2016年7月23~24日 燧ヶ岳(1泊2日・テント泊)
1日目:鳩待峠~山ノ鼻~竜宮~見晴~燧ヶ岳頂~見晴(泊)
2日目:見晴~竜宮~山ノ鼻~鳩待峠
そろそろアルプスに行きたいな~と思いつつも、梅雨明けしないから天気予報はパッとせず。先週の雨降り登山でしばらく雨は避けたいな~と思ってたので、梅雨明けした北陸方面に行きたいとも思ったんだけど、やっぱりかなり遠いかな?ってことで、比較的、お天気が良さそうな予感がする燧ヶ岳にお仲間さんと行ってきました!今回は、10日前に見晴新道が開通したってことで、鳩待峠からアプローチ。多少、お天気が悪くても、尾瀬ヶ原でちょっとは楽しめるかな~と思って。
前夜にお仲間さんと集合して戸倉の駐車場へ。日が変わってからの到着になったけど、第一駐車場もまだまだ余裕がありました。少しだけ仮眠して、始発のバスで鳩待峠へ。並んだりしなくてもすんなり乗れちゃいました。尾瀬ヶ原だけのハイキングで、ゆっくり行動するヒトが多いのかも。でも、バスに乗れなくてもジャンボタクシーが乗り合いでバンバン走ってるので全く問題なし。
鳩待峠に着いた時は少しガスってたけど、晴れそーな感じだったので、逆に涼しくていーかなって感じで歩き始めました。最初は、ちょっと滑る石段をドンドン下りました。何年か前にお友達とハイキングに来た時、帰りのこの登りがめちゃくちゃキツかったんだよね…。石段を下りきると木道になりました。お花もちょこちょこ咲いててテンションがあがりました。
ソバナ…かなぁ?
水滴をプツプツつけてたカラマツソウ…
1輪しかみつけられなかったミヤマオダマキ…
ヘビイチゴ…かな?
ヨツバヒヨドリはこのままの方がカワイイよね(笑)
かなり強い香りを放ってたオオウバユリ…
マルバダケブキ…
山ノ鼻を通って湿原に出ると、青空が広がり始めてました~♪振り返って見ると至仏山が姿を見せ始めてて、進む木道の遥か先には燧ヶ岳も見えてきました。
コバギボウシ…
アブラガヤ…
ノアザミ…
至仏山がかなり見えるようになってきました。完全に晴れそーな感じ♪
ちょっと遠くにコオニユリ。色が鮮やかで目立つ~
池塘に写り込むお日さまがキラキラ~☆
モウセンゴケかな?ちょーど木道が高くなってるところで、近づけなかった…
逆さ燧ヶ岳!!風があってキレイに映らなかったけど(汗)
振り返ると至仏山がめっちゃキレイに見えるよーになってました。
オゼミズギク…
数輪しか見当たらなかったニッコウキスゲの咲き残り…
トモエソウ…
オオマルバノホロシ…
お花たちに足止めされてなかなか進まず(汗)。燧ヶ岳はまだまだ遠い…
竜宮小屋を過ぎて、尻沼川を渡って、群馬県から福島県に入るとだんだん燧ヶ岳が近づいてきた気がしました。
オトギリソウ…
オゼタイゲキ…
ちょっと風が出てきて、お花がユラユラ揺れてなかなか写真が撮れなくなってきちゃったので、最後はサクサク歩いて見晴に到着。さすがにテン場はまだ空いてて、4~5張くらいしかなかったです。テントを張ってからさっそく燧ヶ岳に登ることにしました。
テン場に咲いてたゲンノショウコ。現の証拠という意味で薬効が現れることに基づくらしいです。
そのお隣に咲いてた白いお花も色違いのゲンノショウコ。
最初は、キレイな木道をテクテク歩いて行きました。オオカメノキの実が赤くなりかけてたなぁ…
木道の後はちょっと石ゴロのところを通って、階段ぽい感じに。このアタリは歩きやすいな~って感じだったんだけど…
旧見晴新道にはロープが張られてて、旧道の右側に新見晴新道ができてました。背の高い笹を刈って作ってくれたみたいで、まだ、切ったばっかりの笹の先端が道からニョキニョキ…。転んだらオシリとか手にグサっと刺さりそー(汗)
だんだん傾斜がキツクなってきて、かなりの急斜面に。倒れてる笹の茎?枝?で滑りそーなので周りの笹を掴みながら登って行きました。こんなのが3回くらいありました。
完全に道になってなくて、ロープが張ってあるところもありました。けっこう滑るから、ロープがあって助かりました。
土がヌルヌルで滑るところがあったり、岩があったり、倒木があったりとなかなか手強かったです。でも、標高100m毎に標識があったので、カウントしながらゆっくり登りました。
岩場ゾーンに突入。『これからこの岩場登るの?大変ねぇ…』ってすれ違ったオバサマに言われたんだけど、大した岩場じゃなかったです。むしろ、笹ゾーンよりはるかに楽だったし、楽しかった~
大きな岩の部分とガレの部分のミックスでした。
ザレっぽいところに出るとさっきからチラチラ見えてた山頂が見ハッキリと見えました。
最後の岩場を登って、再びザレを少し登ると柴安嵓のピークに到着~♪
思ったよりヒトは多くなくて、隣のピークの俎嵓の方が混んでる気がしました。こっちの方が標高高いから、タイミングの問題だろーけど…。今回は、下山にも難儀しそーなので柴安嵓のみ。次は御池から俎嵓にも登りたいな~
尾瀬沼方面。こっちもまた次の機会に歩いてみたいな。
朝、歩いて来た尾瀬ヶ原方面。至仏山には雲がかかってるみたいに見えるけど、どーなんだろ?
平ヶ岳方面。来年こそ登って見たいお山!こんなにカメ足でも日帰りできるのか…不安(汗)
ランチしながら景色を堪能して下山することにしました。お山にも少しだけお花が咲いてました。
ヤマハハコ…
ハナニガナ …
アザミ…
登ってる時は気付かなかったけど、なかなかの急斜面。ザレ場もガレ場も石を落とさないよーに注意して下りました。
少し下ったら尾瀬ヶ原が近くなりました。いいところだなぁ…
樹林帯にはあんまりお花は咲いてなかったな~。
このお花はなんでしょ…?
カワイイキノコ…
ギンリョウソウ…
ヌルヌルの泥に足をとられたり、急傾斜を笹で滑ったりしながらも何とか転ばずに下山。こんなに神経使って下山したの久々かも(苦笑)。テン場に戻ったら、いつの間にかテントでいっぱいになっ賑やかになってました。夕焼けも見れなかったし、星もダメそーだったので、夜ゴハンを食べてすぐに寝ちゃいました。
朝、起きたらなんとなく予想通りのガッスガス。朝焼けとか全く無理でした(涙)。長居する理由もないので、ささっと朝ゴハンを食べて駐車場に向けて出発~。でも、ガスのかかった尾瀬ヶ原も幻想的でよかなかなかよかったです。
前日は風で撮れなかったキンコウカ。一輪だけサワランを見つけたけど、暗くて撮れなかった…
タカネアオヤギソウ…
再び沼尻川を渡って、福島県から群馬県に戻りました。まだ、曇ってたのもあったけど、ピストンだから帰りの方が早かったな~(笑)
ドクゼリ…
ネジバナ…曇ってたからピンク色がキレイに出なかった(泣)
行きはスル―したんだけど、帰りは時間があったから竜宮現象に寄ってみました。竜宮現象の入口…渦は巻いてなかったです。時期とか水量とかに関係するのかな?
竜宮現象の出口…。少し水が噴き出てるっぽいところがあったけど、よくわからなかった(笑)
気の早いナナカマドの葉っぱが赤く色づいてました。今年は秋が来るのも早そう…
サワギキョウと同じくらいたくさん咲いてたのがコバギボウシでした。カワイイお花♪
だんだんガスが薄くなってきて、青空が広がってきました。やっぱり、こーじゃないとねー
大きな実…何の実だろ?
さらに晴れてきて、至仏山も見えきました。2日続けて、こんないいお天気で尾瀬ヶ原を歩けるなんてラッキー♪でした。
しょんぼり残ってたワタスゲ…
すでにお花は終わったワレモコウ…
振り返ると、前日に登った燧ヶ岳もいつの間にか姿を現してました。朝は雲隠れして、全く見えなかったのに…
至仏山もスッキリ晴れてました。ついでに登りたい気もしたけど、帰ります…
池塘に映る雲とお日さま。
シモツケソウ…
このお花はなんだろ?
シシウド…かな?
山の鼻から樹林帯に入ったら、人気がなくなったと思ったんだけど…
なんだろ?
モミジカラマツ…
階段でキツクなってきたアタリから団体さんと何組もすれ違うことになって、『オハヨーゴザイマース』『コンニチワ~』の嵐(苦笑)
カニコウモリ…
一度、階段が終わって平坦になるんだけど…
最後はずっと登りでこの階段の後に石段が続きました。急ぐ理由もないので、息が切れないくらいのノンビリペースで上がって行きました。
オオカニコウモリ…
枯れかかってるエイレンソウ…
鳩待峠に着くとすっかり晴れ渡ってて、めっちゃ暑くて、売店で買って食べた花豆のソフトクリームがむちゃくちゃおいしかった~
バスの出発時間までちょっと時間があるな~って思ってたけど、人数集まってジャンボタクシーが出てくれたので予定より早く駐車場に戻れました。さすがに時間も早かったから関越道が渋滞することもなくすんなりと帰ってきました。
尾瀬ヶ原お散歩からの燧ヶ岳アタック…1日目の行動時間はちょっと眺めだったけど、お天気も良くてなかなか楽しめました。でも、見晴新道はもう使いたくないので(苦笑)、今度行く時にはやっぱり御池からのピストンにすしまーす!