2015年1月24~25日 大菩薩峠(1泊2日・小屋泊・雪山)

f:id:yamajoshi:20150202133552j:plain

 

1日目:裂石ゲート前P~千石茶屋~上日川峠~福ちゃん荘~勝縁荘(泊)

2日目:勝縁荘~大菩薩峠~賽ノ河原~標高2000m地点~賽ノ河原~大菩薩峠~勝縁荘~福ちゃん荘~上日川峠~千石茶屋~大菩薩峠登山口BS

 

富士山に雪山訓練に行く予定が、あまりの積雪の多さに中止…。なんと佐藤小屋まで7時間とかかかるそうで。代わりに、来月、日帰りでサクッと行こうと目論んでいた大菩薩嶺にお仲間さん達と行ってきました~!

 

この時期は、甲斐大和駅から上日川峠行きのバスが運休になっているので、塩山駅からタクシーに乗って裂石ゲート前の駐車場まで行きました。駐車場から林道を少し歩いて登山道に入るところで、いきなり凍結ゾーンに出くわして、ツルツル滑りまくりっ(汗)。その後も、夏道になったかと思えばツルツルゾーンの繰り返しでかなり疲れました。そうでなくてもザックが重いのに(泣)。小屋泊と言えど冬山フル装備で、ザックが15kgもあったからチェーンスパイクを置いてきちゃったけど、やっぱり持ってくればよかった…とかなり後悔しました。

 

舗装路に出たアタリからツルツルゾーンはなくなって、雪道になってきました。水分が多めの雪だったので、歩きやすかったです。上日川峠のロッヂ長兵衛は、夏山の時期と違ってヒトが少なくてとても静かで、何だか別のところに来ちゃったみたいでした。ロッヂ前の低い木の枝に残った氷の塊が太陽に照らされてキラキラ宝石みたいに綺麗だったな~☆

 

f:id:yamajoshi:20150202133910j:plain

 

福ちゃん荘に着くころには、久々の重いザックとさっきまでのツルツルゾーンのおかげで足はパンパンでした。雪道はよく踏まれてたからあまり足は沈まなかったけど、それでも夏道に比べて不安定な足に久々の15kgザックの重さはかなり堪えました~

 

富士山を期待して富士見山荘の庭(?)に寄ってみると、昼過ぎだったから霞んじゃってたし、雲もちょっとかかってたけど、富士山が見れてちょっと癒されました~。たって、ここまで何の眺望もない退屈な樹林帯だったので…

 

f:id:yamajoshi:20150202134102j:plain

 

富士見山荘の庭で見つけた実…なんだろ?マユミの枯れたヤツ?

 

f:id:yamajoshi:20150202134140j:plain

 

勝縁荘に着いた後、ランチしてから大菩薩峠まで行くつもりだったのに、小屋のストーブの周りでまったりモードに突入〜。結局、そのままダラダラおしゃべりして、夕飯食べて…みたいな(笑) 。夜は少し雲が出てたけど、流れが早くて、時々星が見えたので、富士山山荘までお散歩しました。星空を撮ろーと頑張ったけど、下は雪だし、カメラを置く台が何もなくて、ちゃんと三脚持ってこないと全然撮れませんでした(泣)。

 

f:id:yamajoshi:20150202134238j:plain

 

ほとんどお酒を飲まずに寝たけど、ぬっくぬくの豆炭あんかのおかげ(?)で超熟睡〜♡何時間寝たんだろ?朝日に染まる富士山を眺めようと、5時に起きて大菩薩峠に向かいました。一応、練習のために、アイゼン装着してピッケルを持って。お仲間さんはヘルメットまで被って(笑)。

 

昨日の夜のお散歩もグローブなしで大丈夫なくらい暖かかったけど、今日も暖かくて、しかもとんでもない快晴!!それなのに、出発の時間が遅かったらしく、登っている間にどんどんどんどん明るくなって…。介山荘に着いた時には、すでに陽は登り始めちゃってました(涙)。とりあえず、最初に目に飛び込んできたのは南アルプスオールスターズ。まだ、薄っすら朝日に染まってて素敵でした~♡

 

f:id:yamajoshi:20150202134757j:plain

 

それから、朝日で桜色に染まる雪とグラデーションの空に浮かぶ富士山のコラボ。早く富士山の写真が撮りたいと思いながらも、この瞬間のこの色をカメラに収めたくてなかなか富士山を見るポジションまで辿り着けませんでした。

 

f:id:yamajoshi:20150202134855j:plain

 

富士山が見えるポジションに着いた時には、すでに朝日ではなかったです(涙)。あと、15分早く出てたらなーと思ったけど、アトノマツリでした。でも、雲ひとつないグラデーションの空に浮かぶ富士山、すごーく綺麗でした☆こんなにスッキリとした富士山を見たのは久しぶりだったかもしれません。

 

f:id:yamajoshi:20150202134937j:plain

 

そうそう、雪面の表面が、すごいケバケバになってました。ケバケバしてるおかげでキラキラして綺麗だったけど、どーしてこんなケバケバなんだろ?

 

f:id:yamajoshi:20150202135005j:plain

 

しばらく写真を撮りまくってから、アタシ達以外誰もいない静かな稜線を富士山や南アルプスを眺めながらブラブラ歩きました。最初は、『大菩薩なんて…』って渋々来た感じだったけど、こんな素敵な景色を独占できて、やっぱり来て良かったなーって思いました。

 

f:id:yamajoshi:20150202135049j:plain

 

たくさんのケルンがある賽ノ河原も雪に覆われていて、やっぱり別の場所に来たみたいな感じでした。前回、来た時には、開かずの扉になっていた避難小屋の扉、今回はちゃんと開きましたー(笑)。隙間風が寒そうだけど、ここで泊るのもありかも?!

 

f:id:yamajoshi:20150202135116j:plain

 

賽ノ河原を過ぎてからは霧氷が見れるようになりました。そこらじゅうにびっしりってわけではなかったけど、二重になっている?空洞っぽくなっている?珍しい状態のがありました。

 

f:id:yamajoshi:20150202135140j:plain

 

おきまりのエビの尻尾状態。

 

f:id:yamajoshi:20150202135215j:plain

 

本日のベスト・オブ・霧氷?!(笑)

 

f:id:yamajoshi:20150202135235j:plain

 

時間に制限があるから山頂まで行くか、雷岩まで行くか迷ったけど、山頂には行ったことあるし、ゆっくり写真も撮りたかったから、標高2000m地点まで行って折り返すことにしました。帰りに見た、青空に浮かぶ富士山もカッコよかったです!

 

f:id:yamajoshi:20150202135308j:plain

 

勝縁荘に戻ってランチしてからパッキングして、下山しました。昨日よりもかなり気温が高かったらしく、雪はぐずぐず。昨日のツルツルゾーンが怖くてアイゼンつけたまま下山したけど、ほとんど要らなかったな~って感じでした。

 

帰りはタクシーではなく、大菩薩峠登山口バス停まで歩いて、バスで塩山駅まで帰りました。ここのバスは300円ととっても良心的♡距離がそんなに長くないからかなぁ…。そこそこヒトはいましたが、満席になるほどではありませんでした。15:00のバスより16:43のバスの方が混むのかな~?

 

 いつも通り、下山している途中から甘いモノが食べたくて仕方なかったけど、塩山駅の周りにはコンビニがないので、諦めて大人しく家に帰りました。

 

あまりにも富士山を楽しみにしていたので、ガッカリ感は半端じゃなかったです。しかも、代わりが大菩薩嶺(山頂まで行ってないけど…)なんてギャップが大きすぎて…。でも、2日間通してお天気に恵まれて、久々に素敵な富士山に出会えたので、まあ、よかったかな(笑)

 

大菩薩嶺は、軽アイゼンかチェーンスパイクがあれば全く問題ないし、標高高いので眺めは最高だけど雪になっても全然難しくないコースなので、来シーズンこそ雪山経験のない友達を連れてきてあげたいと思います♪

 

先週、今週と消化不良的な山行が続いちゃったので、来週こそは…