2016年4月23〜24日 会津駒ヶ岳(1泊2日・小屋泊・雪山)
1日目:滝沢登山口P〜駒の小屋〜会津駒ヶ岳頂〜中門岳頂〜会津駒ヶ岳頂〜駒の小屋(泊)
2日目:駒の小屋〜水場〜滝沢登山口P
すっかり春になって、レコもお花のレコとかが多くなってるにもかかわらず、“まだまだ雪と戯れたい~っ”という願望が押さえきれずに(笑)お仲間さん達と会津駒ヶ岳に行って来ました!小屋開け前の週だったんですが、ラッキー♪なことに臨時営業されるとのことだったので、のんびり小屋泊で行ってきました。
早朝、家を出て、東北道で向かいました。雲が多くてビミョーな感じのお天気。西那須野IC降りてからもかなりどんよりしてて、めっちゃテンション下がってたんだけど、長い長い下道を走ってるうちにだんだん晴れ間が見えてきました。小屋のブログで滝沢登山口の駐車場まで上がれるよーになったのを確認してたので、駒ヶ岳登山口から沢沿いの細い林道を走って行きました。到着時間が遅かったから停められるかちょっと心配だったけど、まだ数台空きがありました。
レコとかでよく見るこの階段からスタートです。
まずは、九十九折の夏道をユルユル登って行きました。ちょっと急な傾斜も部分的にあって、根っことか岩とかもあったけど、全体的には歩きやすい道でした。お天気良くなったのはヨカッタけど、暑い…
ところどころにお花とか…(フデリンドウかな?ピンボケ…汗)
カワイイ葉っぱとか…
オオカメノキの蕾とか…すっかり春なんだなぁーって感じでした。雪はいづこへ?
“頭上注意”の看板を見上げてみると、木が傾いてました。そー簡単には倒れそうになかったけど。むしろ力強く見えました(笑)
しばらく歩くとやっと残雪を発見!雪玉を作って、カラダを冷やすために持って歩くことにしました。
ところどころに雪がちょびっと残ってたけど、このアタリはまだまだ夏道でした。上空は風がありそーな音がしてたけど、樹林帯は風が入らなくて、気温がグングン上がって、めちゃくちゃ暑くて、大した急斜はないし、ザックも重くないのにツラかった…
このお花、なんだっけー?細い花びらが透けてキレイ♪
少しずつ周りのお山にも雪が増えて来ました。
山頂まで3.7kmの標識を過ぎてしばらくすると、雪ゾーンが出て来ました。
雪がないところは雪解け水がちょろちょろ流れてました。
だんだん雪が増えてきたけど、足元が怪しいところも増えて来ました。雪の下を水が流れてる音が…
登山道は沢みたいになってるところも増えて来ました。濡れたくないので避けながら歩いたけど、けっこうな水量だったから仕方なく水の中を歩いたところもありました。
そのうち沢はなくなって、全面雪になりました。青空に雪なんてテンション上がるけど、とにかく暑いっっ!
カッコイイ木を発見ーーー!ちょっとダンシングツリーみたい(笑)
いつの間にか夏道がどこだかさっぱりわからなくなって、トレースとピンクリボンを辿りながら木の間とかを歩いてました。
この樹林帯にもそろそろ飽きてきたな…と思ってたら、お山が見えて来ました~。越後駒ヶ岳かな?大戸沢岳かな?
このアタリには立ち枯れてる木もかなりありました。こーゆー木も雰囲気があっていい感じ。
至仏山の樹林帯と雰囲気が似てるなー、まだまだこの樹林帯続くのかなーなんて思いながらふと左を見ると…
環水平アークがっ!!かなり色が濃くて、めっちゃキレイでした♡山頂から見たら、遮るモノがなくてもっとよく見えたんだろーなー
ハロ(暈)と環水平アークのコラボ。こんな素敵なモノ見れちゃうなんてラッキー♪…と思いつつも、お天気が崩れる予兆なので、ちょっと複雑な気分でした。
写真を撮って歩き始めたけど、しばらくしてもまだアークが見えてることに気付いて再び撮影。筋っぽい雲とアークのコラボ。これもめっちゃキレイだった~
水場がどこなのかわからないまま歩いていると、左手に燧ヶ岳が見えて来ました。
右手には、どこかのピークが…。あれが大戸沢岳かな?中腹アタリで雪崩が起こって、すごい音がしてました。
ピンクテープとトレースに誘導されて、木々の間を青空に向かってほぼ直登して行きました。
気が付いたら、遠くにちょこんと日光白根山が見えるようになってました。遠目に見た感じではすでに雪はなさそう…
そして、燧ヶ岳と至仏山もよく見えるよーになってきました。雲とのコラボがなかなかキレイだったので、ちょっとズーム。
目の前には越後駒ヶ岳がハッキリ見えるよーになりました。
ずっと続くトレースの先の方には駒の小屋も見えてきました。
小鳥の囀りに励まされながら最後登りに取り付きました。日差しが強くて暑かったー
登りながら左を向くとこんな絶景が見えます~
振り返るとこんな感じ。
いい眺めでした~♪
小屋の直下がこのルートでイチバンの急斜面かも。ところどころ、ちょっとだけ急な部分もあったけど、アイゼンやストックは必要なかったです。小屋の裏からの眺め…越後駒ヶ岳方面かな?
明日のお天気が怪しかったから、小屋に要らない荷物をデポって、すぐに山頂に向かいました。ここもトレースがしっかり。
木々の向こうに標識がチラリと見えるとすぐに会津駒ヶ岳の山頂に到着しました。夏道がどーなってるかわかんないけど、雪の上を直登したらあっとゆー間でした。
山頂から中門岳の方を眺めると、なかなか良さげな稜線でした。“中門岳までは往復で2時間くらい”と小屋のご主人が言ってたので行ってみることにしました。
トレースはないって聞いてたけど、トレースがあったのでちょっと安心したのも束の間、トレースの主はすぐに引き返してて、ノートレースになりました。
こんないい眺めなのに歩かないのはもったいない~と、ためらうことなく歩き続けることに決定(笑)
雪庇ぽくなってるところに、ビミョーにクラックが入ってたので、この程度なら大丈夫と思いながらも慎重に歩きました。ルート取りは全く難しくなかったです。
このアタリからも連なる山々の向こうに燧ヶ岳と至仏山がよく見えました。燧ヶ岳、行ってみたいな~
気持ちのいい尾根をズンズン歩いて行きました。中門岳の山頂は一体どこ??って感じだったけど。
振り返るとこんな感じ。
ちょっと登ったり…
ちょっと下ったり…
細かいアップダウンを繰り返していると、ちょっと低くなったところに何か立ってる?!“あんな低いところが中門岳の山頂なワケないよね?池の標識だよね?”って近づいてみると…
中門岳の山頂標識でしたー。小屋のご主人がこの時期に出てたらラッキーだって言ってたけど、出てました!それにしても、何でこんなところに?
お仲間さんがGPSのピークはこの先の高いところだってゆーので、もう疲れて登りたくなかったけど、登ることにしました。登ったところには何もなく、雲もかなり出てきてあまり眺めも良くなかったので、記念撮影してサッサと戻ることにしました。
中門岳は越後駒ヶ岳より低くて、基本的に登り返す感じだったから、帰りはなかなか疲れました…
越後駒ヶ岳の山頂直下のこの登り返しにビビってたけど、無心で登ったら意外とあっとゆー間でした(笑)
戻る間に上空に雲はどんどん増えてきて、しまいに小屋のアタリもガスに包まれちゃって、夕日や夕焼けは全く期待出来ない状態になっちゃいました。
自分達の自炊タイムになるまで荷物の整理したり、お土産を物色したりして、待ちに待った夜ゴハン〜♪常連さんや小屋のご主人とお話できて楽しかったぁ。外はガスガスで星なんて見えるわけなく、朝焼けもビミョーだねって眠りにつきました…
夜中に暑くて何度も目が覚めました。日の出の時間に合わせて起きてみたけど、かなりの曇天…。再び山頂まで行く気も起きず、お天気の回復も見込めなそうだったので、朝ゴハンを食べてさっさと下山することにしました。
時間が早かったからか、お天気が悪かったからか、雪はけっこう締まってました。念のため、アイスマスターつけて下山開始。途中で青空が広がってきて、“うわー、やっちゃったかなー”と思ったりもしたけど、かなり下ってきちゃったので戻るわけにも行かず…。まあ、こんなこともあるよねーってことで。
行きに見つけられなかった水場を過ぎたあたりでアイスマスターを外しました。いや~、いいお天気(笑)
登りで撮り損ねたお花達…キブシ。
スミレ…種類は全くわかりません(笑)
このネコジャラシみたいなのは…なんだっけ?
キイロのお花…
とゆーことで、サクサクっと駐車場まで下山しました。林道の途中の沢は、雪解け水ですごく勢いがありました。思わず、車を停めて眺めてみたり。
桧枝岐村はちょーどサクラの時期だったらしく、たくさんのサクラが咲いてました~♪
青空にサクラがめっちゃキレイ。あんまり東京でのんびりサクラを愛でる時間なかったからなぁ…
お山にはもちろん、村の景色にも癒されました(笑)
会津駒ヶ岳、登りやすくてよいお山でした。アルプスみたいな派手さはないけど、こーゆーたおやかな感じのお山も大好きです。中門岳への稜線歩きもいい感じだったし。夕焼けも星空も朝焼けも全く見れなかったけど、ハロ(暈)と環水平アークのコラボが見れちゃったから大満足。そして、何より駒の小屋の居心地がすごーくヨカッタ♪リピーターさんがたくさんいる理由がわかった気がしました。今まで一度もお山でモノを買ったことなかったけど、初めてTシャツを購入しちゃいました…(笑)
来シーズンはもっと雪の多い時期にテント担いで登ってみたいな~と思います!