2017年4月29日 三ツ岩岳&烏帽子岳(日帰り)
大仁田ダムP〜竜王大権現〜三ツ岩岳頂〜南西鞍部〜大仁田ダムP…(車移動)…烏帽子岳P〜奥の二股〜コル〜烏帽子岳頂〜コル〜マル頂〜奥の二股〜烏帽子岳P
先週に引き続き、またまた西上州へ。アカヤシオでお山全体がピンク色になるとゆー三ツ岩岳とすぐお隣の烏帽子岳にソロで行ってきました!実は、アカヤシオはこのお山が大本命で物語山は様子見のために行った感じでした。レコで数日前に見頃を迎えたって確認してたから、もう見頃は過ぎちゃってるかも…と思ったけど、来年の下見も兼ねて行ってみました。
午後からお天気が崩れる…しかも雷雨になる予報だったので、早朝におうちを出発。さすがにGW初日だったから関越はけっこう車が多かったです。遅かったら渋滞に巻き込まれてたわ…(汗)。先週と同じく下仁田ICで下りて大仁田ダムを目指しました。6:30に駐車場に着くとすでに車が4台停まってました。1台は車中泊かな?キレイなトイレがあるのでここで車中泊も問題ないけど、近くに道の駅なんもくがあるからそっちの方がいーかな。
ホントに雷雨になるの?って感じのとってつもなくいいお天気だったけど、どの予報見ても、GPV見てもヤバそうだったので、準備してすぐに登り始めました。登山口にあった竜王の里宮には天狗のお面が祀ってありました。大き目の石みたいなのもあって何だろう?と思って調べたたら、竜王の子分?の大天狗と鳥天狗の顔に似た石らしいです。そして、心杖がたくさん用意してありました。
登山口付近に咲いてたヤマブキ。さすがにこの時期はアチコチで見かけます。
めっちゃグラグラしてギシギシいう丸太の橋を渡っていきなり急な登り。急なところがあるのはわかってたけど、いきなり最初からとは思わなかったょ…
しばらく登ると尾根コースとの分岐に着きました。ホントは急なところは下りで使って時間短縮したいところだけど、滑って転ぶといけないので登りで使うことに。とゆーことで、予定通り反時計回りの竜王大権現コースに進みました。そして、ここからホントの急登が始まりました。すぐにロープが出てきたけどここには必要ないかも?この後の方がロープ欲しいところがあったなぁ。
ザレと乾いた土でズルズル滑る急な斜面を転ばないよーにソロソロと登って行きました。これ、登りはいいけど下りはかなり滑りそうでイヤだなぁ…。登山道外れて落ち葉の上を歩くってこともできるけど。復活してから得意だった下りがめっちゃ下手になってるので、やっぱり登りにして正解でした。
杉林だからお花は少なかったけど、それでもちょこちょこ咲いてました。急斜面に咲いてた薄紫のエイザンスミレ…
そろそろ終盤のユリワサビ…
ヒゲネワチガイソウ…
白くて尖った顔のエイザンスミレ…
急斜面をちょこちょこ歩いてたから全然前に進んでる気がしなくて、いつになったら竜王大権現に着くんだろ??って思ってたけど、とにかく一歩ずつ足を前に出してたらいつの間にか巨大な岩壁の下にいました。
竜王大権現?ひどくボロボロ…。ダムができて水に不自由しなくなったから、竜王様は必要なくなったってことかな?かなり雑な扱いです(笑)
山頂はまだまだ先…ここで中間地点くらいかな?杉だかヒノキだかのつまらない樹林の中を登ってきていたので、キラキラしてるキレイなモミジの葉っぱに癒されました。
尾根に出ると右手に尖った大きな岩がありました。竜王の角かな?
尾根沿いに歩いていくとピンク色のアカヤシオが迎えてくれました。でも、やっぱり3~4日遅かったみたいでお花のフチが茶色く傷んでいたり、お花が落ちちゃってたりとピークは過ぎてました。それでも、青空の下でのピンクに彩られた尾根歩きはサイコーに気持ちよかったです♪
まだまだキレイにお花をつけてるのもありました。フワフワ~♡
近くに咲いてたキレイ目なお花…。全体的にうすーいピンクが多かったけど、終わりに近づくと薄くなるのか、元々薄い色のお花なのかはナゾ。
小ピークに登ると三ツ岩岳の山頂がよく見えました。ぼかすと全体的にピンク色な気もするけど…
ちゃんと写すとそーでもないかな?(汗)。誰かのブログで見た写真は、全体的にピンクって感じでした。でも、これでも十分キレイだったので満足です。あ、この尾根は岩稜で撮ってる場所も切れ落ちた岩の上だったりするので十分注意が必要です。
アカヤシオロード♡今年はあんまり花付きがよくなかった上にピークを過ぎちゃっててこんな感じだから、花付きがよくてピークの時はすごい光景になりそうです。来年も絶対に来ないとっっ。
ピンクのフワフワがいっぱ~い♪奥に妙義山も見えてます。このアタリに尾根コースへの分岐がありました。
シロっぽくて花びらの枚数がイジョーに多いお花を発見!!すごく気になる…
山頂までは2~3回ちょっとしたアップダウンがありました。分岐から山頂までのこの部分は地図には“危”マークがついてて、確かに場所によっては足を滑らせるとヤバイところもあったけど、フツーに歩いていれば危ないところはないと思います。岩稜帯なので岩歩きが苦手なヒトはイヤかもしれないけど、高度を感じるようなところはありませんでした。
お日さまでキラキラ…なんとも言えないくらいキレイ☆
尾根出てからはアカヤシオに見とれてて、あっとゆー間に山頂に着きました。山頂からは妙義山や鹿岳、四ツ又岳がよく見えました(他のお山の名前はわからない…)。浅間山はちょこっと出た頭しか見えませんでした。こんな雲1つない快晴なのに、お天気崩れるなんて…。ちなみに、山頂のアカヤシオは日当たりがいいからか傷みがかなりひどかったです。
地元のオトーサンとオカーサンと仲良くなったので、ここでのんびりしたい衝動にも駆られたけど、目の前に見えてる烏帽子岳に登って雨が降る前に下山したかったので後ろ髪引かれる思いで山頂を後にしました。
アカヤシオロードを戻ります。このゴツゴツした岩とフワフワのピンクのアカヤシオのコントラストがやっぱりいいんだよなぁ…
途中、岩壁のアカヤシオに囲まれてヒカゲツツジが群生してるのを見つけました。登りの時は上ばっかり向いてて気がつかなかったけど、登山道の下の方にけっこう咲いてました。望遠レンズだったからなんとか撮れたけど、通常のレンズじゃ撮れなかったな…。ちなみに、ここのヒカゲツツジはかなり小ぶり。坪山のヒカゲツツジよりもかなり小さかったです。
まさしく“ひとつばな”って感じのお花。カワイイ♡
登りの時に気になってたお花を望遠レンズで撮ってみました。やっぱり花びらの数がかなり多いような…
ずっとこの道を歩いていたいけど、そろそろ尾根コースとの分岐…
ほとんどが薄いピンクだったけど、ちょっと濃いピンクのお花もありました。このくらいのピンクもカワイイなぁ♡
尾根コースから登って来たヒト達に聞いてみたら、尾根コース沿いにもアカヤシオが咲いてるってことでウキウキしながら下山開始しました。確かにピンク色が見えてる~♪
うわ~、お花が降ってくるみたい♪このアタリは日当たりがよくないからかまだまだお花が傷んでなく、キレイでした。
大権現コースに比べてそんなに急なところはなかったけど、一箇所だけ部分的に急なところがありました。写真だと平坦に見えるけど(撮り方が悪い…汗)けっこうな急斜面。下で待っててくれるヒトがいたのもあって、ロープに頼って下りました。このアタリにもヒカゲツツジがたくさん咲いてました。
下り一辺倒かと思ってたら登りがありました。しかも、ロープが付いてるちょっと急な登り。
登ったと思ったら激下り。この後もちょっとしたアップダウンがありました。
青空に映えるピンクのアカヤシオ。山頂付近でこんな感じにお花が付いてたらめっちゃキレイだろーなー
これで三ツ岩岳のアカヤシオは見納めです。最後にカワイイお花に会えてよかった♪
コルからはずっと下り。大権現コースのような急なところはなく、スタスタ下っていけました。一度、林道みたいなところに出て、再び登山道に戻ったところでみんな70歳近いとゆーオジーチャントリオにナンパされました(笑)。みんなめっちゃ元気だし、人生楽しんでるっ感じだったな~
沢沿いを歩いてたらコガネネコノメに会いました~
ポツンといたのはハナネコノメ…?
ツルネコノメソウ…かな?
イワボタン…だと思うんだけど、ネコノメ系ってよくわからない(汗)
これはなんだろ?ウバユリ?けっこう大きかったな…
駐車場に戻るとトイレの脇にも車が停まってました。でも、すでに帰ったヒトもいたので駐車場は空いてるところがありました。時期的に激混みになるかと思ったけど、やっぱり雷雨予報が出てたからヒトが少なかったのかも。翌日はかなり混んだかもしれません。
車で烏帽子岳の駐車場に移動してすぐに登り始めました。さっきまで快晴だったのにちょっと雲が出てきてたから急がないと、と思って。三ツ岩岳とはずいぶん雰囲気が違いました。三ツ岩岳は最初は杉だかヒノキだかの植林っぽかったけど、こちらは雑木林って感じ。自然な感じがすごくいい♪
若葉達が縦横無尽に伸びてました。
沢沿いの落ち葉たっぷりの道を歩いていきました。このアタリはキツイところもなく沢の音を聴きながら楽しく歩いて行けました。
ちょっと曇ってきちゃったけど、薄いグリーンがすっごくキレイ♪梅雨明けにはコケもキレイに生えそうです。
フタバアオイを見つけました。不思議なカタチのお花…
コチャメルソウもいましたよ~
えっとこれは…?お花なのかなんなのかわかりません。地面にもいっぱい落ちてました。
沢沿いを歩いていくと谷間に尖ったモノが見えてきました。烏帽子岳かな?
とにかく沢沿いをずーっと登っていきました。ところどころに倒木があって跨いだりしたけど、基本的には歩きやすい道でした。
遂にロープが来た!と思ったけど、ここはまだまだ序盤でロープがなくても問題ないレベル。ホントに急なロープ場はこの少し後でした。
何のお花の蕾でしょうか…?
エイザンスミレ…だよね?
左手のピークにピンク色が見えてきました。数日前のレコでは烏帽子岳のアカヤシオはまだ蕾って書いてあったけど、これなら満開ではなくてもかなり咲いてそうだなって思いました。
シロバナエンレイソウの蕾。咲いてるところが見たかった~
三ツ岩岳の麓付近にも咲いてたハシリドコロ。このアタリにはアチコチに群生して、鈴なりにお花をつけてました。
奥の二股に着いて、やっぱり急斜面は登りで使うでしょってことで左手の道に進みました。ちょっと急な斜面を登って行くと1本目のロープ登場。けっこう急だったので有難くロープにつかまらせていただきました。
ロープのないちょっと急な斜面を登って行くと…
2本目のロープ登場。かなり急な上にいかにも滑りそうな感じ。もちろん、ロープを持って登りました。ロープの支点で休憩しながら振り返ってみたんだけど、けっこうな高度感。岩場じゃなく、ただの斜面で高度感を感じたのは初めてかも…(汗)。滑ったら下まで落ちていきそうで怖かったです(高所恐怖症だから…苦笑)。
3本目のロープ。一度、高度感を感じたら怖くなっちゃったので、とにかく早く登っちゃいたくて、思いっきり腕を使って登りました。ここ、下りで使いたくないな…(汗)
やっとマルとの分岐の尾根が見えてきました。はぁ…、精神的にどっと疲れた。
尾根にはアカヤシオが咲いてました。しかも、まだ咲いたばかりなのかキレイなお花ばっかり。
烏帽子岳の山頂へはちょっとした急斜面。また、ロープがありました。前の団体さんがパラパラコロコロ石を落とすので姿が見えなくなってから登り始めました。ここの登りはロープは必要なかったです。
急斜面の途中のアカヤシオ。蕾はほとんどなくて、傷んでるお花もなくキレイ♪
急斜面の途中で木をくぐったり…
ここを登ると山頂はもうすぐでした。
山頂直下にあった展望台みたいな岩の上から三ツ岩岳がよく見えました。さすがにここからだとあんまりピンクなのがわからなかったです。晴れてたらピンクに見えてたかなぁ?
そして、三ツ岩岳からはほんのちょっとしか見えなかった浅間山も今度はかなり見えました。標高差は100mくらいなんだけどね。
とゆーことで烏帽子岳頂に到着!三ツ岩岳にいた時とはうって変わってどんよりした空になっちゃったのが残念だったけど、雨に降られなかっただけラッキー♪と思うことにします。山頂は狭いのに団体さんが休憩してて、祠の写真が撮れなったよ…(泣)。せめて避けて座って欲しいです。
山頂付近のアカヤシオはまだまだ蕾の方が多かったので、あと2~3日後くらいがピークになるのかもしれないです。でも、圧倒的に三ツ岩岳の方がアカヤシオが多かったし、曇天の下だとやっぱりテンションが上がらないので雨が降る前に下山するべくマルに向かうことにしました。
マルはあんまりピンクになってないからアカヤシオはなさそうだったけど、あの急斜面を下りたくなかったのでマルに向かいました。
さっき登ってきたばかりの山頂直下の急斜面を下ります。下にヒトが何人か待ってたので、ロープを持って落石させないように静かに下りました。
分岐を通り過ぎてマルへ向かいます。
途中で振り返ると烏帽子岳がよく見えました。ここでおかしいことに気づきました。かなり登るはずなのにほぼ坦な道を歩いてるし、明らかに巻き道的な感じ…。右側をみたらこんもりしてるし、GPSを確認したらやっぱりマルを巻いちゃってました(泣)。うーん、なんで分岐を見落としたんだろ…
戻る気にもなれないのでそのまま巻き道を進んで、反対側からマルに登りました。結果的に巻き道で緩く登って、その後も緩い登りだったから楽に登れてよかったんだけど。ちなみにマルの山頂は木に囲まれてて眺めはありません。
山頂付近にはアカヤシオはなかったけど、下る途中にはチラホラとアカヤシオがありました。花びらの真ん中が白いお花もありました。
下りの写真が上手く撮れず…こんなところを下りました。登りで使った道に比べたらめちゃくちゃ楽な道でした。この後、九十九折のちょっと急な下りになって、その後は落ち葉フカフカの道になって奥の二股に戻りました
これなんだろー?と思ったけど、シダみたいです。イノデ。
マルバスミレ…かな?
駐車場に戻ってくると、さっきまでのどんよりした雲はどこに行ったのか青空が見えてました。湿った冷たい風も吹いてはずなのに、また暑くなってました。とりあえず、雷雨にあわなくてよかったです。登る前は気づかなかったけど、奥に見えるのは烏帽子岳かな?
帰りはいつも通り下道で帰りました。google先生が神成山や物語山の時違う道をナビしたので、それに従って帰ったんだけど、この道がすごーく素敵な道でした。西上州やまびこ街道っていうらしいんだけど、周りのお山が色んなミドリとヤマザクラのピンクに彩られててすごーくキレイで。民家のお庭もお花がいっぱいでホントにキレイで。秩父まではかなり楽しいドライブでした。秩父からはちょっと渋滞したりしたんだけど、概ね順調に帰ってきました。
三ツ岩岳のアカヤシオはピークを過ぎちゃってて残念だったけどピークを過ぎてても十分にキレイだったから、来年こそはピークに来たいなって思います。来年は、三ツ岩岳と笠丸山のセットがいいかな?あと、烏帽子岳には天狗岩側からシラケ山と岩稜帯を通って登ってみたいです。御堂山も登りたいし、鹿岳や四ツ又岳にも登りたいし…すっかり西上州のお山にハマっちゃいました。
西上州のお山は標高は高くないし、CTも短いし、地元のヒトは長靴で登ってるから初心者でも十分に登れるけど、一歩間違えれば…というところもたくさんあるので十分に注意して登った方がよさそうです。