2015年12月29日 編笠山~西岳(日帰り・雪山)
富士見高原ゴルフ場P〜盃流し〜編笠山頂〜青年小屋〜西岳頂〜不動清水〜富士見高原ゴルフ場P
雪がないとの前情報と強風の天気予報にもかかわらず、お仲間さん達と編笠山に行って来ました!編笠山は1年半ぶり2回目だったけど、今回は雪山の予定だったので、西岳周回は時間的にちょっと無理かな〜と思ってたんだけど…
朝出発していつも通り中央道で向かいました。快晴なのに、八ヶ岳の上にはどんよりとした雲が立ち込めてました。ゴルフ場の駐車場にはほとんど車はなし。2~3台くらいだったかな?年末で帰省とかしてたり、強風予報で中止したヒトがいたのかもしれないです。出発した時の気温は−4℃。黒斑山の時と1℃しか違わないのに、イジョーに寒い気がしたのは、ウェアリングが違ったからでした。黒斑山で全然寒くなかったから、イケルと思って油断したのが間違いだったと後で気付くことになります…(涙)
とりあえず、林道を横切ってフカフカの落ち葉の道を進みました。このアタリでは全く雪の気配なし…
ユルユル歩いて盃流しへ。前回来た時は、お水流れてたっけなー?今回は、カラカラに渇いてました。
しばらくすると、お日さまがーっっ。お日さまが出てくれるだけでテンション上がっちゃいました(笑)。やっぱり、お天気がいいに越したことはないもんね。
と、目の前に鹿が!鹿はすぐに逃げることが多いけど、全然逃げなくて見つめ合っちゃいました。ちょっと移動した後も仔鹿と一緒にじーっとこっち見てて可愛かった〜♡
気がつくといつの間にか青空が広がってました。相変わらず、フカフカの道をユルユル歩いて行きました。
松ぼっくりがコロコロたくさん落ちてた。
展望のない展望台を通り過ぎて、白久保岩小屋へ。地面の一部が綺麗にならされてた…誰かがここでゴハンでも食べたかな?
その後もしばらくユルユルと歩いて行くと、ちょっとだけ雪が出てきました。でも、ホントにちょっとだけ…(苦笑)
モフモフのコケの上に積もった雪がなんかおいしそ~
本格的な登りが始まったけど、お仲間さんががペースを作ってくれてるから、全く疲れず、むしろ快調な感じ♪登って来た道を振り返ってみました。
まだまだ登りが続きます。このアタリがイチバン急だったかな?
徐々に標高が上がってきて、少し雪も増えてきました。
2回目に休憩したアタリでかなり寒くなってきました。木々に霧氷が付いてきてたし。これより上では、上着を脱いで中に着ることは難しいと判断して、ベースと中綿ジャケットの間にフリースを着ました。
風がゴーゴー上空で鳴っていて、樹林帯の中でもかなり風が入ってきて、めちゃくちゃ寒くなってきました。特に指がめちゃくちゃ寒くて。足もメリノのタイツに夏用パンツだけだったから、腿がめちゃくちゃ寒かったー(泣)。でも、おかげでこんなに綺麗な霧氷が~!!おまけにダイヤモンドダストみたいに降ってきてキラキラ☆
霧氷も増えてきたけど、少しずつ雪も増えて来ました。このアタリでフリースグローブだけでは限界な予感がしてきました。
雪は少なくても、霧氷だけで十分に綺麗~
岩場にさしかかったところはちょーど風がほとんどこなかったので最後の休憩をとりました。雪が増えてきてたし、指がかじかんだらアイスマスターがつけられなくなるのがわかってたから、ここで装着。これが大正解でした。オーバーグローブをしたけど、案の定、手はかじかむどころか感覚がなくなるくらいに痛くなりました。動いてもちっとも暖かくならなくなっちゃったし。この状態じゃ山頂まで行くのは無理かも…と思ったくらいでした。
樹林帯を出るとカラダがふらつくくらいのものすごい風でした。でも、完全に晴れてお日さまが出てたので、樹林帯よりも数倍暖かくて、風があたる顔だけはちょっと痛かったけど、“やったー!これなら山頂まで行けるな”って思いました。お日さまのチカラは偉大です~
エビの尻尾状態にならずに、何故かダマっぽい感じでコロコロに霧氷が付いてて不思議な感じでした。
気温が低くて風が強いのはキツイけど、霧氷はこんなに綺麗に見れるから悪いことばっかじゃありません(笑)
富士山や南アルプスを眺めながら、ゴロゴロの岩場を登って行きました。この程度の岩場はアスレチック感覚でめっちゃ楽しい〜♪
横を見ると富士山が…。こんな強風の日に登ってるヒトもいるのかなぁ。
そして、中央アルプス方面?富士見パノラマの白いラインがくっきり。南アルプスは雲の中だったので、お預け状態でした。
岩と岩の隙間に積もった雪の上に乗ると落ちる可能性があるのでちゃんと気をつけましたよ。
グイグイ岩場を登って行くと山頂が見えて来ました!
そして山頂に到着〜。強風にカラダは持ってかれるし、顔は痛過ぎて凍傷になるんじゃないかってめっちゃ心配だったけど、あまりに八ヶ岳の山々が綺麗で夢中で写真を撮りまくりました。気温は−9℃だったけど、風速は20m近かったかなー?
山頂にいる間に南アルプスがなんとか顔を出してくれました。
北アルプスもズームしたらなんとか撮れました。
時間的になんとか行けそーだったので、西岳を経由して下山することにしました。樹林帯に足を踏み入れたら、けっこう雪が積もってました。
斜面にさしかかるとギボシと権現岳が見えてきました。カッコイイ!
青年小屋への下りはなんと予想外のモッフモフ〜♡急斜面を滑るよーにガンガン下りました。
ギボシ~権現岳~三ツ頭~前三ツ頭が良く見えました。3月に権現岳に登った時には、ギボシには行けなかったから、今年は行きたいなぁ…
最後は、登りと同じよーなゴロゴロの岩場。でも、北側だからかけっこう雪がついてましたー
青年小屋のテン場で軽ーくランチ。風は来ないし、日差しは暖かいし、サイコーでした。すっかり青空になってくれて、ホントによかった〜。やっぱり雪山はこーでなくっちゃ(笑)
源治新道にもけっこう雪が積もってて、モフモフ状態♡わざと登山道外して、モフモフを楽しみながら歩きました。
ホントに美しかったです…
日の当たるところはちょっと溶けてツララ状態になってたりもして、これもまたいー感じ。
途中、権現岳が良く見えるポイントがありました。この角度もカッコイイです。
登って来た編笠山がよく見えるポイントもありました。お隣なのに権現岳と全く山容が違って、面白いです。
本日、始めてのエビの尻尾!
とろろこんぶすら美しかったです。
最後にちょっと岩っぽいところを登り返して西岳に到着〜。風はほとんどなくなって、穏やかな感じになってました。まだ、下りにもかなり時間がかかるので、権現岳を見納めして、下り始めました。
日当りがいいからか、すぐにドロドロゾーンになってきたので、アイスマスターを外しちゃったけど…
この後、まだ雪のゾーンが出てきたり…
かと思えば、カラカラの岩場だったり…
おまけに凍結ゾーンが下の方まであって、けっこうな急斜面だったりしたので、付けたままでもよかったかなーって感じでした。滑らないよーにかなり神経使っちゃった(汗)
ドライゾーンになってからも、まだまだ下りは長かったー。特にお楽しみもない下りなので、ひたすら下り続けました。かなり下りてきたなーと思った時には日が傾き始めていて、柔らかい日差しになってました…
不動清水の周りは凍りついてオブジェみたいになってました。
南アルプスの向こうに日が隠れた頃、駐車場に戻ってきました。下山した時の気温は−2℃でした。真っ暗になる前に下山できてよかったです。
全く雪がないと諦めて行ったけど予想外に雪があったし、曇りっぱなしかなーと思ってたけど、快晴になったし、綺麗な八ヶ岳の山々を眺めることができたし、霧氷達にも出会えたしで楽しかった〜♪
でも、今回は、反省だらけの山行でした。この間の黒斑山で、寒くなかったからと思って、装備をかなり省いたら、それが完全に失敗でした。まず、下半身。メリノタイツ(厚手)+夏用パンツだったんだけど、太腿が寒くて寒くて、感覚がなくなっちゃいました。皮膚は出てなかったけど、凍傷になるかも?って思ったくらい(苦笑)。ちゃんとオーバーパンツを持ち歩くべきでした。それから、グローブ。最初は−4℃対応フリースグローブのみ、その後、オーバーグローブしたけど、樹林帯で指がちぎれるかと思うくらいヤバかった。ちゃんとウールグローブ(厚手)を持ち歩くべきでした。最後に、バラクラバを持ってなかったこと。とにかく風が強かったので頬が痛過ぎて、凍傷になるかもーと思いました。上半身は、メリノベース(中厚)+ポーラテックアルファのインサレーションで途中で寒くなって、中にフリース(薄手)を着てちょーどよかったです。やっぱり冬山を舐めちゃいけないなーと思いました。とゆーか、風の強い日の冬の八ヶ岳を舐めちゃいけないな…と大反省です。
前回は西岳~編笠山の時計回り、今回は編笠山~西岳の反時計回りで歩いたけど、今回の編笠山に向かう方が登りが急な部分が少なかった気がする…。でも、前回、登った時はまだ全然体力がなかったからキツク感じただけだったのかも?いやいや、今回、下りがかなり急だと感じたから、やっぱり西岳に登る方が急な気がします。それと、編笠山に向かう途中にある標識の時間は全く目安になりません!前回も思ったけど、余程の健脚さんでないと無理な時間…誰のためにあるんだか(汗)