2017年5月4日 大蔵高丸~ハマイバ丸~大谷ヶ丸~コンドウ丸(日帰り)
湯ノ沢峠P~大蔵高丸~ハマイバ丸~天下石~米背負峠~大谷ヶ丸~コンドウ丸~曲り沢峠~景徳院~甲斐大和駅
まさかGWに2日連続で富士山を眺めに行くことになると思わなかったけど、今年は残雪のアルプスにテント担いでってわけには行かないし、とりあえずアカヤシオには満足したし、お仲間さんに誘われるまま大蔵高丸~ハマイバ丸~大谷ヶ丸~コンドウ丸をユルユル縦走してきました!2年前に雪が多すぎてラッセルに時間がかかって、ハマイバ丸を踏めてなかったのでリベンジ山行でもありました。
車で下山地点の景徳院の駐車場まで行こうか迷ったけど、朝から舗装路歩きを30分もするのがダルくなって、電車で甲斐大和駅に向かいました。GWだから電車は激混みかな?と思ったけどそんなこともなく、甲斐大和駅で降りたヒトも数人…。大菩薩に行くヒトで溢れ返ってるかと思ったのに拍子抜け。みなさん、もっと早く出発したんでしょうか?お仲間さん達と予約してたタクシーで湯ノ沢峠登山口を通り過ぎて湯ノ沢峠までワープ!多少お金はかかるけど、4人で割れば大した金額じゃないし、時間短縮できた方が後々ヨユーができるからね。曇ってたから眺望はどーかな?って思ってたけど、タクシーの中からキレイな富士山と南アルプスの峰々が見えてテンション上がりました。
湯ノ沢峠からまずは大蔵高丸に向かいました。2年前に来た時は一面雪景色だったけど、今回は一面枯れ草。このアタリはお花畑って名前がついてて、夏にはお花が咲くらしいけど、今は鹿の食害で一面のお花畑って感じにはならないらしいです。鹿柵がたくさんあるけど、自然はそんなに簡単に復活しないもんね…。でも、歩いてて気持ちのいい道でした。
お花は全然なさそう…と思ってたのに、足元にスミレをみつけました~♪葉っぱが出てないからアケボノスミレかなぁ?
左手には前日に登った雁ヶ腹摺山がよく見えました。
少し歩くと南アルプスの峰々が見えました。当然だけど雁ヶ腹摺山から見るよりも近かったです。
聖岳、赤石岳、悪沢岳…今年は荒川三山縦走したいなぁ。テント担がなければ今の体力でも行けると思うんだけど。
農鳥岳、間ノ岳、北岳…。白根三山も2年連続行けてないから今年こそ行きたい!ここもテント担がなければ問題ないと思うんだよね。
鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳…。黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳も来シーズンの雪山でリベンジしたい。
大蔵高丸が近づいてきました。ここの道は見晴らしがよくて歩いててホントに気持ちよかったです♪おかげで写真ばっかり撮ってて、歩き始めたばかりだとゆーのになかなか前に進まず…(苦笑)
八ヶ岳も見えてきました。晴れてると八ヶ岳の左側に北アルプスも見えるらしいんだけど、残念ながら見えず…。まだまだ北八ヶ岳は雪がけっこうあるなー
枯れ笹の間を通って、大蔵高丸を巻くようにユルユル登って行くと…
山頂手前の開けたところに出て、富士山とご対面~♪前日に引き続き、スッキリ凛々しいお姿でした♡
そして、大蔵高丸頂に到着~。2回目の登頂です。広めので見晴らしのいい山頂には数人休憩してるヒトがいました。富士山狙いのカメラマンさんもいましたよ。雲は多かったけど、なんかいい感じの味のある雲だったから景色を楽しみながらノンビリ休憩しました。そういえば、真ん中でタバコを吸ってるヒトがいたから煙かった…。せめて風下でお願いします。
こんな感じの雲でした。快晴の空よりも少し雲がある方が絵になって好きかも。
どのくらい休憩したんだろ?ってくらい休憩して、次のハマイバ丸に向けて出発しました。まだまだ先は長いからね…。でも、歩きながらも刻々と変わっていく空から目が離せなくて写真を撮りまくりました。
再び、枯れ笹の間を歩いて行きました。最後尾を歩いてるのでほどんどが振り向き写真です。
あのフサフサした実はなんだろー?ネコヤナギ?
青空と雲と枯れ木がいい感じ。
最初に見たスミレ以外にお花は見かけませんでした。このアタリの春はもうちょっと先みたいです。
富士山を眺めながらハマイバ丸に向かって歩いて行きました。暑くなく、寒くなく快適なお散歩でした。
振り向くとこんな感じです。黒岳がだんだん遠くなってきました。
特に急な登りも下りもなく、ユルユル歩いてたらハマイバ丸頂に着きました。山頂標識のすぐ先からこんな感じに富士山が見えました。それにしても“破魔射場丸”ってすごい名前だよね…
ここでランチの予定だったけど、まだ時間が早かったのでもうちょっと進んでからランチすることにしました。
ハマイバ丸の山頂からすぐのところでポツンと咲いてるフデリンドウを見つけました。色がかなり淡かったから注意して見てなかったら見つけられなかったかも。
しばらく緩く下るとケルンがありました。手書きの標識があって、ハマイバ丸方面と大谷ヶ丸方面ともう1つ真木Vルートってゆーのがありました。地図には破線もなかったけど、真木小金沢林道方面に出るバリルートがあるのかな?
カラマツの新芽が膨らんできててカワイイ。
少しほころんできてブラシみたいになってる(笑)
ここから少し急な斜面を下っていきました。下りながら少し雲がかかってきた富士山が真正面に見えました。
こんなところを下って来ました。土埃がすごかったです。
しばらくはほぼ平坦なところを歩いて行きました。テープは少ないけど、踏み跡がしっかりあるので迷うことはないと思います。これも振り向き写真です。
開けたな…と思ったら激下りでした。おそらくこれから向かう山々が見えてたんだけど、どの山が何かがさっぱりわかりませんでした。立ち止まって山座同定すればよかったな(汗)。たぶん、手前左が天下石、右が大谷ヶ丸な気がします。
こんな感じの乾いた土の急斜面でした。土埃がめちゃくちゃすごかったです。ブーツも土埃だらけになっちゃってサイアク…
しばらく歩いてから遠目で見てもかなり急なのがよくわかりました。直滑降的ななかなかエグイ斜面でした。
咲きかけてるスミレを発見!葉っぱがギザギザしてるからエイザンスミレかな?
木がもしゃもしゃ生えてるところをしばらく歩いていくと…
天下石に着きました。見晴らしがよければランチにしよーかと思ったけど、見晴らしがよくない上に広い場所がなかったので、さらに先に進むことにしました。
天下石からまたちょっと急なところを下っていくと…
米背負峠に着きました。オナカは空いてたけど、ランチ休憩するにはあまりにも地味過ぎたのでもうちょっと進むことにしました。
米背負峠から大谷ヶ丸へはちょっとした急登だったけど、登りやすかったです。オナカが空いてて早くランチにしたかったので一気に登って行きました。
登りきって平らなところをしばらく歩いていくと滝子山への分岐がありました。
滝子山との分岐のすぐ先が大谷ヶ丸の山頂でした。木々に囲まれて展望はよくなかったけど、そこそこの広さはありました。
木々の間から何とか白根三山が見えたので、白根三山を眺めながらランチにしました。前日ほどではなかったけど、やっぱり羽虫がすごかった~(泣)
かなりノンビリとランチ休憩をして、コンドウ丸に向かうことにしました。この先、不明瞭なところがあるって地図に書いてあったので注意して歩くことにしました。
ちょっと急な斜面をかなり下って行きました。このアタリは踏み跡も明瞭で歩きやすい道でした。
しばらく下ってくると平坦になりました。このアタリも踏み跡があったのでわかりにくいってことはなかったです。秋の終わり頃に落ち葉が積もるとわかりにくくなるかもなぁ…
アブラチャン…かな?
地図に書いてあった防火帯が出てきました。防火帯に入り込むのは間違いなのでそのまま真っ直ぐ進みました。標識もなく踏み跡も薄くてわかりにくいけど、正しい方向に進むとすぐにハッキリとした踏み跡がついてました。ちなみに、この後、もう1回防火帯が出てくるんだけど、ここも防火帯に入るのは間違いです。よく見ると右側に踏み跡が薄くついてます。とにかく、防火帯は防火帯で登山道ではないってことだよね。
青空にアブラチャンのキイロが映えてました。ずっと色のないところを歩いてきたからちょっと嬉しかった~
こんな感じの窪んだところが数ヶ所…。沢じゃないし、なんだろ?
だんだんスミレをちょこちょこ見かけるよーになってきました。少し標高が下がってきたからかな?
枯葉の間からちょこんと顔を出しててカワイイ♡でも、もはや種類は全くわかりませんでした。
ユルユルと下って来ました。ずいぶん前に伐採されたであろう木がたくさん放置されてました。
またまたスミレ。でも、ずっとお花がなかったから、スミレがちょこちょこ咲いてるだけでも嬉しい。
そしてサクラも咲いてました~♪マメザクラかな??
またまたスミレだけど、顔が全然違いました。うーん、やっぱりスミレは勉強しよっかな。スミレの種類がわかると春先の里山歩きがもっと楽しくなる気がするしね。
サクラとスミレに気をとられてるうちにコンドウ丸の山頂に到着。あんまりピークって雰囲気はなく、通過点って感じかな。
少しずつ冬枯れた木にミドリ色の葉っぱがついてきた中を曲り沢峠に向かってどんどん下って行きました。
いつの間にかマメザクラがアチコチに咲いてました。もっと、お日さまが出てる時に見たかったな~
曲り沢峠に着きました。標識には曲り沢沿いに下りるルートも書いてあったけど、タクシーの運転手さんが歩けないって言ってたし、地図に破線もないバリルートなので素直に一般登山道から下山することにしました。大鹿山を経由するルートとしないルートがあるけど、大鹿山には行かずに最短の手前のルートから景徳院に下りることにしました。
目の前に見えるオッ立は登らずに巻いて行けました。
大鹿山への分岐からはひたすら単調な下りでした。でも、少しずつ葉っぱもお花も増えてきたので気が紛れました。
暗くて残念だけどミツバツツジ…。ちょこちょこ咲いてました。
マツボックリが大量に落ちてるところもありました。バリバリとマツボックリを踏む感覚は不思議な感じでした。
いつの間にか木々はミドリ色の葉っぱをたくさんつけてました。かなり曇ってきちゃってたけど、新緑はキレイでした。
登山口の近くまで下ってくるとお花が増えてきました。センボンヤリ…ちょっと歯抜け?(笑)
フデリンドウの蕾…
定番のタチツボスミレ…
不思議なカタチのアケビの雄花…
ムラサキケマン…風で揺れまくってピンボケ(汗)
ヤマツツジも咲き始めてました。
間違いなくどこにでも咲いてるヤマブキ…
カキドオシ…
ちょっと萎びたクサノオウ…
お花に夢中になってると景徳院に着きました。立派な山門。武田勝頼のお墓があるらしいです。全然ヒトはいなかったけど、ちょっとした観光地なのかな?
ちょーどいい時間のバスがなかったので、景徳院駐車場の東屋で少し休憩してから甲斐大和駅まで歩きました。下りだし、大した距離でもなかったから、車で来てもよかったかなー。でも、帰りの電車も混雑することもなく、座って帰ってくることができちゃったからやっぱり電車でよかったかも。
久々の南大菩薩だったけど、定番の草原風の景色がやっぱり気持ちのいい山域でした。標高が高いから眺めもいいしね。ガッツリ登りたいヒトは満足できないけど、ユルユルなハイキングするにはとてもいいところです。初心者さんも安心して歩けます。これで大菩薩嶺からコンドウ丸までは繋がったから、今回行かなかった大鹿山には笹子雁ヶ腹摺山に行く時に行ってみよーかなって思います。