2016年9月3日 高妻山(日帰り?)
高妻山登山者用P〜戸隠キャンプ場〜戸隠牧場〜一不動避難小屋〜二釈迦〜三文殊〜四普賢〜五地蔵〜五地蔵山頂〜六弥勒〜七薬師〜八観音〜九勢至〜十阿弥陀〜高妻山頂〜十阿弥陀〜九勢至〜八観音〜七薬師〜六弥勒〜弥勒尾根〜戸隠牧場〜戸隠キャンプ場〜高妻山登山者用P
今週こそは南アルプスへ…1泊2日だから白峰三山は無理でも、北岳〜間ノ岳に行きたいなって思ってたのに、またしてもお天気が微妙。北岳は、確実にいいお天気の時に行きたいから潔く諦めて、晴れマークのついてる新潟にできるだけ近い方がいいかな?ということで、高妻山にソロで行ってきました!なかなかハードだよってお仲間さんから聞いてたんだけど…
お仕事から帰ってすぐに支度して、関越道と上信越道で戸隠キャンプ場を目指しました。途中、ガスったり雨がパラついたりして“大丈夫かな…”って心配になりながらも天気予報を信じてアクセルを踏み続けました。お花の時期は終わってるし、紅葉の時期には全然早いのに、登山者用の駐車場にはけっこう車が停まってました。仮眠して目が覚めると早くも出発してるヒト達がたくさんいたので、自分もつられるように準備して出発~。雲は出てるものの晴れてる中、まずはキャンプ場から牧場へと歩いて行きました。
最初はお散歩みたいに歩いて行けちゃったから、“いつからキツくなって来るんだろ?”ってちょっとドキドキ。
こんなカワイイお花が咲いてました~♡去年、黒姫山でも見たような気がするんだけど、なんてゆーお花だったっけ?アケボノソウかな?
沢沿いの道をユルユルと登って行きました。9月に入ってそろそろ涼しくなってるかな?と思って期待して来たけど、登り始めるとまだまだ暑かったです。
夏ほどではないけど、他のお花もちょこちょこ咲いてました。アザミとか…
シラネニンジン?ハクサンボウフウ??
トモエシオガマ…
このフサフサした繊細な花は一体ナニ?!って調べてみたらオオシラヒゲソウってゆーお花でした。初めて見たけど、コレの小さいヤツ(シラヒゲソウ)は丹沢とかにも咲いてるみたいです。
見慣れたトリカブト。相変わらず鮮やかな紫色だな~
こんな感じの草ボーボーのところもあったりして、何回か小さな沢を渡渉しながら登って行きました。
これはなんだろー?
白いビラビラのキノコ…
しばらくするとちょっと急になって、石ゴロの沢を登って行く感じになりました。上の方は何やら渋滞している模様…
と思ったら、よくブログなんかで見る滑滝に出ました。みなさん、ここの鎖待ちをしてたみたいです。あんまり濡れてなかったから滑らなかったけど、濡れてたら確かにかなり滑りそう。滑ってるヒトは見かけなかったけど、一応、鎖を持って登りました。
滑滝の後も石ゴロの沢筋をグイグイ登って行きました。
ダイモンジソウ…
石ゴロを登りつめると、目の前にちょっとした帯岩が登場。垂直気味でツルっとした感じだったけど、鎖もついてるし、ちゃんとステップもありました。ここを登るとトラバースが始まるんだけど、すでにトラバース部分に入ってた前のオジサンがめちゃめちゃへっぴり腰だったから“どんだけコワイんだろ???”って感じでした。
実際にトラバース部分に立ってみるとかなり足場は広かったので、高所恐怖症の自分でも全くコワイと思うことなく、鎖を掴まずにスタスタと歩けちゃいました。
後半部分は少し足場が狭くなるので、念のため鎖を持った方がいいかも?
トラバースしてる途中に見つけたお花…終わりかけのイワインチンかな?そうそう、ここにもオオシラヒゲソウが咲いてました。
トラバースが終わると目の前に不動滝がありました。ここに来るまでもちょこちょこ小さい滝はあったけど、不動滝は小さいながらも形のキレイな滝でした。
“さて、登り再開~”と思ったら、予想外の鎖場登場。鎖場は滑滝と帯岩のところだけと思ってました。しかも、実はイチバン厄介だったのが、ここの鎖場。高さは全然ないんだけど、最初に足をかける場所がなかなかみつからず(汗)。あるにはあるけどけっこう高い位置だったので、しかたなく腕力使って登りました。ふぅ…
トラバース部分を振り返ってみました。後ろのオジサンも自分と同じく鎖を使わずスタス歩いて来てました。
その後の岩ゴロの登りがなかなかキツカッタ…。かなり暑かったし。
しばらく岩ゴロを登って行くとだんだん石が小さくなってきて、両脇が笹の平坦なところに出て、ヒトの声が聞こえてきたな~と思ったら一不動避難小屋に着きました。座って休憩しよーと思ったんだけど、少し風が出てきたらかなり汗かいてたからちょっと寒くて、チョコバーを手に持ったまますぐに歩き出しました。
避難小屋から少し歩いたところを左に少し入ったところに仏像的なものがありました。
ミヤマママコナはアチコチにたくさん咲いてました。
リンドウもたくさん。ほとんどが蕾だったけど。
樹林帯を登って行くと目の前が開けて二釈迦に着きました。けっこう登った気がするのに、まだ“二”だったんだよね…
行く先に見えたのは五地蔵山かな?
二釈迦から少し歩くと高妻山がよく見える場所がありました。この時はこんなに快晴で“ラッキー♪”って思ってたんだけどね。
ミヤマコゴメグサもチラホラ咲いてました。岩場にもしっかり咲いてて、可憐だけど力強い感じ。
見晴らしのいい平坦な道と登りの樹林帯を出たり入ったり。ちょっとした岩場なんかもありました。
ほどなく三文殊に到着。二釈迦からここまではけっこうあっとゆー間でした。せっかく登ったのにここから軽く下ります…
ヤマハハコ…
これは何だろ?お花じゃないかな?
早くも色づいてるナナカマドの葉っぱ。真っ赤な葉っぱも綺麗だけど、色づきかけてる感じもいいですね~♪
振り返ると戸隠山方面。ちょっとコワイけど、いつかは登ってみたいな…
タムラソウが元気に咲いてました~
登り返して四普賢に着きました。アップダウンの繰り返しがキツイって聞いてたけど、このアタリまではキツイところは特になし。
これは何だろ?お花じゃないね…
四普賢からユルユル登って行くと五地蔵に到着。ここは何だか標識が立派でした。ちょっと広場みたいになってたし。でも、日なたでめちゃくちゃ暑かったから休憩せずにそのまま進みました。
五地蔵の少し先に登山道からそれて五地蔵山への案内がありました。さっきのところも“五地蔵山頂”って書いてあった気がしたけど…
行ってみると五地蔵山の標識がありました。どっちが山頂なの??まぁ、どっちもピークっぽくなかったからどっちでもいーかって感じだったけど(笑)。ここもちょっとしたスペースがあって、見晴らしもよかったけどやっぱり暑くて休憩は断念。一不動はあんなに寒かったのに…。ちなみに、明日行く予定の飯縄山は裾野しか見えず、ずっとガスがかかってました。
コロンとした実をつけたシラタマノキ…。去年、黒姫山でもたくさん見たなぁ。
再びユルユルと登って行くと六弥勒に着きました。広いスペースはなかったけど、日影だったのでちょっとだけ休憩しました。もう“六”なんだけど、数字的には半分過ぎてたんだけど、地図を見た感じだとここからが長そうだったから…
これから向かう山頂が正面に見えるようになりました。でも、ここから一度、激下るのでしばらく山頂とはお別れでした。
火打山&妙高山もすっきり晴れてそうでした。また行きたいお山たちだけど、水を担がないといけないのがツライんだよね…
オトギリソウ…
こんな感じで激下りました…。けっこう登ってきてたのにモッタイナイ(泣)
ちょっとだけ登り返すと七薬師でした。まだまだここから下って行きました…
お花が開いたリンドウ…
下りきると再び登りになって、こんな感じの岩場も出てきました。
途中、北アルプスも見えました~♪でも、雲が多過ぎて写真だと…(汗)
ジワジワ登って八観音に到着。このアタリはところどころぬかるんでるところもあったりました。
左を見ると歩いて来たところとその先に続く戸隠山方面が見えました。どっからどこまでが何なのかは全くわからなかったけど。
真っ赤っかなオオカメノキを発見~♪後ろの葉っぱはまだ青々としてるけど、着実に秋が近付いてる感じでした。
また少し下って登り返すと九勢至に到着。ここからは山頂が目の前に見えました。近いよーな、遠いよーな複雑な感じ(汗)。そして、さっきまでスッキリ晴れてたのに、いつの間にかガスがかかってました…
この笹の間を歩いてくところが日影がなくなってめちゃくちゃ暑かった…。目の前に急登も見えててグッタリだったし。
休憩がてら振り返ると、黒姫山とさっきまでガスガスだった飯縄山がしっかりと姿を現してました。
笹原が終わると岩場に突入しました。石とか岩が多いらしく、落石注意の看板がありました。
けっこうな急斜面なのでこんな感じでロープが垂れてるところもありました。登りは必要ないけど、下りはあったら安心って感じです。それにしても、なかなかの登りだったな…
再びこんな感じの岩っぽいところを攀じ登り…
ロープの垂れた急斜面を登って行きました。下るのに難儀してるヒトも見かけました。下り苦手なヒトは大変だろーな。
急斜面が終っても、まだまだ登りは続きました。風もなくて暑かったし、けっこう疲れてきてたので“早く山頂に着かないかな…”って感じでした。
休み休み登って行くと、少しず傾斜が緩くなってきて平坦に近くなりました。
お花の色も濃いし、葉っぱの色も違うけど、これもミヤマママコナかな?
大岩がゴロゴロしたところに入ると遂に十阿弥陀に到着!とゆーことは山頂まであとちょっと。でも、あいにくアタリにはガスが出始めてて…
ヒトが立ってるところが山頂かな?山頂付近は何とか青空が見えてたから、期待して登って行ったんだけど…
ホンノちょっとの間にガスガスになっちゃいました。ランチしながら待ってみたけど、ガスが晴れる気配はなかったので残念だけど下山することにしました。ガスった中でのランチはちょっと寒かったけど、風を避けて狭いところで隣に座ったご夫婦と楽しくおしゃべりさせていただきました~
とゆーことで来た道をとにかく戻りました。激下りです。
今から戻る稜線が見えました。ここから見るとなだらかでいい感じの道に見えるんだけど…。まあ、この急斜面に比べたら、かなりなだらかなのは間違いないかも(笑)
石ゴロのところもどんどん下って行きました。急な分、下るのはあっとゆー間でした。
これは何?
ゴゼンタチバナの真っ赤な実がいっぱい♪
下って、登って、下って、登ってを繰り返して…六弥勒に戻ってきました。かなり疲れてたので、ちょっとした登りでも“もー登りたくないな”って感じでした(苦笑)。弥勒尾根を下り始めると目の前には黒姫山が…
そして、向きが変わると翌日登る予定の飯縄山。標高はないけど、どっしりとしてカッコイイお山です。
こんな感じの急なところをどんどん下りました。笹の切りっぱなしがけっこう滑りやすかったり…
鎖が垂れてるところも何ヶ所かありました。何度か転んだってレコを見たことがあったので新しくついたのかな?
もー下り飽きたよーってくらいにずーっと下っていくとブナ仙人に出会いました(笑)
樹林帯の中の平坦な道になるとすぐに牧場に出ました。はぁ~、よく歩いたわ(笑)
牧場からキャンプ場まで惰性でダラダラ歩いて、キャンプ場でファンタを買って一気飲み。そばソフトを食べよーと思ってたのに、ファンタを飲んだらカラダが冷えて食べれませんでした。その後、駐車場まで戻って、翌日登る予定の飯縄山の登山口がある中社ゲレンデの駐車場に移動しました。夕方にはこのアタリのお店はほとんど閉まっちゃうけど、駐車場の近くのお蕎麦屋さんがまだやってたので、そこで夜ゴハンにしました。そばだんごやデザートをサービスしてもらって大満足。駐車場には更衣室付きの綺麗なトイレがあって、静かで車中泊には最適だったけど、自分以外誰もいないとゆー予想外の展開でちょっと寂しかったです(苦笑)
紅葉の時期に来たいな~と思いながらもフライングして登っちゃった高妻山だったけど、おかげで比較的空いててよかったと思います。山頂でガスっちゃったのはかなり残念だったけど(涙)。二度と登りたくないくらいにキツイってレコやブログを見たことがあるけど、そこまでキツくはないかも…?でも、カメ足、登り苦手な自分にとってはハードな山行だったことは間違いないけどね。
次に登るなら、やっぱり紅葉の時期かなぁ。お花か紅葉があれば気が紛れるし、また違う気持ちで登れる気がしまーす!