2017年5月3日 雁ヶ腹摺山~姥子山(日帰り)
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世間はGWの初日。お仲間さんの富士山が見たいとゆーリクエストでまだ未踏の秀麗冨嶽十二景の雁ヶ腹摺山と姥子山に行ってきました!真木小金沢林道が開通したら大峠から登ろうかなって思ってたので、タイミング的にちょーどよかったです。林道開通前に金山鉱泉からも登れるのはわかったたけど、富士山を眺めに登るだけであまりお楽しみはなさそうだったのでちょっとでも楽して登りたいな~と思って(笑)
高尾山IC付近が軽く渋滞してたので相模湖ICから中央道へ。中央道は車は多かったけど、渋滞することもなくすんんあり大月ICで下りて真木小金沢林道で大峠に向かいました。7:00前に大峠の駐車場に着くとすでに車が4台くらい停まってました。そして、いきなりキレイな富士山がドーン♪“ここでもういいんじゃない?”ってくらいによく見えました。
とりあえずカウンターにタッチして登山道を歩き始めました。ちなみに、左に登って行くと黒岳、右に登って行くと雁ヶ腹摺山です。黒岳方面の登山口には東屋もありました。
最初は枯れ木の中をユルユル歩いて行きました。大峠ですでに1500m越えしてるので、このアタリの木々の芽吹きはまだまだ遠そうでした。まだ、完全に冬な感じの景色。
麓水“御硯水”。沢の水自体が少なくてパイプからは全く水は出てませんでした。パイプはすぐそこから出てたので、必要なの?って感じでしたが…
こんな感じの大きな岩がゴロゴロしてる場所がところどころにありました。
イワボタン…かな?雁ヶ腹摺山の山頂までの間に見たお花は唯一コレだけでした。
2つ目の橋…
の左手の急斜面にトレースができてました。でも、かなり急だし、怪しかったのでそのまま直進しました。
直進したらこんな感じ。特に危ないところもなかったし、フツーの登山道でした。さっきのは何だったんだろ?と思ってそのまま登ったら、さっきのトレースと合流しました。合流地点には、トレースの方へ“下山”ってゆー矢印がついてました。
その後、またユルユルと枯れ木の間を歩いて行きました。ホントに色が何もなくて寂しかったなぁ。まだ、お山の陰で薄暗かったし。
3つ目の橋はちょっと長め。グラグラすることもなく、しっかりした橋でした。
これは何かな~?
しばらくユルユルと歩いてたけど、ちょっと登りになってきました。
このアタリには大きな岩がアチコチにゴロゴロ…
南アルプスの峰峯が木々の間からチラチラと見え始めた頃、ちょっとずつ傾斜がキツくなってきました。
富士山の展望がいいポイントで写真を撮ったりしながら登って行くといつの間にか周りが木じゃなくて笹になってました。1ヶ所だけロープもあったけど、ロープ使うほど急ではなかったです。
大きな岩に登って振り返ると聖岳、赤石岳、悪沢岳などの南アルプスの峰々を見渡すことができました。去年、お天気が悪くて諦めた荒川三山…今年、行くことできるかなぁ?
南アルプスの前の台形のお山は翌日歩く予定の大蔵高丸~ハマイバ丸。2年前の冬に雪がすごくてラッセルに時間がかかり過ぎて、ハマイバ丸にたどり着けなかったからリベンジです。右側は大峠から登山口が分かれてた黒岳。
大展望を堪能して再び樹林帯の中を歩いていると石垣みたいなものが…。“神奈備岩”ってゆーらしいんだけど、自然にできたモノみたい。どーみても人工的なのにね。
樹林帯から抜けると防火帯のようなところに出ました。山頂は目の前。この広場みたいなところを登りきったところです。
ということで山頂に到着~。振り向くと富士山がドーン!…ってこんなに大きくは見えないけど、キレイな富士山を見ることができました。わーい♡薄く曇ってるけ霞はなくヌケがよかったのでくっきりとした富士山でした。三ツ峠のアンテナもハッキリ見えました。
実際はこんな感じです(笑)。そりゃ、中央線の北側だもん。そんなに大きくは見えないです。でも、これから木々に葉っぱが生えてくると、右側が見えにくくなっちゃうかも。登ってくる途中の方がよく見えるかもしれないです。
大して歩いてないのでこのまま姥子山に向かうことにしました。姥子山の方が標高が300mくらい低いこともあり、とにかく下りました。
ひたすら下りました。これを登り返すのかと思うとちょっとグッタリだったけど、雁ヶ腹摺山まではあんまり登りがなかったからこのくらいは登らないとね。
こっち側にも大きな岩がゴロゴロしたゾーンがありました。登山道にはなく、登山道脇にゴロゴロしてる感じです。
しばらくすると平坦な場所に着きました。ここが白樺平かな??
目の前にポコっと姥子山が見えてきました。
一旦、林道に出て、姥子山に取り付きました。
少し登るすぐに西峰らしきところに到着。レコで見た通り、標識らしきものはなにもありませんでした。
久々にお花に出会えました~♪アセビです。本日、2つ目のお花。
狭くて何もない西峰から下って…
岩場っぽい急斜面をしばらく登ると…
姥子山東峰頂に到着~。秀麗冨嶽の標識はなくなってて、棒だけになってました(汗)
山頂に咲いてたアセビ。
半分くらいはすでにお花は終わってて、実になってました。
ここまで来たので姥子山神社に行ってみることにしました。急なところを下ってちょっと登ると神社…と思ってたら、なんと目に飛び込んできたのはヒカゲツツジでした♪
まさかこんなお花の少ないお山でヒカゲツツジに会えるなんて。ここでヒカゲツツジ咲くなんて全く知らなかったです。先週、烏帽子岳でも少し見れたけど、望遠レンズじゃないと写らないほど遠かったから間近で見れて嬉しかったぁ。薄いキイロのお花がカワイイ~♡
そして姥子山神社。開いてみたかったけど、怖かったのでやめておきました(笑)
神社のところは特に展望もよくないのですぐに東峰の山頂に戻りました。さっき下ってきたところ、なかなか急な登りになりました…
雁ヶ腹摺山まで戻って大休憩しよーと思ってたけど、あまりにもここからの眺めがよかったのでここでも大休憩することにしました。10人もいたらいっぱいになっちゃうような狭い岩場の山頂だけど最初は貸切でした。暑くなく、寒くなく、のんびりするのにちょーどよかったです。
しばらくのんびりして雁ヶ腹摺山に戻ることにしました。あそこまで戻るのかと思うと遠いな…なんて思ったり。でも、車が大峠にあるので戻らないわけには行かないので戻ります。
東峰から下って、西峰を登って下って、林道を渡って、雁ヶ腹摺山に向かってひたすら登って行きました。想像はしてたけど、やっぱりなかなか長い登りでした。
途中、気分転換に細長いマツボックリを意味もなく撮影…
ひたすら登り続けて雁ヶ腹摺山の山頂に戻ってきました。朝よりは少し霞んできてたけどまだまだしっかりと見えてました。そうそう、ここは500円札の裏側の写真に使われた場所らしいです。もっと、いい感じの場所がありそうな気がするけど、どーしてここだったんだろ?
朝は全くいなかったたくさんの羽虫にブンブンたかられながらも富士山を見ながらランチ。あまりに羽虫がウザくなってきたのと、ヒカゲでじっとしてるとちょっと寒くなってきたので下山しよーかなと思ったら背後にバンビちゃんが登場~♪全然逃げなくて、むしろこっちに寄って来る感じでした。まだ、好奇心が旺盛なんだな~。キョトンとした表情がカワイかったです♡
バンビちゃんに別れを告げて下山開始。こんなところ登ったっけ?って思ったけど登りの時は南アルプスに気を取られてたからあんまり記憶になかったみたい(汗)
ガンガン下ってあっとゆー間に長い橋のところまで戻ってきました。
そして、下山の矢印がある分岐を矢印の通りに進みました。白砂の九十九折の滑りやすい道…。何故、こっちを通すんだろ?滑り落ちそうで危ないけど。こっちを登りにした方がいい気がしました。
お日さまが当たるようになって、朝は薄暗かった雑木林もずいぶんと雰囲気が違いました。
ということで、大峠の駐車場に戻ってきました。路駐もあったけど駐車場も帰ったヒトがいてところどころ空いてました。林道が行き止まりになってるので、もし駐車場がいっぱいでも路駐がたくさんできそうです。帰りの中央道は全く渋滞することもなく順調に帰ってこれました。下りは渋滞してたけどね…
雁ヶ腹摺山も姥子山もさすが秀麗冨嶽十二景に指定されてるだけあって、素敵な富士山を見せてくれました。特に姥子山は展望がよく、富士山の手前の山々を見下ろすことができるので、紅葉の時期に金山鉱泉側から見下ろしに来てみたいなーと思いました。