2016年5月14日 畦ヶ丸~大界木山(日帰り)
加入道山登山口P〜水場?〜加入道山分岐〜白石峠〜水晶沢ノ頭〜シャガクチ丸〜バンノ木ノ頭〜モロクボ沢ノ頭〜畦ヶ丸避難小屋〜畦ヶ丸頂〜畦ヶ丸避難小屋〜モロクボ沢ノ頭〜大界木山i頂〜浦安峠分岐〜浦安峠〜的様〜加入道山登山口P
残雪の北アルプスに行きたかったけど、夜中出発は無理だったので近場でどこかよさげなお山はー??ってことで、前からシロヤシオか紅葉の時期に狙ってた畦ヶ丸にお仲間さんと行ってきました!この時期の丹沢は、ヒルが出るんじゃないかってちょっとビビリながら行ったんだけど…
予想外に晴れて雲が少ない中、道志道で道志の湯に向かいました。丹沢は電車だと遠いイメージがあるけど、こっち側から丹沢にアクセスするとめっちゃ近いです。道志の湯を過ぎて、加入道山登山口の駐車場に着くと大きい駐車場が2つもあるにもかかわらず先客さんは1台だけ。静かなお山が楽しめそーだなーってワクワクして歩き始めました。歩き始めんの気温は14℃でちょっと涼しいかなーってくらいでした。
登山口の脇からすでにお花が〜♪このプツプツした蕾は、ウツギっぽいな。
寝不足で重いカラダを引きずって、なだらかな整備されてる登山道をユルユルと登って行きました。登山道脇には、整備してくれた?横浜市の区の名前が書かれた標識?がいくつも立ってました。
いろんなヒトのレコで見かける鹿柵。2ヶ所あったけど、2つ目は開きっぱなしでした。
ブナのグリーンシャワーを浴びながら、ユルユルと登って行きました。新緑はやっぱり気持ちいいな~♪
プツプツした小さいお花を発見ー。フタリシズカかなぁ?
しばらくすると東屋が見えてきました。ここで休むヒトはあんまりいなそーだな…。東屋の先は沢になってて、そこが水場になってるみたいです。東屋から左に曲がるよーに進むとちょっと急坂に。九十九折に登って行きました…
基本的にずーっと樹林帯歩きで山頂付近も展望はないんだけど、富士山が見える場所がありました。雲が多めだったからハッキリとは見えなかったけど、でも、なんとなく見えると嬉しい。富士山のお隣の手前に見えるのは鳥ノ胸山かな?その隣の奥に見えるのはたぶん未踏の御正体山。
ふと上を見上げてみるとお花が咲いてました。これもウツギっぽいけど、オレンジの模様が入ってるみたいでした。
ずっと歩きやすい道だったのに、大きめの石がゴロゴロした急登が出てきました。“イヤだな~”って思って周りを見渡したら、左側に道ができてたのでそちらを通過。みんな同じことを考えるんだよね…
部分的に植生が変わって、スギだかヒノキだかになってるところがありました。どーして全て同じ傾向の木にしなかったんだろーか?ちなみに足元は根っこゾーン。
崩落している場所も…。足元が少し崩れやすいけど、気をつけて通れば問題ないレベルでした。
突然、こんな広場みたいな開けたところに出ました。特に何があるわけでもなく…
2度目の崩落地。トラロープ&ロープが張ってありました。トラロープは上に登らないよーにするためのものかな?ロープのところはちょっと滑りやすかったけど、ここも気をつけて歩けば全く問題ないレベルでした。
再び九十九折の道を登って行くと、分岐に出ました。
ホントは加入道山に寄るつもりだったけど、相変わらずカラダが重いのと、メインはシロヤシオだったのでスルーすることに。ということで、あっちはまた別の機会に歩くことにしました(笑)
とゆーことで、シロヤシオに会うために畦ヶ丸方面へ歩き始めました。ここからしばらくは大きなアップダウンがない快適な尾根歩き~♪
マムシグサ。ここ以外にも何ヶ所かで見かけました。
かわいいキノコの群生。
鮮やかなミツバツツジ。キレイだったけど、今回の目的はコレではなく…
何かの木の新芽。アセビから出てる気がしたんだけど…。赤くて光沢があってキレイだったから、気になってなんども写真撮っちゃいました。
プツプツ感がカワイイ、マイヅルソウ。
チゴユリ。まだ咲きかけかな?
それにしても、丹沢にこんなに気持ちのいい道があったなんて知らなかったなー。丹沢ってゆーと階段ばかりのイメージだった(苦笑)
さすが東海自然歩道って感じ。このアタリは完全にハイキングでした。アセビの木がいっぱい生えてて、お花の時期も良さそ~
すれ違ったヒトも数人で、鳥の囀りを聞きながら静かなお散歩ができました。すれ違ったヒト達はどこから来て、どこに行ったんだろ…?
テクテク歩いてるうちに水晶沢ノ頭に着きました。丹沢特有の大きなベンチは苔蒸してました。そこに育ってたキノコちゃん。
しばらく歩くと根っこが抜けて倒れてる木がたくさんあるゾーンに突入。このアタリはたまたま密集してたけど、この後も根こそぎ倒れてる木はたくさんありました。地盤が緩いのかな?
ずーっと緩いお散歩道かと思いきや、こんな階段も出て来ました。
そして、遂に、待望のシロヤシオに出会うことができました~♡
木々の隙間からどこかのお山が…檜洞丸かしら?
アミガサタケも見つけました~♪これはなかなかおいしいらしいです。
上を見上げるとシロヤシオがたっくさーん♪気付けばアチコチに咲いてました。
葉っぱのグリーンの中に散らばる白いお花がお日さまに透けてキレイ☆
このアタリのピークはちょっとだけ過ぎちゃってたみたいで、花びらが少し痛み始めてるのもありました。それでも、可憐でカワイイことにはかわりなかったです。
ミツバツツジとシロヤシオのコラボ。空が薄曇りで青空じゃないのがちょっとだけ残念…
バイカオウレンかと思ったけど、葉っぱの感じからするとシロカネソウっぽいかな?
こんな感じで崩落しているところが多何ヶ所かありました。登山道はキレイに整備されてて影響なかったけど。地盤がやわらかとゆーか、砂っぽいのかな?
ヨユーで歩いてるとこんな風にちょっと急なところが出てきたりします。このアタリもシロヤシオがたくさん咲き乱れてました。
バン木ノ頭は止まることなく通過。この後もシロヤシオがアチコチに咲いてました。ちょっと日が差してきて、めっちゃいー感じ♪もっとヨリで撮りたいけど、これがコンデジの限界(泣)
シロヤシオのカーテンだぁぁ!!って思ったら、枝がポッキリ折れちゃってました。明らかに自然に風とかで折れた感じではなさそう…
こんなにキレイなお花をたくさんつけているのに、この枝はも枯れてしまうんだなーと思ったら、なんだか切なくなりました。
左向きで。
右向きで。
シロヤシオに夢中になり過ぎて全然前に進みません(苦笑)。相変わらず、こんな気持ちのよい道が続いていました。
何かのタマゴ?!と思ったけど、生まれたてのギンリョウソウでした。
久々に苦手な階段が…。ここを登って行くとモロクボ沢ノ頭に着きました。ここは大界木山への分岐になっているので、一度、畦ヶ丸の山頂(の少し先)まで行って、ここまで戻ってくることになります。
シロヤシオに負けじとミツバツツジも咲いてました。でも、ちょっと痛んでるお花が多かったんだよなー
こんな痩せ尾根もあって、この先の急斜面はザレてて滑りやすいので鎖が垂れてました。登りは特に問題なかったけどね。
そして、またまたシロヤシオ。ホントにたくさん咲いてました。しかも、かなり花付きがよかった気がします。初めて見たから、例年がどのくらいかはわからないけど…
ちょっと急な斜面を登って行くと畦ヶ丸への分岐に到着。避難小屋はすぐでした。
外は薄曇りでちょっと肌寒かったので炭のニオイのする避難小屋の中でランチしました。そんなに広くはなかったけど、トイレもあって、比較的キレイな避難小屋でした。その後、苦手な階段を上って畦ヶ丸頂に到着~
特に山頂に興味はなかったし(笑)、山頂から善六ノタワの間がシロヤシオの群生地らしいということだったので、山頂を通り越して善六ノタワ方面に歩きました。
ちょっと青空が出てきていい感じ~♡
確かにたくさん咲いてたけど、特別このアタリに群生してるって感じでもなかったし、かなりたくさん見れて満足しちゃったのでテキトーなところで引き返すことに。
成長中のギンリョウソウも発見~。いつ見ても気持ち悪いのについつい撮っちゃう。
そうそう、シロヤシオは葉っぱのカタチもカワイかったー。丸っこい葉っぱが5枚、星型みたいについてました。フチがちょっと赤くなってるのもあったり。お花だけでなく、葉っぱも魅力的な木でした。
青空が出てきて、ミツバツツジがより鮮やかに見えてキレイでした。
モロクボ沢ノ頭まで戻って大界木山に向かいました。ちゃんと道はあったけど、さっきまでとは明らかに踏まれてる数が違うなって感じでした。階段に土のうが積まれてたりとか…整備途中ってことかな。
ミツバツチグリの群生を発見~
枯れた笹の間を通ったりしました。避難小屋と畦ヶ丸以外の登山道では、あんまりヒトに会わなかったけど、こっちはさらに人気がない感じ…
こんな痩せ尾根も出てきました。特に危ないところではなかったけど。
誰かのブログで確認済みだったけど、大界木山へはさっきまでのユルユル散歩道と違って、そこそこのアップダウンでした。登って…
ん?あれが大界木山かな?けっこう遠い…(汗)
下って…
また、登って…
何気にキツイ登りにヒーヒー言いながらもヤマクワガを発見。
大界木山に着きました。ひっそりとした山頂。
モロクボ沢ノ頭からココまではシロヤシオを一切見かけませんでした。きっと植生が違うんだよね。でも、このアタリはミツバツツジが満開!すごくキレイに咲いてました。
ここからはひたすら下るだけ。まずは浦安峠への分岐を見落とさないよにしないと…
ミツバツツジを逆光で。
純光で。どちらもキレイ♪やっぱりお日さまが出ていてこそってことだよね~
どこだろどこだろ?ってGPS見ながら歩いてたら、分岐の小さい標識を無事見つけました。
基本的に九十九折の樹林帯をひたすら下りて行きました。途中、間違えそうなところが1ヶ所あったけど、きちんとテープが貼ってあったので入って行くヒトはいないと思います。
最後の最後に少しだけ見晴らしのいいところがありました。地図を確認したところ、見えたお山は加入道山と大室山っぽいです。そして、気付けばなかなかいいお天気になってました…
キャンプ場がある林道に出て、駐車場まで砂利道をひたすらテクテク歩きました。朝の涼しさがウソみたいに暑かった~。でも、側を流れてる沢がむちゃくちゃキレイで気持ち良さそーでちょっとだけ沢歩きがしてみたいなって思いました。
林道の途中に“的様”ってゆーのがあって寄って見ると、川の中に的みたいなものが…。的を射る練習に使ったって書いてあったけど、ホントかな?
お仲間さんとおしゃべりしながら歩いてたら長い林道もあっとゆー間…ではなかったけど(笑)、無事に駐車場に到着。再び道志道を通って、渋滞に遭遇することもなく帰りました…
落ちてるお花も何気に多かったので、イチバンのピークは過ぎちゃってたみたいだけど、今年は花付きがよかったみたいなので、十分に目的のシロヤシオを堪能することができました。初めて見たシロヤシオは、ゴヨウツツジって別名があるようにとても清楚で可憐なお花でした。また、来年もどこかで見たいな~♪
丹沢は階段が多くて苦手だったけど、今回のルートはホントに気持ちのいい遊歩道的な部分が多くて、丹沢のイメージが変わりました。心配してたヒルにも出会わなかったし…。秋の紅葉の時期も良さそうな気がするので、またのんびりお散歩しに来たいと思います!