2016年8月20~21日 雷鳥広場(1泊2日・テント泊)
1日目:上高地BS~岳沢登山口~岳沢小屋~カモシカの立場~岳沢パノラマ~雷鳥広場~撤退地点~雷鳥広場~岳沢パノラマ~カモシカの立場~岳沢小屋(泊)
2日目:岳沢小屋~岳沢登山口~上高地BS
前週は、体調もお天気もイマイチで高尾山~陣馬山で妥協しちゃったので、今週こそ夏山っぽいところを歩きたい!!ってことで、ソロで前穂高岳に行ってきました!何気にソロでの北アルプスは初めて、そしてソロのテン泊も初めてとW初めて状態でウキウキ~♪のはずが、熱帯低気圧が3つもやってきてるとゆーお天気が不安定な状態で、そもそも行くかどうかを直前で迷う感じに。でも、天気予報が外れて晴れたりしたら悔しいので、行ってみてから登るかどーかを決めることにしたんだけど…
雨がパラ付く中、中央道で沢渡に向かいました。途中、雨は降ったり止んだりだったけど沢渡の駐車場に付いた頃には星が出てて、“これならイケるカモ…”と思いながら眠りにつきました。4:40の始発のバスに乗るべく4:00に起きてみるとまだ暗かったけど、お天気は良さそうな感じ。ポツポツとヒトが動き出してたので遅れちゃ行けないって準備して沢渡BSに行きました。始発のバスに余裕で座れて一安心…。タクシー相乗りしてるヒトもいたけど、帰りにバス使うと200円高くなるからケチりました(笑)
上高地BSに着く頃にはすっかり明るくなってました。なんと、まさかの快晴~♪岳沢小屋にテント張ってからすぐに前穂高岳までピストンするつもりだったので、バスを降りてすぐに歩き出しました。少し前に夜行バスが着いたみたいで、たくさんのヒトが出発準備してました。そして、河童橋アタリにはすでに観光客のヒトもけっこういました。
久々の穂高連峰とご対面!やっぱりカッコイイ♡
焼岳とお月さま…。残雪の焼岳もよかったけど、紅葉の時期もいいらしいから行ってみたいな。
河童橋を渡るヒトはほとんどいなくて、橋を渡った途端、急に静かになりました。しばらく自然探勝道を歩くと岳沢登山口の標識が出てきました。
最初は、ほとんど石ゴロの道を登って行く感じだったけど、丸太橋を渡ったり、木道を通ったりもして登って行きました。登りになると久々のソロテン泊装備はやっぱり重いなって実感しました。
木々の間からはお山と雲海がチラ見え。乗鞍岳方面かな?
しばらくすると名物?の風穴があったけど、まだそんなに暑くなかったからスル―して石ゴロの道をユルユル登って行きました。木がなくなって急に開けると西穂高岳とジャンダルムが見えてきました。わぉ♡
しばらくガレ場を歩いた後、またすぐに樹林帯に入って登って行きました。左手には西穂高連山がキレイに見えてました。どれが西穂高岳の山頂かしら?(汗)。雪が積もったら登りたいなぁ…
ジャンダルムも奥穂高岳もこの時はよーく見えました。岩々感がめちゃくちゃカッコイイ!でも、右の方から怪しい雲が…
このアタリの登山道の両脇にはお花がいっぱい咲いてました。でも、自分以外にお花の写真を撮ってるヒトなんていませんでした。みなさん、お花になんか見向きもせずにガシガシ登ってました。
ホタルブクロ…
トモエシオガマ…かな?
小さいツブツブの赤い実…
オンダデ?イタドリ?
フッサフサのサラシナショウマ…
濃い紫のミヤマトリカブト…
たくさん咲いてた白いお花…
ヤマハハコ…
石段をグイグイ登らされて、このアタリが胸突き八丁かなー?と思ってたら、胸突き八丁の標識が出てきました。そうそう、登山口から岳沢小屋まで⑩~①が表示されてて、胸突き八丁は②みたいです。自分にとってはこの胸突き八丁ももちろんキツかったんだけど、他の胸突き八丁に比べたらそれほどキツくない気はしました。
小屋見峠から岳沢小屋が見えて、あとちょっとだー♪と思ったけど、まだ少し歩かされました。ジャンダルムに向かってますます怪しい雲が流れ始めてきてて…
吊尾根の上の雲もすごーく怪しかったけど、ちょっと芸術的な雲でした。
乗鞍岳方面にはレンズ雲っぽいものがポツポツ出始めてたけど、まだまだ晴れてたから大丈夫かな…って思ってたんだけど。
岳沢小屋に着いて、すぐにテントの受付をしてテント設営。テン場は、岳沢を渡ったところなんだけど、小屋からすぐのところに先着2張分だけスペースがあって、なんとそこの上の段をGET!水場もトイレも近いし、めちゃくちゃラッキーでした。テントを張って、アタックザックに必要な荷物を詰め込んですぐに歩き出しました。岳沢小屋まで自分的にはちょっと頑張って歩いちゃったから(かなりたくさんのヒトに抜かされたけど)、実はすでに足がお疲れ気味。それでも、行こうと決めて歩き出したのに、さっきまでの青空はどこに行ったのか向かう先は完全に曇天に…
テン場を通って重太郎新道を登って行きました。最初は、岳沢小屋までと同じ様な感じの道を九十九折に登って行くんだけど、蒸し暑いし、虫はスゴイし、おまけにこの九十九折が長くてなかなか終わらない(汗)。このアタリですでにヒーヒー言ってて、山頂まで行けるのかな?って感じでした。
でも、だんだん周りがお花畑になってきて、ちょっと癒されました。これはカエデのお花かなぁ?
薄紫のトリカブト…
ピンクのシモツケソウ…
このアタリから登山道のところどころに岩場が出現。“重太郎新道に来たな”って実感しました。
振り返ると乗鞍岳方面は雲が増えたものの、まだ青空が残ってました。なかなかよい眺め~♪岳沢小屋はかなり小さく見えるよになったけど、まだまだ先は長い…
しばらく登って行くとおそらく奥穂高岳から来たと思われる下りのヒトとのすれ違いが増えて来ました。この狭い岩場が最初の渋滞ポイント。狭いだけで足を置く場所はたくさんあるので何の問題もないところ。
この後に2番目の渋滞ポイントの8m位ある長いハシゴ。垂直まではいかないけど、けっこうな角度でした。
ハシゴの後は岩場をグイグイ登って行きました。このアタリで雨が降ってきて、進むか戻るかを迷いました。少し小雨になったから進もうって決めて登り始めたものの、またかなりの雨が降ってきちゃって…。なんだか止みそうもない感じがして進むか戻るか迷いながら何度も雨宿り。
かなり小雨になったので、晴れを期待してもう少し進んでみるとカモシカの立場ってところに着きました。晴れてたら眺めがよさそーなんだけど、西穂高岳方面もすっかり雲の中になっちゃってました。
乗鞍岳方面にもかなり雲が増えてきてたから、“もう晴れることはないかな…”って思いながらも諦めきれずに登り続けました。
リンドウの蕾…かな?
次は2段ハシゴが出てきました。ここで、20人くらいの韓国人の団体さんとすれ違い。数人かと思って下で止まったものの、次から次へとやって来てかなり待ちました…
上の段のハシゴ。
そして、ちょっとだけ急な岩場の登り。上部には鎖が垂れてたけど、登りは必要ないかな?ちなみに、こーゆーところは落石がありそう。前後にヒトがいなかったからヘルメットは持ってるだけで被らなかったけど、被った方がいいと思います。
岩場にキキョウが…
周りに木がなくなって、森林限界を超えたなってところが岳沢パノラマでした。ちょーど、赤いジャケットを着てるヒトが立ってるところがそうです。
このアタリにはイワツメクサが咲いてました♡
そんなに雨が強くなかったので、そのまま登り続けてみることにしました。でも、まだここは5合目…つまりは半分の地点なので、どのタイミングで撤退を判断するのか、このまま山頂まで行ったところで無事に下って来れるのか、ずっと自問自答しながら歩いてました。
ハイマツの間の岩のところをずーっと歩いて行く感じ。先はガスガスで見えないけど、まだまだ遠そう…
岩場をガシガシ登って行きました。高度感のあるところはないし、ステップがしっかりしてるので難しくはなかったです。
その後は、濡れて滑りそーな木の階段?ハシゴ?を登りました。うーん、なかなか紀美子平に着きません。止まってばかりだから当たり前なんだけど(苦笑)
振り返ってみたところ。九十九折に登れるからあまり感じないけど、このアタリもなかなか急です。
岩場を登って…
少し平坦なところでホッとして…
また少し岩場を登って行くと…
雷鳥広場に到着。正直、“まだ紀美子平じゃないのかよー”って感じでした。ここでやっと7合目。山頂まで行っても夕方にはテン場に戻れそうだけど、予定よりも遅くなりそうだから、とりあえず、紀美子平まで行ってから考えようって思って歩き続けだんだけど…
以前は“ひしゃげたハシゴ”がかかってた岩のところで撤退しました。雨がかなりひどくなってきて、足元しか見てなくて、間違えてこの岩に攀じ登っちゃいました。上からみたら、ハシゴがすごいところに付いててビックリ!これは違うだろって下を見たら、岩の右側を巻くルートがありました。一旦、岩から下りて、岩を巻く途中の窪んだところまで行ったところでハシゴを登って来たヒト達がいたので雨宿りがてら進退を考えつつ待つことに。1人目に来たヒトに『ここ滑るね~。斜めってるしね。』って言われ、2人目に来たヒトに『山頂から紀美子平まで下るのに40分もかかったよ~。滑るから。』って言われ、確かに岩が濡れてかなり滑りやすくなってたので、登ったところで降りれなくなったら…とか、足を滑らせてケガしたりしたら…とか、滑って滑落したら…とか、色んな不安がよぎっちゃいました。ビビりなので(汗)。あとちょっとで紀美子平だってことはわかってたし、せっかくここまで登ってきてもったいないって思う気持ちもあったけど、潔く撤退することにしました。後ろから登って来るヒトがいなさそーだったから、自分が最後に下ることになった場合、ケガしても、滑落しても、誰も発見してくれないかもって不安もあったし。どーせ、登ったところで全く景色も見れないし、またお天気のいい時にリベンジすればいーんだよって自分に言い聞かせました。
この先が核心部といわれてるところ。そして、あそこを登れば紀美子平だったはずなんだけど、下山開始…
下り初めてしばらくしたら、雨が止んで、ガスも晴れて、少し明るくなってきて…。“やっちゃったかな?”って思って振り返ってみたけど、山頂付近は相変わらずガスガスみたいだったので下山し続けることに。
岳沢パノラマまで下りてきたら、下界がよく見えるよーになってました。時間には余裕ができたし、ここでしばらくのんびり景色を見ながら休憩してから下ることにしました。時々日が差して暖かかったので、レインを干しながらおにぎりを食べてボーっとしてたんだけど、またガスガスになって、雨が降ってきたので下山再開。
西穂高岳も再び見えてきました。
岩が濡れてて滑るのでかなり注意しながら慎重に下りました。それでも1回だけ緩い傾斜のところで滑っちゃった(汗)。やっぱり歩くの下手な自分は山頂まで行かなくて正解だったかも。こーゆー急な下りでは慎重になってるから意外と滑ったりしないんだけどね。
そうそう、虫がめちゃくちゃ多くて顔にまとわりついたり、耳の中に突撃してきたりしてウザかったんだけど、下ってる時はチョウチョもめちゃくちゃ多かったです。しかも、近づいても全然逃げない。鎖とか岩とかに止まってるから、掴みそうになっちゃいました。
ハシゴのところで山岳パトロールのオニイサン達が後ろから来て“下山ですか?この先もまだ急だし、滑るので気をつけてくださいね。”って声をかけてくれました。すでにかなり下ってきたところだったけど、何だかめちゃくちゃホッとしました。
例の狭い岩場も自分がちゃんと通過できるか、ちょっと離れた下の方から何気に見ててくれたみたいです。感謝~♡
下の方は雨が止んでたので、最後はお花畑を堪能しながら九十九折の道を下りました。
晴れてたらかなりキレイなはずだけど…
上の方は相変わらずガスガスな感じでした。
ミヤマシシウド…
オオヒョウタンボクの実。キレイでおいしそーだけど、毒があるそうです。
テン場はけっこうな石ゴロ。遅く来るとかなりゴツゴツしたところに張ることになりそうです。でも、週末にしてはかなり空いてたな~
テントに戻るとお日さまが出てたのでテントの前にレインとかアタックザックとかを干して、小屋でオレンジーナを買って、テラスのベンチで日向ぼっこ~♪山頂方面は相変わらずガスガスだったから、これでよかったんだよって一息ついてたら、雨がパラパラ…。慌てて、テントに戻って、干してた物を中に入れて、仕方ないのでテントで少しお昼寝…。めちゃくちゃ眠かったし、実はちょっと頭痛がしてたんだよね。
1時間くらいで目が覚めたけど、雨は余計にヒドくなってました。しかも頭痛もヒドくなってました(涙)。テン場はau電波がしっかり入って、下界と同じようにネットが使えたから雨雲レーダーを確認して、小雨になりそうなタイミングでお水を汲んだり、トイレに行ったり、もうテントから出なくていいようにしました。テントの中で夜ゴハン食べてたら、どんどん雨はヒドくなって、テントの下にはお水が溜まってタプタプしてました。テントを張った地面、ちょっと窪んでたし、水はけも悪そうだったもんな…。テントの底にビミョーに穴が空いてるのを思い出して見てみると、ジワジワ水が滲んでました。これ以上降ったら浸水しちゃうよ~(汗)って思ったけど、どうにもできないので寝ることにしました。目が覚めて、ネット見て、寝て…を繰り返してる間にいつの間にか雨は止んで、外を見ると月がしっかり出てて、星もちょっとだけ見えました。マットの裏は濡れてたけど、テントの中が水浸しになることはなかったからよかったです(苦笑)
明け方、出発するヒト達の声で目が覚めました。耳栓もアイマスクもしないで寝たのは久々かも。テン場から離れてて、静かだったからね~。みんながどんどん出発していくので、自分も再アタックをチラっとは考えたけど、絶対にお天気がいいって保証はなかったし、気分が乗らなかったので素直に下山することにしました。
朝ゴハンをサクッと食べて、のんびり撤収して下山開始。上の方にはまた雲が湧いてきてました。やっぱり再アタックはしなくてよかったかな。
下りは好きだから楽勝~♪とか思ってたんだけど、樹林帯で蒸してるし、石ゴロの道をデカザックで下るからなかなか大変で汗だく。登りの時には暗くて撮れなかったお花の写真を撮りながら歩きました。
ヨツバヒヨドリ…
ノアザミ…かな?
オオカメノキの実…
ヤマアジサイ…かな?
何の実だろ…?
ゴゼンタチバナの実。それにしても、赤い実が多かったなぁ。着々と秋が近づいてきてるなって感じました。
この小さいお花はなんだろう?
登山口までは1時間半かからずに着きました。前日は急いでたから全く景色を見る余裕がなかったけど、バスの時間には余裕がありそうだったので上高地の景色を眺めながら歩きました。
ホントにお水がキレイだな~
明神岳も上の方は雲の中…
バスの時間を見計らって上高地BSに向かいました。前日は早朝からヒトがたくさんいたけど、この日はヒトはパラパラしかいませんでした。朝だし、バスもめっちゃ空いてました。駐車場で帰る準備して、帰りはのんびり下道で帰ってきました。快晴の中の気持ちいいドライブだったけど、周りのお山はどこも雲がガッツリかかってました。晴れ間は出てそうだったけど。
とゆーことで、残念ながら前穂高岳のピークには立てなかったし、せっかくのテン泊なのに生憎の雨でのんびり景色を楽しむって感じにもならなかったけど、何となく満足して帰ってきました(笑)。それにしても、甲斐駒ヶ岳、北穂高岳、前穂高岳と今年に入って3回目の撤退…多過ぎだよね(汗)。ビビりな性格上、仕方ないんだけど、やっぱり安全第一だから他のヒトが何と言おうと自信がない時は登らないのが鉄則。前穂高岳も北穂高岳も秋にリベンジしたいなぁ…。いっそ、小屋泊装備で縦走しちゃおうかな?とか思ったりしてます。
2016年8月14日 高尾山~陣馬山(日帰り)
高尾山口駅~6号路~高尾山頂~城山~小仏峠~景信山~明王峠~陣馬山頂~陣馬高原下BS
お山に行きたいな~とボンヤリ思ってたけど、相変わらず体調がイマイチでしかも高速道路の渋滞が読めないから遠出はしたくなくて、なんとなく八ヶ岳アタリをサクッとかな?って思ってたけど、どーやらお天気も良くなさそう…。白馬の縦走でかなり満足してたのもあって、無理して登らなくてもいっかなって思ったけどカラダが鈍りそーだったので、キライなのでなかなか行かない高尾山…とゆーか陣馬山に珍しくトレーニング的にソロで行ってきました!
混まないうちに&涼しいうちにと思って始発で高尾山口駅に行きました。今回の目的は珍しく“トレーニング”なので、ランニングウェアにランニングシューズで行ってみようかなって思って準備してたけど、ランニングウェア着てるにもかかわらずタラタラ歩いてばかりになったらちょっとカッコ悪いなと思って、結局、フツーの登山用のウェアに底が厚めのランニングシューズで行ってみました。
かなり空がどんよりしてたこともあって始発の京王線は空いてました。高尾山口駅で降りて、ロープウェー駅の前で出発準備しているヒト達を横目にそのまま6号路に進みました。稲荷山とかもいいかなって考えたけど、やっぱり6号路の途中の沢登りっぽい感じが好きなので。
6号路の入口から行ってきまーす!CTより早く歩けるかな?
歩き始めてすぐに琵琶滝。ここって入れないんだっけ?(汗)
記録程度に写真は撮ったけど、基本的には止まらずにいつもお山を登るペースより早めのペースでグイグイ歩いて行きました。何故なら、トレーニングだから(笑)。去年の年末にこのコースを登った時は、かなりゆっくり目に歩いてたにもかかわらず途中で息が切れてキツかった気がしたけど、今回は涼しかったこともあってか、かなりいい感じで歩いて行けました。タマアジサイトンネルがいい感じ♪
3日前に御岳山でもたくさん見かけたタマアジサイ…
ヤマジノホトトギスも咲いてました。他にも小さいお花がたくさん咲いてたけど、暗くて撮れなかったので省略…
沢の音を聞きながら登って行けるのは癒されますね。しかも、4人くらいしかヒトに会わなかったので静かに歩けました。
ここが大好きな沢登り地帯。記憶ではこの地帯がけっこう長かった気がしたけど、あっとゆー間に終わっちゃって期待外れ…。この後の階段を考えると、稲荷山から登った方がよかったかなって感じでした。
6号路の最後の登りは長めの階段。これがすっごく苦手(泣)
そして、とりあえず高尾山の山頂に到着。気温は高くないけど、湿度はそこそこ高いから汗だく。トイレの前の水道で顔を洗ってサッパリ~♪さすがにまだポツポツしかヒトはいませんでした。
曇ってて富士山も見えなかったので、そのまま歩き続けることにしました。少し下ったもみじ台に咲いてたお花…
下ったのに登ります。陣馬山までは登ったり下ったりを何度も繰り返します。でも、キツイ傾斜はないからトレランに向いてるのカモ?
下ります…。それにしても、このアタリの階段ってこんなキレイな階段だったけ?ちゃんとスノコみたいなのが敷いてありました。これなら、冬でもグチャグチャの田んぼ状態にならずに済むかもです。
一丁平の展望台に向かう道なんてこんなにキレイ(笑)。でも、展望台からはやっぱり何にも見えず。ってゆーか、さっきよりさらに曇ってきてる気が…
一丁平のトイレ前のテーブルはいつも混んでるけど、さすがにまだ誰もいませんでした。ここでも休憩せずにスルー。オオバギボウシかな?
ツリガネニンジン…?
クズ…
ヘクソカズラ…家の前にも咲いてるお花(笑)
一度、グッと下ってから登り返してます。こんなスノコみたいな階段まで!(笑)。ホントにたくさんのヒトがここ歩くんだな~と実感。登山道脇にはロープが張ってあるところもあって、植生保護してありました。前は、登山道がいつもぐちゃぐちゃでみんな脇を通ってたもんね。
城山に到着するとトレランのヒトがだんだん増えてきて、どんどん追い抜かされました。でも、完全にCT以下で歩けてるから、ボチボチいいペースで歩いてるけど、ザックがガサガサして走りにくくてやっぱり走れないから、ランニングウェアを着てこなくてよかったな~って思いました(苦笑)
城山でも休憩せずにそのまま進みました。また下ってから登り返してお狸さまのいる小仏峠に到着。ここでも休まずにそのままスル―。
このアタリからちょっとだけ道が登山道ぽくなります。って、今までも一応は登山道なんだろうけど…
まだ緑色だけど栗が落ちてました。もう、高尾山エリアにも秋が来てるんだな…
こーゆーの好き。
また下ってから登り返して景信山に到着。起きてから野菜ジュースを飲んだだけで何も食べずに歩いてたからさすがにオナカが空いたので、ここでゼリー飲料でチャージ。でも、曇ってるだけじゃなくてガスガスになって気温が下がってきて、汗ビッショリのカラダが寒かったので早々に出発しました。茶屋にも山頂標識があって、茶屋から少し進んだところにも山頂標識があったんだけど、どっちが正解?(笑)
このアタリから少しだけ道がワイルドな感じになります。こんな真夏にここ通るの初めてだから知らなかったけど、こんなに草がワサワサになるのね~
ウバユリ…
マルバヌスビトハギ…
根っこと泥の組合せはなかなか滑ります…
明王峠まではいくつか小さいピークがあるんだけど、ちゃんと巻道があるので遠慮なく全て使いました(笑)
堂所山への登り…。もちろん巻きました。前に行ってるし、興味なし(笑)
木を大量に伐採しているエリアで小雨が降ってきたけど、すぐに止みました。午後から晴れの予報だから、何とか下山するまでもってくれないかなって思いながら歩き続けてました。
一瞬、薄日が差して、葉っぱがキレイな感じに…
紫色の…実?
明王峠に到着。英語の標識初めて見ました。そして、今までずっと“メイオウトウゲ”かと思ってました(笑)
かなり肉厚なキノコ。おいしくはなさそうだけど。
タテヤマギク…
ユルユルと登り返します。このアタリもすごくきれに整備された道です。
最後に少しだけ階段を登って…
陣馬山の山頂に着きました。お馬さんは青空バックの方がいいんだけど…。ま、いっか。
見事なまでのガス具合で景色も何も見えなかったし、予定してたバスの1本前のバスに乗れそうだったし、おまけにやっぱり寒かったので止まらずに下山することにしました。オナカ空いてたんだけどね…
陣馬山からの下り始めがめっちゃ滑りやすい土で大変でした。たぶん、登山靴でも滑りそーなんだけど、フツーのランニングシューズだからめっちゃ滑りまくり。何度も滑ったけど、何とかバランスとって転ばずに済みました(笑)
白いソバナ…
ちょっとお日さまが出てきたかな?いい雰囲気。
その後は何気に激下りでした。けっこう下るな…と思って振り返ってみたらこんな感じ。陣馬高原下BSに前に一度下ったことがあるはずなのに全く記憶なし。木の根っこで滑りそーだし、ザレたところも滑りそーだし。
そして、まだまだ下ります…。けっこう登ってくるヒトがいたけど、ここから登ってくるのは何気に大変かもしれません。
とはいえ、特に難しいところはなく、ランニングシューズでも問題なく歩けるような道なのでグイグイ下って行きました。いつもみたいに尖ってる石の上に乗るとちょっと足裏が痛かったけど(汗)。最後は、タマアジサが両脇に咲くところを通って登山口に到着。
登山口からは舗装路をしばらく歩いて、陣馬高原下BSにバスの時間の20分以上前に着きました。小ピーク&堂所山を巻いたけど、休憩含めて5時間半で歩けたのでまあいい感じかな?めっちゃ汗だくだったのに高尾駅に向かう京王バスのエアコンが効きすぎてて、めちゃくちゃ寒くて震えました…。暑い日だったら嬉しいんだけど。おまけに、京王バスにはUSB充電が付いててました。ログとか取ってるヒト多いから、下山後にすぐ充電できるのは嬉しいかも。スイスの電車並みのサービス。
家に帰ってきた昼頃には予報通り晴れてきてめちゃくちゃ暑かったから、早朝の涼しいうちに歩けてよかったです。景色を楽しみにしてる時は晴れて欲しいけど、トレーニング目的の時には涼しい方が助かります。
高尾山は混んでて行きたくないな~っていつも思ってたけど、お盆でも早朝はヒトが少なくてよかったです。2年前にGWに来た時も確かに早朝は空いてたし。それに、ここはそんなに起伏も激しくないコースなので、トレランには最適かもって思いました。トレランのヒトが多いのも納得です。でも、中にはマナーの悪いトレランナーもいたので、その辺はルール守ってねって感じだったけど…。このコースならトレーニング的に定期的にトレランしてもいいかも?とちょっとトレランシューズが欲しくなったりしたのでした(笑)
2016年8月11日 御岳山(日帰り)
御岳山駅~富士峰園地~御岳山頂~長尾平~天狗岩~七代の滝~天狗岩~ロックガーデン~綾広の滝~長尾平~富士峰園地~滝本駅
初めての山の日ってことで、どこのお山に行っても混んでそうだし、体調もよくないし、おうちでのんびりしよーかなーと思ってたんだけど、お仲間さんからお誘いを受けたので、ハイキング程度なら何とかなるかなって御岳山に行ってきました!目的はレンゲショウマ。まだ、5分咲きにもなってないってゆー前情報だったけど、5万株も生えてるってゆーんだからそれなりに咲いてるかな?と思いながら出掛けてみました。
朝から空はかなりどんよりしてだけど、さすがに山の日だから混むかな?って思ってました。でも、7時前に行ったらイチバン上の駐車場に停められました。ロープウェーに乗って御岳平に着くと、曇りってゆーよりガスガスって感じでした。
御岳平に咲いてたお花…
シュウカイドウ…
まずは階段を登ってすぐの富士峰園地にレンゲショウマを観に行きました。階段脇にはタマアジサイが咲いてました~。カワイイ♡
曇りとゆーかガスガスだったんだけど、これはこれで雰囲気があってちょっといー感じ♪
階段を登るとポツポツとレンゲショウマが見えてきました。初めて見たけどなんだか儚い感じでめっちゃカワイイ~♡ガスガスの樹林帯が逆にいい雰囲気だったりするんだけど、とにかく暗くてピンが合わなくて苦労しました。でも、濡れた感じがやたら艶っぽかったです(笑)
おまけに下向きに咲いてるお花だから、しゃがんで覗きこむ姿勢で足がプルプルしてなかなか大変でした。できるだけ背の高い株を探したけど、なかなかカワイイ子がみつからず…
1株につき、お花1~2輪、まん丸の蕾5~6粒って感じかなぁ?まだ3分咲きくらいに感じたけど、これが満開になったらすごい眺めになると思います。満開の時にも来てみたいな~
マムシグサ…中には赤くなりかけてるモノもありました。
ヤマジノホトトギス…
ひとしきりレンゲショウマ観賞をしてから、御岳山の山頂に行くことにしました。山頂って言えるほどのモノでもないんだけど、一応ね…。何てことない道だけど、ガスってるとまた違った感じに見えるから不思議。
途中で見かけたアジサイ…
ミヤマタニワタシ。ずいぶんカラフルなお花だな~と思ってたら…
こんな色に変化していくみたいです。
まだ時間が早めなので商店街は静かでした。すでにのんびりお茶を飲んで休憩してるヒト達もいました。
商店街にある駒鳥売店にキレンゲショウマが咲いてるって情報があったので寄ってみると休憩するわけでもないのに快く店内に入れてくれました。窓越しであんまり近くでみれなかったんだけど、フツーのレンゲショウマとは明らかにカタチが違う感じ。これってホントにレンゲショウマなのかな~?って思ってたら、“キレンゲショウマ”は“黄色いレンゲショウマ”じゃないみたいです(笑)
参道脇にもレンゲショウマが咲いてました。群生してるわけじゃなかったけど、富士峰園地よりもたくさんお花が開いてる感じでした。日当たりがいいからかな?
武蔵御嶽神社に向かって階段を登ります。
本殿は修復中?みたいだったけど、狛犬さまはご健在(笑)
本殿裏の山頂標識があるところに向かう途中にまたまたレンゲショウマが咲いてました。ここのレンゲショウマもなかなかいい感じ♪
蕾からお花が出てきてるところ。蕾の丸いのもなかなかカワイイです。
かなり癒されました~♡
大きなヤマユリも咲いてました。
この紫のお花はなんだっけ?
ソバナ…かな?
山頂タッチしてからロックガーデンに向かいました。ちょこちょこ小さいお花が咲いてました。
キンミズヒキとか小さいお花がたくさんあったんだけど、全然撮れませんでした(汗)
タマアジサイはアチコチにたくさん咲いてました。コロコロした蕾が割れて、お花が出始めてるところ。
途中にある七代の滝は行きは激下り、帰りは激登りの割には滝がショボイの知ってたから、行きたくないなって思って分岐をスル―したんだけど、お仲間さんのリクエストで天狗岩のところからピストンすることに。
まずは、階段をグングン下って、滑る木の根っこの上を通って、また階段をグングン下って…。階段が狭いから登って来るヒトとのすれ違いが大変でした。で、七代の滝はコチラ。サイズ感が伝わらないと思うけど、かなり小さいです。数メートルって感じ。わざわざ観に来るようなモノでもないけど、階段の上り下りが苦にならないヒトは寄ってみてもいーかもです。
唯一、ここで収穫があったのはイワタバコ。綾広の滝付近にもあるって聞いてたけど、結局、ここでしか見つけられませんでした。
長い階段を登って…
天狗岩に戻ってきました。
キノコがいっぱい~♪
そして、ロックガーデンに突入~♪入口には山の日だからビジターセンターの出張所ができてました!って言ってもテーブル1個とオニイサン1人だけ(笑)。でも、親切にどのアタリに何のお花が咲いてるとか教えてくれて、お花が載ってるペラをくれました。
クモの巣に水滴がついててキラキラ…
フシグロセンノウ…
何だっけ?
曇ってるから緑の色が暗くて、ロックガーデンの良さが全く伝わらない(汗)。そして、水量がめっちゃ少ない気が…。いつもなら三脚立てて清流の撮影してるヒトが何人もいるのに、そんなヒト皆無だったし。
ほんのちょっとだけ薄日が差すと緑が輝いて見えました。やっぱりお日さまって大事(笑)
ツヤツヤした苔たち。ちょっとおいしそう(笑)
タマガワホトトギスはいろんなところに咲いてました。でも、暗いところばっかりでやっとのことでまともに撮れた1枚。
少しずつ明るくなってきたけど、もっと日差しが欲しいかったなぁ…。でも、沢沿いを歩くのは気持ちよかったです。
綾広の滝も小さくてショボイ感じです。まぁ、ここのメインはロックガーデンということで。
大岳山には行かず(行くつもりもなかったけど)もんびり戻ることにしました。途中でめっちゃ巨大なキノコを見つけました。直径20cmくらいはあったかな?
登山道からちょっと離れたところに咲いてたキレイなオレンジ色のキツネノカミソリ。近くで見たかったな…
白いお花…
ピンク?紫?のお花…
天狗の腰掛けの前を通って戻ります。奥ノ院はスル―しました。
途中で晴れ間が見えてきて参道のところのレンゲショウマにお日さまが当たっていい透け感に~♪
朝より断然、撮りやすくなりました。
ハギ…かな?
もう一度富士峰園地にレンゲショウマを観に行くことにしました。その前にオナカが空いたので紅葉屋でくるみそばを食べました。メディアとかにけっこう出てるおそばで初めて食べたけど、なかなかおいしかったです。少しつけ汁はしょっぱ目だったけど、汗かいたあとで塩気が欲しかったからちょーどよかったし、そば湯で割って飲んだらすごくいい感じでした。そばはブツブツしたそばだったけど、こーゆーおそばの方がこのつけ汁には合うかもしれないです。
オナカがいっぱいになったので張り切って富士峰園地に再び向かうとココのレンゲショウマもやっぱりいい感じに♪
ガスガスの幻想的な中に咲いてるレンゲショウマは妖精っぽくてよかったけど、やっぱり明るい方が写真は撮りやすいな。
とても神秘的なお花でした。
来年は青空の下で見てみたいな~
下りはロープウェーには乗らずに歩いて下山しました。杉の大木達を眺めながら、キラキラの木漏れ日の中、舗装路をテクテク…。前回、ここから下山した時はしこたま歩いた後だったから長く感じたけど、今回はほとんど歩いてなかったからすごく短く感じました。
とゆーことで、駐車場に到着。昼過ぎには下山するつもりだったのに何気に夕方になってました(笑)。おかげで道がちょっと混んでたよ~。でも、大きな渋滞はなく帰ってこれました。
今回はレンゲショウマ目的で行ったから曇りでもよかったけど、ロックガーデンに行くならやっぱり晴れてないとね!って感じです。魅力が半減…いや、それ半分以下かな(汗)。それと、やっぱり御岳山だけだともったいない感じがしました。体力があまりないヒトは日の出山への縦走、体力が少しあるヒトは大岳山のピストン、体力に自信のある人は奥多摩駅までの縦走って感じで他の部分も歩いてみるともっと楽しめる気がします。
2016年8月5〜7日 杓子岳〜白馬鑓ヶ岳〜白馬岳〜小蓮華山〜白馬乗鞍岳(2泊3日・テント泊)
1日目:猿倉BS~白馬尻小屋~大雪渓~岩室~避難小屋~村営頂上山荘(泊)
2日目:村営頂上山荘~杓子岳頂~白馬槍ヶ岳頂~村営頂上山荘~白馬山荘~白馬岳頂~三国境~小蓮華山~白馬大池山荘(泊)
3日目:白馬大池山荘~白馬乗鞍岳頂~天狗原~栂池自然園~栂池平駅
去年はお仲間さんの都合が悪くなり行けず、先月はお天気が悪くて行けず…と延ばし延ばしになってた白馬岳に遂にお仲間さんと行ってきました!出発前の天気予報は曇り時々雷雨ってゆー、全く良くない感じだったから行き先変更も考えてはいたんだけど、のんびり2泊だからちょっとくらいは晴れ間がでるんじゃない?って楽観的な感じで決行することにしました。
前夜に出発して、中央道で八方バスターミナルにイチバン近い第2駐車場に向かいました。途中、雨がパラついたりして“やっぱりね…”って感じだったけど、駐車場に着いた時には全く降ってなかったので、“このまま降りませんよーに”って祈りながら寝ました。朝、起きてみたら少し雲が出てたものの、晴れててビックリ!まさか晴れるなんて思ってもみなかったら、めっちゃテンション上がりました。
始発の6:00のバスに乗って猿倉へ向かいました。(始発前にタクシーに乗ってるヒトもけっこういました。)猿倉に着くと、ヒトでいっぱい。平日でこんな感じだと土日はすごいことになるんだろーな。まあ、お盆休みが近いから、普段の平日よりは格段にヒトが多いとは思うけど。係りのオジサンが午後から『お天気が崩れるから早めに登った方がいいよ』って誰かに話してるのが聞こえて、急がないとって思ってすぐに出発しました。
少し山道っぽいところを歩くと林道になって、お山が見えて来ました。いいお天気~♪
シラネニンジンとかよく見るお花がちょこちょこ咲いてました。
花火みたいなミヤマシシウド…
鮮やかな青いヤマアジサイが咲く階段をユルユル登って行きました。まだまだ先は長いからね…
久々にお目にかかったタマガワホトトギス。相変わらず、不思議なカタチ。
沢を渡って緩い階段状になった木道を歩いて行くとフサフサのサラシナショウマがニョキニョキ。それ以外にも、ヤマブキショウマとかトリカブトとかソバナとかいろいろ咲いてました。
白いミソガワソウかな?!ここでしか見かけませんでした。薄紫の通常バージョンはこのアタリから大雪渓までたくさん咲いてました。
ちょっとずつ登山道が石ゴロっぽい感じになってきました。樹林帯を抜けたらすでにかなり暑かった~(汗)
シナノオトギリ…かな?
ピンクのフサフサ。カライトソウ…
ヤマハハコも咲き始めてました。
白馬尻小屋に着いた時には汗びっしょり。飲み水は十分に持ってたけど、あまりの汗のかき具合に不安になって空のペットボトルに水を汲んで行くことにしました。小屋の前は広場みたいになってて、大雪渓や白馬岳も見える眺めのいい場所なので、たくさんのヒトが休憩してました。それにしてもホントにいい天気~♪
キオン…かな?
オオレイジンソウ…
大雪渓はやっぱりかなり雪が少ないみたいでした。最初は雪だったりガレだったりしたので、ガッツリ雪になるまではアイゼン付けずに歩きました。傾斜は緩いし、ステップもキレイにできてたので、慎重に歩けば全く問題なかったです。でも、大きなクレバスが何ヶ所かありました。
ガッツリ雪ゾーンになる手前でアイスマスターを装着。雪がグサグサだとあんまり利かないんだけど、適度に固められた雪だったからアイスマスターでちょうど良かったです。何も付けずに登ってたヒトも何人かいたけど、きちんと歩き方ができてないと滑って疲れるだけかも。
ちょっとずつガスり始めたのに気付いてはいたけど、雪渓を登ってる間にかなりガスガスになっちゃいました。登り始める前に薄いソフトシェル着ておいて正解でした。雪渓の上だし、ガスってたし、風が吹くとかなり涼しかったです。
でも、しばらくするとだんだんガスが晴れてきて、いつの間にか青空が戻ってきました。途端にめっちゃ暑くなって、上着を脱ぎたくなりました。雪渓の上では立ち休みとかって聞いてたけど、途中で休める中州?みたいなのがあったので助かっちゃいました(笑)
意外とあっとゆー間に雪渓は終わって(今年は例年になく短いらしい…)アイスマスターを外してちょっと休憩。大雪渓が終わって何となく登り終わった気になっちゃったけど、ここからが登りの本番でした。
いきなりけっこう急な大きな岩の段差を登って行かなくちゃいけなくて、すぐにバテて休憩…。でも、回りに咲いてたお花達が癒してくれました。
シロウマタンポポ…
このアタリにもミソガワソウがまだ咲いてました。
さっきまで青空が見えてたのにまたガスってきちゃって、あんまりキレイな色に撮れなかったタカネナデシコ。でもユルフワな形がカワイイ♡
景色を楽しむには晴れてて欲しいんだけど、この時ばかりはガスってくれてたおかげでかなり涼しくて助かっちゃいました。それでも、お花の写真を撮るのを口実にかなりちょくちょく休みながら登りました。石ゴロの斜面を久々のテン泊装備のデカザックで登って行くのはなかなかキツかったです。相変わらず、体力ないなぁ…
クロトウヒレンの蕾…
珍しく上を向いてるミヤマオダマキ!!!下を向いてるのしか見たことなかった…
ミヤマキンポウゲのお花畑~♪再び青空も少し見えてきていい感じでした。
ミヤマキンポウゲのアップ…
ミヤマカラシ…
まだまだ登って行きました。けっこう登った気がするのに、近くにいたオジサンの話しによるとまだまだまだらしい…(汗)
オオバミゾホオヅキ…
薄紫の小さいお花…なんだろ?
ヒロハコンロンソウ…
わお!ミヤマクワガタも見つけました~♪バンクワとの違いがよくわからない…。葉っぱが違うかな?
イワオウギ…
ウサギギク…
シロウマアカバナ…
なんだ?このめっちゃフワフワしてるのは?シモツケソウかな?
コガネギク…
ヒーヒー言いながら登り続けてると、左手に素敵なカール状の地形が見えてきました。
ちょっとピンクのフワフワ。
鮮やかな紫色のトリカブトもあちこちに咲いてました。
だんだんガスが晴れてきて目指す稜線が見えてきたけど、まだまだ遠い…。お花がたくさん咲いてるからかなり癒されたけど。
さっきまでガスで隠れてた杓子岳も見えてきました。この角度で見るとめっちゃ尖がってたから白馬槍ヶ岳かと思ったけど、杓子岳だったみたい。
この登り、登りが苦手な自分にとっては、お花達がなかったらホントに辛かったかも…。ここはお花の時期に登るに限るなぁ。
白馬頂上山荘が見えてきたアタリでかなり晴れてきちゃいました。草もお花も晴れてた方が絶対にキレイに見えるからウェルカムなんだけど、晴れるととにかく暑いから…(汗)。でも、夏山にキターって感じでめっちゃテンションあがりました。周りのヒト達が『小屋が見えてからが長いんだよ…』とか話してるのが聞こえちゃったけど、聞かなかったことにしました(笑)
ちょーどこのアタリからお花畑になって、さらにお花が増えたのでテンション上がりっぱなし。手前はイタドリかな?
クルマユリもたくさん咲いてました。オレンジが華やか~♪
お花畑の中をどんどん登って行きました。けっこうな登りだけど、こんな景色が見れるならまた来たいって思っちゃう。
お花畑には色んなお花が咲いてました。う~ん、来てヨカッタ♪
イブキジャコウソウ…
タカネナデシコはやっぱり晴れてる時の方が発色いいな~♡
お花畑を過ぎるとキライな階段…。ちょっと曇ってくれてちょーどよかった(苦笑)
階段の途中で振り返ると、杓子岳と自分達が登って来た道をずーっと見渡すことができました。
コウメバチソウ…
最後にちょっと岩っぽいところを登ると白馬頂上山荘に到着しました~!!!
テン場は小屋の裏で、テン場の入口とゆーかトイレの隣には受付兼売店がありました。かなり時間がかかっちゃったから混んでて張るスペースなかったらどーしよって思ってたけど、平日なだけに手前だけちょっとゴミゴミしてたけど、奥は空いてました。でも、奥まで行くのも面倒なので手前の空いてるスペースにテントを張ってとりあえず休憩。今日はピークは1個も踏んでないけど、いい眺めを見れたからそれだけで満足。でも、ヒマになっちゃったのでテン場から稜線にお散歩に行きました。
テン場前もお花畑になってて色んなお花が咲いてました。
イワギキョウ…
稜線に出ると目の前に旭岳が見えました。全然知らないお山だったけど、ヒトが少なくて静かにのんびり登れそうなお山だったから今度は行ってみたいな。そしてテン場の奥の方には、明日、ピストンする予定の杓子岳と白馬槍ヶ岳。なんか、けっこう遠い&アップダウンがすごそうなんですけど(汗)。あそこまでピストンしてきて、その後、デカザックを担いで白馬大池まで歩けるんだろーか…って実はちょっと不安になってたのはナイショです。
そして、そして、今回のメインの白馬岳!!お仲間さん達とおしゃべりしながら、あのピークからはどんな景色が見れるんだろーってワクワク♪ひとしきり景色を堪能してからテントに戻って夜ゴハン~。日中は暑くてあんまり食べてなかったからガッツリ食べました(笑)
夜ゴハン食べてから、『夕陽間に合うんじゃない?』って話しになって再び稜線に行ってみるといい感じの空になってきてました。明日も歩くところだし、そんなに遠くまで歩くつもりはなかったんだけど、杓子岳方面へ少し歩いたところにある丘(丸山)からの眺めが良さそうな気がしたので行ってみました。
夕陽に染まるイワツメクサ…
ムカゴトラノオ…
シュロソウみたい…なんだろ?
丸山からは夕方の絶妙なグラデーションの中に浮かぶ剱岳と毛勝三山が見えました。今年も剱岳は行くタイミングがなさそうだなぁ…。秋に行けるといいけど。
そして、明日行く予定の杓子岳&白馬槍ヶ岳が薄いピンク色に染まってました。
夕陽がゆっくり落ちて行くのをみんなで見届けました。一か八かの天気予報で来たにもかかわらず、昼間は晴れてくれたし、こんなステキな夕暮れが見れたので、この時点でかなり満足しちゃって“明日は雨でも白馬岳のピークだけ踏めればいーかな”って思ってました。
このお天気なら夜中に満天の星空が見えるんじゃ…って思ったにもかかわらずガッツリ寝ちゃって、3時に起きて外を見たらやっぱり満天の星空☆でも、すでに空が明るくなり始めてたので残念ながら写真を撮るのは諦めて杓子岳&白馬槍ヶ岳に向かうことにしました。月明かりもなかったから歩きだした時は真っ暗で何にも見えなくて、足元にだけ集中してて、“すいぶん下らされてるな~”なんて思いながら歩いてると少しずつ白馬岳方面の空が白んできました。
その後は白んできた空を横目に見ながらユルユルと緩ーく登ってたけど、薄明るくなってきた頃からひたすらザレた登りになりました。かなりの斜度があって空身でもキツイのに、テン泊装備で登るのはかなりキツそうな感じでした。足がズルズル下がっちゃいそう…
杓子岳の山頂で日の出を見よーと思って出発したものの、この延々と続くザレ場の登りが全然終わりそーになくて、振り返ると白馬岳方面もかなり明るくなってきちゃってたから“さすがに間に合わないかも…”って心のどこかで諦めつつ登ってました。
ヒーヒー言いながらも何とか杓子岳の山頂に到着~。さすがに朝早かったのと、風が強かったのとでけっこう寒かったのですぐにフリースとウィンドブレーカーを着ました。こんなに寒いとは思わなかったです(汗)。グローブと山専ボトルを置いてきたのは失敗でした…
明るくなってるけどまだお日さまの姿はなかったから、曇ってるのかな?って思ったけど、雲海が出てるもののどー見ても快晴…とゆーことは、これから日の出だ!!ってことで、しばらく待ってると…お日さまキターーーー♪お仲間さんと2人で山頂からの日の出を独占できるなんて贅沢過ぎる!!
キレイなグラデーションの空…
これから向かう白馬槍ヶ岳もオレンジ色に染まってキレイ♪
無事に日の出を見ることができたので、ハイマツで風を避けながら軽く行動食を食べてオナカを満たしてから白馬槍ヶ岳に向けて歩き出しました。この稜線歩きはめちゃくちゃ気持ちよかった~♪イワギキョウも朝日を浴びて気持ちよさそーでした。
一度、下ってから白馬槍ヶ岳に取り付きました。すぐに山頂に着くかな?ってなんとなく思っちゃってたんだけど…
杓子岳みたいな急傾斜はないものの、ザレた九十九折の登りが続きました。ミヤマシオガマ?
下から見た時に山頂だと思い込んでた小ピークを越えたら稜線の先にホントのピークが見えてきました。あとちょっと~
最後は、直登できるルートが目の前にあったけど、登り疲れてきたのであえて右に巻きながら登ることにしました。すると、ちょっと広いところに出て(天狗山荘方面への分岐?)そこからは剱岳と毛勝三山がキレイに見えました。
そして、白馬槍ヶ岳の山頂に到着~
杓子岳からの眺めもよかったけど、ここからは唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳などなどの後立山連峰の山々と遠くに小さく槍ヶ岳、右側に剱岳…と北アルプスの山々を見渡せる絶景スポットでした。
もちろん反対側にはこの後に向かうメインの白馬岳。あそこまで行って、さらにその向こうに越えて行くんだ~、我ながらすごいな~、なんてボンヤリ考えてました(笑)
またしても独占状態の山頂でしばらく景色を堪能してからテン場に戻ることにしました。さすがにこの時間になるとたくさんのヒトたちが歩き始めてました。大きなザックを担いでるヒト達はやっぱりキツそうでした。でも、来年はテン泊装備担いで不帰キレットを通って、五竜岳とかまで縦走したいなぁ…
下りはサクサクなのでお花を探しながら歩きました。
トウヤクリンドウ…
ハナニガナ…
このピンクのお花は…?
杓子岳はさっき登ったので巻道を使いました。それでも、最初はちょっとだけ登り。でも、緩い登りで歩きやすかったのでサクサク進めました。
この巻道でコマクサを発見~♪今シーズン初のコマクサです。登山道のちょっと上とか下とかに咲いてて写真は撮れず。そうそう、予想はしてたけど、ウルップソウは完全に終わってました…残念(涙)
杓子岳を巻き終わった後は比較的平坦なので景色を眺めながらもサクサク歩けました。なかなかいいペース♪
行きは真っ暗な中、九十九折にグングン下ったザレ場。下ってた時に“ここ登るのイヤだなぁ…”って思ってたけど、空身だったので思ったよりはキツくなかったです。この登りの途中にもポツポツとコマクサを発見~♪
シシウドたちと白馬岳…
登りきったところにもコマクサが咲いてました~♪行きは暗くて全然見えなかったけど、このアタリにもポツポツ咲いてたんだな~♡
剱岳と毛勝三山がまだまだキレイに見えてました。あーーー、剱岳に行きたい!!(笑)
戻る途中も所々にお花畑があって、たくさんのお花が咲いてました。
丸山の手前まで戻ってきてピストンした道を振り返ってみました。こんな素敵な稜線をこんないいお天気の中、ほぼ貸切で歩けてめちゃくちゃラッキー♪でした。テント担いで縦走して、白馬槍温泉から下山も考えたけど、今の自分達のレベルだとこのルートは空身の方が景色を堪能できてよかったと思います。
急いだつもりはなかったけど、珍しく(空身だったから?)予定よりも早く戻って来れました。でも、テン場に戻った時には、テントはすでに3張りのみ…。そして、係りのヒト(山荘のヒト?)がテン場の掃除をしてくれてました。1,000円のテン場代は安くないけど、無制限に使えるお水があって、夜中でも電気が点いてるトイレがあって、ゴミのないキレイな場所を提供してくれてると思ったら、決して高くないと思います。ゆっくり朝ゴハンを食べてからテント撤収してメインの白馬岳に出発しました。
再び稜線に出ると、旭岳がキレイに見えてました。登ってるヒトもポツポツ見えました。
そして、まずは白馬山荘に向かいました。直登だけど傾斜が緩いのでテクテク歩いてたら意外とすぐに着きました。
昨日は大賑わいだったテラスもみんな出発した後で静まりかえってました。ここから杓子岳や白馬槍ヶ岳を眺めようと思ってたけど、ガスが出てきちゃってました。朝、快晴の中を歩けたのはホントにラッキーだったなぁ。
ガスったり、晴れたりコロコロ変わる山頂付近を眺めながらユルユルと登って行きました。ここもそんなに急な傾斜じゃなく、歩きやすかったです。
白馬岳のピークに着くと、たくさんのヒトが休憩してました。人気のお山なんだな~って改めて実感(笑)。ゆっくり休憩したい気持ちもあったけど、ガスっててあんまり眺めがよくなかったのと、ヒトが多過ぎてゲンナリしてしまったので少しだけ休憩してすぐに歩くことにしました。
これから歩く稜線もちょっとガスってるけどめちゃくちゃ気持ちよさそ~♪このままお天気が崩れないといーなって思いながら歩いてました。
歩き始めたものの、何となく名残惜しくて白馬岳を振り返りました。ここはきっとまた来るんだろーな…
白馬山荘からはお花は多くなかったんだけど、それでもちょこちょこ咲いてました。めっちゃカワイイ、シコタンソウを発見~
雲に隠れてるところが小蓮華山かな?けっこう距離もあるし、アップダウンもありそうだけど、稜線歩きはやっぱりワクワク♪
基本的には歩きやすい感じだったけど、こんな感じの岩場もちょっとだけありました。
雪倉岳方面に向かう分岐の三国境が見えてきました。あそこまで下って、小蓮華山に登り返し。
ダイモンジソウ…
三国境に到着したところで雪倉岳を眺めながらしっかり目に休憩。たまにガスったりしてたけど、基本的には晴れてるから暑くて暑くて(汗)。テン場からここまでが白馬大池までのだいたい1/3くらいかな?
ジリジリ照りつけるお日さまの下、再び歩き始めました。登ってはちょっと下って、登ってはちょっと下っての繰り返し。登るのがだんだんキツくなってきたけど、周りの景色に助けられました。これ、お天気が悪かったら間違いなく頑張れないな…(苦笑)
振り返ると白馬岳はいつの間にかかなり遠くなってました。
ミヤマコゴメグサ…
アップダウンを繰り返して、小蓮華山のピークに着きました。思ったよりヒトがたくさんいてビックリ。山頂標識は落ちてる上に薄くて読めなかったけど、味のある剣が刺さってました。よくわからない像の上にはお金がたくさん…なんでお金を乗せるんだろ?
そして、遂に稜線の先には白馬大池が見えてきました♪あとちょっとのような、まだまだのような…(笑)。でも、この稜線を歩いて行くのはすごーく気持ち良さそうだなーって思いました。
このアタリにもちょこちょこお花が咲いてて、ハクサンフウロが群生してたりしました。
後は下り基調だ~ってウキウキしながら稜線を歩いてると右手に雪渓らしきものが見えてきました。前日に登った大雪渓かな??
お花の種類が少しずつ変わってきて、チングルマの果穂がたくさん姿を見せ始めました。ポワポワでかわいー♡
ミヤマリンドウも見つけました~♪
小さい白いお花。
もう下りだけだと思ってたのに、まだちょっとした登りがありました。大した距離じゃないけど、ちょっと疲れてきてたからもう登りたくないなーなんて思ったりして。
着いたところは船越ノ頭ってところでした。ガスガスで何も見えなかったし、なんてことない小ピークなのでスル―。でも、1つだけわかったことは、3月に白馬乗鞍岳に来た時に『小蓮華山だ~!!』って興奮してたのは、この船越ノ頭だったってことでした(苦笑)
船越ノ頭にもお花がちょっとだけ…
船頭ノ頭からは緩やかなザレ道をグングン下って行きました。“滑るから注意”みたいな看板があったけど、ここよりも滑りそうな場所、途中にいっぱいあったけどね~(笑)。そして、白馬大池がかなり近くなってきました。お日さまが当たると青くてめっちゃキレイ~☆
リンネソウ。お花が下向いてるからモニター見れなくて手前ボケ(汗)
さらにグングン下って行くと、一面チングルマになりました。お日さまにあたってめっちゃキラキラ。お花の時もすごい眺めだったんだろーな。
途中ですれ違ったオジサンが『昨日はテン場が激混みだったよ』って言ってたから、張るところあるかなー?って心配してたけど、テン場はかなり空いてました。でも、テントがちゃんと整列してたから、場所の指定とかあるのかな?って思ったけどそんなこともなく、前日が混み過ぎで場所がなくて池の方まで解放して大変だったから、隙間なく張ってくださいって受付の時にお願いされただけでした。きっと、前日はすれ違った学生の団体さん達が居たから混んでただけで、この日のテン場は空いてました。テントを張ってる間に池の上はどんどんガスってきて、夜ゴハンを食べようとした時には風も強かったです。それでも、時折、陽が差したのでその瞬間を狙ってチングルマを激写しました。
夕陽は見れなくて残念だったけど、幻想的なチングルマ畑が見れてよかったです。夕陽は前日に堪能できたしね。
夜ゴハンの後、おしゃべりしてたらだんだんテン場自体もガスってきて、しまいにはガスで真っ白になって湿っぽくなって寒くなってきたので寝ることにしました。今日こそ星空撮影しよーって思ってたけど、このガスじゃ無理かなって思いながらも、一応、夜中にアラームセットして起きてみると…満天の星空☆天の川もキレイに見えてサイコー♡
翌朝、起きたらまたしても快晴!ウキウキしながら朝ゴハン食べて、テントを撤収して、出発~。栂池自然園の開園時間を小屋のヒトに聞いたら、ロープウェーの始発からやってるはずとのことだったので急いで出発しました。最初は、ゴロゴロのデッカイ岩の上をユルユル登って行きました。ヒトが歩くところはある程度平らにならされてるので歩きやすかったです。白馬大池と逆小蓮華山。空も池も青い~♪
しばらくするとゴロゴロの傾斜がちょっとキツくなってきたけど、意外と歩きやすかったのでグイグイ登って行けました。いっぱい寝たから元気だったし(笑)。しばらくすると、見覚えのある白馬乗鞍岳のケルンが見えてきました。
白馬乗鞍岳に到着~。3月に来た時とずいぶん眺めが違いました。雪がないとこんな感じなんだな~って感じでした。やっぱり、同じお山でも季節を変えて登りたいなっ
このアタリにはシャジンがたくさん咲いてました。
そして、ここからが激下り…。岩ゴロなところをグイグイ下って行きました。
ひとしきり下って振り返り…
さらに岩ゴロの上を下って行きました。途中、矢印がアッチにもコッチにもあって、ルートがわかりにくいところがあったけど、基本的には足を置きやすいところを選んで下れば大丈夫っぽいです。なかなか終わらない岩ゴロゴロ地帯…でも、やっと栂池自然園が見えて来ました。下りだから楽勝~って軽くみてたけど、何気に時間かかっちゃいました(汗)
樹林帯の岩ゴロを下りきると天狗原に出ました。雪の時はあっとゆー間に下れたけど、夏道…特にこんな岩ゴロな道はけっこう時間がかかるとゆーことを痛感しました。
天狗原からもまだまだ下りました。岩とゆーよりは石ゴロって感じでした。下の方は階段になってたかな?登って来るヒトがけっこういたけど、こっちから登るのはけっこうキツそーだなーと思いました。あんまり眺めもないしね…。登りは大雪渓からが眺めもいいし、お花もたくさん咲いてるし、断然いいような気がします。
下りだから時間巻けると思ってたのに思うように巻けずに栂池自然園に着きました。渋滞回避のために早めのバスに乗りたかったから、栂池自然園を歩ける時間はたった1時間…(汗)
オオヒョウタンボク…
木道をズンズン歩いて行きました。時間が早いからか、お花が少ないからか、ヒトは少なめ。
天狗原からの下山道にもちょこちょこ咲いてたイワイチョウ…
イワショウブはたくさん咲いてました。
なんだか妖艶な(笑)モウセンゴケ…
オヤマリンドウ…
ミヤマシシウド…
おいしそーなサンカヨウの実…
オオバタケシマラン…
奥の方は行けてないからどーなってるかわからないけど、思ってたよりお花が多くなかったから1時間で十分かなって感じでした。7月とかもっと早い時期の方がいいのかもしれないです。
栂池山荘でご褒美のソフトクリームを買って食べながらロープウェー駅に向かって、ロープウェーとゴンドラを乗り継いで無事に下山しました。バスにもすんなり乗れて、中央道も少し渋滞しただけで夕方にはおうちに帰ってくることができました。
ずっと行きたいと思ってた白馬三山…。事前の天気予報ではどーなることかと思ったけど、行ってみたら3日間晴れっぱなし!!半日だけでも晴れてくれれば…、白馬岳だけでも登れれば…と思って半ば諦めて出掛けたのに、たくさんのお花と雄大な景色と満天の星空を眺めながら、予定通りの行程を満喫できて大満足でした。でも、久々にテントを担いだら軽量化したにもかかわらずキツかったので、これから秋に向けて荷物も多くなるし、もっと体力つけて担ぎ慣れないとなって感じです。そして、来シーズンには不帰キレットをテン泊装備で歩けるようになりたいなぁ…
今シーズンは東北方面のお山にけっこう登ってて、東北のお山はいいなぁ~なんて思ってたけど、北アルプスのこの雄大な景色を見ちゃうとまた北アルプスを歩きたいなって思っちゃいます。やっぱり中毒性があるな~(笑)
2016年7月30日 那須岳/茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳(日帰り)
峠の茶屋P~峰の茶屋跡避難小屋~茶臼岳頂~峰の茶屋跡避難小屋~朝日の肩~朝日岳頂~朝日の肩~1900m地点~清水平~北温泉分岐~三本槍岳頂~北温泉分岐~清水平~1900m地点~朝日の肩~峰の茶屋跡避難小屋~峠の茶屋P
梅雨明けしたにもかかわらず、相変わらずお天気は不安定なまま。毎日、天気予報とにらめっこしても、どこが晴れるのか全く読めず…。そろそろ、北アルプスに行きたいな~と思ってたけど、高山は軒並みビミョーな予報だったので、少しでもマシそうな那須岳にお仲間さんと行ってきました!雨が降らずに、ちょっとでも晴れ間が出ればいーやくらいの気持ちで向かったんだけど…
前夜に出発して、峠の茶屋駐車場に向かいました。途中、少しガスったけど、駐車場に着いた時には満天の星空~☆思った以上にたくさん車が停まってて、星空撮影しに来てるヒトもいたカモ?あまりにキレイだったから、星空撮影にチャレンジしよーと思ったけど、ひっきりなしに車がきてライトがピカピカするし、ミニ三脚のセッティングは上手く行かないし、眠いし、ですぐに寝ちゃいました(笑)
朝起きるとなんと予想外の快晴!!!真っ青な空にお日さまが登り始めてました。一気にテンションが上がったので、朝ゴハンをサクッと食べて出発~。さっそく、ウラジロタデがお出迎えしてくれました。
鳥居をくぐって、カワイイ帽子を被った狛犬に挨拶して、山の神に“無事に歩いて来れますよーに”とお祈りしてからユルユルと階段を登り始めました。
途中、木々の間から覗くと雲海が見えてました。
階段をどんどん登って行きました。朝なのにすでにかなり暑くて汗ダラダラ。お花の写真を撮りつつ、休憩しながら歩きました。
シナノオトギリ…かな?
しばらくすると、茶臼岳がチラリと見えました。
ミヤマホツツジ…
ホツツジ…
ネバリノギラン…かな?
階段を登りきると開けたところに出て、目の前には茶臼岳が少し大きく見えるようになりました。
ブルーベリーみたいな実…
うーんと、これ何だっけ?
何の実だろ?
シラネニンジンはあちこちにすごーくたくさん咲いてました。今回、イチバンたくさん見たのは間違いなくシラネニンジンでした。地味なお花だけど、さすがに群生してるとキレイでした~♡
右手に後で向かう朝日岳を見ながら…
緩い傾斜のザレた道を登って行きました。途中に風穴があったんだけど、ホントにホントに暑かったからめっちゃ救われました~
振り返ると相変わらずの雲海。お日さま、ピカピカ。
峰の茶屋跡避難小屋に到着するとたくさんのヒトが休憩してました。自分達はお天気のいいうちに…と休憩せずに1つ目のピークの茶臼岳を目指しました。
牛首への分岐の硫黄鉱泉跡からは火山らしく大きな岩がゴロゴロ…。でも、キツイ登りはないし、ちゃんと整備されてたから登りやすかったです。
最後にちょっとだけ急なところを登ると…
お釜口に出ました。お釜の向こう側には山頂らしきところが見えました。
お釜の周りを半周回って、鳥居をくぐって1つ目の茶臼岳の山頂に到着~♪ピークっぽさはないピークだったけど(笑)
山頂からは、いわゆる裏那須方面がよく見えました。歩いたら気持ち良さそうなゆるやかな稜線。紅葉時期がかなりいいらしいので、秋にはあのアタリを歩いてみたいです。
しばらく景色を楽しんでから、残り半周を回ってお釜口の分岐に戻りました。
途中、ガスが噴出しているところがありました。かなり覗きこまないと見えなかったので気をつけた方がいいカモ。
この後、歩いていく道がキレイに見えてました。あの稜線を歩いて行けるのかと思うとワクワクしました。でも、少し前までは快晴だったのに、少しずつガスが流れてきてるのが気になりました…
茶臼岳のお釜。“へ~”って感じでした(笑)。ここが噴火する可能性もあるってゆーんだから、何だかちょっと不思議。
お釜口分岐からは、登って来た道をひたすら下りました。日差しが強すぎて、下っててもめちゃくちゃ暑かったです。木が生えてないから日影がほとんどなくて、大きな岩のカゲが唯一涼める場所でした。
避難小屋前で軽く休憩してから2つ目のピーク、朝日岳に向かいました。少し歩いたところから右手を見るとさっき登ってきた茶臼岳がよく見えました。
ヨツバヒヨドリ…
アカモノの実…。この間までカワイイお花をアチコチのお山で見かけたのに、もう実になっちゃってました。
さっきまでは青空だったのに、いつの間にか向かう先はガスに包まれ始めてました…
でも、たまーにガスが薄くなったりして朝日岳の山頂がチラリ。
恵比寿大黒付近にはミヤマシャジンがたくさん咲いてました。カワイイ~♡
コチラの黄色のお花もたっくさん咲いてました。近くにいたオジサンが『ハクサンオミナエシだよ』って教えてくれました。コキンレイカのことみたいです。
コメツツジの咲き残り…
このアタリからちょっとずつ登りになってきました。前にはヒトが多すぎたので振り返ったところ。最初は石段っぽくなってて、一応鎖もあって登りやすい感じ。
ゴロゴロと岩のある間の赤土の上を登って行きました。ボチボチ斜度があって、濡れてたら何気に足が滑りそうな感じ。
ゴツゴツとした岩と赤土の殺伐としたところなのに、白っぽいミヤマシャジンが健気に咲いてました。やっぱりギャップって大切(笑)
相変わらず振り向いた写真だけど、まだまだ登って行きます。このアタリは急でみんなペースが落ちるから、けっこう前が詰まってました。まあ、自分達もノロノロなんだけど。
鎖ゾーンの最後はそれまでの石段じゃなくなって、小さめの岩がゴロゴロしてちょっと歩きにくい感じ。難しくはないので、ゆっくり行けば誰でも登れます。
やっと登った~と一息ついてから、今度は崖っぽいところをトラバース。道幅は少し狭いけど、高度感はあまりないし、鎖もあるので誰でも歩けます。
最後にザレザレの急斜面を登ると朝日の肩に到着。ここでもたくさんのヒトが休憩してました。相変わらずガスってる感じだったけど、ちょっとだけ休憩してからザックをデポって朝日岳頂に向かいました。朝日岳まではかなり歩きやすくなってました。
山頂に向かう途中に咲いてたウラジロタデとミヤマシャジンのコラボ。カワイイ~♡
お花に気を取られてるうちにあっとゆー間に朝日岳頂に到着~♪トンボがたっくさん飛んでました。
相変わらずあたりはガスに包まれてて遠景は全く見ることができなかったので、さっさと朝日の肩に戻しました。かろうじて見えてたのはこれから向かう縦走路の途中まで。
キレイに放射状に咲いてたシラネニンジン…
朝日の肩に戻って、まずは熊見曽根に向かいます。晴れてたら気持ちのいい稜線なんだろーけど…。しかも、トンボがいっぱい写り込んでる(汗)
そして、熊見曽根を越えて1900m地点に向かいました。ちなみに、熊見曽根を左に行くと三斗小屋方面みたいです。
1900m地点からは清水平に向かって一気に下りました。ってゆーか、かなり下りましたょ…。下ってる時から帰りの登り返しを考えてちょっとグッタリしちゃいました。
階段をしこたま下った後は、岩ゴロの道をゆるーく下って行きました。
ノギラン…
清水平には木道が敷かれていました。水気がなくてあんまり湿原って感じではなかったです。
清水平を過ぎると両側に笹や木が生えてる道に突入しました。ゆるーく登って行きます。
ブルーベリー見たいな実のまだ赤いヤツ(笑)
しばらくすると北温泉分岐に到着。少しだけガスが晴れてきて、三本槍岳っぽいモノが見えてきました。“あそこまで登るのか―。けっこう遠いなー”ってゆーのが正直な感想でした(苦笑)
せっかく登ったのにまた下りました。鬱蒼と木が生えてて、湿っぽくて、岩とか地面とかもちょっと滑りそうな感じでした。
下りきって少し平坦なところを歩くと最後の登りがやってきました。ここの階段とゆーか段差が大きくて登りにくかった~(汗)
何かのお花の終わったところ?
アザミ…何アザミだろ?
オヤマリンドウはまだ蕾ばかりでした。蕾もカワイかったけど。
振り返ると少しガスが晴れてて、清水平と歩いて来た道が良く見えました。
ウスユキソウ…
ショウマ系かな…なんだろ?
赤く色づき始めたナナカマド…
このアタリはミヤマシャジンが道の両脇を飾ってくれてました♡
シナノオトギリもこのアタリにはたくさん咲いてました。
ナナカマドの実。そろそろ真っ赤になるのかなー?
ゆっくりゆっくり登って行くと三本槍岳の山頂に着きました。ガスガスで全く展望はないのに、たくさんのヒトが休憩してました。そして、ありえない数のトンボ!トンボ!トンボ!異常発生したんじゃないかってくらいの数ででした。茶臼岳にも朝日岳にも登山道にもトンボはいたけど、ココはヤバイくらいの数でした。喋ってたら口に飛び込んで来るんじゃないか…ってくらい(笑)
晴れ待ちしつつランチ休憩してたけど、結局、一瞬しかガスはなくならなかったので、諦めて下山開始しました。下ったり、登ったり、下ったりして清水平に戻るとだんだんガスが晴れてきて、遠くに朝日岳が見えるようになってました。
そして、1900mへの登り返し…
コウゾリナ…かな?
登ります…
登ってる途中からガスがどんどん晴れてきて、景色が見えてくるとテンションが上がってきました。
まだまだ登ります…。下から見た時はこの登り返しにグッタリしちゃったけど、登ってみたら意外とすんなり登れちゃいました。眺めがよくなってきたからかもしれないけど。
最後はケルンの脇をユルユルと登ると…
1900m地点に戻ってきました。この頃にはかなり晴れてきて、朝日岳も茶臼岳もよく見えるようになりました。朝日岳の山頂のヒトの多さはすごかったな~。ここは那須連山がぐるっと見渡せてなかなかいいポイント。この後はほとんど下り基調なので、茶臼岳に向かってドンドン下って行きました。
アカショウマ…
朝日の肩から見た朝日岳。さっきは完全に曇ってたけど、青空にシュッと立ってる緑色の姿がなかなか凛々しくていー感じ。
ここからはザレた急斜面を激下り。幸い、ほとんどヒトがいなかったけど、ヒトが多い時は落石注意な場所です。
トラバース道を戻ります…
そして、鎖場を激下り。登りの時に比べてヒトが少なかったので下りやすかったです。
すごい色合いの岩…。巨大なキノコみたいでした。
振り返ると岩場をドンドンヒトが下りてきていました。
避難小屋前まで戻ってきて、休憩することなく駐車場までひたすら下りました。登りの時に見つけたお気に入りのコバギボウシにいい感じにお日さまが当たってました。
駐車場に戻ってくるとほぼ満車状態になってました。そして、ガスも雲もなくなってかなりの激暑!!あまりに暑かったので、ICに向かう途中の道の駅でおいしーソフトクリームを食べてカラダを冷ましました。高速は渋滞せずすんなりだったのに、帰りの時間が早かったから下道が混んでた…(泣)
茶臼岳、朝日岳、三本槍岳と3つのピークを踏んだけど、それぞれ違った雰囲気で縦走してて楽しかったです。予想以上にお天気は良かったし、お花も咲いてたし、火山っぽいゴツゴツした感じもかなり好みな感じでした。三本槍岳まで行くには多少の体力が必要だけど、全体的に登山道はすごく整備されているので、茶臼岳までならお散歩気分で来れちゃうと思います。
秋には裏那須に紅葉を見に来たいし、厳冬期の茶臼岳にも登ってみたいな~と思います!
2016年7月23~24日 燧ヶ岳(1泊2日・テント泊)
1日目:鳩待峠~山ノ鼻~竜宮~見晴~燧ヶ岳頂~見晴(泊)
2日目:見晴~竜宮~山ノ鼻~鳩待峠
そろそろアルプスに行きたいな~と思いつつも、梅雨明けしないから天気予報はパッとせず。先週の雨降り登山でしばらく雨は避けたいな~と思ってたので、梅雨明けした北陸方面に行きたいとも思ったんだけど、やっぱりかなり遠いかな?ってことで、比較的、お天気が良さそうな予感がする燧ヶ岳にお仲間さんと行ってきました!今回は、10日前に見晴新道が開通したってことで、鳩待峠からアプローチ。多少、お天気が悪くても、尾瀬ヶ原でちょっとは楽しめるかな~と思って。
前夜にお仲間さんと集合して戸倉の駐車場へ。日が変わってからの到着になったけど、第一駐車場もまだまだ余裕がありました。少しだけ仮眠して、始発のバスで鳩待峠へ。並んだりしなくてもすんなり乗れちゃいました。尾瀬ヶ原だけのハイキングで、ゆっくり行動するヒトが多いのかも。でも、バスに乗れなくてもジャンボタクシーが乗り合いでバンバン走ってるので全く問題なし。
鳩待峠に着いた時は少しガスってたけど、晴れそーな感じだったので、逆に涼しくていーかなって感じで歩き始めました。最初は、ちょっと滑る石段をドンドン下りました。何年か前にお友達とハイキングに来た時、帰りのこの登りがめちゃくちゃキツかったんだよね…。石段を下りきると木道になりました。お花もちょこちょこ咲いててテンションがあがりました。
ソバナ…かなぁ?
水滴をプツプツつけてたカラマツソウ…
1輪しかみつけられなかったミヤマオダマキ…
ヘビイチゴ…かな?
ヨツバヒヨドリはこのままの方がカワイイよね(笑)
かなり強い香りを放ってたオオウバユリ…
マルバダケブキ…
山ノ鼻を通って湿原に出ると、青空が広がり始めてました~♪振り返って見ると至仏山が姿を見せ始めてて、進む木道の遥か先には燧ヶ岳も見えてきました。
コバギボウシ…
アブラガヤ…
ノアザミ…
至仏山がかなり見えるようになってきました。完全に晴れそーな感じ♪
ちょっと遠くにコオニユリ。色が鮮やかで目立つ~
池塘に写り込むお日さまがキラキラ~☆
モウセンゴケかな?ちょーど木道が高くなってるところで、近づけなかった…
逆さ燧ヶ岳!!風があってキレイに映らなかったけど(汗)
振り返ると至仏山がめっちゃキレイに見えるよーになってました。
オゼミズギク…
数輪しか見当たらなかったニッコウキスゲの咲き残り…
トモエソウ…
オオマルバノホロシ…
お花たちに足止めされてなかなか進まず(汗)。燧ヶ岳はまだまだ遠い…
竜宮小屋を過ぎて、尻沼川を渡って、群馬県から福島県に入るとだんだん燧ヶ岳が近づいてきた気がしました。
オトギリソウ…
オゼタイゲキ…
ちょっと風が出てきて、お花がユラユラ揺れてなかなか写真が撮れなくなってきちゃったので、最後はサクサク歩いて見晴に到着。さすがにテン場はまだ空いてて、4~5張くらいしかなかったです。テントを張ってからさっそく燧ヶ岳に登ることにしました。
テン場に咲いてたゲンノショウコ。現の証拠という意味で薬効が現れることに基づくらしいです。
そのお隣に咲いてた白いお花も色違いのゲンノショウコ。
最初は、キレイな木道をテクテク歩いて行きました。オオカメノキの実が赤くなりかけてたなぁ…
木道の後はちょっと石ゴロのところを通って、階段ぽい感じに。このアタリは歩きやすいな~って感じだったんだけど…
旧見晴新道にはロープが張られてて、旧道の右側に新見晴新道ができてました。背の高い笹を刈って作ってくれたみたいで、まだ、切ったばっかりの笹の先端が道からニョキニョキ…。転んだらオシリとか手にグサっと刺さりそー(汗)
だんだん傾斜がキツクなってきて、かなりの急斜面に。倒れてる笹の茎?枝?で滑りそーなので周りの笹を掴みながら登って行きました。こんなのが3回くらいありました。
完全に道になってなくて、ロープが張ってあるところもありました。けっこう滑るから、ロープがあって助かりました。
土がヌルヌルで滑るところがあったり、岩があったり、倒木があったりとなかなか手強かったです。でも、標高100m毎に標識があったので、カウントしながらゆっくり登りました。
岩場ゾーンに突入。『これからこの岩場登るの?大変ねぇ…』ってすれ違ったオバサマに言われたんだけど、大した岩場じゃなかったです。むしろ、笹ゾーンよりはるかに楽だったし、楽しかった~
大きな岩の部分とガレの部分のミックスでした。
ザレっぽいところに出るとさっきからチラチラ見えてた山頂が見ハッキリと見えました。
最後の岩場を登って、再びザレを少し登ると柴安嵓のピークに到着~♪
思ったよりヒトは多くなくて、隣のピークの俎嵓の方が混んでる気がしました。こっちの方が標高高いから、タイミングの問題だろーけど…。今回は、下山にも難儀しそーなので柴安嵓のみ。次は御池から俎嵓にも登りたいな~
尾瀬沼方面。こっちもまた次の機会に歩いてみたいな。
朝、歩いて来た尾瀬ヶ原方面。至仏山には雲がかかってるみたいに見えるけど、どーなんだろ?
平ヶ岳方面。来年こそ登って見たいお山!こんなにカメ足でも日帰りできるのか…不安(汗)
ランチしながら景色を堪能して下山することにしました。お山にも少しだけお花が咲いてました。
ヤマハハコ…
ハナニガナ …
アザミ…
登ってる時は気付かなかったけど、なかなかの急斜面。ザレ場もガレ場も石を落とさないよーに注意して下りました。
少し下ったら尾瀬ヶ原が近くなりました。いいところだなぁ…
樹林帯にはあんまりお花は咲いてなかったな~。
このお花はなんでしょ…?
カワイイキノコ…
ギンリョウソウ…
ヌルヌルの泥に足をとられたり、急傾斜を笹で滑ったりしながらも何とか転ばずに下山。こんなに神経使って下山したの久々かも(苦笑)。テン場に戻ったら、いつの間にかテントでいっぱいになっ賑やかになってました。夕焼けも見れなかったし、星もダメそーだったので、夜ゴハンを食べてすぐに寝ちゃいました。
朝、起きたらなんとなく予想通りのガッスガス。朝焼けとか全く無理でした(涙)。長居する理由もないので、ささっと朝ゴハンを食べて駐車場に向けて出発~。でも、ガスのかかった尾瀬ヶ原も幻想的でよかなかなかよかったです。
前日は風で撮れなかったキンコウカ。一輪だけサワランを見つけたけど、暗くて撮れなかった…
タカネアオヤギソウ…
再び沼尻川を渡って、福島県から群馬県に戻りました。まだ、曇ってたのもあったけど、ピストンだから帰りの方が早かったな~(笑)
ドクゼリ…
ネジバナ…曇ってたからピンク色がキレイに出なかった(泣)
行きはスル―したんだけど、帰りは時間があったから竜宮現象に寄ってみました。竜宮現象の入口…渦は巻いてなかったです。時期とか水量とかに関係するのかな?
竜宮現象の出口…。少し水が噴き出てるっぽいところがあったけど、よくわからなかった(笑)
気の早いナナカマドの葉っぱが赤く色づいてました。今年は秋が来るのも早そう…
サワギキョウと同じくらいたくさん咲いてたのがコバギボウシでした。カワイイお花♪
だんだんガスが薄くなってきて、青空が広がってきました。やっぱり、こーじゃないとねー
大きな実…何の実だろ?
さらに晴れてきて、至仏山も見えきました。2日続けて、こんないいお天気で尾瀬ヶ原を歩けるなんてラッキー♪でした。
しょんぼり残ってたワタスゲ…
すでにお花は終わったワレモコウ…
振り返ると、前日に登った燧ヶ岳もいつの間にか姿を現してました。朝は雲隠れして、全く見えなかったのに…
至仏山もスッキリ晴れてました。ついでに登りたい気もしたけど、帰ります…
池塘に映る雲とお日さま。
シモツケソウ…
このお花はなんだろ?
シシウド…かな?
山の鼻から樹林帯に入ったら、人気がなくなったと思ったんだけど…
なんだろ?
モミジカラマツ…
階段でキツクなってきたアタリから団体さんと何組もすれ違うことになって、『オハヨーゴザイマース』『コンニチワ~』の嵐(苦笑)
カニコウモリ…
一度、階段が終わって平坦になるんだけど…
最後はずっと登りでこの階段の後に石段が続きました。急ぐ理由もないので、息が切れないくらいのノンビリペースで上がって行きました。
オオカニコウモリ…
枯れかかってるエイレンソウ…
鳩待峠に着くとすっかり晴れ渡ってて、めっちゃ暑くて、売店で買って食べた花豆のソフトクリームがむちゃくちゃおいしかった~
バスの出発時間までちょっと時間があるな~って思ってたけど、人数集まってジャンボタクシーが出てくれたので予定より早く駐車場に戻れました。さすがに時間も早かったから関越道が渋滞することもなくすんなりと帰ってきました。
尾瀬ヶ原お散歩からの燧ヶ岳アタック…1日目の行動時間はちょっと眺めだったけど、お天気も良くてなかなか楽しめました。でも、見晴新道はもう使いたくないので(苦笑)、今度行く時にはやっぱり御池からのピストンにすしまーす!
2016年7月17日 月山(日帰り?)
姥沢駐車場~リフト下駅~リフト上駅~牛首下分岐~牛首~月山神社~牛首~金姥~姥ヶ岳~リフト上駅~リフト下駅~姥沢駐車場
東北遠征2日目は、お仲間さん達と月山に行ってきました!朝からお天気が悪かったので、予定してた8合目からのルートは諦めて、リフトを使う最短ルートに変更しました。それでも、雨の中の登山はなかなか気持ちが萎えたけどね…
姥沢駐車場に着いた時は雨も降ってなかったから“このまま降らないといいな~”なんて言いながらリフト乗り場までテクテク歩きました。ビミョーな上り坂でビミョーに距離があって、しかも協力金200円をもれなく払わされます。でも、アタリにはまだかわいいピンクのタニウツギが咲いてて、ちょとだけ癒されました。
リフトに乗ると、リフト下にはニッコウキスゲがたくさん咲いてました。“なかなかいい眺め~♪”なんて思ってたのも束の間、雨がポツポツ…。ザックカバー装着して、ウィンドブレーカー着て、傘を差してリフトに乗ってたけど、どんどん雨足は強くなってきちゃいました。
リフトの上から見えたお山が月山かな~?と思ってとりあえず写してみたけど、たぶんこれは姥ヶ岳(苦笑)
リフトを降りると本降りになってたので、小屋でレインパンツを履いてから歩き出すことにしました。月山って標識?看板?があったけど、後ろのお山はやっぱり月山じゃないよね?姥ヶ岳だよね?紛らわしいな…
登山道は歩きやすい木道がしばらく続きました。雨で濡れてたけど、そんなに滑らなかったな。
青々とした緑の中に続く木道を歩いて行きました。晴れてたらかなり眺めがよくて気持ちのいいお散歩になっただろーにね…
雨の中、傘をさして歩いてたから、あんまり写真撮らなかったんだけど、お花くらいしか楽しみがない感じだったので、ちょこっとだけ撮ってみました。カメラを濡らしたくなかったから、やっつけ感が否めない(汗)
一時はガスで見えなくなってた上の方が見えてきました。でも、山頂がどこなのかはよわからず。当初は、八合目の弥陀ヶ原から登る予定だったから、自分が歩くところをあんまり把握できてなくて…
ほとんどアップダウンのない木道をひたすら山頂だけを目指して歩いて行きました。お花は咲いてたけど、全然テンションは上がらず、できることなら戻りたい気持ちもあったけど、滅多に来れるお山じゃないからもったいないから仕方なく歩いてるって感じでした(苦笑)
ナナカマド…
ミネカエデ…かな?
雪渓が出てきました。さすがは月山、スキー担いで歩いてるヒト達もけっこういたし。でも、思ったよりかなり雪は少ないかも。7月いっぱいはシーズンだと思ってたけど、この状態じゃもうほとんど滑れないんじゃないかなぁ?
キレイにたくさん群生してた葉っぱ。なんの葉っぱだろ?
雪渓はじゃーじゃー勢いよく雪解けしてました。もーすぐなくなっちゃいそう…
平坦だと思って油断してたらゆるーく登りになりました。そりゃ、少しは登っていかないといつまでも山頂に着かないもんね…
登りきると石畳になりました。相変わらず歩きやすいです。牛首分岐の少し先にはたくさんベンチもありました。
ヒナザクラはめっちゃ群生してたけど、閉じてるモノばかりでした。晴れたらお花が開くのかもだけど、残念…(涙)
その後、けっこう急な石段を登らされました。今までユルユルで油断してただけにキツかった…。とにかく無心で登って振り返ってみました。
階段の後は雪渓になりました。雪質はかなりカタかったけど、スプーンカットになってたから、窪みに足を置けば問題ない感じでした。ロープが張ってあったけど、たぶん、単なるガイドで持つためのモノではない気がします…。下りは滑りそーだから、できればここは使いたくないなぁって思ってました。
雪渓が終わると、岩ゴロゴロ地帯になりました。少しずつ標高が上がって、風も強くなってきました。
ミツババイカオウレン…かな?
マルバシモツケ…
トリアシショウマ…
ナンブタカネアザミ…
ウサギギク…
道が狭くなってるところがあるのに下山のヒトが増えてきて、すれ違いに時間がかかったり、団体さんが前にいたりしたので、立ち止まる回数が増えてきました。
とにかく少しずつ登ってはいるものの、先が全然見えない…。めちゃくちゃ長く感じました。
まだかな、まだかなー?と思いながら、石段を登って行きました。
登りきったところにはお地蔵さまがいました。延命地蔵だそーで、手を合わせておきました。少しは延命したかしらん?(笑)
お地蔵さまの少し先にあった神社。
神社を過ぎると登りは終わって平坦になりました。でも、相変わらずのガスガスでどーなってるかよくわからなかったです。しかも、風がめっちゃ強くて寒かった~
ミヤマウスユキソウ…
なんとか咲き残ってたコバイケイソウ…
しばらく平坦なところを歩いて行くと頂上山荘に着きました。すでに山頂の神社は薄っすら見えてました。最後の階段を登って、山頂神社に到着~。参拝には500円必要だし、神社内の撮影は禁止なので、鳥居の前で写真を撮って、すぐに下山しました。三角点はどこかにあるのかもしれなかったけどわからず…
これは何だろ…?
風が強くてめちゃくちゃ寒かったから、どんどん下山しました。あの雪渓を下りたくなかったので、牛首から姥ヶ岳方面に向かいました。キレイな石畳でさらに歩きやすかったです。
雪渓も3ヶ所くらいはあったけど、ほぼ平坦だったので全く問題なし。ガスの中からガリガリとスノボを滑ってる音がしてちょっと不気味でした。こんなコンディションで滑っても楽しくないだろーけど、それでも滑りたい時ってあるんだよね(苦笑)
なにかの実…
タカネアオヤギソウ…
基本的に平坦な道だったけど、姥ヶ岳へはさすがにちょっとだけ登ってました。
これはなんだろ…?
小さいお花がたくさん咲いてました。晴れてたらめちゃくちゃキレイだっただろーに。
ニッコウキスゲもたくさん咲いてました。晴れてたら…
ニッコウキスゲに両脇を飾られた木道をどんどん歩きました。ガスガスで少し先までしか見えないのがホントに残念すぎる。
とゆーことで、姥ヶ岳山頂に着きました。この時は、とにかく一刻も早く下山したいとしか思ってなかったな。
この後もお花がたくさん咲いてました。晴れてたら…
分岐に出てからは一度通った道なので、お花を見ることもなくひたすら下りました。リフトに乗っても冷たい雨は降り続いてました…。オナカはめちゃ空いてたし、濡れて寒いしで、ビチャビチャな上着とレインを脱いでリフト乗り場にある食堂でランチしました。温かい月山ラーメンがめちゃくちゃ美味しかったよ~♪(涙)
駐車場から道の駅に移動したら、何気にお天気はよくなって、しかもかなり暑かったです。下界のお天気はそこそこだったってことかなー?東北道で少しだけ渋滞があったものの、ほぼ順調に帰ってくることができました。
お天気の悪い中、無理して登ってみたものの、月山には山頂標識がないからピーク踏んだって感じもしないし、なんだかとっても消化不良な感じ…。お花がたくさん咲いてたのと、きちんと整備されてて簡単に登れたってことと、信仰のお山で参拝者がとくかく多いってことくらいしか記憶にないです(笑)。また、こっち方面に来ることがあれば、今度はお天気の良い時に弥陀ヶ原から登って見たいなぁ。