2018年4月21日 烏帽子岳~シラケ山(日帰り)
天狗岩登山口P~二俣~おこもり岩~シラケ山入口~(岩稜ルート)~岩稜ルート分岐~マル頂~烏帽子のコル~烏帽子岳頂~烏帽子のコル~(巻き道ルート)~岩稜ルート分岐~(横道)~シラケ山頂~展望台~天狗岩~二俣~天狗岩登山口P
先週末に行こうと思ってたけどお天気がビミョーだったから迷った挙句に見送った烏帽子岳にソロで行ってきました!お目当てはもちろん大好きなアカヤシオ。笠丸山にも行ってみたかったけど、すでに見頃は過ぎちゃってるみたいだったので、烏帽子岳だけをのんびり歩いてきました。
去年は三ツ岩岳とセットで登ったから大仁田ダムの近くにあるシボツ沢登山口から上ったんだけど、今回は天狗岩からの岩稜を歩いてみたかったので天狗岩登山口から登ることにしました。天狗岩登山口の駐車場が狭そうだったので7:00前には駐車場に着くようにおうちを出ました。日の出がかなり早くなったし寒くないから、早い時間におうち出るのも億劫じゃなくなったなぁ(笑)。6:30過ぎに駐車場に着いたのにすでに先客さんが4台。やっぱり早く出てきてよかった。
車で来た林道を少し戻って天狗岩登山口から登山道に入って行きました。まだお日さまが低いから涼しくて快適~♪ ゆっくりと九十九折の植林帯を登って行きました。ちょこちょこスミレが咲いてたりしたけど、下山時には明るくなってるはずなので写真はお預けです。
九十九折が終わると沢沿いに出て、鉄の橋を左に右に何回か渡ります。なんで鉄の橋にしたんだろ…音がうるさいです(汗)
登山道にピンクの花びらが落ちてたので上を見上げてみたら岩壁の上部にすでにアカヤシオが!これなら稜線に出ればアカヤシオに会えるかもってウキウキしながら歩いてたら、あっとゆー間に廃小屋のある二俣に到着しました。このアタリはニリンソウもたくさんあったけどまだお花が開いてませんでした。この先にあるニリンソウ群生地にはお日さまが高くなってから通りたかったので、天狗岩には下山時に寄ることにして、まずはおこもり岩を目指すべく、左側に進んで行きました。
九十九折になってるもののボチボチ急な登りだったけど、ここでもちょこちょこお花に会えたので癒されながら登って行けました。まずは、咲き残りのハナネコノメ…
この時期、このアタリでは定番のハシリドコロ…
淡い紫色のヤマエンゴサク…
青っぽいヤマエンゴサク…紫色のとちょっと顔つきも違うねぇ。
目の前に大きくくりぬかれた岩が現れたから、もうおこもり岩に着いちゃったのかな?って思ったけど、地図を見たらおこもり岩はまだまだ先で全くの別物でした(苦笑)
傾斜が緩くなって歩きやすくなりました。鳥の囀りを聞きながらゆるゆると登って行きます。
キレイに咲いてるエイザンスミレを発見~!もうちょっと明るくなるまでお花の写真はガマンしよーと思ってたけど、思わずパチリ。
目の前にめっちゃ大きい岩が出てくると、そこが天狗岩とおこもり岩の分岐でした。下山時はここを通らない予定なので、まずはおこもり岩に向かいました。
岩を巻くようにミツバツツジの咲くちょっとしたアップダウンのある道を進んで行くとおこもり岩に着きました。この大きな岩がおこもり岩だったのね。入口?は満開のミツバツツジに飾られてました。中に祀られてた祠に無事の下山をお祈りして、分岐に戻ります。
ミツバツツジの鮮やかなピンクも綺麗~♪
お日さまでキラキラ☆
分岐まで戻って、エイザンスミレがポツポツ咲く道を登って行くとまた分岐になりました。右に行くと天狗岩よりちょっと烏帽子岳側の破線ルートに出るはずなので右に進んでみたものの、破線ルートの入口がよくわからなかったので、結局、左の実線ルート方向に進んでシラケ山入口から破線ルートに出ることにしました。シラケ山入口にはフイリモトスミレが群生してましたよ~♪
シラケ山入口から破線ルートに出るまでの登りがなかなかキツかったです。なんてことない道なんだけど…
そして、無事に破線ルートに出ました!位置的にはシラケ山よりちょっと烏帽子岳側に出た感じです。シラケ山は下山時に寄るつもりなので問題なし。そして、アカヤシオ!!!相変わらずカワイイ~♡
ここは眺めもめちゃくちゃ良かったです。爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳、五竜岳なんかの後立山連峰がしっかり見えました。
もちろん浅間山も…。かなり雪が少ないなぁ。
鹿岳や妙義山の後の雪山たちは…?
再び、アカヤシオ。このアタリのアカヤシオはまだ少しだけ蕾もあってちょーどいい感じでした。
ここで景色とアカヤシオをずっと見ててもいーかなって感じだったけど、岩稜歩きも楽しみにしてきたので進むことにしました。いきなりけっこう急な下り。ちょっと湿ったところもあったので、滑らないよに注意して下りました。
細いトラバースや、ヤセ尾根を歩いて行きました。
ふと岩の下を見るとヒカゲツツジが~♪ もう終盤って感じだったけど、可憐に咲いてました。
もちろんお目当てのアカヤシオもところどころに咲いてました。
淡いピンクと青空のコラボがステキ~♪
岩稜って言っても大したことないなーなんて思ってたけど、だんだんゴツゴツした感じに突入。岩を下りて振り返って撮った写真。こっちから登る分には大したことなさそーだけど、向こうからはちょっと下りにくかったです。
チラホラとアカヤシオ。ワサワサと密集してるのも好きだけど、こんな感じにパラパラとお花がついてる感じもなかなかいーですね。
この岩の間を通るのか…って思ったけど、実は道は左に続いてました。通り抜けるとおそらく向こう側に落ちます(笑)
小ピークに登るとこれから歩いていく稜線を一望できました。アカヤシオがアチコチに咲いててテンションが上がります。
歩いて来たシラケ山方面。こちらもアチコチにアカヤシオ。
この小ピークからの岩っぽい下りがかなり急でした。滑落しないよーにゆっくり足場を確認しながら下りました。要注意ポイントその1(笑)
激下りが終わるとまたアカヤシオ。癒される~♡
また小ピークに登ります。登りは大したことないんだけどね…
小ピークから再びシラケ山方面を眺めてみました。新緑とアカヤシオとゴツゴツした岩と。西上州のお山って感じ。
ピークにはもちろんアカヤシオ。
開ききってるアカヤシオが多かったけど、咲き始めのお花もありました。
登山道の右奥に烏帽子岳がチラリ。烏帽子岳の方が低いってことにこの時に気づきました(苦笑)
岩の間を下ります。
振り返ってさっきまでいた小ピーク。
ここの下りがまたまたけっこう急でした。難しくはないけど、ちょっと滑りそうだったので、要注意ポイントその2(笑)
そして、横道と合流して平和な道になりました。ここからマルを経由して烏帽子岳に向かいます。
巻き道との分岐を過ぎてマルに登って行きました。下山時に登ってもいーんだけど、こっちからの方が傾斜が緩くて登りやすいハズ。
アカヤシオがキレイ~♪
マルにはけっこうアカヤシオが咲いてました。山頂標識はなくなっちゃってたので省略…
下りにもアカヤシオがチラホラと咲いてました。でも、登山道からはちょっと遠くて写真は撮れませんでした。
目的地の烏帽子が近付いてきました。
マルと烏帽子岳のコル部分を過ぎて…
烏帽子岳ピークへの取り付きです。
少し登って開けたところからマルを眺めてみると、山肌がポツポツとピンク色になってるのが見えました。
ここの斜面が急でけっこう滑るんだよね。ロープさまさまです。
急斜面を登り終えて、この細いトラバース道でぐるっと回り込むと…
烏帽子岳の山頂に到着です。数人しかいなくて、とても静かな山頂でした。めちゃくちゃお天気がいいし、アチコチの林道が開通し始めたからみんな高いお山に行ったのかなぁ?おかげで前回は団体さんが座り込んでて撮れなかった祠も今回はちゃんと撮れました(笑)
山頂のちょっと奥に行ったところにあるアカヤシオの様子を見に行ったけど、イマイチでした。あんまり花付きが良くない感じです。
山頂のアカヤシオはこんな感じ。まだ、少しだけ蕾も残ってました。
山頂から見たマル方面。
山頂でのんびりしよーかなって思ってたけど、日差しを遮るところがないからとにかく暑くて(汗)。暑すぎて食欲もわかなかったので、軽くおやつを食べてから下山することにしました。ここは下りの方がさらに厄介だよね…。ちょっとだけ滑って石を落としちゃいました。誰も下にいなくてよかったぁ。
マルと巻き道の分岐にもアカヤシオがけっこう咲いてました。
透過光でキラキラ…☆
美しい…
前回来た時に間違えて通った巻き道へ進みました。
反対側のマルからの分岐と合流して平和な道戻ります。
ところどころにアカヤシオが咲いてるからついつい撮っちゃいます。あれ?こんなにお花の真ん中って赤くなるんだっけ?
破線の岩稜ルートと横道ルートの分岐近くで『キャーッ』って叫び声とザザザーって盛大に滑る音がしました。岩稜ルートから来たヒト達の話によると、ルートから外れて下めっちゃ急なところを下っていったヒトがいたって話しだったけど大丈夫だったかな…
分岐のところにはアカヤシオも咲いてたんだけど、岩壁を眺めてたら岩茸らしきモノがビッシリ付いてました。あそこは採れないね(苦笑)
横道ルートからシラケ山に向います。道自体はめちゃくちゃ歩きやすかったけど、ほぼ登り…。何故か下りだと思い込んでたのでちょっとガッカリ。これなら、岩稜ルートで戻ってもよかったかも?
そんな横道ルートにもお楽しみがありました。若葉とアカヤシオがキラキラ輝いたり…
新緑のシャワーが気持ちよかったり…
岩稜ルートでは見れないキラキラ達に出会うことができました。
でも、どーしても途中で飽きちゃったので、地図を見ながら横道が岩稜ルートと近付くポイント探して、岩稜ルートに上がりました。当然、道なんてなかったけど、草木が少なそうな歩きやすいところを選んで登りました。
ということでさっき下ったシラケ山の手前のピークに向かう道を今度は登って行きます。
登りきったところにいたご夫婦とちょっとおしゃべりしながら蕾をパチリ。もうすぐ咲きそう~
ご夫婦とバイバイしてシラケ山に到着しました。ヒトが居たので写真だけ撮って先に進みました。
少し進んだところからシラケ山を振り返ってみました。休憩できるところがけっこうありそうなので、オナカが空いてたらここでランチしてもよかったカモ。
岩稜を歩きながら下を見下ろすと、アチコチのお山にポツポツとピンク色が。あれって全部アカヤシオなのかな?
展望台に向かって下って行きまーす。ここもけっこう急な下り。
あまりに下るのでこのまま下っていいのか、稜線に戻ったほうがいいのか迷ったけど、このアタリを下って、分岐に出たところで稜線に取り付きました。でも、ちょっと稜線は歩きにくいところがあったから、ルートとして正解だったかはわかりません…
とりあえずは無事に展望台に着きました!ここの橋も鉄の橋だ…(汗)。シラケ山あたりからガンガンってゆーか、ゴンゴンってゆーか、変な音がしてたのはこの橋を渡る音だったんだね。
展望台からはさっきまでいた烏帽子岳が遠くに見えました。でも、この展望台のお目当ては眺望ではなく…
もちろんアカヤシオ!このガンガンうるさい鉄の橋の上のアカヤシオは咲きたてフレッシュでまさに見頃って感じでした。
ここで見納めかもって思ったので、これでもかってくらいに写真を撮りまくりです(笑)
ずーっと見てても全然飽きないよー
ずっと見ていたかったけど、橋が狭くて通行の邪魔になるので天狗岩に向かいました。天狗岩には木が生えてて眺めもイマイチだったので写真だけ撮ってスルーしました。
天狗岩から少し下ったところがちょっとだけ開けてて、そこにもアカヤシオがたくさん咲いてました。これで本当に見納めなので、しばらくボーっと眺めてから下山することにしました。
ここからの下りがまたまた急でした。滑りやすいけど、階段状になってるから注意して下れば問題ないレベルです。登って来るヒト達はかなり息切れしてて、大変そうでした。ここは登りたくないかなぁ。
急なところが終わって、緩い九十九折の下りになるとお花が出てきました。ここにしか見かけなかったマルバスミレ…
キケマン…
ミヤマハコベ…
こんなところを下って行きました。ニリンソウ群生地ってことだったけど、わわわーって群生してるわけではなくて、アチコチにニリンソウがポツポツある感じでした。二俣近くの沢沿いの道の方が多い気がしました。
マルバコンロンソウ…
ちゃんと二輪ついてたニリンソウ…
エイザンスミレ…
お花もキレイだったけど、新緑がめちゃくちゃキレイでした。いい季節だなぁ…
ずっとこんな感じなので、どんどん下れちゃいます。
二俣に戻ってきました。日が差し込んでて、朝とはまた違う雰囲気。
朝はまだ開いなかっニリンソウもしっかり開いてました。
ネコノメソウ系だけど、何だろう…?
カエデの若葉がお星さまみたいだー♪
沢沿いで涼しいかと思ったけど、気温が高すぎて、日差しが強すぎて、全く涼しくなかったです。あまりに暑くて暑くて、早く自動販売機があるところに行って炭酸が飲みたいなぁって思いながら歩いてました(笑)
ワチガイソウ…
コガネネコノメ…
ということで、駐車場に戻りました。早く帰ったヒトで駐車場はすでに空いてたけど、路駐がかなりありました。駐車場も暑かったので、すぐに車に乗り込んで上野村の川の駅に行きました。自販機で炭酸ジュースを買って、日影の風通しのいいテーブルでランチしました♪ 涼しくて快適だったなぁ。あまりに気持ちよかったので、のんびりしてからおうちに帰りました。
烏帽子岳には三ツ岩岳みたいなアカヤシオロードはなかったけど、それなりにアカヤシオが見れてよかったです。岩稜ルートも楽しかったし♪ でも、アカヤシオを見るだけなら、天狗岩の先の展望台までで十分かもって思いました。景色を眺めながら、しっかり歩くのなら烏帽子岳まで行ったほうがいいけどね。ただし、岩稜ルートは烏帽子岳側から歩くほうが登りになるので歩きやすいかもです。そんなに高度感を感じるところはないし、命のキケンを感じるようなところもなかったけど、岩稜歩きに慣れてないヒトは注意した方がいいと思います。
これで西上州のアカヤシオはおしまいです。タイミングが合えば諏訪山に登ってみたいけど…。秋には、ジジババに会いに御堂山に来たいなぁ。