2017年10月9日 吾妻小富士~一切経山~東吾妻山(日帰り?)
浄土平ビジターセンターP~吾妻小富士(お鉢巡り)~浄土平ビジターセンターP~酸ヶ平非避難小屋~一切経山頂~酸ヶ平避難小屋~酸ヶ平~鎌沼~東吾妻山頂~浄土平ビジターセンターP
前日に西吾妻山に登ってから浄土平ビジターセンターまで移動して車中泊して、お仲間さんと吾妻小富士、一切経山、東吾妻山にも登って来ました!といっても実はお山はオマケ的な感じで本当の目的はずっと見てみたいと思ってたアレでした。
5時前に起きて車の窓から外を見たら木がかなりユラユラしてて、強風とまではいかないけどけっこう風がありました。車のエンジンをかけなかったから気温はわからなかったけど、夜、浄土平に着いたときに3℃しかなかったから、上下ダウンを着たまま吾妻小富士への階段を登り始めました。ほんの15分くらいの登りだけど、壊れかけた丸太の階段的な感じで登りにくかったです。
途中で振り返ると一切経山が赤く染まりかけてました。
登りだからさすがに暑かったな…って思ったけど、階段を上りきって火口壁に着いても思ったより風はなくて、全く寒くなかったのでダウンを脱いでから山頂に向かってザレた斜面を登っていきました。
山頂直前はけっこう急だったなー。反時計回りだとここが下りになるからスニーカーだと滑るかもしれないです。スニーカーのヒトは時計回りに登ったほうがいいと思います。
イチバン高いところに着いたけど山頂標識はありませんでした。見下ろしたところの山肌が紅葉してるのがよく見えました。奥に浮かんでるのは蔵王連峰かな?
空の赤色がだんだん広がってきて、朝日が出てきましたー
一旦、顔を出したお日さまは勢いをつけてどんどん登ってきたので、火口壁をもう半周して戻ることにしました。
途中に奇岩ゾーンがあったんだけど、絶妙なバランスで積まれた石が…絶対に誰かの仕業だよね。朝日で赤く染まった岩と偶然にお月さまが写り込んでなかなかいい雰囲気。
でっかい火口と明るくなり始めた一切経山。
すぐ下は色とりどりの紅葉…あのアタリも歩けるのかな?
朝日でオレンジ色に染まるお山がキレイ…
歩いて来た道を振り返ると立ってるヒト達のシルエットがカッコよかったー
反射板がある高山。あそこから見下ろしたら紅葉が綺麗に見えそう。
この後に登る東吾妻山の上には雲が浮いてました。お天気崩れるかなってちょっと心配になった瞬間でした。
階段に戻る途中に影吾妻小富士ができてるのに気づきました。フツーに見るより、影で見る方が富士山に似てる気がします。
階段を降りる前に火口を改めて覗いて見ました。火口全体の写真を撮りたかったけど、どんなに引いても撮れず…
一度、駐車場に戻って朝ゴハンを食べてから、お天気が悪くなりませんよーにって祈りながらまずは一切経山に向かいました。湿原のススキと紅葉がいい感じ~♪
キレイに整備された道を登って行きました。右奥に見えるのは東吾妻山かな?
さっきまで登ってた吾妻小富士。
見晴しのいい湿原から樹林の中に入ってきました。
シラタマがたっくさーん。今まで見たシラタマの中でイチバン大きかったかも。見たことない大きさでした。
ちょっとだけ樹林帯を登るとすぐに開けて、一切経山が見えてきました。すぐ登れちゃうイメージだったけど、けっこう距離あるな…
周りは色とりどりの紅葉でなかなか前に進めませんでした。
紅葉を眺めながらゆるーい階段っぽい道を登って行きました。
高山の手前の黄葉がめっちゃキレイ。あそこがどのアタリなのか全くわからないけど…
真っ赤なナナカマド…
色づいたオオカメノキの実…
葉っぱも実も真っ赤に染まったナナカマド…
紅葉とススキのコラボがいい雰囲気。
青空といろんな色の紅葉…カラフル~♪
紅葉の中をユルユルと歩いて行きました。
振り返ると紅葉の向こうに吾妻小富士が見えました。
しばらく登って行くと木道になって、酸ヶ平に到着。分岐は右に進んで避難小屋に向かって歩いて行きました。一切経山頂まで行ったらまたこの分岐まで戻ってきます。
赤い草紅葉がキレイ~。チングルマかな?
避難小屋には寄らずに周りの紅葉を眺めながら大きな石がゴロゴロしてる斜面を登っていきました。
振り返るとまるで絵みたいな光景が…
どんどん登っていくと次第に草木はなくなりました。見晴しのいい道をゆるく登って行くと…
一切経山の山頂に着きました。“空気大感謝塔”って何だろ?山頂標識のところで写真を撮って、目的のアレを見るために広い山頂の端っこまで歩いて行くと…
わわー!めっちゃキレイ!!遂に念願の魔女の瞳とご対面です。向かいの斜面が水面に映って池のカタチがハート♡みたいに見えました。
ここから縦走路が続いています。前日に登った西吾妻山もあの稜線の先にあるはずなんだけどどこがどこだか全くわからず(汗)。荷物が担げるよになったら、ここを縦走してみたいなー。せっかく避難小屋もあるんだし。
ずっと眺めていたいくらい魔女の瞳は綺麗だったけど、渋滞が始まる前に帰りたいので下山することにしました。
下りる途中、吾妻小富士がよく見えました。近くで見るのも迫力あるけど、少し離れて見ても迫力あるなぁ。ホントに富士山の山頂部分を切り取ったみたい。
青空と雲と紅葉。途中で駐車場で隣の車の親子に会って、自然と一緒に下山することになりました。7歳くらいのオニイチャンが歩くのがすごく上手でイロイロ教えてくれました。かわいかったなぁ♡
避難小屋で休憩するっていう隣の車の家族とバイバイして酸ヶ平に戻ってきました。一面の赤い絨毯がやっぱりステキ~♪
分岐を鎌沼方面に歩いてきました。木道の脇にはなにやら白いロープグルグル巻きの塊がいくつも置いてありました。なんだろ?って思ってたんだけど…
湿原ならではの池塘もありました。
鎌沼沿いに木道を歩いていると東吾妻山が見えてきました。
鎌沼の分岐を姥ヶ原を経由して東吾妻山方面に進んで行きました。あまりヒトに会わなくなりました。
木道が終わって東吾妻山の登山口から登り始めました。予想通り、ドロドロ、湿った石、木の根っこの歩きにくい道でした。でも、前日の西吾妻山の登山道に比べたら全然マシでした。ほとんど変化のない道をひたすら登って行くと…
樹林帯が終わって森林限界に出ると風が強くなってました。振り返ると吾妻連山の上にたくさんの雲が出てました。
そして、最後の登り。このまま青空が見えててくれますよーにって祈りながら登って行きました。
そして、東吾妻山頂に到着~。雲がめっちゃ多くて曇りがちだったけどたまーに青空が見えて嬉しかった~♪
磐梯山はガッツリ雲の中…
鎌沼と一切経山はなんとか見えました。
風が冷たくて寒かったし、雲が多くて眺めも楽しめなかったので長居しないで下山しました。下山は同じ道をひたすら下るだけ。
登山口まで下りて、姥ヶ原の分岐を浄土平方面に歩いて行きました。ちょくちょくベンチが設置されてて、のんびり休憩してるヒトがたくさんいました。
姥ヶ原から下ってくる途中から眺めがよくなってきました。
紅葉と吾妻小富士…
少し下ってもう1枚…。青空だったらもっともっとキレイだったと思うけど、これでも十分キレイでした♡
少し樹林帯の中を歩いて下り終わりました。朝歩いた湿原の道から、朝撮った写真と同じような感じで写真を撮ったんだけど、日の当たり方で全く見え方が違いました。
最後に吾妻小富士を眺めてから浄土平の駐車場に戻りました。 駐車場の外はすごい渋滞になってました。どのくらい並ぶんだろ?
駐車場待ちの車のためにさっさと駐車場を出て磐梯吾妻スカイラインで黒磯ICに向かいました。スカイラインの紅葉はめちゃくちゃ綺麗だったけど、なかなかいいポイントで車を停めることができなくて残念でした。でも、走りながらでも綺麗な紅葉を眺められてラッキー♪でした。そうそう、途中で見えた真っ赤なお山はどこかなー?と思ったけど、安達太良山だったみたい。やっぱり安達太良山の紅葉はすごいんだなー。ヒトが多くなければ行きたいんだけどね。
帰りの東北道は予想以上に渋滞しました。3連休の最終日だったから仕方ないんだけど…。何度も高速を下りようか迷ったけど、そのまま頑張って高速で帰りました。
途中で雲が多くなってきちゃったのは残念だったけど、吾妻小富士から日の出が見れたし、魔女の瞳も紅葉も湿すごく原も綺麗だったから大満足です。どこに行こうか迷っての吾妻山だったけど、ここに来てよかったって思いました。次に来る時は、ここから西吾妻山への縦走かなぁ…
2017年10月8日 西大巓~西吾妻山(日帰り?)
グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅~西大巓~西吾妻小屋~西吾妻山i頂~天狗岩~梵天岩~天狗岩~西吾妻小屋~西大巓~グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅~デコ平~グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅
10月の3連休は、去年行けなかった八甲田山と岩木山にバスを使って行こうかな?って思ってたけど、お仲間さんのお休みがとれたので、車で行けるところ…とゆーことで、西吾妻山に行ってきました!毎年、スノーモンスターを見に行きたいと思ってるけど遠くてなかなか行けないので、とりあえず雪のない時期に登ってみました。
土曜の夜にお仲間さんを拾って東北道で猪苗代ICへ。仕事の後じゃなかったから運転中に眠くなることもなく、思ってたより呆気なく道の駅猪苗代に着いて車中泊…。朝起きた時はガッツリ曇っててたけど、グランデコに向かう間にどんどん雲はなくなってきて、グランデコの駐車場に着いた時には快晴でした。ここで車中泊も考えてたんだけど、ゴンドラの営業は7:30〜だし、標高が低い方が寒くないかな?と思って道の駅にしたんだけど、これが正解でした。グランデコの駐車場にはトイレがなくて、中のトイレはお店の営業が始まる7:00過ぎにならないと使えなかった…です。
7:30のゴンドラに乗ってゴンドラ山頂駅へ着くと目の前の木々が綺麗に黄葉してました。
ウキウキして黄葉のアーチをくぐって行きました。
青空に黄色い葉っぱがめちゃくちゃ映えます。
イロイロな色になってるオオカメノキ…
だだっ広いゲレンデ。ゲレンデ登るなんて面白くないって思ってたけど、めちゃくちゃ快晴だし、周りは紅葉してるし、気持ちよかったー♡
タイミング的にはちょーどよかった気がします。これは後で行く予定のデコ平も期待できるなって思ってたんだけど…
枯れ葉の中から真っ赤な実が飛び出てました。
ヤマハハコの群生はドライフラワーになりかけてました。下山する時には全部刈られちゃってたけど…
振り返ると磐梯山が見えました。猪苗代湖もちょっとだけ見えました。少し雲が出始めてたので、曇りそーだなとは思ってたんだけど…
ゲレンデの途中から登山道に入ると大きな石がゴロゴロ…
オレンジ色…ナナカマドかなぁ?
オオカメノキの実…
石ゴロゴロで湿ってるし、木の根っこはいっぱいだし、ところどころドロドロ&水溜りで歩きないことこの上ありませんでした。
真っ黄色のカエデ…
オオカメノキも黄色…
あんまり変化のない道…しかも、相変わらずドロドロ部分が多くて歩きにくくってなかなか進みませんでした。いつも以上に足元気にしてるからなんか妙に疲れました。
ゴゼンタチバナの実…
これは…ガクアジサイ?
何ともいえない色のキレイな葉っぱ…
ちょっとだけ急なところを登って…
しばらくして視界が開けてくると…
西吾妻山方面が見えてきました。登ってる途中でかなり曇ってきちゃったから、実はあんまり期待してなかったけど、まだ晴れててよかったーって感じでした。
西大巓で少し休憩することにしました。ガスがかかったりなくなったりしてたけど、晴れてたらかなり眺めが良さそうだったので、西吾妻山まで行かずにここでのんびりするのもありかもです。
西大巓からザレ場を少し下って、少しだけ湿原ぽいところを歩いて行きました。ガッツリとガスが出てきちゃって、周りが何も見えず…
西吾妻山に向かって再び登りになりました。ここも水浸しだったけど、土がなかった分、ドロドロ状態は免れました。
階段が池みたいになってるところも…
登りが終わると湿原になりました。木道の間を歩いて避難小屋に向かって、避難小屋の前の天狗岩との分岐を西吾妻山の山頂方面に向かいました。
山頂直下はまたしてもドロドロ…(汗)。そして、西吾妻山頂に到着〜。噂には聞いてたけど樹林帯の中にポツンと標識が立ってるだけなので、写真待ちしてるヒトがいなかったらスルーしてしまいそうなくらい地味でした。大菩薩嶺の山頂的な感じです。しかも狭くて写真するのも大変でした。長居するところじゃないので、さっさと写真だけ撮って天狗岩に向かいました。
一旦、下って木道を歩いてからの登り返しだったんだけど、登りになる直前が泥沼みたいになってて、お子さんやお年寄りが越えるのにめちゃくちゃ渋滞してました。こーゆー時、ストックがあると楽なんだけどね…
天狗岩はどこが天狗岩かわからなかったけど、蓼科山の山頂みたいに広くて石がゴロゴロしたところでした。休憩してるヒトもたくさんいました。
あまりにヒトが多過ぎたのでとりあえずスルーして、またドロドロと石ゴロの道を登って梵天岩に行きました。
かなりどんよりな空模様だったけど、梵天岩は晴れてたらめちゃくちゃ眺めの良さそうな場所でした。湿原の中に点在する池塘を見下ろせます。
振り返ると登って来た西吾妻山。
何となく人形岩まで行けちゃうかな?って思ってたから、湿原に下って木道を歩き始めたんだけど、ちゃんと計算したらゴンドラの最終にギリギリの時間になっちゃいそうだったので途中で引き返して、大きな岩がゴロゴロしてる梵天岩でランチすることにしました。
基本的に曇り空で風もあって、ちょっとだけ寒かったけど、ときおり切れるガスの隙間から池塘と遠くのお山たちがチラリと見えました。晴れてたらめっちゃいい眺めだと思います。
しばらくのんびりしてから、天狗岩に戻るとかなりヒトは少なくなってました。ヒトが多かったのは、天元台からリフトで来るヒト達が圧倒的に多くて、そのヒト達がここでランチしてたからみたいです。だだっ広いスペースの端っこには神社がありました。
神社の裏に回ってみたら、少し先まで進めるようになってて、そこからの展望がめちゃくちゃよかったです。色んなお山が見えました。ちょーど雲が少なくなってきたタイミングだったので、しばらく景色を堪能しました。左が朝日連峰、右が月山かなぁ…月山の右側に薄っすら鳥海山も。
蔵王連峰方面…
飯豊連峰がちょこっとだけ雲から出てました。今年も飯豊山に行けなかったな…。来年は少し重いものが担げるようになるといいなぁ。お花の時期か紅葉の時期に飯豊山に行きたい!
あんまりよく見えないけど、とりあえず全景。雲がなければイロイロなお山をみることができそうです。
西吾妻神社の脇から西吾妻山頂を巻く感じでぐるっと周回して避難小屋に戻る時に振り返ってみたら、神社が立ってるところが天狗っぽく見えました。どこに天狗岩があるんだろーって思ってたけど、コレのことなのかな?
避難小屋に戻る道は木道になってました。ドロドロじゃなくてよかった…
避難小屋からは登って来た道の完全ピストン。池塘が点在する湿原の中の木道を歩いて戻りました。
水浸しの階段を下りて行くと西大巓が見えてきました。
赤く色付く葉っぱ…日差しを受けてキラキラしてました。
西大巓への登り返しがちょっとイヤだな…って思ってたけど、最後だけが少し急なだけで、あとはゆるゆるな登りでした。
お日さまが出て来ると草紅葉がキラキラ輝いてキレイでした。
真っ赤になった葉っぱ達…
西大巓までもーちょっと…
なかなかステキな景色なので何度も何度も振り返っちゃいました。青空も出てきてくれたから、朝よりもスッキリ見えたかもです。小屋や湿原もよく見たらしっかり見えてました。
西大巓に着くと雲に包まれた磐梯山が見えました。 でも、今にも雲に覆われちゃいそうでした。北側は晴れてるのに南側はどんどん雲が増え続けてる…
黄色が多いので赤を見るとついつい撮っちゃいます(笑)
相変わらず湿った石、木の根っこ、ドロドロ&水溜りのめちゃくちゃ歩きにくい道をとにかく無心に下りてきました。歩きにく過ぎて全くスピードは上がらなかったけど、とりあえず転んだりすることなくゲレンデまで下りてきました。ゲレンデにはヤマハハコしか咲いてないと思ってたけど、黄色のお花を見つけました~。朝は紅葉に夢中で下をあんまり見てなくて気がつかなかった…
こんなお花も…
キイロノアーチをくぐってゴンドラ山頂駅に戻ります。
ゴンドラ山頂駅の前も紅葉がキレイだったんだけど、何とかデコ平まで行ってこれそうだったので遊歩道をデコ平に向かいます。でも、デコ平に向かう道の紅葉がすでにキレイ過ぎてなかなか進めず…
もう終盤のアザミ…
これはヨツバヒヨドリの綿毛…かな?
ちょっと青空も見えてきました。オレンジと黄色が映えるなぁ…
傾きかけてきた日差しもいい感じです♪
カエデもキレイに色付いてました。オレンジから赤くなりかかってる途中かな~?
こんな感じの紅葉の道を歩いて行きました。午前中は晴れててかなりよかったんじゃないかなー。曇ってきちゃったのが残念過ぎる…
さらに進んで行くとさらにキレイになってきました。
まだカエデも緑の葉っぱが残ってたので、来週くらいがピークになるのかな?これでも十分にキレイだなーと思ったけどね。
先週の沼ッ原の近くでも見たヤマウルシ…かな?相変わらずキレイな放射状に広がってました。
デコ平に近付いてくると木道になりました。
デコ平に入ると一面の紅葉が迎えてくれました。
草紅葉の中に延びる木道。水浸しになってた部分があって、めっちゃ滑りました!とゆーか、早足で歩いてたら滑って転んでビショビショ(笑)
一面の草紅葉…
キレイだなぁ…
デコ平は一周できるようになってるけど、木道は途中で終わり。
“雪の重みで360度回転した木”まで戻ってきて、来た道を戻りました。来る時はちょっと下りだったので帰りはちょっと登り…。時間ギリギリなのでかなり急ぎ足で歩きました。乗り遅れたらどーなるんだろ?
かなり急いで歩いたら最終のゴンドラには余裕で間に合いました。オナカがめっちゃ空いてたのでさっさと駐車場を後にしました。磐梯吾妻レイクラインを走ってると小野川湖越しに綺麗な夕陽が木々の間から見えてきて、どこかで車を止めたいなーと思ってたらちょうどいいところに駐車場がありました。タイミングもちょーどよくて、今にも日が沈むってところでした。夕陽が湖に映ってすごーく綺麗でした。手前にお山があるけど、ブルームの月の階段を思い出しちゃいました。
日が沈んでからも湖面に映る夕焼けが綺麗でした。ちょーどいいところに船が一隻浮かんでたんだけど、あまりにも絵になり過ぎてて“ヤラセかな?!”って思っちゃいました。カメラマンさんが数人いたので…
予想もしてなかった夕焼けショーを堪能して、夜ゴハンを食べに“山の駅”に行きました。トマトラーメンが有名らしいんだけど、オナカが空き過ぎてついカツ重を頼んだんだけど…。カツ重自体のボリュームが凄くて、サラダもついてて、味噌汁にかき揚げも入れてくれて、ものすごい量でした。でも、カツの衣が肉と同じくらいに分厚くて(カサ増し?)、結局、衣は全部外して食べました(苦笑)。やっぱり、トマトラーメンにしておけばよかった…
夜ゴハンの後はコンビニで買出ししてから浄土平ビジターセンターの駐車場に移動しました。磐梯スカイラインは真っ暗だったけど、車のライトでも紅葉してるのがわかりました。標高が上がるに連れて気温が下がってきたな…って思ってたら、浄土平に着いた時には3℃しかなかったです。ダウン上下着ても寝れるかなーって心配だったけど、2人で寝るとやっぱり車内も暖かいらしくて全然寒くなく、グッスリ寝れました。
今度はずっと見たいと思ってるスノーモンスターに会いに来たいけど、晴れた日の紅葉のデコ平にも来てみたいな~。デコ平だけなら早稲沢登山口から布滝を経由してピストンにしてみたいと思います!
2017年10月1日 白笹山〜南月山(日帰り?)
沼ッ原湿原P〜白笹山頂〜南月山頂〜日の出平〜牛ヶ首〜姥ヶ平〜ひょうたん池〜沼ッ原湿原P
一昨年くらいから紅葉の時期に絶対に行って見たい!と思ってた南月山に前日の男体山から約100km移動してソロで登ってきました!といっても南月山はオマケで本命は別…。まだ紅葉のピークにはちょっと早いかな?って思ってたけど、レコでみる限りかなり色付いてきてそうだったし、ピーク時の大混雑はやっぱり苦手なので行ってみちゃうことにしました。
5時にアラームで目が覚めました。たっぷり寝たからかなりスッキリしてたけど、寒くてシュラフからなかなか出れず…。しばらくシュラフの中でウダウダしてたけど、周りのヒト達がポツポツ出発し始めたので準備して出発することにしました。かなり駐車場が混むと思ってたけど、6時前ではまだ空きがありました。夜中には雨風がすごかったけど、キレイな朝焼けの中、歩き始めました。
キク科のお花…最近、こればっかり(苦笑)。そのうち頑張って覚えます。
ウツボグサ…
樹林帯の中を歩き始めたら風がないからすぐに暑くなってきました。けっこうな台数の車が停まってたのにヒトが少ないのは、みんな南月山を経由せずに姥ヶ平をダイレクトに目指しちゃうからかな?予想以上にヒトがいなくて、熊鈴を忘れたことをちょっと後悔しました。
少し登って行くと赤い葉っぱが出てきました。西側の斜面でまだ日が当たらないから暗いけど…
白笹山まで1.5kmの標識を過ぎました。ちょっと開けたところから遠くのお山たちが見えました。方向的には会津駒ヶ岳とかそっちの方だと思うんだけど不明…。手前のお山が色付いてたので、ちょっと期待しながらゆっくりと登って行きました。
オオカメノキの実…
九十九折に登って行くと1kmの標識を過ぎました。500m刻みの標識って必要かな?って思ったけど、ハイキングに来るヒトにはあった方が励みになっていいのかなー?
モミジハグマみっけ。
ところどころ部分的に急なところはあったけど、基本的には登りやすい緩い道でした。
真っ赤なモミジ…。日が当たってたらかなりキレイに違いないです。
笹が登山道に覆いかぶさりそうになってるところもありました。
あと0.5kmの標識を過ぎるとちょっと急な登りになりました。振り返ってみると沼ッ原の調整池が真っ青でキレイでした。そして、お山の影が…白笹山かなー?
色付いた木々の中をゆっくりゆっくり登って行きました。今日はそんなに長く歩かないから時間かからないし、余裕でお昼までに駐車場に戻れるしって思ってゆっくり歩いてたんだけど…
わー!やっとお日さまが見えてきそう。
虫食いだらけの葉っぱが何だか芸術的…。どーしてこの木だけこんなに虫に食べられちゃってるんだろ?
まだまだ急な登りは続きました。でも、登るにつれて紅葉もどんどん綺麗になってきました。
振り向いてみると向かいのお山?丘?がいい感じに色付いてました。あそこはどこかな??
そして、しばらく登ると白笹山頂に着きました。登山道の途中で全然ピーク感がなくて“ここが山頂なの?”って感じでした。
何もない白笹山は通過して歩き続けると向かう先にお山が見えてきました。あれが南月山かな?
笹原の中をゆるゆると歩いて行きました。いつもならこれだけ歩いてるとかなりヒトに抜かされるんだけど今日は2~3人にしか抜かれてなくて、ホントに歩いてるヒトが少ないんだなーって感じでした。
しばらくすると右手が開けて、街の方が見渡せるようになりました。今日もめっちゃいい天気でよかったー♪
笹原の向こうに茶臼岳が見えてきました。南月山は左?右?
ちょっと樹林帯に入ったりしたけど…
こんな感じの笹原の道が続きました。気持ちよかったなー
遠くのお山もよく見えました。どこのお山か全くわからないけど…
迫力のある木とオレンジの葉っぱ…
紅葉と笹のミックスした道もなかなかよかったです。お天気がいいだけでなんでも素敵に見えちゃったりします(笑)
南月山頂の手前で見つけたマツムシソウ…カワイイ♡
白笹山からは特に急な登りはないまま南月山の山頂に着きました。ベンチはあるし、広くて開けてるので休憩してるヒトも何人かいました。自分もここで茶臼岳と紅葉を眺めながらちょっと休憩しました。さっきまで全然ヒトがいないって思ってたけど、しばらく座ってる間にポツポツと登ってくるヒトがいました。もう登りはここまでで、あとは景色を紅葉を眺めながらのゆるゆるの稜線歩きと下りだけ~♪
日の出平から続く山肌が紅葉してるのが見えました。あそこはミネザクラの群生地らしいので今度歩いてみたいなー
沼ッ原方面。調整池がさらに青く見えるようになりました。木々の色のせいかしら?それにしてもホントに快晴~。かなり遠くのお山まで見えてる気がする。
茶臼岳の山肌も紅葉が始まってました。思ってたよりもかなり紅葉してました。
日の出平から続く山肌のアップ。オレンジ色がキレイ。
牛ヶ首に向かう道はめっちゃ紅葉してました。道は平坦なのに写真撮ってばっかりいるからなかなか進まず…
オレンジ色のモミジ…
真っ赤なモミジ…
真っ赤な実…
赤い葉っぱに囲まれた赤い実…
日の出平を過ぎると姥ヶ平が見落ろせるようになりました。姥ヶ平は色とりどりのパッチワークでめちゃくちゃレイでした。少し早かったかなー?って思いながら来てみたけど、ちょーどよかったかも?
茶臼岳がだんだん近付いてきました。ロープウェイ山頂駅からの道と峰の茶屋に向かう道がクッキリと見えました。そこまで標高は2000mもないお山だけど、やっぱり火山は迫力あるなぁ…
牛ヶ首に近づくにつれて、ヒトがかなり増えてきました。ロープウェイで登ってきて、姥ヶ原を眺めるためにこのあたりまで足を延ばすヒトがけっこういるみたい。ここまでならスニーカーでこれそうだし、いいかもねって思うけど、たぶん峠の茶屋駐車場は大変なことになってたはず…。それにしても姥ヶ平キレイー♪
姥ヶ平ばっかりに気をとられてたけど、ふと足元を見るとトリカブトが咲いてました。
イチバン眺めがよさそうなところからの姥ヶ平のアップ。めちゃくちゃキレイだったからちゃんと鮮やかな色を再現したいーって思って露出調整してみたけど、上手くいかず…。もっとちゃんとカメラの使い方勉強しないと(汗)
牛ヶ首に着くとヒトがいっぱいでした。みんな姥ヶ平ばっかり見てたけど、振り向いた右手の山肌も紅葉しててキレイでした。煙がモクモク…
ロープウェイ山頂駅からたくさんのヒトが歩いてきてるのが見えました。スニーカーでちょっと歩くだけでこんな絶景が見れるんだから、混むわけだよね。
ヒトが多い牛ヶ首はサッサと後にして姥ヶ坂に向かう分岐から茶臼山から煙が勢いよくシューシュー噴き出してるのが見えました。すごいわーーー。去年来たときに上から見て、近くに行ってみたいーって思ってたけど、あんまり近くまでは行けませんでした。
ここから姥ヶ平までが全然進めませんでした。登りのヒトとのすれ違い渋滞と綺麗な紅葉で足が止まりまくりでした。
どこ見ても紅葉してる…
姥ヶ平がだんだん近付いてきました。うわわー、なにこれ!めっちゃキレイなんですけど!
もちろん、歩く道も紅葉だらけ…
紅葉の海って感じ。赤やオレンジや黄色が一面に広がってました。
シラタマノキ…
黄色やオレンジの葉っぱに日が当たってキラキラ輝いてました。
けっこう下ってきたなーと思って振り向いてみると、紅葉に浮かぶ茶臼岳が見えました。
何の葉っぱかなー?小さい実がついてました。
こんなキレイな紅葉の中を歩けるなんて思っても見なかった…
さらに下ってきたので開けたところで振り返ってみると、この景色…はぁぁ♡
下りが終わって平坦な道を歩いて行くと…
姥ヶ平に到着!そして、めちゃくちゃキレイーーー♡もしかして、今がピークなのか?って思っちゃうほど鮮やかな紅葉でした。ずっとこの景色が見たかったんだよね~
イタドリ…かな?
暖色系のグラデーションがいい感じ♪
めちゃくちゃキレイな紅葉が見れて大満足~♡ヒトで溢れかえってるかと思ったけど、意外と少なかったです。かなり広いスペースだったから空いてるように感じたのかな?名残り惜しかったけど、予定よりもだいぶ時間かかっちゃってたのでもう1つの見たかった場所へ向かいました。
リンドウ…
いよいよお待ちかねのアノ場所へ…
そして、じゃーーーん!!!もう1つ見たかった場所…ひょうたん池に映る逆さ茶臼岳。快晴、ほぼ無風、紅葉のサイコーのコンディション。ただ、かなり狭いスペースなのに後ろからグイグイ押してくるヒトがいて池に落ちるかと思ったよー(汗)
あとは駐車場に向かってひたすら歩くだけ…って思ってたけど、途中の紅葉もキレイ過ぎて足が止まる止まる(笑)
紅葉のトンネルに吸い込まれてく感じ…
赤い実…何の実?
キラキラ眩しすぎでしょ。
少しずつ植生は変化しながらも、まだまだ紅葉の道は続きました。
やっぱり青空と紅葉の組み合わせがサイコー♪
姥ヶ原下を過ぎると少しだけ登りがありました。
緑、黄色、オレンジ…茶色?
登りが終わって振り返ってみると再び茶臼岳が見えました。これで見納めです。
まだまだまだ続く紅葉の道…
逆光加減が好きー♡
薄い黄色の葉っぱ…透け感がステキ。
だんだん紅葉が少なくなって、石がゴロゴロしてる道になりました。
紅葉するまでもうちょっと…
放射状に広がる葉っぱがお気に入り!
綺麗に色づいてました。
葉っぱが降ってきそう…
いつの間にか笹原ゾーンに入って、急な下りがありました。新設にロープがあったけど、地面が乾いてたのでなくても大丈夫でした。
ほとんど紅葉は見かけなくなって、グリーンゾーン。駐車場までは平坦なのでサクサク歩いて戻りました。
予定よりも1時間以上も遅れて駐車場に戻ってきました。紅葉が綺麗過ぎたから仕方ないよねー。帰りは下道で帰ってみました。さすがに那須からだとちょっと遠いなーって思ったので、このアタリが下道では限界かな。
それにしても、姥ヶ原の紅葉も周りの紅葉もめちゃくちゃ綺麗でした!お天気もサイコーだったし。すでに今年の紅葉登山のイチバンなんじゃないかな?って感じです。同じお山にはあんまり登らないんだけど、ここにはまた来たいなーって思いました。急な登りも難しい場所も全くないので、姥ヶ原が目的ならロープウェイは使わずに沼ッ原からの周回が絶対にオススメです!
まだまだ紅葉登山は続く…
2017年9月30日 男体山(日帰り?)
二荒山中宮P~一合目~(二合目~九合目)~男体山頂~(九合目~二合目)~一合目~二荒山中宮P
土日両日とも晴れ予報でどこに行こうかかなり迷ったけど、北アルプスはめちゃくちゃ混みそうだし、剱岳でかなり満足しちゃってたし、アルプスの行きやすいお山はけっこう行っちゃってるし…。せっかくだから新しいお山を歩こうと思って男体山にソロで行って来ました!男体山は標高差がけっこうあって、なかなかの急登って聞いていたので、登るならシラネアオイか紅葉の時期って思ってました。紅葉にはまだちょっと早そうだったけど、行ってみることにしました。
駐車場があまり広くないらしいので、帰宅後にちゃちゃっと準備して東北道で日光へ向かいました。ネットで確認した通りに二荒山神社の鳥居をくぐって、第一駐車場に停めました。先客さんは3台くらいだったかな?かなり眠かったのですぐに寝ました。6:00に開門だけど、急いでなかったから6:00にアラームで起きたけど、まだ駐車場は数台分空いてました。でも、トイレに行って帰ってきたら満車になってました。ちなみに、第二駐車場が前は駐車場と言われてたところで自分が停めた第一駐車場が臨時駐車場だったみたいで、第二駐車場の方が広そうな感じでした。
晴れ予報のはずだったけど、空には雲がたくさん出てました。山頂で晴れ間が出ますよーにって念じながら、とりあえず出発~
まずは入口?で500円の入山料を払って記帳して、注意事項を聞いてお守りをもらってから鳥居と登拝門をくぐって歩き始めました。
門をくぐるといきなりの階段…。しかも、コンクリートの階段の後に木の階段も出てきました(汗)
階段を登り終わると一合目に着きました。また鳥居をくぐってここから本格的な登山道になりました。
土が湿ってて滑りやすいところがあったり、木の根っこがでてたりと、登りにくい部分もあったけど、踏み跡がいくつかついていたので登りやすそうなところを選んで登れば問題なかったです。そこそこの斜度だったけど、自分の歩幅で歩いて行けるし、そこまで急だとは感じませんでした。
二合目は見落としたらしく、気づいたら三合目に着いてました。三合目から四合目は九十九折の舗装路歩き。平坦に近いゆる~い登りだったので楽々歩いて行けました。
小さいマリモみたいなのがいっぱいついてる~(笑)。お花もちょこちょこ咲いてたけど、まだ薄暗かったので下山時に撮ることにしました。
フジアザミ…かなぁ?
舗装路の途中で四合目。またしても鳥居をくぐって再び登山道に入って行きました。林道を歩いているうちに晴れ間も出てきたので、鳥居の脇の展望地っぽいところから中禅寺湖をチラ見してから登り始めました。
最初は木の階段っぽくなってるところを登って行きました。そんなに急ではなかったです。
少し登ると早くも紅葉発見~♪周りがまだ緑なのに、ここだけ真っ赤でめちゃめちゃ目立ってました。
少し進むと薄くオレンジになったところもありました。朝日でキラキラ輝いて綺麗でした。
ちょっと大きな石がゴロゴロしてるところも出てきました。九十九折になってるので、まだまだそんなに急なところはなかったです。
2本の立ち枯れた木に絡みつくような紅葉…。上はカエデで下はシロヤシオかな?
シロヤシオの葉っぱがキレイなグラデーションになってるー
五合目には小さい避難小屋がありました。なんか五合目までが思ったより時間がかからなかったから、山頂までもあっとゆー間に着いちゃうかな?なんて思ってたけど、時間がかかるのはここからでした。
シロヤシオってお花もカワイイけど、葉っぱの形もカワイイんだよねー
中禅寺湖が見えるようになるとだんだん斜度が急になってきて、岩がゴロゴロしてきました。
六合目を過ぎると根っこゾーンに突入しました。根っこの岩のミックスでなかなか歩きにくい道でした。このアタリは針葉樹なのか紅葉らしきものは全く見かけませんでした。
樹林帯を抜けると黄葉した木々が出てきて、岩ゴロゴロゾーンになりました。
振り返ると黄葉に囲まれた精進湖が見えました。また雲が出てきちゃったのであんまり青く見えなくて残念…
岩ゴロゴロな急斜面を登って行くと七合目の避難小屋が見えてきました。
避難小屋の前で休憩してるとまたちょっと青空が見えてきました。やっぱり晴れてた方が黄葉もキレイだなぁ…
ところどころで立ち止まりながら、少しでも楽に登れそうなルートを探しながら登って行きました。
また鳥居…何個目だろ?
黄葉の中に八合目の避難小屋が見えてきました。
八合目には“瀧尾神社”って書いてあったけどこの小さな祠のことかな?祠の隣には古い大きな鎖が垂れてて“キケン×”って書いてあったから、昔はこっちから登ってたのかも。
わー!またシロヤシオ見っけ!
その後しばらくすると岩ゴロゴロは終わって少し緩やかな登りになりました。
今度はナナカマドの紅葉~♪ちょっと葉っぱが傷み気味?!
こっちは真っ赤なナナカマド。ズームしても全然大きく写せない…(汗)。こんなにナナカマドって大きくなるんだっけ?
ヒトがたくさん歩くから道が荒れるのか土嚢がたくさん並べてありました。ちょっと見た目が…
赤、黄色、緑…青空とのコラボ。緑が広葉樹だとサイコーな組み合わせだったんだけど。
とうとう九合目まで来ました!紅葉に彩られた丸太の階段を登って行きました。段差がちょっと大きくて歩きにくかった…
樹林帯を抜けてまだまだ丸太の階段を登っていきます。しばらく階段を登って、休憩がてら振り返ってみると中禅寺湖が綺麗に見えました。もーちょっと上に行けば、湖全体を見渡せそうでした。
弥陀ヶ原の砂礫地は足をとられてビミョーに歩きにくかったけど、雪の上を歩くイメージで歩けばそんなに滑らないじゃーんって思ってたけど…
左手には日光白根山…かな?半分くらい隠れちゃってるけど、茶色くなった戦場ヶ原も見えました。
中禅寺湖がかなりよく見えるよになりました。雲が多いな…
鳥居を2回くぐって二荒山神社奥宮に着きました~♪
山頂付近には思ったよりはたくさんのヒトがいたけど、前週の谷川岳に比べれば全然少なかったです。風がちょっと強かったけど、休憩できないほど寒いって感じではなく、ソフトシェルで十分だったかな。中にはダウン着てるヒトもいたけど…
楽しみにしてたピカピカの大剱…めっちゃカッコイイ!これを見て、黒戸尾根にリベンジしたいなぁと思っちゃいました。
太郎山方面はところどころ黄葉しててキレイでした。雲もいい感じのアクセントになってました。この景色を眺めながらゆっくりランチしました。時間はたっぷりあったし…
とても凛々しい二荒山大神。
見晴しがよさそうでヒトも少なそうだったので、山頂からちょっと下ったところにある太郎山神社に向かってみました。
ポツンと立ってる太郎山神社。誰もいませんでした。風がなければここで休憩するのがよさそーです。
神社裏からの眺めがなかなかよかったです。まだらだけど黄葉がキレイ~
神社の脇にある岩場には入れないようにロープが張ってありました。たぶん、この先は破線ルートになってるところだと思うんだけど…。ギリギリ行けるところまで行ってみると手前の紅葉したお山の向こうに日光白根山や燧ヶ岳が見えました。
時間はたっぷりあったけど、雲がかなり多くなってきたので下山することにしました。登りの時は全然滑らなーいなんて思ってた砂礫地が下りは滑る滑る…転んでるヒト続出(笑)。ズルズル滑りながら中禅寺湖に向かってグングン下りて行きました。
全く急いでなかったので、紅葉の写真を撮りながらのんびり下山しました。朝は曇っててキレイに見えなかった紅葉も日が当たってめちゃくちゃ鮮やかになってました。
黄色い葉っぱがキラキラ~☆青空とのコントラストがいい!
登ってた時と同じ景色のはずなのに、ぜんぜん違って見えるなぁ。ってゆーか、こんなに晴れるならもーちょっと山頂にいればよかった…
中禅寺湖も登りの時も青く見える気がしました。
キレイ過ぎてなかなか足が進みません…
イタドリ…かな?
岩ゴロゴロも根っこだらけも無事に通り過ぎて平和な下りになりました。ここからお楽しみの紅葉が始まります。
真っ赤なシロヤシオ…
シロヤシオの隙間からチラ見えする中禅寺湖。登りの時は薄暗くてこんな風には見えなかったよー
紅葉の間からのお日さま。ちゃんと出てくれてありがとー♡
オレンジの葉っぱの透け感がたまらーん♪
紅葉に縁取られた中禅寺湖がキラキラ…
今日、イチバンすごかったのは間違いなくこのシロヤシオ!下から上に向かってグラデーションに綺麗に色づいてました。
反対側からも…。鮮やか過ぎて眩しいわ。露出調整すればよかったんだけど、コーフンし過ぎてすっかり忘れてました(笑)
全然葉っぱが傷まないままキレイに色付いたんだなぁ…
紅葉した葉っぱが降ってくるみたい~♪
朝はスタスタ歩いた林道もゆっくり歩いてお花探し。ナギナタコウジュ…
カニコウモリの綿毛…かな?
キク科のお花っぽいけど…
ノコンギク…かな?
つまらないと思ってた林道もお日さまが差し込むだけでキラキラ素敵な道に思えました。
薄暗かった樹林帯を一気に下って、階段も一気に下って、登拝門の手前で土を持ち帰らないように靴を洗って下山しました。
無事に下山させていただいてありがとうございました、の気持ちを込めて一礼してから鳥居をくぐりました。そうそう、男体山は登山ではなく、登拝になるらしいです。
境内から出て男体山を眺めてみたら、朝は暗くて見えなかったけど、ところどころ黄葉してるのがよく見えました。全体的に黄色くなるのは1~2週間後かな?
牛さん、ただいま~♪
駐車場で着替えてから、翌日、南月山に登るために那須の沼ッ原駐車場に下道で向かいました。
ずっと行ってみたいと思いながらもなかなか行く機会がなかった男体山。なかなかの標高差となかなかの斜度でぼちぼちキツイお山だったのかもしれないけど、前週に西黒尾根を登ってたからかそんなにキツイとは感じませんでした。そういう意味ではいいタイミングだったのかも♪ちょっと紅葉には早かったかもしれないけど、山頂からの眺めもすごくいいし、百名山なのにヒトもそんなに多くなくて(みんな最後のアルプスに紅葉を見に行ってたのかも?)のんびりすることができました。
また登るかと聞かれるとちょっと答えに困っちゃうけど(笑)、来年、お守りを返納しに行かないといけないのかなー?
2017年9月24日 谷川岳(日帰り)
慰霊碑横P〜谷川岳ベースプラザ〜登山指導センター〜西黒尾根登山口〜鉄塔〜ラクダのコブ〜ラクダのコル〜氷河の跡〜ザンゲ岩〜谷川岳頂(トマの耳)〜谷川岳頂(オキの耳)〜肩ノ小屋〜天狗の溜り場〜熊穴沢避難小屋〜田尻尾根分岐〜天神平RW駅
前週に剱岳に登って、何となーく自分的には夏山は終わった感じになったので、紅葉を求めてちょっと早めだけどそんなに混んでないかも?と思って谷川岳にソロで行って来ました!雪山には登ったことがあるけど、実は夏山は初めて。ロープウェイを使わず三大急登といわれてる西黒尾根から登ってみることにしました。鎖場がたくさんあるってゆーウワサだったのでドキドキワクワク…
明け方におうちを出て、6:00前に慰霊碑脇の駐車場に着きました。まだまだスペースは空いてて余裕で停められました。少し先の町民用駐車場でトイレ借りて、ベースプラザ前を通過して、指導センターにちょろっと寄って、西黒尾根登山口からスタート。何年か前に鉄塔の近くで雪洞泊したことあったから、いきなりの急登は想定内だったけど、想定外に石は湿ってるし、めっちゃぬかるんでたので滑らないよーにゆっくり登って行きました。
ヤマハッカ…
水場を通過してどろどろの斜面を登っていくと木々の隙間から鉄塔が見えてきました。ってゆーか、こんなに鉄塔って登山口近かったっけ?雪の時は道路が除雪されてなかったからもっと下から登ったのかなー?
キク科のお花…
たまに平坦なところもあったりしたけど、基本的にはずっと登り。石ゴロなところとか、木の根っこだらけのところとか、ちょっと急な斜面を登って行きました。
木々の間から目指すトマの耳とオキの耳がチラリと見えました。まだまだかなり遠かったけど、あまりにもいいお天気だったからアソコまで歩いて行けることにウキウキー♡
とにかく急登が続きました。トレラン風のヒト達は颯爽と抜かして行ったけどね。風は通らないし、気温が高いのかめちゃくちゃ暑くてまるで夏みたいに汗だくでした。前週の剱岳の涼しさ(寒さ?)がウソみたい…
ところどころ色づいてる葉っぱを見かけました。でも、このアタリの紅葉の見頃はまだまだ先になりそうです。
無心に登って行くと樹林帯から開けたところに出ました。日差しが強くて暑かったけど、眺めが良くて腰掛けるのに最適な岩場があったので写真を撮りながらちょっと休憩…
天神平方面もよく見えました。まだ、ロープウェイは動いてないかなー
ここから岩場がスタート!ちょっとよじ登って行くと…
1つ目の鎖場でした。そこそこ急でちょっと長めだけど、ホールドもステップもしっかりあるので鎖は要らないレベル。もちろん、岩場に慣れてないヒトは鎖を持った方がいいです。
鎖場を登って降りかって見ると、笠ヶ岳~白毛門~朝日岳の稜線がキレイに見えました。アソコも歩いてみたいんだよね。
そして谷川岳の稜線が見えましたー!オキの耳~トマの耳~一ノ倉岳。一ノ倉岳まで行きたい気持ちもあるけど、そのうち馬蹄形縦走するつもりだから今日はトマの耳まで。
コウメバチソウ…
オヤマリンドウ…
右下のヒトが立ってるところが登山道。狭い岩場の稜線を登って行きました。
タカネイブキボウフウ…かな?
イワショウブ…
ワレモコウ…
ホソバコゴメグサ…
葉っぱに赤い実がついてる…って思ったけど、虫こぶといって虫の幼虫が寄生したものらしいです。
振り返るとなかなかすごいところを歩いてきたなーとゆーのがわかります。滑落するような危ないところはないけどね…
少し稜線を歩いて2つ目の鎖場。1段目はロープも右側に垂れてました。一見、ツルっとした岩に見えるけど、よく見ると少し凹んでるところがあるので、鎖を持ってそこにしっかり体重をかけて登りました。このアタリの岩は滑りにくかったので問題なし。前の女のヒトは右側のロープで登ってたけど、逆に登りにくそうだった…
2段目のはめちゃくちゃ短かったです。最初だけ鎖掴んでカラダを持ち上げました。
最後の3段目。ココは鎖なくても大丈夫かな。
そして、すぐに3つ目の鎖場。大きな岩の重なりっぽい感じなので鎖使わないで登りました。
途中の展望地っぽいところで近くにいたオニーサンに写真撮ってもらって、ラクダの背(コブ?)へ。めっちゃいい眺め〜♪
目の前にはなかなかタフそーな登りが見えてきました。しかもトマ&オキが奥に見えてるってことは、コレを登ってもまだまだ続くってことだよね…
コルに下ってこの先の登りに備えて休憩しました。標識にはガレ沢の頭って書いてあったけど、ラクダのコルだよね?ここには巌剛新道への分岐がありました。マチガ沢から登ってくるヒトはここに出てくるんだね。
タムラソウ…
青空に向かってガレガレの道を登って行きました。このアタリまでくると疲れてる感じのヒトが周りにチラホラ…
振り返って登ってきた稜線。めっちゃ気持ちのいい道だったなー。鎖場も楽しかったし。
こんな感じのところを九十九折に登って行きました。マークも踏み跡もしっかりついてるのでそれを辿って登るのが正解です。ショートカットもできちゃうけど、その場合は落石させないよーに注意しないとです。ヘルメット被ってるヒトはほとんどいません…
ちょっと登りにくそうなところ登ってるなーと思って右側を覗いてみたら、ちゃーんと新品の鎖がありました。下のところにトラロープが落ちてたから右側は入っちゃいけないのかと思ったけど…。前のオジサンが苦戦してたので、右側へのトラバースを誘導してあげてみました。
隣の尾根は地図には登山道が乗ってないけど、クライミングのヒトはあっちから登ってくるのカモ。
白毛門~朝日岳方面のアップ。笠ヶ岳~朝日岳付近が紅葉してるっぽかったです。
岩場が続きました。ここ、夏はキツイなー。日差しを避けられないし、この急登続きだとかなり水を担がないといけないし、無理だなぁ…
やっと登りの終点が見えてきました。もう急登はなさそうって思ってたんだけど…
イワインチン…
キク科のお花…
ボチボチ急な岩場がまだ待ってました(苦笑)
少しずつ紅葉してる木々が増えてきました。トマ&オキも紅葉してそうに見えたので、早くあそこに行きたーい!って感じでした。
なかなか終わらない登り…。そろそろオナカいっぱいかなって感じになってきました。
ヨツバヒヨドリはお花が終わってフワフワになってました。
ツルっとした岩場に入りました。足が置きやすそうなところはみんなが足を置くからテカテカ光っててわかりやすいけど、ツルッツルで滑ります。
平らなところは滑りそうだったので、できるだけ岩の割れ目に足を置きながら登って行きました。
コシジシモツケソウ…
氷河の跡の真ん中まで行って上から見下ろしてみました。ここで景色眺めながら休憩するのもよさそうです。
ギザギザな隣の尾根。登ってるヒトはいなさそーだけど…
まだまだ登りは続きました…
ザンゲ岩はどれなのかわからず(汗)
振り返ってちょっ休憩…。相変わらずいい眺めでした。天神平もよく見えました。
左手に万太郎山も見えてきました。あっちも山頂あたりが紅葉してそーでした。
最後は岩場が終わって笹原の中の穏やかな登りになりました。
トマ&オキ。やっぱり紅葉してましたー♪トマの耳にすでにヒトがたくさんいるのが見えました。混まないうちに辿り着きたいと思って、頑張ってちょっとだけスピードアップしました。
天神尾根が見えました。続々と登ってくるヒト達…。まだまだヒトは少なそうです。紅葉ピーク時は大変なことになるんだろーなー
朝日岳をアップで見てみるとやっぱり紅葉してそうでした。雪山の時に行きたいって思ってたけど、秋に行くのもよさそー
ハナニガナ…
シラネニンジン…?
シンボルの標識に到着~!めっちゃ疲れたぁぁぁ…。登りが苦手な自分にはやっぱりキツかったです。でも、想像してたほどではなかったかな?3大急登って言われてる割には…って感じ。前週に剱岳に登ったからかもしれないけど。
休まずそのままトマの耳に向かいました。ヒトがいっぱいいそう…
これはなんだろー?
そして、トマの耳に到着~。こんないいお天気の日に谷川岳に来れるなんてサイコーです♪
トマの耳からオキの耳を眺めると山肌が紅葉し始めてました。ちょっと紅葉してたらラッキー♪くらいの気持ちできたので、想定外の紅葉でした。
オレンジが青空にめっちゃ映えます。
紅葉に飾られた登山道をオキの耳に向かって登っていきます。オキの耳にもヒトがたくさんいるのが見えました。登山道が狭いのですれ違いもなかなか大変でした(汗)
山肌の紅葉…深い赤に鮮やかなオレンジに緑が混ざってキレイでした。
途中、振り返ってトマの耳を眺めてみました。ホントに耳っぽい。
オキの耳はやっぱりたくさんのヒトで混みあってました。写真だけ撮ってすぐに登山道に戻りました。紅葉と朝日岳…
赤城山…かな?
浅間神社奥ノ院まで行って休憩しようかと思って途中まで行ったけど、奥ノ院までの登山道も奥ノ院もヒトがいっぱいいたので、諦めて下山することにしました。
登山道から見下ろすとこんな一面の紅葉が…♪
真っ赤なモミジ…
オキの耳から下ったところから上を見上げてみると青空と紅葉のコラボレーション。
赤、オレンジ、黄色、緑…色んな色が混ざり合ってめっちゃ綺麗でした。真っ赤も好きだけど、色とりどりなのも好き♡
オジカ沢ノ頭に続く稜線も紅葉が始まってました。あそこを通って、平標山まで縦走したいな~
トマの耳はさらにヒトが増えてました。もちろんすぐ下を巻いていきました。
肩ノ小屋を経由して天神尾根で下山開始~。雪の時は直登だったけど、夏は九十九折の階段なんだねー
ナナカマドの実かな?すごい勢いで実がついてたけど(笑)
天神尾根はとにかくヒトが多くて…しかも、まだ登ってくるヒトの方が多いから、少し下るのにも時間がかかりました。
ザンゲ岩はとっても混雑してたので寄らずに通過して、ヒトがいないうちにどんどん下りました。
天狗の溜まり場にもヒトがたくさんいたので通過…。全然進まないなぁって思ったけど、振り返ってみたら何気にかなり下りてきてました。
西黒尾根みたいな岩場や鎖場はないけど、ちょっとした急な斜面はところどころありました。明らかに登山やってないヒトも登ってくるから、こーゆーところが混んじゃうんだよね…
熊穴沢避難小屋を過ぎると樹林帯に入りました。この頃には登ってくるヒトが少なくなってすれ違いもなくなったし、平坦な部分も多くなったのでスルスルーっと歩いて行けました。
1ヶ所、鎖とロープがついてるところがありました。前に来た時もこんなところあったかなー?避難小屋まではずっと緩やかなイメージだったんだけど…
ちょっとだけ登り返しもあるけど、ホントにちょっとだけ…
谷側岳を見納めです!ここから見るとお山全体が青々としてて、紅葉してるのわからないなー。ピークは、再来週くらいかな?
ダイモンジソウ…
田尻尾根分岐を通過して天神平駅に到着~。田尻尾根からの下山も考えてたんだけど、西黒尾根以上にぬかるみが多くて疲れる下山になりそーだったので、素直にロープウェイで下山することにしました。西黒尾根登っただけでオナカイッパイ…
駐車場に戻って、下道で帰りました。長野や山梨から戻る時と違って、車が多くて、信号も多いところを通って帰る感じだったけど、渋滞はなかったので、お菓子を食べながらのんびり帰りました。
初めての夏山の谷川岳…西黒尾根は疲れたけど楽しかったです!でも、予想通りだったけどヒトがめっちゃ多くて、それが疲れました。ピークの時期なんて絶対に来たくないな…。やっぱり、簡単に登れるお山は色んなヒトが登ってきちゃうからイロイロ大変です。今度登るときは、馬蹄形縦走とか西黒尾根から登ってどこかに抜けるルートにしたいです。天神尾根はムリ…(汗)
絶対にまだ早いと思って、チラっとでも色づいてたらラッキー♪くらいの気持ちで行ったのに、キレイな紅葉が見られてよかったです。来週からは本格的に紅葉登山に行きたいと思います。どこのお山に行こうかな~
2017年9月14~16日 剱岳~奥大日岳(2泊3日・小屋泊)②
1日目:室堂BS~雷鳥沢キャンプ場~剱御前小舎(別山乗越)~剣山荘(泊)
2日目:剣山荘~一服剱~前剱~剱岳頂~前剱~一服剱~剣山荘~剱澤キャンプ場~剱御前小舎(別山乗越)~雷鳥沢キャンプ場~ロッジ立山連峰(泊)
3日目:ロッジ立山連峰~雷鳥沢キャンプ場~新室堂乗越~奥大日岳頂~新室堂乗越~雷鳥沢キャンプ場~ロッジ立山連峰~室堂BS
遂に憧れの剱岳山頂に立つことができました!高所恐怖症の自分が剱岳に登れるようになるなんて…少しは成長したのかなぁ。めっちゃ嬉しいです♪
頭上は晴れてたけど、周りの峰々にはガッツリ雲がかかってて360度の展望とはならなかったけど、雲が切れそうな感じがしたのでかなり長い時間ねばりました。すると、立山やその後ろの燕岳、常念岳、大天井岳、槍ヶ岳、水晶岳、乗鞍岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳…などがだんだん見えてきました。実は富士山も見えてたんだけど、コンデジでは映りませんでした。
白馬岳と鹿島槍ヶ岳…。間の唐松岳や五竜岳ははまだ雲に隠れててよく見えませんでした。そして、手前のギザギザの尾根から登って来てるヒト達もいました。源次郎尾根かな?めっちゃコワそう…(汗)
景色が見えるようになってきたから下山するのがもったいなくて、いつまでも山頂にいたかったけど、キリがないので下山開始することにしました。まずは登ってきたガレ場を下って行きます。下りは楽々~♪
これからここを歩いて行きます。剣山荘まで戻って、剱沢まで少し下って、別山乗越までカールの中を登って、そしてここからは見えない雷鳥坂を下って雷鳥沢ヒュッテまで。
まだ10:00前だったので、登って来るヒトもけっこういました。この細いガレ場は上りと下り共用なので上りのヒトをしばらく待ってから下ります。
カニのよこばいの10番鎖。ここから下り専用になります。
プレートから少し下ってからのトラバースに入る“最初の一歩”が実はこの別山尾根ルートの最難関とゆーウワサ…。剣山荘の写真を確認してきたから、赤い ↑ の真下に赤い印がついたステップがあるのはわかってたけど、それでもちょっと不安はあったので、京都からソロで来てたオジサン(実はこのオジサンはたてばいで後ろを登ってたオジサン)と富山のご夫婦と一緒にカニのよこばいに入ることにしました。
まずはソロのオジサンに先に入ってもらって、トラバースに入ったところから“最初の一歩”の場所を指示してもらおうと思ったけど、赤い ↑ のところまで行って少し覗きこんだら“最初の一歩”のステップは見えました。でも、位置がわかっても、後ろ向きになると“最初の一歩”が見えなくてなかなか右足を下ろせず…。よく見たら赤い ↑ の左下に窪みがあったので、まずそこに左足を置いて少しだけ腰を下げたら“最初の一歩”が見えるようになって、そしたら楽に“最初の一歩”に右足を置けました。“最初の一歩”に右足をしっかり置ければ、次に左足を置くところはすぐにわかるので、そのままトラバースに入って行けます。やっぱりたてばいよりもここがイチバン緊張しました。
“最初の一歩”から少し横にトラバースした後は、鉄杭に足を掛けて下りながらトラバースして行きます。これはすぐ後ろの富山のご夫婦が下ってるところ。
トラバースが終わると垂直のハシゴがありました。垂直だけどしっかりしたフツーのハシゴです。
ハシゴの後は再び鎖場を下ります。特に難しいところはないけど、ちょっと気が抜けたのか1回足がズルってなっちゃいました(汗)。下には屋根みたいなものが見えてきました。
鎖場を下り終わると小屋みたいなモノ(以前はトイレ?)がありました。ここまでが10番目鎖場なのかな?けっこう長かった…
目の前には平蔵の頭が見えてきました。岩稜帯を歩いて行きます。
平蔵のコルの11番目鎖場です。短い鎖場を下るんだけど、写真は撮り忘れました。
朝、登ったカニのたてばいを振り返ります。一度登って様子がわかったので、次は上手く登れると思います。…次があるかな?!(笑)
そして、12番目鎖場が見えてきました。岩場を登って行きます。
平蔵の頭の12番目鎖場です。上りの時に下ったから登りになります。間違えて上り専用の鎖の方に行きそうになっちゃった(笑)。タテに登って、トラバースして、さらにタテに登って行きます。約20mあって急だけど登りやすかったです。
平蔵の頭に到着して剱岳を振り返ります。高所恐怖症な自分、よく頑張りました。核心部は終わったけど、まだ鎖場は続くので気を抜かずに下山します。
ここからしばらくは上り下りの共有ルートです。
遠くの山並みを眺めながら、気持ちのいいなだらかな稜線を歩きました。いつの間にか雲がなくなって、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、蓮華岳、針ノ木岳がスッキリ見えるようになってました。
何度も振り返っちゃうけど、ここで剱岳は見納めにしてガンガン下ります。
前剱が近くなると再び下り専用ルートになります。上り専用は稜線沿い、下り専用はトラバースです。
前剱の門の13番目鎖場です。約20m登って行きます。
下り専用ルートは前剱をトラバースしてたので、前剱には寄らずにそのまま下ることにしました。カニのよこばいから即席パーティー的な感じで京都のソロのオジサンと富山のご夫婦と4人で歩いてきたけど、ご夫婦は途中で休憩してから下山するとのことだったので、オジサンと2人で下山することにしました。みんなでおしゃべりしながら歩けてめちゃくちゃ楽しかったです♡ それにしてもいい眺めだなぁ。
前剱の4番目鎖場の手前からは上りルートと共用になります。短い4番目鎖場を過ぎて、3番目鎖場を下ります。
下って来たところを見上げて。朝、登ったところなんだけど、なかなかなタフな登りだったよね。
朝、登ってる時にも思ったけど、なかなかな急斜面の下りなんですけど…。実はここでつまづいて転落とか事故が多いらしいから、気を抜かずに注意して下りました。走って下ってるヒトがめっちゃ落石させてたりして、ちょっと恐怖だったし。
だんだん一服剱が近くなってきました。
ミヤマトリカブト…
一服剱に着きました。前剱、バイバイ~♪
2番目鎖場と1番目鎖場は省略です。剣山荘が見えてきました。ここまで来ると戻って来たなって感じです。
無事に剣山荘まで戻ってきたところで、オジサンは剣沢キャンプ場にテント張ってるとのことなので、無事の下山(正確には下山してないけど…笑)をお互い讃えあいながら握手してバイバイしました。オジサン、ありがとー。楽しかったし、心強かったよ。
お日さまポカポカで温かかったので、パッキングしてから剣山荘の前でランチ休憩~♪ 今日はここで終わりじゃなかったけど、無事に登って来れたんだって達成感に満たされたので、景色を眺めながら1時間くらいのんびちしちゃいました。翌日のお天気がよくなかったら急いで下山して最終のトロリーで扇沢まで戻ろうと思ってたけど、なんとか午前中は曇りで持ちそうだったからね。
もう歩くのイヤだな…ってくらい脱力しちゃってたけど、気合いを入れなおして再び歩き始めました。来る時は剣御前岳をトラバースするように歩いてきたので、帰りは剱沢を通ってみることにしました。ハクサンフウロ…
真っ赤なナナカマドの実…。葉っぱが赤くなってからも来てみたいなぁ。
逆さ前剱。最初はあそこが剱岳なのかと思ってました(苦笑)
何の実かな?
ホントに岩々なお山だよね。
まずは剱沢のキャンプ場までテクテク下って行きました。平和な道だ…
剱沢まで下って来ました。なんか、かなり下っちゃって失敗した感が満載…。だって、こんなに下ったら登り返さないとじゃん(汗)
剱澤小屋の前を通過して、登り返して行きました。何気に暑くて汗がダラダラ…。剱岳を往復しただけですでにかなり疲れちゃってたので、景色を眺めながらゆっくり歩くことにしました。
振り返るとイケメン剱岳がよく見えました。あのテッペンまで登ってきたんだなーって思うとちょっと感慨深かったです。大げさと思われるかもしれないけど、最初はホントに高所恐怖症だったから、剱岳に登れる日が来るなんて思ってなかったからね…
遠くに剱御前小舎が見えてるけど、まだまだ遠い…。やっぱり来た道を戻ればよかったかな。
テン泊装備のカップルに抜かれたりしたけど、ヨチヨチ登り返して行きました。
剱御前小屋がちょっと近くなってきた…
イケメン剱岳を何度も何度も振り返って休憩しながら、剱御前小舎のある別山乗越に着きました。ふぅ…
あわよくば剱御前岳にも登っちゃおうかなーなんて前日には思ってたけど、すでに全く登る気なし。明日歩く予定の奥大日岳は雲海の中…
ここから雷鳥沢まではひたすら下りです。やったー♪
途中で20人くらいのツアーのオバチャン団体に出くわして、スピードが全く違うから避けていただいたのだけど、“避けてやったのに挨拶がない”とか大きな声でめちゃくちゃ文句を言われてしまいました(汗)。いやいや、ちゃんと言いましたよ!少なくとも20人の隊列を抜かす間に5回は言ったわ。たまたま、文句を言ったオバチャンの目の前で言わなかっただけだよ。そもそも、20人もズラズラと連なって歩くツアーはどうなんでしょう?ホントは5人くらいにして欲しいけど、多くても10人くらいにして欲しい…。ちょっと気分悪くなったけど、とにかくどんどん下って行きました。
タテヤマアザミ…
ミヤマガラシ…
ゴマナ…
あっとゆー間に雷鳥沢キャンプ場まで下りてきて、ここから雷鳥沢ヒュッテまでちょっとだけ登り返し…と思ったら、泊まりたいと思ってたけど前日閉まってたロッジ立山連峰の電気が点いてる!試しに泊まれるか聞いてみたらもちろんOKとのこと。しかも、明日からの台風の予報で宿泊客はたったの6~7人だったので、2段ベッドが3つ並ぶお部屋を1人で使わせていただけることに。ラッキー♪ 雷鳥沢ヒュッテだと設備はよさそうだったんだけど大部屋なんだよね…
オナカが空いたので、小屋でお湯をもらって(ホントは有料みたい)持参した夜ゴハンのカップラーを食べました。食後は雑誌を持って外のベンチで読書タイム…と思ったけど、雲がかなり湧いてきて夕焼けは見れなかったし、かなーり寒くなってきて耐えられなかったので、お風呂にGO。まだ外湯できる時間だっけど、韓国人の女子2人しかいなかったのでゆっくり入れました。お風呂は大きくなかったけどほぼ貸切だったし、かけ流しの露天?もあったしで大満足♪ その後、お部屋で雑誌を読んでたんだけど、時間はたっぷりあるし、部屋も冷えてきたので再び温泉へGO!さすがに外湯の時間は終わってたので、完全な貸切でした。窓を開けて外の冷たい空気に当たりながら、お風呂でのーんびりさせていただきました。あー、気持ちよかった♡
最終日は台風との追っかけっこなので、とりあえず朝ごはんは食べずに食堂前にザックを置かせてもらって、5:00過ぎにサブザックで奥大日岳に向かって出発しました。予想通り、空は一面の雲で晴れる要素は全くなかったです(苦笑)。でも、雨が降るような感じの雲ではなく、ガスってもいなかったので、再び剱岳に会いに行っちゃうことにしました。
去年歩いた木道を通ってまずは新室堂乗越へ。まだ誰もいません…
新室堂乗越からは比較的平坦な道を歩いて行きます。
左手には立山連峰や浄土山、泊まってたロッジ立山連峰も見えました。曇ってるけど、よい眺め~♪
ブルーベリーみたいな実…
奥の三角なお山が奥大日岳かな?手前に小さいピークがあります。
ちょっとだけ紅葉してましたー。色が変だけど…(汗)
やっぱり右が奥大日岳みたいです。
手前の小ピークを越えて行きます。ゆるーい登りです。
近づいてきました~♪
モミジカラマツ…
ミヤマダイコンソウ…?
山肌をトラバースするように登って行きます。なんかイチバン高いところを通り過ぎたような…
立山から登って来るグネグネ道もよく見えました。曇ってたけど、景色が見えてよかった。
稜線に出ると山頂方面の反対側にトレースがしっかりありました。地図を見たらそこがイチバン標高が高かったからホントの山頂はそこなんだろうけど、×マークがあったので入るのはやめて、山頂標識がある方へ進みました。
ウサギギク…
このチングルマ、なんかカワイイ♡
池塘がありました。晴れてたら、きっと青くて綺麗だろーな。
そして、奥大日岳の山頂に到着です。先客さんは前を歩いてたオニーサン1人だけ。写真どーしよーかなーと思ってたら、撮ってくださいました。ありがとーございます!
オニーサンはすぐに下山しちゃったので、しばらく山頂を独り占め。前日は見えなかった日本海もなんとか見えました。
大日岳まで行ってみたかったけど、ここから往復5時間くらいかかっちゃうから、また今度。
前日に登った剱岳…。いや、ホントによく登ったなぁ。
登ってくるヒトがチラホラ見え始めたので下山することにしました。これから雨が降ってくるってゆーのに、みんなゆっくりだね。
ネバリノギラン…
ハクサンイチゲもまだ咲いてました~♪
この×の先がホ最高地点です。かなりしっかりトレースついてるけど、×になってるから行きません。
終盤のカライトソウ…
タカネヨモギ…
景色を眺めながら下って行きます。相変わらず曇ってたけど、薄明るくなってきたカモ。でも、油断できない…
快適な道です。あっとゆー間に下山できそう。
オヤマリンドウ…
コロコロ可愛いシラタマノキ…
色づき始めのナナカマド。もーちょっと色づいててくれてたら嬉しかったけど、予定通り剱岳に登れたし、奥大日岳にも登れたので贅沢は言えません。
ミヤマホツツジ…
木道をサクサク下ってロッジ立山連峰に戻りました。
小屋に戻ると受付前のテーブルを使っていいよってことだったので、サクッと朝ごはんを食べてからパッキングをして、室堂BSに向かいました。一度、雷鳥沢に下ってからの登り返しの階段が小屋泊装備でもやっぱりキツイ!でも、テン泊装備だった前回に比べたら格段に楽でした。それにしても、これから台風が来るってゆーのにテント張ってるヒトやテント担いで登って来るヒトがいて、ツワモノ過ぎるって思いました…。ちなみに、お天気は関係ないと思うけど息ができないくらい硫黄臭がすごくて、タオルで口を塞ぎながら通り過ぎました。
室堂に近づくにつれて観光客が増えてきました。こんなお天気で寒いのによく来るなぁって思うけど、ツアーのヒトは日程変えられないもんね…。室堂には昼前に着いたので、まだ全く混んでなくてスルスルと扇沢まで戻ることができました。空は朝よりどんよりした感じになってきてたから、やっぱり早く下山してよかったー。駐車場は祝日、しかも連休の初日にも関わらずかなり空いてました。
帰りはまだ時間も早かったので、いつも通り下道で帰りました。走り出してしばらくしたら雨がポツポツ降り出したので、やっぱり早めに下山してきてよかったです。山梨に入ると雨はだんだんヒドクなってきて、土砂降りにもなったりしたけど、渋滞することなくおうちに帰って来れました。
急に決めて登った剱岳だったけど、無事に登れてよかったです。お山を始めた頃は、高所恐怖症で鎖場苦手な自分が登ることはないって思ってたけど、いろいろなお山に登って、いろいろなお山から眺めてるうちにやっぱり登ってみたいと思っちゃったんだよね。槍ヶ岳に比べると緊張感はかなり増したけど、ガクブルになるような怖さはなかったし、すごくいい経験になったなって思います。あと、同部屋でたくさんおしゃべりしてくれたオバサンとか、下りルートで一緒に歩いてくれたオジサンとご夫婦とか、いろんなヒトと出会えたのも楽しかったな~♪ 今度は早月尾根から快晴の日に登りたいと思います。
2017年9月14~16日 剱岳~奥大日岳(2泊3日・小屋泊)①
1日目:室堂BS~雷鳥沢キャンプ場~剱御前小舎(別山乗越)~剣山荘(泊)
2日目:剣山荘~一服剱~前剱~剱岳頂~前剱~一服剱~剣山荘~剱澤キャンプ場~剱御前小舎(別山乗越)~雷鳥沢キャンプ場~ロッジ立山連峰(泊)
3日目:ロッジ立山連峰~雷鳥沢キャンプ場~新室堂乗越~奥大日岳頂~新室堂乗越~雷鳥沢キャンプ場~ロッジ立山連峰~室堂BS
今年はなんとなーく南アルプスの年って自分の中で決めてたから、3連休前に2日有休をつけて荒川三山~聖岳の3泊4日の縦走を夏山の〆としてやろうと思ってたんだけど、聖平小屋に宿泊とバスの予約の電話をしたところ『すでに120人の予約が入っててここでは受けられません…』とのこと。定員オーバーを知ってて行くのはさすがに…と思って荒川三山+悪沢岳の2泊3日にしようと思ってたけど、今度は台風の影響で最終日の朝からお天気が悪そう。下山するだけだから雨でもいーけど、お天気崩れるのが早まったらイヤだし…と思って北アルプスの予報を見てみたら日本海側の方なら台風の影響が少し遅そう。北アルプスで行ったことがないお山で、お花や紅葉がなくても楽しめて、週末は混んでて平日ならではのところで、最終日のお天気が崩れても臨機応変に諦めて下山できるところ…ということで、全ての条件にピッタリ当てはまった剱岳にソロで行ってきました!今回は別山ルートからアプローチです。
ETCの深夜割を狙って4時ちょっと前に中央道に乗って扇沢に向かいました。途中、雨がパラついたりガスガスになったりしたけど、晴れ予報を信じてたから迷いはなかったです。初日は剣山荘までの予定だったからのんびり出発したけど、7時前に駐車場に着いちゃいました。無料の第一駐車場は平日にも関わらずいっぱいだったけど、何とか空いてたスペースに停めて、始発のバスに間に合いそうだったので準備して扇沢BSに向かいました。
バス、ケーブルカー、ロープウェー、バスと乗り継いで1年ぶりの室堂に到着!去年来た時はガスガスで何も見えなくて、ここでレイン着たっんだっけ…。でも、今回は快晴~♪ あまりにお天気が良かったから、立山三山を歩きたいなってチラっと思ったりもしたけど、今回のメインは剱岳なので、翌日の剱岳のために体力温存することにしました。今回は、岩場や鎖場などを通過しながら写真を撮るために、ミラーレスは諦めてサクッと撮れるコンデジです。
みくりが池が青くて綺麗。まだ残雪がありました。
もう、9月も半ばだけど、お花もチョコチョコ咲いてました。コウゾリナ…?
向きを変えるとみくりが池に映る逆さ立山連峰が見えました。テンション上がる~♪
ヤマハハコ…
立山連峰を眺めながら、遊歩道をのんびり歩いて行きました。
血の池の周りは少しずつ紅葉が始まってました。去年の紅葉もキレイだったな。
別山から真砂岳への稜線です。これから雷鳥沢キャンプ場を通過して、左の別山乗越を越えて剣山荘まで歩いて行きます。
紅葉の始まり…
オヤマリンドウは秋の花。今の時期が盛りのお花です。
富士ノ折立、大汝山、雄山…。こんなにお天気がいいならば寄りたかったけど、今回は剱岳に集中したいからガマンガマン。体力ないから少しでも体力温存して、できるだけ安全に剱岳を登りたいからね。ウワサによると、剣山荘から剱岳のピストンはけっこうタフらしいから…
雷鳥沢までは快適な遊歩道〜♪ 平日だからヒトも少なくて静かです。
雷鳥沢キャンプ場への下って行きます。帰りはこの階段の登りがめっちゃツライんだよねぇ…。今回は小屋泊だから荷物は少ないけど。
地獄谷は相変わらずスゴイ硫黄臭を解き放ってました。お天気のいい日にこーやって見ると、白と青と緑でなんだかキレイだけどね。
駐車場はいっぱいだったけど、平日だからさすがにテントは少なかったです。まだまだこれから増えるのかもだけど…。今日の目的地まではまだまだ遠いけど、時間があるからちょっとのんびりすることに。
ウラジロタデはまだお花…
シラネニンジンの実かな?
雷鳥沢キャンプ場を通り抜けて行きます。紅葉し始めた葉っぱ達がキラキラしてました☆
シラネニンジン…?セリ科の判別はムリです(汗)
真っ赤なナナカマドの実。青空に映えます。
沢を渡って雷鳥坂を別山乗越に向かって登って行きました。最初は高山植物を眺めながらゆるゆると九十九折に登って行きます。
すっかり実になったウラジロタデ…
イワイチョウは終盤…
立山方面を眺めながら、ちょっと休憩。ホントにいいお天気だぁ。明日も晴れてくれるといいけど…
実になったアカモノ…
薄っすら色づいてるね~。1週間もすればすっかり紅葉してるかも。
綺麗なオオヒョウタンボクの実…
タカネヨモギ…
しばらく登って振り返るとこの眺め!龍王岳、浄土山、国見岳、天狗山…。あのアタリも歩いてみたいな。もちろん、室堂やキャンプ場、地獄谷も丸見えです。
チングルマはすでにフワフワです。お花もカワイイけど、果穂もカワイイよね。
途中から少し傾斜がキツくなるけど、急いでないからゆっくり登って行きます。
剱御前小屋がある別山乗越に着くとお目当ての剱岳がお目見えです♪ 明日、アソコに登るんだーって思ったら楽しみでワクワクした半面、ちょっとだけ不安もありました。だって、高所恐怖症だから…
とりあえず、剱岳を眺めながら剣山荘に向かうことにしました。ここも体力温存のため、下ってから登り返す剱沢を通るルートではなく、剱御前の稜線の下をトラバースしていく楽なルートを通ることにしました。明日、余裕があったら剱御前に寄ろうかな…ないと思うけど(苦笑)
カールにはまだまだ残雪がありました。この時期にもこれだけの残雪があるから水が豊富なんだね。
ミヤママリンドウ…
別山の稜線の下に明日歩く予定の剱沢ルートがよく見えました。こーやって見てる分には大した登りじゃないねって感じだったんだけど。
正面に見えてる剱岳がカッコよすぎてなかなか前に進めず、何度も何度も立ち止まっては写真撮っての繰り返しでした(笑)
チングルマ~♪
ウサギギク…
基本的にはとても歩きやすい道だったけど、こんなガレっぽいところも部分的にありました。
剱岳はたまにガスでガッツリ覆われたりしてたけど、風が強かったからすぐになくなりました。カ、カッコイイ…♡
ヨツバシオガマの群生…
今日の目的地の剣山荘が見えてきました。こんなにのんびり歩いてたのに、意外とすぐ着いちゃったな。
ニガイチゴの実…?
剣山荘に着いたのは14:00過ぎ。外のベンチで景色を眺めながらゆっくりランチして、混みだす前にシャワーに入りました。お山の上で熱いシャワーに入れるなんてサイコー!石鹸とかはもちろん使えないけど、汗を流せただけで十分にサッパリできました。
みんなが食堂で夜ゴハンのタイミングに持ってきたお弁当食べました。さすがに2泊も小屋に泊まるから節約です。軽量化のためにバーナー持ってこなかったし。夕焼けにはならなくて残念だったけど、キレイな鰯雲を見ることはできました。でも、これってお天気が崩れる前ぶれだよね…
そして、別山はアーベントロートで少し赤く染まりました。コンデジだからこれが精一杯だったけど、実際はかなりキレイでした。
寒くなってきたから部屋に戻ったんだけど、暗くなってから再び外に出てみると天の川が見えました。明日、晴れてくれるといーな。
お部屋は女性専用の8人部屋でオバサンと2人だけでした。消灯までオバサンとお山の話をいろいろできて楽しかったな。ブレスサーモのお布団は綺麗で暖かいし、お部屋は静かだし、アイマスクも耳栓もなしにグッスリでした。
夜中に一度も目が醒めることなく4:30に起きて外に出てみると、ちょっと風が強かったのでのんびり準備しながらしばらく様子を見ました。5:00過ぎからみんなの朝ゴハンが始まったので、カメ足な自分は5:30前に出発することにしました。
全然カラダが起きてなかったから、とにかくゆっくり登って行きます。しばらく登ると鎖が見えてきました。
最初の1番目鎖場に着きました。前のヒト達は鎖を掴んで登ってるけど、ここはなくても普通に登れました。そんなに急でもないのになんでここに鎖を付けたんだろ?ってくらいの感じだったけど、安全のためだよね。
記念すべき1番目鎖場のプレートです。
お日さまが昇ってきました。ちょっと雲が多めです。
ガレガレのところを歩いて行くと、遠くにまた鎖が見えてきました。2番目鎖場かな?
2番目鎖場です。ここはトラバースしてから…
垂直気味に登って行きます。といっても、ここも鎖が要らないくらいの緩い傾斜でした。
そして、一服剱に向かって岩場を登って行きます。
わっ、前剱が見えてきました。
何も標識はなかったと思うけど、たぶんここが一服剱で、目の前に見えてるのは前剱です。前剱でも十分迫力あるのに、ラスボスはあの後ろに隠れてるって…。前剱への登りはかなり急に見えました。
せっかく登ったけど少し下ってから…
前剱に取り付きます。
ガレ場を登って行きます。まだヒトは少ないけど、落石させないよに慎重に登って行きました。
ここ、どっちに行くのかちょっと迷ったところです。ちゃんと赤い ↑ あるのにね(汗)
登って来たところを見下ろしてみました。これは下りもけっこうタフそうだね…
視線を上にやるとこんないい眺めが見れました。別山北峰、別山、剱御前…。手前がさっき通過した一服剱です。
ガレ場を登って行くと、前剱大岩が見えてきました。それにしても、急なガレ場が長過ぎてすでに体力消耗気味です。
前剱大岩の奥に鎖っぽいものが見えてきました。3番目鎖場かな?
前剱大岩の3番鎖目鎖場です。
前剱大岩を横を通過して、さらに鎖が続きます。
鎖場が終わってから、岩稜帯をしばらく進むと…
前剱の4番目鎖場に着きました。トラバースっぽく登って行きます。
鎖場が終わって上り専用のルートをさらに登って行くと、前剱が見えてきました。間違えて下り専用に入らないように注意です。
前剱頂上に到着しました!ラスボス剱岳を眺めながらちょっと休憩。ふぅ、まだまだ遠いんだね…。緊張気味だからか、すでにちょっと疲れちゃったんですけど(苦笑)
前剱からそのまま稜線沿いの上り専用ルートを進んで行きます。
上り専用って書いてあったけど、白い ↑ の方へ下ります。ちょっとした鎖が付いてました。
鎖を下った先には5番目鎖場が見えました。なかなか迫力あるトラバースです。実際に自分が歩くよりもヒトが歩いてるのを見てる方が怖かったりします(笑)
まずは鉄の細い橋を渡ります。この橋がめちゃくちゃコワイかとおもったけど、高度感はなくて意外と大丈夫でした。真下に下山ルートがあるので落石注意です!
前剱の5番目鎖場は約20mの岩峰トラバース。ステップはしっかりあるので、鎖を持っていれば怖さはなくてサクサク進めました。
それでも、長いトラバースが終わってホッと一息。カニのたてばいの9番目鎖場まであと4つです。
なんか朝よりもかなり雲が増えて、雲海状態で景色がイマイチ。薄っすら日嵩も見えました。
前剱の6番目鎖場は、谷側に約20m下って行きます。
下ったところで、下り専用ルートと合流になりました。ここからしばらくなだらかな稜線地帯を進むと稜線は行き止まりになり、左に回り込むよう案内がありました。ここの稜線がめっちゃ平和で気持ちよかったのに、何故か写真がありません(苦笑)
標識通りに左に回り込んでトラバースして行くと、目の前に平蔵の頭の鎖が見えてきました。でも、最初に出てくる鎖は下り専用のモノで、上り専用の7番目鎖場は右に曲がったところにあるので、間違えて下り専用の鎖を登らないように注意です。ここからまたしばらくは上りと下りのルートが分かれます。
平蔵の頭の7番目鎖場です。急な岩場を約10m登って行きます。
登りやすいように鉄杭が打ってあったから楽勝〜♪ って思ったのに、鎖を掴んで1本目の鉄杭に足をかけたもののちょっと高くてカラダが上がらない…あれれ?ちょっと焦ってたら、後ろのオジサンが『オシリあげなきゃダメだよー』って言ってくれて、あ、そっかって無事に鉄杭に乗れました(笑)。その後は難なく登って行けました。
7番目鎖場は登り終わると、約20mのちょっと急な下りの鎖になります。左(写真では上部)に見えてる鎖は、下り専用の上りの鎖です。下り終わったところで、一瞬だけ下り専用ルートと合流します。
すぐに再び上り専用ルートになって、平蔵の頭をトラバースして行きます。奥には上りの核心部のカニのたてばいが見えてきました。
平蔵の頭のトラバース終盤に平蔵のコルの8番目鎖場がありました。
めちゃくちゃ短い鎖場です。鎖の奥にはカニのタテばいに取りついてるヒト達がよく見えました。ちょっとドキドキしてきた…
その後、しばらく岩場を歩いて行くとカニのたてばいに到着です。
カニのたてばいの9番目鎖場。約50mの鎖場なんだけど、前半と後半に分かれてる感じで途中には広めのテラスがありました。いわゆる核心部は垂直に近い前半部分だと思います。平日だから混んでなかったけど、ヒトがいなくなるのを見計らって深呼吸してからクライムオン!登り始めたらステップも鉄杭もしっかりあってそんなに難しくなかったので、三点支持で登れば意外と何てことないカモってなんとなく登りやすいところを登ってたら、いつの間にか鎖から離れて少し右側にズレちゃってました。さすがにマズイと思ってトラバースして鎖の正面に戻ったんだけど、後ろのオジサンに『戻るのか?』って聞かれちゃうし、最後のピッチの手前でステップが見つけられなくてちょっとだけ焦りました。
前半の鎖が終わったところにあるテラスで後ろのオジサンに抜かしてもらって、息を整えてから岩場を約20m登って行きました。ここは急だけど、ホールドもステップもたくさんあって特に難しくはなかったです。
その後、再び鎖が出てきて鎖場の後半部分に突入しました。
ここで上りの鎖はおしまいです。無事にカニのたてばいを登って来ることができました。ヨカッタ…
鎖場が終わると細いガレ場になって、下り専用ルートと合流して共用ルートを登って行きます。
ちょっと開けたところに出たので休憩にしました。山頂付近はかなりガスってて、今登っても展望なさそうだったので…。しばらく様子を見て、ガスが晴れてきそうになったタイミングで最後の九十九折のガレ場を登って行きました。
早月尾根の分岐を過ぎるとヒトが増えました。あと少し登って行かないといけないのに、足が疲れてきちゃってなかなか前に進めません。やっぱり緊張して鎖場を足で登ってたんだなって実感しました。
でっかい岩がゴロゴロしたところを通過したら…剱岳山頂に到着です!!!!!
②に続きます。