2018年9月28日 御嶽山/剣ヶ峰(日帰り)

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今週末こそは7月から計画してた北アルプス縦走に行こうと思って仕事もちゃんと調整してたのに、またしても週末のお天気が…(泣)。しかも、かなり強力な台風が上陸するってどーゆーこと?!でも、こればかりは仕方ないので、頭を切り替えてピンポイントでお天気の良さそうな金曜日にお休みをもらって、9月26日正午から13日間限定で山頂への立入禁止が解除になった御嶽山にソロで行って来ました!御嶽山は山頂に入れなくても今年中に継子岳と摩利支天には行こうと思ってたので、ちょーどいいタイミングでの解禁でした。

 

五の池小屋に泊まって剣ヶ峰~摩利支天~継子岳とゆっくり1泊2日で周回するのが理想だったんだけど、翌日、朝から雨が降りそうなので日帰りにしました。それでも、快調にサクサク歩けちゃったら摩利支天と継子岳にも行っちゃおうなんて思ってたので、前日夜におうちを出発して黒沢口の登山口がある中の湯に向かいました。中央道を順調に走って伊那ICで降りて、そこからは60kmくらい下道です。下道が長いなぁって思ったけど、フツーの車道で交通量も少なかったからかなり順調に走れました。ナビで中の湯をセットすると霊峰ラインを案内されちゃうけど、現在は通行止め。県道20号から御岳ブルーラインで御嶽ロープウェイに向かって、ロープウェイの駐車場に入るところをそのまま真っ直ぐに進みます。道なりに走って行くと駐車場らしきところに出るけど、登山口とトイレのある駐車場はその少し先の右側でした。駐車場に着いたのは24:30くらいだったけど、外周はほぼ満車で真ん中には数台泊まってる程度。通ってきた下の駐車スペースには数台しか停まってなかったけど、平日だからこんなに車が停まってると思わなくてちょっとビックリ。けっこう寒かったのでシュラフに包まって寝ました。

 

4時半に起きたらまだ暗いし、めっちゃ寒くてシュラフから出れず…。実は、寝てる時も肩のところとか寒くて、何回かうっすら目が覚めたんだよね。1時間くらい二度寝して、明るくなって暖かくなってから登り始めようかなって思ったりもしたけど、周りのヒトがポツポツ出発してるのを見てちょっと焦って、慌てて準備して5時過ぎには出発しました。山頂付近は風が強めでかなり寒いと予想してたので、メリノのベースにTシャツ、フリースにニュウモラップフーディーという完全防寒で歩き始めました。下も風対策で久々のロンパンです。真っ暗な中、ヘッデンの明かりで歩き出しました。わかってはいたけど、いきなり苦手な階段…。しかも、木の階段なんだけどボロくて、不規則で(汗)。おまけにどんどん後ろからヒトが来て抜かされるから、焦る必要ないのに焦っちゃってペースが乱れる乱れる。でも、だんだん明るくなってきてちょっと元気が湧いてきました。 

 

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頂上まで四二〇〇米を通ってさらに登って行きます。4,2kmしかなかったらしーんだけど、なかなか長く感じたなぁ…。階段のせいかも。

 

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八海山支店に到着です。ここまではまだまだヨユーでした。樹林帯は風がなくて暑くなってきたので、フリースとニュウモラップを脱いでから再び階段を登り始めました。

 

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木々に朝日が当たって明るくなってきました。ちょっと紅葉してきたかも~♪ しかも、木々の隙間をよく見ると雲海になってる!これは早く開けたところに行って雲海を見なくっちゃってちょっと急いでみたものの、すぐに疲れてペースダウン(苦笑)

 

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しばらく登るとロープウェイ乗り場への分岐を過ぎて、七合目の行場山荘に着きました。ここのちから餅をよくレコで見てたので、帰りに食べよって思いながら通り過ぎました。ここまで来れば雲海が見れると思ったけど、相変わらず樹林帯の中なのでとにかく登って行きました。修験道って階段が多いんだよね…。白山とかも苦手だもん。

 

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ちょっとだけ石ごろのところや板が渡してあるところもあります。階段もそうだけど、この登山道は雨が降ったらめちゃくちゃ滑りそうで歩きたくないな…とゆーか、下山時までに乾かなかったら滑りそうでイヤだなぁ。

 

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木々の間からはキラキラ輝く雲海が見えました。早くもっと見晴しのいいところまで登って雲海が見たい!って思ったけど、苦手な階段なだけになかなかペースは上がらず…(汗)

 

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わわーっ!綺麗な紅葉が出てきた~!延々と続く階段でグッタリしてたけど、テンションが上がります。

 

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まだ色づきが浅い木々が多いけど、朝日に照らされて色味を濃くしていました。綺麗だけど、階段が続いてるよ…。階段が多いのは覚悟してたけど、多いというよりもほぼ階段です(泣)

 

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でも、上を見上げれば澄み切った青空と黄金に輝く葉っぱたちが…。このアタリから、石ごろと階段のミックスになってきました。

 

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赤くなる前の微妙なオレンジ色のナナカマドも…

 

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振り返ると雲海が広がってました。紅葉と雲海を同時に見れるなんてラッキーです♪

 

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この色ムラですらキレイだよね~。うーん、全然前に進めなくなってきた。

 

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頂上、二六〇〇米を過ぎたところアタリになんと雪が残ってました。ちょっと手前から霜や氷は見かけてたけど、もう雪が降ったんだねぇ。

 

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こちらのナナカマドの葉っぱはまだまだ緑色。同じところに生えてるのに、ずいぶんと差があるんだねー

 

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いや~、めっちゃ綺麗です♡紅葉に見とれてるうちに、数えきれないくらいたくさんのヒトに抜かされました(笑)

 

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だって、こんなに綺麗なんだもーん。

 

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紅葉を愛でながらゆるゆる登ってたら、目の前にお山が見えてきました。

 

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八合目の女人堂に到着です。樹林帯を抜けて風が通るようになったし、標高も上がったので、冷えないよにニューモラップを羽織りました。女人堂はまだ開いてなかったけど、ベンチがあったのでたくさんのヒトが休憩してました。山頂は…アソコなの???

 

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振り返ると中央アルプスの山々と一面に雲海が見えました。ここまで来る間に消えちゃうかと思ったけど、なんとか残っててくれました。

 

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ちょっと左を向くと、紅葉の向こうにドーンと乗鞍岳が。左には薬師岳笠ヶ岳、右には槍ヶ岳奥穂高岳が見えました。さらに右側に続くのは常念山脈かな?

 

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このアタリも紅葉が始まってて綺麗だったなぁ。

 

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しばらく景色を堪能してからまずは九合目に向かいます。ここからヘルメットをかぶってるヒトもけっこういたけど、立入禁止だったところまではまだ距離があったので、自分はそのまま進むことにしました。

 

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八合目で階段は終わると思ったのに、また階段…(汗)。でも、登山道脇の紅葉が綺麗!

 

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ほらっっ!

 

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真っ赤じゃないナナカマドもなかなかいーね。青空だからなんでも映える(笑)

 

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ナナカマドにお山を添えて…

 

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展望地っぽいところまで登ってきて振り返ってみると…こんなに綺麗な景色が広がってました♪

 

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展望地から見えるお山たちを撮ってみたけど…

 

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どれが何てお山だか…

 

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さっぱりわからず…(汗)

 

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そして、石段の登りが始まりました。八合目までの階段でかなり疲れちゃってたからペースを上げたくても上げられず、逆にどんどん落ちていく…(泣)。この時点で摩利支天も継子岳も諦めて、景色を堪能しながら剣ヶ峰をのんびりピストンすればいーやって思い始めてました。

 

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ハイマツの間を登って行きます。

 

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登山道脇には壊れた鳥居や頭のなくなった仏像がありました。

 

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あっ、シラタマノキだぁ♪ コロっとしててカワイイねぇ♡

 

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ハイマツの間をどんどん登って行きます。まだ、階段が続いてる…。目の前に見えてるのが山頂かなー?

 

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振り返るとこの眺め!八合目付近の紅葉がキレイだわ~

 

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横を向いてもいい眺め。本格的に規制が解除されたら、あの稜線も歩けるのかな?ぜひ歩いてみたい!!

 

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溶岩がゴロゴロしてきました。コレも飛んできたのかな…

 

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風が冷たくて寒いから止まりたくないんだけど、景色がキレイなのでついつい立ち止まっちゃいます。

 

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紅葉のピークは1週間くらい後なのかもしれないけど、十分に綺麗です。

 

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はぁ…まだ階段が続いてるよ。やっぱり、白山みたいに山頂までずっと階段が続くんだね。でも、真っ青な空に向かって登って行くのは気持ちいーです。

 

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このアタリは富士山みたいな感じ。さっき、山頂かなー?と思ってたところは山頂ではなかったです。上が廃業しちゃった覚明堂、下が石室山荘です。なので、山頂はまだまだ先。

 

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デカイ岩が増えてきて、大きな石がゴロゴロしてきました。山頂まであと1100mらしいです。100m刻みに印があるってすごいよね。さすがに全部は見つけられなかったけど。

 

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紅葉とお山たち…。すごーくすごーくいい眺めです。

 

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紅葉部分をアップしてみました。午後のほうがいい感じの色になりそうです。

 

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何度も何度も足を止めながらやっとのことで石室山荘に到着。登山道をそのまま進むと自然に石室山荘の中に入って行きます(笑)。途中で、石室山荘を巻く道もあったけど、とりあえず寄ってみました。石室山荘の中ではたくさんのヒトが休憩してました。自分もおやつ休憩させてもらって、ヘルメットもここで装着。山頂が寒いと予想して、フリースも中に着てから歩き出しました。

 

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九合目を通過して、覚明堂の前を通過すると鳥居が見えてきました。鳥居の隣にあった水溜め(?)に1cm以上ある厚い氷が張ってました。寒いわけだよね~

 

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大きな岩がゴロゴロ…。噴火した時に富んできたのかなぁ。

 

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再建中の頂上小屋まで30分位だって。ってことは、コレは噴火する前からここにあったんだね。

 

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1つ目の二ノ池の分岐を越えて…

 

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2つ目の分岐を超えると二ノ池が見えました。キレイなブルーの部分もあるけど、ほとんどの部分が火山灰で埋まってます。

 

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山頂どこー?って思ったけど、頂上山荘すらまだ見えてなかった(苦笑)

 

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やっと、頂上山荘が見えてきました。わーい♪ 

 

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頂上まで100m…かな?

 

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御嶽頂上山荘に着きました。頂上山荘は修復作業が進められてたけど、今もなおあの時の傷を負ったままの状態でした(工事現場の撮影は禁止となっていたので写真は控えます)。そして、追悼碑の横の山頂に向かう階段を登って行きました。手すりはボコボコになってるし、狛犬の胴体はなくなってるし、灯篭は倒れかけてるし…ホントにホントに傷跡だらけです。

 

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山頂に到着しました。山頂も修復作業中で、色んなモノが壊れまくったままでした。山頂標識ですらトラロープが巻かれている状態です。単純に登ったことのないお山だから登ってみたいとゆー軽い気持ちで来ちゃったけど、実際に色んなモノを目の当たりにしたら、胸の奥の方がちょっと苦しくなりました…

 

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鐘には“世界人類が平和でありますように”が繋がれていました。

 

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御嶽山の山頂はすごく展望がよいです。まずは、富士山でーす。山頂まで上がってきたら、中央アルプスの後ろにある南アルプスも見えるようになりました。

 

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ちょっと雲が湧いてきちゃってたけど、乗鞍岳の後ろの北アルプスの峰々もよく見えるよーになりました。笠ヶ岳剣岳立山水晶岳鷲羽岳乗鞍岳を挟んで槍ヶ岳奥穂高岳前穂高岳…。こんなによく見えるんだ~って感心したけど、思えばあっちのお山に登った時に御嶽山を見てたなって気づきました。

 

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ちょっと引いてみるとこんな感じ。水色の二ノ池がチラっと見えました。賽の河原や摩利支天山も見えます。

 

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山頂直下の一ノ池には、水はなくて火山灰だけでした。いつの日か、また水を湛えた姿に戻ることができるんだろーか。

 

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山頂は修復作業中で狭くなってるし、長居しないようにと注意書きもあったので、景色だけ眺めてすぐに頂上山荘まで下りました。ニュースにも出てた真新しいシェルターでは、日差しと風を避けてランチしてるヒトがけっこういました。どうか使われることがありませんように…。そして、下山開始~です。

 

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写真を撮ってたらミラーレスが突然壊れちゃったので、ここからはiPhone写真です。色が全然違うょ…(汗)。カメラが壊れてテンションだだ下がりだったので、このまま下山しようか迷ったけど、とりあえず、すぐ行ける二ノ池まで行ってみることにしました。

 

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今は火山灰でほとんどの部分を覆われちゃってるけど、前はこの池も綺麗な色してたんだろーな。

 

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これが噴火でできた2.5池って言われてるヤツかな?けっこうキレイ。

 

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奥の方に水が溜まってるところがありそうだったので、こんなところをテクテク歩いて行きました。下が火山灰で水分を含んでるから、ネチョネチョ…(汗)

 

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お馬さんがいた!こんにちわ~♪

 

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綺麗な乳白色系の水色の二ノ池…。ここにも氷が張ってました。

 

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ここで引き返して下山しようと思ってたんだけど、ここまで来たら逆に欲が出てきて、摩利支天山や継子岳が無理でも三ノ池を見たいな~って思い出して来て、時間も早かったし、行ってみることにしました。まずは、賽ノ河原に向かって下ります…ってことは、帰りは登り返しってことだよね(汗)

 

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クロマメノキの真っ赤な葉っぱと真っ黒な実。

 

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二ノ池ヒュッテには寄らずにまずは賽ノ河原に向かって下りて行きます。

 

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賽ノ河原が見えてきました。うわー、なんか別世界に来たみたい。

 

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ちょっと岩場っぽいところから賽ノ河原に降りてきました。赤と緑と黒とベージュと岩で構成されてる不思議な景色。

 

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賽ノ河原には仏像がたっくさんありました。

 

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賽ノ河原から白竜教会避難小屋に少し登り返します。

 

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鎮国神社???ここの向かい側に避難小屋があったけど、中で休憩してるヒトがいたみたいなので覗きませんでした。

 

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さっきまでいた剣ヶ峰…

 

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ちょっと遠いけど、ここからは三の池が良く見えました。ホントはあのアタリをグルっと歩くつもりだったんだけどね。

 

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三の池のアップ~♪ ヒトも少なかったし、眺めもよかったのでここでランチすることにしました。ザックをデポして摩利支天まで行ってこれそうだなって思ったけど、けっこう疲れちゃってたので無理せずにここでのんびりすることに。うーん、完全に最初の階段にやられたな…(苦笑)。今度はコマクサの時期に泊まりでのんびり周回したいなぁ。できれば、黒沢口以外の階段の少ないルートで(笑)

 

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綺麗なエメラルドグリーンの三の池を堪能して、下山することにしました。賽の河原に下って継子岳&摩利支天山方面を振り返ります。次は、あっちまで歩くぞ~!

 

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静かに佇んでいるお地蔵さんたち…

 

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ハイマツの中に見える左の岩場から下りてきたので、右の岩場から登ることにします。

 

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左のルートより岩々でした。でも、難しいところはなし。このくらいの岩場はむしろ登りやすかったりします。

 

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しばらく緩く登って行くと二の池ヒュッテに着きました。なるほど、二の池ヒュッテに続く道だったんだねー。小屋の中には寄らなかったけど、美人の小屋番さんには下山時に七合目近くでお会いしました。颯爽と重そうな山ほどの荷物を歩荷してて、カッコよかった~♪ 

 

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二の池ヒュッテから緩く登って二の池へ戻りました。下る時は登り返しがイヤだなぁって思ってたけど、登ってみたら大した登りではなかったです(笑)

 

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午後になって雲が湧いてきて、風も強くなってきて、さっきまで凪いでいた二の池はかなり波立ってました。そして、二の池の上に靄っぽいのが出てたのでなんだろ?と思ったら、火山灰が風で舞っていたのでした。あまり吸い込まない方がいいような気がしたので、タオルを口に当てながら通過…

 

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来た道よりの少し下の道で分岐まで戻ります。

 

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そして、ここからひたすら下山開始~っ!まだまだ登ってきてるヒト達がたくさんいました。

 

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転ばないよーに気をつけながらも、飛ばし気味でどんどん下って行きます。

 

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こんな大きな噴石がいっぱい飛んできたんだね。想像できないよ…

 

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噴石の間を通って…

 

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ハイマツの間を通って、どんどん下ります。

 

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午後の方が日当たりがよくて綺麗に見えるかなーと思ってたけど、雲は出てきて陰ってきちゃったし、ミラーレスは壊れてスマホだし…。ということで、朝の方が断然キレイでした!

 

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女人堂まで下りてきてウロウロしてたら、三ノ池道は通行止めになってるものの展望地?まで1kmくらい歩けるみたいなので、少しだけ歩いてみることにしました。

 

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なんとここの紅葉がすごーく綺麗でした。スマホでしか撮れなかったのが悲しすぎる…

 

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こんな紅葉トンネルを歩けちゃいました。カメラが壊れてなかったら展望地まで行ってたと思うけど、今日は途中まで。通行止めが解除されたらここを歩きたいなぁ~♪

 

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のんびりしてる間にかなり登山者は増えてて、下山渋滞が始まってました。特に、女人堂から行者小屋までの区間は、木の階段が乾いてなくて湿って滑りやすかったので、みんなが慎重に歩くのでかなり渋滞しました。行者山荘を過ぎると途端にヒトはいなくなって、1人ぼっちになりました。特にお楽しみのない樹林帯だったから飛ばしたい気持ちはあったけど、今までよりもさらに滑りそうな感じだったので、転ばないように慎重に下りました。滑って転んでるヒトをいっぱい見たからそーとービビったんだよね(苦笑)

 

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湿った石ごろと朽ちた丸太が滑る~っ(汗)

 

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なんとか鳥居まで下りてきました。あとちょっと…

 

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ここで魔の階段は終わり。転ぶことなく、無事に下山することができてよかった…

 

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休憩せずに一気に下山してきたから長い帰路につく前に駐車場で少し休憩してから帰ることにしました。駐車場を出ると路上にも車がいっぱい停まってました。平日なのにこんな光景見たことないよ…。たった13日間の中の貴重な晴れの日だったから、自分みたいに、急遽、お休みをとったヒトもたくさんいるんだろーな。下道は甲府あたりでちょっとだけ混んでたけど、順調に走って予定よりもかなり早くおうちに着くことができました。平日は道も混まないからいーね。

 

登ったことがないお山だから、百名山だから、紅葉が綺麗そーだから、おまけに期間限定で山頂まで行けるようになったから、ちょっと行ってみよーーって感じで行っちゃったけど、想像以上にたくさんの傷跡を目の当たりにして、自然にいつもとは違う気持ちでお山を登っている自分がいました。今回はたった13日間の期間限定だったけど、来年の夏にはフツーに登れるようになるみたい。ガレた道もちょっとだけあるけど、危ないところはほとんどなく歩きやすくなってるから、初心者のヒトでも高度順化さえできれば問題なく歩けると思うし、いろんな風景が見れるとてもいいお山だと思ったので(階段はイヤだけど…)、早くみんなが安全に登れるようになるといーなって思います。