです。
急登過ぎて空に登って行くみたいだょ…(汗)。しかも、めちゃくちゃ暑いっっっ!!!
ウラジロヨウラク…。山頂付近はほとんど終わってました。
密集するギンリョウソウ…。ちょっと気持ち悪い(苦笑)
あそこが池ノ岳かな~?って思ってたのに、前を歩いてるオジサンと下ってきたヒトが“あの先をさらに登って…”って話してるのが聞こえてきてガッカリ。
ゆるゆる登って行くと、確かにもうひと登りあるのが右手に見えてきました。うわ…
あまりに暑くて、少し登っては足を止め、少し登って足を止めでなかなか進みません…
平ヶ岳、もーすぐ行くからねー!
最後のほうにちょっとだけ岩場っぽい急登もありました。
ここ下りは滑りそうなポイントです。
シラネニンジン…かなぁ?
なんとか急登を登りきりました。ここまでくれば山頂はもーすぐ!すれ違いで上で待っててくれたオバサン達がヨタヨタ登ってきた自分に『ここからは別世界よ~』声をかけてくれました。やっと灼熱の登りから解放されて夢のような景色に会えるんだーって嬉しくなったので、休まずに姫ノ池に向かいました。
木道を少し歩くと目の前に真っ青な姫ノ池が現れました。わーい!めっちゃキレイ♡少し風が吹いててカラダ的には気持ちよくて嬉しかったんだけど、写真撮る間は無風であって欲しかった…帰りに期待です。
ここでのんびり過ごしたい気持ちもあったけど、とりあえずピークを踏みに行くことにします。うーん、絶景です♪
勝手なイメージだとここからはほぼ平坦でずっと木道が続いてて、最後に緩く登ったら山頂って感じかと思ってたけど、一旦下って登り返すのね。しかも、樹林帯の中を…
あっちは玉子岩方面かな?歩いてるヒトが何人か見えました。
真っ赤なベニサラサドウダン…
そんなに大きくは下らず、そんなに大きく登ることもなく(階段はちょっとイヤだったけど)樹林帯を抜けて再び木道に出ました。いい眺め~♪ 今頃、北アルプスとかは激混みだろーけど、ここはこんなにもヒトが少ない。やっぱり連休はヒトが少ないところに限るなぁ。
ポワポワなワタスゲは終盤だったけど、なんとか残っててくれました。
チングルマはさすがにお花は見当たらず、果穂になりかけ。
そして、木道からちょっと奥まったところにある三角点に到着~!でも、ここは最高地点じゃないので標識の証拠写真だけ撮って、板張りの端っこにザックをデポしてから最高地点に向かいました。木道の一部が笹に覆われてて足元が見えない…(汗)
この木道を歩いて行くと…
遂に最高地点に到着~!!この先通行止めって書いてあったけど、明らかに新しい踏み跡がありました。どこに続いてるんだろ?
オナカが空いたので、長居せずに三角点のところまで戻ります。真っ青な池塘と越後三山がステキ☆
左は至仏山。右奥は武尊山かな?他にもお山はたくさん見えてたっけど、山座同定するヨユーはなく…
コバイケイソウも少しだけ残ってました。今年は当たり年らしいから、ここにも最盛期はたくさん咲いてたのかな?
三角点のそばにある板張りのスペースで燧ヶ岳を眺めながらランチにしました。日陰がないから日差しを浴びっぱなしで暑かったけど、時折吹く風が気持ちよかった~♪ 座って落ち着いたら、やっと無事に登って来れたんだって実感が湧きました。しかも、疲れてないことはないけど、省エネで登ってたから体力的にはまだまだ大丈夫なので下りも問題なさそう。でも、自分が想定してた時間よりも30分押しちゃってたから玉子岩に行くかどうかはちょっと迷ってました。
下山も長いからあんまりのんびりしてられないので戻ります。それにしても、高層湿原ってホントにいいよねー。また、苗場山とかも行きたいな。
玉子岩方面から池ノ岳までまるっと見えました。コレ、紅葉の時とかめちゃくちゃいい眺めだろーなぁ。
樹林帯の中にはお花がちょこちょこ咲いてました。マイヅルソウ…
アカモノ…かな?
来た道を戻って来て、途中に水場のある玉子石方面のショートカットの分岐のところで玉子石に行くかちょっと迷いました。とりあえずピークは踏んだし、玉子石ってただの石だし、見に行かなくてもいーかな?って。でも、飲み物はまだ残ってたものの、冷たいお水に触りたかったのでとりあえず水場に行ってみることにしました。
スミレ…何スミレかは不明。
沢のお水は冷たくてめちゃくちゃ気持ちよかったー。飲みはしなかったし、汲みもしなかったけど、下流の方で顔と腕をバシャバシャ洗ってカラダを冷却しました。髪が短かったら、頭も洗ってたなー(笑)。水場の近くには板張りになってるところもあったので、非常時にはここでテントを張れそうです。
沢までちょっと下っちゃったので登り返して行きます。イヤだなぁって思ったけど、意外とすぐに登れました。
ハクサンコザクラだーっ♡もう遅いかなって思ってたけど、少しだけ咲き残っててくれました。
池ノ岳から玉子石に向かう道にぶつかると待ちに待った雪渓がありました。玉子石には行かなくてもいーかなって思ってたにも関わらず、ここまで来たら行っておこーかなって気持ちになったので(笑)ザックをデポして行ってみることにしました。
違う角度から見る平ヶ岳…。山頂付近が平らなのがよくわかります。
玉子石までの道も木道でした。ヒトがほとんどいないし、ザックないからカラダは軽いし、適度に風も吹いてたし、めっちゃ気持ちいいー♪
このアタリにはキンコウカがたくさん咲いてました。
そんなに時間がかからないって思ったんだけど、なかなか着かないから、すれ違ったヒトに聞いてみたらこの先の1つ目のピークを越えると見えるとのこと。思ったより距離あったなぁ…
この道からも越後三山がよく見えました。秋の越後駒ヶ岳に行ってみたいなぁ。今回、翌日に八海山に行こうかとも思ったんだけど、ロープウェイの始発が遅いので断念しました。
この階段を登ると…
ジャーン!玉子石です。
玉子石がどーのってことじゃなく、玉子石と池塘と背景の山々とのコラボで素敵な光景を作りだしてるのが見どころなのかも。この写真を撮ってる玉子石の手前の大きな石?岩?の上でランチ休憩でもよかったな。迷ったけど、来てよかったー♪
越後三山はここからがイチバンよく見えました。もうほとんど雪ないねー
玉子岩の近くまで行ってみました。こんなバランスで乗ってます。特にカタチが卵っぽい感じはしないけど、なんで玉子岩なのかしら?
下山の時間を考えるとのんびりしていられないので戻りまーす。下山してからの移動もそこそこい時間がかかるしね…
ずっと見ていられそうなくらい素敵な景色♡
どんどん歩いて水場の分岐に戻ってきました。ちょっと木道が壊れ気味のところもあったけど、ほとんどの木道は新しかったです。
分岐でザックをピックして、雪渓でコンビ袋に雪を詰めてから姫ノ池に向いました。
ショウジョウバカマが少しだけ残ってました。今年最後のショウジョウバカマになるかなー?
姫ノ池は着いた時よりもさらに波立っちゃっててキレイな鏡状にはならなくてちょっと残念だったけど、絶景には変わりありません。
雪解け直後の方がもっと水量が多くてキレイかもしれないな。雪の白も残ってたほうがキレイだしね。
あちこちにちょこちょこ咲いてたタテヤマリンドウ…
シラネニンジンに似てるけど…なんとかボウフウかな?
お山たちを眺めながら、下山開始しまーす。
下り始めが急でザレてて滑りやすいので靴紐をしっかり締めなおして下山開始。こんな感じの角度の滑りやすい下りです。みなさんがけっこう時間かかってたのでどんどん抜かさせてもらいました。やっぱり下りの方が得意なんだよね。
しばらく下って行くと、左手に奥只見湖が見えました。登りの時も見えたはずなのに、必死すぎて全然気づかなかった…(汗)
日差しが暑いっっ!気温もめちゃくちゃ上がってるはず。地面が白いから照り返しもある。とにかくサクサク、でも転んだりしないよに注意して下りました。
下りも燧ヶ岳に見守られながら歩いて行きました。お日さまの向きの関係で朝よりもかなりクッキリ見えるよになりました。
そうそう会津駒ヶ岳も見えてました。真ん中のとがってるところがそうかな。
ネバリノギラン…
下りにもかかわらず登り返しもけっこうあるし、何より午前中よりもさらに日差しが強くて、気温も上がって暑くなってたので、こまめに日陰を探しては立ち休憩しながら下りて行きました。ガンガン歩いて、やっと台倉山の三角点が見えてきた…
もー、暑くて暑くてこんな登りが見えただけでもグッタリ。
登りの時はとにかく山頂まで少しでも早く行かないとって写真を自粛してたから、下山の時に写真をいっぱい撮ろうって思ってたのに、暑すぎて全く写真を撮る気にもなれなかったょ…(泣)
馬の背が見えてきた~。ここまでくればあとちょっと…でもないけど、かなり下ってきたなって感じ。
馬の背まで下ってきてあとちょっとだーって思いながら歩いてたら、熱中症で倒れちゃってるオジサンがいました。何人かでツェルトで日陰作ったりしてたけど、大丈夫だったかな?自分にもなんかできることは…って思ったけど、自分の前にもたくさんのヒトが通って声かけてるかもしれないし、人手が足りなかったり、何か困ってればれば声かけられるかな?と思ってそのまま通過しちゃいました。自分もこのアタリからちょっとだけ頭痛がしてたし、もうかなり限界に近かったから…
何とか下って平坦なところに出て、無事に歩けたことにホッとしました。下台倉沢の冷たいお水で顔や腕を洗ったらめちゃくちゃ気持ちよかったなぁ。途中から前後しながら歩いてたカップルの男性も熱中症気味だったらしく、沢に頭を突っ込んで冷やしてました。羨ましかった(笑)
沢から少し歩いて駐車場に到着~♪ 熱中症で倒れることもなく、疲れて歩けなくなることもなく、転んでケガすることもなく、無事に帰って来れました。はぁぁ、よかったぁ。駐車場で少し休憩したかったけど、翌日は野反湖付近のお山に登りつつノゾリキスゲに会いに行く予定だったから、すぐに出発~。樹海ラインは夜と違って周りが見えたから、かなり運転が楽でした。距離感がわかってたから気持ち的にも楽だったしね。シルバーラインも前日よりガスってなかった気がしたので、思ったよりもすんなりと小出まで戻ることができました。あまりにもオナカが空きすぎたから最初のローソンで何か食べよかと思ったんだけど、店内に飲食スペースがなくて車の中も激暑だったのでスーパーUOROKUで夜ごはんを食べました。クーラーガンガンに効いてて、めちゃくちゃ気持ちよかった~。オナカがいっぱいになって運転中に眠くならないか心配になったけど、なんとか道の駅 六合に到着。google先生に誘導してもらったら山道ばっかり走らされたからめっちゃ疲れたよ…(汗)。絶対に大きい道を通ってきてもそんなに時間かわらなかったと思うんだけどね。何気にカラダが熱を持ってる感じだったので、念のために持ってた冷えピタをオデコに貼って寝ました。
今回、新潟側の小出からアクセスしたけど、アクセスは断然に栃木の檜枝岐村からの方が楽だと思います。会津駒ヶ岳の登山口のちょっと先だもんね。シルバーライン&樹海ラインは夜の運転はかなり痺れます…。シルバーラインのトンネルの気温が低くて、外に出た瞬間に気温差でガラスが曇りまくり。収まらないまま樹海ラインに入ると夜は特に危ないです。もし、次に来るとしたら少しくらい時間がかかっても栃木側から行きます!
あと、樹海ラインを走ってる途中に中ノ岐林道の入口の前を通過したんだけど、なんだかたくさんの車が停まってました。明らかに車中泊しますって感じのヒト達。中ノ岐林道は付近の民宿の車しか通れないはずだけど、どーやってアクセスするんだろう?マウンテンバイクで登っていくヒトもいるみたいだけど、かなりの台数が停まってたからみんながそんなことするとも思えないし…。平ヶ岳登山とかじゃなくて、釣り客だったりするのかなー。でも、トイレとかないのにどーしてるんだろう?
それと最後に備忘録的に熱中症対策について。まず、いつもは小さいハンドタオルしか持たないんだけど、フェイスタオルを持って行きました。汗をハンパなくかくんじゃないかって思ったから。いつもはカッコ悪いから絶対にやらないけど、日焼け防止も兼ねて首からかけて歩こうって思ってました。このタオルが大正解!汗はもちろん滝のようにかいたんだけど、帽子が蒸れて暑くてかぶっていられなかったので、ほとんとタオルを頭にかぶせて歩いてました。帽子と違って通気性がよくて風が通って涼しいし、顔の横に垂れる部分がいい感じで日除けになって、見た目はちょっとアレかもだけど、なかなか快適でした。あと、扇子を持って行ったのもよかったです。たまに風が吹いてたけど、無風の時もあったからめちゃくちゃ役立ちました。あとは、いつもは雪玉にして持ってあるく雪渓の雪をコンビニの袋に詰めて持ち歩きました。下山する時は日差しが強くて、めちゃくちゃ暑かったから、これで頭とか首とか腕とか足とかとにかくあちこち冷やしながら歩きました。ぶっちゃけ、これがなかったら熱中症になってたかも…って思います。
超カメ足の自分に日帰りで歩けるのかなって半信半疑で行ってみた平ヶ岳だったけど、なんとか無事に歩くことができました。山と高原地図のCTは約12時間だったので、ぴったりCTくらいで歩いた感じです。自分は元々登りが苦手なのもあって、登りは超ゆっくり体力温存しておいてガンガン下山するタイプなので今回も下りの時もかなり体力的にはヨユーがありました。でも、下りでバテてるヒトがたくさんいたので、これだけ長いルートだとペース配分が大事だなって思いました。日帰り最難関と言われてるお山に登れた達成感はあったし、山頂付近の池塘や木道なんかの風景は素敵だったけど、時間が気になってのんびり楽しむことができなかったのはちょっと残念。今度来るとしたら、紅葉の時期に中ノ岐林道からのんびりと来たいなって思います。